JPS62106765A - 医療用袋 - Google Patents
医療用袋Info
- Publication number
- JPS62106765A JPS62106765A JP60244199A JP24419985A JPS62106765A JP S62106765 A JPS62106765 A JP S62106765A JP 60244199 A JP60244199 A JP 60244199A JP 24419985 A JP24419985 A JP 24419985A JP S62106765 A JPS62106765 A JP S62106765A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ethylene
- propylene
- weight
- random copolymer
- bag
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産−シ上の才1
本発明は衛生性、柔軟性、透明性、耐熱性などにすぐれ
た血液、薬液などを入れる医療用袋シこ関する。さらに
くわしくは、内外層および中間層が積層されてなり、内
外層がエチレンの含有量が0.1重量%ないし4.0重
砥%未満であるプロピレン−エチレンランダム共重合体
であり、中間層がエチレンの含有量が4.0〜20.0
重量%であるプロピレン−エチレンランダム共重合体ま
たは多くとも20重量%のエチレン−プロピレン系ゴム
ヲ含有t ル81プロピレンーエチレンランダム共重合
体であることを特徴とする医療用袋に関するものであり
、衛生性、柔軟性、透明性、耐熱性などにすぐれた血液
、薬液などを入れる医療用袋を提供することを目的とす
るものである。
た血液、薬液などを入れる医療用袋シこ関する。さらに
くわしくは、内外層および中間層が積層されてなり、内
外層がエチレンの含有量が0.1重量%ないし4.0重
砥%未満であるプロピレン−エチレンランダム共重合体
であり、中間層がエチレンの含有量が4.0〜20.0
重量%であるプロピレン−エチレンランダム共重合体ま
たは多くとも20重量%のエチレン−プロピレン系ゴム
ヲ含有t ル81プロピレンーエチレンランダム共重合
体であることを特徴とする医療用袋に関するものであり
、衛生性、柔軟性、透明性、耐熱性などにすぐれた血液
、薬液などを入れる医療用袋を提供することを目的とす
るものである。
良久二丑3
現在、医療用容器として、ガラス、ポリエチレン、ポリ
プロピレンなどからなる硬質の容器と可塑剤を含むポリ
塩化ビニルからなる軟質の袋が知られている。しかし、
前者は内容液を滴下するさいに通気針または通気孔つき
の輸液セントを用いて空気を導入せねばならない。さら
に、内容液の汚染などを生じる。一方、後者は、前記の
空気の・4人が不要であり、内容液の滴下とともに袋自
体が大気圧によって絞られるなどの安全性、運搬の便利
性などがある。しかし、ポリ塩化ビニルに含まれる可塑
剤、残留上ツマ−の毒性などの問題がある。
プロピレンなどからなる硬質の容器と可塑剤を含むポリ
塩化ビニルからなる軟質の袋が知られている。しかし、
前者は内容液を滴下するさいに通気針または通気孔つき
の輸液セントを用いて空気を導入せねばならない。さら
に、内容液の汚染などを生じる。一方、後者は、前記の
空気の・4人が不要であり、内容液の滴下とともに袋自
体が大気圧によって絞られるなどの安全性、運搬の便利
性などがある。しかし、ポリ塩化ビニルに含まれる可塑
剤、残留上ツマ−の毒性などの問題がある。
これに対し、柔軟性、透明性、衛生性などの点で、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、高圧法低密度ポリエチレン
、エラストマーなどのポリマーを中間層に用いた医療用
袋が提案されている(特開昭58−185886号)が
、中間層に使われるこれらのポリマーは耐熱性が乏しい
。一般に熱滅菌処理ですべての雑菌を死滅させるのに1
21℃以上の温度において処理しなければならないが、
この熱滅菌処理を行なうことが不可能である。
レン−酢酸ビニル共重合体、高圧法低密度ポリエチレン
、エラストマーなどのポリマーを中間層に用いた医療用
袋が提案されている(特開昭58−185886号)が
、中間層に使われるこれらのポリマーは耐熱性が乏しい
。一般に熱滅菌処理ですべての雑菌を死滅させるのに1
21℃以上の温度において処理しなければならないが、
この熱滅菌処理を行なうことが不可能である。
以上の熱滅菌処理に耐えるのみならず、柔軟性、透明性
および衛生性の点から、種々検索を行ない、下記の材質
がすぐれていることを発見した。
および衛生性の点から、種々検索を行ない、下記の材質
がすぐれていることを発見した。
エチレンの含有量が0.1〜4.0重量%であるプロピ
レン−エチレンランダム共重合体は、融点が約 140
°Cであり、滅菌温度に充分耐えるのみならず、柔軟性
も良好であり、しかも透明性もすぐれている。これらの
ことから、該プロピレン−エチレンランダム共重合体は
前記の特性を充分満足しており、虫体でも医療用袋に使
用可能である。しかし、該プロピレン−エチレンランダ
ム共重合体で製造された医療用袋は、落袋強度が弱く、
使用時の落下などによって破袋を生じるなどの問題があ
る。
レン−エチレンランダム共重合体は、融点が約 140
°Cであり、滅菌温度に充分耐えるのみならず、柔軟性
も良好であり、しかも透明性もすぐれている。これらの
ことから、該プロピレン−エチレンランダム共重合体は
前記の特性を充分満足しており、虫体でも医療用袋に使
用可能である。しかし、該プロピレン−エチレンランダ
ム共重合体で製造された医療用袋は、落袋強度が弱く、
使用時の落下などによって破袋を生じるなどの問題があ
る。
&皿j(・ しようと る、 点
以上のことから5本発明はこれらの欠点(問題点)がな
く、すなわち衛生性が良好であるのみならず、柔軟性お
よび透明性が著しくすぐれ、かつ121°Cの滅菌にも
耐え、しかも落袋強度が良好である良好な医療用袋を得
ることである。
く、すなわち衛生性が良好であるのみならず、柔軟性お
よび透明性が著しくすぐれ、かつ121°Cの滅菌にも
耐え、しかも落袋強度が良好である良好な医療用袋を得
ることである。
+j′1ウ ゛ るための − ゛よび本発明にし
たがえば、これらの問題点は内外層および中間層が積層
されてなり、内外層がエチレンの含有量が0.1重量%
ないし4.0重量%未満であるプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体であり、中間層がエチレンの含有量が4
.0〜20.0ii%であるプロピレン−エチレンラン
ダム共重合体または多くとも20重量%のエチレン−プ
ロピレン系ゴムを含有する該プロピレン−エチレンラン
ダム共重合体であることを特徴とする医療用袋、 によって解決することができる。以下、本発明を具体的
に説明する。
たがえば、これらの問題点は内外層および中間層が積層
されてなり、内外層がエチレンの含有量が0.1重量%
ないし4.0重量%未満であるプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体であり、中間層がエチレンの含有量が4
.0〜20.0ii%であるプロピレン−エチレンラン
ダム共重合体または多くとも20重量%のエチレン−プ
ロピレン系ゴムを含有する該プロピレン−エチレンラン
ダム共重合体であることを特徴とする医療用袋、 によって解決することができる。以下、本発明を具体的
に説明する。
(A) −y”ロビレンーエチレンランダム共重合体本
発明の内外層および中間層に使われるプロピレン−エチ
レンランダム共重合体はいずれもプロピレンとエチレン
とをいわゆるチーグラー・ナツタ触媒を使ってランダム
共重合させることによって得られるものである。これら
のランダム共重合体はいずれも工業的に生産され、多方
面にわたって利用されているものである。
発明の内外層および中間層に使われるプロピレン−エチ
レンランダム共重合体はいずれもプロピレンとエチレン
とをいわゆるチーグラー・ナツタ触媒を使ってランダム
共重合させることによって得られるものである。これら
のランダム共重合体はいずれも工業的に生産され、多方
面にわたって利用されているものである。
(B)エチレン−プロピレン系ゴム
さらに、本発明の中間層に用いられるエチレン−プロピ
レン系ゴムとしては、エチレンとプロピレンとを共重合
することによって得られるエチレン−プロピレン共重合
ゴムならひにエチレンとプロピレンとを主成分とし、1
.4−ペンタジェン、1.5−ヘキサジエンおよび3.
3〜ジメチル−1,5−ヘキサジエンのごとき二個の二
重結合が末端に含有する直鎖もしくは分岐鎖のジオレフ
ィン、1.4−ヘキサジエンおよび6−メチル−1,5
−へブタジェンのごとき二重結合を一つだけ末端に含む
直鎖もしくは分岐鎖ジオレフィンまたはビシクロ[2,
2,1]−へブテン−2およびその誘導体のごとき1状
ジエン炭化水素のような単量体の少量(一般には、10
重量%以下)を共重合させることによって得られる多元
共重合ゴムである。これらの共重合ゴムおよび多元共重
合ゴムのエチレンモノマ一単位とプロピレンモノマ一単
位の重量比が30/70ないし70/ 30のものが好
ましい。これらのエチレン−プロピレン系ゴムは遷移金
属化合物と有機アルミニウム化合物などから得られる触
媒系でエチレンとプロピレンまたはエチレン、プロピレ
ンおよび前記単量体とを共重合または多元共重合によっ
て製造されるものである。
レン系ゴムとしては、エチレンとプロピレンとを共重合
することによって得られるエチレン−プロピレン共重合
ゴムならひにエチレンとプロピレンとを主成分とし、1
.4−ペンタジェン、1.5−ヘキサジエンおよび3.
3〜ジメチル−1,5−ヘキサジエンのごとき二個の二
重結合が末端に含有する直鎖もしくは分岐鎖のジオレフ
ィン、1.4−ヘキサジエンおよび6−メチル−1,5
−へブタジェンのごとき二重結合を一つだけ末端に含む
直鎖もしくは分岐鎖ジオレフィンまたはビシクロ[2,
2,1]−へブテン−2およびその誘導体のごとき1状
ジエン炭化水素のような単量体の少量(一般には、10
重量%以下)を共重合させることによって得られる多元
共重合ゴムである。これらの共重合ゴムおよび多元共重
合ゴムのエチレンモノマ一単位とプロピレンモノマ一単
位の重量比が30/70ないし70/ 30のものが好
ましい。これらのエチレン−プロピレン系ゴムは遷移金
属化合物と有機アルミニウム化合物などから得られる触
媒系でエチレンとプロピレンまたはエチレン、プロピレ
ンおよび前記単量体とを共重合または多元共重合によっ
て製造されるものである。
(C)内外層
本発明の医療用袋の内外層を構成するプロピレン−エチ
レンランダム共重合体のエチレンの含有量は0.1重量
%ないし4.0重量%未満であり、0.2重量%ないし
4.0重量%未満が好ましく、特に 0.5重量%ない
し4.0重量%未満が好適である。このランダム共重合
体のエチレンの含有量が0.1玉量%未満では、柔軟性
が乏しく、自然滴下性が悪い。一方4.0重量%を越え
ると、滅菌温度に耐え難く、溶解する。
レンランダム共重合体のエチレンの含有量は0.1重量
%ないし4.0重量%未満であり、0.2重量%ないし
4.0重量%未満が好ましく、特に 0.5重量%ない
し4.0重量%未満が好適である。このランダム共重合
体のエチレンの含有量が0.1玉量%未満では、柔軟性
が乏しく、自然滴下性が悪い。一方4.0重量%を越え
ると、滅菌温度に耐え難く、溶解する。
また、このランダム共重合体のメルトフローインデック
ス(JIS K[(758にしたがい、温度が230
°Cおよび荷重が2.16Kgの条件で測定、以下r
MFIJ と云う)は通常0.5〜15.0 g/ 1
0分であり、 1.0〜10.0g/10分が望ましく
、とりわけ1.5〜10.0g/10分が好適である。
ス(JIS K[(758にしたがい、温度が230
°Cおよび荷重が2.16Kgの条件で測定、以下r
MFIJ と云う)は通常0.5〜15.0 g/ 1
0分であり、 1.0〜10.0g/10分が望ましく
、とりわけ1.5〜10.0g/10分が好適である。
MFIが0.5g/10分未満のランダム共重合体を使
用すると、成形時の肌荒れが発生し、透明性が低下する
。一方、15.0 g 710分を越えたランダム共重
合体を使うと、成形安定性が悪化し、袋強度が低下する
。
用すると、成形時の肌荒れが発生し、透明性が低下する
。一方、15.0 g 710分を越えたランダム共重
合体を使うと、成形安定性が悪化し、袋強度が低下する
。
(D)中間層
また、本発明の中間層を構成するプロピレン−エチレン
ランダム共重合体のエチレンの含有量は4.0〜20.
0重量%であり、 4.0〜15.0重量%が好ましく
、殊に4.0〜12.0重量%が好適である。このラン
ダム共重合体のエチレンの含有量が4.0重量%未満の
ものを用いると、柔軟性が乏しい。一方、20.0iM
%を越えたランダム共重合体を使用すると、積層体(医
療用袋)の透明性がよくない。
ランダム共重合体のエチレンの含有量は4.0〜20.
0重量%であり、 4.0〜15.0重量%が好ましく
、殊に4.0〜12.0重量%が好適である。このラン
ダム共重合体のエチレンの含有量が4.0重量%未満の
ものを用いると、柔軟性が乏しい。一方、20.0iM
%を越えたランダム共重合体を使用すると、積層体(医
療用袋)の透明性がよくない。
さらに、該プロピレン−エチレンランダム共重合体のM
FIは一般には0.5〜15.0g/10分であり、
1.0〜lo、0g710分が望ましく、とりわけ1.
5〜10.0g710分が好適である。MFIが0.5
g/10分未満のランダム共重合体を使うと、成形性が
低下する。一方、MFIが15.0 g 710分を越
えたランダム共重合体を用いると、成形安定性が悪く、
成形できない。
FIは一般には0.5〜15.0g/10分であり、
1.0〜lo、0g710分が望ましく、とりわけ1.
5〜10.0g710分が好適である。MFIが0.5
g/10分未満のランダム共重合体を使うと、成形性が
低下する。一方、MFIが15.0 g 710分を越
えたランダム共重合体を用いると、成形安定性が悪く、
成形できない。
本発明の中間層としては以上のプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体のみを使用してもよいが、このランダム
共重合体と多くとも20重量%の前記エチレン−プロピ
レン系ゴムとからなる組成物を使ってもよい。このエチ
レン−プロピレン系ゴムを併用する場合、このゴムの組
成割合が20重量%を越えると、積層体の取り扱いが柔
かすぎて不都合が生じる。
ンダム共重合体のみを使用してもよいが、このランダム
共重合体と多くとも20重量%の前記エチレン−プロピ
レン系ゴムとからなる組成物を使ってもよい。このエチ
レン−プロピレン系ゴムを併用する場合、このゴムの組
成割合が20重量%を越えると、積層体の取り扱いが柔
かすぎて不都合が生じる。
(E)積層体の製造、医療用袋の製造
本発明の積層体を得るには、水冷式または空冷式共押出
インフレーション法、共押出Tダイ法、ラミネーション
法など採用することができるが、経済性の点からは水冷
式共押出インフレーション法および共押出Tダイ法が好
ましい。積層体は通常チューフ状、シート状であり、ヒ
ートシールにより適宜所定の形状、寸法に製袋し注出入
口を取付けることによって本発明の医療用袋を製造する
ことができる。
インフレーション法、共押出Tダイ法、ラミネーション
法など採用することができるが、経済性の点からは水冷
式共押出インフレーション法および共押出Tダイ法が好
ましい。積層体は通常チューフ状、シート状であり、ヒ
ートシールにより適宜所定の形状、寸法に製袋し注出入
口を取付けることによって本発明の医療用袋を製造する
ことができる。
積層体の厚みは好ましくは0.15〜0.8 mmであ
り、0.15mm未満では、質量感が損なわれる、一方
、 O,l3mmを越えると、柔軟性が不足気味である
。また各層の厚み割合は特に制限するものではないが、
積層体に柔軟性を十分付与するには中間層の厚みを積層
体の厚みの60%以上が好ましく、内外層の厚みが0.
01mm以上では積層体の柔軟性が不足気味であり、内
層の厚みが0.01mm未満ではヒートシール強度が弱
くなる懸念がある。
り、0.15mm未満では、質量感が損なわれる、一方
、 O,l3mmを越えると、柔軟性が不足気味である
。また各層の厚み割合は特に制限するものではないが、
積層体に柔軟性を十分付与するには中間層の厚みを積層
体の厚みの60%以上が好ましく、内外層の厚みが0.
01mm以上では積層体の柔軟性が不足気味であり、内
層の厚みが0.01mm未満ではヒートシール強度が弱
くなる懸念がある。
このようにして得られた医療用袋は必要ならば、内容液
の充填前に袋の内外面を所定温度の蒸留水、消毒水など
で洗浄され、乾燥後に内容液を充填するとよい。次いで
、滅菌処理が施される。
の充填前に袋の内外面を所定温度の蒸留水、消毒水など
で洗浄され、乾燥後に内容液を充填するとよい。次いで
、滅菌処理が施される。
滅菌の条件としては特に限定される訳ではないが、通常
121℃の温度では30分間高圧熱水滅菌処理を行ない
、滅菌後、40°C以上の温度において10分間程度の
熱処理をすることによって該医療用袋の透明性が向上す
る。
121℃の温度では30分間高圧熱水滅菌処理を行ない
、滅菌後、40°C以上の温度において10分間程度の
熱処理をすることによって該医療用袋の透明性が向上す
る。
一゛よび1
以下、実施例によって本発明をさらにくわしく現用する
。
。
なお、実施例および比較例において、畜産はJIS
K7112のD法にしたがい、23℃±0.1℃の温度
において3+1定した。さらに、融点はDSC−法にし
たがい、昇温速度が1分間当り10°Cで昇温させ、ピ
ークの温度を求めた。また、柔軟性はASTMO−88
2に準拠し、引張弾性率を測定し、自然排出法は肉[@
で観察することによって評価した。さらに、耐熱性は内
容液充填した後、 121°Cの温度で30分間高圧法
気滅菌処理をし、40℃において40分間熱処理したさ
いに肉眼で観察した。また、透明性は生理食塩水を充填
し、滅菌後の透視性を肉眼で観察すること、およびAS
TM D−1003法に準拠して測定することによって
求めたヘーズ(Haze)によって評価した。さらに、
衛生性は日本薬局方輸液用プラスチック容器試験法に基
づいて試験した結果を評価した。また、外観は得られた
医療用袋を肉眼でi察した。以上のうち、耐熱性および
外観は、それぞれ、シワ、変形および破袋の状態を観察
した。なお、耐熱性、柔軟性の自然排出性、透明性の肉
眼によるri!l察、衛生性、外観および総合判定は下
記の四ランクで示した。
K7112のD法にしたがい、23℃±0.1℃の温度
において3+1定した。さらに、融点はDSC−法にし
たがい、昇温速度が1分間当り10°Cで昇温させ、ピ
ークの温度を求めた。また、柔軟性はASTMO−88
2に準拠し、引張弾性率を測定し、自然排出法は肉[@
で観察することによって評価した。さらに、耐熱性は内
容液充填した後、 121°Cの温度で30分間高圧法
気滅菌処理をし、40℃において40分間熱処理したさ
いに肉眼で観察した。また、透明性は生理食塩水を充填
し、滅菌後の透視性を肉眼で観察すること、およびAS
TM D−1003法に準拠して測定することによって
求めたヘーズ(Haze)によって評価した。さらに、
衛生性は日本薬局方輸液用プラスチック容器試験法に基
づいて試験した結果を評価した。また、外観は得られた
医療用袋を肉眼でi察した。以上のうち、耐熱性および
外観は、それぞれ、シワ、変形および破袋の状態を観察
した。なお、耐熱性、柔軟性の自然排出性、透明性の肉
眼によるri!l察、衛生性、外観および総合判定は下
記の四ランクで示した。
■=非常に良好
○:良好
Δ:やや不良
×:不良
実施例 1〜3、比較例 1〜4
実施例および比較例において、内層、中間層および外層
をそれぞれ構成するポリマーのうち、プロピレン−エチ
レンランダム共重合体として、エチレンの含有量が3.
7重量%であるプロピレン−エチレンランダム共重合体
(MFI 7.Og / 10分、以下rPP(1)
Jと云う〕、エチレンの含有量が2.8重量%である
プロピレン−エチレンランダム共重合体(MFI 6
.4 g/10分、以下rPP(2) Jと云う〕、エ
チレンの含有量が6,9重量%であるプロピレン−エチ
レンランダム共重合体(MFl2.5g/10分、以下
rPP(3) Jと云う〕およびエチレンの含有量が4
.0重量%であるプロピレン−エチレンランダム共重合
体(MFl 6.1g / 10分、以下rPP(4
) Jと云う〕を使った。また、エチレン−プロピレン
系ゴムとして、エチレンの含有量が68重量%であるエ
チレン−プロピレン共重合ゴム〔肝r 1.2g/1
0分、以下r EPRJと云う〕を用いた。さらに比較
のために、プロピレン咀独重合体(MFI 3.5.
g/10分、以下rPP(5) Jと云う〕を使用した
。
をそれぞれ構成するポリマーのうち、プロピレン−エチ
レンランダム共重合体として、エチレンの含有量が3.
7重量%であるプロピレン−エチレンランダム共重合体
(MFI 7.Og / 10分、以下rPP(1)
Jと云う〕、エチレンの含有量が2.8重量%である
プロピレン−エチレンランダム共重合体(MFI 6
.4 g/10分、以下rPP(2) Jと云う〕、エ
チレンの含有量が6,9重量%であるプロピレン−エチ
レンランダム共重合体(MFl2.5g/10分、以下
rPP(3) Jと云う〕およびエチレンの含有量が4
.0重量%であるプロピレン−エチレンランダム共重合
体(MFl 6.1g / 10分、以下rPP(4
) Jと云う〕を使った。また、エチレン−プロピレン
系ゴムとして、エチレンの含有量が68重量%であるエ
チレン−プロピレン共重合ゴム〔肝r 1.2g/1
0分、以下r EPRJと云う〕を用いた。さらに比較
のために、プロピレン咀独重合体(MFI 3.5.
g/10分、以下rPP(5) Jと云う〕を使用した
。
以上のポリマーを水冷式共押出法によって第1表に内層
、中間層および外層の厚みならびに全体の厚みが200
ミクロンである積層フィルムを製造した(実施例1.2
、比較例1.2)。また、Tダイ法によって1−記と同
様に第1表に厚みが示されている積層フィルムを製造し
た(実施例3、比較例3)。このようにして得られた各
積層フィルムから医療用袋(内容積 50oII1文)
を製造した。このようにして得られた医療用袋の各種特
性の測定を行なった。それらの結果を第2表に示す。
、中間層および外層の厚みならびに全体の厚みが200
ミクロンである積層フィルムを製造した(実施例1.2
、比較例1.2)。また、Tダイ法によって1−記と同
様に第1表に厚みが示されている積層フィルムを製造し
た(実施例3、比較例3)。このようにして得られた各
積層フィルムから医療用袋(内容積 50oII1文)
を製造した。このようにして得られた医療用袋の各種特
性の測定を行なった。それらの結果を第2表に示す。
(以下余白)
以上の実施例および比較例の結果から、本発明の医療用
袋は、柔軟性が良好であるばかりでなく、透明性にも良
好であり、しかも落袋強度がすぐれており、かつ耐熱性
および衛生性が良好であることは明らかである。
袋は、柔軟性が良好であるばかりでなく、透明性にも良
好であり、しかも落袋強度がすぐれており、かつ耐熱性
および衛生性が良好であることは明らかである。
免且二差」
本発明の医療用袋は下記のごとき効果(特徴)を発揮す
る。
る。
(1)#熱性がすぐれているために/IJ、iのさいに
袋にシワ、変形などの発生がほとんどなく、外観的にも
良好である。
袋にシワ、変形などの発生がほとんどなく、外観的にも
良好である。
(2)柔軟性がすぐれているために内容液の排出などを
生じることがない。
生じることがない。
(3)透明性が良好であるから、内容液の状態の判断が
簡易である。
簡易である。
(4)外観(シワ、変形など)がよく、破袋がほとんど
ない。
ない。
Claims (1)
- 内外層および中間層が積層されてなり、内外層がエチレ
ンの含有量が0.1重量%ないし4.0重量%未満であ
るプロピレン−エチレンランダム共重合体であり、中間
層がエチレンの含有量が4.0〜20.0重量%である
プロピレン−エチレンランダム共重合体または多くとも
20重量%のエチレン−プロピレン系ゴムを含有する該
プロピレン−エチレンランダム共重合体であることを特
徴とする医療用袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60244199A JPH0622525B2 (ja) | 1985-11-01 | 1985-11-01 | 医療用袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60244199A JPH0622525B2 (ja) | 1985-11-01 | 1985-11-01 | 医療用袋 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2016069073A (ja) * | 2014-10-02 | 2016-05-09 | 大日本印刷株式会社 | 輸液バッグ外装袋用包装材料及びそれよりなる輸液バッグ外装袋、並びにその製造方法 |
-
1985
- 1985-11-01 JP JP60244199A patent/JPH0622525B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6384553A (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-15 | キヨ−ラク株式会社 | 輸液用プラスチツク容器 |
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JPS6485652A (en) * | 1987-09-29 | 1989-03-30 | Kyoraku Co Ltd | Plastic container for transfusion |
JPH0523152B2 (ja) * | 1987-09-29 | 1993-03-31 | Kyoraku Co Ltd | |
JP2016069073A (ja) * | 2014-10-02 | 2016-05-09 | 大日本印刷株式会社 | 輸液バッグ外装袋用包装材料及びそれよりなる輸液バッグ外装袋、並びにその製造方法 |
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Publication number | Publication date |
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JPH0622525B2 (ja) | 1994-03-30 |
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