JPS62106463A

JPS62106463A - 写真現像機の廃液処理装置

Info

Publication number: JPS62106463A
Application number: JP24614685A
Authority: JP
Inventors: Kazushige Kaminaka; 上仲　一滋; Haruo Takase; 高瀬　治雄; Atsuya Nakajima; 中島　淳哉
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1985-11-05
Filing date: 1985-11-05
Publication date: 1987-05-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、印画紙用あるいはフィルム用の写真現像機か
ら排出される廃液の処理装置に関するものである。

〔従来の技術〕

例えば印画紙用の現像機には、現像処理槽、漂白定着処
理槽、水洗槽の各種が設りられている。

現像処理が継続して行われζゆく過程では、これらの各
種に貯えられている現像液、漂白定着液の各処理液は、
疲労して能力が低下してゆくので、適宜処理液の補充が
行われるようになっている。

そして、処理液の補充に住い、疲労した処理液は現像機
から廃液としてｆＪｌ出されることになる。また、水洗
槽では少量ながら流水洗浄が行われるので、洗浄後の水
も廃液として１ノ）出されるようになこのように、現像
機からは各種の廃液が排出されるが、こうした廃液の中
には、化学薬品が多量に含まれているとともに、印画紙
に用いられていた根を含有したものもあり、そのまま廃
棄処分することができない。したがって、現像機を使用
している現像所では、現像機からの廃液を貯蔵しておき
、回収業者に引き渡して処分してもらっている。また、
水洗槽からの廃液については、現像処理槽や漂白定着槽
からの廃液とは別に、一旦浄化槽で浄化してから排水す
るようにしている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

とごろが、上述したような従来の廃液処理では、化学薬
品や銀を多量に含んだ廃液を貯蔵しておかなくてはなら
ないという煩わしさがあるとともに、その廃棄を行うた
めに費用がかかるという欠点がある。また、水洗槽以降
の排水路については、現像処理槽や漂白定着槽とは別経
路にして専用の浄化槽に接続する必要があり、効果の割
には配管が複雑化になるというきらいがある。

本発明は以」二のような従来技術に鑑のでなされたもの
で、現像機から）Ｊｌ出される全ての廃液を一括処理し
て、回収業者を介することなく廃棄処分することができ
るようにした５ｉ、真現像機の廃液処理装置を提供する
ことを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は」二記目的を達成するにあたり、写真現像機か
らの廃液の内で銀を含有した廃液についてはこれを第１
の回収タンクに貯留し、銀を含有していない現像機から
の廃液については第２の回収タンクに貯留するようにし
ておく。前記第１の回収タンクに貯留された廃液シ、１
、銀回収器を通されることによって銀が除去されてから
ミックスタンクに送り込まれるとともに、第２の回収タ
ンクに貯留された廃液もミックスタンクに送り込まれる
。

ミックスタンクには、さらに希釈水が補充されるように
なっており、現像機からｌ）出され銀が除去された後の
廃液の全ては、ミックスタンク内で低濃度に希釈、混合
されるようになっている。この結果、ミックスタンクか
らＪＪＩ出される廃液は、そのままの状態で廃棄処理で
きるようになる。なお、ミックスタンク内の廃液濃度に
よっては、ミックスタンクの後段にフィルタや浄化槽を
増設してもよい。

また、このように構成された廃液処理装置は、ネガフィ
ルムあるいはリハーサルフィルムなどのフィルム用の現
像機にも等しく適用することができるこ吉はもちろんで
ある。

以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。

〔実施例〕

本発明を用いた廃液処理システムを概略的に示す第１図
において、破線で囲まれたブロック１およびブロック２
は、それぞれカラー印画紙用の現像機およびこれに連結
された廃液処理装置を示している。現像機１は、現像液
３を収容した現像処理槽４．漂白定着液５を収容した漂
白定着槽６、さらに隔壁７．７によって３槽に分割され
た水洗槽８とを有している。そして、プリンターによっ
て焼付＆Ｊ処理が行われた帯状の印画紙１０は、周知の
送りローラ（図示省略）によって、現像処理槽４．漂白
定着槽６．水洗槽８の順に送られ、そレソれの槽、！、
６．８に収容されている現像液３゜漂白定着液５．洗浄
水９によって、発色現像、漂白定着、水洗の各処理が順
次行われる。

現像液３．漂白定着液５は継続して使用してゆく内に、
疲労して処理能力が劣化してくるので、それぞれ補充パ
イプＩＩ、１２から処理液が補充されにようになってい
る。また、水洗槽８については、少量づつ新たな洗浄水
が補充されるようになっている。このようにして処理液
や洗浄水が補充されることによって、それぞれの槽に設
りられたオーバーフロー用の排出パイプ１５．１６．Ｌ
７からは、現像廃液２０．定着廃液２１．洗浄廃液２２
が排出される。

漂白定着液５は、現像処理後の印画紙に対して脱銀作用
を行うので、定着廃液２１内には銀が含有されている。

また、水洗槽８には漂白定着液５が付着した状態で印画
紙が送り込）Ｌれるから、洗浄廃液２２中にも僅かなが
ら銀が含まれる。

排出パイプ１５から排出される現像廃液２０は、回収タ
ンク２５に貯留される。また、排出パイプ１６．１．７
から排出される定着廃液２１．洗浄廃液２２ば、回収タ
ンク２６に貯留される。前述したように、定着廃液２１
．洗浄廃液２２には銀が含まれているので、回収タンク
２６には銀を含んだ廃液２７が貯留されるようになる。

回収タンク２６内の廃液２７は、ポンプ３０によって銀
回収器３１を通した後に、ミックスタンク３３に送られ
る。銀回収器３１としては、例えばカートリッジ式に交
換できるスチールウールを利用したものが用いられ、イ
オン化傾向の相違によって廃液２７中から銀イオンのみ
を補足することができる。したがってミックスタンク３
３には、銀が除去された後の定着廃液２１．洗浄廃液２
２が送り込まれるようになる。なお、銀回収器３１で補
足された銀イオンは、抽出して再利用することができる
。

一方、回収タンク２５で貯留されている現像廃Ｖｊ、２
０は銀を含んでおらず、そのままポンプ３４によってミ
ックスタンク３３に送り込まれる。このミックスタンク
３３には、電磁弁３５を介して希釈水が供給できるよう
になっている。そして、ミックスタンク３３内に貯留さ
れた銀を含んでいない全ての廃液は、ミックスタンク３
３内で所定の濃度に希釈される。また、ミックスタンク
３３には、ポンプ３８．流路りＪ換え用の電磁弁３９を
含む循環路４０が併設されており、希釈水によって薄め
られた廃液４１を充分に混合するようになっている。こ
うしてミックスタンク３３内で充分に希釈、混合された
廃液４１は、電磁弁３９で流路切換えを行うことによっ
て、フィルタ４２を通した後に排液される。

前記回収タンク２５，２ｆｉ、ミックスタンク３３のそ
れぞれには、廃液の液面位置を検出するためのフロート
スイッチＳ　ｌ−３ｑが設りられている。そして、前記
ポンプ３０，３４．３８、電磁弁３５．：３９は、第２
図に示したように、マイクｏ　７’　Ｏ（！ソサユニソ
トからなるシステムコントローラ４５を介し、フロート
スイッチ８１〜Ｓ、がらの液面検出信号に対応して作動
される。なお、第２図における符号４７．４．８は、そ
れぞれタイマーおよびキーボードを示している。このキ
ーボード４８からの入力によって、タイマー４７に設定
される時間間隔と、ミックスタンク３６に設けられてい
るフロートスイッチ８５〜ＳａＯ中のいずれかを選択す
ることができる。

」二記の構成による作用を、第３図に示したフローチャ
ートにしたがって説明する。現像機１を稼動させること
によって、回収タンク２５．２６には現像廃液２０３定
着廃液２１．洗浄廃液２２が排出されるようになる。回
収タンク２６に廃液２７が貯留されるとフロートスイッ
チＳｌがＯＮされることによって、ポンプ駆動回路５１
を介してポンプ３０が作動を開始する。これにより、廃
液２７は銀回収器３１を通って銀が除去された後、ミッ
クスタンク３３に送り込まれる。なお、ポンプ３０が作
動して、回収タンク２６内の廃液２７が全てミックスタ
ンク３３へと送り込まれたときには、フロートスイッチ
Ｓ１がＯＦＦするので、ポンプ３０は停止するようにな
っている。一方、回収タンク２５に現像廃液２０が貯留
されることによって、フロートスイッチＳ２がＯＮする
。この信号によってポンプ駆動回８５２を介してポンプ
３４が作動するので、回収タンク２５内の現像廃液２０
も、ミックスタンク３３に送り込まれる。

こうして送り込まれる廃液によって、ミックスタンク３
３内のフロートスイッチｓ４がＯＮすると、ポンプ３０
．３／ｌの作動が停止する。フロートスイッチＳ４は、
上述のようにして送り込まれる廃液が、ミックスタンク
３３内に１ｐ貯留されたときの液面位置に取り付りられ
ているので、ミックスタンク３３内にはポンプ３０．３
５の作動ごとに１βずつ廃液が貯留されるようになる。

フロートスイッチＳ４がＯＮすることによって、電磁弁
３５が開かれる。これにより、希釈水がミックスタンク
３３に送り込まれるようになり、送り込まれた廃液と希
釈水との１・−タルの液面がフロートスイッチｓ５をＯ
Ｎさせた時点で、ポンプ駆動回路５３を介してポンプ３
８が作動されるとともに、タイマー４７によって所定時
間が計時される。なお、この時点では電磁弁３９は閉じ
ており、ポンプ３８によってミックスタンク３３から送
り出される廃液は、循環路４０を通って、再びミックス
タンク３３に戻されるようになっている。

したがって、ミックスタンク３３に送られたＩＩｌの廃
液に対して一定量の希釈水が加えられた時点、すなわち
ミックスタンク３３内の液量が循環路４０内の容積以上
に達してから、これらは混合されるようになる。

引き続き電磁弁３５を通って希釈水がミックスタンク３
３に供給されてゆき、フロートスイッチＳ、がＯＮする
ことによって電磁弁３５が閉鎖されると、希釈水の給水
が停止する。なお、この場合にはフロートスイッチＳｌ
ｌが選択されているが、キーボード４８からの入力によ
って、フロートスイッチＳ５〜Ｓ８のいずれを選択する
こともできるようになっている。この選択により、希釈
水の給水量としては、１０，２０，３０．４ＯＮになる
ように設定されている。したがって、回収タン冊り２５からの現像廃液２０、および銀回収器３１を通っ
た後の定着廃液２１．洗浄廃液２２との合計の液量ＩＩ
ｌを、どの程度に希釈するのかが適宜設定できることに
なる。なお、フロートスイッチＳ、〜Ｓｌ＋を用いる代
わりに、フロートスイッチＳ４がＯＮされることによっ
て起動するタイマーを用い、このタイマーの計時動作中
に電磁弁３５を開くようにしてもよい。この場合には、
キーボード４８の入力に対応して計時時間を変更するこ
とによって、ミックスタンク３３内の廃液濃度を調節す
ることができるようになる。

こうして希釈水の給水が停止された後、タイマー４７の
計時終了信号を待って電磁弁３９が開放される。すなわ
ち、タイマー４７の計時動作中にミックスタンク３３内
の廃液が、希釈水と充分に混合されるようになる。なお
、このタイマー４７の計時時間も、キーボード４８から
の入力に応じて適宜変更することができる。電磁弁３９
が開かれると、循環路４０が閉鎖されると同時に、ミッ
クスタンク３３内で希釈された廃液は、フィルタ４２を
通して例えば下水等に排液される。このようにして排出
される廃液は、希釈水で充分に薄められ混合されている
ので、公害等の問題を起こすようなこともない。こうし
てミックスタンク３３内の廃液が全て排出されると、フ
ロートスイッチＳ、がＯＦＦされる。この信号を受けて
ポンプ３８がＯＦＦするとともに、電磁弁３９が閉鎖さ
れて、１サイクルの廃液処理が完了することになる。

こうして１サイクルの廃液処理が行われていく間にも、
現像廃液２０．定着廃液２１．洗浄廃液２２は排出され
ており、これらの廃液はそれぞれ回収タンク２５．２６
に貯留されている。そして、上述の１サイクルの廃液処
理の完了後、フロートスイッチＳ＋、ＳｚがＯＮ杖態に
あることを確認の上、ポンプ３０．３４を作動させれば
、以降の廃液処理サイクルを続行させることができる。

なお、フロートスイッチＳ３がＯＮされたときには、回
収タンク２５が現像廃液２０で満杯になっていることを
意味するから、現像機１側における現像処理液３の補充
を緊急停止させる。同様に、回収タンク２６にも液面の
上限を検出して、漂白定着液、洗浄水の補充を停止させ
るためのインターロック用のフロートスイッチを設＆Ｊ
ることが望ましい。

〔発明の効果〕

上述のように、本発明の写真現像機の廃液処理装置では
、現像機からの廃液の内、銀を含有した廃液からはまず
銀を回収し、これを銀を含有しない廃液とともに一定量
ずつミックスタンクに送り込んで水で希釈、混合してか
ら排液処理するようにしている。このように、銀を含有
しない廃液をバッチ処理することによって、排出される
廃液の濃度を確実に管理することができ、公害等の問題
を招くことなく現像機廃液の全てを自家処理できるよう
になる。また、本発明装置に必要とされる外部配管とし
ては、ミックスタンクに希釈水を供給するための配管だ
けでよいので、現像機と結合しても全体として小型化す
ることができ、狭い設置スペースでも充分に実用できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の配管系統を示す概略図で
ある。第２図は、本発明に用いられる制御回路を示すブロック
図である。第３図は、本発明の詳細な説明するフローチャート図で
ある。４・・・現像処理槽　　６・・・漂白定着槽８・・・水
洗槽　　　　２５・・回収タンク２６・・回収タンク　
　３０・・ポンプ３１・・銀回収器　　　３３・・ミッ
クスタンク３４・・ポンプ　　　　３５・・電磁弁３８
・・ポンプ　　　　３９・・電磁弁４０・・循環路８１〜Ｓ、・・フロートスイッチ。人ブートに反・る

Claims

【特許請求の範囲】

（１）写真現像機から排出される銀を含有した廃液を貯
留するための第１の回収タンクと、この第１の回収タン
クから送り込まれる廃液中から銀を除去する銀回収器と
、前記写真現像機から排出される銀を含有しない廃液を
貯留する第２の回収タンクと、前記銀回収器を通った廃
液と前記第２の回収タンクから送り込まれた廃液、およ
び給水される希釈水とを貯留するとともに、これらを混
合するミックスタンクとを備えたことを特徴とする写真
現像機の廃液処理装置。
（２）前記ミックスタンクに送り込まれる廃液の量と給
水される希釈水の量との比率が、調節できるようになっ
ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の写
真現像機の廃液処理装置。
（３）前記ミックスタンクには循環路が併設されており
、ミックスタンクに送り込まれた廃液と希釈水とを前記
循環路を介してミックスタンクに回流させることによっ
て廃液と希釈水との混合を行うようにしたことを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の写真現像機の廃液処理
装置。