JPH09122406A - 廃液を固体相と液体相に分離する装置 - Google Patents

廃液を固体相と液体相に分離する装置

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JPH09122406A
JPH09122406A JP8230410A JP23041096A JPH09122406A JP H09122406 A JPH09122406 A JP H09122406A JP 8230410 A JP8230410 A JP 8230410A JP 23041096 A JP23041096 A JP 23041096A JP H09122406 A JPH09122406 A JP H09122406A
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tank
liquid
solid phase
waste liquid
phase
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JP8230410A
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Andrew David Grimsey
デビット グリムゼイ アンドリュー
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B01DSEPARATION
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    • B01D21/0012Settling tanks making use of filters, e.g. by floating layers of particulate material
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    • B01D29/11Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor with bag, cage, hose, tube, sleeve or like filtering elements
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真用の処理廃液を固体相と液体相とに分離
して廃棄することは既に知られている。ここでは、沈殿
タンク14を使用して写真用の処理済みの廃液を固体相
と液体相とに分離する装置10を開示している。 【解決手段】 沈殿タンク14は廃液中の固体相の成分
の沈殿を許容し、沈殿する固体相の成分と液体相の成分
との間に境界を形成する。液体相の成分は流出手段4
2、54を介してタンク14から除去される。境界がタ
ンク14の上部に近づくと、タンクの内容物が汲み上げ
られフィルタ手段22、26を通過し、液体から固定相
の成分が分離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃液を固定相と液体
相とに分離する装置及び方法に関する。本発明は、限定
的ではないが、特に小規模の写真処理装置、例えばミニ
ラボからの化学的に処理された写真用の廃液を固体相と
液体相とに分離する装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的なミニラボは一連の写真プロセス
を処理するための多数の部分を有し、露光されたフィル
ムロールを高度に自動化された処理システムにより処理
して写真プリントを得ることができるようになってい
る。典型的なミニラボにおいて実行されるプロセスの1
つに露光された写真フィルムのロールを現像してネガフ
ィルムを得る工程がある。一旦ネガフィルムに現像され
ると、写真用の印画紙上に露光して潜像を形成すること
ができる。露光された印画紙は処理化学物質により処理
されて潜像が顕像のプリントに現像される。
【0003】ミニラボ内での工程、特にフィルム及び印
画紙の現像工程を遂行することにより生じた廃液は好ま
しいものではなく、且つ環境に対してやさしいものでは
ない。典型的には、廃液の中には重金属の鉄分、封鎖
剤、高度に酸素を要求する物質及びカラー現像剤及びそ
の派生物等が含まれる。このような未処理の廃液を下水
システムへ廃棄することは、世界の殆どの国において環
境規制の制限を受けるであろう。したがって、廃液は廃
棄される前に処理することが要求される。
【0004】WO−A−92/04660号は写真用の
廃液の処理について開示している。ここに開示されてい
るシステムにおいて、写真用の廃液は沈降処理により処
理されるか或いはまた廃液から有害な汚染物質が除去さ
れ環境に対して適合可能な液体相の状態で下水部に廃棄
され、固体相の成分は許容されている廃棄物処理場所に
廃棄される。
【0005】WO−A−92/04660号に開示され
ているプロセスにおいて、廃液の化学的な酸素要求量
は、例えば過酸化水素のような酸化剤を添加することに
より前処理に先立って減少される。固体相と液体相との
実際の分離は、好ましくは単一の容器の中で化学物質を
連続して添加することにより、吸収及び添加の差により
行われる。重金属の鉄は過酸化金属、水酸化物又はカー
ボネイト、好ましくはグループIIの酸化金属の添加によ
り除去される。カラー現像剤は活性炭に吸着させること
により除去することができる。金属イオン封削剤は鉄交
換樹脂の添加により除去することができる。
【0006】WO−A−92/04660号はまた、例
えばフィルタによる処理、沈殿又は遠心操作により機械
的な手段により固体相を除去することを開示している。
WO−A−93/02391号は写真用の廃液の別の処
理装置を開示している。この装置は、写真用の廃液が処
理化学物質と混合される混合ユニット、及び処理された
廃液が非毒性の液体相と固体相とに分離される分離ユニ
ットを具備している。廃液の処理のすべての段階をコン
トロールするのにコンピュータが使用される。分離ユニ
ットはフィルタユニット、吸引ポンプ、及び集積チャン
バを具備する。フィルタユニットは容器、フィルタベッ
ド、このフィルタベッドを清浄化するスクレーパ、及び
フィルタ用紙のようなフィルタ材の供給部を具備する。
コンピュータによりコントロールされる吸引ポンプを使
用することにより固体相及び液体相の分離速度を上昇す
ることができる。
【0007】US−A−4608177号は、X線写真
用の化学物質を下水部に排出する前に処理するプロセス
を開示している。このプロセスにおいて、脱銀化された
写真定着剤が容器内で消費された現像剤と混合される。
鉄分の沈殿物は蓄積され或いはチャンバ内でリボン状に
流路拘束部に付着される。「相対的にクリア」な液体の
廃液は装置から外部へ、例えば下水へ廃棄される。
【0008】GB−A−1409459号は、化学的に
互いに互換性のない少なくとも2つの水性の流体の廃棄
物を処理するための装置を開示している。廃棄物は付加
領域の中で化学物質と共に処理され、沈殿領域に移送さ
れ、その後フィルタにかけられ、最終的に希釈ゾーンに
移送される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の写真用の処理装
置における問題点は、多量の廃液が生成され、これらの
廃液の液体相から固体相を分離する処理を必要とするこ
とである。フィルタ、例えばフィルタ用紙を通過した廃
液は、固体相を液体相から分離する。しかしながら、廃
液をフィルタに通すことは固体相と液体相を分離するの
に非常に有効な方法というわけではない。フィルタに通
すプロセスは、特にフィルタ用紙が固体相の材料層によ
り詰まってしったり被覆された場合には、処理が遅いも
のとなる。
【0010】生成される廃液の容量によっては、フィル
タ装置はフィルタに通す必要のある廃液のすべてを保持
することが不可能となる場合がある。したがって廃液は
しばしばバッチ処理をしなければならない。このこと
は、操作者がしばしばフィルタ作用の進捗状況の監視を
しなければならないことを意味し、このことは可なり時
間を要することである。
【0011】更に、フィルタ作業は進行が遅く、且つ廃
液をフィルタにより処理すことは廃液を化学的に処理す
るよりもより一層長く時間を要することである。したが
って、処理すべき廃液の量に応じて、フィルタの処理の
工程はボトルネックとして作用するが、これは廃液の処
理を遅らせることとなる。固体相及び液体相を分離する
のに遠心力を使用することは、フィルタと同様に時間を
要する作業である。しかしながら、バッチ処理であり、
これによりより頻繁に監視を必要として連続処理の場合
に比べ作業者の妨げが増すことになる。したがってミニ
ラボからの廃液を処理する場合には適当ではない。原則
的には高度に自動化することが有利であり、作業者によ
る人的な監視及び妨げを最小化することが最も有利な結
果をもたらす。
【0012】WO−A−93/02391号に開示され
ているフィルタ処理工程は装置内で所定の期間に処理し
てしまわなければならない廃液の容量を更に制限するこ
ととなる。これによりそのシステムが取り扱うことので
きる廃液の容量を大幅に改善することにはならない。更
に、その装置は複雑であり、作動に多大のエネルギを必
要とし、その結果稼働のコストが高価なものとなる。
【0013】US−A−4608177号に開示されて
いる装置の問題点は、ここに開示されている化学物質の
処理にあたって環境に対して十分親しいような態様でミ
ニラボによって発生する廃液を適当に処理するには不十
分である。また、分離プロセスはすべての固体相の成分
を除去することにはならない。むしろ、かなりの量のも
のが下水システムを通過してしまうこととなる。また、
US−A−4608177号に開示されている分離チャ
ンバの設計は複雑であり、製作が面倒でありチャンバを
清掃して空の状態とするのが時間を要する作業となる。
【0014】GB−A−1409459号に開示される
装置は極めて複雑であり、装置の多くの特徴部分が互換
性のない廃棄物の並行した処理を必要とする。また、プ
ロセスは時間を必要とし、すべての液体の廃棄物がフィ
ルタプロセスを含むすべてのステージを通過しなければ
ならないので、処理に時間を必要とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、本発明によれば、写真用の処理廃液を固体相と液
体相とに分離する装置が提供される。即ち、該装置は、
写真用の廃液を受け入れる第1タンクと、該写真用の廃
液を該タンクの底部に導入するべく移送する流入手段
と、該タンクの上部から該タンクの外部へ流体を移送す
るように配置された流出手段と、廃液中の固体相と液体
相を分離するフィルタ手段と、タンクの内容物をフィル
タ手段へ移送する手段と、を含み、これらの手段の配置
が、タンクの下部に移行した写真用廃液内の固体相の材
料が該タンクの底部内の固体相の液体相の材料の混合物
から分離して蓄積され、一方で前記流出手段から流出し
たタンク上部の材料の大部分が液体成分となり、且つタ
ンク内の固体相の材料の量が所定のレベルに到達して時
にタンクの内容物を定期的にフィルタ手段に移送するよ
うに、されていることを特徴とする廃液を固体相と液体
相に分離する装置である。
【0016】装置の好適な実施形態では、更に、第2タ
ンクと、該第2タンクの上部からの廃液を該第2タンク
の外部へ移送するように配置された第2流出手段とを具
備し、該流出手段は廃液を第1タンクから直接第2タン
クの下部へ導入することを特徴とする。フィルタ手段は
コンテナ内に収納されたフィルタバックであるのが好適
であり、該コンテナはフィルタバッグを通過する何らの
液体相の材料も受け入れるように配置されていることを
特徴とする。
【0017】コンテナからの流出パイプはコンテナ内の
材料を第2タンクへ移送するように配置されていること
を特徴とする。好ましくは、パイプ及びポンプは第2タ
ンクの下部からの材料を第1タンクの下部へ移送するよ
うに配置されている。典型的には、流入及び流出手段は
パイプからなる。
【0018】第1タンクは10〜15リットルの容量、
典型的には12.5リントルの容量を有する。本発明の
第2の特徴によれば、写真用の処理廃液を固体相と液体
相とに分離する方法が提供される。即ち、該方法は、固
体相と液体相の材料を含む写真用の廃液を、タンクの下
部に蓄積された固体相の材料がいかなる重要な影響をも
受けない程度の速度で沈殿タンクの下部内へポンプで移
送し、固体相の材料が廃液内の浮遊物から遊離してタン
クの下部に蓄積し、もって沈殿した固体材料と液体材料
との境界が形成されるのを許容し、液体相の材料がタン
クの上部に設置された流出手段を介してタンクの上部か
ら流出するのを許容し、更に沈殿した固体相の材料と液
体相の材料との間の境界がタンクの上部に到達して時、
タンクの内容物をフィルタ手段を介してポンプで移送
し、液体相の材料から固体相を分離することを特徴とす
る、廃液を固体相と液体相に分離する方法である。
【0019】望ましては、タンクの上部から流出する液
体相の材料は第2タンクへ移行し、ここで廃液中の固体
相の材料が沈殿を起こすことができる。液体相の材料は
第2タンクの上部から流出することができ、第1タンク
の内容物がフィルタ手段へ移送された時、第2タンクの
内容物が第1タンクへ移送される。本発明の第1の特徴
に関連して説明した装置は本発明の第2特徴に係る方法
を実施するために好適に使用することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について詳細に説明する。図1は処理され
た写真用廃液を固体相と液体相とに分離する分離装置の
構成部分のレイアウトを示す。WO−A−92/046
60号に記載されているようなプロセスにより処理され
た写真用廃液は、図示しない反応室からパイプ12を介
して第1沈殿タンク14へ供給される。第1タンク14
は下部16、側壁18及び上部19を有する。パイプ1
2はタンクの下部16に近接する開放端部12aを有す
る。タンクの容積は約12.5lである。別のパイプ2
0がタンクの下部16からタンク外へ、パイプ24を介
してフィルタバッグ22へ延長されている。フィルタバ
ッグ22はコンテナ26の内部に位置し、このコンテナ
はフィルタバッグを通過した液体を集積するように配置
されている。コンテナはタンク14の上部の略上方に位
置している。
【0021】第2沈殿タンク28は第1沈殿タンク14
に隣接して位置している。第2タンク28もまた、下部
30、側壁32及び上部34を有する。排出パイプ35
は第1沈殿タンク14の上部19から第2沈殿タンク2
8の下部30に連通している。このパイプ35は別のパ
イプ36に繋がり、これらのパイプ36はコンテナ26
の底部から延びている。更に別のパイプ38が第2タン
ク28の下部30をポンプ40を介して第1タンク14
の下部16に連通している。
【0022】排出パイプ42は第2タンク28の上部3
4から下水部54又は、所望とあれば廃液集積コンテナ
(図示せず)へ導かれている。図2は図1に示したもの
と構成部分と同じ配置を示している。しかしながら、図
1及び図2に示す廃液の流路は、後述のように、流路を
示すパイプ35、36、38及び42のクロスハッチン
グで示すように、異なっている。
【0023】実際上、特に図1において、処理済みの廃
液は矢印50で示すようにパイプ12に沿って反応室か
ら第1沈殿タンク14にポンプで移送される。移送の速
度はチャンバの内容物が害されない程度、即ちタンク1
4の下部16に蓄積されているいかなる固体相の材料も
液体相の材料と共に攪拌され且つ混合されることのない
ようにされる。廃液が第1沈殿タンク14に達すると、
処理済みの廃液中の固体相の材料は液体の中で浮遊物か
ら沈殿を開始し且つタンク14の下部16において蓄積
される。更に、パイプ12を介してチャンバに流入する
処理済みの廃液は蓄積された固体相の材料を通って上方
へ通過する。タンク14内に既に存在する固体相の材料
はそれ自体フィルタとして機能し廃液が上方に流れる際
に廃液内の固体相の材料が捕らえられる。
【0024】一旦タンク14が充満すると、固体相材料
を何ら多量には含んでいないタンクの上部19の液体は
矢印52に示すようにパイプ35を介して流出し第2沈
殿タンク28に入る。何らの固体相材料がタンク28を
通過した場合には、そのタンクの底部に蓄積される。タ
ンク28内の液体のレベルが一旦上部28に達すると、
液体は矢印54で示すようにこのシステムから流出して
パイプ42を介して排出ないし廃液蓄積タンク内へ入
る。
【0025】第2タクン28の使用によりシステムの容
量を増加せさ、後述のように、タンク14から固体相の
材料を除去することが必要となるまでのシステムの稼働
時間を延長する。次に図2において、システムの作用に
より第1タンク14の下部にスラリーを生成する。スラ
リーは蓄積されてある所定の濃度となる。更に廃液が第
1沈殿タンク14内に流入すると、固体相と液体相との
間の境界層のレベルがタンク内部において上昇する。境
界層のレベルがタンク14の上部19に到達するか、又
は接近すると、スラリーをタンクから除去してスラリー
がタンクから流出する液体相を汚染するのを防止するこ
とが必要となる。
【0026】スラリーの除去は矢印60(図2)で示す
ようにポンプ24により第1タンクの内容物を汲み上げ
パイプ20に沿ってフィルタバッグ22内に入れること
により達成される。スラリーはフィルタバッグ22内に
残留するペーストないし固形部分と、コンテナ26内へ
排出されその後矢印62に示すようにパイプ36及び3
5を介して第2沈殿タンク28内へ入る液体成分とに分
離する。第1タンク14内の内容物が一旦空の状態とな
ると、第2タンク28内の内容物が矢印64で示すよう
にパイプ38を介して第1タンク24へ汲み上げられ
る。これは、何らかの固形成分が第1タンク14から、
或いはコンテナ26からのいずれかから第2タンク28
内へ通過した際に行われる。その後廃液の処理ないし沈
殿が、前述と同様に、即ち図1について説明したのと同
様に、続行される。
【0027】第1沈殿タンク14への処理済みの廃液の
供給は、第1タンク14が空にされ且つ第2タンクの内
容物が第1タンクへ汲み上げられる間に停止される。し
かしながら、これらの操作は長時間にわたって続行され
ることはない。したがって、処理装置が長時間にわたっ
て停止状態となることはない。フィルタバッグ22が所
定のレベルまで一旦充填されると、このフィルタバッグ
は取り外され且つ交換される。
【0028】上述の装置は従来存在している形式の分離
装置に対して改善されている。というのは、本装置はフ
ィルタ作用の利点と沈殿の作用の利点とを結合している
からである。処理された廃液の成分から固体成分を除去
する沈殿の使用によりフィルタに通すべきは廃液の量を
減少し、もって廃液処理システムの効率、能力及び速度
を増強する。
【0029】上述の実施例において実験により次のこと
が明らかとなった。フィルタ作用が行われる前に第1タ
ンク14の容積の約4〜6倍の量が汲み上げられる。ミ
ニラボにおける典型的な適用例においては、フィルタ作
用は2〜3日おきにのみ行わなければならなかった。フ
ィルタ作用から離れてもこのシステムは多量のエネルギ
の要求がない。これは重力が主たるエネルギ源であるか
らであり、最小の監視のみしか要求せず、操作者による
作業の煩わしさもない。
【0030】上述のシステムは2つの沈殿タンクを使用
しているが、第2沈殿タンクを省略して、流出パイプ3
5を第1沈殿タンク14から直接排出部54へ導くこと
も可能である。この場合、コンテナ26からの流出部も
また排出部54に直接導かれる。しかしながら、第2沈
殿タンク28を使用することによりシステムの能力を増
強し、液体相の材料がシステム内に存在する前の許容さ
れる沈殿時間を増加する。
【0031】上述の沈殿タンク14は12.5リットル
の容量を有するものとして説明しているが、沈殿タンク
は特定の適用及び設定されるシステムに応じて適当な容
量及び寸法とすることができることに留意すべきであ
る。分離されるべき処理廃液の成分は種々の固体相及び
液体相の濃度を有することが可能である。例えば、処理
済みの定着剤の廃液は処理済みの現像液の廃液よりも固
体成分の濃度がより大きいであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例の概略図であり、沈殿シス
テムを通じて処理される廃液の流れを示している。
【図2】フィルタシステムを貫通する処理廃液の流れを
示す図1の実施例の概略図である。
【符号の説明】
12、20、35、36、38、42…パイプ 14…第1タンク 16、30…下部 18…側壁 19、34…上部 22…フィルタパッグ 24、40…ポンプ 26…コンテナ 28…第2タンク 54…ドレイン(下水)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真用の処理廃液を固体相と液体相とに
    分離する装置において、該装置は、 写真用の廃液を受け入れる第1タンクと、 該写真用の廃液を該タンクの底部に導入するべく移送す
    る流入手段と、 該タンクの上部から該タンクの外部へ流体を移送するよ
    うに配置された流出手段と、 廃液中の固体相と液体相を分離するフィルタ手段と、 タンクの内容物をフィルタ手段へ移送する手段と、 を含み、これらの手段の配置が、タンクの下部に移行し
    た写真用廃液中の固体相の材料が、該タンクの底部内の
    固体相の液体相の材料の混合物から分離して沈澱し、一
    方で前記流出手段から流出したタンク上部の材料の大部
    分が液体成分となるようにされ、且つタンク内の固体相
    の材料の量が所定のレベルに到達して時にタンクの内容
    物を定期的にフィルタ手段に移送するように、されてい
    ることを特徴とする廃液を固体相と液体相に分離する装
    置。
  2. 【請求項2】 写真用の処理廃液を固体相と液体相とに
    分離する方法において、該方法は、 固体相と液体相の材料を含む写真用の廃液を、タンクの
    下部に沈澱した固体相の材料がいかなる重要な影響をも
    受けない程度の速度で沈殿タンクの下部領域へポンプで
    移送し、 固体相の材料が廃液内の浮遊物から遊離してタンクの下
    部に蓄積し、もって沈殿した固体材料と液体材料との境
    界が形成されるのを許容し、 液体相の材料がタンクの上部に設置された流出手段を介
    してタンクの上部から流出するのを許容し、更に沈殿し
    た固体相の材料と液体相の材料との間の境界がタンクの
    上部に到達した時、タンクの内容物をフィルタ手段を介
    してポンプで移送し、液体相の材料から固体相を分離す
    ることを特徴とする、廃液を固体相と液体相に分離する
    方法。
JP8230410A 1995-09-02 1996-08-30 廃液を固体相と液体相に分離する装置 Pending JPH09122406A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9517903.2A GB9517903D0 (en) 1995-09-02 1995-09-02 Apparatus for separating effluent into solid and liquid phases
GB9517903:2 1995-09-02

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09122406A true JPH09122406A (ja) 1997-05-13

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ID=10780079

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JP8230410A Pending JPH09122406A (ja) 1995-09-02 1996-08-30 廃液を固体相と液体相に分離する装置

Country Status (4)

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EP (1) EP0761276B1 (ja)
JP (1) JPH09122406A (ja)
DE (1) DE69605990T2 (ja)
GB (1) GB9517903D0 (ja)

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