JPS6210627Y2 - - Google Patents

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JPS6210627Y2
JPS6210627Y2 JP17953882U JP17953882U JPS6210627Y2 JP S6210627 Y2 JPS6210627 Y2 JP S6210627Y2 JP 17953882 U JP17953882 U JP 17953882U JP 17953882 U JP17953882 U JP 17953882U JP S6210627 Y2 JPS6210627 Y2 JP S6210627Y2
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JP
Japan
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tube
outer tube
spacers
spacer
inner tubes
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JP17953882U
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JPS5987583U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、外管内に多数の内管を嵌挿してなる
多管式熱交換器において前記内管相互間に所定の
隙間を与えるための内管支持装置の改良に関する
ものである。
一般に、この種の多管式熱交換器において、外
管内部に複数の内管を単に嵌挿するだけでは内管
が外管内部の一例に片寄つてしまい、熱交換のた
めの伝熱面積を充分に確保し得ない問題がある。
この問題の解決のために、従来、例えば外管内
の中央部に位置する所定数の内管群の途中部分を
内管相互間に隙間を持たせてリング状のスペーサ
で束ねることにより、該スペーサで中央部に位置
する内管群と外周部に位置する内管群とを分離し
て外管内に支持することが行われているが、やは
り各内管群内の内管同士が接触してしまい、効果
は不充分であつた。
そこで、本出願人は、前に、第6図に示すよう
に、各々内管aが挿通する短い筒状のスペーサ単
体bを内管a,a,……と同数設け、この複数の
スペーサ単体b,b,……を全体が外管c内部に
嵌装できるような形状に束ねて互いにハニカム状
に接合し、このハニカム状に結合されたスペーサ
単体b,b,……を外管c内に、その半径方向最
外側に位置するスペーサ単体b,b,……の外側
が外管c内面に接触するように嵌挿して、内管
a,a,……をそれぞれスペーサ単体b,b,…
…外管c内の定位置に支持するようにすることに
より、内管a,a,……の外管c内での片寄りを
なくしてその相互間に隙間を保ち得るようにした
内管支持装置を提案している(実開昭57−4684号
公報参照)。
ところが、このものでは、反面、スペーサ単体
b,b,……が集束されてハニカム状に接合され
ているために外管c内の流体通路が狭窄され、流
体の流通抵抗が増大してその分だけ熱交換器の能
力が低下するという問題が生じる。
そこで、本考案はかかる点に鑑み、前記の如き
複数のスペーサ単体を、ハニカム状に接合するの
ではなくて1つずつ外管長さ方向にずらして端面
の所定部位にて互いに回動自在に連結することに
より、内管を外管内にセツト支持したときに外管
内の流体通路が狭窄されないようにし、よつて流
通抵抗の増大を招くことなく内管を外管内の定位
置に支持し得るようにすることを目的とするもの
である。
この目的の達成のため、本考案の構成は、外管
と、該外管の内部に外管の長さ方向に沿つて嵌挿
された多数の内管とからなる多管式熱交換器にお
ける、前記各内管を相互間に所定の隙間をあけて
外管内に支持するための支持装置であつて、各々
前記各内管を抱持可能な大きさを持ち、内管と同
数の短いスペーサ単体を、各スペーサ単体の壁部
両端面においてスペーサ単体の中心に対して略点
対称の部位がそれぞれ隣接するスペーサ単体の壁
部端面との連結点となるように互いに平行にかつ
回動自在に連結してなり、この連結されたスペー
サ単体の各々に内管がそれぞれ嵌装された一体物
を外管内に、半径方向最外側に位置する前記スペ
ーサ車体の外側が外管の内面に近接するように嵌
挿することにより、各スペーサ単体および該スペ
ーサ単体内に抱持された内管を外管内部に定位置
に保持するように構成されたものであり、このこ
とにより複数の内管をそれぞれ長さ方向にずれた
位置にて、一体的に連結されたスペーサ単体によ
り外管内部に支持するようにしたものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本考案に係る内管支持装置を適用した
ヘアピン形多管式熱交換器を示し、1は外管で、
その内部を連絡配管2,2を介して熱交換側媒体
または利用側媒体の一方(例えば熱交換側媒体)
が流通するものである。一方、3,3,……は上
記外管1の内部に外管1の長さ方向に沿つて嵌挿
された多数の内管であつて、その各端部はそれぞ
れ集合部4でまとめられて1本の集合配管5に連
結されており、該集合配管5,5を介して熱交換
側媒体または利用側媒体の他方(例えば利用側媒
体)が各内管3内を流通することにより、該各内
管3の管壁を通して両媒体間で熱交換を行わせる
ようにしている。
前記外管1内部の長さ方向の所定位置には各内
管3,3,……を相互間に所定の間隙をあけて外
管1内に支持するための支持装置6が嵌装されて
いる。該支持装置6は、各々前記各内管3を若干
の間隙をあけて抱持可能な大きさの内面を持つ、
内管3,3,……と同数の短い円筒形のスペーサ
単体7,7,……を構成要素としている。そし
て、これら複数のスペーサ単体7,7,……は、
第2図および第3図に示すように、各々の壁部端
面7a,7bにて連結ピン8,8,……を介して
互いに平行にかつ回動自在に連結され、そのと
き、各スペーサ単体7のそれぞれ隣接するスペー
サ単体7,7の端面7a,7bとの連結点P,P
は、該各スペーサ単体7の壁部両端面7a,7b
においてスペーサ単体7の中心Oに対して略点対
称の部位となるように設けられている。
そして、第4図に示すように、このように連結
されたスペーサ単体7,7,……の各々にそれぞ
れ内管3,3,……を嵌装して両者の一体物9を
形成し、この一体物9を例えばその一端部から巻
き込む等の操作により所定の形状、大きさに変形
して外管1内にその半径方向最外側に位置するス
ペーサ単体7,7,……の外側部が外管1の内面
に近接するように嵌挿することにより、各スペー
サ単体7および該各スペーサ単体7内に抱持され
た内管3を外管1内部に定位置に保持するように
構成されている。
したがつて、前記実施例においては、互いに連
結されたスペーサ単体7,7,……にそれぞれ内
管3,3,……が嵌装抱持され、その一体物9が
外管1内に、半径方向最外側のスペーサ単体7,
7,……の外側部を外管1の内面に近接させるよ
うに嵌挿されているため、内管3,3,……はそ
れぞれスペーサ単体7,7,……による抱持によ
り外管1内部で相互間に所定の隙間をあけて均等
に分散するように支持され、外管1内の一側に片
寄つて互いに接触するようなことはなく、よつて
各内管3の内外を流れる媒体間の熱交換のための
伝熱面積を常に大きく確保することができる。
また、各内管3を抱持するスペーサ単体7が内
管3,3,……について長さ方向にスペーサ単体
7の長さ分だけ順りずれており、外管1の流路断
面積においてスペーサ単体7,7,……相互間の
スペースが大きくあいているため、外管1内部
(各内管3外部)を流れる媒体は該スペーサ単体
7,7,……間の大きなスペースを通つてスムー
ズに流れてその流通抵抗が増大することはなく、
よつて熱交換器の能力を向上させることができ
る。
尚、前記実施例では、第3図に示すように各ス
ペーサ単体7を円筒状のものとしたが、第5図に
示すように、摩擦抵抗の小さい材質よりなる円筒
体の一部を内管3が嵌挿できるように切り欠いた
断面C字形状のものとしてもよい。この場合、各
スペーサ単体7′への内管3の嵌装作業をワンタ
ツチ操作で容易に行うことができる利点を有す
る。その他、角筒状あるいはその断面C字形状の
ものなど、円管(内管)を抱持し得る形状であれ
ばよい。
以上説明したように、本考案の多管式熱交換器
の内管支持装置によれば、外管の内部に嵌挿され
る内管と同数で、各々該内管を抱持可能なスペー
サ単体を各々の中心に対して略対称な端面の一部
分にて互いに回動自在に連結し、その連結された
スペーサ単体の各々に内管が嵌装された一体物を
外管内にその外側のスペーサ単体が外管の内面に
近接するように嵌挿したものであるので、外管内
を流れる媒体の流通抵抗を増大させることなく、
内管を外管内部の所定位置に確実に保持して熱交
換のための伝熱面積を確保することができ、よつ
て多管式熱交換器における能力の向上を図ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の実施例を示し、
第1図は本案支持装置を適用した熱交換器の一部
切欠側面図、第2図は本案支持装置の展開平面
図、第3図は同一部拡大斜視図、第4図はスペー
サ単体と内管との一体物を外管内へ嵌挿する際の
集束状態の一例を示す斜視図、第5図は変形例を
示す第3図相当図、第6図は従来例を示す拡大断
面図である。 1……外管、3……内管、6,6′……支持装
置、7,7′……スペーサ単体、7a,7b,
7′a,7′b……壁部端面、9……一体物、P…
…連結点、O……中心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外管1と、該外管1の内部に外管1の長さ方向
    に沿つて嵌挿された多数の内管3,3,……とか
    らなる多管式熱交換器における、前記各内管3,
    3,……を相互間に所定の隙間をあけて外管1内
    に支持するための支持装置であつて、各々前記各
    内管3を抱持可能な大きさを持ち、内管3,3,
    ……と同数の短いスペーサ単体7,7,……を、
    各スペーサ単体7の壁部両端面7a,7bにおい
    てスペーサ単体7の中心Oに対して略点対称の部
    位がそれぞれ隣接するスペーサ単体7,7の壁部
    端面7a,7bとの連結点P,Pとなるように互
    いに平行にかつ回動自在に連結してなり、この連
    結されたスペーサ単体7,7,……の各々に内管
    3,3,……がそれぞれ嵌装された一体物9を外
    管1内に、半径方向最外側に位置する前記スペー
    サ単体7,7,……の外側が外管1の内面に近接
    するように嵌挿することにより、各スペーサ単体
    7および該スペーサ単体7内に抱持された内管3
    を外管1内部の定位置に保持するように構成した
    ことを特徴とする多管式熱交換器の内管支持装
    置。
JP17953882U 1982-11-27 1982-11-27 多管式熱交換器の内管支持装置 Granted JPS5987583U (ja)

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JP17953882U JPS5987583U (ja) 1982-11-27 1982-11-27 多管式熱交換器の内管支持装置

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JP17953882U JPS5987583U (ja) 1982-11-27 1982-11-27 多管式熱交換器の内管支持装置

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JPS5987583U JPS5987583U (ja) 1984-06-13
JPS6210627Y2 true JPS6210627Y2 (ja) 1987-03-12

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ID=30389523

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JP17953882U Granted JPS5987583U (ja) 1982-11-27 1982-11-27 多管式熱交換器の内管支持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9722766D0 (en) 1997-10-28 1997-12-24 British Telecomm Portable computers
JP5455573B2 (ja) * 2009-11-17 2014-03-26 株式会社サムソン 多管式ボイラ

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JPS5987583U (ja) 1984-06-13

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