JPS62105B2 - - Google Patents
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- JPS62105B2 JPS62105B2 JP57102200A JP10220082A JPS62105B2 JP S62105 B2 JPS62105 B2 JP S62105B2 JP 57102200 A JP57102200 A JP 57102200A JP 10220082 A JP10220082 A JP 10220082A JP S62105 B2 JPS62105 B2 JP S62105B2
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Landscapes
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、エンジンに使用されるシリンダヘ
ツドガスケツト、排気マニホールドガスケツト等
のガスケツトを構成する組成物に関し、従来使用
されて来たアスベストを含む組成物に代つて有効
に使用できるガスケツト用組成物を得ることを目
的として発明されたものである。
ツドガスケツト、排気マニホールドガスケツト等
のガスケツトを構成する組成物に関し、従来使用
されて来たアスベストを含む組成物に代つて有効
に使用できるガスケツト用組成物を得ることを目
的として発明されたものである。
シリンダヘツドガスケツトのように高熱を受け
ながら高圧ガスの漏洩を阻止するガスケツトに
は、従来、アスベストが使用されて来た。アスベ
ストは、耐熱性、可撓性、強度等の点でガスケツ
トとして適当な性質を持つものであるが近年、ア
スベストが人体に吸入されると肺癌を発生する危
険があることが知られて来た。
ながら高圧ガスの漏洩を阻止するガスケツトに
は、従来、アスベストが使用されて来た。アスベ
ストは、耐熱性、可撓性、強度等の点でガスケツ
トとして適当な性質を持つものであるが近年、ア
スベストが人体に吸入されると肺癌を発生する危
険があることが知られて来た。
この発明は、このような危険を避けるため、ア
スベストを含まないでシリンダヘツドガスケツ
ト、排気マニホールドガスケツト等に有効に使用
できるガスケツトを造るための組成物として、有
機繊維1に対して無機繊維を3〜4の比率で含む
繊維材を10〜70重量%、結着剤としてのゴムを5
〜20重量%、充填材を75〜20重量%含有し、かつ
該充填材は、タルク1に対してクレーを1〜3の
比率で配合されていることを特徴とするガスケツ
ト用組成物を得たものである。以下この明細書に
おいて成分を示す%は重量%とする。
スベストを含まないでシリンダヘツドガスケツ
ト、排気マニホールドガスケツト等に有効に使用
できるガスケツトを造るための組成物として、有
機繊維1に対して無機繊維を3〜4の比率で含む
繊維材を10〜70重量%、結着剤としてのゴムを5
〜20重量%、充填材を75〜20重量%含有し、かつ
該充填材は、タルク1に対してクレーを1〜3の
比率で配合されていることを特徴とするガスケツ
ト用組成物を得たものである。以下この明細書に
おいて成分を示す%は重量%とする。
この組成物は、鉄板の両面にフツクを突出させ
たフツク付き鉄板の両面にすり込むようにして積
層させ、加硫処理をしてガスケツト材料とされ
る。この組成物において、繊維材は、フエノール
樹脂のような有機繊維とロツクウールのような無
機繊維とを混合して使用する。即ち、ロツクウー
ルやセラミツク等の無機繊維は、これら繊維を混
練する際に繊維が切断されて短くなり(一般に3
〜10μ)、分散性はよくなる。しかしながらガス
ケツト用組成物の製造上からは、長さ約2〜6
mm、線径約10〜20μの有機繊維と混合した方が良
く、その比率は有機繊維1に対して無機繊維3〜
4とするのが適当であり、繊維材の組成物全量に
対する割合は10〜70%である。繊維材の量は、
SAE(米国自動車技術者協会)報告書No.810366
によると組成物全体に対して30〜60%となつてい
るが、この発明の組成物では10%でも極めて良い
結果が得られており、10〜70%の範囲で良好に使
用できるものである。
たフツク付き鉄板の両面にすり込むようにして積
層させ、加硫処理をしてガスケツト材料とされ
る。この組成物において、繊維材は、フエノール
樹脂のような有機繊維とロツクウールのような無
機繊維とを混合して使用する。即ち、ロツクウー
ルやセラミツク等の無機繊維は、これら繊維を混
練する際に繊維が切断されて短くなり(一般に3
〜10μ)、分散性はよくなる。しかしながらガス
ケツト用組成物の製造上からは、長さ約2〜6
mm、線径約10〜20μの有機繊維と混合した方が良
く、その比率は有機繊維1に対して無機繊維3〜
4とするのが適当であり、繊維材の組成物全量に
対する割合は10〜70%である。繊維材の量は、
SAE(米国自動車技術者協会)報告書No.810366
によると組成物全体に対して30〜60%となつてい
るが、この発明の組成物では10%でも極めて良い
結果が得られており、10〜70%の範囲で良好に使
用できるものである。
ガスケツトの強熱減量は、熱へたり性に影響す
るものであり、有機繊維を多くすると、これが悪
くなる。従つてガスケツトとしては有機繊維が30
%以下であることが望ましく、有機繊維と無機繊
維との比率は1:3〜1:4が適当である。
るものであり、有機繊維を多くすると、これが悪
くなる。従つてガスケツトとしては有機繊維が30
%以下であることが望ましく、有機繊維と無機繊
維との比率は1:3〜1:4が適当である。
なお、有機繊維としては、群栄化学工業社製
「カイノール」等のフエノール繊維、デユポン社
製「ケプラー29−パルプ」、「ケプラー29−チヨツ
プ繊維」等のアラミツド繊維、東レ社製「テトロ
ン」等のポリエステル繊維及び「ナイロン」等の
ポリアミド繊維、三菱モンサント社製「サントウ
エツブK」等のセルローズ繊維等が使用でき、無
機繊維としては日本セメント社製「ミネラルフア
イバーのノンシヨツト品」、日東紡建材社製「ロ
ツクフアイバー」等のロツクウール繊維、イソラ
イト工業社製「カオウール」、東芝セラミツクス
社製「フアイバーフラツクス」等のセミラツク繊
維、ユニチカユーエムグラス社製「チヨツプドス
トランド」、旭フアイバーグラス社製「グラスロ
ン」等のガラス繊維、日本カーボン社製「カーボ
ロンZヤーン」、呉羽化学工業社製「クレハカー
ボンフアイバー」等のカーボン繊維、日本精線社
製「ナスロン」、鈴木金属社製「スズロン」等の
金属繊維或いは大塚化学社製のチタン酸カリウム
繊維等が使用出来る。
「カイノール」等のフエノール繊維、デユポン社
製「ケプラー29−パルプ」、「ケプラー29−チヨツ
プ繊維」等のアラミツド繊維、東レ社製「テトロ
ン」等のポリエステル繊維及び「ナイロン」等の
ポリアミド繊維、三菱モンサント社製「サントウ
エツブK」等のセルローズ繊維等が使用でき、無
機繊維としては日本セメント社製「ミネラルフア
イバーのノンシヨツト品」、日東紡建材社製「ロ
ツクフアイバー」等のロツクウール繊維、イソラ
イト工業社製「カオウール」、東芝セラミツクス
社製「フアイバーフラツクス」等のセミラツク繊
維、ユニチカユーエムグラス社製「チヨツプドス
トランド」、旭フアイバーグラス社製「グラスロ
ン」等のガラス繊維、日本カーボン社製「カーボ
ロンZヤーン」、呉羽化学工業社製「クレハカー
ボンフアイバー」等のカーボン繊維、日本精線社
製「ナスロン」、鈴木金属社製「スズロン」等の
金属繊維或いは大塚化学社製のチタン酸カリウム
繊維等が使用出来る。
ゴムは繊維材の結着材となるものであり、合成
ゴムラテツクス、合成固形ゴムが使用でき、
NBR,CR,AR等を特性に応じて使用できる。ゴ
ムの組成物に対する割合は、SAEの報告書では
10〜20%とされているが5〜20%とすることがで
きる。
ゴムラテツクス、合成固形ゴムが使用でき、
NBR,CR,AR等を特性に応じて使用できる。ゴ
ムの組成物に対する割合は、SAEの報告書では
10〜20%とされているが5〜20%とすることがで
きる。
充填材は、繊維材、ゴムの間隙を埋めるもので
あり、クレーは、これが多いと耐熱性が良く応力
緩和性が小さくなり、タルクは、これが多いとシ
ール性は良くなるという性質がある。両者を各種
の比率で混合し、シール性、応力緩和性を実験し
た結果、図面のような傾向があることが判つた。
即ちタルクとクレーとの比率が、35:65において
両性質を良好に両立させることができるので好ま
しい。尤もタルク1に対してクレーを1〜3の比
率としても実用上支障はない。
あり、クレーは、これが多いと耐熱性が良く応力
緩和性が小さくなり、タルクは、これが多いとシ
ール性は良くなるという性質がある。両者を各種
の比率で混合し、シール性、応力緩和性を実験し
た結果、図面のような傾向があることが判つた。
即ちタルクとクレーとの比率が、35:65において
両性質を良好に両立させることができるので好ま
しい。尤もタルク1に対してクレーを1〜3の比
率としても実用上支障はない。
この充填材の組成物に対する割合は、SAEの
報告書では50〜20%であるが、この発明では75〜
20%とすることができる。
報告書では50〜20%であるが、この発明では75〜
20%とすることができる。
これら充填材としてのクレーは例えば浅田製粉
社製「ネオキヤリアK」、白石カルシユウム社製
「STクルー」等を、又タルクは浅田製粉社製「タ
ルクSW−G」、日本タルク社製「タルクSW」等
を使用出来る。
社製「ネオキヤリアK」、白石カルシユウム社製
「STクルー」等を、又タルクは浅田製粉社製「タ
ルクSW−G」、日本タルク社製「タルクSW」等
を使用出来る。
充填材、繊維の分散を良好にするためカツプリ
ング剤を添加使用することもある。カツプリング
剤としては、アミノシランカツプリング剤、チタ
ネートカツプリング剤が適当である。ゴム100部
に対して1〜3部使用される。
ング剤を添加使用することもある。カツプリング
剤としては、アミノシランカツプリング剤、チタ
ネートカツプリング剤が適当である。ゴム100部
に対して1〜3部使用される。
ゴム加硫剤、老化防止剤および顔料は、従来と
同様に組成物に対して合計1〜10%程度使用すれ
ばよい。
同様に組成物に対して合計1〜10%程度使用すれ
ばよい。
以上の成分の混練し、フツク付き鉄板にすり込
み、加硫処理して得られたガスケツト材は、アス
ベストを含まないガスケツト材としてシリンダヘ
ツドガスケツト、排気マニホールドガスケツト等
の高熱、高圧を受けるガスケツトに良好に使用で
きるものである。
み、加硫処理して得られたガスケツト材は、アス
ベストを含まないガスケツト材としてシリンダヘ
ツドガスケツト、排気マニホールドガスケツト等
の高熱、高圧を受けるガスケツトに良好に使用で
きるものである。
次にこの発明の実施例および対照例としての従
来例を別表に示す。これら実施例においては、フ
エノール繊維として群栄化学工業社製「カイノー
ル」を、ロツクウール繊維として日本セメント社
製「ミネラルフアイバーのノンシヨツト品」をク
レー、タルクとしては各々浅田製粉社製の「ネオ
キヤリアK」、「タルクSW」を用いた。各実施例
ともシリンダヘツドガスケツト用組成物として良
好な性能を示している。
来例を別表に示す。これら実施例においては、フ
エノール繊維として群栄化学工業社製「カイノー
ル」を、ロツクウール繊維として日本セメント社
製「ミネラルフアイバーのノンシヨツト品」をク
レー、タルクとしては各々浅田製粉社製の「ネオ
キヤリアK」、「タルクSW」を用いた。各実施例
ともシリンダヘツドガスケツト用組成物として良
好な性能を示している。
これらの実施例から、次のことが判る。
(1) 実施例1〜2は、繊維材量の最大、最小を検
討したものである。ゴム量を一定としたから、
充填材の量はこれと逆に増減する。何れも十分
使用に耐えるものである。
討したものである。ゴム量を一定としたから、
充填材の量はこれと逆に増減する。何れも十分
使用に耐えるものである。
(2) 比較例1〜2と実施例3は、充填材としての
クレー、タルクの比率を変えたものである。
クレー、タルクの比率を変えたものである。
比較例1のようにタルクのみとすると、シール
性は良いが耐熱特性が悪くなる。比較例2はクレ
ーのみを使用したもので、上記と逆の性質を呈す
る。実施例3は何れの性質も良好である。
性は良いが耐熱特性が悪くなる。比較例2はクレ
ーのみを使用したもので、上記と逆の性質を呈す
る。実施例3は何れの性質も良好である。
図面はタルクとクレーとの混合比率によりシー
ル性と応力緩和性との変化する傾向を示す線図で
ある。
ル性と応力緩和性との変化する傾向を示す線図で
ある。
Claims (1)
- 1 有機繊維1に対して無機繊維を3〜4の比率
で含む繊維材を10〜70重量%、結着剤としてのゴ
ムを5〜20重量%、充填材を75〜20重量%含有
し、かつ該充填材は、タルク1に対してクレーを
1〜3の比率で配合されていることを特徴とする
ガスケツト用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10220082A JPS58223679A (ja) | 1982-06-16 | 1982-06-16 | ガスケツト用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10220082A JPS58223679A (ja) | 1982-06-16 | 1982-06-16 | ガスケツト用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58223679A JPS58223679A (ja) | 1983-12-26 |
JPS62105B2 true JPS62105B2 (ja) | 1987-01-06 |
Family
ID=14321016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10220082A Granted JPS58223679A (ja) | 1982-06-16 | 1982-06-16 | ガスケツト用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58223679A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2144140B (en) * | 1983-07-26 | 1987-07-22 | Cummins Engine Co Inc | High swell gasket material |
WO1986006089A1 (en) * | 1985-04-17 | 1986-10-23 | Dainichi Nihon Densen Kabusikikaisha | Filler composition and process for its production |
JPH0684785B2 (ja) * | 1986-10-13 | 1994-10-26 | ユ−サンガスケツト株式会社 | ガスケット材およびその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4965439A (ja) * | 1972-10-30 | 1974-06-25 | ||
JPS56129282A (en) * | 1980-03-14 | 1981-10-09 | Nichias Corp | Joint sheet |
-
1982
- 1982-06-16 JP JP10220082A patent/JPS58223679A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4965439A (ja) * | 1972-10-30 | 1974-06-25 | ||
JPS56129282A (en) * | 1980-03-14 | 1981-10-09 | Nichias Corp | Joint sheet |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58223679A (ja) | 1983-12-26 |
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