JPS6210467Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6210467Y2
JPS6210467Y2 JP16602182U JP16602182U JPS6210467Y2 JP S6210467 Y2 JPS6210467 Y2 JP S6210467Y2 JP 16602182 U JP16602182 U JP 16602182U JP 16602182 U JP16602182 U JP 16602182U JP S6210467 Y2 JPS6210467 Y2 JP S6210467Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
ignition
transformer
voltage
trigger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16602182U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5988276U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16602182U priority Critical patent/JPS5988276U/ja
Publication of JPS5988276U publication Critical patent/JPS5988276U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6210467Y2 publication Critical patent/JPS6210467Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は多目的発電機を備えた内燃機関の無
接点点火装置にかかり、特に単一の発電コイルを
点火用及び負荷用として兼用し、かつ点火回路へ
の電圧を設定レベル以下に保つてイグニシヨン・
コイルへの供給電圧を一定に保つ様にした内燃機
関の無接点点火装置に関する。
〔従来の技術〕
今日では、チエーン・ソーや草刈機などの内燃
機関にも磁石発電機を用いた無接点点火装置が広
く採用されている。これは内燃機関の点火電源を
バツテリに依らないで、磁石発電機から得るもの
で、この磁石発電機で発生した低圧電流を外部に
取り出し、これをイグニシヨン・コイルで昇圧し
て点火プラグに供給し、火花を発生させる構成と
なつている。
ところが、かかる点火装置では、例えばチエー
ン・ソーのハンドルをニクロム線を加熱して加温
し、このハンドルを握る作業者の手を暖めること
で、血液循環を良くして、作業者が白ろう状にな
らない様にする場合などでは、前記点火用発電設
備とは異る熱源用発電機などの発電設備を設ける
必要があつた。この結果、チエーン・ソー全体の
構成が複雑になるとともに全体重量が増し大形化
するという問題を生じていた。特に、チエー・ソ
ーの様にハンデイ・タイプの装置では、これの軽
量化、小形化が強く要請されるものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この考案はかかる要請に応えるために成された
もので、しかも内燃機関が高速回転で運転された
場合においても各回路部品に過大な電圧がかから
ず、各回路部品の絶縁破壊などの事故を防止でき
るとともに各回路部品の容量を小さくすることが
できることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案は、内燃機関用クランク・シ
ヤフトの回転に同期して回転するリング状ロータ
と、このリング状ロータの内周に円周方向に亘り
所定間隔をおいて配設した複数の発電用磁石と、
これらの発電用磁石に対向して配設された点火用
及び負荷用を兼用する単一の発電コイルと、前記
リング状ロータに配設したトリガ用磁石と、該ト
リガ用磁石に対向して前記リング状ロータの外周
辺に配設したトリガ用発電コイルと、前記発電コ
イルに負荷を介して一次側コイルを接続した昇圧
用変圧器と、上記負荷と並列に接続したスイツチ
と、前記変圧器の二次電圧を充電するコンデンサ
と、このコンデンサに接続され、かつ前記トリガ
用発電コイルの誘起電圧に基づいて導通する第1
のスイツチング素子と、この第1のスイツチング
素子を介して前記コンデンサに接続されたイグニ
シヨン・コイルと、前記変圧器の二次側コイルに
接続され、その二次側電圧が設定値以上に達する
と導通する制御素子と、この制御素子の導通時に
前記変圧器の一次側コイルを短絡する第2のスイ
ツチング素子とから構成したものである。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図はこの考案にかかる内燃機関の無接点点
火装置の回路図を示す。1は点火用及び負荷用を
兼用する単一の発電コイルで、これには昇圧用変
圧器2の一次側コイル2aがヒータ線やランプ等
の負荷抵抗3を介して接続されている。また、こ
の一次側コイル2aの両端には、後述の制御素子
たるツエナーダイオード11の導通(ブレークダ
ウン)時にトリガ電圧を受けて前記一次側コイル
2aを短絡する第2のスイツチング素子としてサ
イリスタ4が接続されている。さらにまた、前記
負荷抵抗3にはこれと並列にスイツチ5が接続さ
れている。
一方、前記昇圧用変圧器2の二次側コイル2b
には、ダイオード6およびコンデンサ7を介し
て、イグニシヨン・コイル8の一次側コイル8a
が接続されており、コンデンサ7は前記昇圧用変
圧器2の二次電圧を充電するようになつている。
なお、前記イグニシヨン・コイル8の二次側コイ
ル8bには点火プラグ9が接続されている。ま
た、10,11は直列接続されたダイオードおよ
びツエナーダイオードで、この直列回路は前記二
次側コイル2bおよびダイオード6の接続中点
と、前記サイリスタ4のゲートとの間に接続され
ている。すなわち、該ツエナーダイオード11は
前記昇圧用変圧器2の二次電圧が設定値以上に達
すると導通する制御素子に相当し、導通(ブレー
クダウン)時に前記第2のスイツチング素子たる
サイリスタ4にトリガ電圧を供給するようになつ
ている。さらに13,14はイグニシヨン・コイ
ル8の一次側コイル8aに対し、コンデンサ7を
介してそれぞれ並列接続した逆流防止用ダイオー
ドおよび第1のスイツチング素子たるサイリスタ
である。また、15はサイリスタ14のカソー
ド・ゲート間に接続した抵抗、16はそのサイリ
スタ14のゲートに接続したトリガ用発電コイル
である。すなわち、前記第1のスイツチング素子
たるサイリスタ14はトリガ用発電コイル16の
誘起電圧に基づいて導通(ブレークダウン)し、
その導通(ブレークダウン)時にコンデンサ7の
充電電圧がイグニシヨン・コイル8の一次側コイ
ル8aに放電されるようになつている。
第2図は本考案の無接点点火装置の概略構成図
である。同図において、24は内燃機関用クラン
クシヤフトの回転に同期して回転するリング状ロ
ータであり、このリング状ロータ24の内周に円
周方向に亘り所定間隔をおいて複数の発電用磁石
23が配設され、さらにリング状ロータ24には
トリガ用磁石26も配設されている。そして、前
記点火用及び負荷用を兼用する単一の発電コイル
1が鉄心21に巻装され、発電用磁石23に対向
して配置されている。また、前記トリガ用発電コ
イル16が鉄心22に巻装され、トリガ用磁石2
6に対向してリング状ロータ24の外周辺に配設
されている。もつとも、図面実施例の場合には、
トリガ用磁石26はリング状ロータ24に埋設さ
れ、該トリガ用磁石26の両端に一対のポールピ
ース27が連設されており、トリガ用発電コイル
16は該ポールピース27に対向して配設されて
いる。なお、図中、28はバランスウエイト、2
5は前記第1図示の回路図の一部を示すものであ
る。
上記構成の本考案によれば、リング状ロータ2
4が内燃機関の回転に同期して回転するので、発
電用及び負荷用を兼用する単一の発電コイル1に
は比較的大きい電力が誘起され、トリガ用発電コ
イル16には所定タイミングの低レベルの電圧が
出力され、これらが第1図に示す回路に流され
て、下記の様な動作を行うのである。
今、内燃機関が作動し定常回転域に入ると、発
電コイル1に誘起された電圧が変圧器2の一次側
コイル2aに加えられて、二次側に昇圧した高電
圧が得られることとなる。この高電圧はダイオー
ド6、コンデンサ7およびイグニシヨン・コイル
8の一次側コイル8aに加えられて、コンデンサ
7に充電が行われる。この充電は前記リング状ロ
ータ24(すなわち、内燃機関)の回転速度上昇
に応じて高電圧にて行われ、コンデンサ7の耐圧
を越えようとするが、二次側コイル2bの電圧が
過大となるや設定電圧レベル以上すなわちツエナ
ー電圧以上で、制御素子たるツエナーダイオード
11が導通(ブレークダウン)することとなるの
で、ダイオード10およびこのツエナーダイオー
ド11を介して、サイリスタ4のゲートにトリガ
電圧が作用する。このため、サイリスタ4のアノ
ード・カソード間が導通状態となり、昇圧用変圧
器2の一次側コイル2aが短絡され、このコイル
2aの一次電圧が逓降または零になる。この結
果、昇圧用変圧器2の二次側は設定電圧以上の過
電圧とならず、不必要なコンデンサ7への過充電
を防止することができ、二次側の各回路部品の絶
縁破壊などの事故が防止されるとともに小さい容
量のものを使用することができる。そして、特
に、本考案では前記ツエナーダイオード11のブ
レークダウン後には、前記の如く変圧器2の一次
側コイル2aが短絡されるため、このツエナーダ
イオード11に電流が流れないので、ツエナーダ
イオード11は十分に小さい容量のものを使用す
ることができる。
そして、各磁石23の回転による最適点火時期
で、前記トリガ用発電コイル16には第1図に示
されているような極性の電圧が発生する。このた
め、サイリスタ14のゲートにトリガ電流が流
れ、このサイリスタ14がターン・オンして導通
状態となる。この導通によりコンデンサ7の充電
電圧がこのサイリスタ14を通じてイグニシヨ
ン・コイル8の一次側コイル8aに加えられる。
これによつて二次側コイル8bには高電圧が発生
し、点火プラグ9に火花を発生する。
一方、発電コイル1に誘起された電圧によつ
て、発電コイル1、昇圧用変圧器2の一次側コイ
ル2a及び負荷抵抗3の経路、又は発電コイル
1、サイリスタ4のアノード・カソード及び負荷
抵抗3の経路で電流が流れ、ヒータ線やランプ等
の負荷が駆動される。すなわち、本考案では、発
電コイル1、昇圧用変圧器2の一次側コイル2a
及び負荷抵抗3が直列に接続され、前記第2のス
イツチング素子たるサイリスタ4は一次側コイル
2aを短絡するものであるため、前述のように昇
圧用変圧器の二次電圧が所定値に達すると否とに
かかわらず、常に発電コイル1の誘起電圧によつ
て駆動することができるものである。そして、負
荷を駆動する必要がない場合には、スイツチ5を
閉じ、負荷抵抗3をシヤントすれば良い。この場
合においても、発電コイル1の誘起電圧は昇圧用
変圧器2の一次側コイルに加わるので、前述の点
火動作に支障はないものである。
このように、発電コイル1に誘起した電圧を負
荷用及び点火用として用いることができるため、
チエン・ソーなどの装置全体の小形化、軽量化及
びローコスト化を図ることができるものである。
なお、内燃機関の低速運転中において、スイツ
チ5が開かれているときは、負荷抵抗3に電流が
流れることによつて、変圧器2の一次側電圧が若
干低下するので、この負荷抵抗3に十分に電流を
流す必要がある場合には、内燃機関の回転を若干
上昇させれば、所定の一次側電圧を得ることがで
き、これによつて点火用電圧の低下をも免れるこ
とができる。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した様に、この考案によれば、
内燃機関用クランク・シヤフトの回転に同期して
回転するリング状ロータと、このリング状ロータ
の内周に円周方向に亘り所定間隔をおいて配設し
た複数の発電用磁石と、これらの発電用磁石に対
向して配設された点火用及び負荷用を兼用する単
一の発電コイルと、前記リング状ロータに配設し
たトリガ用磁石と、該トリガ用磁石に対向して前
記リング状ロータの外周辺に配設したトリガ用発
電コイルと、前記発電コイルに負荷を介して一次
側コイルを接続した昇圧用変圧器と、上記負荷と
並列に接続したスイツチと、前記変圧器の二次電
圧を充電するコンデンサと、このコンデンサに接
続され、かつ前記トリガ用発電コイルの誘起電圧
に基づいて導通する第1のスイツチング素子と、
この第1のスイツチング素子を介して前記コンデ
ンサに接続されたイグニシヨン・コイルと、前記
変圧器の二次側コイルに接続され、その二次側電
圧が設定値以上に達すると導通する制御素子と、
この制御素子の導通時に前記変圧器の一次側コイ
ルを短絡する第2のスイツチング素子とから構成
したことによつて、一個の発電コイルを負荷用お
よび点火用に兼用することができ、磁石発電機お
よびチエン・ソーなどの装置全体の小形化、軽量
化が図れ、ローコスト化をも図れるという利点が
ある。また、コンデンサが接続された変圧器の二
次電圧が異常に上昇する心配がなくなり、サイリ
スタなどのスイツチング素子その他の二次側の各
電気部品の絶縁破壊などを未然に防止できるとと
もに、各電気部品の容量を小さくでき、これによ
りさらに小型化、軽量化及びローコスト化を図る
ことができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はこの考案の無接点点火装置の回路図、第2図は
本考案の無接点点火装置の概略構成図である。 1……点火用及び点火用を兼用する単一の発電
コイル、2……昇圧用変圧器、2a……一次側コ
イル、2b……二次側コイル、3……負荷抵抗、
4……サイリスタ(第2のスイツチング素子)、
5……スイツチ、7……コンデンサ、8……イグ
ニシヨン・コイル、9……点火プラグ、11……
ツエナーダイオード(制御素子)、14……サイ
リスタ(第1のスイツチング素子)、16……ト
リガ用発電コイル、23……発電用磁石、24…
…リング状ロータ、26……トリガ用磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関用クランク・シヤフトの回転に同期し
    て回転するリング状ロータと、このリング状ロー
    タの内周に円周方向に亘り所定間隔をおいて配設
    した複数の発電用磁石と、これらの発電用磁石に
    対向して配設された点火用及び負荷用を兼用する
    単一の発電コイルと、前記リング状ロータに配設
    したトリガ用磁石と、該トリガ用磁石に対向して
    前記リング状ロータの外周辺に配設したトリガ用
    発電コイルと、前記発電コイルに負荷を介して一
    次側コイルを接続した昇圧用変圧器と、上記負荷
    と並列に接続したスイツチと、前記変圧器の二次
    電圧を充電するコンデンサと、このコンデンサに
    接続され、かつ前記トリガ用発電コイルの誘起電
    圧に基づいて導通する第1のスイツチング素子
    と、この第1のスイツチング素子を介して前記コ
    ンデンサに接続されたイグニシヨン・コイルと、
    前記変圧器の二次側コイルに接続され、その二次
    側電圧が設定値以上に達すると導通する制御素子
    と、この制御素子の導通時に前記変圧器の一次側
    コイルを短絡する第2のスイツチング素子とから
    構成されてなる内燃機関の無接点点火装置。
JP16602182U 1982-11-01 1982-11-01 内燃機関の無接点点火装置 Granted JPS5988276U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16602182U JPS5988276U (ja) 1982-11-01 1982-11-01 内燃機関の無接点点火装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16602182U JPS5988276U (ja) 1982-11-01 1982-11-01 内燃機関の無接点点火装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5988276U JPS5988276U (ja) 1984-06-14
JPS6210467Y2 true JPS6210467Y2 (ja) 1987-03-11

Family

ID=30363573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16602182U Granted JPS5988276U (ja) 1982-11-01 1982-11-01 内燃機関の無接点点火装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5988276U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5988276U (ja) 1984-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4515140A (en) Contactless ignition device for internal combustion engines
JPS6210467Y2 (ja)
KR100311322B1 (ko) 내연기관구동방전등점등장치
JP2916203B2 (ja) コンデンサー放電式内燃機関用点火装置
JPH0421012Y2 (ja)
JPH08506402A (ja) 特にチェンソー等に使用される内燃機関の点火装置
JPH0343416Y2 (ja)
JPS58172463A (ja) 内燃機関用無接点点火装置
JPS61268871A (ja) 内燃機関用点火装置
JPH0115704B2 (ja)
JPH0115702B2 (ja)
JPS60201070A (ja) 内燃機関用無接点点火装置
JPS6143975Y2 (ja)
JPH0346227Y2 (ja)
JPH0333916B2 (ja)
JPS6228702Y2 (ja)
JPH04330378A (ja) 内燃機関用無接点点火装置
JPS62189362A (ja) 容量放電点火装置
JPH0247264Y2 (ja)
JP3194736B2 (ja) パルス始動式放電灯点灯装置
JPS6033717Y2 (ja) 充電発電機制御装置
JPS64910B2 (ja)
JPS6030473A (ja) 内燃機関用無接点点火装置
JPS58217765A (ja) 点火装置
JPH04251599A (ja) 車両用電源装置