JPS62104374A - デジタル複写装置 - Google Patents

デジタル複写装置

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JPS62104374A
JPS62104374A JP60245031A JP24503185A JPS62104374A JP S62104374 A JPS62104374 A JP S62104374A JP 60245031 A JP60245031 A JP 60245031A JP 24503185 A JP24503185 A JP 24503185A JP S62104374 A JPS62104374 A JP S62104374A
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JP
Japan
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signal
halftone
image
area
pixel
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JP60245031A
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Inventor
Yukio Sakano
坂野 幸男
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、原稿画像を読み取って電気信号に変換し、該
電気信号を処理し、画像情報を記録/非記録の二値情報
にして記録装置に与えるデジタル複写装置に関する。
[従来の技術] 一般に、デジタル複写装置においては、C0D(チャー
ジ・カップルド・デバイス)イメージセンサ等を用いて
原稿像を微小領域、即ち画素毎に読み取り、イメージセ
ンサの出力に得られるアナログ電気信号をA/D (ア
ナログ/デジタル)変換し、得られるデジタル信号に各
種処理を施した後、その信号を記録装置に与えてコピー
画像を得ている。
ところで、この種の装置に用いられる記録装置では、各
記録画素毎に濃度レベルを変えるのが難しいため、記録
/非記録の二値的な記録を行なうのが一般的である。し
かしながら、原稿には写真等の中間調面像も含まれるこ
とがあるので、中間調画像を再現する必要がある。二値
記録を行なう記録装置を用いて中間調表現を行なう方法
としては、従来よりディザ法、濃度パターン法、サブマ
トリクス法等々が提案されており、これらの方法を用い
れば、中間調画像を再現できる。
ところが、中間調処理を行なう場合、原稿像濃度が写真
のようにゆるやかに変化する場合には比較的好ましいコ
ピー像が得られるが、原稿像濃度が文字のように二値的
に変化する場合には、コピー像の輪郭がぼけて文字が読
みづらくなったり、原稿地肌の薄い汚れがコピー像に現
われたりして、コピー品質が著しく低下する。
文字等の原稿像に対しては、中間調処理を行なわずに、
単純な二値処理を行なえば、好ましいコピーが得られる
。従って、中間調処理の有無を指定するスイッチを設け
れば、原稿の種別に応じたオペレータの判断によって、
好ましいコピーモードが選択できる。
ところが1例えばパンフレットのように、1つの原稿中
に、写真のような中間調画像と文字のような二値画像と
が混在する場合もかなりある。このような場合、二値モ
ードを選択すれば写真の品質が低下するし、中間調モー
ドを選択すれば文字の品質が低下する。
ところで、この種のデジタル複写装置においてはもう1
つの不都合がある。即ち、ラインセンサ等を用いて画像
を小さな画素単位で読取る場合、原稿上の濃度変化に周
期性があると、その周期(ピッチ)と画像読取センサの
配列ピッチ(サンプリング周期)との干渉によって、記
録画像上にモアレが生ずることがある。例えば、原稿に
おいて網点印刷が行なわれている場合、その画像上の濃
度変化には周期性があるので、この濃度変化の周期と読
取センサのサンプリング周期との干渉によってモアレが
生ずる。
例えば、画像読取センサの分解能が16画素/ m m
の場合であれば、その分解能に近い密度の網点印刷、即
ち133線(約10.5画素/ m m )〜200I
IA(約16画素/ m m )の範囲の密度の場合に
、読取信号にモアレが発生し易い。勿論、他の密度の場
合でもモアレが発生するが、前記密度の場合に特に発生
が著しく、それによる信号の変動幅が大きい。
網点印刷自体は、一種の擬似中間調表現であり、画素単
位の濃度変化は110(記録/非記録)の二値的なもの
である。網点印刷においては、網点のピッチ変化や網点
の大きさの変化によって画素集合の全体を見た場合の平
均濃度を多段に変化させ、これによって中間調濃度を表
現している。従って、モアレの問題を考えなければ、網
点印刷の原稿像をコピーする場合には、信号を二値的に
処理することにより、記録画像に網点画像を再現し、好
ましいコピーを行なうことができる。しかし実際には、
特定の密度で網点印加された原稿像に対しては、上述の
ようにモアレが発生するため、著しくコピー品質が低下
する。
一方1画像読取信号を中間調処理して二値信号に変換す
る場合、処理の過程で、複数画素の濃度の平均化、しき
い値レベルの変更等々を行なうため。
結果的にコピー画像にモアレが発生しないか、又は影響
が小さくなる。この場合、コピー画像の濃度は網点によ
ってII似中間調表現されるが、コピー上の網点は原稿
上の網点を直接再現したもので−はなく、複写機特有の
中間調処理によって生成される網点である。
従って、網点印刷された画像あるいはデジタル複写機に
よって網点処理でコピーされた画像が原稿である場合に
は、画素単位では二値記録であるが、中間調処理を行な
う複写モードを選択する方が好ましい。
[発明の目的] 本発明は、原稿像の種別に応じて任意に処理モードが選
択でき、また、中間調画像と二値画像とが混在する原稿
に対しても、中間調画像と二値画像の両者に対して好ま
しいコピーを得ることのできるデジタル複写装置を提供
することを第1の目的とする。また本発明は、網点によ
って中間調を表現した画像が原稿である場合に、モアレ
の発生を抑制することを第2の目的とする。
[発明の構成] 上記目的を達成するため、本発明においては。
画像読取手段から得られる電気信号を処理して原稿画像
が中間調画像かどうかを判定する領域判定手段と、少な
くとも3つの動作モードのいずれか1つを指定する動作
モード指定手段とを設けて。
プリンタ等の記録手段に印加する信号として、第1の動
作モードにおいては中間調処理手段が出力する信号、第
2の動作モードにおいては2値化処理手段が出力する信
号、第3の動作モードにおいては領域判定手段の判定結
果に応じて選択された信号(中間調処理手段の出力信号
又は二値化処理手段の出力信号)をそれぞれ選択する。
中間調処理した信号を選択すれば、記録画像に中間調濃
度が再現され、単純2値化処理した信号を選択すれば記
録画像の濃度は2値的になる。
従って、第3の動作モードを選択すれば、領域判定手段
が原稿上の画像が中間調画像か二値画像かを自動的に判
定して、中間調処理と単純二値化処理の一方を選択する
ので、1枚の原稿に写真のような中間調濃度の画像と文
字のような二値濃度の画像とが混在する場合でも1画像
の種別が変わる毎に自動的に処理が切換わり、原稿に忠
実なコピーが得られる。
但し、領域判定手段の判定の信頼性は人間よりも劣るの
で、原稿の画像が特殊な場合には誤判定が生じることも
あり得る。そのような場合には、オペレータの判断によ
って、第1の動作モード又は第2の動作モードを選択す
れば、好ましいコピーが得られる。
本発明の好ましい実施例においては、領域判定手段は、
原稿読取信号を処理して、それに網点が含まれているか
どうかを判定し、網点を検知した場合には、その画像を
中間調画像に判定する。これによれば、網点画像は中間
調処理を受けるために、モアレの発生が抑制されコピー
品質が向上する。
また、本発明の好ましい実施例においては、画像読取手
段が出力する電気信号のレベルを、単純二値化処理にお
いて利用する固定参照レベル(第1の参照レベル)より
も低い濃度レベルに設定された第2の参照レベルと比較
して二値信号を得て、該二値信号が原稿像の黒対応レベ
ルを示す画素が、画像読取手段の主走査方向及び副走査
方向に所定数以上連続して現われる場合に中間調領域に
判定する回路を、領域判定手段に設ける。これにより、
領域判定の信頼性が向上する。
本発明の他の目的及び特徴は、図面を参照した以下の実
施例説明によって明らかになろう。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第2図に、本発明を実施する一形式のデジタル複写機を
示す。この複写機は、大きく分けると装置上部のスキャ
ナ1と装置下部のプリンタ2で構成されている。
26が、原稿を載置するコンタクトガラスである。
スキャナlは、コンタクトガラス26上に載置される原
稿の像を走査しながら読み取る。副走査は機械的であり
、電気モータMTの駆動によって。
スキャナに備わったキャリッジが第2図の右左方向に移
動する。原稿からの反射光が、各種ミラー及びレンズを
介して、固定された像読取センサ10に結像される。像
読取センサ10は、CCDラインセンサであり、第2図
においては紙面に垂直な方向に、多数の読取セルが配列
されている。この例では、コピー倍率が1.0の時に、
原稿像の1mmあたり16画素の分解能になる。主走査
は。
この像読取センサlOの内部に備わるCODシフトレジ
スタによって電気的に行なわれる。主走査の方向は、読
取セルの配列方向、即ち第2図においては紙面に垂直な
方向である。
原稿像をスキャナ1で読取って得られる信号は。
後述するように各種処理を施された後、プリンタ2に送
られる。プリンタ2では、その信号に応じて二値的に記
録を行なう。
プリンタ2には、レーザ書込ユニット25.感光体ドラ
ム3.帯電チャージャ24.現像器12゜転写チャージ
ャ141分離チャージャ15.定着器23等々が備わっ
ている。このプリンタ2は。
従来より知られている一散のレーザプリンタと比べて格
別に異なる部分はないので、動作だけ簡単に説明する。
感光体ドラム3は、第2図においては時計方向に回転す
る。そしてその表面が、帯電チャージャ24の付勢によ
って一様に高電位に帯電する。この帯電した面に、記録
する画像に応じた二値信号によって変調されたレーザ光
が照射される。レーザ光は、機械的な走査によって、感
光体ドラム3上を主走査方向に繰り返し走査する。感光
体ドラム3の帯電した面は、レーザ光の照射を受けると
電位が変化する。従って、レーザ光の変化、即ち記録す
る像に応じた電位分布が、感光体ドラム3の表面に生ず
る。この電位分布が静電潜像である。
この静電潜像が形成された部分が、現像器12を通ると
、その電位に応じてトナーが付着し、静電潜像がトナー
像、即ち可視像に現像される。この可視像は、給紙カセ
ット4又は5から感光体ドラム3に送り込まれる転写紙
に重なり、転写チャージャ14の付勢によって転写紙に
転写する。像が転写された転写紙は、定着器23を通っ
て、排紙トレー22に排紙される。
第1図に、このデジタル複写機の操作パネルの外観を示
す。第1図を参照すると、この操作パネルには、一般の
複写機と同様に、コピー倍率キーに5.濃度キーに6.
割込キーに7.テンキーKT、クリア/ストップキーK
G、プリントスタートキーKS、表示器DSP等々が備
わっている。
そして、この例では特に、コピーモード指定部が備わっ
ている。コピーモード指定部には、4つのモードキーK
l、に2.に3及びに4と、現在の動作モードを表示す
る表示ランプ(発光ダイオード表示器)LL、L2.L
3及びL4が備わっている。
モードキーに1は、文字モードを指定するキーである。
文字モードを選択すると、画像は完全に二値的に処理さ
れる。即ち、原稿像の読取に関して、あるしきい値濃度
を境にして、それより濃度の薄い部分は白(非記録)画
素に見なし、それ以外の部分は記録画素に見なす。各々
の読取画素と記録画素とは1対1に対応する。従って、
解像度が高く、文字のように中間調濃度のない画像に対
しては、高品質のコピー画像が得られる。
モードキーに2は、写真モードを選択するキーである。
写真モードを選択すると、画像は中間調情報を含むもの
として処理され、原稿画像の濃度レベルの情報が、コピ
ー画像にも反影される。但し、この例ではプリンタ2は
各記録画素単位では二値的な記録(記録/非記録)しか
できないので、特別な中間調処理を行なって多値信号を
二値信号に変換している。この種の中間調処理としては
、ディザ法、濃度パターン法、サブマトリクス法等々が
知られているが、この例ではサブマトリクス法による中
間調処理を採用している。
写真モードでは、写真のような多階調画像に対しては好
ましいコピー像が得られるが、中間調処理を行なうため
に、解像度が低下し、文字等の2値画像を再現するには
適さない。
モードキーに3は、自動分離モードを選択するキーであ
る。自動分離モードでは、スキャナ1が読取った画像信
号をもとにして、原稿画像が中間調情報を含むか否かを
自動的に判定し、その判定結果に基づいて、信号処理を
二値的にするか、中間調処理を行なうかを自動的に切換
える。このモードを選択した場合、例えば1枚の原稿に
中間調情報を含む写真と中間調情報を含まない文字とが
混在する場合には、読取の途中で処理を切換え、写真に
対しては中間調処理を行ない1文字に対しては二値処理
を行なう、従って、写真は中間調情報を含む形でコピー
上に再現され、文字は高い解像度で記録される。
モードキーに4は、マジックイレースモードを選択する
キーである。マジックイレースモードでは、原稿像に太
い線等がある場合、その線の周辺部のみを残して線の内
部を消去したコピー像が得られる。また、薄いサインペ
ン等で塗りつぶしたパターンがあると、そのパターンを
消去したコピー像が得られる。詳細な動作については後
述する。
第3図に、第2図のデジタル複写機の電気回路の構成を
示す。第3図を参照すると、スキャナ1には、像読取セ
ンサ10.走査制御部20.増幅器30.A/D(アナ
ログ/デジタル)変換器40、中間調処理部50,2値
化処理部60.領域判定部70.操作制御部80.出力
制御部90゜モータドライバMD等々が備わっている。
走査制御部20は、プリンタ2との信号のやりとり、主
走査制御、副走査制御及び各種タイミング信号の生成を
行なう。各種タイミング信号は、走査タイミングに同期
するように生成される。第1図に示す操作パネルの、コ
ピーモード指定以外のキー読取制御及び表示制御はプリ
ンタ2側で行なっている。各種状態信号、プリントスタ
ート信号。
コピー倍率信号等々が、プリンタ2から走査制御部20
に送られる。走査制御部20は、走査同期信号、状態信
号等々をプリンタ2に送出する。モータMTを駆動する
ことにより、スキャナを機械的に走査し副走査を行なう
像読取センサ10は、一般のCCDラインセンサと同様
に、多数の読取セル、CODシフトレジスタ等々を備え
ている。走査制御部20が副走査同期信号を出力すると
、像読取センサ10の多数の読取セルに蓄積された信号
が、CCDシフトレジスタの各ビットに一気に転送され
る。その後、主走査パルス信号に同期して、CCDシフ
トレジスタの信号シフトが行なわれ、該レジスタに保持
された画像信号が、シリアル信号として、1画素分づつ
その出力端子に現われる(第3図のa:以下、画像信号
から生成される信号は括弧でくくって示す)。
増幅器30は、画像信号(a)の増幅、ノイズ除去等々
を行なう。A/p変換器40は、アナログ画像信号を6
ビツトのデジタル信号に変換する。
なお図面には示さ九でいないが、A/D変換器40で得
られたデジタル信号は、シェーディング補正、地肌除去
、白黒変換等々の従来より知られている各種画像処理を
受けた後で、6ビツト、即ち64階調のデジタル画像信
号(b)として出力される。
このデジタル画像信号(b)は、中間調処理部50及び
2値化処理部60に印加される。
中間調処理部50は、6ビツトのデジタル画像信号(b
)を、サブマトリクス法によって中間調情報を含む二値
信号(d)に変換する回路である。
サブマトリクス法による中間調処理を行なう回路は公知
であり、この実施例においては特別な回路を用いていな
いので、具体的な構成及び動作は省略する。なお、サブ
マトリクス法以外に、ディザ法、濃度パターン法による
中間調処理を行なってもよい。
2値化処理部60では、入力される6ビツトのデジタル
画像信号(b)をMTF補正し、その補正結果を予め定
めた固定しきい値レベルTHIと比較し、それらの大小
に応じた2値信号(8)を出力する。従って、ここで行
なう処理は単純な二値化処理であり、信号(6)には原
稿像の中間調濃度の情報は含まれない。
また、2値化処理部60は、6ビツトのデジタル画像信
号(C1)及び1ビツトの二値画像信号(C2)を、領
域判定部70に出力する。画像信号(C1)はMTF補
正された信号であり、2値化処理部60に印加される画
像信号(b)と大きなちがいはない、また、信号(C2
)は信号タイミングが異なる他は、2値化処理部60が
出力する二値画像信号(6)と同一である。
領域判定部70は、後述するように、原稿画像が中間調
情報を含むか否かを判定する回路であり、その判定結果
に応じた二値信号(f)を出力制御部90に出力する。
操作制御部80は、モードキーに1〜に4の操作に応じ
たモード信号(g:詳しくはglyg2yg3及びg4
)を出力制御部90に与える。また。
モード信号に応じて表示ランプL1〜L4の付勢を制御
する。
出力制御部90は、操作制御部80から与えられるモー
ド信号(g)と領域判定部70から与えられる二値信号
(f)とに応じて、中間調処理部50が出力する二値画
像信号(d)、2値化処理部60が出力する二値画像信
号(e)又は所定レベルの信号(白レベル)を、選択的
に出力する。この信号(h)が、プリンタ2に記録信号
として与えられる。プリンタ2は、この二値信号に応じ
てレーザ光を変調し、記録を行なう。
第4図に、第3図の領域判定部70の構成を示す。第4
図を参照すると、領域判定部70は、第1判定部71.
第2判定部72及びオアゲート73でなっている。第1
判定部71には6ビツトの画像信号(C1)が印加され
、第2判定部72には1ビツトの二値画像信号(C2)
が印加される。
領域判定部70の出力には、第1判定部71が出力する
信号(Q)と第2判定部72が出力する信号(r)との
論理和(f)が出力される。
第1判定部71は、二値化回路110.Y遅延回路12
0.X遅延回路130及び論理積回路140でなってい
る。
なお、この明細書では、スキャナの主走査方向を示すた
めにX又はXの記号を用い、副走査方向を示すためにy
又はYの記号を用いる。また、二値画像信号の「1」は
、黒画素レベルに対応し、「0」は白画素レベルに対応
する。
第1判定部71の構成の詳細を第5図に示し、各部の信
号波形及びタイミングの一例を、第6a図及び第6b図
に示す。
第5図を参照して第1判定部の詳細を説明する。
二値化回路110には、デジタル比較器111゜プルア
ップ回路112及びスイッチ回路113が備わっている
。デジタル比較器111は、その6ビツト入力端子Aに
印加されるデジタル信号の値と、もう一方の6ビツト入
力端子Bに印加されるデジタル信号の値とを比較し、そ
の比較結果を出力する。
即ち、A≧Bなら信号(j)が「1」 (高レベルHに
対応二以下同様)になり、そうでなければ信号(j)が
rO」 (低レベルLに対応:以下同様)になる。
スイッチ回路113の各スイッチは、比較器111の入
力端子Bの値が所定のしきい値TH2になるように設定
される。このしきい値TH2は、変更可能であるが、通
常は、第6b図に示すように。
かなり濃度の低いレベルになるするように設定される。
2値化処理部60が利用するしきい値TH1は、この例
では濃度階調の中央のレベル(32)に設定しである。
つまり、この二値化回路110では、通常の黒画素判定
レベルと比べてかなり濃度が薄い画素に対しても、それ
を黒レベルに判定する。
Y遅延回路120は、二値化回路110が出力する信号
(j、)を処理して、y方向、即ち副走査方向に所定画
素分、信号のタイミングを遅らせる回路であり、7つの
信号jn及びkを出力する。第5図において、信号jn
は、信号jをn画素分y方向に遅らせた信号を表わす。
信号には、遅延量に関しては信号j3と同一である。y
方向の画素単位で信号を遅らせることにより、y方向、
に互いに隣り合う複数画素の信号を並列信号として取り
出すことができる。つまり、この回路は、直列−並列変
換回路と見なすこともできる。
第6a図に、Y遅延回路120の動作タイミングを示す
、第6a図をも参照して動作を説明する。
入力信号(j)は、X方向の画素毎のタイミングで出力
されるクロックパルスt2により、ラッチ121にラッ
チされる。即ち、ラッチ121の入力端子D1に印加さ
れる信号(j)がその出力端子Qlに現われ、その状態
が保持される。クロックパルスt3によって、ラッチ1
21の出力端子Ql−Q6の状態は、X方向の画素毎の
タイミングで、RAM (読み書きメモリ)123の各
ビットに記憶される。
記憶するメモリアドレスは、アドレス信号t1によって
指定される。このアドレス信号t1の内容は、X方向の
画素毎に更新され、X方向で同一位置にある画素に対し
ては、同一の内容(値)が設定される。即ち、信号t1
は、X走査方向における画素位置に対応する。この例で
は、X方向の画素数が4096であるため、信号t1は
12ビツトの並列信号である。
RAM 123の記憶内容は、クロックパルスt3によ
って、X走査方向の画素毎に読み出される。
読み出されるデータは、その時のX方向位置で前に記憶
したデータである。ここでRAM 123のデータライ
ンD1〜D6とラッチ121との接続に注目すると、R
AM 123のデータラインのビット1,2,3,4,
5及び6が、それぞれラッチ121の入力端子のビット
2,3,4,5,6及〜び7に、1ビツトづつシフトし
た状態で接続されている。
従って、あるタイミングで入力された信号(j)は、ラ
ッチ121のビット1にラッチされ、ラッチ121に次
の画素のデータがセットされる前にRAM 123のビ
ット1に記憶される。そして、y方向に1画素分遅れた
タイミングで、RAM 123のビット1から読み出さ
れ、ラッチ121のビット2の入力端子D2に印加され
る。この信号は、それのX位置で、y方向に1画素分遅
れて現われる画素信号がラッチ121のビット1にラッ
チされるタイミングで、ラッチ121のビット2にラッ
チされる。
以後、この動作の繰り返しによって、信号は、ラッチ1
21のビット3,4,5,6及び7に、タイミングがy
方向に1画素分進む毎に、順次転送される。つまり、そ
の信号がラッチ121のビット7にラッチされた時には
、ラッチ121の各ビット6.5,4,3,2及びlに
は、それぞれビット7の信号よりもy、方向に1,2,
3,4,5及び6画素分遅れた信号が存在する。これに
よって、ラッチ121の出力端子Ql−Q7には、所定
のX位置においてy方向に互いに隣接する7つの画素の
信号が同一のタイミングで得られる。
なおラッチ122は、Y遅延回路120の出力に接続さ
れる回路に信号を送り出すタイミングを整えるためのも
のである。従って、信号jO〜j6は、ラッチ121が
出力する信号とほぼ同一である。
なお、第6a図において記号J1+J2*  ・・・B
l、B2.B3・・・及びAI、A2.A3・・で示し
た信号は、各信号のX方向の画素毎の変化を表わしてお
り、ラッチ122が出力する信号とは異なるので注意さ
れたい。
Y遅延回路120が出力する信号には、X遅延回路13
0に印加される。X遅延回路130は。
第5図に示すように、1つのシフトレジスタで構成され
ている。信号(k)は、シフトレジスタのシリアルデー
タ入力端子に印加される。このシフトレジスタのパラレ
ルデータ出力端子Q1〜Q7から、信号(kl、に2.
に3.に4.に5.に6及びに7)が出力される。この
シフトレジスタ(130)は、X方向の走査位置が画素
単位で変わる毎に出力されるクロックパルスt4が現わ
れる毎に、データを1ビツトずつシフトする0例えば、
あるタイミングでこのシフトレジスタに印加された信号
には、次の画素タイミング(X方向)で出力端子のビッ
ト1に現われ(kl)、画素タイミングが変わる毎にビ
ット2,3,4,5,6及び7に順次転送される。
即ち1例えばX方向の画素座標でNに位置する画素の信
号が信号(k7)として現われている時には、各信号(
k6.に5.に4.に3.に2.kl)に現われる画素
の位置は、X方向が(k7)と同一で、X方向がそれぞ
れN + 1 、 N + 2 、 N + 3 。
N+4.N+5及びN+6である。つまり、信号(kl
〜に7)は、X方向で互いに隣り合う画素位置にある7
つの画素の信号であり、これらが同一のタイミングで得
られる。従って、X遅延回路130は、シリアル画素信
号に対する直列−並列変換回路と見なすこともできる。
Y遅延回路120から出力される信号(jO〜j6及び
に1〜に7)は、論理積回路140に印加される。アン
ドゲート141は、信号(jO〜j6)が全て1の時に
1を出力し、それ以外の時にはOを出力する。従って、
アンドゲート141から出力される信号(Jio)は、
X方向の位置が同一で、X方向に隣り合う7つの画素が
、全て黒レベル(TH2に対して)の時に1になる。こ
の信号は、シフトレジスタ143によって、X方向に所
定画素分(1画素)だけ遅延され、信号(jll)とし
てアンドゲート144に印加される。
アンドゲート142は、信号(kl〜に7)が全てlの
時に1を出力し、それ以外の時には0を出力する。従っ
て、アンドゲート142から出力される信号(k 10
)は、X方向の位置が同一で、X方向に隣り合う7つの
画素が、全て黒レベル(TH2に対して)の時に1にな
る。アンドゲート144は、信号(J 11)と信号(
k 10)との論理積、即ち信号(Q)を出力する。
つまり、この第1判定部71は、その時の注目画素に関
して、それを中心とするX方向7酉素とX方向の7画素
が全て黒レベル(TH2に対して)の時に、中間調情報
有(Qが1)に判定する。シフトレジスタ143を設け
て、信号(jll)を信号(jlO)に対してX方向に
シフトするのは、X方向の7画素とX方向の7画素のタ
イミングを調整するためである。
即ち、信号(jO〜j6)は、X方向に関して信号(k
)と同一位置であるため、X方向の中心画素に対応する
信号(k4)と対応するX位置での信号(jll)を得
るために、X方向に1画素(この例では4画素)だけ信
号(jlO)をシフトしている。つまり、微小パターン
を考えると、一般に円形に近いものが多いから、注目画
素をII + Hgパターンを構成する画素群の中心画
素に配置するのがよい。
第6b図を参照する。なお、この図では理解し易いよう
に、X方向のみについて示しである。デジタル画像信号
(C1)は、6ビツトであるから64段階の濃度階調情
報を含んでいる。この例では。
図に示す信号(C1)の各部分(C1l、Cl2)が写
真のような中間調画像を読んで得られた信号を示し。
(C13)が背景(即ち白)画像を読んで得られた信号
を示し、(C14)が比較的太い線で書かれた文字(即
ち二値濃度画素)を読んで得られた信号を示し、(C1
5)が比較的細い線で書かれた文字を読んで得られた信
号を示し、 (C16,C17)は原稿の汚れを読んで
得られた信号を示している。
二値化回路110では、濃度の低いレベルTH2をしき
い値レベルに設定して、信号の二値化を行なっているの
で、得られる画像信号N)においては、画像の濃度が非
常に薄い場合でも、画像が存在する部分は、全て黒画素
に対応する。それに対して、中間レベルの32をしきい
値として設定した2値化処理部60から出力される信号
(a)においては、中間調画像に関しては濃度の薄い部
分は白画素に対応し、濃度の濃い部分だけが黒画素に対
応する。
信号(klo)は、画像信号の黒がX方向に7画素連続
して呪われる場合にのみ、つまり、パターンが所定以上
の大きさの時のみ1になるので、各画像信号部分(C1
1,C12,C14)に対しては信号(klo)が1に
なるが、他の部分(C10,C15,C16,C17)
に対しては0になる。通常は、この信号(klo)に応
じて、中間調処理された信号(d)と二値化処理された
信号(e)とが選択されるので、第6b図に示す信号(
h)のA、B及びCで示す部分が中間調処理された信号
(d)に対応し、他の部分り。
E及びFが二値化処理された信号(e)に対応する。こ
こで、C,D及びEは同一の文字の部分であるが、輪郭
部分に対応するD及びE(各々X方向に6画素)は、中
間調情報の判定条件である7画素に達しないので、二値
化処理される。画像信号(C1)の各部分(C16,C
17)は、しきい値レベルTHIに対して二値化処理さ
れるため、原稿の汚れはコピー画像として出力されない
第4図を参照して、第2判定部72を説明する。
この第2判定部72は、簡単にいうと網点状パターンの
有無を判定する回路である。この回路が処理する信号C
2は、信号C1を固定しきい値レベルTHIに対して単
純に二値化したものであり、タイミング等を考えなけれ
ば、2値化処理部60が出力する信号(e)と同一と考
えてもさしつかえない。
第2判定部72は、xy遅延回路150.メツシュ検出
回路160.第1エリア検出回路170.第2エリア検
出回路180及び第3エリア検出回路190でなってい
る。XY遅延回路150は信号(C2)を処理して信号
(mij)を出力し、メツシュ検出回路160は信号(
mij)を処理して信号(n)を出力し、第1エリア検
出回路170は信号(n)を処理して信号(p)を出力
し、第2エリア検出回路180は信号(p)を処理して
信号(q)を出力し、第3エリア検出回路190は信号
(q)を処理して信号(r)を出力する。
第7a図にXY遅延回路150の構成を示す。
第7a図を参照すると、この回路は、Y遅延回路151
とX遅延回路でなっている。Y遅延回路151の構成は
、第5図に示したY遅延回路120と同一である6但し
、前記信号(k)に対応する信号が不要であるため、出
力端子は、ラッチ122の出力の7本のみを利用してい
る。つまり、Y遅延回路120から出力される信号(m
11〜m17)は、X方向が同一でy方向に互いに隣接
する7つの画素に対応する。
X遅延回路は、6個の7ビツトラツチ152,153.
154,155,156及び157でなっている。ラッ
チ152はY遅延回路が出方する信号(m11〜m17
)をラッチし、ラッチ153,154.155,156
及び157は、それぞれラッチ152,153,154
,155及び156が出力する信号(m21”m27)
 、  (m31〜m37) 。
(m41〜m47)、 (m51”m57)及び(m6
1−m67)をクロックパルスt4に同期してラッチす
る。従って、各信号(m21.m31.m41.m51
.m61及びm71)は、それぞれ信号(mll)をX
方向に1,2,3゜4.5及び6画素分遅らせた信号に
なる。
つまり、このXY遅延回路150は、互いに隣接する、
X方向7函素及びy方向7函素で構成される7X7画素
マトリクスの各画素の信号mjjを同一のタイミングで
全て出力する。
第7b図に、メツシュ検出回路160の具体的な構成を
示す、第7b図を参照すると、このメツシュ検出回路1
60は、第1メツシユ検出回路MSl、第2メツシユ検
出回路MS2.第3メツシユ検出回路MS3.第4メツ
シュ検出回路MS4及びデータセレクタ168でなって
いる。各メツシュ検出回路MS1〜MS4に、XY遅延
回路150が出力する信号mijが印加される。
第4メツシュ検出回路MS4は、図に示すように。
ゲート161,162,163,164,165゜16
6及び167でなっている。なお、図中、オ−バライン
を付した記号で示されるmijは、それを付けない記号
で示される信号の論理を反転した信号を示している。従
って、図示しないが、XY遅延回路150の出力端子と
メツシュ検出回路160の入力端子との間には、多数の
インバータが介挿されている。なお便宜上、この明細書
中においては、オーバラインに変えてアンダーラインを
用いて示す。
ゲート161の9個の入力端子には、信号m44゜ユ旦
、旦33.ユ競、江、ユ観、凹、53.m55及び工U
が印加され、ゲート162の9個の入力端子には信号エ
ム、 m24.m33.m35.m42.m46.m5
3.m55及びm64が印加され、ゲート163の17
個の入力端子には、信号m44.五山工14. m 1
5.工22. m 26゜m31.m37.m41.m
47.m51.m57.m62.m66、m73゜剪及
びm75が印加され、ゲート166の17個の入力端子
には、信号二旦、 m 13. m 14. m 15
. m 22゜m26.m31.m37.m41.m4
7.m51.ms?、m62.m66゜mフ3.m74
及びm75が印加される。
メツシュ検出回路160の動作を説明する前に。
網点印刷について考察する。第8図に、同一の網点ピッ
チで網点印刷された。3種類の濃度(反射率が10%、
30%及び50%)の画像の一部を。
網点が簡単に識別できる程度に拡大して示す。ハツチン
グを施した部分が印刷された(黒)部分であり、それ以
外は背景(白)である。なお図示しないが、濃度が70
%及び90%の時には、それぞれ濃度が10%及び30
%の場合と、黒/白が逆転したような状態になる。
第8図を参照すると、濃度50%の場合、隣り合うドツ
ト同志が接している部分と離れている部分があるのが分
かる。また、実際には原稿を読取る場合のスキャナと原
稿との傾き等の関係により、網点の配列方向とスキャナ
の走査方向XyYどの傾きは一定ではない。また、記録
ドツトの径も変化する。
このような網点の存在の有無を、第2判定部72で判定
する必要がある。
第8図を参照すると、いずれにしても、網点印刷された
原稿像では、白い背景に黒い点(ドツト)又は黒い背景
に白い点(ドツト)が存在するのが分かる。そこで、メ
ツシュ検出回路160では、各注目画素について、それ
がこれらのドツトに対応するかどうかを検知する。
第4メツシュ検出回路MS4では、第9図に示す、7×
7画素マトリクスの中心画素、即ち注目画素M44(信
号m44に対応する画素)と、それを囲む、記号O又は
Δで示した画素との関係から、注目画素M44が黒ドツ
ト(白い画素群の中に黒画素があること)及び白ドツト
(黒い画素群の中に白画素があること)のいずれかであ
るか否かを検知する。即ち、 ゲート161は、注目画素M44が1 (黒画素)で記
号0で示す画素が全てO(白画素)なら0゜即ち黒ドツ
トありを示す信号を出力し、ゲート162は注目画素M
44が0で記号○で示す画素が全て1なら0、即ち白ド
ツトありを示す信号を出力し、 ゲート163は注目画素M44が1で記号Δで示す画素
が全て0なら0、即ち黒ドツトありを示す信号を出力し
、 ゲート166は注目画素M44が0で記号Δで示す画素
が全て1なら0、即ち白ドツトありを示す信号を出力す
る。
ゲート161,162,163及び166のいずれか1
つが黒ドツト又は白ドツトありを示す信号を出力すると
1.即ちドツトありを示す信号が、そうでなければ0、
即ちドツト無しを示す信号が。
第4メツシュ検出回路MS4からn4として出力される
ここで、注目画素M44に対して、記号0の位置の画素
群と記号Δの位置の画素群の2種類の配列パターンを参
照しているのは、網点ピッチ及びドツト径の変化があっ
てもそれに対応し、検知精度を高くするためである。
第1メツシユ検出回路MSI、第2メツシュ検出回路M
S2及び第3メツシュ検出回路MS3は、第4メツシュ
検出回路MS4と同一構成になっている。但し、それぞ
れ入力端子に印加される信号mij及び二基が、MS4
とは異なっている。即ち、各メツシュ検出回路MSI〜
MS4は、それぞれ、ドツト有無の判定に利用する画素
の位置が異なっている。この条件の変更は、特にコピー
倍率の変化によるドツト怪の変化を見込んで、各々のコ
ピー倍率用に、予め設定したものである。
第7b図を参照すると、データセレクタ168の選択端
子Sにコピー倍率の信号ラインが接続されている。従っ
て、コピー倍率が変化すると、それに応じて、各メツシ
ュ検出回路MSI〜MS4が出力する信号nl、n2.
n3及びn4のいずれか1つが、信号nとして選択的に
データセレクタ168から出力される。つまり、この実
施例においては、ドツト検出の条件が、コピー倍率をパ
ラメータとして、自動的に変更される。
第10a図に網点画像を読取る場合のドツトと画素との
位置関係の例を示し、第10a図の各画素信号をしきい
値THIで二値化した信号の配列を第10b図に示す。
なお、これらの図面においては1画素ピッチが1/16
(+w+s/画素)であり、網点ピッチは115(mm
/画素)である、また、第10a図と第10b図とで−
X+V座標の値は、互いに対応している。
この例において1例えば座$%(15,4)の画素につ
いて見ると、注目画素が1で、第9図の記号0で示す9
個の画素が全て0であるから、この画素に対しては、ド
ツト有に判定される。
基本的に上記のようにメツシュ検出回路160の出力に
、網点の有無を示す信号nが得られるが、画素と網点と
の位置関係は様々に変化するので、更に後述する処理を
行なう。
第7c図に、第1エリア検出回路170の具体的な構成
を示す。この第1エリア検出回路170は、簡単にいう
と、第11図に示すようなX方向W画素(例えば8画素
)及びy方向W画素でなる所定画素マトリクス(これを
第1エリアと呼ぶ)を想定し、この第1エリア中に1個
以上のドツトが存在するかどうかを判定する。信号Pは
、ドツトが存在する場合に1、存在しない場合に0にな
る。
第7c図を参照すると、この回路170は、読み出し専
用メモリROMI、カウンタCNI、CN2゜フリップ
フロップFFI、FF2.読み書きメモリRAM 1 
、ゲートGl、G2.G3.G4.G5、G6.インバ
ータIVI及び工v2でなッテいる。
第7c図の回路の動作タイミングを、第12a図に示す
。カウンタCN1は、クロックパルスt4を計数し、X
方向の画素毎にカウントアツプする6計数値が15にな
ると、キャリ一端子CYが高レベルHになる。この信号
を反転した信号がプリセット端子LDに印加されるので
、次のクロックパルスが現われた時に、入力端子D1〜
D4のデータがカウンタにセットされる。第12a図で
は、プリセットするデータが8になっている。
従って、カウンタCNIは、クロックパルスt4が現わ
れる毎にカウントアツプするN進カウンタとして動作す
る。Nの値はデータ入力端子D1〜D4に印加する値に
よって、1〜16の範囲で任意に設定できる。信号ライ
ンQxには、クロックパルスt4のN個毎に、その1周
期の間、低レベルLになる信号が現われる。
一方、X方向の画素毎に出力される信号nは、オアゲー
トG1を介してフリップフロップFFIに印加され、t
4に同期してFFIにラッチされる。
信号ラインQxが高レベルHであると、フリップフロッ
プFFIにラッチされた信号は、その出力端子Qからア
ンドゲートG2を介してオアゲートG1の一方の入力端
子に印加される。
従って、−担、信号nが1になると、フリップフロップ
FFIの出力端子Qは、信号ラインQxが低レベルLに
なるまで、1 (H)の状態を維持する。即ち、カウン
タCNIが8進カウンタにセットされた場合には、第1
2a図に示すようにある1番目の画素に対する信号nが
信号01としてFF1のQに現われた後、その信号O1
と次の信号nとの論理和が信号02としてFFIのQに
現われ、同様の繰り返しによって、信号ラインQxが低
レベルになった時に、X方向に連続する8画素分の各信
号nの全ての論理和を演算した結果、即ち信号07が、
FFIのQに得られる。
信号07が現われている時に、次のクロックパルスt4
が到来すると、そ゛の信号がフリップフロップFF2に
ラッチされ、ラッチされた信号は、信号Pとして出力さ
れる。また、FF2が出力する信号は、クロックパルス
t5に同期して、読み書きメ毛りRAM1に記憶される
。メモリRAMIのアドレスを指定する信号t6は、X
方向のN画素毎にそのX方向位置に応じた値に更新され
る。
なお、信号t6はX方向の画素位置とは無関係である。
従って、メモリRAM1には、X方向の1ライン分のデ
ータが格納される。
また、クロックパルスt41のタイミングでは、メモリ
RAM1に前のライン(X方向の相対座標が−1の位置
)で記憶したデータが読み出され、それがアンドゲート
G5を介してオアゲートG4の一方の入力端子に印加さ
れる。
一方、カウンタCN2は、クロックパルスt7が現われ
る毎にカウントアツプするN進カウンタとして動作する
。クロックパルスt7は、X方向の画素位置が変わる毎
に出方される副走査同期パルスである。他の動作は、カ
ウンタCNIの場合と同一である。
従って、信号ラインQyは、通常は高レベルHで、X方
向の画素のN画素に1回の割合いで、低レベルLになる
。信号ラインQyが高レベルの間に、フリップフロップ
FF2のデータ端子りに一度でも高レベルHが印加され
ると、それと入力信号との論理和をFFI及びメモリR
AMIが保持するので、信号pは高レベルHになる。
即ち、信号ラインQyが低レベルLになった時に、X方
向に連続するN画素分の領域(Nライン)に  ゛つい
て、FF1が出力した信号(例えば07)の全ての論理
和を演算した結果が、信号Pとして出力される。つまり
、NXN(例えば8x8)の配列でなる予め定めた画素
マトリクス、即ち各々の第1エリアに関して、その中の
画素に1つでも信号nが1のものが存在すると、信号p
が1になり、それ以外の時はPが0になる。この信号P
が、第1エリア検出回路におけるドツトの有無、即ち網
点の有無を示す。
一方、カウンタCNIのデータ端子D1〜D4は読み出
し専用メモリROMIのデータ端子D5〜D8に接続さ
れ、カウンタCN2のデータ端子D1〜D4はメモリR
OMIのデータ端子D1〜D4に接続されている。メモ
リROMIのアドレス端子には、コピー倍率信号が印加
される。読み出し専用メモリROM1には、予め、各コ
ピー倍率に対応付けた第1エリアの大きさの情報が記憶
しである。
例えば、この例ではコピー倍率が1.0の時には、第1
エリアの大きさを8x8画素にするので、ROMIの第
1グループの4ビツトの出力端子D1〜D4に8を出力
し、第2グループの4ビツトの出力端子D5〜D8にも
8を出力する。この場合、カウンタCNI及びCN2は
、プリセット時に8がセットされ、8,9,10,11
,12,13゜14.15,8.9.10・−−・と計
数するので、8進カウンタとして動作する。コピー倍率
が異なる場合には、カウンタCNI及びCN2の計数範
囲が変わり、それによって、第1エリアの大きさく画素
の数)が変わる。
第7d図に、第2エリア検出回路180及び第3エリア
検出回路190の構成を示す。まず第2エリア検出回路
180を説明する。
概略でいうと、第2エリア検出回路180では。
第11図に示すように、X方向に互いに連続する2つの
第1エリアと、それらに、X方向で互いに連続する2つ
の第1エリアとでなる、4つの第1エリアで構成される
第2エリアを想定し、この第2エリアの中にドツト検出
された(信号Pが1の)第1エリアが3個以上存在する
か否かを判定する。
ドツト検出された第1エリアが3個以上であると、その
第2エリア中の所定の第1エリアに対して、信号qを1
にセットし、網点を検出したことを示す。
このような第2エリア検出処理を行なうのは、次のよう
な誤検出を防止するためである。即ち、印刷ミス等によ
る原稿側を原因とするドツトの欠落や、読取ミス等によ
る複写機側を原因とするドツト検出ミスがあると、信号
pの段階では、実際には網点の部分を網点無しに判定す
ることがある。
また、網点画像でない場合に、信号Pの段階では。
例えば文字の一部分や地肌の汚れを1つのドツトとして
検出し、それを網点領域に誤判定することがある。
第2エリア検出回路180の動作タイミングを第12b
図に示す。第7d図と第12b図を参照して説明する。
181はデータセレクタ、182及び183はラッチ、
184は読み書きメモリである。データセレクタ181
.ラッチ182及び読み書きメモリ184は、第1エリ
ア毎に出力される信号pを、第1エリアに対応する画素
分、y方向に遅延させる回路であり、ラッチ182の出
力端子Q1及びQ2には、y方向に互いに隣り合う2つ
の第1エリアの信号が同一タイミングで得られる。
ラッチ183は、ラッチ182が出力する信号を、第1
エリアに対応する画素分、X方向に遅延させる回路であ
り、ラッチ183の出力端子Q1及びQ2には、ラッチ
182がそのQl及びQ2に出力する信号を、それぞれ
1つの第1エリア分、X方向に遅らせた信号が現われる
。従って、ラッチ182の出力端子Q1及びQ2とラッ
チ183の出力端子Q1及びQ2に、第2エリアに含ま
れる4つの第1エリアの各々に対する信号pが同一タイ
ミングで得られる。
即ち、第11図における第1エリアEl、E2゜E3及
びE4の信号Pが、それぞれ183−Ql。
182−Ql、 183−02及び182−02に得ら
れる。これらの4つの信号が、ゲートGll、GL2.
G13.G14及びG15で処理され、信号qが生成さ
れる。4つの信号のうち3つ以上が1であると信号qが
1になる。
例えば、第11図においてEl、E2.E3及びE4の
中で3つ以上のPが1であると、第1エリアE4に対し
て出力される信号qは1になる。
なお、第12b図において、PO+ pHP3FP4t
  ・・・は各第1エリア毎に出力される信号、を示し
、qOr ql+  ・・・は各第1エリア毎に出力さ
れる信号qを示し、po  1.pi  1+p2−1
.  ・・・・は、それぞれPO+ Ply P2、・
・・をy方向に1つの第1エリアの画素数分遅延させた
信号を示している。例えばqlは、pi−1,pi、p
2−1及びp2の4つの信号によって定まる。
次に、第3エリア検出回路190を説明する。
概略でいうと、第3エリア検出回路190では、第11
図に示すように、X方向に連続する4つの第1エリアを
第3エリアとして想定し、この第3エリアの中の少なく
とも1つが網点有であると、この第3エリアを網点領域
に判定し、信号rを1にセットする。
第3エリア検出処理を行なうのは、モアレ対策のためで
ある。即ち、走査の方法及び構造上の理由により、副走
査方向に比較して主走査方向の方が圧側的にモアレ発生
の危険性が大きい。副走査方向では、モアレは全くない
か、又は目立たない。
主走査方向では、一般に、読取解像度が16画素/ m
 mの時に、網点ピッチが1〜3mm程度の時にモアレ
が発生する。モアレによって読取信号の振幅が小さくな
ると、ドツト検出の精度が低下し、ドツト検出にエラー
が生ずることもある。従って、モアレ発生の恐れがない
場合には、この第3エリア検出処理は不要である。
なお、この実施例では、第3エリアのX方向画素数が3
2であり、読取解像度が16画素/ m mであるから
、第3領域のピッチは2mmである。
第7d図を参照すると、第3エリア検出回路190は、
シフトレジスタ191とオアゲート192でなっている
。シフトレジスタ191は、クロックパルスt8に同期
して、第1エリアのX方向画素数毎に信号qをシフトす
る。
X方向に連続する4つの第1エリアの中で、1回以上信
号qが1になると、その第1エリアを含む第3エリアを
構成する全ての第1エリアに対して。
信号rが1にセットされる。つまり、第11図において
、第3エリアの中の第1エリアE6で信号qが1になる
と、その第3エリアを構成する他の第1エリアEl、E
2及びE5に対しても、信号rが1になる。
次に、第3図に示す操作制御部80と出力制御部90を
説明する。第13図に、操作制御部80と出力制御部9
0の構成を示す。
操作制御部80は、モードキーKl、に2.に3゜K4
.信号処理回路81.プルアップ回路(抵抗器)822
表示ドライバ832表示ランプLl。
L2.L3及びL4でなっている。信号処理回路81は
、モードキーに1〜に4の状態を読取り、モード信号g
L g2t g3及びg4を出力する。
即ち、モードキーに1をオンすると、各モード信号gl
+ g2v g3及びg4が、それぞれ1.o。
0及び0になり、モードキーに2をオンすると。
各モード信号glp g2t g3及びg4は、それぞ
れ0,1.O及び0になり、モードキーに3をオンする
と、各モード信号gl1g2t g3及びg4がそれぞ
れO,0,1及びOになり、モードキーに4をオンする
と、各モード信号gl2g2+g3及びg4が、それぞ
れ0,0.0及び1になる。いずれのモードキーも押さ
れない時には、各モード信号は前の状態を維持する6初
期状態では、各モード信号gly g2e g3及びg
4が、それぞれ1.O,O及びOになる。
表示ドライバ83は、モード信号の状態に応じて、表示
ランプLl、L2.L3及びL4を付勢する。
即ち、モード信号gl2g2.g3及びg4が、それぞ
れ1,0.O及び0であると、表示ランプL1を付勢し
、0,1.0及び0であると1表示ランプL2を付勢し
、0,0.1及び0であると、表示ランプL3を付勢し
、0,0.0及び1であると1表示ランプL4を付勢す
る。
操作制御部80が出力するモード信号gl+g2yg3
及びg4は、出力制御部90に印加される。
次に、第13図に示す出力制御部90を説明する。この
出力制御部90は、データセレクタ91゜92、オアゲ
ート93及び94でなっている。
データセレクタ91及び92は1選択制御端子A。
Bが、0,0であると入力端子COを、1,0であると
入力端子C1を、0,1であると入力端子C2を、そし
て1,1であると入力端子C3を選択し1選択した入力
端子に印加される信号を、出力端子Yに出力する。デー
タセレクタ91の入力端子Go、CI、C2及びC3に
は、それぞれ信号e、信号e、信号d及び固定レベルL
(0)が印加される。データセレクタ92の入力端子C
1及びC2には、それぞれ信号e及び信号dが印加され
、データセレクタ92の入力端子CO及びC3には、デ
ータセレクタ91が選択した信号が印加される。
従って、出力制御部90が出力する信号りの内容は次の
第1表のようになる。
第  1  表 但し、動作モード1,2.3及び4は、それぞれ、文字
モード(gl、g2.g3.g4=1.O,0,0) 
、写真モード(gl、g2.g3.g4=o、1.O,
O) 、自動分離モード(gl、g2.g3.g4=0
,0,1.O)及びマジックィレースモード(glzg
2+g3+g4=0,0+0,1)である。
つまり、モードキーに1を押して文字モードを指定すれ
ば、原稿画像が中間調か否かにかかわらず、画像データ
を固定しきい値THIで単純に二値化処理した信号(e
)が、画像データとしてプリンタに送られ、モードキー
に2を押して写真モードを指定すれば、原稿画像が中間
調か否かにかかわらず、画像データを、サブマトリクス
法によって中間調処理した二値信号(d)が画像データ
としてプリンタに送られる。
また、モードキーに3を押して自動分離モードを指定す
ると、原稿画像が中間調情報を含むかどうかを判定した
結果、即ち信号(f)に応じて画像信号を選択し、中間
調画像に対しては中間調処理した信号(d)を選択して
プリンタに出力し、二値画像に対しては単純二値化処理
した信号(e)を選択してプリンタに出力する。なおこ
こで、網点印刷された画像については、それが文字等で
あっても、前述のように中間調情報有に判定され、中間
調処理される。
モードキーに4を押してマジックイレースモードを指定
すると、原稿画像が中間調情報を含むかどうかを判定し
た結果、即ち信号(f)に応じて信号が選択され、中間
調情報有なら低レベルL、即ち白画素レベルの信号を選
択してプリンタに出力し、中間調情報無しなら単純二値
化処理した信号(e)を選択してプリンタに出力する。
ここで、マジックイレースモードの動作について分かり
易く説明する。
マジックイレースモードでは、中間調情報有に判定され
た領域では、全ての画素が白画素に対応する信号(低レ
ベルL)に置き替えられてプリンタに出力される。つま
り、中間調領域の画像は全て消去される。中間調情報無
しに判定した領域では、単純二値化処理した信号が、プ
リンタに出力される。
実際のコピー動作においては、このマジックィレースモ
ードにおいて、次のようなことが実現する。
ここで、第14a図に示すような、比較的細い線で書か
れた文字列”ABC″、 ”p q r”、”XYZ”
及び太い線で書かれた文字″′R″を含む画像が原稿と
して存在する場合を想定する0例えば’ p q r 
71の文字の部分を消去したい場合には、その領域を、
比較的濃度の薄いサインペン等で塗りつぶすだけでよい
 IIpqrIIの文字列は二値画像であるが。
塗りつぶしを行なうと、線と線との間が着色され、それ
ら全体の領域が1つの比較的大きな中間調領域に見なさ
れる。これは、領域判定部70に存在する第1判定部7
1によって判定される。即ち。
この判定部71では、前述のように所定以上の大きさく
7×7画素マトリクス)の領域全てがしきい値TH2以
上の濃度であると、その部分は中間調領域に見なす。
中間調領域に見なされた領域に対しては、原稿画像の内
容(ここではnpqrnの文字)及びその濃度にかかわ
らず、にかかわらず白画素が記録(非記録)されるので
、’ p q r IIの文字ならびにそれを塗りつぶ
したマークは消去される。この場合、他の“ABC”及
び’XYZ”の文字は、二値画像として処理され、コピ
ー画像上に現われる(第14b図参照)。
一方、太い線で書かれた文字゛′R”については、特別
な塗りつぶし等を行なわなくとも、マジックイレースモ
ードでは、輪郭部分以外が消去される。
即ち、所定以上の大きさの領域は中間調領域に判定され
るので、太い線で書かれた部分は中間調領域に見なされ
、上述のように消去される。但し、太い線の輪郭の部分
、即ち、太い線に対応する画素群の中で最も腺の外側に
位置する各画素から、X方向又はy方向に6画素目まで
の帽を有する部分については、二値領域に判定される。
二値領域に判定した部分は、しきい値THIによって二
値化処理を行なった結果が画像信号として出力される。
これにより、線の輪郭の部分だけがコピー上に黒く現わ
れる(第14b図参照)。つまり、マジックイレースモ
ードでは太い線で書かれた文字は、全て、いわゆる白抜
き文字(又はパターン)に変換される。
なお、前記のように薄いサインペン等で塗りつぶしを行
なった場合も、その領域の輪郭部分は二値領域として処
理される。但し、濃度がしきい値レベルTHIよりも薄
いと、二値化処理された結果は白画素になる。つまり、
塗りつぶしに濃度の薄い筆記具を利用することにより、
輪郭も消去することができる。
また1例えば最初から薄いサインペン等を用いて記入し
た文字等が存在する場合には、それらは全て消去される
ここで、この実施例によって得られる白抜きコピーの特
徴を説明する。この実施例によって得られる白抜きコピ
ーは、対象が文字に限らず、記号。
線1図形、絵等々、所定以上の太さを有するパターンで
あれば、すべて処理できる。またこの実施例では、白抜
きによって残る輪郭部分は、二値化画像信号によって記
録され、しかもその幅が一定(X方向及びy方向に6画
素)であるので、ぼけがなく、シャープな画像になる。
この種の白抜きコピーを得る方法としては従来も提案さ
れているが、それにおいては、光学的にしろ、電気的に
しろ、論理的にしろ、ぼけ画像とシャ−プ画像とをそれ
ぞれ得て、それらの排他的論理和によって結果を得るの
で、白抜きパターンにおいて、ぼけが生じる。角が丸く
なる1画像が太くなる。細かい部分がつぶれる等々の不
都合が避けられない。
また、高低2つのしきい値レベルによって画像信号を2
値化した2種類の信号を得て、それらの排他的論理和に
よって結果を得る方法も提案されているが、それにおい
ても、線の太さにむらが生じ易い2画像が太くなる等々
の不都合がある。
更に、上記2つの従来法においては、排他的論理和を利
用するので、細い線又はそれによって構成される文字2
図形等に対しても全て白抜き処理が行なわれ、またその
白抜き画像では線が原稿よりも太くなる。つまり従来の
白抜き処理は、縁どり処理に近い。
それに対して上記実施例では、所定以上の太さを有する
画像に対してのみ白抜き処理が行なわれるので、白抜き
処理が不要な、線の細い部分は、原稿のとおり記録され
る。また、原稿画像の輪郭部分が白抜きコピーとして残
るので、パターンの大きさは変わらない、また、画像に
ぼけが生じたり。
パターンの角が丸くなるような現象も生じない。
なお、白抜きによって得られるパターンの線の太さは、
この実施例では第1判定部71で処理する画素の構成(
画素数)を変えることにより、任意に変更可能である。
第15a図にメツシュ検出回路及び第1エリア検出回路
の変形例を示し、この第1エリア検出回路170Bの動
作タイミングを第15b図に示す。
各回を参照して説明する。メツシュ検出回路160Bは
、第7h図に示す第4メツシュ検出回路MS4と同一構
成である。
第1エリア検出回路170Bでは、信号Qxを発生する
回路をゲート171に変更し、信号QYを発生する回路
をゲート172に変更しである。ゲート171の3つの
入力端子には、X方向の画素単位の位置を示す信号の下
位3ビツトQ x O、Q x 1及びQx2が印加さ
れ、ゲート172の3つの入力端子には、y方向の画素
単位の位置を示す信号の下位3ビットqyo、 Qyl
及びQy2が印加される。
従って、信号Qxは、X方向に連続する8画素に1画素
の割合いで低レベルLになり、それ以外の期間は高レベ
ルHになる。同様に、信号Qyは、y方向に連続する8
画素に1画素の割合いで低レベルLになり、それ以外の
期間は高レベルHになる。
従って、この例では、メツシュ検出回路の検出条件は固
定であり、第1エリアの大きさは8×8画素に固定され
ている。
なお、前記実施例においては、動作モードはモードキー
に1〜に4によって指定変更がない限り変わらないよう
にしたが、例えばテンキー等を用いて、原稿を走査する
位置毎に任意にモードをプログラム指定可能にして、制
御装置が原稿読取を行ないながらその走査位置毎に自動
的にモード変更を行なってもよい。
また実施例では、マジックイレースモードにおいて、中
間調領域に判定した部分を消去して二値画像領域に判定
した部分を記録する構成にしたが、逆に中間調領域に判
定した部分のみを記録する構成にしてもよい。なおその
場合、中間調領域に判定した部分で、中間調処理した信
号に変えて、単純二値化処理した信号を出力してもよい
。そのようにすれば、サインペン等で塗りつぶした部分
はコピー上に現われない。これによれば、塗りつぶした
部分のみを選択的にコピーできる。この種の構成変更は
、第13図に示すデータセレクタ91の各入力端子と各
信号ラインとの接続を変更するだけで対応できる。
[効果] 以上のとおり本発明によれば、中間調処理を行なう動作
モード、二値画像処理を行なう動作モード及び中間調処
理と二値画像処理を自動選択する動作モードを任意に指
定できる、様々な原稿に対応して好ましいコピー処理が
できる。特に、中間調処理と二値画像処理を自動選択す
る動作モードにおいては、写真等の中間調画像と文字等
の二値画像とが混在する原稿に対しても、写真と文字の
両方の画像を鮮明にコピーできる。
また、網点画像を中間調処理するので、モアレの発生を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明を実施する一形式の複写機の操作パネ
ルを示す平面図である。 第2図は、第1rMの操作パネルを信える複写機の機構
部を示す正面図である。 第3図は、第2図の複写機の電気回路を示すブロック図
である。 第4図は、第3図の領域判定部を示すブロック図である
。 第5図は、第4図の第1判定部71を示す電気回路図で
ある。 第6a図及び第6b図は、第5図の回路の動作を示すタ
イミングチャートである。 第7a図、第7b図、第7c図及び第7d図は、第4図
に示す第2判定部72の構成を示す電気回路図である。 第8図は3種類の濃度で網点印刷された画像を拡大して
示す平面図である。 第9図は、メツシュ検出回路160でドツト有無の判定
に利用する画素の配列を示す平面図である。 第10a図は網点印刷された画像の一部を示す平面図、
第10b図は第10a図の画像を読んで得られた二値化
号を示す平面図である6第11図は第1判定部72で想
定している第1エリア、第2エリア及び第3エリアの構
成を示す平面図である。 第12a図及び第12b図は、それぞれ第1エリア検出
回路170及び第2エリア検出回路180の動作を示す
タイミングチャートである。 第13図は、操作制御部80と出力制御部90の構成を
示す電気回路図である。 第14a図は原稿画像の一例を示す平面図、第14b図
は第14a図の原稿から得られるコピー画像を示す平面
図である。 第15arMは、メツシュ検出回路と第1エリア検出回
路の変形例を示すブロック図、第15b図は第15a図
の第1エリア検出回路の動作を示すタイミングチャート
である。 1:スキャナ   2:プリンタ(記録手段)3:感光
体ドラム [0:像読取センサ(画像読取手段) 40 : A/D変換器 50:中間調処理部(中間調処理手段)60:2値化処
理部(二値化処理手段)70;領域判定部(領域判定手
段) 71:第1判定部 72:第2判定部 80:操作制御部 90:出力制御部(制御手段)■】
0;二値化回路  120:Y遅延回路130:X遅延
回路  140:論理積回路150:XY遅延回路 160:メツシュ検出回路 170:第1エリア検出回路 180:第2エリア検出回路 190:第3エリア検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原稿画像を走査して該画像の微小領域毎にその像
    濃度に応じた電気信号を出力する画像読取手段; 前記画像読取手段が出力する電気信号を処 理し、該信号のレベルに応じた中間調情報を含む二値信
    号を出力する中間調処理手段; 前記画像読取手段が出力する電気信号を処 理し、該信号のレベルを所定の固定参照レベルと比較し
    てそれらの大小関係に応じた二値信号を出力する二値化
    処理手段; 前記画像読取手段が出力する電気信号を処 理し、原稿画像が中間調情報を含むか否かを判定する、
    領域判定手段; 入力される電気信号に応じて所定の記録媒 体上に二値的な記録を行なう記録手段; 少なくとも3つの動作モードのいずれか1 つを指定する動作モード指定手段;および 前記動作モード指定手段に第1の動作モー ドが指定されると、前記中間調処理手段の出力する信号
    を前記記録手段に印加し、第2の動作モードが指定され
    ると、前記二値化処理手段の出力する信号を前記記録手
    段に印加し、第3の動作モードが指定されると、前記領
    域判定手段の判定結果に応じて、前記中間調処理手段の
    出力する信号と前記二値化処理手段が出力する信号のい
    ずれか一方を選択的に前記記録手段に印加する制御手段
    ;を備える、デジタル複写装置。
  2. (2)制御手段は、第3の動作モードが指定されると、
    前記領域判定手段の判定結果が中間調情報有の時には前
    記中間調処理手段が出力する信号を、判定結果が中間調
    情報無しの時には前記二値化処理手段が出力する信号を
    、それぞれ前記記録手段に印加する、前記特許請求の範
    囲第(1)項記載のデジタル複写装置。
  3. (3)前記領域判定手段は、前記画像読取手段が出力す
    る電気信号のレベルを、前記二値化処理手段の固定参照
    レベルよりも低い濃度レベルに設定された第2の参照レ
    ベルと比較して二値信号を得て、該二値信号が原稿像の
    黒対応レベルを示す画素が、前記画像読取手段の主走査
    方向及び副走査方向の両方向に所定数以上連続して現わ
    れる場合に中間調情報有に判定する第1の判定手段、を
    備える前記特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項記
    載のデジタル複写装置。
  4. (4)前記領域判定手段は、原稿像の黒レベル画素又は
    白レベル画素の配列が網点状か否かを検知しそれが網点
    状なら中間調情報有に判定する第2の判定手段を備える
    、前記特許請求の範囲第(1)項、第(2)項又は第(
    3)項記載のデジタル複写装置。
  5. (5)前記第2の判定手段は;前記画像読取手段の主走
    査方向及び副走査方向の互いに隣接する複数画素の信号
    を同時に出力する直列−並列変換手段;該直列−並列変
    換手段が出力する複数の信号を処理し、各画素の信号に
    ついて注目画素とその周囲の画素とが網点状パターン配
    列か否かを判定する画素検知手段;前記画素検知手段が
    出力する信号を処理し、複数の画素を含む所定領域内で
    の網点状パターンを検知した画素の有無又は数を判定す
    る領域検知手段;を備える、前記特許請求の範囲第(4
    )項記載のデジタル複写装置。
JP60245031A 1984-12-20 1985-10-31 デジタル複写装置 Pending JPS62104374A (ja)

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JP60245031A JPS62104374A (ja) 1985-10-31 1985-10-31 デジタル複写装置
DE19853545467 DE3545467A1 (de) 1984-12-20 1985-12-20 Digitalkopierer
US06/811,701 US4707745A (en) 1984-12-20 1985-12-20 Digital copier with document image region decision device

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