JPS62103846A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS62103846A
JPS62103846A JP1776386A JP1776386A JPS62103846A JP S62103846 A JPS62103846 A JP S62103846A JP 1776386 A JP1776386 A JP 1776386A JP 1776386 A JP1776386 A JP 1776386A JP S62103846 A JPS62103846 A JP S62103846A
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JP
Japan
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groups
magnetic recording
recording medium
acid
molecule
Prior art date
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Pending
Application number
JP1776386A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Okita
務 沖田
Masashi Aonuma
政志 青沼
Hiroshi Hashimoto
博司 橋本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオテープ、オーディオテープ、コンビニ−
クーテープ、およびフロッピーディスク等の磁気記録媒
体に関するものである。
〔従来技術〕
現在、一般に広く使用されている磁気記録媒体は、結合
剤として塩ビー酢ビ系樹脂、塩ビー塩化ビニリデン系樹
脂、セルロース系樹脂、アセタ−ル系樹脂、ウレタン樹
脂、アクリロニトリルブタジェン樹脂などの熱可塑性樹
脂を単独あるいは混合し2て用いる方法があるが、この
方法では、磁性層の耐摩耗性が劣り磁気テープの走行経
路を汚してしまうという欠点を有していた。
またメラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性樹脂を用いる
方法あるいは上記熱可塑性樹脂に化学反応による架橋性
の結合剤、たとえばイソシアネート化合物、エポキシ環
を有する化合物などを添加する方法が知られている。し
がし、上記の架橋性の結合剤を用いると、りl性粒子を
分散させた液の貯蔵安定性に難があり、磁性塗液物性の
均一性、ひいては磁気記録媒体の均質性を保持できない
、2)塗布乾燥後塗膜の硬化のために熱処理工程が不可
欠であり、しがも長時間を要する、などの欠点を有して
いる。
これらの欠点を防止する為、アクリル酸エステル系のオ
リゴマーとモノマーを結合剤として用い、乾燥後に放射
線照射によって硬化せしめる磁気記録媒体の製造方法か
特公昭47−12423号、特開昭47−13639号
、特開昭47−15104号、特開昭50−77433
号、特開昭56−25231号等の各公報に開示されて
いる。
しかしながら、上記特許公報に開示された製造方法では
高度な電磁変換特性と耐久性を有する磁気記録媒体は得
られなかった。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
近年磁気記録媒体の高画質化が要求されている。
このためには磁性層表面とビデオヘッド及びオーディオ
へノドとの間により密に接触させることが必要であり、
磁気記録媒体の表面の平滑性を向上させるとともに、強
磁性微粉末の分散性を更に飛躍的に向上させることが重
要である。一方位性層表面が平滑になればなるほどビデ
オテープレコーダー内の走行系での摩擦は大きくなり、
走行テンションが高くなって、磁気記録媒体にはますま
す苛酷な走行耐久性が要求されるのである。このため、
従来の磁気記録媒体での製造方法では磁性層の表面の平
滑性、強磁性微粉末の分散性、および走行耐久性をかね
そなえた磁気記録媒体は得られていなかった。
本発明者等は熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂を用いる方法
、及び上記の化学反応による架橋性の結合剤を添加する
方法、更に放射線架橋による硬化性結合剤を用いる方法
、などの従来技術の欠点を改良するため鋭意研究を重ね
た結果本発明に到達したものである。
従って、本発明の目的は、従来の磁気記録媒体では達成
しえなかった特性、即ち1)電磁変換特性に優れ、2)
強磁性微粉末の分散性に優れ、3)磁性塗液の貯蔵安定
性が良好で、均質な性能を有し、4)走行耐久性に優れ
、5)塗膜の硬化のための熱処理工程が不要な磁気記録
媒体を提供しようとすることである。
発明の構成 〔問題点を解決する手段〕 上記問題点は下に述べる方法によって解決することがで
きる。即ち本発明は (1)  主として非磁性支持体と磁性層とからなる磁
気記録媒体において、該磁性層が下記(A)および(B
)で示される群のうちそれぞれ1種以上の化合物を含有
し、更に放射線照射されたことを特徴とする磁気記録媒
体によって解決される。
(A)極性基を分子中に含むポリ塩化ビニル系化合物 ([3)CO、H基および炭素炭素不飽和結合基を分子
中にそれぞれ1個以上含むポリウレタン系化合物 (2)  特許請求の範囲第1項に於いて(A)がC○
2H基を含み酸価1〜3oであるポリ塩化ビニル系化合
物であることを特徴とする磁気記録媒体。
(3)  特許請求の範囲第1項に於いて(B)がCO
28基を含み、酸価1〜3oであるポリウレタン(メタ
)アクリレートであることを特徴とする磁気記録媒体。
(4)  特許請求の範囲第1項に於いて、磁性層に用
いる強磁性微粉末が、BET比表面積30rrI/g以
上の強磁性合金粉末であることを特徴とする特気記録媒
体。
本発明において用いられる磁性基を分子中に含むポリ塩
化ビニル系化合物<A)としては、極性基としてCot
 H,OH,SO3H,SO* Na。
OP Os H,OP O3N a基などのうち少なく
とも1種以上の基を含む塩化ビニル系重合体、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル系共重合体、塩化ビニル−プロピオン酸
ビニル系共重合体、塩化ビニリデン−酢酸ビニル系共重
合体などの共重合体である。極性基として好ましいもの
は、COz H,OH基でありさらに好ましくはCOz
H基である。極性基がCO2H基のとき、CO2H基含
有量として酸価で1〜30程度含むものが好ましく、更
に好ましくは3〜20であり最も好ましくは5〜15で
ある。
この範囲を外れると強磁性微粉末の分散性が不良となり
、また電磁変換特性も大幅に低下する0分子量としては
20,000〜100,000 好ましくは30,00
0〜80,000である。この範囲を外れると耐久性が
悪くなったりする。
これらの化合物は、ベースとなるポリ塩化ビニル系重合
体として、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩
化ビニル−酢酸とニルーマレインM共m合体、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニ
ル−酢酸ビニルーマレイン酸−ビニルアルコール共重合
体、塩化ビニル−プロピオン酸ビニル−マレイン酸ビニ
ル共重合体、塩化ビニル−プロピオン酸ビニル−ビニル
アルコール共重合体、塩化ビニリデン−酢酸ビニル−マ
レイン酸共重合体−塩化ビニリデン−プロピオン酸ビニ
ル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル−アクリル酸共重合体、塩化ヒニルー酢酸ビニルーア
クリル酸−ビニルアルコール共重合体などの塩化ビニル
系共重合体、およびこれらの共重合体を鹸化して用いて
もよい。
極性基を導入する方法としては、例えば次のような方法
を挙げることができる。上記のベースとなる共重合体の
ヒドロキシル基もしくはカルボキシル基の一部を、ある
いは鹸化することによって生じたヒドロキシル基の一部
を多官能イソシアネートの1個のNCO5と反応させ、
残るNCO基をcozH基、SO3Nag、0PO3N
a基等を含有するヒドロキシル化合物を反応させること
によって得ることができる。これらの基の導入方法は前
述の方法に限定されるものではない。
本発明で用いられるCOzH基および炭素炭素不飽和結
合を分子中にそれぞれ1個以上含むウレタン系化合物(
B)としては、主鎖の骨格がポリエステル、ポリエーテ
ル、ポリエステルエーテルいずれでも良く、これらに用
いられる二塩基酸の具体例としてはしゅう酸、マロン酸
、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ド
デカン2酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、トリ
メチルアジピン酸、ヘキサヒドロフタル酸、テトラヒド
ロフタル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、
ナフタリンジカルボン酸などが使用できる。二価のアル
コールとしては、エチレングリコール、トリメチレング
リコール、テトラメチレングリコール、ペンタメチレン
グリコール、ヘキサメチレングリコール、オクタメチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、テトラエチレングリコール、2,2−ジメチ
ルプロパン−1,3−ジオール、2.2−ジエチルプロ
パン−1,3−ジオール、シクロヘキサン−1,3−ジ
オール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シクロヘ
キサン−1,4−ジメタツール、シクロヘキサン−1,
3ジメタツール、2.2−ビス(4−ヒドロキシエトキ
シ−シクロヘキシル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシエトキシ−フェニル)プロパン、2.2−ビス
(4−ヒドロキシエトキシエトキシ−フェニル)プロパ
ンなどが使用できる。また、T−ブチロラクトン、δ−
バレロラクトン、ε−カプロラクトンなどによるラクト
ン系のポリエステル骨格を用いることも可能である。ウ
レタン結合を形成するイソイアナートとしては、2,4
−トリレンジイソンアネー) 、2.6− )リレンジ
イソシア不−1−11,3−キシリレンジイソシアネー
)、1.4−キシリレンジイソシアネート、1.5−ナ
フタレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシア
ネート、p−フェニレンジイソソア不一ト、3.3 ジ
メチルフエニレンノイソノア不一ト、4,4−シフnニ
ルメタンジイソシアネート、3,3〜ツメチル−4,4
ジフェニルメタンイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネー]・、イソホロンジイソノアネート、ジシク
ロヘキンルメタンジイソンア不一ト、トリメチロールプ
ロパンのトリレンジイソノアネート3付加物などの多価
イソシアネートを使用できる。また前記二塩基酸、二価
アルコールの一部を3価以上の酸及びアルコールに置き
替えてもよい。CO,H基及びアクリロイル基はポリウ
レタンの末端にあっても側鎖にあってもよい。これらの
基の五人の方法としては、1)3価以上の酸、アルコー
ル、イソシアネートの一種以上をウレタン骨格に組み込
み、側鎖にCO1H基、OH基もしくはNGO基を残留
するウレタンに、これらの基と反応しうるカルボン酸化
合物および(メタ)アクリロイル化合物を反応させたり
、2)末端にイソシアネート基を存するウレタンにCO
,H基と(メタ)アクリロイル基およびOl−(基をそ
れぞれ1つ以上をする活性水素化合物を反応させたりす
るごとなどによって得られる。
本発明で用いるウレタン系化合物の好ましい酸価として
は1〜30であり、より好ましくは3〜20であり史に
好ましくは5〜15である。分子量としては1.000
〜100,000であり、好ましくは2,000〜50
,000特に好ましくは3,000〜30 、000で
ある。
酸価がこの範囲を外れると強磁性微粉末の分散性が悪く
、電磁変換特性の低下を招いたり、耐久性が悪化したり
する。また(メタ)アクリロイル基の平均含有量として
は1分子あたり 1.5〜10であり好ましくは2〜8
である。
分子性が1000未満の場合、得られた磁気記録媒体の
磁性層が強くなりすぎ、折曲げたときに割れがはいった
り、また放射線照射後硬化収縮により磁気記録媒体がカ
ールするという問題が発生しやすい。一方分子計が10
0.000を越えるとウレタン(メタ)アクリレートの
溶剤への溶解性が不良となりやすく、取扱に不便となる
のみでなく、磁性体の分散性が悪化したり硬化に多大な
エネルギーを必要とするので好ましくない。
更に本発明にはビニル系モノマーを添加することができ
る。ビニル系モノマーとしては、放射線l、α射により
重合可能な化合物であって、炭素−炭素不飽和結合を分
子中に1個以上存する化合物であり、(メタ)アクリル
酸エステル類、(メタ)アクリルアミド類、アリル化合
物、ビニルエーテル類、ビニルエステル類、ビニル異部
E(化合Th、N−ビニル化合物、スチレン類、アクリ
ル酸、メタクリル酸、クロトン酸類、イタコン酸類、オ
レフィン類等が例としてあげられる。これらのうち好ま
しいものとしてメタクリロイル基を2個以上含む下記の
化合物があげられる。具体的には、ジエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールノ
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールン(
メタ)アクリレートなどのポリエチレングリコールの(
メタ)アクリレ−]・頚、トリメチロールプロパントリ
 (メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
 (メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サ(メタ)アクリレート、トリス(β−(メタ)アクリ
ロイロキンエチル)イソノーアヌレート、ビス(β−(
メタ)アクリロ、イロキンエチル)イソシアヌレート、
あるいはポリイソンア不−ト(2,4−)リレンジイソ
シアネート、2.6− )リレンジイソシアネート、1
.3−キンリレンジイソンア不−1−51,4−キシリ
レンジイソシアネート、l、5〜ナフタレンジイソシア
ネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニ
レンジイソシアネート、3.3−ジメチルフエニレンジ
イソンア不−ト、 4.4−ジフェニルメタンイソシア
ネート、3.3−ジメチル−4,4−ジフェニルメタン
ジイソシア不−1−、ヘキサメチレンジイソソア不一ト
、イソホロンジイソノアネート、ジシクロヘキンルメタ
ンジイソシアネート、トリメチロールプロパンのトリレ
ンジイソノアネート3付加物)と、ヒドロキン(メタ)
アクリレート化合物(2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ートなど)との反応化合物、あるいはその他の2官能以
上のポリ (メタ)アクリレート類などがある。これら
のモノマーは1種でもよく、また2種以上用いてもよい
前記(A)で示される化合物と前記(B)で示される化
合物との組成比の好ましい範囲は20〜90重量部/8
0〜10重量部、特に好ましくは30〜80部/70〜
20部である。(A)で示される化合物がこの比率以下
であったり(B)で示される化合物がこの比率以下であ
ると耐久性が得られない。また、前記ビニルモノマーの
添加量は前記(A)および(B)で示される化合物の総
和重量部に対して50重里部以下が好ましい。この比率
よりも多いと重合に必要な放射線量が大きくなって好ま
しくないし、磁気記録媒体がカールしたり、あるいは十
分な耐久性かえられない。
本発明に用いられる強磁性微粉末としては、強磁性酸化
鉄微粉末、Coドープの強磁性酸化鉄微粉末、強磁性二
酸化クロム微粉末、強磁性合金粉末、バリウムフェライ
トなどが使用できる。強磁性酸化鉄、二酸化クロムの針
状比は、271〜20/1程度、好ましくは5/1以上
平均長は0.2〜2.0 μm程度の範囲が有効である
。強磁性合金粉末は金属分が75−L%以上であり、金
属分の80−L%以上が強磁性金属(即ち、Fe、Co
、Ni、Fe−Ni、Co−Ni、Fe  Co  N
i)で長径が約1.0μm以下の粒子である0本発明に
於いて特に効果的なのは強磁性微粉末の分散が困難なり
ET比表面積が30、好ましくは45rd/g以上の微
粒子の強磁性合金粉末である。
分散、磁性塗液の塗布に用いる有機溶剤としては、アセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
シクロヘキサノン等のケトン系;酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸クリコールモノエチ
ルエーテル等のエステル系;エチルエーテル、グリコー
ルジメチルエーテル、グリコールモノエチルエーテル、
ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル系;ヘ
ンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素;メ
チレンクロライド、エチレンクロライド、四m 化炭S
、クロロホルム、エチレンクロルヒドリン、ジクロルベ
ンゼンなどの塩素化炭化水素等が選択して使用できる。
また、本発明の磁性塗液には、潤滑剤、研磨剤、分散剤
、帯電防止剤、防錆剤等の添加剤を加えてもよい。特に
潤滑剤は、炭素数12以上の飽和及び不飽和の高級脂肪
酸、脂肪酸エステル、高級脂肪酸アミド、高級アルコー
ルおよび、シリコーンオイル、鉱油、植物油、フッソ系
化合物等があり、これらは磁性22& 調製時に添加し
てもよく、また乾燥後あるいは放射線照射後に有機溶剤
に溶解して、あるいはそのまま磁性層表面に塗布あるい
は、噴霧してもよい。
磁性塗液を塗布する支持体の素材としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレン2.6−ナフタレート
などのポリエステル頻;ポリエチレン、ポリプロピレン
などのポリオレフィン類、セルローストリアセテートな
どのセルロース誘導体、ポリカーボネート、ポリイミド
、ポリアミドイミドなどプラス千ツク、その他に用途に
応してアルミニウム、銅、錫、亜鉛又はこれらを含む非
磁性合金などの非磁性金属類、アルミニウムなどの金属
を蒸着したプラスチック類も使用できる。
また非磁性支持体の形態はフィルム、テープ、。
シート、ディスク、カード、ドラムなどいずれでもよく
、形態に応して種々の材料が必要に応じて選択される。
また本発明の支持体は帯電防止、転写防止、ワウフラノ
ター防止、磁気記録媒体の強度向上、バック面のマット
化等の目的で、磁性層を設けた側の反対の面(バック面
)にいわゆるバックコートがなされていてもよい。
本発明では放射線を、磁性塗料を塗布し、カレンダー処
理を施した後に照射することが好ましいが、照射した後
カレンダー処理することも可能である。あるいは更にも
う一度放射線照射することも可能である。
本発明の磁性層に照射する放射線としては、電子線、T
線、β線、紫外線などを使用できるが、好ましくは電子
線である。電子線加速器としてはスキャニング方式、ダ
ブルスキャニング方式あるいはカーテンビーム方式、ブ
ロードビームカーテン方式などが採用できる。電子線と
しては、加速電圧が100−1000KV、好ましくは
150〜300 KVであり、吸収線量として1〜20
Mrad、好ましくは3〜15Mradである。加速電
圧が100KV以下の場合は、エネルギーの透過量が不
足し、100OKVを越えると重合に使われるエネルギ
ー効率が低下し経済的で無い。吸収線量として、l M
rad以下では硬化反応が不充分で磁性層強度が得られ
ず、20Mrad以上になると、硬化に使用されるエネ
ルギー効率が低下したり、被照射体が発熱し、特にプラ
スティック支持体が変形するので好ましくない。
以下に本発明を実施例及び比較例により更に具体的に説
明する。以下の実施例及び比較例において「部」はすべ
て「重量部」を示す。
実施例1 下記組成のるn性塗液をボールミルで50時間混練した
Fe合金粉末(15000e、  B E T表面積4
00部50m/g) 結合剤組成 塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体 60部(酸価13
1分子量40,000) ウレタンアクリレート        40部(酸価1
0.分子量10,000、アクリロイル店子均含有量3
個/分子) ステアリン酸             4部ブチルス
テアレート          4部A1□03   
           4部カーボンブラック    
       10部メチルエチルケトン      
   800部分散後1厚さ10μmのポリエチレンテ
レフタレート支持体に、ドクターブレードを用いて乾燥
膜が3μmになるように塗布しコバルト磁石を用いて配
向させたのち、溶剤を乾燥(100’C1分間)後カレ
ンダー処理を施した。次いで加速電圧165にV、ビー
ム電流6mAで7 Mradの吸収線量になるように電
子線を照射した後、172インチ幅にスリットしてビデ
オ用の磁気テープサンプル隘1を得た。
以下実施例1の結合剤組成を第1表のように代えて、実
施例1と同様にして磁気テープサンプルを得た。評価結
果は第2表にまとめた。
評価方法 酸価の測定 試料1gをテトラヒドロフランに溶解しフ
ェノールフタレンを指示薬として、水酸化カリウムのエ
チルアルコール−水(9515V/V%)溶液で滴定し
、要した水酸化カリウムのmg数を酸価とした。
スチル耐久時間: VHSビデオテープレコーダー(松
下電器産業(株製、NV8200)を用いてビデオテー
プ(各サンプル)に一定のビデオ信号を記録し、再生し
た制止画像が鮮明さを失うまでの時間を示す(実験は 
5℃8o%RHで行った)。
S/N:上記ビデオテープレコーダーを使用し、50%
セットアツプの灰色信号を録画し、シバツク製925C
型S/Nメーターでノイズを測定し、サンプル階5をO
dBとしたときの相対値で示した。
貯蔵安定性:磁性塗液を24時間室温で静置保存した後
、10分攪はん後に実施例1に記載した方法で磁気テー
プを作成し、ビデオS/Nを測定した。
貯蔵しないときの各サンプルのビデオS/NをOdBと
して、貯蔵安定性を評価した。
〔発明の効果〕
本発明の結合剤の組み合わせを有する磁気記録媒体は、
良好な電磁変換特性を示し、また動摩擦係数が低く、優
れたスチル耐久性を示すことがわかる。さらに本発明の
磁気記録媒体の製造方法において、優れた貯蔵安定性を
有することが確かめられた。
第1表 実施例2 塩ビー酢酸ビニル系共重合体  60部(酸
価6、分子量35,000、 ウレタンアクリレート (酸価  40部12、分子量
io、ooo、マクリ ロイル基平均含有量3個/ 分子) 実施例3 実施例1と同じ塩ビー酢酸ビ  60部ニル
系共重合体 ウレタンアクリレート (酸価  40部6、分子量1
0,000.アクリ ロイル基平均含有量5個/ 分子) 実施例4 塩ビー酢酸ビニル−マレイン  60部酸系
共重合体(酸価20、 分子量50.000) ウレタンアクリレート (酸価  40部20、分子1
315,000.アクリ ロイル基平均含有量5個/ 分子) 実施例5 塩ビー酢酸ビニル系共重合体  60部(酸
価3、分子量40,000) ウレタンアクリレート (酸価  40部3、分子量8
,000、アクリ ロイル基平均含有量5個/ 分子) 比較例1 実施例2と同し塩ビー酢酸ビ  60部ニル
系共重合体アクリレー ト ウレタンアクリレート (酸価  40部0.5、分子
量10,000.アク リロイル基平均含有量3個 7分子) 比較例2 実施例2と同じ塩ビー酢酸ビ  60部ニル
系共重合体 ウレタンアクリレート(酸価  40部35、分子量1
2.000、アクリ ロイル基平均含有量3個/ 分子) 比較例3 塩ビー酢酸ビニル−マレイン  60部酸系
共重合体(酸価40、分 子量50,000) ウレタンアクリレート (酸価  40部10、分子量
10,000、アクリ ロイル基平均含有13個/ 分子) 比較例4 塩ビー酢酸ビニル共重合体   60部(1
!価0、分子量50.000) ウレタンアクリレート(酸   40部価10、分子量
10,000.ア クリロイル基平均含有量 3個/分子) 比較例5 実施例1と同じ塩ビー酢酸ビ  60部ニル
系共重合体 ウレタン樹脂(酸価10、分子  40部量so、oo
o、アクリロイル基 平均台を量O個/分子) 第2表 ヅンブル患    ビテオ S/N   りa? S/
N   貯蔵安定性 スチル耐久性(dB)     
 (dB)       (dB)実施例1   +1
.0  +1.5  −0.3  60分以上実施例2
   +0.8  +1.3  −0.2  60分以
上実施例3   +1.3  +1.8  −0.5 
 60分以上実施例4   +0.7  +1.2  
−0.3  60分以上実施例5   0.0  0.
0  −0.7  60分以上比較例1  −1.8 
−1.6   −0.8  16分比較例2  −3.
0  −1.6   −0.9  26分比較例3  
−2.9 −1.1   −1.0  28分比較例4
  −4.0 −2.5   −1.9  10分比較
例5  −0.6  −1.1   −0.9   1
分代 理 人  弁理士(8107)  佐々木 清 
隆(ほか2名)。
′°−

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主として非磁性支持体と磁性層とからなる磁気記
    録媒体において、該磁性層が下記(A)および(B)で
    示される群のうちそれぞれ1種以上の化合物を結合剤と
    して含有し、更に放射線照射されていることを特徴とす
    る磁気記録媒体。 (A)極性基を分子中に含むポリ塩化ビニル系化合物 (B)CO_2H基および炭素炭素不飽和結合基を分子
    中にそれぞれ1個以上含むボリウレタン系化合物
  2. (2)特許請求の範囲第1項に於いて(A)が極性基と
    して CO_2H基を含み酸価1〜30であるポリ塩化ビニル
    系化合物であることを特徴とする磁気記録媒体。
  3. (3)特許請求の範囲第1項に於いて(B)がCO_2
    H基を含み、酸価1〜30であるポリウレタン(メタ)
    アクリレートであることを特徴とする磁気記録媒体。
  4. (4)特許請求の範囲第1項に於いて、磁性層に用いる
    強磁性微粉末が、BET比表面積30m^2/g以上の
    強磁性合金粉末であることを特徴とする磁気記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013212613A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Dainippon Printing Co Ltd 三次元成形用加飾シート及び加飾成形品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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