JPS6210366A - 打設型枠 - Google Patents
打設型枠Info
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- JPS6210366A JPS6210366A JP14896085A JP14896085A JPS6210366A JP S6210366 A JPS6210366 A JP S6210366A JP 14896085 A JP14896085 A JP 14896085A JP 14896085 A JP14896085 A JP 14896085A JP S6210366 A JPS6210366 A JP S6210366A
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- Granted
Links
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Landscapes
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、コンクリート構造物を所定の形状、寸法に作
るために仮設される打設型枠に関する。
るために仮設される打設型枠に関する。
従来、打設型枠として鋼製、合板製などのものが多用さ
れたが、コンクリート打込後所定日数経を塗付していた
。このときの剥離材の塗付が不充分であると、打設型枠
表面にコンクリートが付着してとり除かねばならない不
具合があった。またこの塗付作業を完全に行なう為に、
コンクリート構造物によっては、大組みした打設型枠を
組立状態のままレッカー等で移動させた後、組立てたり
解体したりする余分な工程を要し、人が入れない程の狭
い空間で塗付作業を行なう必要があったり、トンネル工
事などでは非常に危険を伴う作業となった。
れたが、コンクリート打込後所定日数経を塗付していた
。このときの剥離材の塗付が不充分であると、打設型枠
表面にコンクリートが付着してとり除かねばならない不
具合があった。またこの塗付作業を完全に行なう為に、
コンクリート構造物によっては、大組みした打設型枠を
組立状態のままレッカー等で移動させた後、組立てたり
解体したりする余分な工程を要し、人が入れない程の狭
い空間で塗付作業を行なう必要があったり、トンネル工
事などでは非常に危険を伴う作業となった。
打設型枠を水平な平板状に設けたスラブ面に於ては、塗
付された剥離剤によって作業着が足を滑らせることによ
る墜落事故が絶えなかった。
付された剥離剤によって作業着が足を滑らせることによ
る墜落事故が絶えなかった。
本発明は、上記問題点が解決された打設型枠を提供する
ことを目的としている。
ことを目的としている。
本発明は、生コンクリート用打設型枠本体の表面に、微
小ピンホールを多数有するポリオレフィン系樹脂等の被
覆層を形成し、かつ、該被覆層の上記微小ピンホール内
に剥離剤を含浸して構成された打設型枠によって、上記
問題点を解決する。
小ピンホールを多数有するポリオレフィン系樹脂等の被
覆層を形成し、かつ、該被覆層の上記微小ピンホール内
に剥離剤を含浸して構成された打設型枠によって、上記
問題点を解決する。
打設型枠本体の被覆層と打込みコンクリートの間には、
微小ピンホールから浸出した剥離剤によって形成される
薄膜が介在し、上記被覆層と打込みコンクリートとは直
接接触することはなく、打込みコンクリートが被覆層に
付着することはない。
微小ピンホールから浸出した剥離剤によって形成される
薄膜が介在し、上記被覆層と打込みコンクリートとは直
接接触することはなく、打込みコンクリートが被覆層に
付着することはない。
したがって、打設型枠本体の取外し作業は容易に行なえ
る。
る。
図面に基いて本発明を詳説すると、第1図、第2図に於
て、1はコンクリート2を打込むときに仮設される打設
型枠であって、3は該型枠1を構成する型枠本体である
。該型枠本体3の基板3a表面3bには熱可塑性を有す
るポリオレフィン系樹脂等による下地層4が、該下地層
4の表面には同じくポリオレフィン系樹脂等の被覆層5
がそれぞれ設けられている。また、該被覆層5に打設型
枠1の打込みコンクリート2からの雛型(分離させる)
を良くする為の剥離剤6が含浸された多数の微小ピンホ
ール7が形成されている。型枠本体3の上記基板3aは
木製、鋼製、アルミ製等の何れであってもよい。
て、1はコンクリート2を打込むときに仮設される打設
型枠であって、3は該型枠1を構成する型枠本体である
。該型枠本体3の基板3a表面3bには熱可塑性を有す
るポリオレフィン系樹脂等による下地層4が、該下地層
4の表面には同じくポリオレフィン系樹脂等の被覆層5
がそれぞれ設けられている。また、該被覆層5に打設型
枠1の打込みコンクリート2からの雛型(分離させる)
を良くする為の剥離剤6が含浸された多数の微小ピンホ
ール7が形成されている。型枠本体3の上記基板3aは
木製、鋼製、アルミ製等の何れであってもよい。
そこで、上記型枠本体3の製造方法を第3図について説
明すると、8は鉄、鋼、銅等の薄板からなる受は慇であ
り、該受は盤8上には上記型枠本体3の基板3aが載置
されている。基板3aが載置された受は盤8は、まず高
温加熱工程(1)に於て200℃〜250℃程度の雰囲
気の炉内で高温に加熱される。次の初期静電塗装工程(
I[)では、陰極である塗料噴射装置9と陽極である受
げ磐8との間には高電圧がかけられているので、上記噴
射装置9から基板38表面に向けて噴射される粉末状塗
料Pは飛散中に帯電され、基板3aの表面に吸引されて
融着を開始する。上記粉末状塗料Pとしてはポリオレフ
ィン系樹脂と総称されるポリエチレンやポリプロピレン
が好ましい。
明すると、8は鉄、鋼、銅等の薄板からなる受は慇であ
り、該受は盤8上には上記型枠本体3の基板3aが載置
されている。基板3aが載置された受は盤8は、まず高
温加熱工程(1)に於て200℃〜250℃程度の雰囲
気の炉内で高温に加熱される。次の初期静電塗装工程(
I[)では、陰極である塗料噴射装置9と陽極である受
げ磐8との間には高電圧がかけられているので、上記噴
射装置9から基板38表面に向けて噴射される粉末状塗
料Pは飛散中に帯電され、基板3aの表面に吸引されて
融着を開始する。上記粉末状塗料Pとしてはポリオレフ
ィン系樹脂と総称されるポリエチレンやポリプロピレン
が好ましい。
次に、(]I[)の中温加熱工程では、受げ盤8及び基
板3aを粉末状塗料Pの融着に必要な温度に維持すべく
加熱炉(図示せず)内で150℃〜200℃好ましくは
180℃〜190℃の雰囲気により20分程度加熱され
乾燥される。このようにして層厚100μ〜200μ程
度のフィルム状に形成された下地層4の表面に、液剤吹
付工程(IV)では液剤噴射装置11によって水若しく
はシンナー等の液剤Wを吹き付ける。次に、これらを室
温程度に冷却した後、上記液剤Wの乾燥しないうちに後
期静電塗装工程(V)に於ては、前記粉末状塗料Pを塗
料噴射装置10から上記下地層4の表面に噴射して静電
塗装を行なう。この場合にも前記同様に飛散中に帯電さ
れた粉末状塗料Pは下地層4の表面に吸引される。この
後の高温加熱工程(VI)では炉内温度が180℃〜2
20℃好ましくは200℃〜210℃の雰囲気中で20
分間程度の加熱が行なわれ、この間粉末状塗料Pの融着
が進行しているが、層厚300〜400μ程度フィルム
状の被覆層5が形成され、下地層4に固着する迄の過程
において上記液剤Wは、融着が進行している粉末状塗料
P内部を上方向に放散するように蒸発する。このときの
液剤W粒子の融着状態の粉末状塗料P内での移動軌跡に
よって上記被覆層5内に微小ピンホール7が形成される
。そして型枠本体3は炉外において受は盤8から取出さ
れる。なお、上記下地層4及び被覆層5の各表面は全体
が均一で表面仕上がりの優れた塗装面に形成されている
。第3図(■)に示すように、上記波ff1jtif5
の微小ピンホール7に剥離剤6を含浸させるには、固形
成いは半固形の剥離剤6を被覆層5表面に押圧した状態
で摺動することによって行なう。このようにして基板3
a表面3bに下地層4が、該下地層4表面に微小ピンホ
ール7を有する被ff1j55がそれぞれ固着されて形
成された型枠本体3は、打設型枠1内部にコンクリート
2が打込まれることにより、上記被fiFt5内部では
生コンクリートが発生する水和反応による熱によって次
の現象が生じる。即ち、一般的に80℃以内といわれる
上記水和反応熱によって被覆層5並びにピンホール7内
の剥離剤6の温度も同時に上昇するが、被ri層5を構
成する前記ポリオレフィン系樹脂と剥離剤6との熱膨張
係数の差異により、剥離剤6がピンボール7から浸出す
る。このときの剥離剤6のピンホール7からの浸出過程
について説明すると、打込みコンクリ−1−2からの上
記発生熱に感応して、一部のピンホール7内の剥離剤6
はコンクリート2と被覆層5とが接触する以前に、残り
のピンホール7内の剥離剤6は接触後に、それぞれ剥離
剤6を浸出する。なお、打込みコンクリート2の側圧に
よる荷重により弾性を有する被覆層5が圧縮されること
によってもピンホール7内から剥離剤6が浸出する。こ
のようにして浸出してくる剥離剤6は被覆層5表面に拡
散して分子膜(図示せず)ないしはそれに近い程度の厚
さの薄膜12を形成するに到る。上記被覆層5と打込み
コンクリート2とは、微視的には、直接は接触せず両者
間には上記薄膜12が介在することになる。したがって
打込みコンクリート2と型枠本体3との雛型が極めて容
易に行なわれる。ピンホール7内に含浸された剥離剤6
はコンクリート2の1度の打込みでは各ピンホール7内
の剥離剤6の一部が所定量浸出するだけであるから打込
み回数にして5〜6回程度の転用が可能である。したが
って、打込み5〜6回につき1度だけ剥離剤6を含浸す
ればよ〈従来の打設型枠のようにコンクリートの打込み
毎に塗付する必要はない。
板3aを粉末状塗料Pの融着に必要な温度に維持すべく
加熱炉(図示せず)内で150℃〜200℃好ましくは
180℃〜190℃の雰囲気により20分程度加熱され
乾燥される。このようにして層厚100μ〜200μ程
度のフィルム状に形成された下地層4の表面に、液剤吹
付工程(IV)では液剤噴射装置11によって水若しく
はシンナー等の液剤Wを吹き付ける。次に、これらを室
温程度に冷却した後、上記液剤Wの乾燥しないうちに後
期静電塗装工程(V)に於ては、前記粉末状塗料Pを塗
料噴射装置10から上記下地層4の表面に噴射して静電
塗装を行なう。この場合にも前記同様に飛散中に帯電さ
れた粉末状塗料Pは下地層4の表面に吸引される。この
後の高温加熱工程(VI)では炉内温度が180℃〜2
20℃好ましくは200℃〜210℃の雰囲気中で20
分間程度の加熱が行なわれ、この間粉末状塗料Pの融着
が進行しているが、層厚300〜400μ程度フィルム
状の被覆層5が形成され、下地層4に固着する迄の過程
において上記液剤Wは、融着が進行している粉末状塗料
P内部を上方向に放散するように蒸発する。このときの
液剤W粒子の融着状態の粉末状塗料P内での移動軌跡に
よって上記被覆層5内に微小ピンホール7が形成される
。そして型枠本体3は炉外において受は盤8から取出さ
れる。なお、上記下地層4及び被覆層5の各表面は全体
が均一で表面仕上がりの優れた塗装面に形成されている
。第3図(■)に示すように、上記波ff1jtif5
の微小ピンホール7に剥離剤6を含浸させるには、固形
成いは半固形の剥離剤6を被覆層5表面に押圧した状態
で摺動することによって行なう。このようにして基板3
a表面3bに下地層4が、該下地層4表面に微小ピンホ
ール7を有する被ff1j55がそれぞれ固着されて形
成された型枠本体3は、打設型枠1内部にコンクリート
2が打込まれることにより、上記被fiFt5内部では
生コンクリートが発生する水和反応による熱によって次
の現象が生じる。即ち、一般的に80℃以内といわれる
上記水和反応熱によって被覆層5並びにピンホール7内
の剥離剤6の温度も同時に上昇するが、被ri層5を構
成する前記ポリオレフィン系樹脂と剥離剤6との熱膨張
係数の差異により、剥離剤6がピンボール7から浸出す
る。このときの剥離剤6のピンホール7からの浸出過程
について説明すると、打込みコンクリ−1−2からの上
記発生熱に感応して、一部のピンホール7内の剥離剤6
はコンクリート2と被覆層5とが接触する以前に、残り
のピンホール7内の剥離剤6は接触後に、それぞれ剥離
剤6を浸出する。なお、打込みコンクリート2の側圧に
よる荷重により弾性を有する被覆層5が圧縮されること
によってもピンホール7内から剥離剤6が浸出する。こ
のようにして浸出してくる剥離剤6は被覆層5表面に拡
散して分子膜(図示せず)ないしはそれに近い程度の厚
さの薄膜12を形成するに到る。上記被覆層5と打込み
コンクリート2とは、微視的には、直接は接触せず両者
間には上記薄膜12が介在することになる。したがって
打込みコンクリート2と型枠本体3との雛型が極めて容
易に行なわれる。ピンホール7内に含浸された剥離剤6
はコンクリート2の1度の打込みでは各ピンホール7内
の剥離剤6の一部が所定量浸出するだけであるから打込
み回数にして5〜6回程度の転用が可能である。したが
って、打込み5〜6回につき1度だけ剥離剤6を含浸す
ればよ〈従来の打設型枠のようにコンクリートの打込み
毎に塗付する必要はない。
別の実施例として、第4図、第5図のように多数の針状
突出部14が外周部に設けられた針布ローラ13を被覆
層5の表面上で転勤させることによっ、て微小ピンホー
ル7を形成するようにしてもよい。
突出部14が外周部に設けられた針布ローラ13を被覆
層5の表面上で転勤させることによっ、て微小ピンホー
ル7を形成するようにしてもよい。
なお、この場合下地層4及び被覆層5は、前記粉末状塗
料Pによって形成されたフィルムを型枠本体3の基板3
a表面に熱圧着することによって、或いは接着剤等を使
用して固着し、または下地層4を形成した後、さらに該
下地層の表面に同様な方法によって前記粉末状塗料Pの
フィルムを固着するようにしてもよい。
料Pによって形成されたフィルムを型枠本体3の基板3
a表面に熱圧着することによって、或いは接着剤等を使
用して固着し、または下地層4を形成した後、さらに該
下地層の表面に同様な方法によって前記粉末状塗料Pの
フィルムを固着するようにしてもよい。
本発明においては、既述のように熱可塑性樹脂であるポ
リプロピレンやポリエチレンを下地層4及び被覆層5の
材料としてそれぞれ採用したが、これは、該樹脂がアル
カリや酸等に対して極めて安定しており、また表面硬度
が高くてキズがつきにくい、低温域での雛型性が秀れて
いる、或いはピンホールが形成されても弾性率が低下し
ないなどの性質に基づくものである。なお、下地層4及
び被覆層5をフン素樹脂とするも好ましい。
リプロピレンやポリエチレンを下地層4及び被覆層5の
材料としてそれぞれ採用したが、これは、該樹脂がアル
カリや酸等に対して極めて安定しており、また表面硬度
が高くてキズがつきにくい、低温域での雛型性が秀れて
いる、或いはピンホールが形成されても弾性率が低下し
ないなどの性質に基づくものである。なお、下地層4及
び被覆層5をフン素樹脂とするも好ましい。
以上のように、本発明に於ては、生コンクリートの水和
反応による発生熱及び圧力等によって微小ピンホール7
内の剥離剤6が浸出し、被ff1層5の表面が剥離剤6
の薄膜12によっておおわれているので、微視的には被
覆層5と打込みコンクリート2とは接触することはなく
、打設型枠1解体時におけるコンクリート2と型枠本体
3との雛型が容易に行なわれる。したがって、他の型枠
材料と比較すればコンクリート2との剥離性がかなり良
好な合成樹脂本来の特性に加えて、上記効果が相乗的に
働くので型枠1取外し作業を極めて容易に行ない得る効
果がある。
反応による発生熱及び圧力等によって微小ピンホール7
内の剥離剤6が浸出し、被ff1層5の表面が剥離剤6
の薄膜12によっておおわれているので、微視的には被
覆層5と打込みコンクリート2とは接触することはなく
、打設型枠1解体時におけるコンクリート2と型枠本体
3との雛型が容易に行なわれる。したがって、他の型枠
材料と比較すればコンクリート2との剥離性がかなり良
好な合成樹脂本来の特性に加えて、上記効果が相乗的に
働くので型枠1取外し作業を極めて容易に行ない得る効
果がある。
また、本発明の打設型枠1は何度も連続して使用するこ
とが可能であるから、従来のように型枠1組立毎に剥離
剤を塗付する必要がない。
とが可能であるから、従来のように型枠1組立毎に剥離
剤を塗付する必要がない。
さらに、従来、床版上に水平に取付けられた型枠本体3
に剥離剤が塗付された後は、打設型枠1表面に剥離剤が
浮いた状態となり、作業者が滑りやすく、このような型
枠1上での作業は危険を極めたが、本発明においてはコ
ンクリート2との分離をコンクリート2打込みに伴なっ
て型枠本体3表面に形成される剥離剤6の薄膜12によ
って行なうことにしたので、上を歩いても作業者が滑る
ようなことはなく、打設型枠1からの落下事故を防止す
ることができる。
に剥離剤が塗付された後は、打設型枠1表面に剥離剤が
浮いた状態となり、作業者が滑りやすく、このような型
枠1上での作業は危険を極めたが、本発明においてはコ
ンクリート2との分離をコンクリート2打込みに伴なっ
て型枠本体3表面に形成される剥離剤6の薄膜12によ
って行なうことにしたので、上を歩いても作業者が滑る
ようなことはなく、打設型枠1からの落下事故を防止す
ることができる。
以上、本発明は、建設業の省力化及び安全管理上におい
て極めて顕著な効果を奏するものである。
て極めて顕著な効果を奏するものである。
第1図は本発明の一実施例を示す拡大断面図、第2図は
打設型枠内部にコンクリートが打設された状態を示す縦
断面図、第3図は本発明の打設型枠の製造方法を工程順
に示す断面図、第4図は他の実施例を示す拡大断面図、
第5図はその製造方法における微小ピンホールの形成方
法を示す断面図である。 1・・・打設型枠、2・・・打込みコンクリート、3・
・・型枠本体、5・・・被覆層、6・・・剥離剤、7・
・・微小ピンホール、
打設型枠内部にコンクリートが打設された状態を示す縦
断面図、第3図は本発明の打設型枠の製造方法を工程順
に示す断面図、第4図は他の実施例を示す拡大断面図、
第5図はその製造方法における微小ピンホールの形成方
法を示す断面図である。 1・・・打設型枠、2・・・打込みコンクリート、3・
・・型枠本体、5・・・被覆層、6・・・剥離剤、7・
・・微小ピンホール、
Claims (1)
- 1、生コンクリート用打設型枠本体3の表面3bに、微
小ピンホール7を多数有するポリオレフィン系樹脂等の
被覆層5を形成し、かつ、該被覆層5の上記微小ピンホ
ール7内に剥離剤6を含浸して構成したことを特徴とす
る打設型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14896085A JPS6210366A (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 打設型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14896085A JPS6210366A (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 打設型枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6210366A true JPS6210366A (ja) | 1987-01-19 |
JPH0337632B2 JPH0337632B2 (ja) | 1991-06-06 |
Family
ID=15464508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14896085A Granted JPS6210366A (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 打設型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6210366A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020514593A (ja) * | 2017-03-02 | 2020-05-21 | スマーテリング ゲーエムベーハー | 型枠要素 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59203673A (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-17 | Kobunshi Giken Kk | コンクリ−ト型枠用板の製造方法及びその装置 |
-
1985
- 1985-07-05 JP JP14896085A patent/JPS6210366A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59203673A (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-17 | Kobunshi Giken Kk | コンクリ−ト型枠用板の製造方法及びその装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020514593A (ja) * | 2017-03-02 | 2020-05-21 | スマーテリング ゲーエムベーハー | 型枠要素 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0337632B2 (ja) | 1991-06-06 |
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