JPS62103219A - 窓材およびその製造方法 - Google Patents

窓材およびその製造方法

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JPS62103219A
JPS62103219A JP61160726A JP16072686A JPS62103219A JP S62103219 A JPS62103219 A JP S62103219A JP 61160726 A JP61160726 A JP 61160726A JP 16072686 A JP16072686 A JP 16072686A JP S62103219 A JPS62103219 A JP S62103219A
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laminated glass
layer
glass
gasket
transparent plastic
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Application number
JP61160726A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Kojima
宏明 小嶋
Toshio Ichiki
市来 敏夫
Shigeto Shibata
成人 柴田
Takeshi Harada
剛 原田
Eiji Hirano
平野 英治
Masaji Atsuta
熱田 正次
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE8787101363A priority patent/DE3782979D1/de
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/70Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] “本発明はガスケット材が設けられた積層ガラスからな
る窓材、およびその製造方法に関するものである。
[従来の技術] 自動車のフロントガラスとして適した積層ガラスとして
片面に無機ガラスの層、他面に透明プラスチックの層を
有する積層ガラスが知られている。たとえば、特公昭5
7−27050号公報、特公昭59−48775号公報
、特開昭53−27871号公報、特開昭80−138
24号公報、特開昭80−71213号公報、特開昭6
0−71252号公報、特開昭80−71253号公報
、特開昭80−115441号公報などには1枚の無機
ガラスシートあるいは1枚の合せガラス(即ち中間膜を
有する2枚の無機ガラスシートの積層体)の片面にポリ
ウレタン系透明プラスチックの層を設けた積層ガラスが
記載されている。また、特開昭52−37!317号公
報や特開昭53−19314号公報には合せガラスなど
の片面にハードコート処理表面を有するポリエチレンテ
レフタレートフィルムなどの透明プラスチック材を接着
した積層ガラスが記載されている。このような積層ガラ
スは主として自動車のフロントガラスに用いられ、その
場合透明プラスチック層は車内側となるように配置され
る。
自動車用窓材として従来使用されていた強化無機ガラス
シートや合せガラスはその周辺にガスケット材(モール
ディング材とも呼ばれる)を取り付け、物理的接合法、
あるいは接着剤を使用した接着法などにより自動車の窓
枠に取り付けられていた。しかし、上記積層ガラスの取
り付は方法については従来あまり検討されてはいなかっ
た0本発明者らは、上記積層ガラスを窓枠に取り付ける
方法を検討した結果、後述のような問題点を見い出すに
至った0本発明の主たる目的はこの積層ガラスの取り付
けに伴なう問題点を解決する点にある。しかし、この問
題ばかりでなく、上記錆層ガラスの他の問題も解決する
ことも目的の一つとして含むものである。
[発明の解決しようとする問題点コ 従来、自動車用窓材を窓枠に取り付ける方法としては、
ガスケット材を介して物理的に取り付ける方法が主流で
あった。しかし、近年、生産性や信頼性の高い取り付は
方法として接着法が主流となりつつある。接着法は無機
ガラス表面と窓枠とを直接接着剤で接着する方法であり
1通常無機ガラス表面の接着剤接触部分にガラスフリン
トなどのセラミックス塗料を塗布して接着強度を高め、
かつ接着剤の太陽光による劣化を防ぐことを必要とする
。この場合、窓材の端面シール等を目的としてガスケッ
ト材を用いるが、このガスケット材は窓材と窓枠の接合
lこ要求される接合強度をもって窓枠と物理的に接合さ
れるものではなく、窓材と窓枠の接合強度は上記接着剤
による接着強度をもって達成される。それ故に、無機ガ
ラス表面と窓枠とは充分高い接着強度をもって接着され
ていなければならず、このために上記無機ガラス表面の
処理や充分に大きい接着面を必要とする。
前記積層ガラスを窓枠に上記接着方法で取り付ける際に
、最も大きな問題は充分に高い接着強度が得られない点
にある。その理由の1つは、a層ガラスの透明プラスチ
ック層は必ずしも充分に高い接着強度で無機ガラス表面
に接着しているわけではない点にある。さらに、透明プ
ラスチック層が多層構造を有している場合、各透明プラ
スチック層は必ずしも高い接着強度で互いに接着してい
ない場合もある。従って、仮に透明プラスチック層表面
と窓枠メが充分に高い接着強度をもって接着されていた
としても、積層ガラスの居間剥離が起るおそれが大きい
ために窓材と窓枠とが充分高い接着強度で接着されてい
るとはいえない。他の理由は、透明プラスチック層表面
が接着性の低い表面材質からなっていることが多いため
、接着剤との接着強度を充分に高めることができない点
にある。
透明プラスチック層の表面部分は付近性の低い架橋型(
熱硬化性)ポリウレタン、非付着性処環ポリウレタン、
ハードコート処理層などの比較的接着性の低い材質から
なることが多く、接着剤との接着強度が充分でない。従
って、このような理由により、従来の接着法で積層ガラ
スと窓枠を取り付けることは困難と考えられる。
この解決策として積層ガラスの周辺部の透明プラスチッ
ク層を除去し、露出した無機ガラス表面と窓枠とを接着
剤で接着する方法が考えられる。しかし、この方法は繁
雑であるとともに、露出した無機ガラス表面と接着剤と
が充分高い接着強度で接着しないおそれがあり、露出し
た無機ガラス表面にセラミックス塗料を塗布するなどの
接着向上領が必要となって増々繁雑な方法となるおそれ
がある。
一方、積層ガラス自体にも未解決の問題点がある。積層
ガラスの側面部には無機ガラスと透明プラスチックの界
面が露出しているため、この界面に水、水窯気、洗浄剤
、その他の劣化の原因となる液体や気体が侵入し易い。
そのため界面の接着強度が低下して界面の白化や剥離を
起し易くなる。従って、積層ガラスの側面のシールが必
要とされることが少なくない。このようなシールは上記
積層ガラスの周辺の透明プラスチック層を除去した場合
も必要となると考えられ、特に界面を侵し易い接着剤を
使用する場合は充分なシールが必要となると思われる。
本発明はこれらの問題点を解決するために積層ガラスの
周辺をガスケット材で覆うことを検討した。しかし、従
来の物理的接合に用いられるガスケット材では、接着法
による利点を活かすことができない。特に物理的取り付
は方法はその取り付は作業が繁雑であり、さらにガスケ
ット材と積層ガラスとは単に接触しているのみで高い接
合強度を有していないので取り付は強度としての信頼性
が低いのみならず、積層ガラスとガスケット材との間隙
が生じて液体や気体の侵入のおそれがあり、側面シール
の信頼性も充分ではない。従って、仮にこのようなガス
ケット材を取り付けた積層ガラスを接着法で窓枠に接着
したとしてもガスケット材と積層ガラスとの間に生じる
問題を解決し得ないものである。
[問題点を解決するための手段コ 本発明者は前記積層ガラスを接着法により窓枠に取り付
ける際の前記問題点を解決する目的をもって種々の研究
検討を行った結果、ガスケット材を積層ガラスの周辺に
強固に接着させるとともに、該ガスケット材を窓枠に接
着剤で接着することにより目的を達成しうることを見い
出した。本発明はこのガスケット材を有する積層ガラス
からなる窓材とその製造方法に関するものであり、以下
の3つの発明である。
片面に無機ガラスの層、他面に透明プラスチックの層を
有する積層ガラス、および積層ガラスの周辺に形成され
たガスケント材からなり、該ガスケット材が該積層ガラ
ス周辺の無機ガラス表面と透明プラスチック表面を覆い
、かつ該両表面上で反応硬化したプラスチックで構成さ
れていることを特徴とする窓材。
片面に無機ガラスの層、他面に透明プラスチックの層を
有する積層ガラスを成形型内に配置して該積層ガラス周
辺の無機ガラス表面と透明プラスチック表面および該成
形型の内面から構成されるガスケット材成形用のキャビ
ティー空間を形成し、該キャビティー空間に急速に反応
硬化してプラスチックを生成しうるプラスチック原料混
合物を注入し、該プラスチック原料混合物を反応硬化さ
せてガスケット材を形成することを特徴とする窓材の製
造方法。
片面に無機ガラスの層、他面に透明プラスチックの層を
有する積層ガラスの該プラスチック層の表面であって、
かつ後述ガスケット形成用のキャビティ空間を構成する
面とならない表面の一部ないし全部を剥離性の保護材で
保護し、該保護材付の積層ガラスを成形型内に配着して
該積層ガラス周辺の無機ガラス表面と透明プラスチック
表面および該成形型の内面から構成されるガスケット材
成形用のキャビティ空間を形成し、該キャビティ空間に
急速に反応硬化してプラスチックを生成しうるプラスチ
ック原料混合物を注入し、該プラスチック原料混合物を
反応硬化させてガスケット材を形成し、その後保護材を
冷却することを特徴とする窓材の製造方法。
本発明の窓材はガスケット材と窓枠とを接着剤で接着す
ることにより窓枠に取り付けられる。ガスケット材以外
の部分、特に透明プラスチック層表面に接着剤が付着す
ることがあってもよいが、取り付ける強度は主としてガ
スケット材と窓枠間の接着により達成されることが必要
である。ガスケット材は積層ガラス周辺部分で反応硬化
したプラスチックよりなるため、積層ガラスに強固に接
着している。また、ガスケット材として窓枠に対して接
着性の高いプラスチックを採用しうる。従って、ガスケ
ット材はv1層ガラスと窓枠の両者に強固に接着する故
に、その結果として積層ガラスが窓枠に強固に接合され
る。第1図は本発明の窓材の1例を窓枠に取り付けた場
合の取り付は部の部分断面図である。積層ガラス(1)
は無機ガラス層(2)と透明プラスチック層(3)より
なる。ガスケット材(4)は積層ガラス(1)の周辺の
無機ガラス表面と透明プラスチック表面とを覆う。即ち
、無機ガラス層の車外側(図上力)表面と側面、および
透明プラスチック層の車内側(図下刃)表面を覆う、ガ
スケット材(4)は接着剤(5)で窓枠(6)に接着さ
れている。
ガスケット材(4)は積層ガラス(1)の周辺部分の少
なくとも側面(無機ガラス表面と透明プラスチック表面
を有する)を覆うことが必要であり好ましくはさらに上
表面(無機ガラス表面)を覆う。通常は図示したように
上表面(無機ガラス表面)と下表面(透明プラスチック
表面)をも覆う。その断面形状は基本的にこれら3面を
覆うコの字形断面であることが好ましい0図示したガス
ケット材(4)はコの字形に加えて窓枠の車外側表面の
一部を覆う枝部を有している。この枝部はコの字形部分
と窓枠との取り付は部分を覆い、その部分のシールと外
観の向上に有効である。ガスケット材の車内側先端部分
には接着剤がガスケット材と窓枠の間から漏出すること
を防ぐために凸条(81図(7))を有していることが
好ましい。また、ガスケット材は接着剤充填部として凹
条を有していることが好ましい。図示したように、凹条
を形成することにより先端部の凸条(7)が形成される
が、凹条を設けることなく凸条を形成してもよい。
また、接着剤は図示した部分に加えて窓枠(6)の垂直
部とガスケット材(4)との間に充填することもできる
本発明の窓材は上記図示したものに限られるものではな
い、たとえば、積層ガラス周辺のガスケット材に接触す
る部分にはあらかじめ接着向上処理が行なわれていても
よい。たとえば。
無機ガラス表面にセラミックス塗料を塗布しておくこと
ができる。本発明において、ガスケット材が接触する無
機ガラス表面や透明プラスチック表面はこのような処理
が行なわれた表面をも意味する。また無機ガラスと透明
プラスチ−2りの界面は、ガスケット材で覆われる限り
積層ガラスの側面になくてもよい。たとえば、透明プラ
スチック層の側端は無機ガラスシートの側端よりも多少
内側に存在していてもよい。
即ち、積層ガラスの下面(透明プラスチック層の存在す
る側)に界面が存在しても、その界面がガスケット材で
覆われている限り支障はない。
本発明の窓材は、上記強度の高い取り付けが可能となる
とともに、積層ガラスの問題点も解決するものである。
即ち、積層ガラス側面の無機ガラス層と透明プラスチッ
ク層の界面を強固にシールするとともに、透明プラスチ
ック層が無機ガラス表面から剥離することを防止する。
しかも、ガスケット材を介して接着されるため接着剤は
通常不透明なガスケット材で大部分覆われるので、太陽
光等で接着剤が劣化するおそれも少ない。また、ガスケ
ット材は着色自在であるので必ずしも黒色に限られず、
意匠性を高めたり、太陽光等による加熱を少なくし劣化
を少なくすることも可能となる。加えて、積層ガラスの
ハンドリングの面でも有利な効果をもたらす。即ち、積
層ガラスを重ねてストックする場合、透明プラスチック
層表面と隣の無機ガラス表面とが接触すると両表面が電
着して剥離が困難となるため積層ガラス間にスペーサー
を介在させなければならないが、本発明の窓材ではガス
ケット材がスペーサーの役割を果すためスペーサーなし
で重ねても互いの表面が密着するおそれはなくなる。
本発明において積層ガラスは無機ガラス層の表面と透明
プラスチック層の表面を有するものである限り種々のも
のを採用しうる0代表的なり1層ガラスは1枚の無機ガ
ラスシートの片面に透明プラスチック層を設けた積層ガ
ラスと1枚の合せガラスの片面に透明プラスチック層を
設けた積層ガラスである。後者はポリビニルブチラール
などの中間膜を介して積層した2枚の無機ガラスシート
からなる合せガラスの片面に自己修復性を有する架橋型
ポリウレタンやハードコート処理表面を有する熱可塑ポ
リエステルのシートやフィルムを要すれば熱可塑ポリウ
レタンやポリビニルブチラールなどの接着剤を介して貼
着したものである。しかし、軽量性や経済性などの面か
ら積層ガラスとしては1枚の無機ガラスを用いた前者の
タイプの積層ガラスが好ましい。前者のタイプの積層安
全ガラスの代表° 例は1枚の無機ガラスの片面に1層
あるいは多層構造のボリウレタのシートやフィルムを貼
着したものである。ポリウレタン層の露出面は自己修復
性を有することが好ましく、また耐汚染性などの表面特
性を有していることが好ましい、このような表面を有す
るポリウレタンとしては架橋型ポリウレタンが適当であ
る。また、耐汚染性向上のためにその表面に多官能のア
クリル系あるいはメタクリル系のモノマーを含浸して紫
外線等で重合させるなどの表面処理を行ってもよい。ポ
リウレタン層はまた前記合せガラスの中間膜に要求され
るような耐貫通性等の機械的物性を要求される。この機
械的物性は熱可塑性ポリウレタンやある種の架橋型ポリ
ウレタンで達成される。前者のポリウレタンを採用する
場合は積層ガラスの透明プラスチック層は少なくとも2
層構造となる。後者のポリウレタンを採用する場合、そ
れが自己修復性を有している場合、透明プラスチック層
はこのポリウレタンの1層のみで構成することができる
。このような自己修復性と機械的物性を有する架橋型ポ
リウレタンについては前記公報の他、特願昭80−18
892号や特願昭[io−192f3S号にも記載され
ている。このような架橋型ポリウレタンのシートやフィ
ルムは必要に応じ前記のような接着剤で無機ガラスシー
トに接着してもよく、また、接着性が高いものは直接無
機ガラスシートに貼着することもできる。なお、無機ガ
ラスシートは強化あるいは手強化された無機ガラスシー
トであってもよく、さらに通常は曲げ加工されているも
のである。その厚さは通常的2〜13mmであり、透明
プラスチック層は通常全体として約0.2〜2mmの厚
さを有する。
本発明の窓材は前記した製造方法で製造されることが好
ましい、即ち、積層ガラスをガスケット材を成形するだ
めの成形型内に配置してガスケット材を成形するための
キャビティー空間を形成し、このキャビティー空間にプ
ラスチック原料混合物を注入し、該原料混合物を反応硬
化させてガスケット材を形成する。キャビティー空間は
積層ガラス周辺の無機ガラス表面と透明プラスチック表
面、および成形型内面から構成される空間であることが
必要である。これにより、成形されたガスケット材は積
層ガラス周辺の無機ガラス表面と透明プラスチック表面
の両者を覆うことが可能となる。また、プラスチック原
料混合物は急速に反応硬化してプラスチックとなるもの
でなくてはならない、急速に反応硬化するとは、プラス
チック原料混合物をキャビティー空間に注入し終った後
、約5〜6分以内、好ましく約2〜3分以内に脱型しう
る程度の反応硬化性を有するものであることを意味する
。プラスチック原料混合物は重付加などの重合反応によ
り高分子量化して硬化するものでなくてはならない、こ
のようなプラスチック原料混合物が積層ガラス表面上で
反応硬化してガスケット材を形成することにより、ガス
ケット材と積層ガラスの強固な接着が達成さ机る。
プラスチック原料混合物を成形型内で急速に反応硬化さ
せて成形物を得るプラスチック成形物の成形方法は反応
射出成形方法(RIM)と呼ばれている。プラスチック
原料混合物は通常2成分以上のプラスチック原料を注入
直前に衝突混合して形成され、その混合物は混合時の圧
力で成形型内に注入される0反応射出成形方法に適用可
能なプラスチックとしてはポリウレタンやエポキシ樹脂
などがあるが、特にポリウレタンが好ましい、なぜなら
、ポリウレタンは積層ガラスの透明プラスチックの好ま
しい材料であるポリウレタンと同種の材料であるので、
それに対する接着性が高く、成形時のキャビティー内の
圧力や温度を比較的低くすることができるので透明プラ
スチックが変質、変形などを受けることが少ない。
反応射出成形や通常の射出成形で無機ガラスシートの周
辺部にガスケット材を形成することは公知であり、たと
えば特開昭57−158481号公報、特開昭80−4
015号公報、特開昭60−83115号公報、特開昭
80−104412号公報などに記載されている。しか
し、これら公知例には積層ガラスの周辺部にガスケット
材を形成することは記載されていない、また、積層ガラ
スの場合、透明プラスチック層が存在することにより、
上記公知の方法をそのまま適用することができない。
たとえば、通常の射出成形ではキャビティー内の圧力や
温度が高くなり、透明プラスチック層の材料の変質や層
の剥離や変形を起すおそれがある。キャビティー内の圧
力はより低いことが好ましく、本発明においてはその圧
力は約5Kg/cm2以下、特に 1〜3kg/cm2
が採用される。また、成形温度は成形型温としては約8
0℃以下。
特に約40〜70°Cが採用される。ただし、キャビテ
ィー内では反応熱が発生するのでこれよりも高い温度と
なることもある。
上記成形条件の制約や接着性等を考慮するとガスケット
材はポリウレタンからなることが好ましい0反応射出成
形によりポリウレタンを形成する場合、その原料として
は基本的に高分子量活性水素化合物、鎖伸長剤、および
ポリイソシアネート化合物が使用される。高分子量活性
水素化合物としては、官能基(水酸基および/またはア
ミノ基)当りの平均高分子量が800〜4000.1分
子当り平均官能基数的2〜4のポリオールやポリアミン
が適当である。特に水酸基当りの平均分子量が約100
0〜3000.1分子当りの水酸基数的2.0〜3.5
のポリエーテルポリオールやポリエーテルポリオール混
合物が好ましい、また、ポリマーポリオールと呼ばれる
重合体分散ポリオールなども使用できる。鎖伸長剤とし
ては分子量約400以下のポリオールやポリアミン、特
に2官能であるジオールやジアミンが適当である。特に
好ましくは、エチレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、およびエチル基などの低級アルキル基や塩素原子
で置換されたトリレンジアミンから選ばれる少なくとも
1種の鎖伸長剤が採用される。ポリイソシアネート化合
物は芳香族ポリイソシアネートやその変性物が適当であ
り、ジフェニルメタンジイソシアネートの変性物、特に
カルボジイミド変性ジフェニルメタンジインシアネート
やプレポリマー型変性ジフェニルメタンジインシアネー
トが好ましい、その他、未変性ジフェニルメタンジイン
シアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート
、上記以外の変性ジフェニルメタンジイソシアネート、
および場合によりインホロンジイソシアネートやヘキサ
メチレンジイソシアネートなどの非芳香族のポリイソシ
アネートを使用することもできる。
上記3種の原料の内、高分子量活性水素化合物と鎖伸長
剤はあらかじめ混合され、この混合物とポリイソシアネ
ート化合物が注入直前に混合されることが好ましい。こ
れら3種の原料以外の他の副原料成分がこれらにあらか
じめ混合して使用されることが多い。副原料成分として
有機スズ化合物や第3級アミンなどの触媒およびハロゲ
ン化炭化水素や水などの発泡剤は通常必須の成分とされ
ることが多い、その他、カーボンブラックなどの着色剤
、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤などの安定剤、
ガラス繊維、マイカ、ワラストナイトなどの充填剤、そ
の他の任意の副原料成分を上記主原料の一方あるいは両
方に配合することもできる。
第2図に積層ガラスを配置して閉じた成形型の1例を部
分断面図で示す、上型(8)と下型(9)からなる成形
型内に無機ガラス層(2)と透明プラスチック層(3)
とからなる積層ガラス(1)が配置されている。成形型
の積層ガラス(1)に接する部分(10)、(11)は
積層ガラスの破損等を防止し、かつキャビティー空間(
12)からプラスチック原料混合物が漏出することを防
ぐために弾性材料からなることが好ましい。
キャビティー空間(12)は上型内面(13)と下型内
面(14)、および積層ガラスの上面(15)、側面(
16)、下面(17)から構成される。積層ガラスの1
面(15)は無機ガラスの表面からなり、側面(16)
は無機ガラスと透明プラスチックの両表面を含み、下面
(17)は透明プラスチックの表面からなる。このキャ
ビティー空間(12)にプラスチック原料混合物を注入
し、反応硬化させることにより第1図に示した断面形状
のガスケット材が成形される。
本発明の製造方法は上記のものに限定されるものではな
い。たとえば、下型の積層ガラスの透明プラスチック層
表面に接する部分(第2図の(11))は必ずしも弾性
材料からなる必要はない、なぜなら、透明プラスチック
層自体が弾性材料からなることが多いので、この部分が
弾性材料でなくとも充分なシール性が達成される。
また、lt&層ガラス周辺のキャビティー空間を形成す
る部分以外は、表面保護のために剥離性フィルムや剥離
性原料で一時的に覆い、ガスケットa形後にそれを取り
除くこともできる。
特に、積層ガラスの透明プラスチック層表面は機械的、
熱的、あるいは化学的な面でガラス表面に比較すると脆
弱であるため、この表面を保護することが好ましい、た
とえば、第2図において、透明プラスチック層(3)に
接する下型部分(11)が、硬い材料からなると透明プ
ラスチック層表面を傷付けるおそれがあり、一方弾性材
料からなっていても、押圧力が大きいと圧痕が残るおそ
れがある。さらに、シール部分からプラスチック原料混
合物が漏出した場合、プラスチック原料混合物がプラス
チック層表面に強固に接着して硬化するおそれが大きい
。いずれにしても、キャビティー空間(12)を構成す
る表面以外のプラスチック層表面は、ガスケットの成形
時には保護材で保護されていることが好ましい。保護材
で保護する部分は、キャビティー空間近傍のみであって
もよい。しかし、成形型内に配置された積層ガラスのプ
ラスチック層表面が第2図に示した成形型の下型部分(
11)以外の部分に接する場合や接するおそれのある場
合はそこも保護されていることが好ましい。従って、プ
ラスチック層表面のキャビティー空間(12)を構成す
る表面以外の表面の全面が保護材で保護されていてもよ
い。
保護材の種類は特に限定されるものではない、保護材に
硬さが要求されない場合、比較的軟質のプラスチックフ
ィルムや薄い金属フィルムからなっていてもよく、また
剥離性塗膜を形成しうる塗料より形成された塗膜であっ
てもよい、一方、比較的硬い保護材か必要とされる場合
は、硬質プラスチックシート、金属シート、ガラス板な
どを保護材として用いることができる。これら保護材は
ガスケット成形後プラスチック層表面から剥離できるも
のでなくてはならない。しかし、その限りにおいて、あ
る程度の力でプラスチック層表面に粘着ないし接着して
いてもよい。
以下の本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこの実施例に限られるものではない。
[実施例] 自動車用フロントガラスとして用l/)られる以下の2
種の積層ガラスを用意した。
積層ガラスA : 1400X750 X3mmの曲げ
加工された無機ガラスシートの内面に、厚 さ0.8)の架橋型ポリウレタンのシートを熱可塑性ポ
リウレタン接着剤(接 着層厚0.03 +++w )で貼着したもの、架橋型
ポリウレタンの露出面はあらかじ め多官能アクリル糸上ツマ−を含浸し 紫外線照射することにより表面改質さ れている。この架橋型ポリウレタンit自己修復性と機
械的特性を有する。
積層ガラスB:ボリビニルブチラール樹脂中間膜を有す
る曲げ加工された2枚の無 機ガラスシートの1titi体からなる1400X 7
00 X 6.8aa+の合せガラスの片面に、片面ハ
ードコート処理されたポリ エチレンテレフタレートフイルムヲ非 ハードコート処理面を接着面として EVA樹脂接着剤で貼着したもの。透 明プラスチック層の厚さは合計0.3mm積層ガラスC
:積層ガラスAの架橋型ポリウレタン層表面の周端20
mmを除いて全面を厚さ0.1mmのポリエチレンテレ
フタレート樹脂フィルムで保護したもの。
第1図に示す断面形状を有するガスケット材(基片の厚
さ101.積層ガラス端より20mm内方に無機ガラス
表面と透明プラスチック表面を覆う)を形成するために
、第2図に示した断面形状を有する成形型を用意した。
この成形型に上記vI層ガラスA、BまたはCを配置し
て閉じ。
下記組成のポリウレタン原料混合物をキャビティー空間
に注入した。注入終了2分後に脱型し窓材を取り出した
0反応射出成形の成形条件およびポリウレタン原料は以
下の通りである。
良凰ゑ1 ポリオール成分とインシアネート成分を汎用反応射出成
形機で衝突混合して反応性混合物とした。衝突混合のた
めの吐出圧力は130kg/ cm2、吐出量80kg
/分、各成分の液温は30〜40℃に調節。成形型温度
は約70℃に調節し、キャビティー内圧は約2kg/c
m2であった。
ポリウレタン原料 ポリオール成分          重量部末端オキシ
エチレン基含量15重量%、分子量約6500のポリオ
キシプロピ レンオキシエチレントリオール  85カーボンブラツ
クペースト     10エチレングリコール    
    5トリエチレンジアミン溶液(4ブコ33LV
) 0.7ジブチルスズジウラレー)      0.
07トリクロロフルオロメタン     フイソシアネ
ート成分 カルボジイミド変性ジフェニルメタンジインシアネート
(NGO含量29z) [使用量はポリオール成分に対し1.05倍当量] 上記反応射出成形方法によって、第1図に示されたよう
な断面形状のガスケット材を四周に有する積層ガラスA
、およびBが得られた。
積層がラスCの場合は脱型後保護材を剥離した。
得られた窓材のガスケット材の接着面に市販のプライマ
ー(横浜ゴム■製“MS−90”)を塗布した後、市販
の一液型ウレタン系接着剤(同”ハマタイ) WS−3
0”)で鋼製窓枠に接着し1週間室温に保持して硬化さ
せた。
試  験 上記のガスケット材形成積層ガラスAのガスケット材に
30X 20cmの鋼板を上記方法で接着した。一方、
ガスケット材を有しない積層ガラスAのポリウレタン層
表面に同様の鋼板を同じ接着剤で接着した。接着剤硬化
後間サンプルを1000時間サンシャインウェザオメー
ターで照射した後、鋼板を剥離した。ガスケット材を有
するサンプルでは接着層が凝集破壊されていたが、ガス
ケット材を有しないサンプルでは無機ガラス層とポリウ
レタン層の界面またはポリウレタン層と接着剤の界面で
界面剥離していた。
「発明の効果] 本発明の効果は前記した通りであるが以下にそれをまと
めて示す。
1、積層ガラスと窓枠を高い接着強度で接着できる。
2、積層ガラスの無機ガラス層と透明プラスチック層の
界面をシールすることができる。
3、無機ガラス層と透明プラスチック層の剥離を防止す
ることができる。
4、積層ガラス周辺の透明プラスチック層の除去が必須
とされない。
5、接着剤と窓材との接着向上あるいは接着剤の劣化防
止のだめの窓材の塗装を必須としない。
6、ガスケット材の意匠性を向上しうる。
7、窓材のハンドリング性が白石する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の窓材の1例の窓枠に取り付けた状態を
示す部分断面図であり、第2図は本発明の製造方法を説
明するだめの成形型の部分断面図である。 1−m−積層ガラス 2−m−無機ガラス層3−−−透
明プラスチック層 4−一一ガスケフト材 5−m−接着剤6−−−窓 枠

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、片面に無機ガラスの層、他面に透明プラスチックの
    層を有する積層ガラス、および該積層ガラスの周辺に形
    成されたガスケット材からなり、該ガスケット材が該積
    層ガラス周辺の無機ガラス表面と透明プラスチック表面
    を覆い、かつ該両表面上で反応硬化したプラスチックで
    構成されていることを特徴とする窓材。 2、片面に無機ガラスの層、他面に透明プラスチックの
    層を有する積層ガラスを成形型内に配置して該積層ガラ
    ス周辺の無機ガラス表面と透明プラスチック表面および
    該成形型の内面から構成されるガスケット材成形用のキ
    ャビティ空間を形成し、該キャビティ空間に急速に反応
    硬化してプラスチックを生成しうるプラスチック原料混
    合物を注入し、該プラスチック原料混合物を反応硬化さ
    せてガスケット材を形成することを特徴とする窓材の製
    造方法。 3、片面に無機ガラスの層、他面に透明プラスチックの
    層を有する積層ガラスの該プラス チック層の表面であって、かつ後述ガスケット形成用の
    キャビティ空間を構成する面とならない表面の一部ない
    し全部を剥離性の保護材で保護し、該保護材付の積層ガ
    ラスを成形型内に配置して該積層ガラス周辺の無機ガラ
    ス表面と透明プラスチック表面および該成形型の内面か
    ら構成されるガスケット材成形用のキャビティ空間を形
    成し、該キャビティ空間に急速に反応硬化してプラスチ
    ックを生成しうるプラスチック原料混合物を注入し、該
    プラスチック原料混合物を反応硬化させてガスケット材
    を形成し、その後保護材を除去することを特徴とする窓
    材の製造方法。
JP61160726A 1985-07-12 1986-07-10 窓材およびその製造方法 Pending JPS62103219A (ja)

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EP87101363A EP0252207B1 (en) 1986-07-10 1987-02-02 Process for the production of a glazing product
DE8787101363A DE3782979D1 (de) 1986-07-10 1987-02-02 Verfahren zur herstellung eines verglasten produkts.
DE87101363T DE3782979T4 (de) 1986-07-10 1987-02-02 Verfahren zur Herstellung eines verglasten Produkts.
US07/224,240 US4999147A (en) 1986-07-10 1988-07-25 Method for producing a glazing product

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JP60-152393 1985-07-12

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02231223A (ja) * 1989-03-03 1990-09-13 Hashimoto Forming Ind Co Ltd 合成樹脂製ウインドウおよびその製造方法
JPH02254012A (ja) * 1989-03-28 1990-10-12 Hashimoto Forming Ind Co Ltd 車輌用ウインドウの製造方法

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