JPS62103074A - 2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−1,2−エポキシプロパンの製造法 - Google Patents
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−1,2−エポキシプロパンの製造法Info
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- JPS62103074A JPS62103074A JP24241285A JP24241285A JPS62103074A JP S62103074 A JPS62103074 A JP S62103074A JP 24241285 A JP24241285 A JP 24241285A JP 24241285 A JP24241285 A JP 24241285A JP S62103074 A JPS62103074 A JP S62103074A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−1,2
−エポキシプロパン(以下、本化合物と略称)の製造法
に関する。
−エポキシプロパン(以下、本化合物と略称)の製造法
に関する。
本化合物は優れた抗炎症、鎮痛および解熱作用を有する
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を合
成するための中間体として極めて有用である。
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を合
成するための中間体として極めて有用である。
(従来の技Wi)
従来、本化合物を製造するために下記の方法が発表され
ている。
ている。
(1)6−メトキシ−2−アセチルナフタレンを、塩基
の存在下でメチル硫酸トリメチルスルホニウムと反応さ
せる方法(特公昭54−29482号)、 (2) 6−メトキシ−2−アセチルナフタレンをア
ルカリ金属低級アルフキサイドを含有するテトラヒドロ
フランとジメチルスルホキサイドとよりなる溶液中で、
ヨウ化トリメチルスルホニウムまt、−ハヨウ化トリメ
チルスルホオキソニウムと反応させる方法(特公昭48
−20545号)。
の存在下でメチル硫酸トリメチルスルホニウムと反応さ
せる方法(特公昭54−29482号)、 (2) 6−メトキシ−2−アセチルナフタレンをア
ルカリ金属低級アルフキサイドを含有するテトラヒドロ
フランとジメチルスルホキサイドとよりなる溶液中で、
ヨウ化トリメチルスルホニウムまt、−ハヨウ化トリメ
チルスルホオキソニウムと反応させる方法(特公昭48
−20545号)。
これらの方法はいずれも工業的に有利な方法とは言い難
い。
い。
すなわち、前記の方法(1)及び(2)において、塩基
として水素化ナトリウム、カリウム〒t−ブトキシド、
ナトリウムメチラートをはじめとするアルカリ金属低級
アルフラート等の強塩基を作用させる必要がある。
として水素化ナトリウム、カリウム〒t−ブトキシド、
ナトリウムメチラートをはじめとするアルカリ金属低級
アルフラート等の強塩基を作用させる必要がある。
しかしながら、これらの塩基は水に対して極めて不安定
で、水素化ナトリウムは水により爆発的に発火し、カリ
ウム−t−ブトキシドやナトリウムメチラートのような
アルカリ金属アルコラードは極く僅かな水の存在によっ
ても活性が著しく低下する。したがって反応は無水の状
態で行う必要があり、反応上困難な条件となるばかりで
なく、アルカリ金属アルコラードを用いる場合副生物と
して生成するアルコールを反応溶媒と分離困難なので反
応溶媒の回収、再使用を妨げる。加えて、これらの塩基
の貯蔵、管理は充分な注意を必要とする。
で、水素化ナトリウムは水により爆発的に発火し、カリ
ウム−t−ブトキシドやナトリウムメチラートのような
アルカリ金属アルコラードは極く僅かな水の存在によっ
ても活性が著しく低下する。したがって反応は無水の状
態で行う必要があり、反応上困難な条件となるばかりで
なく、アルカリ金属アルコラードを用いる場合副生物と
して生成するアルコールを反応溶媒と分離困難なので反
応溶媒の回収、再使用を妨げる。加えて、これらの塩基
の貯蔵、管理は充分な注意を必要とする。
また方法(1)及び(2)において反応中に必然的に副
生ずるジメチルスルフィドは極めて強い不快臭を有する
と共に、37.5〜38°Cの非常に低い沸点をもつた
め臭気の発散が烈しく、かつ引火点も極めて強いので、
工業的にこれらの方法を実施しようとすると環境衛生お
よび安全性の面で問題を生ずる。
生ずるジメチルスルフィドは極めて強い不快臭を有する
と共に、37.5〜38°Cの非常に低い沸点をもつた
め臭気の発散が烈しく、かつ引火点も極めて強いので、
工業的にこれらの方法を実施しようとすると環境衛生お
よび安全性の面で問題を生ずる。
また、Tetrahedron Lett、、 19
79 、203−206(1979)によれば、ジメチ
ルポリスチリルスルホニウム塩をジクロルメタンと水酸
化ナトリウム水溶液に懸濁して三相系を形成させ、これ
をテトラブチルアンモニウムヒドロキシドのような相間
移動触媒の存在下にアセトフェノンと反応させてエポキ
シ化することが提案されている。
79 、203−206(1979)によれば、ジメチ
ルポリスチリルスルホニウム塩をジクロルメタンと水酸
化ナトリウム水溶液に懸濁して三相系を形成させ、これ
をテトラブチルアンモニウムヒドロキシドのような相間
移動触媒の存在下にアセトフェノンと反応させてエポキ
シ化することが提案されている。
しかしながら、その反応は1日間を要し、スルホニウム
塩の原料であるポリスチレンスルフィドが容易に入手で
きないのみならずケトン化合物に対して相対的に大量を
必要とし、該重合体の回収、再使用のためには大量のス
ルフィドをスルホニウム塩に変換しなければならず、相
間移動触媒は高価でありかつ回収困難である。
塩の原料であるポリスチレンスルフィドが容易に入手で
きないのみならずケトン化合物に対して相対的に大量を
必要とし、該重合体の回収、再使用のためには大量のス
ルフィドをスルホニウム塩に変換しなければならず、相
間移動触媒は高価でありかつ回収困難である。
さらに、Tetrahedron Lett、、 19
82 、5283−5286(1982)によれば、ア
セトフェノンにトリメチルスルホニウム塩をアセトニト
リル中で固体水酸化カリウムの存在下に反応させてエポ
キシ化合物に変換することが報告されているが、その収
率は僅か38%にすぎない。この低収率は本発明者らの
追試によって確認された。
82 、5283−5286(1982)によれば、ア
セトフェノンにトリメチルスルホニウム塩をアセトニト
リル中で固体水酸化カリウムの存在下に反応させてエポ
キシ化合物に変換することが報告されているが、その収
率は僅か38%にすぎない。この低収率は本発明者らの
追試によって確認された。
一方、フェニルジメチルスルホニウム塩を用いてケトン
をエポキシドに変換する反応はTetrahedron
Lett、、 1962 、661−662(196
2);Ber、96.1881−1890(1963−
C6(1979)等に報告されているが、これらの方法
においては、すべて塩基としてカリウム−1−ブトキシ
ドを、また溶媒としてジメチルスルホキシトを用いてい
る。塩基については、前記のように種々の問題があり、
また、この溶媒は比較的高価である。
をエポキシドに変換する反応はTetrahedron
Lett、、 1962 、661−662(196
2);Ber、96.1881−1890(1963−
C6(1979)等に報告されているが、これらの方法
においては、すべて塩基としてカリウム−1−ブトキシ
ドを、また溶媒としてジメチルスルホキシトを用いてい
る。塩基については、前記のように種々の問題があり、
また、この溶媒は比較的高価である。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明者らは以上の従来の技術には満足せず、より安価
でかつ安全な反応工程により2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)−1,2−エポキシプロパンを得る方法を確
立すべく鋭意研究を重ねた。
でかつ安全な反応工程により2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)−1,2−エポキシプロパンを得る方法を確
立すべく鋭意研究を重ねた。
(問題解決のための手段)
その結果、6−メトキシ−2−アセチルナフタレンを7
エニルジメチルスルホニウムメチルサルフエートと水酸
化アルカリの存在下に反応させると一挙に2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)−1,2−エポキシプロパンが
高収率で生成することを発見した。
エニルジメチルスルホニウムメチルサルフエートと水酸
化アルカリの存在下に反応させると一挙に2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)−1,2−エポキシプロパンが
高収率で生成することを発見した。
本発明はこの新知見に基くもので、次式に示すヨウに、
6−メトキシ−2−アセチルナフタレン(Ml)を7エ
ニルジメチルスルホニウムメチルサルフエー) (1)
と水酸化アルカリの存在下に反応させることを特徴とす
る2−(6−ノドキシ−2−ナフチル)−1,2−エポ
キシプロパン(1)の製造法である。
6−メトキシ−2−アセチルナフタレン(Ml)を7エ
ニルジメチルスルホニウムメチルサルフエー) (1)
と水酸化アルカリの存在下に反応させることを特徴とす
る2−(6−ノドキシ−2−ナフチル)−1,2−エポ
キシプロパン(1)の製造法である。
本発明の方法に用いるフェニルジメチルスルホニウムメ
チルサルフェート(1)は、チオアニソール1モルに対
して1〜1.1モルの割合で硫酸ジメチルを1,2−ジ
クロルエタンのような非反応性溶媒の非存在下または存
在下に40〜130℃、好ましくは80〜110°Cで
数十分から数時間加熱、攪拌下に反応させることによっ
て定量的に得られる。メチルサルフェー) (:l)は
反応混合物から単離してもよいが、単離することなく本
発明の方法に用いることもできる。
チルサルフェート(1)は、チオアニソール1モルに対
して1〜1.1モルの割合で硫酸ジメチルを1,2−ジ
クロルエタンのような非反応性溶媒の非存在下または存
在下に40〜130℃、好ましくは80〜110°Cで
数十分から数時間加熱、攪拌下に反応させることによっ
て定量的に得られる。メチルサルフェー) (:l)は
反応混合物から単離してもよいが、単離することなく本
発明の方法に用いることもできる。
本発明の方法において、メチルサルフェー)(1)はケ
トン([)1モルに対して1〜1.3モルの割合で用い
るのが好ましい。そしてケトン191重量部に対して1
〜10容量部、望ましくは2〜5容量部の溶媒中にメチ
ルサルフェート〔l〕を溶解もしくは懸濁させて攪拌し
なからケトン〔]、次いで該ケトン1モルに対して1〜
8モル、好ましくは1.5〜4.5モルの割合で水酸化
アルカリを添加し、攪拌下に反応させる。
トン([)1モルに対して1〜1.3モルの割合で用い
るのが好ましい。そしてケトン191重量部に対して1
〜10容量部、望ましくは2〜5容量部の溶媒中にメチ
ルサルフェート〔l〕を溶解もしくは懸濁させて攪拌し
なからケトン〔]、次いで該ケトン1モルに対して1〜
8モル、好ましくは1.5〜4.5モルの割合で水酸化
アルカリを添加し、攪拌下に反応させる。
反応温度は低温から溶媒の沸点までの広い範囲に渉って
選択できるが、好ましくは0〜70°C1さらに好まし
くは15〜55°Cである。
選択できるが、好ましくは0〜70°C1さらに好まし
くは15〜55°Cである。
反応溶媒としては、水と混和しない溶媒、たとえば、ジ
クロルエタン、1.2−ジクロルエタンのようなハロゲ
ン化炭化水素、トルエン、キシレンのような炭化水素な
どが用いられるほか、水混和性溶媒、たとえば、ジメチ
ルスルホキシド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン
などを用いることもできる。
クロルエタン、1.2−ジクロルエタンのようなハロゲ
ン化炭化水素、トルエン、キシレンのような炭化水素な
どが用いられるほか、水混和性溶媒、たとえば、ジメチ
ルスルホキシド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン
などを用いることもできる。
水と混和しない溶媒は、反応混合物を水洗、蒸留などの
簡単な後処理に付することにより容易に回収、再使用で
きる利点がある。とりわけハロゲン化炭化水素はメチル
サルフェー) (1)の溶解性にすぐれ、かつ容易に回
収できるので好んで用いられる。
簡単な後処理に付することにより容易に回収、再使用で
きる利点がある。とりわけハロゲン化炭化水素はメチル
サルフェー) (1)の溶解性にすぐれ、かつ容易に回
収できるので好んで用いられる。
水酸化アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムが好ましく、それは固体としてまたは水溶液とし
て添加され得る。水を含有しない溶媒中で粉末状の水酸
化アルカリを用いれば反応時間を短かくすることができ
る。
リウムが好ましく、それは固体としてまたは水溶液とし
て添加され得る。水を含有しない溶媒中で粉末状の水酸
化アルカリを用いれば反応時間を短かくすることができ
る。
また、反応促進剤として触媒量の2.6−ジーt−ブチ
ル−4−メチルフェノールを共存させてもよい。
ル−4−メチルフェノールを共存させてもよい。
上記の反応により高収率で2−(4−イソブチルフェニ
ル)−1,2−エポキシプロパン〔I〕カ生成するが、
反応混合物を分別的に蒸留することにより、溶媒および
反応により必然的に副生ずるチオアニソールをそれぞれ
回収し、その蒸留残渣として目的化合物〔1〕を得るこ
とができる。
ル)−1,2−エポキシプロパン〔I〕カ生成するが、
反応混合物を分別的に蒸留することにより、溶媒および
反応により必然的に副生ずるチオアニソールをそれぞれ
回収し、その蒸留残渣として目的化合物〔1〕を得るこ
とができる。
すなわち、反応終了後、反応混合物を水洗し、常圧また
は減圧下に溶媒を留去し、次いで減圧蒸留によりチオア
ニソールを回収する。目的化合物(1)は蒸留残渣とし
て残り、冷後結晶化する。これをトルエン、ヘキサン、
ジクロルメタン等の溶媒から再結晶することにより、高
収率、高純度で目的物(1)が得られる。なお、上記の
操作において、溶媒およびチオアニソールを略定量的に
かつ高純度で回収することができる。
は減圧下に溶媒を留去し、次いで減圧蒸留によりチオア
ニソールを回収する。目的化合物(1)は蒸留残渣とし
て残り、冷後結晶化する。これをトルエン、ヘキサン、
ジクロルメタン等の溶媒から再結晶することにより、高
収率、高純度で目的物(1)が得られる。なお、上記の
操作において、溶媒およびチオアニソールを略定量的に
かつ高純度で回収することができる。
(発明の効果)
本発明において用いるメチルサルフェート(n、:]は
チオアニソールと硫酸ジメチルの反応によって容易に生
成させることができ、しかもその反応混合物から単離し
または単離することなくケトン1〕と安価な水酸化アル
カリの存在下に反応させて2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)−1,2−エポキシプロパン(1)を高純度、
高収率で得ることができる。また、反応混合物から溶媒
およびチオアニソールをほとんど全量回収して再使用す
ることもできる。
チオアニソールと硫酸ジメチルの反応によって容易に生
成させることができ、しかもその反応混合物から単離し
または単離することなくケトン1〕と安価な水酸化アル
カリの存在下に反応させて2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)−1,2−エポキシプロパン(1)を高純度、
高収率で得ることができる。また、反応混合物から溶媒
およびチオアニソールをほとんど全量回収して再使用す
ることもできる。
なお、本発明の製品(1)は、たとえば酸で処理して2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオンアルデヒ
ドに変換し、次いで適当な酸化剤と反応させて2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酷に導くことが
できる。
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオンアルデヒ
ドに変換し、次いで適当な酸化剤と反応させて2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酷に導くことが
できる。
以下実施例の形で本発明をさらに詳細に説明するが本発
明はそれによって限定されるものではない。
明はそれによって限定されるものではない。
実施例1
フェニルジメチルスルホニウムメチルサル7エー ト5
5.11 (0,22モル)をジクロルメタン140−
に溶解ないし懸濁し、攪拌下に6−メトキシ−2−アセ
チルナフタレン40F(0,2モル)及び2.6−ジー
t−ブチル−4−メチルフェノール0.5gを添加し、
次いで、粉末水酸化す) IJウム16 f (0,4
モル)を加えて水冷下20分間攪拌する。徐々に温度を
上げて40〜45°Cとし、2.5時間攪拌すると反応
は終了した。
5.11 (0,22モル)をジクロルメタン140−
に溶解ないし懸濁し、攪拌下に6−メトキシ−2−アセ
チルナフタレン40F(0,2モル)及び2.6−ジー
t−ブチル−4−メチルフェノール0.5gを添加し、
次いで、粉末水酸化す) IJウム16 f (0,4
モル)を加えて水冷下20分間攪拌する。徐々に温度を
上げて40〜45°Cとし、2.5時間攪拌すると反応
は終了した。
得られた反応混合物に水を加えて攪拌後、二層に分離し
、有機層を採って水洗したのち、常圧下にジクロルメタ
ンを留去した。残留物を更に減圧蒸留に付して50〜5
2°C(4ffHg)で留出するチオアニソールを回収
した。
、有機層を採って水洗したのち、常圧下にジクロルメタ
ンを留去した。残留物を更に減圧蒸留に付して50〜5
2°C(4ffHg)で留出するチオアニソールを回収
した。
残留物をトルエンに溶解し、結晶化すると融点121〜
122.0°Cを示す2−(6−メトキシ−2−ナフチ
ル)−1、2−エポキシプロパン37.01がリン片晶
として得られた。(収率86.4%)NMR(in C
DCl、) ppm ;3.87(3H,s、CH2O
−) 7.0〜7.88(6H,m、 arom )実施例2 チオアニソール26 f (0,21モル)を約90°
Cに加熱し、攪拌下、硫酸ジメチル27.79 (0゜
22モル)を90〜95°Cを保ち、約30分間で滴下
した。
122.0°Cを示す2−(6−メトキシ−2−ナフチ
ル)−1、2−エポキシプロパン37.01がリン片晶
として得られた。(収率86.4%)NMR(in C
DCl、) ppm ;3.87(3H,s、CH2O
−) 7.0〜7.88(6H,m、 arom )実施例2 チオアニソール26 f (0,21モル)を約90°
Cに加熱し、攪拌下、硫酸ジメチル27.79 (0゜
22モル)を90〜95°Cを保ち、約30分間で滴下
した。
滴下後、同温でさらに30分間攪拌するとフェニルジメ
チルスルホニウムメチルサルフェート(スルホニウム塩
)が定量的に生成L t、ニー。
チルスルホニウムメチルサルフェート(スルホニウム塩
)が定量的に生成L t、ニー。
次ニこの反応混合物をジクロルメタン140m/に溶解
ないし懸濁し、攪拌下に6−メトキシ−2−アセチルナ
フタレン4 Q f (0,2モル)及び2.6−ジー
t−ブチル−4−メチルフェノール0.52を添加し、
次いで、粉末水酸化す) IJウム16’! (0,4
モル)を加えて水冷下20分間攪拌した。
ないし懸濁し、攪拌下に6−メトキシ−2−アセチルナ
フタレン4 Q f (0,2モル)及び2.6−ジー
t−ブチル−4−メチルフェノール0.52を添加し、
次いで、粉末水酸化す) IJウム16’! (0,4
モル)を加えて水冷下20分間攪拌した。
40〜45°Cに温度を上げて更に2.5時間攪拌する
と反応は終了した。
と反応は終了した。
反応後、不溶物を炉別して得られる炉液を稀塩酸、次い
で食塩水で洗浄後、常圧下にジクロルメタンを留去した
。
で食塩水で洗浄後、常圧下にジクロルメタンを留去した
。
次いで残留物を減圧蒸留に付し、50〜52°C(4m
Hg)で留出するチオアニソールを回収後、残留する結
晶をn−ヘキサン・ジクロルメタン混合溶媒から再結晶
すると融点120〜121.5°Cを示す2−(6−メ
トキシ−2−す7チル)−1,2−エポキシプロパン3
8.71がリン片晶として得られる。(収率90.4%
) 特許出願人 浜理薬品工業株式会社 l′+さ
Hg)で留出するチオアニソールを回収後、残留する結
晶をn−ヘキサン・ジクロルメタン混合溶媒から再結晶
すると融点120〜121.5°Cを示す2−(6−メ
トキシ−2−す7チル)−1,2−エポキシプロパン3
8.71がリン片晶として得られる。(収率90.4%
) 特許出願人 浜理薬品工業株式会社 l′+さ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)6−メトキシ−2−アセチルナフタレンをフェニル
ジメチルスルホニウムメチルサルフェートと水酸化アル
カリの存在下に反応させることを特徴とする2−(6−
メトキシ−2−ナフチル)−1,2−エポキシプロパン
の製造法。 2)フェニルジメチルスルホニウムメチルサルフェート
がチオアニソールと硫酸ジメチルとの反応混合物の形で
用いられる特許請求の範囲第1項記載の製造法。 3)反応が粉末状の水酸化アルカリの存在下に行われる
特許請求の範囲第1項記載の製造法。 4)水酸化アルカリが水酸化ナトリウムまたは水酸化カ
リウムである特許請求の範囲第1項記載の製造法。 5)水と混和しない溶媒中で反応を行い、得られた反応
混合物を水洗後分留して溶媒、チオアニソールおよび2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)−1,2−エポキシ
プロパンをそれぞれ回収する特許請求の範囲第1項記載
の製造法。 6)水と混和しない溶媒がハロゲン化炭化水素または炭
化水素である特許請求の範囲第5項記載の製造法。 7)(第一工程)チオアニソールを硫酸ジメチルと反応
させ、次いで(第二工程)得られたフェニルジメチルス
ルホニウムメチルサルフェートを含有する反応混合物に
6−メトキシ−2−アセチルナフタレンを水酸化アルカ
リの存在下に反応させることを特徴とする2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)−1,2−エポキシプロパンの
製造法。 8)第一および第二の工程を水と混和しない溶媒中で行
い、得られた反応混合物を水洗後分留して溶媒、チオア
ニソールおよび2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−
1,2−エポキシプロパンをそれぞれ回収し、溶媒およ
びチオアニソールを反応に再使用する特許請求の範囲第
7項記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24241285A JPS62103074A (ja) | 1985-10-29 | 1985-10-29 | 2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−1,2−エポキシプロパンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24241285A JPS62103074A (ja) | 1985-10-29 | 1985-10-29 | 2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−1,2−エポキシプロパンの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62103074A true JPS62103074A (ja) | 1987-05-13 |
Family
ID=17088742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24241285A Pending JPS62103074A (ja) | 1985-10-29 | 1985-10-29 | 2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−1,2−エポキシプロパンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62103074A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003104178A1 (en) * | 2002-06-07 | 2003-12-18 | Cortical Pty Ltd | Napththalene derivatives which inhibit the cytokine or biological activity of macrophage migration inhibitory factor (mif) |
-
1985
- 1985-10-29 JP JP24241285A patent/JPS62103074A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003104178A1 (en) * | 2002-06-07 | 2003-12-18 | Cortical Pty Ltd | Napththalene derivatives which inhibit the cytokine or biological activity of macrophage migration inhibitory factor (mif) |
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