JPS62103024A - 抗ウイルス剤 - Google Patents
抗ウイルス剤Info
- Publication number
- JPS62103024A JPS62103024A JP60240660A JP24066085A JPS62103024A JP S62103024 A JPS62103024 A JP S62103024A JP 60240660 A JP60240660 A JP 60240660A JP 24066085 A JP24066085 A JP 24066085A JP S62103024 A JPS62103024 A JP S62103024A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tnf
- antiviral agent
- cells
- antiviral
- administered
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
Landscapes
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、新規な抗ウィルス剤に関するものである。
風疹、麻疹、水痘、痘疹、インフルエンザ、肝炎、成人
T細胞白血病、ポリオ、ヘルペス性疾患及び日本脳炎等
ウィルスに起因する数多くの疾患が知られている。特に
、近年ウィルス性B型肝炎や、後天性免疫不全症候群(
エイズ)等ウィルスによる悪質な疾患が増加、治療の決
め手のないまま、広範な拡りをみせ、人類の存続にとっ
て重大な恩威とさえなりつつある。従って、効果的な抗
ウィルス剤、即ち生体内のウィルスを排除もしくは、そ
の活動を抑制する薬効を有する医薬品の開発が切に望ま
れている。
T細胞白血病、ポリオ、ヘルペス性疾患及び日本脳炎等
ウィルスに起因する数多くの疾患が知られている。特に
、近年ウィルス性B型肝炎や、後天性免疫不全症候群(
エイズ)等ウィルスによる悪質な疾患が増加、治療の決
め手のないまま、広範な拡りをみせ、人類の存続にとっ
て重大な恩威とさえなりつつある。従って、効果的な抗
ウィルス剤、即ち生体内のウィルスを排除もしくは、そ
の活動を抑制する薬効を有する医薬品の開発が切に望ま
れている。
(問題点を解決する手段〕
かかる目的に対して、本発明者等は、鋭意検討の結果、
L−M細胞に対して細胞障害性を有し且つメス エイ
ザルコーマ癌細胞を移植したBALB/Cマウスに投与
した場合にその腫瘍部位に出血性壊死反応を起させる性
質を有する生理活性物質(以下TNFと略称する)が意
外にも、ヒト正常細胞に抗ウィルス活性を付与すること
を発見し本願発明を完成するに至った。
L−M細胞に対して細胞障害性を有し且つメス エイ
ザルコーマ癌細胞を移植したBALB/Cマウスに投与
した場合にその腫瘍部位に出血性壊死反応を起させる性
質を有する生理活性物質(以下TNFと略称する)が意
外にも、ヒト正常細胞に抗ウィルス活性を付与すること
を発見し本願発明を完成するに至った。
即ち、本発明の抗ウィルス剤とは、TNFを含むことを
特徴とする新規な抗ウィルス剤である。
特徴とする新規な抗ウィルス剤である。
TNFとしては、ウサギTNF (特願昭58−251
817号、特願昭59−76584号)、ヒトTNF
(特願昭60−71283号)等が含まれる。ウサギに
ビーシージー(BCG)等で感作した後に、リボボリサ
ッカロイド(L P S)で惹起することにより血清中
に誘発されたTNFを抽出精製しても良いし、TNFの
構造遺伝子を組込んだプラスミドを感染させた大腸菌等
の微生物又は動物細胞に産生させる、所謂組み換えDN
A技術を用いて産生じたTNFを精製してもかまわない
しTNFの製法により本発明の効果に何らの制限を受け
るものではない。
817号、特願昭59−76584号)、ヒトTNF
(特願昭60−71283号)等が含まれる。ウサギに
ビーシージー(BCG)等で感作した後に、リボボリサ
ッカロイド(L P S)で惹起することにより血清中
に誘発されたTNFを抽出精製しても良いし、TNFの
構造遺伝子を組込んだプラスミドを感染させた大腸菌等
の微生物又は動物細胞に産生させる、所謂組み換えDN
A技術を用いて産生じたTNFを精製してもかまわない
しTNFの製法により本発明の効果に何らの制限を受け
るものではない。
更にTNF活性を有するTNFの変性体、付加体、一部
アミノ酸を欠失したものも含まれる。TNFは蛋白質で
ある。蛋白性の抗ウィルス剤として、インターフェロン
、アルファ、ベータ及びガンマ等が知られている。これ
らインターフェロンが抗ウィルス剤として、一部ウィル
ス性疾患に有効であることが確認、もしくは確認されつ
つあることは周知の通りである。本発明の新規抗ウィル
ス剤(TNF)の抗ウイルス活性発現機序は、次第に明
らかになりつつあるインターフェロンのそれと同様なの
かどうか、その詳細については、明らかではない。これ
らと併用することも可能である。
アミノ酸を欠失したものも含まれる。TNFは蛋白質で
ある。蛋白性の抗ウィルス剤として、インターフェロン
、アルファ、ベータ及びガンマ等が知られている。これ
らインターフェロンが抗ウィルス剤として、一部ウィル
ス性疾患に有効であることが確認、もしくは確認されつ
つあることは周知の通りである。本発明の新規抗ウィル
ス剤(TNF)の抗ウイルス活性発現機序は、次第に明
らかになりつつあるインターフェロンのそれと同様なの
かどうか、その詳細については、明らかではない。これ
らと併用することも可能である。
次に、本抗ウィルス剤の毒物学的特性及び薬効について
以下説明する。
以下説明する。
(1) 急性毒性
本抗ウィルス剤のマウス及びラットに対する急性毒性は
常法により調べた結果次表の通りであった。
常法により調べた結果次表の通りであった。
表1 本抗ウィルス剤のLD、。値
上記表中の単位は、パイオアフセイにより測定したもの
である。即ち、TNFが標的細胞であるL−M細胞に対
して、その濃度に応じて細胞障害活性を示すことを利用
する。順次倍々希釈した被試験料をL−M細胞に加えて
37℃で48時間培養する。生存細胞を固定、染色し、
吸光度を測定して細胞生存率を決定し、TNFを加えな
いコントロールの吸光度を100%の細胞生存率として
、その半分の吸光度を与える試料の稀釈率から力価を決
定し単位で表示した。(グイアップティク法)本バイオ
アッセイ法で、表わした純品TNFの比活性は約2X1
0”単位/■であった。一般に、TNFの様なリンフ才
力インは、通常の化学物質に比べ、驚くべき微量例えば
、0.001μg(約2単位)の少量で充分強力な生理
活性を示すことができる。
である。即ち、TNFが標的細胞であるL−M細胞に対
して、その濃度に応じて細胞障害活性を示すことを利用
する。順次倍々希釈した被試験料をL−M細胞に加えて
37℃で48時間培養する。生存細胞を固定、染色し、
吸光度を測定して細胞生存率を決定し、TNFを加えな
いコントロールの吸光度を100%の細胞生存率として
、その半分の吸光度を与える試料の稀釈率から力価を決
定し単位で表示した。(グイアップティク法)本バイオ
アッセイ法で、表わした純品TNFの比活性は約2X1
0”単位/■であった。一般に、TNFの様なリンフ才
力インは、通常の化学物質に比べ、驚くべき微量例えば
、0.001μg(約2単位)の少量で充分強力な生理
活性を示すことができる。
かかる点から前記LD、。値は、高く医薬品として安全
に使用し得ることを確認した。
に使用し得ることを確認した。
(2) 抗ウィルス作用
通常のCPE法(蛋白質核酸酵素“インターフェロン研
究の進歩”355頁参照)により抗ウィルス活性を測定
した。使用ウィルスは、レッドビスウィルス、細胞はヒ
ト正常羊膜上皮性細胞(FL細胞)を用いた。ウィルス
をチャレンジした後、生き残った生細胞を色素にュート
ラル・レッド)で染め、細胞を洗浄後、色素を抽出し4
92mμの吸光度を測定した。各種濃度でTNFを添加
した時の細胞生存率(Y)を次式により算出した。
究の進歩”355頁参照)により抗ウィルス活性を測定
した。使用ウィルスは、レッドビスウィルス、細胞はヒ
ト正常羊膜上皮性細胞(FL細胞)を用いた。ウィルス
をチャレンジした後、生き残った生細胞を色素にュート
ラル・レッド)で染め、細胞を洗浄後、色素を抽出し4
92mμの吸光度を測定した。各種濃度でTNFを添加
した時の細胞生存率(Y)を次式により算出した。
((X−A)/ (B−A)) X100=Y
(%)X:各TNF濃度の時の吸光度 A:TNFを加えないで、ウィルスチャレンジをした(
コントロール)時の吸光度 B:TNFを加えず、ウィルスチャレンジもしなかった
時の吸光度 結果を表2に示す。
(%)X:各TNF濃度の時の吸光度 A:TNFを加えないで、ウィルスチャレンジをした(
コントロール)時の吸光度 B:TNFを加えず、ウィルスチャレンジもしなかった
時の吸光度 結果を表2に示す。
表2 本抗ウィルス剤の抗ウィルス活性表2に示した如
く、TNFは明瞭な抗ウィルス活性を示した。表2の右
欄に同時に示した如(、ヒトTNFの活性を消去し得る
モノクローナル抗体(I[l2F)を共存させると、抗
ウィルス活性を殆んど失うことより、本抗ウィルス活性
が、TNF中の微量不純物によるものではなく、TNF
そのものによりもたらせられるものであることも明らか
である0本活性は、抗ウイルス医薬品として、既に承認
もしくは、承認されつつあるインターフェロンと非常に
類似している。
く、TNFは明瞭な抗ウィルス活性を示した。表2の右
欄に同時に示した如(、ヒトTNFの活性を消去し得る
モノクローナル抗体(I[l2F)を共存させると、抗
ウィルス活性を殆んど失うことより、本抗ウィルス活性
が、TNF中の微量不純物によるものではなく、TNF
そのものによりもたらせられるものであることも明らか
である0本活性は、抗ウイルス医薬品として、既に承認
もしくは、承認されつつあるインターフェロンと非常に
類似している。
前記の本抗ウィルス剤(TNF)の毒物学的特性及び薬
理活性からみて、TNFは抗ウィルス剤として実用に供
せられるものと理解される。
理活性からみて、TNFは抗ウィルス剤として実用に供
せられるものと理解される。
TNFを抗ウィルス剤として使用する場合は、種々の形
態で使用することができる。TNFは、単独又は製薬上
許容し得る希釈剤及び他の薬剤、例えば、人血清アルブ
ミンもしくは、ゼラチンとの混合物形態でも使用できる
。投与方法としては、経口的、或いは、点滴を含む注射
接種(静脈内、筋肉内、鼻腔内、皮内及び皮下)により
、又は点眼薬、軟膏及び噴霧剤の形態で効果的に投与し
得る。
態で使用することができる。TNFは、単独又は製薬上
許容し得る希釈剤及び他の薬剤、例えば、人血清アルブ
ミンもしくは、ゼラチンとの混合物形態でも使用できる
。投与方法としては、経口的、或いは、点滴を含む注射
接種(静脈内、筋肉内、鼻腔内、皮内及び皮下)により
、又は点眼薬、軟膏及び噴霧剤の形態で効果的に投与し
得る。
一般にヒトに投与する場合、体重1kg当り、lOt〜
105単位、好ましくは103〜104単位で、毎日1
〜3回投与される。治療の程度は患者及び処置すべき状
態に依存する。成る患者に対して、最も有効な治療の投
与様式及び投与量を選択するに当っては、疾患の種類、
既に受けた治療、TNFに対する反応等周知の因子を充
分考慮した上で、担当医師によって決定されるべきこと
は云うまでもない。
105単位、好ましくは103〜104単位で、毎日1
〜3回投与される。治療の程度は患者及び処置すべき状
態に依存する。成る患者に対して、最も有効な治療の投
与様式及び投与量を選択するに当っては、疾患の種類、
既に受けた治療、TNFに対する反応等周知の因子を充
分考慮した上で、担当医師によって決定されるべきこと
は云うまでもない。
尚、TNFの製造方法の例として例えば遺伝子組み換え
技術を用いた製法は特願昭60−203193号に、又
、TNFの高純度精製については、特願昭59−246
184号、特願昭60−136728号、特願昭60−
136729号に詳しく記されている。
技術を用いた製法は特願昭60−203193号に、又
、TNFの高純度精製については、特願昭59−246
184号、特願昭60−136728号、特願昭60−
136729号に詳しく記されている。
ともあれ、本願発明により、強力な抗ウィルス剤が供さ
れた。必らずや、ウィルス疾患撲滅の為の有力な武器に
なり得るものと確信している。
れた。必らずや、ウィルス疾患撲滅の為の有力な武器に
なり得るものと確信している。
Claims (1)
- L−M細胞に対して細胞障害性を有し且つメスエイ ザ
ルコーマ(Meth A Sarcoma)癌細胞を移
植したBALB/cマウスに投与した場合にその腫瘍部
位に出血性壊死反応を起させる性質を有する生理活性物
質を含有する抗ウィルス剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60240660A JPS62103024A (ja) | 1985-10-29 | 1985-10-29 | 抗ウイルス剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60240660A JPS62103024A (ja) | 1985-10-29 | 1985-10-29 | 抗ウイルス剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62103024A true JPS62103024A (ja) | 1987-05-13 |
Family
ID=17062800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60240660A Pending JPS62103024A (ja) | 1985-10-29 | 1985-10-29 | 抗ウイルス剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62103024A (ja) |
-
1985
- 1985-10-29 JP JP60240660A patent/JPS62103024A/ja active Pending
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