JPS62101415A - ポリアミド中空成形体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はポリアミド中空成形体に関し、更に詳しくはガ
スバリヤ−性及び透明性２強度、耐熱性に優れた食品、
飲料、化粧品容器等の中空成形体に関する。

〈従来技術〉 ポリエチレンテレフタレートは、その優れた機械的性質
、化学的性質から繊組、フィルム、工業用樹脂等に広く
用いられているが、最近では更にボトル、カップ等の用
途にも用いられている。かかる用途においては内容物保
存の点からガスバリヤ−性が要求されるが、ポリエヂレ
ンレテフタレ−１〜はポリエチレンの如きポリオレフィ
ン樹脂に比べれば高いガスバリヤ−性を有するものの、
ガラス、アルミ等に比べれば必ずしも十分なガスバリヤ
−性を有するとはいえない。

そこで、ポリエヂレンテレフタレ−１〜のカスバリヤー
性を向上する方法が検討され、多くの提案がなされてい
る。たとえば、ポリエステルにポリ塩化ビニリデン、ポ
リエヂレンー酢酸ビニルケン化物等のガスバリヤ−性素
材をコーティングあるいは積層する方法（特開昭５４−
１１７５６５　＠公報、特開昭５６−６４８３９号公報
等）、ポリエステルにガスバリヤ−性素材をブレンドす
る方法（特開昭５７−１０６４０号公報）、ポリエステ
ル成形品の配向度を上げてガスバリヤ−性を向上させる
方法（特開昭５６−１５１４８号公報〉等が提案されて
いる。しかし、配向度を上げる方法ではガスバリヤ−性
の向上に限界があり、又、ガスバリヤ−性素材を用いる
方法では、接着性、耐熱性等の点で問題かあり、更に性
能のよいガスバリヤ−性素材の開発が望まれている。

〈発明の目的〉 本発明の目的は、かかる問題店のないガスバリヤ−性に
優れた中空成形体を提供することにある。

〈発明の構成〉 本発明はへキサメチレンイソフタラミド単位を主たるく
り返し単位とするポリアミドから成る配向ポリアミド中
空成形体である。

ここで、主たる″とは５０モル％を越える量をいう。従
って、５０モル％未満てはこれ以外の他のアミド単位を
含むことかでき、かかるアミド単位を構成する共重合成
分としては、イソフタル酸、ヘキサメチレンジアミンの
他これ以外のジカルボン酸、ジアミン、アミノカルボン
酸、ラクタムがあり、具体的には芳香族ジカルボン酸、
たとえばテレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフ
ェニルジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸
、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジフェニルスルホ
ンジカルボン酸、ジフェニルケトンジカルボン酸、ナト
リウム−スルホイソフタル酸、ジブロモテレフタル酸等
：脂環族ジカルボン酸、たとえばデカリンジカルボン酸
等：脂肪族ジカルボン酸、たとえば］ハク酸、アジピン
酸等；脂肋族ジアミン、たとえばエチレンジアミン、ト
リメヂレンジアミン、テトラメチレンジアミン等；芳香
族ジアミン、たとえばフェニレンジアミン。

キシリレンジアミン、３，６−ジアミツアクリジン。

Ｎ−）（チル−ｐ−フェニレンジアミン、Ｎ、Ｎ−ジメ
チル−ｐ−）■ニレンジアミン、トリレンジアミン等；
脂環族ジアミン、たとえば１，２−ジアミノシクロブタ
ン等；脂肪族アミノカルボン酸。

たとえばグリシン、アラニン、バリン等；芳香族アミノ
カルボン酸、たとえばフェニルアラニン。

アミノ安息香酸等；脂環族アミノカルボン酸、たとえば
アミノシクロヘキサンカルボン酸等；ラクタム類；たと
えばβ−プロピオラクタム、γ−ブヂロラクタム、ε−
カプロラクタム等が例示される。

本発明のポリアミド中空成形体においては、ヘキサメチ
レンイソフタラミド単位が全繰り返し単位の５０モル％
を超えることが必要であり、８０モル％以上であること
が好ましい。５０モル％以下ではガスバリヤ−性が十分
ではない。又、多官能化合物、たとえばトリメリット酸
、トリメシン酸、ピロメリット酸、トリカルバリル酸、
トリアミノプロパン、トリアミノベンゼン、テトラアミ
ノベンゼン、ペンタアミノベンゼン、アスパラギン酸、
グルタミン酸、リジン、アルギニン等；単官能化合物、
たとえばＯ−ベンゾイル安息香酸。

ナフトエ酸等も、ポリマーが実質的に線状と見なせる範
囲内において結合させてもにい。

本発明のポリアミドの固有粘度（［η１ｉｎｈ；ボ’）
　７　ミド０．５（ｌｅ　ｍＦＩＡ酸１００ｍ、ｌｌ　
ニ溶解シタ溶液（７）３０℃における固有粘度）は中空
成形体として必要な強度の点から０．５以上であること
が好ましい。

本発明で使用するポリアミドは、ポリアミドの製造に関
する従来公知の方法で製造することができる。たとえば
、ジメチルイソフタレートとへキサメチレンジアミンを
メタノール溶媒中で縮合させ、或いはイソフタル酸とヘ
キサメチレンジアミンを縮合させ塩を作り、得られた反
応生成物を更に重縮合せしめることによって製造できる
。その際、種々の重縮合触媒、安定剤等を使用すること
ができる。また必要に応じて他の添加剤たとえば着色剤
、螢光増白剤、酸化安定剤、紫外線吸収剤。

帯電防止剤、難燃剤等を使用してもよい。

本発明のポリアミド中空成形体は、６−ナイロン、６，
６−ナイロン製と比較すると、芳香環を含んでいるため
水分による劣化が少なく、又、ガスバリヤ−性も優れて
いる。

本発明の中空成形体としては、たとえばボトル。

コツプ等、延伸を伴なう成形方法により得られる容器が
例示される。かかる中空成形体は従来公知のポリエチレ
ンテレフタレートの中空成形体の成形方法と同様な成形
方法により製造できる。例えば押出吹込成形や射出吹込
成形法或いは２軸延伸吹込成形法等が例示されるが、特
に２軸延伸吹込成形法（いわゆる配向ブロー法）が好ま
しい。吹込成形の際の延伸倍率は軸方向１〜３倍、横方
向１〜５倍であり延伸面積倍率が２〜１５倍、特に４〜
１０倍とするのが好ましい。かくして（ｑられる中空成
形体胴部肉薄部分は少なくとｂ１１Ｉ１１１１方向に配
向している。これにより中空成形体どじでの強度にすぐ
れたものを製造することかできる。又、未延伸シートを
圧空又は真空成形する方法か、押出し又は割出成形によ
り得られたパイプを延伸配向させて筒体を得蓋を一体化
させて缶を製造する方法を採ることもできる。

本発明のポリアミド中空成形体は優れたガスバリヤ−性
を有する。例えば炭酸カス透過係数はポリエチレンテレ
フタレーｌ〜の場合の０．５〜５％でおり非常に小さい
。それ故、本発明のポリアミド中空成形体は炭酸飲わＩ
、ヒールその他の容器として極めて有用でおる。

〈実施例〉 以下実施例により、本発明を更に詳細に説明する。尚、
実施例中「部」は重量品を意味する。また、実施例中で
用いた特性の測定法を以下に示す。

・固有粘度［η］ ポリアミドｏ、　ｓｇを濃硫酸１００　ｍ　、Ｑに溶解
した溶液を用い、３０℃で測定した溶液粘度から算出し
た。

・炭酸ガス透過係数ＰＣＯ２ 小１〜ルの直胴部中央から３０ｍｍφのサンプルを切り
出し、理化精機工業仔朱製気体透過率測定装置に−３１
５−Ｎ−０３で３０°Ｃにて炭酸ガスの透過係数を測定
した。

実施例１および比較例１，２ ジメチルイソフタレート４８９部、ヘキサメチレンジア
ミン２９６部、メタノール１９８０部をＮ２気流中にお
いて１８０°Ｃて３時間還流を行い、メタノールを追い
出した。次に１６０℃において弱真空（〜１５ｍｍｌ１
ｇ）下で３０分反応させた後、徐々に温度を２７０°Ｃ
まて上昇させ、高真空（〜１ｍｌｍｍ１ｌ下にて４時間
反応させた。１ｑられたポリマー（ナイロン６エ）の［
η］は１．０であった。

このナイロン６丁を１００°Ｃで８時間真空乾燥後溶融
し、成形温度２８０〜２９０’Ｃ，金型温度１０°Ｃに
て剣山成形し、円筒状胴部の外径か２５〜２６ｍｍ、肉
厚３．５ｍｍ、全長が１５５ｍｍの一端が有底化された
形状のプリフオームを得た。

外プリフオームを２軸延伸吹込成形機（シンシナティミ
ラクロン社製ＲＩＩＢ−１型機）にてブリフΔ−ム加熱
温度１１０〜１３０’Ｃにて吹込成形し−Ｃ胴部外径８
０ｍｍ、全高２８０ｍｍ、胴部肉厚３２（）へ・３８０
　　μｍの透明な１．１！ボトルを得た。１ｑられた小
１〜ルの炭酸ガス透過係数は０．３６ｘ　１Ｏ−１２ｃ
…３　・ｃｍ／　　ｃｍ２・ｓｅｃ　　ΦｃｍＨｇであ
った。

尚、［η］　０．６１　（フェノール／テ１〜ラクロロ
エタン（６０／　４０重量比）中、３５°Ｃで測定した
溶融粘度から算出）のポリエチレンテレフタレートから
同様に成形して得られた小１〜ルの炭酸ガス透過係数は
１ａｘ　１ｏ−１２Ｃｍ３　−　Ｃｍ／Ｃｍ２　−　ｓ
ｅｃ　　−ｃ…ｌ１ｇテあり、本ポリマーはポリエヂレ
ンデレフタレ−１〜よりも非常に優れたガスバリヤ−性
を有することが判った。

比較のため［η］か１．１のナイロン６、および［η］
が０．９のナイロン６．６についても同様にして炭酸ガ
ス透過係数を測定したところぞれぞれ１．５ｘ１０　　
．２．Ｏｘ１０−１２ｃｍ３−ｃｍ／ｃｍ２−ｓｅｃφ
Ｃ…ｌ−１（Ｊであった。

実施例２〜４および比較例３〜４ 実施例１においで、ナイロン６王の代りにアジピン酸を
共重合したナイロン６Ｉ　（ナイロン６エ／６６＞　、
　３３よびε−カプロラクタムを共重合したナイロン６
Ｉ　（ナイロン６エ／６　）について同様な方法でボト
ルを作成し、炭酸ガス透過係数を測定した。

結果を表１に示す。

表　　　１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ヘキサメチレンイソフタラミド単位を主たるくり返し単
   位とするポリアミドから成る配向ポリアミド中空成形体
   。