JPS6210039Y2 - - Google Patents

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JPS6210039Y2
JPS6210039Y2 JP1983064851U JP6485183U JPS6210039Y2 JP S6210039 Y2 JPS6210039 Y2 JP S6210039Y2 JP 1983064851 U JP1983064851 U JP 1983064851U JP 6485183 U JP6485183 U JP 6485183U JP S6210039 Y2 JPS6210039 Y2 JP S6210039Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
spindle
quill
main shaft
spindle head
cooling system
Prior art date
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Application number
JP1983064851U
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JPS59171039U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は、工作機械の主軸頭熱変位防止装置に
関する。
〈従来技術〉 一般に主軸頭は内部が連通した箱状の主軸頭本
体内にクイルが昇降可能に装架され、クイル内に
は主軸が回転可能に装架されている。該主軸の上
方(立型主軸頭の場合)には主軸を回転駆動する
ためのギヤ部が設置され、また該ギヤ部には複数
個のギヤが噛合つて主軸駆動モータに連結されて
いる。またクイルの側部あるいは主軸の上部にク
イル昇降駆動装置が設置されている。このような
構成をした主軸頭において、主軸を駆動すると、
主軸駆動モータ、駆動ギヤ部あるいは軸受より熱
が発生する。発生した熱は主軸、クイルはもちろ
んのこと、主軸頭本体まで伝熱し、熱膨張を引き
起し主軸頭全体に熱変形が発生し加工精度の低下
を引き起こす。この為、従来より下記の方法によ
り発生部の冷却を行ない熱変形の防止を行なつて
いる。
駆動ギヤ部に潤滑を兼ねた油をかけて冷却
し、冷却後の油は主軸頭下部に流下させて主軸
頭下部に溜め、溜まつた油を吸い上げて再度ギ
ヤ部にかけるようにした内部循環方式。
特に主軸・クイル部の冷却として、クイルの
円筒壁部内に油穴を設け、この油穴に冷却油を
通して、主軸・クイルの冷却を行なうクイルオ
イルジヤケツト方式。なお冷却油は外部の冷却
装置に戻され冷却された後、再び主軸・クイル
の冷却に供給される。
項の油穴とは別の油穴より軸受にミスト状
の油を直接かけ軸受の冷却を行なうオイルミス
トクーラント方式。なおこの場合のミスト状の
油は軸受にほとんど付着するため、微量の油を
含んだエアーは主軸頭内あるいは外部の大気中
に放散するのが一般的である。
そして、従来では項の方法を単独に、あるい
は,項の併用または,,項の併用等に
より冷却するようにされていた。
しかし上記の方法、特に項の方法は、低速機
の熱自然放散式とも言われるもので、ギヤ部を潤
滑、冷却した油は特に冷却されることなく、主軸
頭内部を循環され、主軸頭の温度は外部への自然
放熱とつり合うまで高まることになる。
また,項の方法においても、駆動モータの
熱が主軸頭本体に伝わり、主軸頭の熱変形の防止
には不満足な点があつた。
〈目的〉 本考案は、駆動モータの伝熱を極小にすること
により、主軸頭全体の熱変形を防止し、加工精度
の向上を図り得る主軸頭熱変位防止装置の提供を
目的としている。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、主軸頭熱変位防止装置は、主軸1が回転可
能に内装されたクイル2と、主軸1を回転駆動す
るための主軸駆動モータ3と、該主軸駆動モータ
3と主軸1を連結する駆動ギヤ部4と、クイル2
を昇降するための昇降駆動装置とを備えた主軸頭
5を有する工作機械において、前記主軸駆動モー
タ3が搭載され前記ギヤ部4が内装された主軸駆
動ギヤケース6と、主軸1およびクイル2が内装
された主軸頭本体5aとが分離構造とされると共
に、該両者の接合に低伝熱材7が介装されてい
る。
そして本実施例では、前記低伝熱材7には、厚
さ10mmのステンレススチール材が用いられ、さら
に冷却効果を高めるために、主軸駆動ギヤケース
用の第一冷却系統C1と、主軸・クイル用の第二
冷却系統C2と、主軸軸受用の第三冷却系統C3
とが設けられ、これらは、主軸頭の内部では、
各々独立して構成され、前記第一、第二冷却装置
C1,C2は、その循環用潤滑油を冷却するため
に主軸頭5の外部に設置された冷却装置8に接続
されてなつている。
そして、上部に主軸駆動ギヤケース6が設置さ
れた主軸頭本体5aはクロスレール9の摺動面1
0に水平動可能に装架され、螺杆11により移動
可能とされている。駆動ギヤケース6の内部には
前記主軸1の上部のスプライン部1aに設置され
た主軸ギヤ12と駆動モータ3の軸端に設置され
たピニオン13とが数個の連結ギヤ14により連
結されており、駆動モータ3の回転が主軸ギヤ1
2に伝達され、主軸1が回転するようにされてい
る。また前記第一冷却系統C1は次のように構成
される。即ち、駆動ギヤケース内には、各ギヤ及
び軸受部に循環冷却油をかける数個のノズル15
が設置され、外部に設置した室温同調型の冷却装
置8により供給された循環冷却油がノズル15よ
り噴出し、ギヤ及び軸受16を冷却するように構
成される。また駆動ギヤケース6の最低部6aに
は冷却油を回収するためのホース17がジヨイン
ト18により接続されている。そして、ノズル1
5より噴出した冷却油は駆動ギヤケース6の最低
部6aに溜まり、ジヨイント18、ホース17を
通して外部の冷却装置8に回収され、冷却装置8
で清浄、冷却された後に再びギヤケース6内に供
給される。
更に前記第二冷却系統C2は公知のクイルオイ
ルジヤケツト方式によるもので、入口ホース20
aと、クイル2内の油穴2a,2bと、スリーブ
19の外周面の螺旋油穴19aと、出口ホース2
0bとから構成されている。
また主軸軸受21用の第三冷却系統C3は、ミ
スト装置Dと、入口ホース22aと、クイル2内
のミスト油穴2c,2dと、スリーブ19内のミ
スト油穴19bと、大気中に開放した出口ホース
22bとから構成されている。
上記構成において、第一冷却系統C1では、ノ
ズル15より噴出した冷却油は駆動ギヤケース6
の最低部6aに溜まり、ジヨイント18、ホース
17を通して外部の冷却装置8に回収され、冷却
装置8で清浄、冷却された後に再びギヤケース6
内に供給される。このとき、ギヤケース6の主軸
頭本体5aとの接合面は冷媒漏れ防止兼用の金属
製の低伝熱材7が介装されているので、主軸頭本
体5a側に冷媒が漏れることなく、また駆動モー
タ3から主軸頭本体5aへの伝熱が遮断される。
また、前記主軸頭本体5aは、主軸・クイル用
の冷媒循環第二冷却系統C2と、主軸軸受用の冷
媒循環第三冷却系統C3とにより、夫々独立して
冷却される。
したがつて、熱の伝達を極小にして、主軸駆動
モータ3や主軸駆動ギヤケース6部の高熱が主軸
頭本体5a部にほとんど伝わらないようにできる
ので、主軸頭全体の熱変位を極小にして加工精度
の向上を図り得る。
〈効果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案において
は、主軸駆動モータが搭載されギヤ部が内装され
た主軸駆動ギヤケースと、主軸およびクイルが内
装された主軸頭本体とが分離構造とされると共
に、該両者の接合面に冷媒漏れ防止兼用の金属製
の低伝熱材が介装され、主軸駆動ギヤケースに駆
動ギヤ部冷却用の冷媒循環第一冷却系統が設けら
れ、前記主軸頭本体に、主軸・クイル用の冷媒循
環第二冷却系統と、主軸軸受用の冷媒循環第三冷
却系統とが設けられ、各冷却系統は主軸頭の内部
で各々独立して構成されているから、冷媒漏れ防
止兼用の金属製の低伝熱材により、第一冷却系統
では主軸頭本体側に冷媒が漏れることなく、また
駆動モータから主軸頭本体への伝熱を遮断でき、
また主軸頭本体は主軸・クイル用の冷媒循環第二
冷却系統と、主軸軸受用の冷媒循環第三冷却系統
とにより、夫々独立して冷却されるので、主軸頭
全体の熱変位を極小にして加工精度の向上を図り
得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の略式構成図、第2図は
同縦断側面図、第3図は第2図のA−A断面図で
ある。 1:主軸、2:クイル、3:主軸駆動モータ、
4:駆動ギヤ部、5:主軸頭、6:主軸駆動ギヤ
ケース、7:低伝熱材、C1:主軸駆動ギヤケー
ス用の第一冷却系統、C2:主軸・クイル用の第
二冷却系統、C3:主軸軸受用の第三冷却系統、
8:冷却装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主軸1が回転可能に内装されたクイル2と、主
    軸1を回転駆動するための主軸駆動モータ3と、
    該主軸駆動モータ3と主軸1を連結する駆動ギヤ
    部4と、クイル2を昇降するための昇降駆動装置
    とを備えた主軸頭5を有する工作機械において、
    前記主軸駆動モータ3が搭載され前記ギヤ部4が
    内装された主軸駆動ギヤケース6と、主軸1およ
    びクイル2が内装された主軸頭本体5aとが分離
    構造とされると共に、該両者の接合面に冷媒漏れ
    防止兼用の金属製の低伝熱材7が介装され、前記
    主軸駆動ギヤケースに駆動ギヤ部冷却用の冷媒循
    環第一冷却系統C1が設けられ、前記主軸頭本体
    5aに、主軸・クイル用の冷媒循環第二冷却系統
    C2と、主軸軸受用の冷媒循環第三冷却系統C3
    とが設けられ、各冷却系統C1,C2,C3は主
    軸頭5の内部で各々独立して構成されたことを特
    徴とする主軸頭熱変位防止装置。
JP6485183U 1983-04-27 1983-04-27 主軸頭熱変位防止装置 Granted JPS59171039U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6485183U JPS59171039U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 主軸頭熱変位防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6485183U JPS59171039U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 主軸頭熱変位防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59171039U JPS59171039U (ja) 1984-11-15
JPS6210039Y2 true JPS6210039Y2 (ja) 1987-03-09

Family

ID=30195042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6485183U Granted JPS59171039U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 主軸頭熱変位防止装置

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JP (1) JPS59171039U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59171039U (ja) 1984-11-15

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