JPS62100396A

JPS62100396A - 建設機械

Info

Publication number: JPS62100396A
Application number: JP23889385A
Authority: JP
Inventors: 高塚　正行
Original assignee: IHI Corp; Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd
Current assignee: IHI Corp; Kato Heavy Industries Construction Machinery Co Ltd
Priority date: 1985-10-25
Filing date: 1985-10-25
Publication date: 1987-05-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野１本発明は大荷重の荷を吊走行できる建設機械に関するも
のである。

［従来の技術］荷役及び運搬に使用される建設機械としては、ホイール
クレーン、クローラクレーン、トラッククレーン等の無
軌道移動式のクレーンが一般的に使用されている。

又、工場敷地内等の特定の場所に門型クレーンを設置し
、レール敷設方向に荷を移動するようにしたものもある［発明が解決しようとする問題点］無軌道移動式クレーンは自由に走行移動できる利点はお
るが、いずれも片持式であるため、吊り上げる荷に見合
うカウンタウェイトを備えなければならず、大荷重の荷
を吊るためには非常に大型のものにならざるを得ない。

しかし、大型のものを作るのはコストが高くなり、又狭
小な場所では使用できないという問題点がおる。

そのうえ、ブーム角度、作業半径を考慮しなければなら
ないので運転操作が復雑になる。

又、軌道式門型クレーンは構造上前述の如きカウンタウ
ェイト等が不要なため比較的簡単な構造で大荷重の荷を
吊ることができる利点はあるが、レールの敷設範囲内で
しか稼動できないため汎用性に欠ける。

［問題点を解決するための手段］上述の問題点を解決し、大荷重の荷を吊ることができ且
つ自由に走行移動できるようにすることを目的として本
発明では、下部走行体に取り付けた上部旋回体に、多段
に伸縮し得るテレスコポストを該上部旋回体の旋回中心
と同心位置で回転し得るよう垂直に取り付け、該テレス
コポストの最上段のポストユニットに、多段に伸縮し得
るテレスコビームを直角方向に取り付け、該テレスコじ
−ムにフックを備えたホイストを横行可能に搭載し、該
テレスコど−ムの先端のビームユニットに、多段に伸縮
し得るテレスコブームを前記テレスコポストと平行とな
るよう取り付け、該テレスコブームの先端のブームユニ
ットに自在に方向が変わるキャリーローラを取り付ける
ことにより建設は械を構成した。

［作　　用］荷を吊るときは、テレスコポスト、テレスコビーム及び
テレスコブームを夫々伸長した状態とし、テレスコブー
ムの先端のキャリーローラを接地させて門型クレーンを
形成する。フックに吊り下げた荷をホイストにより横行
移動することができ、更に下部走行体を駆動することに
より自由に荷を移動することができる。

荷役終了後は、各テレスコブーム、テレスコビーム、テ
レスコポストを収縮すれば、これらがコンパクトに格納
され、自由に自走又は搬送することができる。

［実　施　例］以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図乃至第４図は本発明の一実施例であり、４個の車
輪１１．１２．１３．１４を独立に方向変換及び駆動可
能に備えた下部走行体１に上部旋回体２を旋回自在に取
り付け、該上部旋回体２の上部に、多段に伸縮し得るテ
レスコポスト３を該上部旋回体２の旋回中心と同心位置
で回転し得るよう垂直に゛取り付け、該テレスコポスト
３の最上段のポストユニット４に、多段に伸縮し得るテ
レスコビーム５を直角方向（水平方向）に取り付け、該
テレスコど−ム５にフック６を備えたホイスト７を該テ
レスコビーム５の伸長度に拘らず横行可能に搭載せしめ
である。

前記テレスコビーム５の先端のビームユニット８の先端
部に、多段に伸縮し得るテレスコブーム９を前記テレス
コポスト３と平行になるよう取り付け、該テレスコブー
ム９の下端のブームユニット１０の先端にシリンダ１５
を内蔵し、該シリンダ１５のピストンロッド１６の先端
にアームブラケット１７を旋回自在に取り付け、該アー
ムブラケット１７の先端に車輪１８を回転自在に取り付
けてキャリーローラ１９としておる。

前記下部走行体１の各車輪１１．１２．１３．１４の独
立駆動方式の一例としては、第４図に示すように下部走
行体本体に固定した車輪支持フレーム２０に旋回軸２１
を旋回可能に取り付け、内歯歯車及び内蔵モータにより
旋回し得るようにしてあり、該旋回軸２１の下部に油圧
モータ２２を固定し、該油圧モータ２２の出力軸２３に
車輪１８を固定する。

又、第５図及び第６図に示すように、車輪支持フレ、−
ム２０に旋回軸２１をベアリングフレーム２４を介して
旋回自在に取り付け、該旋回＠１１２１の両側にブラケ
ット２５．２５を突設し、下部走行体本体に枢着したシ
リンダ２６．２６のピストンロッド２７．２７の先端を
前記ブラケット２５．２５に夫々連結せしめ、該各シリ
ンダ２６．２６のピストンロッド２７．２７の突出量を
変えることにより各車輪１１、１２．１３．１４を独立
にステアリング操作し得るようにしてもよい。図中、２
８はホイストガイドレールを示す。

以上のように構成したので、例えばドック２９に入渠し
た船舶３０から荷３２を積降す場合は第７図に示すよう
に、テレスコポスト３、テレスコビーム５及びテレスコ
ブーム９を収縮した状態でドック２９近傍まで自走し、
次いでテレスコポスト３、テレスコビーム５及びテレス
コブーム９を伸長し、該テレスコブーム９の下端のキャ
リーローラ１９を接地ざぜて門型クレーンを形成し、船
舶３０方向に走行移動する。このときの運転室３１の向
きは第７図に示すように海側に向いている。

ホイスト７をテレスコビーム５のホイストガイドレール
２８に沿って横行させ、フック６により荷３２を吊り上
げる。このときの運転室３１の向きは第７図に示すよう
にドック２９側とする。

次に、荷３２を吊り上げた状態で下部走行体１により陸
側に走行移動する。このときは運転室３１の向きを第８
図に示すように陸側とした後、上部旋回体２とテレスコ
ポスト３の旋回を固定しておく。

ドック２９から出た後はテレスコビーム５を収縮して荷
３２及びテレスコブーム９を車体側に近付けて走行移動
を容易にする。このときの運転室３１の向きは第９図に
示すように走行移動方向に向け、荷３２及びテレスコブ
ーム９が車体の後方に位置するようにして牽引を容易に
する。

以上において、運転室３１の向きの変更は、上部旋回体
２の旋回中８左テレスコポスト３の旋回中心が一致１ノ
でいるので、第１０図（イ）（Ｄ）に示すように上部旋
回体２を旋回させることにより自由に行なえる。又、下
部走行体１のみの向きの変更は第１１図（イ）（Ｄ）に
示すように、各車輪１１．１２゜１３、１４の向きを、
各転勤面が同一円周上に位置するようにして、各油圧モ
ータ２３により各車輪１１、１２．１３．１４を回転さ
せることによってその場で方向転換することができる。

尚、本発明の建設機械は上述の実施例のみに限定される
ものではなく、実施例においてはキャリーローラを備え
ているものを示したが、比較的軽い荷を扱う場合はキャ
リーローラがなくてもよいこと等本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。

［発明の効果］以上説明したように本発明の建設機械によれば、下記の
如き種々の優れた効果を発揮する。

＜Ｉ）　　上部旋回体に多段に伸縮するテレスコポスト
、テレスコビーム及びテレスコブームを備えて、門型ク
レーンを容易に形成し得るようにしたので、これらのテ
レスコポスト、テレスコビーム、及びテレスコブームの
強度により吊荷重が決められるため、大荷重の荷を吊る
ことができる。

＜ＩＩ）　　門型クレーンを形成して荷を吊るようにし
たので、カウンタウェイトが不要となって小型化が可能
となり、又ブーム角や作業半径も考慮しなくて済むので
操作が容易となる。

（［Ｄ　　自走可能なのでどこへでも移動することがで
き、荷吊り状態でも移動することができるので、従来の
門型クレーンのような稼動場所の制約がなく、設備効率
が著しく高まる。

■　テレスコポスト、テレスコビーム、テレスコブーム
は伸縮可能なので、コンパクトに格納でき、自走及び搬
送に便利である。

（Ｖ）　　上部旋回体が自由に旋回できるので、運転室
の向きを自由に変更することが可能となり、運転操作が
容易となり且つ作業性も向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の建設機械の一実施例の説明図、第２図
は第１図の■−■方向矢視図、第３図は第１図の■−■
方向矢視図、第４図は第１図のＩＶ部詳細図、第５図は
第４図で示した車輪駆動部の他の例を示す説明図、第６
図は第５図のＶｌ　−Ｖ１方向矢視図、第７図は本発明
の建設機械による作業の一例を示す説明図、第８図は第
７図の■−■方向矢視図、第９図は本発明の建設機械に
よる量定行状態を示す説明図、第１０図（イ）（０）は
本発明の建設機械の運転室の向きを変更する場合の説明
図でおり、第１０図（イ）は前後方向の向きを示す図、
第１０図（ロ）は横方向の向きを示す図、第１１図（イ
）（Ｏ）は本発明の建設機械の下部走行体の向きを変更
する場合の説明図でおり、第１１図（イ）は横向き走行
状態を示す図、第１１図（ｒ］）は前後方向の走行状態
を示す図である。１は下部走行体、２は上部旋回体、３はテレスコポスト
、５はテレスコビーム、７はホイスト、９はテレスコブ
ーム、１９はキャリーローラを示す。

Claims

【特許請求の範囲】

１）下部走行体に取り付けた上部旋回体に、多段に伸縮
し得るテレスコポストを該上部旋回体の旋回中心と同心
位置で回転し得るよう垂直に取り付け、該テレスコポス
トの最上段のポストユニットに、多段に伸縮し得るテレ
スコビームを直角方向に取り付け、該テレスコビームに
フックを備えたホイストを横行可能に搭載し、該テレス
コビームの先端のビームユニットに、多段に伸縮し得る
テレスコブームを前記テレスコポストと平行となるよう
取り付けてなることを特徴とする建設機械。