JPS6199489A - テレビジヨン受像機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は文字多重放送信号を受信できるテレビジョン
受像機に関する。

〔従来の技術〕

文字多重放送信号を受信できるテレビジョン受像機は一
般に第４図に示すように構成されている。

同図において、アンテナ１より給電された文字放送信号
（複合ビデオ信号）はアナログビデオ信号処理回路２に
供給される。このビデオ信号処理回路２はチューナ、映
像中間周波増幅回路、音声中間周波増幅回路を含む。映
像検波されたビデオ信号のうちテレビ放送信号はＡ／Ｄ
変換器３でデジタル信号に変換されたのち、デジタルビ
デオ信号処理回路５に供給されて、Ｒ，Ｇ、Ｂの第１の
原色信号が形成される。第１の原色信号は夫々Ｄ／Ａ変
換器６〜８に供給されてアナログ信号に変換され、これ
らが映像出力回路１１〜１３に供給されたのち、陰極線
管１４の対応するカソードＫＲ〜に、に供給される。

なお、上述のアナログビデオ信号処理回路２及びＡ／Ｄ
変換器３とデジタルビデオ信号処理回路５は夫々ＩＣ化
されたものを使用した例を示す。

テレビ放送信号はさらに偏向回路１６に供給され、その
出力で偏向装置１７が駆動される。

文字多重放送信号に含まれる文字放送信号は文字放送用
のデコーダ２０に供給されて、文字放送信号及び各種の
制御データがデコードされる。従って、このデコーダ２
０には制御データをデコードする回路、すなわち後述す
るように文字放送信号よりスイッチング信号Ｙｓを検出
する検出回路及び文字放送信号より輝度制御信号ＹＭを
検出する回路が設けられている。

デコードされた文字画像用の第２の原色信号はＤ／Ａ変
換器６〜８の後段に設、けられたスイッチング回路２１
〜２３に供給されて、画面Ｓの所定位置にスーパーイン
ポーズされる。

スーパーインポーズ時にはテレビ画像に代えて文字画像
が表示されるので、スーパーインポーズ時に得られるス
イッチング信号Ｙｓでスイッチング回路２１〜２３が制
御される。

また文字画像の表示時にはこの文字画像が鮮明に表示さ
れるようにするために、背景画像となるテレビ画像の輝
度が落とされる。そのために、映像出力回路１１〜１３
にはデコーダ２０から得られる輝度制御信号ＹＨが供給
されて、例えば第５図に示すように画像挿入区間ＳＡに
おける輝度レヘルが通常の１／２程度に落とされる。

第６図はこの映像出力回路１１〜１３の一例を示す。こ
れらは同一に構成されているため、回路１１の具体例を
示す。

同図で、映像出力トランジスタＱａのベースには第７図
に示すスイッチング信号Ｙｓの期間Ｘだけ選択された第
２の原色信号Ｒが供給され、そのコレクタに設けられた
出力端子１１に得られる原色信号Ｒが陰極線管のカソー
ドＫＲに供給される。

トランジスタＱａのエミッタには制御トランジスタＱし
が接続され、そのベース端子１１に輝度制御信号ＹＭが
供給されて、輝度制御信号Ｙ８が供給されている期間だ
けトランジスタＱ、、のインピーダンスが制御されるこ
とにより、端子１１に得られる原色信号Ｒのレヘルがこ
の例では１／２に減衰される。

これよって、背景画像の輝度レベルが低下してスーパー
インポーズされる文字画像が見やすくなる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

さて、このような従来のテレビジョン受像機では、文字
画像がスーパーインポーズされる期間ＳＡの間はトラン
ジスタＱ、によって輝度レベルが制御され続けるので、
背景画像の輝度レベルは低下するものの、文字画像用の
輝度レベルまでもその輝度レベルが低下してしまう。こ
のため、文字画像が思ったより見やすくならないばかり
か、背景用のテレビ画像が元々暗（、そこに多少色が付
いていくような場合にはその色が明るくなり過ぎ、テレ
ビ画像そのものの色再現性が劣化してしまう。

この発明はこのような問題点を解決したものであって、
スーパーインポーズされるべき文字画像を従来よりも一
層見やすくしたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上述の問題点を解決するため、この発明では第１図に示
すように、デコーダ２０で検出されたスイッチング信号
Ｙｓでスイッチング回路２１〜２３を制御して陰極線管
１４に第１の原色信号に文字画像用の第２の原色信号を
重畳して映出させる。

また、デジタルビデオ信号処理回路５の前段にアナログ
ビデオ信号処理回路２より出力された入力複合ビデオ信
号の同期信号およびバースト信号部分を除いた映像信号
部分の振幅レベルのみを制御する輝度制御回路３０を設
け、この輝度制御回路３０を文字放送信号から検出され
た輝度制御信号ＹＭにより制御する。

〔作用〕

このように、スイッチング回路２１〜２３の前段でテレ
ビ放送信号の輝度レベルをコントロールすれば、このス
イッチング回路２１〜２３に供給される文字放送信号の
輝度レベルは制御されずに、そのままスイッチングされ
て陰極線管１４に供給さることになる。

従って、背景画像となる第５図に示す領域ＳＡのみ輝度
レベルが低下し、文字画像が相対的に明るくなって見や
すくなり、また輝度制御回路３０で輝度信号と色信号と
が同時にレベル制御されるため、背景画像となるテレビ
信号の−Ｙ／Ｃ比が変化せず、背景画像の色再現性も劣
化しない。

〔実施例〕

第１図はこの発明に係るテレビジョン受像機１０の一例
を示す。

アナログビデオ信号処理回路２より出力された文字多重
放送信号、すなわち複合ビデオ信号はクランプ回路２５
を介して輝度制御回路３０に供給され、第５図に示す文
字多重領域ＳＡの間だけ、テレビ放送信号のレベルが所
定の値だけ減衰される。減衰後のテレビ放送信号はＡ／
Ｄ変換されたのちデジタルビデオ信号処理回路５に供給
される。

輝度制御回路３０には水平ブランキング回路２６より得
られた水平ブランキング信号Ｈ−ＢＬＫ（第３図Ｃ）が
供給され、水平ブランキング期間の輝度″”ＭＩ　Ｑｌ
が禁止される。

第２図は輝度制御回路３０の一例を示し、端子３１に供
給されたテレビ放送信号はバッファ用のトランジスタＱ
１　を介して分圧用の一対の抵抗器Ｒ，，Ｒ２に供給さ
れる。一方の抵抗器Ｒ２はスイッチング用のトランジス
タＱ２を介して接地される。抵抗器Ｒ１、Ｒ２の接続中
点ｑに得られるテレビ放送信号はバッファ用のトランジ
スタＱ３を通じて上述したＡ／Ｄ変換器３に供給される
。

トランジスタＱ２のベースにはバイアス用の抵抗器Ｒ３
、Ｒ４が接続され、他方の抵抗器Ｒ４は制御用の第１の
トランジスタＱ４、ＤＣレベル調整用のダイオードＤ及
び制御用の第２のトランジスタＱ５を介して接地される
。第２のトランジスタＱ５には端子３２より水平ブラン
キングパルスＨ−ＢＬＫが供給され、また第１のトラン
ジスタＱ４のベースには制御用の第３のトランジスタＱ
６を介して端子３３より輝度制御信号ＹＭが供給される
。

さて、このように構成された輝度制御回路３０の動作を
説明する。

文字放送信号がテレビ放送信号に多重されていないとき
には、第５図に示す輝度制御信号ＹＭは“Ｏ”であるか
ら、第３のトランジスタＱ６はオン、従って第１のトラ
ンジスタＱ、がオフで抵抗器Ｒ４は接地されないために
、スイッチングトランジスタＱ２がオフで端子３１に供
給されたテレビ放送信号は一対の抵抗器Ｒ，、Ｒ２によ
って減衰されることなくＡ／Ｄ変換器３に供給され、通
常の輝度レベルを持ってテレビ画像が映出される。

これに対し、デコーダ２０で文字放送信号がデコードさ
れると、これよりコントロール用の信号Ｙ３、ＹＭが夫
々所定の期間、所定のタイミングに得られるので、この
ときまず第５図に示す輝度制御信号Ｙ、にて第３のトラ
ンジスタＱ６がオフする。この輝度制御信号ＹＭが得ら
れている期間、第２のトランジスタＱ５は水平ブランキ
ング期間以外でオンし、これがオンしたとき初めて第１
のトランジスタＱ、がオンするから、抵抗器Ｒ１はトラ
ンジスタＱ４、ダイオードＤ及びトランジスタＱ５を通
じて接地される。

従って、端子３１に供給されたテレビ放送信号は一対の
抵抗器Ｒ，、Ｒ２によって分圧されてＡ／Ｄ変換器３に
供給される。

輝度制御回路３０の動作前と動作後のテレビ放送信号の
変化の一例を第３図Ａ、　　Ｂに示す。

さて、この状態でスイッチング回路２１〜２３には第７
図に示すスイッチングパルスＹＳが供給されるので、テ
レビ画像に文字画像がスーパーインポーズされる。この
とき、文字画像用の第２の原色信号の輝度レベルは全く
減衰されないので、文字画像が挿入される背景画像のみ
その輝度レベルが（／２に減衰され、文字画像が相対的
に明るく映出されることになる。

なお、水平同期信号とバースト信号が供給される期間は
水平ブランキングパルスＨ−ＢＬＫによって輝度制御回
路３０の制御が禁止されるから、スーパーインボーズ期
間でも水平同期信号及びバースト信号のレベルは制御さ
れず、このため偏向系とカラー制御系（ＡＣＣ，ＡＰＣ
制御系など）にはレベル制御による影響が及ばない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、テレビ放送信
号用の第１の原色信号と文字放送信号用の第２の原色信
号とをスイッチングする前に、輝度制御回路３０を設け
、輝度制御信号ＹＭが得られたときのみ、テレ放送信号
用の輝度信号と色信号とを同時に制御したから、文字画
像がスーパーインポーズされる背景画像のみを暗く制御
することができ、文字画像を鮮明に映出することができ
る。

このとき、テレビ放送信号用の輝度信号のレベルと共に
色信号のレベルも相対的に減衰させたので、背景画像の
色再現性も劣化しない。

この発明はビデオ信号をアナログ処理するテレビジョン
受像機にも、デジタル処理するテレビジョン受像機にも
共に適用できるが、上述したような、アナログビデオ信
号処理系及びデジタルビデオ信号処理系が夫々ＩＣ化さ
れたテレビジョン受像機に適用する場合には、既存のＩ
Ｃの設計変更なしに使用することができるので、このよ
うなテレビジョン受像機に適用して極めて好適である。

図面のｗＪｆｆｌな説明 第１図はこの発明に係るテレビジョン受像機の一例を示
す系統図、第２図は輝度制御回路の一例を示す接続図、
第３図はその動作説明に供する波形図、第４図は従来の
テレビジョン受像機の一例を示す系統図、第５図はその
動作説明に供する図、第６図は映像出力回路の接続図、
第７図はスイッチングパルスの波形図である。

１０はテレビジョン受像機、２はアナログビデオ信号処
理回路、５はデジタルビデオ信号処理回路、２０は文字
放送用デコーダ、２５はクランプ回路、２６は水平ブラ
ンキング回路、３０は輝度制御回路、Ｙ８は輝度制御信
号、Ｙｓはスイッチングパルスである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入力複合ビデオ信号を信号処理して第１のＲ、Ｇ、Ｂ原
   色信号を得る回路と、文字放送信号をデコードして第２
   のＲ、Ｇ、Ｂ原色信号を選択的に陰極線管に供給するス
   イッチング回路と、上記文字放送信号よりスイッチング
   信号を検出する回路と、検出されたこのスイッチング信
   号で上記スイッチング回路を制御して上記陰極線管に上
   記第１の原色信号に上記第２の原色信号を重畳して映出
   させると共に、上記信号処理回路の前段に上記入力複合
   ビデオ信号の同期信号およびバースト信号部分を除いた
   映像信号部分の振幅レベルを制御する輝度制御回路を設
   け、この輝度制御回路を上記文字放送信号から検出され
   る輝度制御信号により制御して上記第２の原色信号が重
   畳される第１の原色信号部分の輝度を減衰させるように
   したテレビジョン受像機。