JPS6195787A - ボデ−パネルに小物部品を溶接する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ボデーパネル製造工程においてボデーパネル
にインシュレータクランプ等の小物部品を溶接する方法
に関する０ （従来の技術） 従来、ボデーパネル製造工程においてボデーパネルと小
物部品とを溶接するための溶接設備は、必要箇所に多数
の鋼材製ワークセット具および固定電極が固設された下
側定盤（上面が基準面となる。）と、固定電極と対向す
る多数のスタッドガン等が装着され、かつ下側定盤に対
して昇降可能に配設された上側定盤とからなっている。

そして、ボデーパネルに小物部品を溶接する際には、ワ
ークセット具に小物部品を位置決め載置するとともに、
下側定盤と１測定盤間の所定位置にボデーパネルを位置
決めし、その後、上側定盤を下降させることにより、上
側定盤のスタッドガンと下側定盤の固定電極とで前記両
者°の溶接を行っている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記した従来技術においては。

次のような問題点を有している。すなわち、ワークセッ
ト具および固定電極を有する下側電極と、スタッドガン
等が装着された下側定盤とは共１ｃＩＩＩ！Ｉｔ専用設
計であるため、汎用性が小さく設計変更等による改造が
困難になっている。また、下側定盤には多数の鋼材製ワ
ークセット具および固定電極、上側定盤には多数のスタ
ッドガン等がそれぞれ取り付けられているので１Ｍ量が
大きいとともに構造が複雑であり、特に。

ワークセット具はすべて鋼材を機械加工にて製作したう
えで下側電極に組付けているため、多大の時間とコスト
ヲ要している。

本発明は、この点に鑑みてなされた本ので。

ボデーパネル製造工程において汎用性の大きい溶接方法
を提供せんとするものである。

（問題点を解決するための手段） このため、本発明方法例おける技術的な手段は、ボデー
パネルと小物部品とを、ボデーパネルと同一のパネル形
状を有する一対の樹脂製パネル治具によシ挾持固定して
位置決めする工程と、その後、溶接ロボットによりてポ
デーパネルと小物部品との溶接を行う工程とからなるこ
とを特徴とするものである。

このように本発明では、一対のパネル治具でポデーパネ
ルと小物部品とを挾持して位置決めし、核両者を溶接ロ
ボットで溶接する方法であジ、車種の変更に対しては、
変更した種類のボデーパネルと同形状のパネル治具に取
り替えて対応し、この場合、該パネル治具は載量な樹脂
材料よシなる之め、パネル治具の段取９替え作業が容易
になっている。

（実　施　例） 以下に本発明の一実施例を図について説明する。第１図
に、フロントフロアパネル製造工程において用いられる
上下一対のパネル治具１．２を示すロ一対のパネル治具
１，２は、プレス型製作用のマスタモデルを用いて、ボ
デーパネルであるフロントフロアパネル３のパネル形状
と同一の形状に製作され、所要の強度を有するポリカー
ボネート、ポリアセタール、ポリイミド。

ＰＰＯなどの合成樹脂より製作されている・一対のパネ
ル治具１，２の厚さ寸法は、ここでは５．０１ｎＬ程度
に設定されている。一対のパネル治具１，２の一方には
図示しない位置決めビンが植設され、他方のパネル治具
１または２には該位置決めピンと嵌合する図示し々いビ
ン穴が穿設されている。この一対のパネル治具１．２間
の位置決め手段は、一対のパネル治具１．２の凹凸形状
によっては省略できる。

特に、フロントフロアパネル３の下面と重合する下側パ
ネル治具２上面の必要箇所には、フロントフロアパネル
３の下面に済接される小物部品４Ｑ、４ｂが載置して取
り付けられるようＫなっており、小物部品（例えば下方
へ凸のインシーレータクランプ等）４ａの取付部分には
。

第２図に示すように、該小物部品４＠ｆ載置装着するた
めの孔５が形成されている。下側パネル治具２の小物部
品４ａの溶接部と対応する箇所には溶接打点用孔６が設
けられ、この溶接打点用孔６は、第３図に示すように、
溶接ロボットに取付けたフィクスチャガンの下部溶接チ
ップ７が挿入可能な大きさに形成されている・上側パネ
ル治具１の前記溶接打点用孔６と対応する箇所（は、前
記フィクスチャガンの上部溶接チップ８を挿入できる大
きさの溶接打点用孔９が穿設されている。

次に、上記構成の一対のパネル治具１．２ヲ用いて、７
０ント７０アバネル３の下面に小物部品４ａ、４ｂを溶
接する方法について説明する。

なお、フロントフロアパネル製造工程において。

下記の溶接手順はすべて自動化されているものとする。

先ず、下側パネル治具２の必要箇所に小物部品４ａ、４
ｂが載置され、下側パネル治具２の上にフロントフロア
パネル３が重合セットされる。

この場合、フロントフロアパネル３の凹凸形状によって
は、７０ント７０アバネル３の前後方向および左右方向
の位置決めが自動的になされるが、望ましくは図示し々
い位置決め手段によってフロントフロアパネル３ｔ−位
置決めすることが好ましい。

フロントフロアパネル３が重合セットされると１図示し
ない昇降装置によシ上側パネル治具１が下降し、フロン
ト７０アバネル３の上面に重合して固定される。つマシ
、フロントフロアパネル３と小物部品４ａ、４ｂとはそ
の上下両側から、一対のパネル治具１．２によって挾持
された状態で、該両者３と４！Ｌ、　４ｂとが互いに位
置決め固定されることになる。

フロントフロアパネル３と小物部品’ｉ　４ｂとが一対
のパネル治具１，２で位置決め固定されると、これらが
位置決め固定された状態のまま。

図示しない搬送装置によｐ溶接ロボット（図示せず）の
ところまで搬送される。フロントフロアパネル３．小物
部品４ａ、４ｂおよびパネル治具１，２が溶接ロボット
のところまで搬送されると、溶接ロボットに取り付けた
フイクスチャガンの溶接チップ７．８が互いに接近し、
７０ントフロアバネル３と小物部品４．．４ｂとのスポ
ット溶接が行われる。第３図は、７０ントフ四アバネル
３と小物部品４ａ、４ｂとのスポット溶接時における状
態を示す。

ここで、車種の変更すなわちフロントフロアパネル３０
寸法形状の１！！類が変更した場合は。

変更したフロントフロアパネル３と同一形状を有する一
対のパネル治具１．２と取）替えることにより、車種の
変更に対応できる◇この場合・一対のパネル治具１，２
は合成樹脂よシ製作されているため、軽くて運搬が容易
でパネル治具１゜２の段取り替えを楽に行うことができ
る０したがって、多車種少量生産システムにおいて非常
に有利になプ、汎用性を有する溶接ロボットを用いるこ
ととも相まって、車種当シの溶接設備の投資額は、大幅
に削減されることとなる。

実施例では、ボデーパネルの下面に小物部品を位置決め
固定して溶接する方法について説明したが、ボデーパネ
ルの上面に小物部品を溶接する場合にも本発明方法を適
用できる０ボデーパネルが穴部を有する場合は、パネル
治具とボデーパネルとを重合する際に、前記穴部を位置
決め用穴として利用することがある。本発明において、
ボデーパネルを一対のパネル治具で挾持する方法として
は、ボデーパネルと一対のパネル治具とのいずれを先に
上下動させて挾持するかは問わない。ま次、該王者のい
ずれかひとつを上下動させないで挾持しても、あるいは
。

該王者すべて全順次上下動させて挾持してもいずれでも
よい。

（発明の効果） 以上説明したように°本発明によれば、車種の異なるボ
デーパネルを溶接する場合、一対のパネル治具を、前記
ボデーパネルと見合ったパネル形状のものと取り替える
だけで容易に対応できるため、広い汎用性を有し多車種
少量生産に適合した溶接方法ｔ−提供できる。また１本
発明方法を用いれば、従来のように多数の鋼材製ワーク
セット具および多数のスタッドガン等を設ける必要がな
く、一対の樹脂製パネル治具を配設すればよいので、溶
接設備が全体として軽量コンパクト化し、設備コストの
面でも有利になる。パネル治具は、プレス型製作用のマ
スクモデルを流用する仁とにより、ボデーパネルと同一
形状のものを容易に製作できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るパネル治具を示す斜視
図。 第２図は第１図の下側パネル治具の小物部品取付部分を
示す詳細図。 第３図は一対のパネル治具でフロントフロアパネルを挾
持した状態を示す断面図である。 １．２・・・一対のパネル治具 ３・・・フロントフロアパネル ４ｇ、４ｂ・・・小物部品 ６．９・・・溶接打点用孔 特杵出願人　　トヨタ自動車株式会社 （ほか１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ボデーパネルと同一形状を有する一対の樹脂製パ
   ネル治具により、前記ボデーパネルと小物部品とを挾持
   して位置決め固定し、この後、前記ボデーパネルと小物
   部品とを溶接ロボットにより溶接することを特徴とする
   、ボデーパネルに小物部品を溶接する方法。