JPS6194513A - 保護継電器 - Google Patents
保護継電器Info
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- JPS6194513A JPS6194513A JP59217058A JP21705884A JPS6194513A JP S6194513 A JPS6194513 A JP S6194513A JP 59217058 A JP59217058 A JP 59217058A JP 21705884 A JP21705884 A JP 21705884A JP S6194513 A JPS6194513 A JP S6194513A
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- protective relay
- power system
- voltage
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は電力系統に用いられる保護継電器に係り、特に
、スイッチト・キャパシタ技術を用いたモノシックIC
化に好適な保護継電器に関する。
、スイッチト・キャパシタ技術を用いたモノシックIC
化に好適な保護継電器に関する。
電力系統では、種々の要因から生じる事故電流からの系
統保護のために保護継電器が用いられている。近年の大
容量化した電力系統では事故電流と正常時の電流との大
きさの比が小さく、場合によってはほとんど同じという
こともある。このような状況下にあって、保護継電器は
健全な故障判別機能をもたなくてはならない。現在のと
ころ、長距離大容量送電線に対しては位相比較方式が適
当とされている。他の保護継電方式としては従来からあ
るいわゆる単°入力方式(いわゆる過電流リレー)があ
る。
統保護のために保護継電器が用いられている。近年の大
容量化した電力系統では事故電流と正常時の電流との大
きさの比が小さく、場合によってはほとんど同じという
こともある。このような状況下にあって、保護継電器は
健全な故障判別機能をもたなくてはならない。現在のと
ころ、長距離大容量送電線に対しては位相比較方式が適
当とされている。他の保護継電方式としては従来からあ
るいわゆる単°入力方式(いわゆる過電流リレー)があ
る。
まず、従来の位相比較方式の保護継電器について説明す
る。
る。
第22図に位相比較方式の保護継電器のブロック構成を
示す。第22図において、1は高調波除去用入力フィル
タ、2は各保護継電器に必要な特性角を得るための移相
回路、3は動作値や動作時間を設定するために係数設定
を行う整定回路、4および5は測距及び極性量を求める
第1および第2の加算増幅回路(例えば、リアクタンス
リレーでは、第1加算増幅回路4は(IZ−V)を求め
、第2加算増幅回路5はf乏を求める。6および7は方
形波変換回路、8および9はANDゲート、10.11
および12はカウンタ、13はNORゲート、14およ
び15はR−Sフリップフロップ、16はANDゲート
、17はORゲートをそれぞれ示している。第2図は、
直接位相比較形保護リレーのうち、リアクタンスリレー
のブロック構成を代表例として示したものであり、AN
DNOゲートらORゲート17までは位相角の判定部に
当り、リアクタンスリレーの場合には、第1加算増幅回
路4の出力(IZ−※)と第2の加算増幅回路5の出力
(i z)の位相の重り角が90゜以上かどうかの判定
を行うものである。第23図には、リアクタンスリレー
の特性例を示す。
示す。第22図において、1は高調波除去用入力フィル
タ、2は各保護継電器に必要な特性角を得るための移相
回路、3は動作値や動作時間を設定するために係数設定
を行う整定回路、4および5は測距及び極性量を求める
第1および第2の加算増幅回路(例えば、リアクタンス
リレーでは、第1加算増幅回路4は(IZ−V)を求め
、第2加算増幅回路5はf乏を求める。6および7は方
形波変換回路、8および9はANDゲート、10.11
および12はカウンタ、13はNORゲート、14およ
び15はR−Sフリップフロップ、16はANDゲート
、17はORゲートをそれぞれ示している。第2図は、
直接位相比較形保護リレーのうち、リアクタンスリレー
のブロック構成を代表例として示したものであり、AN
DNOゲートらORゲート17までは位相角の判定部に
当り、リアクタンスリレーの場合には、第1加算増幅回
路4の出力(IZ−※)と第2の加算増幅回路5の出力
(i z)の位相の重り角が90゜以上かどうかの判定
を行うものである。第23図には、リアクタンスリレー
の特性例を示す。
以上の第22図の回路のうち、高周波除去フィルタ1〜
第2加算増幅回路5までの回路はいわゆるアナログ回路
で構成されており(以下、これを演算回路Sという。)
、その出力は方形波変換回路6,7によってディジタル
信号に変換され、ANDゲート8〜ORゲート17゛の
ディジタル回路からなる判定部に伝達される。
第2加算増幅回路5までの回路はいわゆるアナログ回路
で構成されており(以下、これを演算回路Sという。)
、その出力は方形波変換回路6,7によってディジタル
信号に変換され、ANDゲート8〜ORゲート17゛の
ディジタル回路からなる判定部に伝達される。
なお、第22図には代表例として、直接位相比較形の距
離リレーの一種であるリアクタンスリレーの例について
述べたが、他の種類の公知のリレーについても図示はし
ないが以下簡単に述べておく。まず、リアクタンスリレ
ーと同種の直接位相比較形の他の距離リレーについて述
べる。
離リレーの一種であるリアクタンスリレーの例について
述べたが、他の種類の公知のリレーについても図示はし
ないが以下簡単に述べておく。まず、リアクタンスリレ
ーと同種の直接位相比較形の他の距離リレーについて述
べる。
(1)モーリレーの場合
第2図の第1加算増幅回路4で(IZVI)、第2加算
増幅回路5でvPを求め、ANDゲート8〜ORゲート
17では、上記(Iシー守、)と9Fの位相の重なり角
が90°以上かどうかの判定を行う。
増幅回路5でvPを求め、ANDゲート8〜ORゲート
17では、上記(Iシー守、)と9Fの位相の重なり角
が90°以上かどうかの判定を行う。
(2)木の葉形リレーの場合
モーリレーと同様、第1加算増幅回路4で(iz−※1
)、第2坂算増幅回路5で※、を求め、ANDゲート8
〜ORゲート17では(I i−ぐ1)とぐ2の位相の
重なり角135°以上かどうかの判定を行う。
)、第2坂算増幅回路5で※、を求め、ANDゲート8
〜ORゲート17では(I i−ぐ1)とぐ2の位相の
重なり角135°以上かどうかの判定を行う。
(3)オフセットモーリレーの場合
オフセットモーリレーの場合には、第1加算増幅回路4
で(iz−v、> 、第2加算増幅回路5で(ri2−
vz)を求め、ANDゲート8〜ORゲート17では(
I Z、 −V、 ) ト(I Z2−■2)の重なり
角が90°以上かどうかの判定を行う。
で(iz−v、> 、第2加算増幅回路5で(ri2−
vz)を求め、ANDゲート8〜ORゲート17では(
I Z、 −V、 ) ト(I Z2−■2)の重なり
角が90°以上かどうかの判定を行う。
次に、第22図の位相比較方式の保護継電器の各部回路
の従来回路例を第24図〜第26図に示す、各回路は抵
抗R,キャパシタC、オペアンプOR等のいわゆるディ
スクリートな部品を用いていて構成されている。第24
図は電力系統の電圧、電流に含まれる高調波成分除去用
のフィルタ1である。第25図は移相回路2、第26図
は整定回路3を示している。第26図の整定回路におい
て。
の従来回路例を第24図〜第26図に示す、各回路は抵
抗R,キャパシタC、オペアンプOR等のいわゆるディ
スクリートな部品を用いていて構成されている。第24
図は電力系統の電圧、電流に含まれる高調波成分除去用
のフィルタ1である。第25図は移相回路2、第26図
は整定回路3を示している。第26図の整定回路におい
て。
S 、 /−1−) S 、、、と抵抗Rからなる回路
は動作値を決定するための選択回路である。第27図は
加算増幅回路4,5を示している。
は動作値を決定するための選択回路である。第27図は
加算増幅回路4,5を示している。
次に重入力方式の保護継電器について述べる。
この重入力方式は位相角を判定する方式ではなく、入力
の大きさを求めることにより事故の判別を行うものであ
る。以下にこの種の継電器の代表例として過電流リレー
について述べる。第28図には過電流リレーのブロック
構成を示す。第28図において1はフィルタ回路、2と
整定回路、3は移相回路、18は増相全波整流回路、I
9は余波整流された波形の平滑回路(フィルタ)、20
は比較回路をそれぞれ示す。
の大きさを求めることにより事故の判別を行うものであ
る。以下にこの種の継電器の代表例として過電流リレー
について述べる。第28図には過電流リレーのブロック
構成を示す。第28図において1はフィルタ回路、2と
整定回路、3は移相回路、18は増相全波整流回路、I
9は余波整流された波形の平滑回路(フィルタ)、20
は比較回路をそれぞれ示す。
第28図における回路中、1〜3は第24図〜第25図
に示した回路と同じであるので、第29図、第30図に
は整流回路18と平滑回路19の公知の回路例を示す。
に示した回路と同じであるので、第29図、第30図に
は整流回路18と平滑回路19の公知の回路例を示す。
第29図に示す整流回路は、ダイオードD1によるブリ
ッジ余波整流回路を用い、その直流出力をオペアンプO
Pにより増幅して出力するようになっている。第30図
に示す平滑回路はオペアンプOPを用いたいわゆるアク
ティブフィルタである。
ッジ余波整流回路を用い、その直流出力をオペアンプO
Pにより増幅して出力するようになっている。第30図
に示す平滑回路はオペアンプOPを用いたいわゆるアク
ティブフィルタである。
さて、以上に述べたように、従来の電力用静止形保護継
電器は、ディスクリート部品、すなわち、オペアンプO
P、抵抗R、キャパシタC、ダイオードD、、D2等の
組み合わせにより構成されているが、部品数の削減、小
形化、高信頼度化および低コスト化等が求められている
。このような保護継電器を半導体集積回路化(IC)す
る場合。
電器は、ディスクリート部品、すなわち、オペアンプO
P、抵抗R、キャパシタC、ダイオードD、、D2等の
組み合わせにより構成されているが、部品数の削減、小
形化、高信頼度化および低コスト化等が求められている
。このような保護継電器を半導体集積回路化(IC)す
る場合。
高精度(相対精度1%以下)な抵抗をIC内に形成する
ことは困難である。
ことは困難である。
一方、これに対して、近年開発が進められているアナロ
グスイッチとキャパシタの組み合わせによって等測的に
高抵抗を実現するスイッチト・キャパシタ回路の手法は
、回路を集積化する場合にキャパシタは抵抗に比してチ
ップの面積によって容量値が決定できることから、その
値を正確に達成し得るものとなっている。従って、精度
、温度特性などに対して特性のよい回路を得る手法とし
て注目されており、このスイッチト・キャパシタ回路を
保護継電器に用いることが考えられる。なお、抵抗を上
記したスイッチト・キャパシタ形等価抵抗ではなく、モ
ノリシック拡散抵抗などで実現し、IC化することも考
えられるが、抵抗値を高精度化し得ないばかりか、回路
定数の変更などについて応用性を欠けるものとなり、I
C化のメリットが出しにくい。
グスイッチとキャパシタの組み合わせによって等測的に
高抵抗を実現するスイッチト・キャパシタ回路の手法は
、回路を集積化する場合にキャパシタは抵抗に比してチ
ップの面積によって容量値が決定できることから、その
値を正確に達成し得るものとなっている。従って、精度
、温度特性などに対して特性のよい回路を得る手法とし
て注目されており、このスイッチト・キャパシタ回路を
保護継電器に用いることが考えられる。なお、抵抗を上
記したスイッチト・キャパシタ形等価抵抗ではなく、モ
ノリシック拡散抵抗などで実現し、IC化することも考
えられるが、抵抗値を高精度化し得ないばかりか、回路
定数の変更などについて応用性を欠けるものとなり、I
C化のメリットが出しにくい。
しかし、実際にモノリシックIC化し、実用に供用し得
る高精度、かつ、高精積化した保護リレー回路を実現す
るためには、オペアンプのオフセット電圧、スイッチン
グにより発生するノイズ及び波形歪(リップル)、チッ
プ面積、寄生素子の影響などを十分考慮する必要がある
。また、汎用化を考慮した場合の回路の実装法、実装す
る場合のピンネックの問題、適用する周波数系(50H
z系及び60Hz)への対応、スイッチング周波数など
種々の問題がある。以下に上記した問題点をさらに詳し
く述べる。
る高精度、かつ、高精積化した保護リレー回路を実現す
るためには、オペアンプのオフセット電圧、スイッチン
グにより発生するノイズ及び波形歪(リップル)、チッ
プ面積、寄生素子の影響などを十分考慮する必要がある
。また、汎用化を考慮した場合の回路の実装法、実装す
る場合のピンネックの問題、適用する周波数系(50H
z系及び60Hz)への対応、スイッチング周波数など
種々の問題がある。以下に上記した問題点をさらに詳し
く述べる。
(1)オペアンプのオフセット電圧の影響オペアンプは
一般的に、レイアウト条件、製造プロセスのバラツキな
どによってオフセット電圧が発生する。また、微細加工
技術の進歩に伴い、高集積化・高速化が進歩する一方、
電源電圧が低くなるため回路のダイナミックレンジが狭
くなるという問題が生ずる。
一般的に、レイアウト条件、製造プロセスのバラツキな
どによってオフセット電圧が発生する。また、微細加工
技術の進歩に伴い、高集積化・高速化が進歩する一方、
電源電圧が低くなるため回路のダイナミックレンジが狭
くなるという問題が生ずる。
(2)スイッチングノイズの影響
スイッチト・キャパシタに用いるMOSアナログスイッ
チは、その構成上、ゲート・ソース及びゲート・ドレイ
ン間に寄生容量が付随する。従って、スイッチの開閉時
に制御信号(ゲート信号)がゲートからソース及びドレ
インにもれ込み、スパイク状のノイズが発生すると共に
、スイッチを開いた時に誤差電圧(フィードスルーノイ
ズ)が発生する。これらのノイズはスイッチト・キャパ
シタ回路においてはオフセット電圧となり、上記したオ
ペアンプと全く同様の問題が生ずる。
チは、その構成上、ゲート・ソース及びゲート・ドレイ
ン間に寄生容量が付随する。従って、スイッチの開閉時
に制御信号(ゲート信号)がゲートからソース及びドレ
インにもれ込み、スパイク状のノイズが発生すると共に
、スイッチを開いた時に誤差電圧(フィードスルーノイ
ズ)が発生する。これらのノイズはスイッチト・キャパ
シタ回路においてはオフセット電圧となり、上記したオ
ペアンプと全く同様の問題が生ずる。
(3)寄生容量の影響
スイッチト・キャパシタ回路に用いるスイッチ用トラン
ジスタ及びキャパシタには、例えばMO5構造の場合、
基板に対して寄生容量が付随する。
ジスタ及びキャパシタには、例えばMO5構造の場合、
基板に対して寄生容量が付随する。
特に、キャパシタに関しては、もとのキャパシタの数%
〜20%にも達するため、これらの寄生容量に影響され
ない定数及び回路構成が必要となる。
〜20%にも達するため、これらの寄生容量に影響され
ない定数及び回路構成が必要となる。
(4)キャパシタの容量限界
容量比を大きくとるために一方のキャパシタの容量値を
小さくしようとしても、上記した寄生容量のために特性
が変化し、あまり小さくできない問題がある。また、他
方のキャパシタを大きくするとチップ面積が大きくなる
欠点がある。すなわち、容量値の大きさにはおのずから
限界があり。
小さくしようとしても、上記した寄生容量のために特性
が変化し、あまり小さくできない問題がある。また、他
方のキャパシタを大きくするとチップ面積が大きくなる
欠点がある。すなわち、容量値の大きさにはおのずから
限界があり。
これらを考慮して1回路のモノリシックIC化を達成す
る必要がある。
る必要がある。
(5)スイッチング周波数の影響
スイッチト・キャパシタ回路にはスイッチング周波数が
重要な意味を持ってくる。スイッチング周波数が高い場
合には、出力の波形歪(リップル)が小さくでき、また
、入出力間の無駄遅延が少なくなるなどの長所がある。
重要な意味を持ってくる。スイッチング周波数が高い場
合には、出力の波形歪(リップル)が小さくでき、また
、入出力間の無駄遅延が少なくなるなどの長所がある。
しかし、高速なオペアンプ及びアナログスイッチが必要
になると共に、素子感度も高くなり、さらにはキャパシ
タの相対比が大きくなり、大きなキャパシタエリアを必
要とするなどの欠点がある。
になると共に、素子感度も高くなり、さらにはキャパシ
タの相対比が大きくなり、大きなキャパシタエリアを必
要とするなどの欠点がある。
本発明は、モノリシックIC化に好適なスイッチト・キ
ャパシタ技術を用いた保護継電器を提供することを目的
とする。
ャパシタ技術を用いた保護継電器を提供することを目的
とする。
上記目的を達成するために、第1の発明による保護継電
器は、電力系統の電圧および電流を入力とし、この電圧
および電流に基づいて前記電力系統における事故発生の
有無を検出するアナログ演算回路と、その出力信号に基
づいて事故発生の有無を判定するディジタル判定回路と
を備えて前記電力系統のしゃ断器に対して引き外し信号
を出力する保護継電器において、前記アナログ演算回路
をスイッチト・キャパシタ等価抵抗を用いて構成した点
に特徴を有する。
器は、電力系統の電圧および電流を入力とし、この電圧
および電流に基づいて前記電力系統における事故発生の
有無を検出するアナログ演算回路と、その出力信号に基
づいて事故発生の有無を判定するディジタル判定回路と
を備えて前記電力系統のしゃ断器に対して引き外し信号
を出力する保護継電器において、前記アナログ演算回路
をスイッチト・キャパシタ等価抵抗を用いて構成した点
に特徴を有する。
第2の発明は電力系統の電圧および電流を入力とし、こ
の電圧および電流に基づいて前記電力系統における事故
発生の有無を検出するスイッチト・キャパシタ等価抵抗
を用いて構成された演算回路と、その出力信号に基づい
て事故発生の有無を判定するディジタル判定回路とを備
えて前記電力系統のしゃ断器に対して引き外し信号を出
力する保護継電器であって、前記演算回路は入力電圧と
電流相互間の位相差を求めることにより電力系統の事故
発生を検出するものである点に特徴を有する。
の電圧および電流に基づいて前記電力系統における事故
発生の有無を検出するスイッチト・キャパシタ等価抵抗
を用いて構成された演算回路と、その出力信号に基づい
て事故発生の有無を判定するディジタル判定回路とを備
えて前記電力系統のしゃ断器に対して引き外し信号を出
力する保護継電器であって、前記演算回路は入力電圧と
電流相互間の位相差を求めることにより電力系統の事故
発生を検出するものである点に特徴を有する。
上記演算回路は、より具体的な態様では、入力電圧およ
び電流に含まれる高調波成分を除去する高調波除去フィ
ルタ回路と、当該保護継電器に必要な特性位相角を得る
ための移相回路と、この移相回路出力に基づいて当該保
護継電器の設置場所から電力系統事故発生地点までの距
離を求める第1の加算増幅回路と、前記整定回路出力に
基づいてその極性量を求める第2加算回路と、第1.第
2の加算回路の出力を比較する比較回路とを備えて構成
される。
び電流に含まれる高調波成分を除去する高調波除去フィ
ルタ回路と、当該保護継電器に必要な特性位相角を得る
ための移相回路と、この移相回路出力に基づいて当該保
護継電器の設置場所から電力系統事故発生地点までの距
離を求める第1の加算増幅回路と、前記整定回路出力に
基づいてその極性量を求める第2加算回路と、第1.第
2の加算回路の出力を比較する比較回路とを備えて構成
される。
第3の発明は、電力系統の電圧および電流を入力とし、
この電力および電流に基づいて前記電力系統における事
故発生の有無を検出するスイッチト・キャパシタ等価抵
抗を用いて構成された演算回路と、その出力信号に基づ
いて事故発生の有無を判定するディジタル判定回路とを
備えて前記電力系統のしゃ断器に対して引き外し信号を
出力する保護継電器であって、前記演算回路は、電力系
統の電圧または電流の大きさの変化を求めることにより
電力系統の事故発生を検出するものである点に特徴を有
する。
この電力および電流に基づいて前記電力系統における事
故発生の有無を検出するスイッチト・キャパシタ等価抵
抗を用いて構成された演算回路と、その出力信号に基づ
いて事故発生の有無を判定するディジタル判定回路とを
備えて前記電力系統のしゃ断器に対して引き外し信号を
出力する保護継電器であって、前記演算回路は、電力系
統の電圧または電流の大きさの変化を求めることにより
電力系統の事故発生を検出するものである点に特徴を有
する。
上記演算回路は、より具体的な態様では、入力電圧また
は電流に含まれる高調波成分を除去する高調波除去フィ
ルタ回路と、その出力に所定の係数を掛け合せる整定回
路と、当該保護継電器に必要な特性位相角を得るための
移相回路と、その出力を整流する整流回路と、!1流出
力を平滑化する平滑回路と、平滑化出力を予め設定され
た基準値と比較して事故発生の有無を判定する比較回路
とを備えて構成される。
は電流に含まれる高調波成分を除去する高調波除去フィ
ルタ回路と、その出力に所定の係数を掛け合せる整定回
路と、当該保護継電器に必要な特性位相角を得るための
移相回路と、その出力を整流する整流回路と、!1流出
力を平滑化する平滑回路と、平滑化出力を予め設定され
た基準値と比較して事故発生の有無を判定する比較回路
とを備えて構成される。
第4の発明は、電力系統の電圧および電流を入力とし、
この電圧および電流に基づいて前記電力系統における事
故発生の有無を検出するスイッチト・キャパシタ等価抵
抗を用いて構成された演算回路と、その出力信号に基づ
いて事故発生の有無を判定するディジタル判定回路とを
備えて前記電力系統のしゃ断器に対して引き外し信号を
出力する保護継電器であって、前記演算回路はその最終
段において当該演算回路の蓄積オフセット電圧を補正す
る補正回路を有する点に特徴を有する。
この電圧および電流に基づいて前記電力系統における事
故発生の有無を検出するスイッチト・キャパシタ等価抵
抗を用いて構成された演算回路と、その出力信号に基づ
いて事故発生の有無を判定するディジタル判定回路とを
備えて前記電力系統のしゃ断器に対して引き外し信号を
出力する保護継電器であって、前記演算回路はその最終
段において当該演算回路の蓄積オフセット電圧を補正す
る補正回路を有する点に特徴を有する。
補正回路は、より具体的な態様では、前記演算回路の最
終段出力から当該演算回路の蓄積オフセット電圧を抽出
し、この抽出値をに倍して前記最終段の入力部にフィー
ドバックする回路で構成される。また、別の態様では、
補正回路は、前記演算回路の最終段出力から当該演算回
路の蓄積オフセット電圧を抽出し、この抽出値を当該演
算回路の最終段出力原信号から差引く回路で構成される
。
終段出力から当該演算回路の蓄積オフセット電圧を抽出
し、この抽出値をに倍して前記最終段の入力部にフィー
ドバックする回路で構成される。また、別の態様では、
補正回路は、前記演算回路の最終段出力から当該演算回
路の蓄積オフセット電圧を抽出し、この抽出値を当該演
算回路の最終段出力原信号から差引く回路で構成される
。
さらに、補正回路は、前記演算回路の最終段出力から当
該演算回路の蓄積オフセット電圧を抽出し、この抽出値
によって前記演算回路出力を方形波に変換する回路のし
きい値電圧を補償する回路で構成されることが好ましい
。
該演算回路の蓄積オフセット電圧を抽出し、この抽出値
によって前記演算回路出力を方形波に変換する回路のし
きい値電圧を補償する回路で構成されることが好ましい
。
次に、第5の発明は、電力系統の電圧および電流を入力
とし、この電圧および電流に基づいて前記電力系統にお
ける事故発生の有無を検出するスイッチト・キャパシタ
等価抵抗を用いて構成された演算回路と、その′出力信
号に基づいて事故発生の有無を判定するディジタル判定
回路とを備えて前記電力系統のしゃ断器に対して引き外
し信号を出力する保護継電器であって、演算回路は、そ
のスイッチト・キャパシタ等価抵抗を所定のスイッチン
グ周波数でスイッチングさせる場合において、当該演算
回路の最終段にその出力波形歪を除去する補正回路を備
えた点に特徴を有する。
とし、この電圧および電流に基づいて前記電力系統にお
ける事故発生の有無を検出するスイッチト・キャパシタ
等価抵抗を用いて構成された演算回路と、その′出力信
号に基づいて事故発生の有無を判定するディジタル判定
回路とを備えて前記電力系統のしゃ断器に対して引き外
し信号を出力する保護継電器であって、演算回路は、そ
のスイッチト・キャパシタ等価抵抗を所定のスイッチン
グ周波数でスイッチングさせる場合において、当該演算
回路の最終段にその出力波形歪を除去する補正回路を備
えた点に特徴を有する。
この補正回路は、より具体的な態様では、前記演算回路
の最終段に存在する帰還ループに十分小さな容量値のキ
ャパシタを接続し、前記最終段のスイッチト・キャパシ
タ等価抵抗のスイッチング周波数を他の回路のN倍の周
波数でスイッチングさせることにより出力波形のリップ
ルを他の回路のスイッチング周波数に対して1/Nとす
るように構成する。また、補正回路は、前記演算回路の
終段に保護継電器の特性に影響を与えない十分小さな時
定数を有するスイッチト・キャパシタ等価抵抗を用いた
一次遅れ要素を付加し、この一次遅れ要素のスイッチン
グ周波数を他の回路のスイッチング周波数のN倍の周波
数でスイッチングさせ 。
の最終段に存在する帰還ループに十分小さな容量値のキ
ャパシタを接続し、前記最終段のスイッチト・キャパシ
タ等価抵抗のスイッチング周波数を他の回路のN倍の周
波数でスイッチングさせることにより出力波形のリップ
ルを他の回路のスイッチング周波数に対して1/Nとす
るように構成する。また、補正回路は、前記演算回路の
終段に保護継電器の特性に影響を与えない十分小さな時
定数を有するスイッチト・キャパシタ等価抵抗を用いた
一次遅れ要素を付加し、この一次遅れ要素のスイッチン
グ周波数を他の回路のスイッチング周波数のN倍の周波
数でスイッチングさせ 。
ることにより出力波形のリップルを1/Nにするように
構成する。
構成する。
以下、本発明の各実施例について説明するが、その前に
スイッチト・キャパシタによる等価抵抗について簡単に
説明する。
スイッチト・キャパシタによる等価抵抗について簡単に
説明する。
第1図(a)〜(d)はスイッチト・キャパシタによっ
て如何に等価抵抗が得られるかを原理的に説明するため
のものである。第1図において。
て如何に等価抵抗が得られるかを原理的に説明するため
のものである。第1図において。
端子■、■での電圧をそれぞれV、、V、として第1図
(a)のようにスイッチS、をオンした状態では、キャ
パシタCには、Q x =CV 2で表わされる電荷Q
2が充電されていることになる。この状態で次に、第1
図(b)のようにスイッチSlをオンさせると、キャパ
シタCの電荷はQ1=cv、となり、Q、とQ2の差の
電荷AQが端子■より流れ込むことになる。即ち、電荷
AQは以下のようになる。
(a)のようにスイッチS、をオンした状態では、キャ
パシタCには、Q x =CV 2で表わされる電荷Q
2が充電されていることになる。この状態で次に、第1
図(b)のようにスイッチSlをオンさせると、キャパ
シタCの電荷はQ1=cv、となり、Q、とQ2の差の
電荷AQが端子■より流れ込むことになる。即ち、電荷
AQは以下のようになる。
71Q=Q、−Q2=C(V、−V2) ・(1)こ
こで再び第1図(c)に示すようにスイッチS2がオン
されれば、キャパシタCの電荷はQ。
こで再び第1図(c)に示すようにスイッチS2がオン
されれば、キャパシタCの電荷はQ。
=Cv2となり式(1)に示す電荷ΔQと同量の電荷が
キャパシタCから端子■に流出することは明らかである
。
キャパシタCから端子■に流出することは明らかである
。
したがって、同期Tで上記動作を繰返すようにすれば、
同期Tで電荷AQがキャパシタCを介し移動することに
なり、結果的に端子■から端子■には式(2)で示され
る電流iが平均的に流れることになるものである。
同期Tで電荷AQがキャパシタCを介し移動することに
なり、結果的に端子■から端子■には式(2)で示され
る電流iが平均的に流れることになるものである。
i =A Q / T =C(V + V x )
/ T ”□ (2)一方、第1図(d)に示すよう
に抵抗Rの両端各々における電圧がそれぞれV、、V、
である場合、抵抗Rに流れる電流iRは以下のようにな
る。
/ T ”□ (2)一方、第1図(d)に示すよう
に抵抗Rの両端各々における電圧がそれぞれV、、V、
である場合、抵抗Rに流れる電流iRは以下のようにな
る。
tll=(v、−v、)/R・−−−−−(3)ここで
、i=i、とすれば、式(2)、 (3)より以下の
式(4)が得られるものである。
、i=i、とすれば、式(2)、 (3)より以下の
式(4)が得られるものである。
g=T/c=1/Cfc) −・−・C4)但し
、fはスイッチング周波数である。
、fはスイッチング周波数である。
即ち、スイッチト・キャパシタによる等価抵抗はキャパ
シタCの容量値(c)とスイッチングの周期Tとの比で
決定され、周期Tを変えることによりキャパシタCの容
量値を変えることなく等価抵抗を自由に変化させ得るも
のである。
シタCの容量値(c)とスイッチングの周期Tとの比で
決定され、周期Tを変えることによりキャパシタCの容
量値を変えることなく等価抵抗を自由に変化させ得るも
のである。
以上述べたスイッチト・キャパシタ回路は基本的な回路
であるが、実際には寄生容量の影響を受けにくい第1図
(e)、(f)に示す回路などが用いられるものとなっ
ている。第1図(e)。
であるが、実際には寄生容量の影響を受けにくい第1図
(e)、(f)に示す回路などが用いられるものとなっ
ている。第1図(e)。
(f)中φはクロックφの反転されたものを示す。
次に、本発明による保護継電器の各実施例を図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第1実施例
この第1実施例は第22図において破線で示した演算回
路S(第24図〜第27図)の回路要素のうち抵抗Rを
スイッチト・キャパシタ等価抵抗(第1図参照)で置換
し、スイッチングされた波形(値)に対して位相比較形
保護継電器の場合は位相差角判定、重入力形保護継電器
の場合は信号の大きさを判定するようにしたものである
。
路S(第24図〜第27図)の回路要素のうち抵抗Rを
スイッチト・キャパシタ等価抵抗(第1図参照)で置換
し、スイッチングされた波形(値)に対して位相比較形
保護継電器の場合は位相差角判定、重入力形保護継電器
の場合は信号の大きさを判定するようにしたものである
。
まず、位相比較形保護継電器の例について述べる。第2
図に、演算回路S(第24図〜第27図)のうち、第2
7図の加算増幅回路4,5をスイツチト・キャパシタ化
した例を示す。説明を簡単にするため、他の回路につい
て省略するが、他の回路も第2図と同様に抵抗要素Rを
第1図のスイッチト・キャパシタ等価抵抗で置き換えれ
ばよい。
図に、演算回路S(第24図〜第27図)のうち、第2
7図の加算増幅回路4,5をスイツチト・キャパシタ化
した例を示す。説明を簡単にするため、他の回路につい
て省略するが、他の回路も第2図と同様に抵抗要素Rを
第1図のスイッチト・キャパシタ等価抵抗で置き換えれ
ばよい。
第3図(a)及び(b)には、スイッチト・キャパシタ
回路で構成した場合の第1加算増幅回路4(リアクタン
スリレーの場合iシー※)及び第2加算増幅回路5(リ
アクタンスリレーの場合〒2)の出力波形例を示す。こ
の波形に基づいて、方形変換回路6〜ORゲート17は
90°以上の重り角があるかどうか判定を従来と同様に
行うものである。
回路で構成した場合の第1加算増幅回路4(リアクタン
スリレーの場合iシー※)及び第2加算増幅回路5(リ
アクタンスリレーの場合〒2)の出力波形例を示す。こ
の波形に基づいて、方形変換回路6〜ORゲート17は
90°以上の重り角があるかどうか判定を従来と同様に
行うものである。
第3図(C)には(■ンー※)の正波(第22図の方形
波変換回路6の子端 子出力) (d)には(i土−※)の負波(第°22図の方形波変
換回路6の一端 子出力) (e)には(i受)の正波(第22図の方形波変換回路
7の子端干出 力) (f)には(IZ)の負波(第22図の方形波変換回路
7の一端子出 力) (g)には第22図のANDゲート8の出力 (h)には第22図のANDゲート9の出力 波形例をそれぞれ示す。上記した90°以上かどうかの
判定は、上記した第3図(g)、(h)の波形をカウン
タ10,11(第22図)により判定するものであるこ
とは言までもない。第3図の(i)には第1図に示した
スイッチト・キャパシタ回路をスイッチングするクロッ
クφ、(i)にはクロックφの反転したクロックφを示
す。
波変換回路6の子端 子出力) (d)には(i土−※)の負波(第°22図の方形波変
換回路6の一端 子出力) (e)には(i受)の正波(第22図の方形波変換回路
7の子端干出 力) (f)には(IZ)の負波(第22図の方形波変換回路
7の一端子出 力) (g)には第22図のANDゲート8の出力 (h)には第22図のANDゲート9の出力 波形例をそれぞれ示す。上記した90°以上かどうかの
判定は、上記した第3図(g)、(h)の波形をカウン
タ10,11(第22図)により判定するものであるこ
とは言までもない。第3図の(i)には第1図に示した
スイッチト・キャパシタ回路をスイッチングするクロッ
クφ、(i)にはクロックφの反転したクロックφを示
す。
次に、第28図に示した重入力形保護継電器に本発明を
適用する例について説明する。なお、説明を簡単にする
ため、第29図、第30図に示した回路のうち、第30
図に示す平滑回路19に対応するスイッチト・キャパシ
タ回路について説明するが、他の回路の場合も同様にし
て抵抗Rをスイッチト・キャパシタ回路で置き換えれば
よい。
適用する例について説明する。なお、説明を簡単にする
ため、第29図、第30図に示した回路のうち、第30
図に示す平滑回路19に対応するスイッチト・キャパシ
タ回路について説明するが、他の回路の場合も同様にし
て抵抗Rをスイッチト・キャパシタ回路で置き換えれば
よい。
第4図は、平滑回路19のスイッチト・キャパシタ回路
例を示すもので、第5図(a)の入力信号に対し、(b
)に示すような出力波形を発するものである。この波形
は第28図において、図中の移相回路3の移相を90°
とし、整流回路4を全波整流回路とした場合の波形例を
示すものである。
例を示すもので、第5図(a)の入力信号に対し、(b
)に示すような出力波形を発するものである。この波形
は第28図において、図中の移相回路3の移相を90°
とし、整流回路4を全波整流回路とした場合の波形例を
示すものである。
この第5図(b)の波形を図中のA(第28図比較器2
0の比較電圧A)と比較すると同図(C)を得ることが
できる。この(C)に示す信号はリレー出力に相当し、
111 Hルベルがリレー動作、“0″ルベルが不動作
を示すものである。同図(d)は第28図の破線で囲ま
れる部分、のスイッチト・キャパシタ回路をスイッチン
グするクロックφを示すものである。
0の比較電圧A)と比較すると同図(C)を得ることが
できる。この(C)に示す信号はリレー出力に相当し、
111 Hルベルがリレー動作、“0″ルベルが不動作
を示すものである。同図(d)は第28図の破線で囲ま
れる部分、のスイッチト・キャパシタ回路をスイッチン
グするクロックφを示すものである。
以上説明したように、本実施例によれば、保護継電器の
モノリシックIC化が可能であり、装置の小形化、高信
頼度化、低コスト化が実現できる。
モノリシックIC化が可能であり、装置の小形化、高信
頼度化、低コスト化が実現できる。
また、スイッチング周波数の変更により、特性が可変で
きるため、応用性に富むと共に回路の共用化ができ、I
C化の効果を十分発揮することができる。
きるため、応用性に富むと共に回路の共用化ができ、I
C化の効果を十分発揮することができる。
第2実施例
次に、本発明の第2実施例を説明する。この実施例によ
る保護継電器は、直接位相比較形保護継電器において、
スイッチト・キャパシタ回路を用いた演算回路Sの最終
部である測距及び極性量を求める加算増幅回路4,5の
出力から、演算回路S全体の蓄積オフセット電圧(オフ
アンプのオフセット電圧+スイッチングノイズの蓄積)
を抽出し、この値をに倍して加算増幅回路4,5にそれ
ぞれフィードバックするようにして演算回路S全体のオ
フセット電圧を自動補償するようにしたものである。
る保護継電器は、直接位相比較形保護継電器において、
スイッチト・キャパシタ回路を用いた演算回路Sの最終
部である測距及び極性量を求める加算増幅回路4,5の
出力から、演算回路S全体の蓄積オフセット電圧(オフ
アンプのオフセット電圧+スイッチングノイズの蓄積)
を抽出し、この値をに倍して加算増幅回路4,5にそれ
ぞれフィードバックするようにして演算回路S全体のオ
フセット電圧を自動補償するようにしたものである。
すなわち、スイッチト・キャパシタ回路を用いた保護継
電器は、前記したように、オペアンプのオフセット電圧
、スイッチング時に発生するスイッチングノイズのため
にダイナミックレンジが狭くなる欠点があることは既に
述べた。そこで、本実施例は、このオフセット電圧を演
算回路S全体で集中的に自動補償するものである。
電器は、前記したように、オペアンプのオフセット電圧
、スイッチング時に発生するスイッチングノイズのため
にダイナミックレンジが狭くなる欠点があることは既に
述べた。そこで、本実施例は、このオフセット電圧を演
算回路S全体で集中的に自動補償するものである。
以下、第6図〜第8図を用いて説明する。
第6図は本実施例のブロック構成を示すものである。図
において、点線で囲まれる演算回路Sは第22図の演算
回路に対応し、スイッチト・キャパシタで構成される第
1実施例と同様である。図中の100及び101は本実
施例のために付加したオフセット電圧補償用回路を構成
する。すなわち、本実施例は、スイッチト・キャパシタ
化した回路の最終段である加算増幅回路4,5において
その出力信号よりオフセット電圧(直流分)を抽出し、
この値をに倍して加算増幅回路4,5にそれぞれフィー
ドバックし、抽出したオフセット電圧を差引くようにし
て自動補償しようとするものである。従って、第6図に
示した加算増幅回路4゜5は2入力端子以上を必要とす
る加算増幅回路であること°は言うまでもない。この加
算増幅回路4゜5のスイッチト・キャパシタ化回路は第
1図をそのまま使用するものである。この加算増幅回路
の出力は次式で表わされることは容易に理解できるとこ
ろのものである。
において、点線で囲まれる演算回路Sは第22図の演算
回路に対応し、スイッチト・キャパシタで構成される第
1実施例と同様である。図中の100及び101は本実
施例のために付加したオフセット電圧補償用回路を構成
する。すなわち、本実施例は、スイッチト・キャパシタ
化した回路の最終段である加算増幅回路4,5において
その出力信号よりオフセット電圧(直流分)を抽出し、
この値をに倍して加算増幅回路4,5にそれぞれフィー
ドバックし、抽出したオフセット電圧を差引くようにし
て自動補償しようとするものである。従って、第6図に
示した加算増幅回路4゜5は2入力端子以上を必要とす
る加算増幅回路であること°は言うまでもない。この加
算増幅回路4゜5のスイッチト・キャパシタ化回路は第
1図をそのまま使用するものである。この加算増幅回路
の出力は次式で表わされることは容易に理解できるとこ
ろのものである。
次に、本実施例のために付加したオフセット電圧抽出回
路100及び101について述べる。
路100及び101について述べる。
第7図は、RCアクティブ回路で構成した場合のオフセ
ット抽出回路、すなわち、一次遅れ要素回路(ローパス
フィルタ)である、この回路の時定数はR2・Cで表わ
されるので、この値を大きくして信号分(正波渡分)を
除去し、直流分のみを抽出しようとするものである。保
護継電器の場合、この時定数は数秒以上必要である。ま
た、信号分の除去は1例えば50Hz成分、あるいは6
0Hz成分を0.1%以下まで減衰させれば保護継電器
としての特性上問題ない。
ット抽出回路、すなわち、一次遅れ要素回路(ローパス
フィルタ)である、この回路の時定数はR2・Cで表わ
されるので、この値を大きくして信号分(正波渡分)を
除去し、直流分のみを抽出しようとするものである。保
護継電器の場合、この時定数は数秒以上必要である。ま
た、信号分の除去は1例えば50Hz成分、あるいは6
0Hz成分を0.1%以下まで減衰させれば保護継電器
としての特性上問題ない。
次に、第7図に示したオフセット抽出回路のゲインはR
2/ R+で表わされる。本実施例の場合のゲインは大
きい程、オフセット電圧の補償に対しては効果が大きい
。しかし、ゲインを大きくするためには、上記した信号
分を増幅される分R2・Cを大きくしてより一層減衰さ
せておく必要がある。すなわち、オフセット抽出回路1
00゜101は時定数を十分大きくとり、ゲインをでき
るだけ大きくするように設定しなければならない。
2/ R+で表わされる。本実施例の場合のゲインは大
きい程、オフセット電圧の補償に対しては効果が大きい
。しかし、ゲインを大きくするためには、上記した信号
分を増幅される分R2・Cを大きくしてより一層減衰さ
せておく必要がある。すなわち、オフセット抽出回路1
00゜101は時定数を十分大きくとり、ゲインをでき
るだけ大きくするように設定しなければならない。
第8図にモノリシックIC化を考慮し、オフセット電圧
抽出回路ioo、toiをスイッチト・キャパシタ化し
た場合の回路例を示す。
抽出回路ioo、toiをスイッチト・キャパシタ化し
た場合の回路例を示す。
このオフセット抽出回路は、上記したように加算増幅回
路4及び5に第1図のスイッチト・キャパシタ形加算増
幅回路を使用すると極性が反転するため、極性が反転し
ない(正転形)回路とする必要がある。第7図に示した
アクティブRC回路をそのままスイッチト・キャパシタ
化すると極性が反転するため、入力等価抵抗(RC回路
ではR1に対応)のクロックを交差的に制御し、この部
分で電圧反転し、回路としては極性が反転しないように
しているものである。
路4及び5に第1図のスイッチト・キャパシタ形加算増
幅回路を使用すると極性が反転するため、極性が反転し
ない(正転形)回路とする必要がある。第7図に示した
アクティブRC回路をそのままスイッチト・キャパシタ
化すると極性が反転するため、入力等価抵抗(RC回路
ではR1に対応)のクロックを交差的に制御し、この部
分で電圧反転し、回路としては極性が反転しないように
しているものである。
以上示した本実施例は、これまでの説明から明らかなよ
うに、第22図に示した直接位相比較形スイッチト・キ
ャパシタ保護リレー回路のオフセット電圧を、スイッチ
ト・キャパシタ回路の最終段である加算増幅回路100
,101で一括して行うものである。従って、他の部分
は全く変わるものではなく、上述のオフセット抽出回路
100及び101を付加するのみで実現できる。
うに、第22図に示した直接位相比較形スイッチト・キ
ャパシタ保護リレー回路のオフセット電圧を、スイッチ
ト・キャパシタ回路の最終段である加算増幅回路100
,101で一括して行うものである。従って、他の部分
は全く変わるものではなく、上述のオフセット抽出回路
100及び101を付加するのみで実現できる。
また、本実施例の適用は、保護継電器の種類に限定され
るものではなく、直接位相比較形の保護継電器ならいず
れにも適用できる。
るものではなく、直接位相比較形の保護継電器ならいず
れにも適用できる。
ここで、第8図に示したオフセット電圧抽出回路100
又は101の構成法、すなわち、ゲインの設定の仕方に
ついて説明しておく、上記したように、ゲインが大きい
程、オフセット電圧の補償効果が大きいが、第8図のみ
にてゲインを大きくするとキャパシタの比(Cr /
C2)が大きくなる・、この対策として、第8図を多段
に接続し、ゲインを分割する手法が考えられるが、スイ
ッチト・キャパシタ回路はゲインに無関係にスイッチン
グノイズがほぼ一定である特徴を有することより。
又は101の構成法、すなわち、ゲインの設定の仕方に
ついて説明しておく、上記したように、ゲインが大きい
程、オフセット電圧の補償効果が大きいが、第8図のみ
にてゲインを大きくするとキャパシタの比(Cr /
C2)が大きくなる・、この対策として、第8図を多段
に接続し、ゲインを分割する手法が考えられるが、スイ
ッチト・キャパシタ回路はゲインに無関係にスイッチン
グノイズがほぼ一定である特徴を有することより。
第8図の構成のみで実現した方が高精度に補償できる。
すなわち、第8図の回路を多段に接続して大きなゲイン
を作る場合には、各々の回路のキャパシタ比は小さくで
きるが、ある一定のスイッチングノイズαが発生する。
を作る場合には、各々の回路のキャパシタ比は小さくで
きるが、ある一定のスイッチングノイズαが発生する。
このαはオフセット電圧。
すなわち、直流分がほとんどであるので1次段の回路は
このαをそのまま増幅すると共に、自分自身の回路でス
イッチングノイズβが発生し、オフセット電圧抽出回路
自身で発生するノイズが大きくなり、その効果を発揮で
きない。回路規模もオペアンプを多く使用するので小さ
くならない。
このαをそのまま増幅すると共に、自分自身の回路でス
イッチングノイズβが発生し、オフセット電圧抽出回路
自身で発生するノイズが大きくなり、その効果を発揮で
きない。回路規模もオペアンプを多く使用するので小さ
くならない。
以上説明したように本実施例は、直接位相比較形保護継
電器スイッチト・キャパシタ回゛路部の最終段である加
算増幅回路4,5q出力より演算回路S全体のオフセッ
ト電圧(オペアンプのオフセット電圧+スイッチングノ
イズ)を抽出し、この値をに倍して該加算回路にフィー
ドバックするようにして、演算回路S全体のオフセット
電圧を補償するようにしたものである。従って1本実施
例による場合は、無調整化が達成できrc化に好適であ
る。また、無調整のためコスト的にも十分安価になると
いう効果がある。さらに、回路全体のオフセット電圧補
償を集中化して行うことより、IC化する場合、チップ
面積が大きくならない効果もある。
電器スイッチト・キャパシタ回゛路部の最終段である加
算増幅回路4,5q出力より演算回路S全体のオフセッ
ト電圧(オペアンプのオフセット電圧+スイッチングノ
イズ)を抽出し、この値をに倍して該加算回路にフィー
ドバックするようにして、演算回路S全体のオフセット
電圧を補償するようにしたものである。従って1本実施
例による場合は、無調整化が達成できrc化に好適であ
る。また、無調整のためコスト的にも十分安価になると
いう効果がある。さらに、回路全体のオフセット電圧補
償を集中化して行うことより、IC化する場合、チップ
面積が大きくならない効果もある。
第3実施例
次に1本発明の第3実施例を説明する。この実施例によ
る保護継電器は、直接位相比較形保護継電器において、
スイッチト・キャパシタを用いた演算回路Sの最終段で
ある測距量及び極性量を求めるそれぞれの加算増幅回路
4,5に十分小さいキャパシタをオペアンプの帰還ルー
プにそれぞれ接続し、スイッチング周波数を他の回路の
スイッチング周波数φのN倍の周波数でスイッチングす
るようにして、出力波形の歪(リップル)をスイッチン
グ周波数φに対して1/Nにするようにしたものである
。
る保護継電器は、直接位相比較形保護継電器において、
スイッチト・キャパシタを用いた演算回路Sの最終段で
ある測距量及び極性量を求めるそれぞれの加算増幅回路
4,5に十分小さいキャパシタをオペアンプの帰還ルー
プにそれぞれ接続し、スイッチング周波数を他の回路の
スイッチング周波数φのN倍の周波数でスイッチングす
るようにして、出力波形の歪(リップル)をスイッチン
グ周波数φに対して1/Nにするようにしたものである
。
すなわち、スイッチト・キャパシタ回路を用いた保護継
電器は、前記したように、スイッチングにより波形歪(
リップル)が発生する。このリップル(第2(i!!I
の(a)、(b)の波形や第5図の(b)波形など)を
低減するためにスイッチング周波数を単に高くすると、
キャパシタの相対比が大きくなり、大きなキャパシタを
必要とする欠点があることなどは既に述べた。本実施例
は、この波形のリップルを低減し、高分解能な波形を出
力し、保護継電器の特性の向上を達成するものである。
電器は、前記したように、スイッチングにより波形歪(
リップル)が発生する。このリップル(第2(i!!I
の(a)、(b)の波形や第5図の(b)波形など)を
低減するためにスイッチング周波数を単に高くすると、
キャパシタの相対比が大きくなり、大きなキャパシタを
必要とする欠点があることなどは既に述べた。本実施例
は、この波形のリップルを低減し、高分解能な波形を出
力し、保護継電器の特性の向上を達成するものである。
以下、第9図及び第10図を用いて本発明の実施例を述
べる。
べる。
第9図に本実施例に係る回路を示す、この回路は第1図
に示したスイッチト・キャパシタ加算増幅回路4,5に
、オペアンプの帰還ループ(一端子と出力端子の間)に
キャパシタCを接続したものである。また、クロックφ
、及びφ1でスイッチングするようにしたものである。
に示したスイッチト・キャパシタ加算増幅回路4,5に
、オペアンプの帰還ループ(一端子と出力端子の間)に
キャパシタCを接続したものである。また、クロックφ
、及びφ1でスイッチングするようにしたものである。
第9図に示した回路は、新たに付加したキャパシタCが
十分小さければ出力電圧■。は次式で表わされる。
十分小さければ出力電圧■。は次式で表わされる。
上式から明らかなように、クロックφ1及びφ1でスイ
ッチングしても出力電圧はクロックの周波数の関数では
ない。従って、高速でスイッチングしても特性は変わら
ない0本実施例はこの特徴を有効に利用したものである
。なお、キャパシタCを付加した場合の回路の時定数τ
は次式で表わされる。
ッチングしても出力電圧はクロックの周波数の関数では
ない。従って、高速でスイッチングしても特性は変わら
ない0本実施例はこの特徴を有効に利用したものである
。なお、キャパシタCを付加した場合の回路の時定数τ
は次式で表わされる。
(f、はクロックφ、及びφ1の周波数)以下、本実施
例の詳細を、第10図を用いて説明する。第10図にお
いて、(1)は第3図の(i)。
例の詳細を、第10図を用いて説明する。第10図にお
いて、(1)は第3図の(i)。
すなわち、φを拡大して示したものである。また、(2
)は第3図の(a)の(工乏−幻の波形(正波部)を拡
大して示したものである。(3)は第9図の回路をスイ
ッチングするφ1を示すものである。ここでは(1)の
φの2倍の周波数の例を示している。もちろん、第9図
のφ、はこのφ、を反転したものであることは言うまで
もない、(4)は(3)に示したクロック(φ、及びφ
、)でスイッチングしたときの出力波形例を示すもので
ある6新たに付加したCのために、位相がθだけ遅れて
いるが、この値はリレー特性に影響を与えない値まで十
分小さく設定する。第1O図(4)から明らかなように
、リップルが半減していることがわかる。(5)は(1
)のクロック(φ及びφ)でスイッチングしたときの波
形(2)をゼロボルト(Ov)をスレッシュホールドレ
ベルとして方形波変換した波形例、(6)は(3)のク
ロック(φ、及びφ1)でスイッチングしたときの波形
(4)をゼロボルト(Ov)をスレッシュホールドレベ
ルとして方形波変換した波形を示すものであり、理想値
(連続アナログ量の場合)により近づいていることが理
解できる。
)は第3図の(a)の(工乏−幻の波形(正波部)を拡
大して示したものである。(3)は第9図の回路をスイ
ッチングするφ1を示すものである。ここでは(1)の
φの2倍の周波数の例を示している。もちろん、第9図
のφ、はこのφ、を反転したものであることは言うまで
もない、(4)は(3)に示したクロック(φ、及びφ
、)でスイッチングしたときの出力波形例を示すもので
ある6新たに付加したCのために、位相がθだけ遅れて
いるが、この値はリレー特性に影響を与えない値まで十
分小さく設定する。第1O図(4)から明らかなように
、リップルが半減していることがわかる。(5)は(1
)のクロック(φ及びφ)でスイッチングしたときの波
形(2)をゼロボルト(Ov)をスレッシュホールドレ
ベルとして方形波変換した波形例、(6)は(3)のク
ロック(φ、及びφ1)でスイッチングしたときの波形
(4)をゼロボルト(Ov)をスレッシュホールドレベ
ルとして方形波変換した波形を示すものであり、理想値
(連続アナログ量の場合)により近づいていることが理
解できる。
本実施例は、回路系のクロックφの2倍のクロック周波
数でスイッチングした例を述べたが、一般に、N倍でク
ロックでスイッチングすると、リップルを1/Nに低減
できることは容易に推測できる。
数でスイッチングした例を述べたが、一般に、N倍でク
ロックでスイッチングすると、リップルを1/Nに低減
できることは容易に推測できる。
本実施例は、回路全体のクロックは種々の条件よりφで
スイッチしておいても、スイッチング周波数の影響を受
けない(関数とならない)スイッチト・キャパシタ回路
の最終段である加算増幅回路4,5に十分小さいキャパ
シタをオペアンプの帰還ループに接続し、そのスイッチ
ング周波数をφのN倍の周波数でスイッチングすること
によって、リップルを1/Nに低減することができる。
スイッチしておいても、スイッチング周波数の影響を受
けない(関数とならない)スイッチト・キャパシタ回路
の最終段である加算増幅回路4,5に十分小さいキャパ
シタをオペアンプの帰還ループに接続し、そのスイッチ
ング周波数をφのN倍の周波数でスイッチングすること
によって、リップルを1/Nに低減することができる。
以上述べたように本実施例によれば、スイッチト・キャ
パシタ回路で構成される演算回路Sの最終段以外は周波
数の低いクロック(φ)でスイッチングができるため、
大きなスイッチト・キャパシタ等価抵抗が実現できるの
で、大きなキャパシタを必要とせず、チップ面積を大幅
に小さくできるメリットがある。また、キャパシタの相
対値も大きくならないために、寄生容量の影響なども受
けに<<、高精度なスイッチト・キャパシタ形保護継電
器を実現できる。
パシタ回路で構成される演算回路Sの最終段以外は周波
数の低いクロック(φ)でスイッチングができるため、
大きなスイッチト・キャパシタ等価抵抗が実現できるの
で、大きなキャパシタを必要とせず、チップ面積を大幅
に小さくできるメリットがある。また、キャパシタの相
対値も大きくならないために、寄生容量の影響なども受
けに<<、高精度なスイッチト・キャパシタ形保護継電
器を実現できる。
さらに、本実施例は、保護継電器回路内の加算増幅回路
を共用するものであるから、付加回路が少なく、チップ
面積も大きくならない効果がある。
を共用するものであるから、付加回路が少なく、チップ
面積も大きくならない効果がある。
第4実施例
次に、本発明の第4実施例を説明する。この実施例によ
る保護継電器は1回路全体のクロックをφの周波数でス
イッチングし、スイッチト・キャパシタ回路の最終段に
、保護継電器特性に影響を与えない十分小さい時定数の
スイッチト・キャパシタ形一次遅れ要素回路を付加する
と共に、上記したφのN倍の周波数でスイッチングする
ようにして、出力される波形のリップルをφでスイッチ
ングする場7合の1/Nにするようにしたものである。
る保護継電器は1回路全体のクロックをφの周波数でス
イッチングし、スイッチト・キャパシタ回路の最終段に
、保護継電器特性に影響を与えない十分小さい時定数の
スイッチト・キャパシタ形一次遅れ要素回路を付加する
と共に、上記したφのN倍の周波数でスイッチングする
ようにして、出力される波形のリップルをφでスイッチ
ングする場7合の1/Nにするようにしたものである。
すなわち、スイッチト・キャパシタ回路を用いた保護継
電器は、前記したように、スイッチングにより波形歪(
リップル)が発生する。このリップル(第2図の(a)
、(b)の波形や第5図の(b)の波形など)を低減す
るためにスイッチング周波数を単純に高くすると、キャ
パシタの相対比が大きくなり、大きなキャパシタを必要
とする欠点があることなどは既に述べた。本実施例は、
この波形歪(リップル)を回路全体のスイッチング周波
数を高くすることなく低減し、高分解能な波形を出力し
、この出力を判定するようにして、保護継電器の特性の
高精度化を達成するものである。
電器は、前記したように、スイッチングにより波形歪(
リップル)が発生する。このリップル(第2図の(a)
、(b)の波形や第5図の(b)の波形など)を低減す
るためにスイッチング周波数を単純に高くすると、キャ
パシタの相対比が大きくなり、大きなキャパシタを必要
とする欠点があることなどは既に述べた。本実施例は、
この波形歪(リップル)を回路全体のスイッチング周波
数を高くすることなく低減し、高分解能な波形を出力し
、この出力を判定するようにして、保護継電器の特性の
高精度化を達成するものである。
第11図及び第12図は本実施例のブロック構成を示す
ものである。まず、第11図から説明する。
ものである。まず、第11図から説明する。
第11図において、第1加算増幅回路4、第2加算増幅
回路5、方形波変換回路6及び7は第1実施例のものと
全く同一のものである0本実施例は図示したように加算
増幅回路4及び5と方形波変換回路6及び7の間に後述
するスイッチト・キャパシタ形の一次遅れ要素回路40
及び50を挿入して、波形の高分解能を達成するもので
ある。
回路5、方形波変換回路6及び7は第1実施例のものと
全く同一のものである0本実施例は図示したように加算
増幅回路4及び5と方形波変換回路6及び7の間に後述
するスイッチト・キャパシタ形の一次遅れ要素回路40
及び50を挿入して、波形の高分解能を達成するもので
ある。
この第11図の構成は前記して、直接位相比較形保護継
電器の波形歪を低減するためのものである。
電器の波形歪を低減するためのものである。
次に、第12図について述べる。第12図において、1
9及び20は第28図に示した重入力形保護継電器の平
滑回路19及び比較回路20に対応し、第4図、第5図
の実施例に対応する。本実施例は図示したように、平滑
回路19と比較回路20の間に後述するスイッチト・キ
ャパシタ形の一次遅れ要素回路60を付加し、入力信号
の大きさを求める重入力形保護継電器の波形の高分解能
化を達成するものである。
9及び20は第28図に示した重入力形保護継電器の平
滑回路19及び比較回路20に対応し、第4図、第5図
の実施例に対応する。本実施例は図示したように、平滑
回路19と比較回路20の間に後述するスイッチト・キ
ャパシタ形の一次遅れ要素回路60を付加し、入力信号
の大きさを求める重入力形保護継電器の波形の高分解能
化を達成するものである。
第13図には、上記した本発明のために付加するスイッ
チト・キャパシタ形一次遅れ要素回路40.50を示す
。
チト・キャパシタ形一次遅れ要素回路40.50を示す
。
すなわち、第13図に示す回路の伝達関数は次式で表わ
される。
される。
し
くf8=φ1及びφ、のスイッチング周波数)し鳳
次に、第14図を用いて詳細に説明する。第14図にお
いて、(1)は第3図の(i)、すなわち、クロックφ
を拡大して示したものである。また、(2)は第3図の
(、)の(IZ−V)の波形(正波部のみ)を拡大して
示したものである。(3)は本実施例の第11図の回路
をスイッチングするφ1を示すものである。ここでは(
1)のφの2倍の周波数の例を示している。もちろん、
第11図のφ1はこのφ、を反転したものであることは
言うまでもない。(4)は、(3)に示したクロック(
φ1及びφ、)でスイッチングしたときの出力波形例を
示すものである。積分キャパシタCとCIを用いたスイ
ッチト・キャパシタ等価抵抗のために。
いて、(1)は第3図の(i)、すなわち、クロックφ
を拡大して示したものである。また、(2)は第3図の
(、)の(IZ−V)の波形(正波部のみ)を拡大して
示したものである。(3)は本実施例の第11図の回路
をスイッチングするφ1を示すものである。ここでは(
1)のφの2倍の周波数の例を示している。もちろん、
第11図のφ1はこのφ、を反転したものであることは
言うまでもない。(4)は、(3)に示したクロック(
φ1及びφ、)でスイッチングしたときの出力波形例を
示すものである。積分キャパシタCとCIを用いたスイ
ッチト・キャパシタ等価抵抗のために。
位相がθだけ遅れているが、この値はリレー特性に影響
を与えない値まで十分小さく設定する。図(4)から明
らかなように、リップルが半減していることがわかる。
を与えない値まで十分小さく設定する。図(4)から明
らかなように、リップルが半減していることがわかる。
(5)は(1)のクロック(φ及びφ)でスイッチング
したときの波形(2)をゼロボルト(Ov)をスレッシ
ュホールドレベルとして方形波変換した波形例、(6)
は(3)のクロック(φ1及びφ1)でスイッチングし
たときの波形(4)をゼロボルト(Ov)をスレッシュ
ホールドレベルとして方形波変換した波形を示すもので
あり、理想値(連続アナログ量の場合)により近づいて
いることが理解できる。
したときの波形(2)をゼロボルト(Ov)をスレッシ
ュホールドレベルとして方形波変換した波形例、(6)
は(3)のクロック(φ1及びφ1)でスイッチングし
たときの波形(4)をゼロボルト(Ov)をスレッシュ
ホールドレベルとして方形波変換した波形を示すもので
あり、理想値(連続アナログ量の場合)により近づいて
いることが理解できる。
本実施例は、回路系のクロックφの2倍のクロック周波
数でスイッチングした例を述べたが、一般に、N倍のク
ロックでスイッチングすると、リップルを1/Nに低減
できることは容易に推測できる。
数でスイッチングした例を述べたが、一般に、N倍のク
ロックでスイッチングすると、リップルを1/Nに低減
できることは容易に推測できる。
なお、第14図は第11図の動作例を示したが、一次遅
れ要素回路60は第13図と同じでよく、第12図の動
作についても第14図と全く同様であるので説明を省略
する6 本実施例は、スイッチト・キャパシタ形保護リレーにお
いて回路全体のクロックは種々の特性が必要な事がらφ
でスイッチングするが、スイッチト・キャパシタ回路の
最終段に、スイッチト・キャパシタ形一次遅れ要素回路
40,50.60を挿入し、スイッチング周波数をφの
N倍の周波数でスイッチングするようにして、リップル
を1/Nに低減するようにしたものである。もちろん、
付加するスイッチト・キャパシタ形一次遅れ要素回路の
時定数τは十分小さく、保護継電器の特性に影響を与え
るものでないことは言うまでもない。
れ要素回路60は第13図と同じでよく、第12図の動
作についても第14図と全く同様であるので説明を省略
する6 本実施例は、スイッチト・キャパシタ形保護リレーにお
いて回路全体のクロックは種々の特性が必要な事がらφ
でスイッチングするが、スイッチト・キャパシタ回路の
最終段に、スイッチト・キャパシタ形一次遅れ要素回路
40,50.60を挿入し、スイッチング周波数をφの
N倍の周波数でスイッチングするようにして、リップル
を1/Nに低減するようにしたものである。もちろん、
付加するスイッチト・キャパシタ形一次遅れ要素回路の
時定数τは十分小さく、保護継電器の特性に影響を与え
るものでないことは言うまでもない。
以上述べたように本実施例によれば、スイッチト・キャ
パシタ回路で構成される演算回路Sの最終段以外は周波
数の低いクロック(φ)でスイッチングができるため、
大きなスイツ゛チト・キャパシタ等価抵抗が実現できる
ので、大きなキャパシタを必要とせず、チップ面積を大
幅に小さくできるメリットがある。また、キャパシタの
相対値も大きくならないために、寄生容量の影響なども
受けにくく、高精度なスイッチト・キャパシタ形保護継
電器を実現できる。
パシタ回路で構成される演算回路Sの最終段以外は周波
数の低いクロック(φ)でスイッチングができるため、
大きなスイツ゛チト・キャパシタ等価抵抗が実現できる
ので、大きなキャパシタを必要とせず、チップ面積を大
幅に小さくできるメリットがある。また、キャパシタの
相対値も大きくならないために、寄生容量の影響なども
受けにくく、高精度なスイッチト・キャパシタ形保護継
電器を実現できる。
第5実施例
次に、本発明の第5実施例を説明する。この実施例によ
る保護継電器は、スイヅチト・キャノ(シタを用いた演
算回路Sの最終段回路の加算増幅回路4,5の出力から
1回路S全体の蓄積オフセット電圧(オペアンプのオフ
セット電圧+スイッチングノイズの蓄積)を抽出し、こ
の値の原信号から差引くようにして回路S全体のオフセ
ット電圧を自動補償するようにしたものである。
る保護継電器は、スイヅチト・キャノ(シタを用いた演
算回路Sの最終段回路の加算増幅回路4,5の出力から
1回路S全体の蓄積オフセット電圧(オペアンプのオフ
セット電圧+スイッチングノイズの蓄積)を抽出し、こ
の値の原信号から差引くようにして回路S全体のオフセ
ット電圧を自動補償するようにしたものである。
すなわち、スイッチト・キャパシタ回路を用いた保護継
電器は、前記したように、オペアンプのオフセット電圧
及びスイッチング時に発生するスイッチングノイズのた
めに、ダイナミックレンジが狭くなる欠点があることは
既に述べた。そこで。
電器は、前記したように、オペアンプのオフセット電圧
及びスイッチング時に発生するスイッチングノイズのた
めに、ダイナミックレンジが狭くなる欠点があることは
既に述べた。そこで。
本実施例は、このオフセット電圧を集中化した部分で自
動補償するものである。
動補償するものである。
以下、第15図〜第17図を用いて本実施例を説明する
。
。
第15図に本実施例のブロック構成を示す。第15図に
おいて、点線で囲まれる演算回路Sは第22図の演算回
路Sに対応し、スイッチト・キャパシタで構成される第
1実施例と同様である。図中の200,201,202
及び203は本発明のために付加したオフセット電圧補
償用回路を構成する。すなわち、本実施例は、スイッチ
ト・キャパシタ化した回路の最終段である加算増幅回路
4及び5において、その出力信号よりオフセット電圧を
抽出し、この値を原信号より差引くようにして、回路S
全体のオフセット電圧を自動補償しようとするものであ
る。
おいて、点線で囲まれる演算回路Sは第22図の演算回
路Sに対応し、スイッチト・キャパシタで構成される第
1実施例と同様である。図中の200,201,202
及び203は本発明のために付加したオフセット電圧補
償用回路を構成する。すなわち、本実施例は、スイッチ
ト・キャパシタ化した回路の最終段である加算増幅回路
4及び5において、その出力信号よりオフセット電圧を
抽出し、この値を原信号より差引くようにして、回路S
全体のオフセット電圧を自動補償しようとするものであ
る。
まず、オフセット電圧の抽出回路200及び201につ
いて述べる。第16図は、RCアクティブ回路で示した
オフセット抽出回路、すなわち。
いて述べる。第16図は、RCアクティブ回路で示した
オフセット抽出回路、すなわち。
一次遅れ要素回路(ローパスフィルタの例)である。こ
の回路の時定数はR3・Cで表わされるので、この値を
大きくして信号分(正弦液分)を除去し、直流分のみを
抽出しようとするものである。
の回路の時定数はR3・Cで表わされるので、この値を
大きくして信号分(正弦液分)を除去し、直流分のみを
抽出しようとするものである。
保護継電器の場合には、この時定数は数秒以上必要であ
る。また、信号分の減衰は50Hz以上を0.1%以下
まで減衰させれば特性上問題はない。
る。また、信号分の減衰は50Hz以上を0.1%以下
まで減衰させれば特性上問題はない。
次に、第16図に示した回路のゲインは−(R2/R1
)で表わされる。本実施例の場合のゲインは(−1)で
ある必要がある。
)で表わされる。本実施例の場合のゲインは(−1)で
ある必要がある。
次に、オフセット抽出回路200又は201のスイッチ
ト・キャパシタ化した回路例を第17図に示す。この回
路は、極性を反転する回路とする必要がある。従って、
第16図に示したRCアクティブ回路の抵抗を第14図
に示したようなスイッチト・キャパシタ等価抵抗で置換
する回路でよい。
ト・キャパシタ化した回路例を第17図に示す。この回
路は、極性を反転する回路とする必要がある。従って、
第16図に示したRCアクティブ回路の抵抗を第14図
に示したようなスイッチト・キャパシタ等価抵抗で置換
する回路でよい。
次に付加加算回路202及び203について述べる。こ
の回路の構成は第1図の回路構成をそのまま用いること
ができ1図示は省略する。この回路の出力は次式で表わ
される。
の回路の構成は第1図の回路構成をそのまま用いること
ができ1図示は省略する。この回路の出力は次式で表わ
される。
従って、Ct ” C2=Csとして、ゲインを1にし
て用いることは容易に理解できる。
て用いることは容易に理解できる。
以上示した本実施例は、第22図に示した直接位相比較
形スイッチト・キャパシタ保護継電器回路のオフセット
電圧を、スイッチト・キャパシタ回路の最終段である加
算増幅回路4,5の出力で一括して行うものである。従
って、他の部分は全く変わるものではない。
形スイッチト・キャパシタ保護継電器回路のオフセット
電圧を、スイッチト・キャパシタ回路の最終段である加
算増幅回路4,5の出力で一括して行うものである。従
って、他の部分は全く変わるものではない。
また、本実施例は、保護継電器の種類によっても変わる
ものではない。
ものではない。
以上述べた如く本実施例によれば、無調整化が達成でき
、安価な保護継電器が製作できる。また、IC化に好適
であり、回路全体のオフセット電圧補償を一括した部分
で行うことよりチップ面積も大きくならない効果もある
。
、安価な保護継電器が製作できる。また、IC化に好適
であり、回路全体のオフセット電圧補償を一括した部分
で行うことよりチップ面積も大きくならない効果もある
。
第6実施例
次に、本発明の第6実施例を説明する。この実施例によ
る保護継電器は、直接位相比較形保護継電器において、
方形波変換回路に入力される信号より、回路全体の蓄積
オフセッサ電圧をそれぞれ抽出し、この値によって、方
形波変換回路の初期のしきい値電圧をそれぞれ自動補正
するようにして、オフセット電圧による影響を受けない
ようにしたものである。
る保護継電器は、直接位相比較形保護継電器において、
方形波変換回路に入力される信号より、回路全体の蓄積
オフセッサ電圧をそれぞれ抽出し、この値によって、方
形波変換回路の初期のしきい値電圧をそれぞれ自動補正
するようにして、オフセット電圧による影響を受けない
ようにしたものである。
すなわち、スイッチト・キャパシタ回路を用いた保護継
電器は、前記したように、オペアンプのオフセット電圧
及びスイッチング時に発生するスイッチングノイズ(オ
フセット電圧)のために、ダイナミックレンジが狭くな
る欠点があることは既に述べた。そこで、本実施例は、
このオフセット電圧を自動補正するようにしたものであ
る。
電器は、前記したように、オペアンプのオフセット電圧
及びスイッチング時に発生するスイッチングノイズ(オ
フセット電圧)のために、ダイナミックレンジが狭くな
る欠点があることは既に述べた。そこで、本実施例は、
このオフセット電圧を自動補正するようにしたものであ
る。
以下、第18図〜第21図を用いて本発明の実施例を述
べる。
べる。
第18図は本実施例のブロック構成を示すものである。
第18図において、第1演算増幅回路4、第2演算増幅
回路5、方形波変換回路6及び7は第1図の実施例と同
様のものである。また1図中の300,301,302
及び303は本実施例においてオフセット自動補正用に
付加したオフセット電圧抽出回路である。まが5オフセ
ット電圧抽出回路300及び301について第19図、
第20図を参照して述べる。第19図はアクティブフィ
ルタにより構成した場合の回路の例であるが、時定数τ
はR3・Cで表わされるので、この値を大きくし信号分
(正弦波)を除去し、直流分、すなわち、オフセット電
圧を抽出するものである。
回路5、方形波変換回路6及び7は第1図の実施例と同
様のものである。また1図中の300,301,302
及び303は本実施例においてオフセット自動補正用に
付加したオフセット電圧抽出回路である。まが5オフセ
ット電圧抽出回路300及び301について第19図、
第20図を参照して述べる。第19図はアクティブフィ
ルタにより構成した場合の回路の例であるが、時定数τ
はR3・Cで表わされるので、この値を大きくし信号分
(正弦波)を除去し、直流分、すなわち、オフセット電
圧を抽出するものである。
また、この回路のゲインは−(R2/R,)で表わされ
、本実施例の場合のゲインは−1である必要がある。
、本実施例の場合のゲインは−1である必要がある。
この回路をスイッチト・キャパシタ化した場合の回路例
を第20図に示す。この回路の時定数τは次式で表わさ
れる。
を第20図に示す。この回路の時定数τは次式で表わさ
れる。
(f6:クロックφ及びφのスイッチング周波数)
また、この回路のゲインは、スイッチS1をφ、スイッ
チS2をφで(スイッチ83〜S6は図示のように)そ
れぞれスイッチングすると−(C+/C2)で表わされ
、()内に示したようにスイッチS1をφ、スイッチS
2をφでスイッチングするとCc、IC2)を得ること
ができる。
チS2をφで(スイッチ83〜S6は図示のように)そ
れぞれスイッチングすると−(C+/C2)で表わされ
、()内に示したようにスイッチS1をφ、スイッチS
2をφでスイッチングするとCc、IC2)を得ること
ができる。
次に、しきい値補正回路302及び303について説明
する。この回路は、前記した方形波変換回路6及び7の
しきい値補正回路である。第21図にその実施例を示す
、第21図において、4゜5.6.7は第1の実施例と
全く同一のものである。第21図に示したしきい値補正
回路302及び303は全く同一回路であり、第19図
あるいは第20図に示したオフセット電圧抽出回路30
0゜301によりそ熟ぞれ求めたオフセット電圧α1及
びα2で初期の方形波変換回路6,7のしきい値電圧A
及びAをそれぞれ補正するものである。
する。この回路は、前記した方形波変換回路6及び7の
しきい値補正回路である。第21図にその実施例を示す
、第21図において、4゜5.6.7は第1の実施例と
全く同一のものである。第21図に示したしきい値補正
回路302及び303は全く同一回路であり、第19図
あるいは第20図に示したオフセット電圧抽出回路30
0゜301によりそ熟ぞれ求めたオフセット電圧α1及
びα2で初期の方形波変換回路6,7のしきい値電圧A
及びAをそれぞれ補正するものである。
ここで、α1は第10図に示したように、加算増幅回路
4の系のオフセット電圧であり、α、は加算増幅回路5
の系のオフセット電圧を示すものである。また、Aは上
記した廂算増幅回路4及び5の出力波形の正波用の初期
のしきい値電圧、Aは負波用の初期のしきい値電圧をそ
れぞれ示すものである。
4の系のオフセット電圧であり、α、は加算増幅回路5
の系のオフセット電圧を示すものである。また、Aは上
記した廂算増幅回路4及び5の出力波形の正波用の初期
のしきい値電圧、Aは負波用の初期のしきい値電圧をそ
れぞれ示すものである。
すなわち、本実施例は、方形波変換回路6,7の直前の
回路の出力から、演算回路S全体の蓄積オフセット電圧
をそれぞれ抽出し、この値によって、方形波変換回路6
,7の初期のしきい値電圧をそれぞれ自動補正するよう
にしたものである。
回路の出力から、演算回路S全体の蓄積オフセット電圧
をそれぞれ抽出し、この値によって、方形波変換回路6
,7の初期のしきい値電圧をそれぞれ自動補正するよう
にしたものである。
本実施例によれば、演算回路S全体のオフセツト電圧が
自動補正でき、無調整化が達成できる。
自動補正でき、無調整化が達成できる。
従って、安価な保護継電器が構成可能である。
以上述べた如く、第1の発明によれば、モノリシックI
C化に好適なスイッチト・キャパシタ技術を用いた保護
継電器を提供することができる。
C化に好適なスイッチト・キャパシタ技術を用いた保護
継電器を提供することができる。
第2の発明によれば、上記モノリシックIC化による保
護継電器をいわゆる位相比較層保護継電器において実現
できる。
護継電器をいわゆる位相比較層保護継電器において実現
できる。
第3の発明によれば、上記モノリシックIC化による保
護継電器をいわゆる重入力形保護継電器において実現で
きる。
護継電器をいわゆる重入力形保護継電器において実現で
きる。
第4の発明によれば、上記モノリシックIC化に際して
スイッチト・キャパシタ等価抵抗を用いた場合に生じる
演算回路の蓄積オフセット電圧を抑制することができ、
正確な動作を保証しうる。
スイッチト・キャパシタ等価抵抗を用いた場合に生じる
演算回路の蓄積オフセット電圧を抑制することができ、
正確な動作を保証しうる。
第5の発明によれば、上記モノリシックIC化に際して
スイッチト・キャパシタ等価抵抗を用いた場合に生じる
ノイズによる波形歪を抑制することができ、正確な動作
をする保護継電器を提供しうるちのである。
スイッチト・キャパシタ等価抵抗を用いた場合に生じる
ノイズによる波形歪を抑制することができ、正確な動作
をする保護継電器を提供しうるちのである。
第1図はスイッチト・キャパシタ等価抵抗の原理を示す
回路図である。 第2図は本発明の第1実施例における位相比較層保護継
電器の加算増幅回路の回路図、第3図はその各部動作波
形図、第4図は重入力形保護継電器の加算増幅回路の回
路図、第5図は°その各部動作波形図である。 第6図は本発明の第2実施例におけるオフセット補償回
路のブロック図、第7図はオフセット電圧抽出回路のR
Cアクティブ回路例を示す回路図。 第8図はスイッチト・キャパシタ化されたオフセット電
圧抽出回路の回路図である。 第9図は本発明の第3実施例におけるリップル低減回路
図、第10図はその各部動作波形図であ机 第11図は本発明の第4実施例における位相比較層保護
継電器のリップル低減回路のブロック図、第12図は重
入力形保護継電器のリップル低減回路のブロック図、第
13図は一次遅れ要素回路の回路図、第14図はその各
部動作波形図である。 第15図は本発明の第5実施例におけるオフセット補償
回路のブロック図、第16図はオフセット電圧抽出回路
の回路図、第17図はスイッチト・キャパシタ化された
オフセット抽出回路の回路図である。 第18図は本発明の第6実施例におけるオフセット補償
回路のブロック図、第19図はRCアクティブ回路によ
るオフセット電圧抽出回路の回路図、第20図はそのス
イッチト・キャパシタ化されたオフセット電圧抽出回路
の回路図、第21図は方形波変換回路のしきい値補正回
路の回路図である。 第22図は従来の位相比較層保護継電器のブロック図、
第23図はリアクタンスリレーの特性例を示す説明図、
第24図は高調波成分除去フィルタの回路図、第25図
は移相回路の回路図、第26図は整定回路の回路図、第
27図は加算増幅回路の回路図である。 第28図は従来の重入力形保護継電器のブロック図、第
29図は整流回路の回路図、第30図は平滑回路の回路
図である。 1・・・高周波成分除去フィルタ、2・・・移相回路、
3・・・整定回路、4・・・加算増幅回路、5・・・加
算増幅回路、6・・・方形波変換回路、7・・・方形波
変換回路、S・・・演算回路、S、、S、・・・スイッ
チ素子、■・・・電力系統の電流、■・・・電力系統の
電圧、R・・・抵抗。 C・・・キャパシタ、oP・・・オペアンプ、100゜
101・・・オフセット抽出回路、40,50.60・
・・一次遅れ要素回路、200,201・・・オフセッ
ト抽出回路、202,203・・・付加加算回路、30
0.301・・・オフセット抽出回路、302゜303
・・・しきい値補正回路。
回路図である。 第2図は本発明の第1実施例における位相比較層保護継
電器の加算増幅回路の回路図、第3図はその各部動作波
形図、第4図は重入力形保護継電器の加算増幅回路の回
路図、第5図は°その各部動作波形図である。 第6図は本発明の第2実施例におけるオフセット補償回
路のブロック図、第7図はオフセット電圧抽出回路のR
Cアクティブ回路例を示す回路図。 第8図はスイッチト・キャパシタ化されたオフセット電
圧抽出回路の回路図である。 第9図は本発明の第3実施例におけるリップル低減回路
図、第10図はその各部動作波形図であ机 第11図は本発明の第4実施例における位相比較層保護
継電器のリップル低減回路のブロック図、第12図は重
入力形保護継電器のリップル低減回路のブロック図、第
13図は一次遅れ要素回路の回路図、第14図はその各
部動作波形図である。 第15図は本発明の第5実施例におけるオフセット補償
回路のブロック図、第16図はオフセット電圧抽出回路
の回路図、第17図はスイッチト・キャパシタ化された
オフセット抽出回路の回路図である。 第18図は本発明の第6実施例におけるオフセット補償
回路のブロック図、第19図はRCアクティブ回路によ
るオフセット電圧抽出回路の回路図、第20図はそのス
イッチト・キャパシタ化されたオフセット電圧抽出回路
の回路図、第21図は方形波変換回路のしきい値補正回
路の回路図である。 第22図は従来の位相比較層保護継電器のブロック図、
第23図はリアクタンスリレーの特性例を示す説明図、
第24図は高調波成分除去フィルタの回路図、第25図
は移相回路の回路図、第26図は整定回路の回路図、第
27図は加算増幅回路の回路図である。 第28図は従来の重入力形保護継電器のブロック図、第
29図は整流回路の回路図、第30図は平滑回路の回路
図である。 1・・・高周波成分除去フィルタ、2・・・移相回路、
3・・・整定回路、4・・・加算増幅回路、5・・・加
算増幅回路、6・・・方形波変換回路、7・・・方形波
変換回路、S・・・演算回路、S、、S、・・・スイッ
チ素子、■・・・電力系統の電流、■・・・電力系統の
電圧、R・・・抵抗。 C・・・キャパシタ、oP・・・オペアンプ、100゜
101・・・オフセット抽出回路、40,50.60・
・・一次遅れ要素回路、200,201・・・オフセッ
ト抽出回路、202,203・・・付加加算回路、30
0.301・・・オフセット抽出回路、302゜303
・・・しきい値補正回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、電力系統の電圧および電流を入力とし、この電圧お
よび電流に基づいて前記電力系統における事故発生の有
無を検出するアナログ演算回路と、その出力信号に基づ
いて事故発生の有無を判定するディジタル判定回路とを
備えて前記電力系統のしや断器に対して引き外し信号を
出力する保護継電器において、前記アナログ演算回路を
スイッチト・キャパシタ等価抵抗を用いて構成したこと
を特徴とする保護継電器。 2、電力系統の電圧および電流を入力とし、この電圧お
よび電流に基づいて前記電力系統における事故発生の有
無を検出するスイッチト・キャパシタ等価抵抗を用いて
構成された演算回路と、その出力信号に基づいて事故発
生の有無を判定するディジタル判定回路とを備えて前記
電力系統のしや断器に対して引き外し信号を出力する保
護継電器であつて、前記演算回路は入力電圧と電流相互
間の位相差を求めることにより電力系統の事故発生を検
出するものであることを特徴とする保護継電器。 3、特許請求の範囲第2項記載の保護継電器において、
演算回路は、入力電圧および電流に含まれる高調波成分
を除去する高調波除去フィルタ回路と、当該保護継電器
に必要な特性位相角を得るための移相回路と、この移相
回路出力に基づいて当該保護継電器の設置場所から電力
系統事故発生地点までの距離を求める第1加算増幅回路
と、前記整定回路出力に基づいてその極性量を求める第
2加算回路と、第1、第2の加算回路の出力を比較する
比較回路とを備えることを特徴とする保護継電器。 4、電力系統の電圧および電流を入力とし、この電圧お
よび電流に基づいて前記電力系統における事故発生の有
無を検出するスイッチト・キャパシタ等価抵抗を用いて
構成された演算回路と、その出力信号に基づいて事故発
生の有無を判定するディジタル判定回路とを備えて前記
電力系統のしや断器に対して引き外し信号を出力する保
護継電器であつて、前記演算回路は、電力系統の電圧ま
たは電流の大きさの変化を求めることにより電力系統の
事故発生を検出するものであることを特徴とする保護継
電器。 5、特許請求の範囲第4項記載の保護継電器において、
演算回路は、入力電圧または電流に含まれる高調波成分
を除去する高調波除去フィルタ回路と、その出力に所定
の係数を掛け合せる整定回路と、当該保護継電器に必要
な特性位相角を得るための移相回路と、その出力を整流
する整流回路と、整流出力を平滑化する平滑回路と、平
滑化出力を予め設定された基準値と比較して事故発生の
有無を判定する比較回路とを備えたことを特徴とする保
護継電器。 6、電力系統の電圧および電流を入力とし、この電圧お
よび電流に基づいて前記電力系統における事故発生の有
無を検出するスイッチト・キャパシタ等価抵抗を用いて
構成された演算回路と、その出力信号に基づいて事故発
生の有無を判定するディジタル判定回路とを備えて前記
電力系統のしや断器に対して引き外し信号を出力する保
護継電器であつて、前記演算回路はその最終段において
当該演算回路の蓄積オフセット電圧を補正する補正回路
を有することを特徴とする保護継電器。 7、特許請求の範囲第6項記載の保護継電器において、
補正回路は、前記演算回路の最終段出力から当該演算回
路の蓄積オフセット電圧を抽出し、この抽出値をK倍し
て前記最終段の入力部にフィードバックする回路である
ことを特徴とする保護継電器。 8、特許請求の範囲第6項記載の保護継電器において補
正回路は、前記演算回路の最終段出力から当該演算回路
の蓄積オフセット電圧を抽出し、この抽出値を当該演算
回路の最終段出力原信号から差引く回路であることを特
徴とする保護継電器。 9、特許請求の範囲第6項記載の保護継電器において、
補正回路は、前記演算回路の最終段出力から当該演算回
路の蓄積オフセット電圧を抽出し、この抽出値によつて
前記演算回路出力を方形波に変換する回路のしきい値電
圧を補償する回路であることを特徴とする保護継電器。 10、電力系統の電圧および電流を入力とし、この電圧
および電流に基づいて前記電力系統における事故発生の
有無を検出するスイッチト・キャパシタ等価抵抗を用い
て構成された演算回路と、その出力信号に基づいて事故
発生の有無を判定するディジタル判定回路とを備えて前
記電力系統のしや断器に対して引き外し信号を出力する
保護継電器であつて、演算回路は、そのスイッチト・キ
ャパシタ等価抵抗を所定のスイッチング周波数でスイッ
チングさせる場合において、当該演算回路の最終段にそ
の出力波形歪を除去する補正回路を備えていることを特
徴とする保護継電器。 11、特許請求の範囲第10項記載の保護継電器におい
て、補正回路は、前記演算回路の最終段に存在する帰還
ループに十分小さな容量値のキャパシタを接続し、前記
最終段のスイッチト・キャパシタ等価抵抗のスイッチン
グ周波数を他の回路のN倍の周波数でスイッチングさせ
ることにより出力波形のリップルを他の回路のスイッチ
ング周波数に対して1/Nとするようにしたことを特徴
とする保護継電器。 12、特許請求の範囲第10項記載の保護継電器におい
て、補正回路は、前記演算回路の終段に保護継電器の特
性に影響を与えない十分小さな時定数を有するスイッチ
ト・キャパシタ等価抵抗を用いた一次遅れ要素を付加し
、この一次遅れ要素のスイッチング周波数を他の回路の
スイッチング周波数のN倍の周波数でスイッチングさせ
ることにより出力波形のリップルを1/Nにするように
したことを特徴とする保護継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59217058A JPS6194513A (ja) | 1984-10-16 | 1984-10-16 | 保護継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59217058A JPS6194513A (ja) | 1984-10-16 | 1984-10-16 | 保護継電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6194513A true JPS6194513A (ja) | 1986-05-13 |
Family
ID=16698166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59217058A Pending JPS6194513A (ja) | 1984-10-16 | 1984-10-16 | 保護継電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6194513A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6481616A (en) * | 1987-09-24 | 1989-03-27 | Hitachi Ltd | Input circuit for digital operation and processing device |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5238268A (en) * | 1975-09-18 | 1977-03-24 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | Device for restoration of differential signal |
JPS5297662A (en) * | 1976-02-10 | 1977-08-16 | Nec Corp | Offset compensation circuit |
JPS52120749A (en) * | 1976-04-02 | 1977-10-11 | Ibm | Comparator |
JPS5559514A (en) * | 1978-10-28 | 1980-05-06 | Matsushita Electric Works Ltd | Ac constant current circuit |
JPS5756579U (ja) * | 1980-09-16 | 1982-04-02 | ||
JPS58179119A (ja) * | 1982-04-09 | 1983-10-20 | 株式会社日立製作所 | 保護継電器 |
-
1984
- 1984-10-16 JP JP59217058A patent/JPS6194513A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5238268A (en) * | 1975-09-18 | 1977-03-24 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | Device for restoration of differential signal |
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JPS5756579U (ja) * | 1980-09-16 | 1982-04-02 | ||
JPS58179119A (ja) * | 1982-04-09 | 1983-10-20 | 株式会社日立製作所 | 保護継電器 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6481616A (en) * | 1987-09-24 | 1989-03-27 | Hitachi Ltd | Input circuit for digital operation and processing device |
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