JPS619418A - 光硬化性樹脂組成物 - Google Patents

光硬化性樹脂組成物

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JPS619418A
JPS619418A JP13159884A JP13159884A JPS619418A JP S619418 A JPS619418 A JP S619418A JP 13159884 A JP13159884 A JP 13159884A JP 13159884 A JP13159884 A JP 13159884A JP S619418 A JPS619418 A JP S619418A
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photocurable resin
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thioxanthone
acid
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Kunihiro Ichimura
市村 国宏
Katsushige Hayashi
勝茂 林
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、優れた感光度を示す光硬化性樹脂組成物、さ
ら化詳しく述べれば、光照射によりラジカルを発生しう
る感光基を側鎖に持つ高分子を含有することを特徴とす
る光硬化性樹脂組成物に関するものである。
〔従来の持術〕
光重合を原理とする光子溶性樹脂の感光速度を増大させ
るためには多くの研究がなされているが、その多くは紫
外線に活性な光重合増感剤(開始剤)に関するものであ
る。特開昭48−36281号公報においては、発色団
を持ちハロメチル化された8−)!lアジンを重合開始
剤とする方法が提案されている。また、特開昭54−1
5529号公報においては、p−ジアルキルアミノアリ
リデンと共役した不飽和ケトンを光重合開始剤とする組
成物が提案されている。あるいはまた、特開昭52−1
34692号公報においては、多環性キノンと三級アミ
ンを光重合開始系とする組成物が提案されている。
〔発明の目的〕
これらはいずれも従来の光重合性樹脂に比して、より長
波長に感光する材料を与えることが出来るが、レーザ用
感光材料や銀塩代替材料などとして利用するにはなお一
層の高い感光速度が望まれる。
光不溶化樹脂の感光速度は、不溶化する高分子の分子量
、光不溶化に必要な橋かけ反応の効率、および感光基の
吸光度によって決定される。上記の可視光線に感光する
重合組成物は可視光を吸収する低分子光重合開始剤を特
徴とするものであるから、感光基の吸光度に着目して高
感度化を図ったものということが出来る。
〔発明の構成〕
本発明者は、以上の諸点を熟考した結果、可視光を吸収
する光重合開始剤を高分子化することによりなお一層の
高感度化が可能となり、しかも、均質な樹脂となるため
に高解像性も期待出来るもDと考え、本発明を成すに至
ったものである。。
すなわち、本発明は、(2)一般式III不 (式中、Rは水素原子またはメチル基であり、RI、R
2はアルキル基であり、Xは二価の有機残基を示す) で表わされ企構造単位を少なくとも1つ有する分子!1
000〜1000000の範囲にあるビニル重合系高分
子物質1部と、(B)置換基を有していてよいチオキサ
ントン0.01〜0.5部と、(C)重合能を有するエ
チレン性不飽和結合を少なくとも1つ持つ化合物群から
選ばれた少なくとも1種の化合物0.05〜5部とから
なることを特徴とする光年溶性樹脂組成物を提供するも
のである。
本発明によれば、光重合開始能を有する感光性残基を重
合体に結合することにより、その開始点自体がラジカル
重合による高分子の不溶化に直接関与することになり、
より一層の高感度化が達成される。
〔作 用〕
こうした特徴を持つ本発明の光硬化性樹脂組成物を構成
する高分子化合物穴を製造するには、この比較的分子量
の大きい残基を効率良く高分子化する必要がある。その
ためには次の三つの方法がとりわけ有効であるので、以
下にそれらについて説明する。
まず第一の方法は容易に入手出来る(メタ)アクリル酸
グリシジルのエポキシ基の反応性に着目′したものであ
り、この反応性ビニル単量体とその他の共重合し得るビ
ニル単重体との共重合体が原料となる。
ジアルキルアミノ安息香酸と(メタ)アクリル酸グリシ
ジル共重合体との反応は極性溶媒中で行われる。溶媒と
しては活性水素を持たない溶媒、たとえば、テトラヒド
ロフラン、アセトニトリル、アセトン、クロロホルム、
トリクレン、0−ジクロロベンゼン、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、
ジメチルスルホキシドが望ましい。この反応を促進させ
るためには、ハロゲンイオンの添加が効果的であり、こ
のために、塩化リチウム、臭化リチウム、テトラエチル
アンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムプロ
ミド、テトラブチルアンモニウムクロリド、トリエチル
ベンジルアンモニウムクロリドなどのハロゲン化物が用
いられ、なかでも有機アンモニウムクロリドが好適であ
る。
この反応によって、一般式(I[1 末 (III (式中、R’、 R1、R2は前記と同じ意味を持つ)
で表わされる構成単位を有する高分子物質が得られる。
p−ジアルキルアミノ安息香酸と反応する(メタ)アク
リル酸グリシジルの共重合体に用いるビニル単重体とし
ては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸2−エチル
ヘキシル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸2−エチルヘ
キシル、N、N−ジメチルアクリルアミド、N。
N−ジメチルメタクリルアミド、N−ビニルピロリドン
、スチレン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン
などをあげることが出来る。これらのビニル共重合単量
体は1種のみを用いてもよく、マタ、複数種を用いても
差しつかえないことは言うまでもない。
一般式tI)で表わされる構成単位を有する高分子物質
を製造する第二の方法を次に説明する。
この方法は、活性なハロゲン原子を有する高分子化合物
に、p−ジアルキルアミノ安息香酸を反応させるもので
ある。この反応に用いられる活性ハロゲン原子を持つ高
分子化合物としては、クロロメチルスチレンあるいはク
ロロ酢酸ビニルの重合体もしくは共重合体をあげること
ができる。p−ジアルキルアミノ安息香酸をあらかじめ
アルカリ金属塩またはアンモニウム塩に変え、これを前
述の高分子化合物と反応させればよい。この反応により
、一般式(2) (式中、R1,Rgは前記と同じ意味を持ち、YはCH
2−または−〇〇 〇 G Hz−を示す)で表わされ
る構成単位を有する高分子物質が得られる。また、クロ
ロメチルスチレンやクロロ酢酸ビニルの共重合体を与え
るために必要なビニル単量体としては、前記のメタクリ
ル酸グリシジルの場合と同様なものをあげることができ
る。
一般式(I)で表わされる構成単位を有する高分子物質
を製造する第三の方法を説明する。この方法1は、あら
かじめp−ジアルキルアミノ安息香酸エステル残基を含
有するビニル単量体を調製し、これに他のビニル単量体
を共重合させるものである、ここで用いられるp−ジア
ルキルアミノ安息香酸エステル残基を持つビニル単量体
の例としては次のものをあげることができる。
これらの単量体は(メタ)アクリル酸グリシジルとp−
ジアルキルアミノ安息香酸から容易tc製造することが
できる。
これらの単量体と共重合するビニル単量体としては、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ベンジル、アクリル
酸テトラヒドロフルフリ化、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸
ブチル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸2−エチ
ルへキシH1N、N−ジメチルアクリルアミド、N、N
−ジメチルメタクリルアミド、N−ビニルピロリドン、
スチレン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジンな
どをあげることが出来る。これらのビニル単量体を単独
または複数用いることが出来る。
ここで用いる共重合法は通常行われる方法がそのまま採
用出来るが、可溶性の高分子を確実に製造するためには
溶液重合法が都合が良い。
以tの三つの方法で製造される一般式(IIで表わされ
る構成単位を含有するビニル系高分子はいずれも保存性
が良い。しかも、この光増感能を持つビニル構成単位以
外のビニル単位を成す共重合成分は、任意に選ぶことが
出来るので、目的に応じた任意の物性を高分子に付与す
るところに特徴がある。
本発明に用いられる一般式(I)で表わされる構成11
を位を持つビニル重合系高分子物質111独では光不溶
できないが、置換基を有していてよいチオキサントンを
添加することにより高効率の光重合開始fl:を示ず。
ここで用いられるチオキサントン誘導体としては、チオ
キサントンの他に、2−クロロチオキサントン、2−メ
チルチオキサントン、2−エチルチオキザントン、2−
イソプロピルチオキサントン、2−フェニルチオキサン
トン、4−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエ
チルチオキサントンなどをあげることができる。
本発明の光不溶性樹脂組成物を構成する第3の成分とし
ての重合能を有するエチレン性不飽和結合を少な(とも
1つ持つ化合物としては、ビニル系モノマーの他にオリ
ゴマーを含み、さらには、高分子量化合物でもよい。具
体的には、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イ
タコン酸、マレイン酸、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、ジアセトンアクリルアミド、N−ビニルカルバゾ
ールなどの高沸点モノマーがあり、さらには、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、■。
3−プロパンジオール、1.4−ブタンジオール、1.
5−ベンタンジオール、1.6−ヘキサンジオール、1
,10−デカンジオール、トリメチロールエタン、ペン
タエリスリトール、ソルビトール、マンニトールなどの
ジあるいはポリ (メタ)アクリルエステル、さらには
、(メタ)アクリル化されたエポキシ樹脂、ポリエステ
ルアクリレートオリゴマー、(メタ)アクリル化ウレタ
ンオリゴマー、アクロレイン化ポリビニルアルコールナ
トヲあげることができる。
これらの重合性化合物は、一般式(I+で表わされる感
光基を持つ光増感性高分子化合物(A)1部に対1L/
て0.1〜5部が好ましい。また、これらの重合性化合
物は単独である必要はなく、二種以上の混合物であって
も良いことは言うまでもない。
ジアルキルアミノ安息香酸エステルとチオキサントン誘
導体が光重合開始系を構成することは公知であるが、本
発明の光硬化性樹脂組成物は非常に高い速度で不溶化す
る。これは、ジアルキルアミノ安息香酸残基に光照射に
よってラジカルカチオンが生成し、その部位が重合開始
点となって効率良(架橋するためと考えられる。
本発明の光不溶性樹脂組成物には、所望に応じて着色剤
として顔料もしくは染料を添加しても差しつかえない。
さらには、発生するラジカルを利用して発色せしめるた
めに、ロイコ色素、たとえば、ロイコマラカイトグリー
ン、ロイコクリスタルバイオレットなどを添加してもよ
い。この場合には光照射により生じる可視発色により製
版作業上特に好都合となる。
本発明の光不溶化樹脂組成物は従来の光重合性組成物よ
りも感度、解像性において優れた特性を有しているので
、平版または凸版用製版材料、レリーフの作成、非銀塩
画像の作成、プリント配線板の作成など巾広い分野に応
用できる。
以下に実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 メタクリル酸n−ブチルとメタクリル酸グリシジルの9
:1共重合体5gをN、N−ジメチルアセトアミドlQ
’Qmlに溶解し、これにp−ジメチルアミノ安息香酸
0.77gとテトラブチルアンモニウムクロリド0.3
2gを加え、70’Cで17時間撹拌反応させた。反応
物をメタノール約1/に注油し、沈殿を集めメタノール
で充分に洗浄して真空乾燥し、無色の樹脂5.3gを得
た。紫外線吸収スペクトルからp−ジメチルアミノ安息
香酸残基が6.9モル%導入されていることが明らかに
なった。
この樹脂をジオキサンに溶解して10重量%溶液とし、
この溶液1gに2または4−クロロチオキサントン10
■、ペンタエリスリトールトリアクリレート70〜およ
び希釈溶媒としてのジオキサン1.5縦を添加して感光
性樹脂溶液とした。この溶液をアルミ板上に1100O
rpでスピン塗布し、さらにその上にポリビニルアルコ
ールの10重量%水溶液をスピン塗布した。この感光層
をイーストマン・コダック社製のステップタブレットN
αIAを通してキセノン灯(0,9mW / c%)で
20秒間照射した。
水洗してPVA膜を除去してからジオキサンで現像した
ところ、市販のポリ桂皮酸ビニル系感材の約32倍の感
度を示した。また、ここで用いた感光層を4ケ月室温で
暗所に保存した後も全く同一の感度を示した。
実施例2 実施例1で使用したクロロチオキサントンの代りに、2
.4−ジエチルチオキサントンを用い、他の条件は同じ
にして感光性を評価したところ、市販のポリ桂皮酸ビニ
ル系感材の約16倍の感度が得られた。
実施例3 メタクリル酸n−ブチルとメタクリル酸グリシジルの8
=2共重合体3.0gを溶解し、これにp−ジメチルア
ミノ安息香酸0.9gとテトラブチルアンモニウムクロ
リド0.32gを加え、70°Cで15時間撹拌反応さ
せた。以下実施例1と同じ方法により、p−ジメチルア
ミノ安息香酸基が13.1−T−ル%導入された感光性
樹脂3.05gを得た。この樹脂を実施例1と同様な操
作で感光性評価したところ、ポリ桂皮酸ビニル系感材の
約32倍の感度が得られた。
実施例4 メタクリル酸メチル−クロロメチルスチレンの80=2
0共重合体10gをジメチルア七ドアミド190gに溶
解し、これにp−ジメチルアミノ安息香酸ナトリウム塩
5.50gを加え、65°Cで5時間反応させた。反応
液をメタノール1.81に注入してポリマーを沈殿させ
、メタノールで洗浄してから真空乾燥した。得られた樹
脂をテトラヒドロフラン11に溶解し、この溶液をろ過
して不溶物を除去してからメタノールへ再沈させた。こ
れをメタノールで洗って真空乾燥し、無色のポリマー1
1.3gを得た。これは紫外線吸収スペクトルがら、ア
ミノ安息香酸残基を13.1モル%含有していることが
明らかとなった。このポリマーをエチルセロソルブアセ
テートに溶解して10重量%溶液とし、この溶液3.O
Ogにペンタエリスリトールトリアクリレート0.3g
と2−または4−クロロチオキサントン003gを添加
し、これをアルミ板上にスピン塗布し、さらにその上に
ポリビニルアルコールの10重量%水溶液をスピン塗布
した。この感光層を実施例1と同様に感度評価した結果
、ポリ桂皮酸ビニル系感材の約32倍の感度を示した。
〔発明の効果〕
本発明の光硬化性樹脂組成物は高い感光速度を示し、し
かも保存安定性に優れたものである。したがって、感光
性平版や凸版などの製版材料として優れている。さらに
は、プリント配線板作成用のドライフィルムレジストや
微細加工用レジストとしでも有効である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子またはメチル基、R_1、R_2
    はアルキル基であり、Xは二価の有機残基を示す) で表わされる構造単位を少なくとも1つ有する分子量1
    000〜1000000の範囲にあるビニル重合系高分
    子物質1部と、 (B)置換基を有していてよいチオキサントン0.01
    〜0.5部と、 (C)重合能を有するエチレン性不飽和結合を少なくと
    も1つ持つ化合物群から選ばれた少なくとも1種の化合
    物0.05〜5部とからなることを特徴とする光硬化性
    樹脂組成物。
JP13159884A 1984-06-26 1984-06-26 光硬化性樹脂組成物 Granted JPS619418A (ja)

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JPS6343411B2 JPS6343411B2 (ja) 1988-08-30

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007119731A (ja) * 2005-09-30 2007-05-17 Fujifilm Corp 光記録用組成物、光記録媒体及びその製造方法、並びに光記録方法及び光記録装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007119731A (ja) * 2005-09-30 2007-05-17 Fujifilm Corp 光記録用組成物、光記録媒体及びその製造方法、並びに光記録方法及び光記録装置

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