JPS6191340A - 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法 - Google Patents

耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法

Info

Publication number
JPS6191340A
JPS6191340A JP59211504A JP21150484A JPS6191340A JP S6191340 A JPS6191340 A JP S6191340A JP 59211504 A JP59211504 A JP 59211504A JP 21150484 A JP21150484 A JP 21150484A JP S6191340 A JPS6191340 A JP S6191340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
alloy
wear
total
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59211504A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0310700B2 (ja
Inventor
Ryo Masumoto
量 増本
Yuetsu Murakami
雄悦 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Research Institute of Electric and Magnetic Alloys
Research Institute for Electromagnetic Materials
Original Assignee
Research Institute of Electric and Magnetic Alloys
Research Institute for Electromagnetic Materials
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Research Institute of Electric and Magnetic Alloys, Research Institute for Electromagnetic Materials filed Critical Research Institute of Electric and Magnetic Alloys
Priority to JP59211504A priority Critical patent/JPS6191340A/ja
Publication of JPS6191340A publication Critical patent/JPS6191340A/ja
Publication of JPH0310700B2 publication Critical patent/JPH0310700B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)
  • Soft Magnetic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はNi 、 Nb 、 P 、 SおよびFeよ
りなる耐摩耗性高透磁率合金およびNi 、 Nb 、
 P 、 SおよびFeを主成分とし、副成分としてQ
r、Mo。
Ge 、 Au 、 Co 、 V 、 W 、 (3
u 、 Ta 、 Mn 、 AI 。
Si 、 Ti 、 Zr 、 If 、 Sn 、 
Sb 、 Ga、 In 、 Tl。
Zn 、 O(1、希土類元麦、白金族元素、Be 、
 A、 。
sr 、 Ba 、 Hの1種または2種以上を含有す
る耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法に関するもの
で、その目的とするところは、鍛造加工が容易で、実効
透磁率が大きく、飽和磁束密度が4000G以上で、(
110)<112> + (811)<112>の再結
晶集合組織を有して耐摩耗性が良好な磁性合金を得るに
ある。更に本発明はこれら耐摩耗性高透磁率合金よりな
る磁気記録再生ヘッドに関するものである。
(従来の技術) テープレコーダーなどの磁気記録再生ヘッドは交流磁界
において作動するものであるから、これに用いられる磁
性合金は高周波磁界における実効透磁率が大きいことが
必要とされ、また磁気テープが接触して摺動するため耐
摩耗性が良好であることが望まれている。現在、耐摩耗
性にすぐれた磁気ヘッド用磁性合金としてはセンダスト
(F6−0l−Al系合金)およびフェライト(MnO
−ZnO−Fe○ )があるが、これらは非常に硬く脆
いため、鍛造、圧延加工が不可能で、ヘッドコアの製造
には研削、研磨の方法が用いられており、従ってその成
品は高価である。またセンダストは飽和磁束密度は大き
いが薄板にできないので高周波磁界における実効透磁率
が比較的小さい。また7エライYは実効透磁率は大きい
が、飽和磁束密度が約4000Gで小さいのが欠点であ
る。他方ノぜ−マロイ(Ni−Fe系合金)は飽和磁束
密度は大きいが、実効透磁率は小さく、また鍛造、圧延
加工および打抜きは容易で量産性にすぐれているカベ摩
耗しやすいのが大ぎな欠点であり、これを改善すること
が強く望まれている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、先にNi−Fe −Nb系合金は鍛造加
工が容易で硬度が高く、すぐれた高透磁率合金であるこ
とから、磁気記録再生ヘッド用磁性合金として好適であ
ることを見い出し、これを特許出願した(特公昭47−
29690号)。その後本発明者らは、Ni−Fe −
Nb系合金の摩耗について系統的な研究を行った結果、
Ni −Fe −Nb系合金の摩耗は硬度によって一義
的に決定されるものでなく、合金の再結晶集合組織と緊
密な関係があることが明らかとなった。
(問題点を解決するための手段) 一般に摩耗現象は合金結晶の方位によって大きな差異が
あり、結晶異方性が存在することが知られているが、N
i−Fe−Nb系合金においては(100)<001>
再結晶集合組織は摩耗し易しく、(110)<112>
とこの412>方位を軸として多少回転した(311)
<112>の再結晶集合組織が耐摩耗性にすぐれている
ことが明らかとなった。すなわち、Ni−ye −Nb
系合金は(110)<112> +(311)<112
>の再結晶集合組織を形成させることによって耐摩耗性
が著しく向上することを見い出したのである。
本発明者らはこの知見に基づいて、Ni−Fe −Nb
系合金の(110)〈112〉+(311)<112>
の再結晶集合組織を形成させるための研究を幾多遂行し
た結果、これにPおよびSの合計0.001〜1%(但
し、5O11%以下)添加すると(100)<001>
再結、2集合組mG1抑制サレ、(110)<112>
 +(811)<112>の再結晶集合組織の形成が著
しく促進することを見い出したのである。すなわちH=
−Fe2元系合金は冷間圧延加工すると(110)<1
12> + (112)<111>の加工集合組織が生
じるが、これを高温加熱すると(100)<001>再
結晶集合組織が発達することが知られている。
しかし、これにNbを添加すると積層欠陥エネルギーが
低下するが、さらにこれにPおよびSの合計0.001
〜1%(但し、S 0.1%以下)添加すると、リン化
物および硫化物が粒界に析出して粒界エネルギーが低下
して、二次再納品において(100)<001>再結晶
集合組織を強く抑制し、(110)<112〉+ (a
ll)〈112〉の再結晶集合組織の成長が慢先的に促
進され、(110)412> +(311)<112>
の再結晶集合組織が形成されて、耐h(純性が著しく向
上する。またNi−re −Nb系合金にPおよびSを
添加すると硬いリン化物および硫化物がマ) IJラッ
クス中も析出し、耐摩耗性の向上に寄与するとともに、
これらの弱強磁性および非強磁性の8り廁なリン化物お
よび硫化物の分散析出によって磁区が分割されて、交流
磁界における渦1ヒ流損失が減少し、このために実効西
磁吊が増大する1:とも見い出した。要するにHbとP
およびSの相乗的効果により、(110)<112> 
+(311)<112>の再結晶集合組織が発達すると
ともに実効透磁率が増大し、耐摩耗性のすぐれた高透磁
率合金が得られるのである。
(作 用) 本発明の合金を造るには、Ni60〜90%、Nb 0
.5〜14%、PおよびSの合、il 4.:、 0.
001〜1%(但し、S 0.1%以下)および残部F
eのj6当量を空気中、好ましくは非酸化性雰囲気(水
素。
アルゴン、窒素など)中あるいは真空空番こおいて適当
な溶解炉を用いて溶解する。或は又、上記合金に副成分
としてOr 、 MO、Ge、Auの7%以下、QO、
Vの10%以下、Wの15%以下、Qu 、 Ta 。
肋の25%以下、Al、 Si 、 Ti 、 Zr 
、 )if 、 Sn。
Sb 、 Ga 、 In 、 Tl 、 Zn 、 
Cd 、希土類九メク、白金族元素の5%以下、Be 
、 A9. Sr 、 Baの8%以下、81%以下の
1種あるいは2 、F+li以上の合言十t1 、01
〜80%の所定ff<を更に添加する。力)〈シて得た
混合物を充分に攪拌して組成的に均一な溶融合金を造る
次にこれを適当な形および大きさの鋳型に注入して健全
な鋳塊を得、さらにこれに高11A 4こおいて鍛造あ
るいは熱間加工を施して適当な形状のもの、例えば俸あ
るいは板となし、必要ならば600“C以上の温度で焼
鈍する。次いでこれに冷間圧延などの方法によって加工
率50%以上の冷間加工を施し、目的の形状のもの、例
えば厚さQ、lawの薄板を造る。次にその薄板から例
えば外径45酎、内径33藺の環状板を打抜き、これを
水素中その他の適当な非酸化性雰囲気(水素、アルゴン
、窒素など)中あるいは真空中で900℃以上融点以下
の温度で適当時間加熱し、ついで規則−不規則格子変態
点(約600℃)以上の温度から100“C/秒〜1゛
C/時の組成に対応した適当な速度で冷却するかあるい
はこれをさらに規則−不規則格子変態点(約600℃)
以下の温度で適当時間再加熱し、冷却する。このように
して実効透磁率3000以上、飽和磁束蕾度4000G
以上を有し、且つ(110)<112〉+ (all)
〈112〉の再結晶集合組織を有した耐摩耗性高透磁率
合金が得られる。
次に本発明を図面につき説明する。
竺1図は80%Ni −Fe −5%Nb −P −S
系合金(但し、p:5−1o:1)について加工率90
%の冷間圧延し、1100”Cで加熱した後1000℃
/時の速度で冷却した場合の再結晶集合組織および訃特
性とPおよびS l、(とのI’=’J係を示したもの
である。
Ni−Fe −Nb系合金は冷間圧延加工すると(11
0)<112〉+ (112)<111>の加工集合組
品が生じるが、これを高温加熱すると(100)<00
1>と(110)<112> + (811)<112
>の再結晶集合組織が生成する。しかし、これにPおよ
びSを添加すると(100)<001>再結晶集合組織
の生成が抑制され、(110)<112> + (al
l )<112>の再結晶集合組織が発達し、それとと
もに摩耗Hシは減少する。また実効透磁率はPおよびS
の添加によって増大するが、PおよびSの1%以上では
鍛造加工が困難となり好ましく°ない。第2図は80%
Ni−Fe−5%Nb −0,05% P −0,01
%S合金について、1100℃で加熱した場合の再結晶
集合iJl織および緒特性と冷間加工率との関係を示し
たもので、冷間加工率の増加は(110)<112〉+
 (311)<112>の再結晶集合組織の発達をもた
らし、耐r、【純性を向上させ、実効透磁率を高める。
第3図は80%Ni−Fe −5%Nb −0,05%
P −0,01%S合金を冷間加工率85%で圧延した
後の加、!2V湛度と再結晶集合組織および緒特性との
関係を示したもので、1J[1熱湿度の上昇とともに(
112)<111>成分が減少し、(110)<112
> + (311)<112>が発達して耐摩耗性が向
上し、また実効う磁率は増大する。第4図は合金番号1
0 (80%Ni−Fe −5%Nb −0,05%P
−0,01%S合金)、合金番号45 (79,8%N
i −Fe −7%Nb−0.o4%P −0,008
%S−2%MO合金)、合金番号37 (82%Ni−
Fe −3,5%Nb −0,062%P−0.01%
S−5%V合金)について実効透磁率と冷却速度との[
(II係およびこれをさらに再加熱処理を施した1t’
H合の実効TI5磁率(×印)を示したものである。合
金の組成に対応した最適冷却速度、最適再加熱温度およ
び再加熱時間が存在することが判る。
坑5図は80%Ni −Fe −5%Nb −0,05
%P −0,01%S合金にOr 、 No 、 Ge
 、 AuあルVh ハQo ヲm 加した場合の磁気
ヘッドの耐摩耗量の特性図で、Or。
MO、Ge 、 AuあるいはOOを添加すると、何れ
も実効透磁率は高くなり、摩耗量は減少するが、Qr。
MO、GeあるいはAuの7%以上では飽和磁束密度が
4000G以下となり好ましくない。また0010%以
上では実効透磁率が3000以下となり好第6図は同じ
< 80%N1−Fe−1’i%Nb−0.0!’i%
P−0.01%S合金にV t W 、 Cu 、 ’
raあるいはMnを添加した場合の磁気ヘッドの鯖II
: 5k及び実効渋磁兆の特性図で、V * W 、 
Cu 、 TaあるいはMnを添加すると、何れも実効
透磁率は晶くなり、摩耗量は減少するが、■を10%以
上、Wを15%以上、Qu 、 TaあるいはMnを2
5%以上添加すると飽和磁束密度が4000G以下とな
り好ましくない。
第7図は同じ< so%Ni−Fe−5%Nb−0.o
5%P−0,01%S合金にAl、 Si 、 Ti 
、 Zr 、 Hf 、 Sn 。
3b+ G& * InあるいはTlを添加した場合の
特性図で、kl 、 Si 、 Ti 、 Zr 、 
Hf 、 Sn 、 Sb 、 Ga 、 Inあるい
はTlを5%以上添加すると、何れも実効透磁率は高く
なり、摩耗量は減少するが、Si。
Ti 、 Zr 、 Hf t Ga 、 Inあるい
はT15%以上では飽和磁束密度は4000G以下とな
り、Al。
snあるいはsbが5%以上では鍛造加工が困難となり
好ましくない。
第8図は同じく80%Ni −re −5%Nb−0,
05%P−、0.01%S合金にzn 、 ca 、 
La 、 PZ 、 Be 、 Ag。
3r 、 BaあるいはBを添加した場合の特性図で、
Zn 、 Cd 、 La 、 Pt 、 Be 、 
Ag、 Sr 、 BaあるいはBを添加すると、何れ
も実効透磁率は高くなり、摩耗量はσ(少するが、Zn
 、 Ocl 、 La 、 Ptを5%以上、Be 
、 Sr 、 Baを8%以上添加すると飽和磁束密度
が4000G以下となり、A9を8%以上あるいはBを
1%以上添加すると鍛造加工が困難となり好ましくない
本発明において、冷間加工は(110)<112> +
(llr:l<111>の集合t11織を形成し、これ
を基として(110)<112> 十(311)<11
2>の再結晶集合組織を9!i’i2させるために必要
で、第1図および第2図に見られるようにPおよびSの
合計0.001%以上において、特に加工率50%以上
の冷間加工を施した場合に(110)<112>の再結
晶集合組織の発達が顕著で、耐摩耗性は著るしく向上し
、その実効?5磁率も高い。また上記の冷間加工に次い
で行われ、7. IJI熱は、組織の均一化、加工歪の
除去とともに、(110)412> + (311,)
〈112〉の再結晶果合組4晶をうC辷させ、1−bい
実効HH6磁−くとすぐれた耐摩耗性を得るために必要
であるが、第3図に見られるように特に900℃以上の
加熱によって実効透磁率および耐摩耗性は!l!LI著
に向上する。
尚、上記の冷間加工と、次いで行われる900℃以上融
点以下の加熱を繰り返し行うことは、(110)<11
2〉+ (311)<112>(i’)再結晶集合組織
の集積度を高め、耐摩耗性を向上させるために有効であ
る。この場合は最終冷間加工の加工率が50%以下でも
(110)<11.2> + (all><112>再
結晶集合組織が得られるが、本発明の技術的思想に包含
されるものである。したがって、本発明の冷間加工率は
、全製造工程における冷間加工を総計した加工率を意味
し、最終冷間加工率のみを意味するものではない。
上記の900℃以上融点以下の温度から規則−不規則格
子変態点(約600℃)以上の温度までの冷却は、急冷
しても徐冷しても得られる磁性には大した変りはないが
、第4図に見られるようにこの変態点以下の冷却速度は
磁性に大きな影響を及ばず。すなわちこの変砂点以上の
温度より100゛c7′秒〜1℃/11.(の組成に対
応した適当な速度で常温迄?17却することにより、地
の規則度が適度に調整さね、すぐれた磁性が得られる。
そして上記の冷却速度の内100℃/秒に近い速度で急
冷すると、規則度が小さくなり、これ以上辻く冷却する
と規則化が進まず、規則度はさらに小さくなり磁性は劣
化する。しかし、その規則度の小さい合金をその変態点
以下の200℃〜600℃に組成に対応して、1分間以
上100時間以下再加熱し冷却すると、規則化が韮んで
適度な規則度となり磁性は向上する。他方、上記の変態
点以上の温度から、例えば1゛C/時以下の速度で徐冷
すると、規則化は進みすぎ、磁性は低下する。
尚、上記の熱処理を水素が存在する雰囲気中で施すこと
は、実効透磁率を高めるのに特に効果があるので好まし
い。
(実施例) 次に本発明を実施例につき説明する。
実施例 1 合金番号10(組成Ni−8o%、 Nb −5%、P
−0,05%。
S−0,01%、Fe−残部)の合金の製造原料として
99.8%純度の電解ニッケル、99.9%純度の電解
鉄、99.8%純度のニオブ、99.5%純度の硫黄お
よびリン20′!oのニッケルーリン母合金を用いた。
試料を造るには、原料を全jRflt800りでアルミ
ナ坩堝に入れ、真空中で高周波誘導電気炉によって溶か
した後、よく攪拌して均質な溶融合金とした。次にこれ
を直径25關、高さ170 Kmの孔をもつ鋳型に注入
し、得られた鋳塊を釣1000“Cで鍛造して厚さ約7
閂の板とした。
さらに約900”0〜1000℃の間で適当な厚さまで
熱間圧延し、ついで常温で種々な加工率で冷間下延を施
して0.11の薄板とし、それから外径45門、内径8
3#ll11の環状板を打ち抜いた。
つぎにこれに種々な熱処理を施して、磁気特性および磁
気ヘッドのコアとして使用した場合湿度)10%、40
℃においてCrO□磁気テープによる200時間時間後
の摩耗量をタリサー7表面粗さ計で測定を行い、第1表
のような特性を得た。
実施例 2 原料は実施例1と同じ純度のニッケル、鉄および99.
8%純度のニオブ、硫黄、モリブデンとリン10%の鉄
−リン母合金を用いた。試料の製造法は実施例1と同じ
である。試料に種々の熱処理を施して磁気特性および磁
気ヘッドのコアとして使用した場合湿度80%、温度4
0℃においてCry2磁気テープによる200時間時間
後の摩耗1tの測定を行い、第2表に示すような特性が
得られた。
なお代表的な合金の特性は第3表に示すとおりである。
上記のように本発明合金は加工が容易で、耐摩耗性にす
ぐれ、4000G以上の飽和磁束密度3000以上の高
い実効透磁率、低保磁力を有しているので、磁気記録再
生ヘッドのコアおよびケース用磁性合金として好適であ
るばかりでなく、耐摩耗性および高透砒率を必要とする
一般の電磁器機の磁性材料としても好適である。
次に本発明において合金の組成をN160〜90%、N
b 0.Fl〜14%、PおよびSの合計0.001〜
1%(イ[1し、S0.1%以下)および残部yeと限
定し、これに副成分として添加する元素をCr。
MO、Ge 、 Auを7%以下、Co、Vを10%以
下、Wを15%以下、Cu 、 Ta 、 Mnを25
%以下、At、 Si 、 Ti 、 Zr 、 Hf
 、 Sn 、 Sb 、 Ga 、 In 。
Tl 、 Zn 、 (ld 、希土類元素、白金族元
素を5%以。
下、Be 、 A9 、 Sr 、 Baを3%以下、
Bを1%以下の1柚または2種以上の合計で0.01〜
30%と限定したり、!!由は各実施例、第3表および
図面で明らかなように−4このお[成範囲の実効d5磁
率は3000以上、飽和磁束密1!!: + o o 
o a以上で、且つ(110)<112> + (81
1)<112>の再結晶集合組わ&を有し、耐摩耗性が
すぐれているが、この組成範囲をはずれる−と磁気特性
あるいは耐摩耗性が劣化するからである。
すなわち、Nb 0.5%以下およびPおよびSの合計
0.001%以下では(110)<112> + (a
ll)〈112〉の再結晶集合組織が充分発遠しないの
で耐摩耗性が悪く、Nb 14%以上およびPおよびS
の合計1%以上およびS0.1%以上では鍛造加工が困
鈴となり、また実効透磁y$aooo以下、飽和磁束密
度4000G以下になるか、らである。
そしてN160〜90%、Nb 0.5〜14%、Pお
よびSの合計0.001〜1%(但し、S 0.1%以
下)および残部Feの組成範囲の合金は、実効透磁率3
000以上、飽和磁束密度4000G以上で、耐摩耗性
がすぐれ、且つ加工性が良好であるが、一般にこれにさ
らにOr ’t MO、Ge 、 Au 、 W 、 
V 。
Cu 、 Ta 、 Mn 、 Al、 Zr 、 S
i 、 Ti 、 Hf 、 Ga。
In 、 Tl 、 Zn 、 Cd 、希土頑元9 
r Be+ AすlSr 、 Ba 、 B等を添加す
ると特に実効z5磁イ」を高める効果があり、COを添
加すると特に飽和磁束密度を高める効1Sがあり、Au
lMn 、 Ti 、 Co 、希土類元”7.; 、
 Be 、 Sr 、 Ba 、 Bを添加すると鍛造
、加工を良好にする効果があり、At 、 Sn 、 
Sb 。
Au 、 A9. Ti 、 Zn * Cd 、 B
e 、 Ta 、 V (D添加および副成分の各元素
のリン化物および硫化物は(110)<112> +(
311)〈112〉の再結晶集合組織を発達させ、耐摩
耗性を向上する効果がある。
尚、用途に応じて本発明合金の切削加工性を向上させた
い場合には、磁気特性、耐摩耗性を損わない程度に船、
テルル、砒素、カルシウム、ビスマスおよびセレンの少
量(各約0.1%以下)を添加しても差支えない。また
炭未、酸素、窒素は耐摩耗性を改善するので加工性を損
わない程度ならば少量(各約0.1%以下)含有されて
も差支えない。
(発明の効果) 要するに不発[すJ合金は鍛造加工が容易で、(110
)<112〉+ (all)<112>の再結晶集合組
織を形成させることによって耐摩耗性がすぐれ、飽和磁
束密度が4000G以上で、実効f5磁率が高いので、
磁気記録書生ヘッド用磁性合金として好適であるばかり
でなく、耐19耗性および高透磁率を必要とする一般の
電磁器構の磁性材料としても好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は80%Ni−Fe −5%Nb −P −S系
合金の緒特性とPおよびSn(但し、P:5−10:1
)との関係を示す特性図、 第2図は80%Ni −Fe −5%Nb −0,05
%P −0,01・1;S合金の緒特性と冷間加工率と
のWj係を示す特性図、 第8図は80%Ni−Fe−5%Nb −0,05%P
 −0,01%S合金の緒特性と加熱温度との関係を示
す特性図、 嗜:4図は80%Ni −Fe −5%Nb−0,05
%P −0,01XS合金(合金番号10)、79.3
%Ni−Fe −7%)Jb −0,04%P −0,
008%S−2%MO合金(45)、および82%Ni
−Fe−3,5%Nb −0,062%P −0,01
%S−5%V合金(37)の実効透磁率と冷却速度、再
加熱温度および専加熱時IMjとの関係を示す特性図、
第5図は80%Ni−Fe−5%Nb−0,05%P 
−0,01%S合金にOr 、 No 、 Ge 、 
Auあるいはcoを添加した場合の緒特性と各元素の添
加量との関係を示す特性図、 第6図は80%Ni−Fe−5%Nb−0,011+%
P −0,01%S合金にV 、 W 、 Cu 、 
TaあるいはHnを添加した場合の緒特性と各元素の添
加量との関係を示す特性図、 第7図は80%Ni −Fe −s%Nb −0,05
%F −0,01%S合金にAI、Si、Ti、Zr、
Hf、Sn、Sb。 Ca 、 InあるいはTtを添カoした場合の緒特性
と各九累の添加(dとの関係を示す特性図、f)78図
は80%Ni−Fe −5%Nb−0,05%P−0,
01%S合金にZn 、 Cd 、 La 、 Pj 
t Be 、 A9. Sr 。 BaあるいはBを添加した場合の緒特性と各元素の1宇
加4,1とのIs’J係を示す特性図である。 第2図 シ♀へ門カロ″!−キ (九) 第3図 第4図 駿云P避浅(で/時〕 第5図 Cr、M0.6e、Co or Att (%)第6図 V、 W、Ctt、Ta or Mn (%)第7図 A!、51.Tt、’Zr、Hf(1)    Sn、
Sb、6a、Jn、TI(Z)第8図 り、Cd、La、Pt、Be(幻   Al、Sr、B
a、B  とうS)手   続   捕   正   
書 昭和60年4月】8日 特許庁長官  志  賀     学   殿1、事件
の表示 昭和59年特許願第211504号 2発明の名称 酊摩純性高6研率合金およびそのfu造法ならびに5気
記録再生ヘッド 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 財団法人 電気磁気材料研究所 4、代理人 5、補正の対象  明細書の「特許請求の範囲」、「発
明の詳細な説明」、「図面の簡単な説明」の欄、図面1
、明細N第1頁第4行〜第7頁第8行の特許請求の範囲
を次の通り訂正する。 「2、特許請求の範囲 −重量比にてNi 60〜90チ、Nb 0.5〜14
%、PおよびSの合計0.001〜1%(但し、S 0
.1 %以下)および残部Feと少量の不純物とからな
り、I KHzにおける実効透磁率3000以上、飽和
磁束密度4000 G以上で、且つ(110)<112
〉+(311)<112>の再結晶集合組織を有するこ
とを特徴とする耐摩耗性高透磁率合金。 2 重量比CTN160〜90%、Nb0.5〜14チ
、PおよびSの合計0.001〜1チ(但し、S 0.
1千以下)および残部Feを主成分とし、1成分とじT
 Or 、 Mo l Ge IAuをそれぞれ7%以
下、c0.■をそれぞれ10チ以下、Wを15%以下、
Cu 、 Ta 。 Mnをそれぞれ25%以下、AI 、 Si 、 Ti
 。 zr 、 Hf 、 Sn 、 Sb 、 Ga 、 
In 、 Tt 、 Zn rcd、 #J土類元紫、
白金族元累をそれぞれ5チ以下、Be 、ムg 、 S
r 、 Baをそれぞれ8チ以下、Bを1%以下の1種
または2種以上の合計0.01〜80チ、少量の不純物
とからなり、I KHzにおける実効透磁率3000以
上、飽和磁束密度4000G以上で、且つ(110)<
112〉+(all)<112>の再結晶集合組織を有
することを特徴とする耐摩耗性高透磁率合金。 & 重量比にて11607−90%、lb0.5〜14
チ、PおよびSの合計0.001〜1%(但し、5O8
1%以下)および残部F8と少量の不純物とからなる合
金に加工率50チ以上の冷間加工を施した後、900℃
以上融点以下の温度で加熱し、ついで規則−不規則格子
変態点以上の温度から100℃/秒〜1℃/時の組成に
対応した適当な辻度で常温まで冷却することにより、I
 KEzにおける実効透磁率3000以上、飽和磁束密
度4000G以上で、且つ(110)<112〉+(8
11)<112>の再結晶集合組織を形成せしめること
を特徴とする耐摩耗性高透磁率合金の製造法。 重量比にてNie o〜90%、Nb O05〜14チ
、PおよびSの合計0.001〜1チ(但し、S 0.
1%以下)および残部yeと則−不規則格子変態点以上
の温度から100’C/秒〜1℃/時の組成に対応した
適当な速度で冷却し、これをさらに規則−不規則格子変
態点以下の温度で1分間以上100時間以下の組成に対
応した適当時間加熱し冷却することにより、I KHz
における実効透磁率3000以上、飽和磁束密度400
0(112>の再結晶集合組織を形成せしめることを特
徴とする耐摩耗性高磁率合金の製造法。 五 重量比にてN160〜90%、Nb O05〜−1
4%、PおよびSの合計0.001〜1%(但し、S 
0.1 %以下)および残部B”eを主成分とし、副成
分としてOr 、 Mo 、 Ge +ムUをそれぞれ
7%以下、Qo 、 Vをそれぞれ10%以下、Wを1
5%以下、Qu 、 Ta 。 Mnをそれぞれ25%以下、A1. Si、 、 Ti
 。 Zr 、 Hf 、Sn 、Sb 、 Ga + In
 、 TI、 Zn rCd、希土類元素、白金族元素
をそれぞれ5%以下、Be 、 A9. Sr 、 B
aをそれぞれ8%以下、Bを1%以下の1種または2種
以上の合計0.01〜80%、少量の不純物とからなる
合金に加工率50チ以上の冷間加工を施した後、900
℃以上融点以下の温度で加熱し、ついで規則−不規則格
子変態点以上の湿度から100℃/秒〜1℃/時の組成
に対応した適当な速度で常温まで冷却することにより、
I KHzにおける実効透磁率3000以上、飽和磁束
密度4000G以上で、且つ(110)〈112〉+(
811)<112>の再結晶集合組織を形成せしめるこ
とを特徴とする耐摩耗性高透磁率合金の製造法。 a 重量比にてN160〜90%、Nb0.5〜14チ
、PおよびSの合計0.001〜1チ(但し、5O91
%以下)および残部Feを主成分とし、副成分としてO
r 、 MO、Get 。 Auをそれぞれ7%以下、Co、Vをそれぞれ10%以
下、Wを15%以下、Qu 、 ’[’a 。 Mnをそれぞれ25%以下、A1. Si 、 Ti 
。 Zr 、 Hf + Sn * Sb 、 Ga 、 
In 、 Tl 、 ZnCd 、希土類元素、白金族
元素をそれぞれ5チ以下、Be 、 A9. Sr 、
 Baをそれぞれ8チ以下、Bを1%以下の1種または
2種以上の合計0.01〜80%、少量の不純物とから
なる合金に加工率50チ以上の冷間加工を施した後、9
00℃以上融点以下の温度で加熱し、ついで規則−不規
則格子変態点以上の温度から100℃/秒〜1℃/時の
組成に対応したa邑な速度で冷却し、これをさらに規則
−不規則格子変態点以下の温度で1分間以上100時間
以下の組成に対応した適当時間加熱し冷却することによ
り、I KHzにおける実効透磁率3000以上、飽和
磁束密度4000G以上で、且つ(110)<112〉
+(Ill)<112>の再結晶集合組織を形成せしめ
ることを特徴とする耐摩耗性高透磁率合金の製造法。 Tl、  重量比にてNi 60〜90チ、Nb 0.
5〜14チ、PおよびSの合計0.001〜1チ(但し
、S0.1%以、下)および残部yeと少量の不純物と
からなり、I KHzにおける実効透磁率3000以上
、飽和磁束密度4000G以上で、且つ(110)<1
12〉+(811)<112>の再結晶集合組織を有す
る耐摩耗性高透磁率合金よりなる磁気記録褥生ヘッド。 & 重量比にてN160〜90%、Nb0.5〜14チ
、PおよびSの合計0.001〜1チ(但し、5O11
%以下)および残部Feを主成分とし、副成分としてQ
r l Mo + Ce lAuをそれぞれ7%以下、
Co、Vをそれぞれ10%以下、Wを15%以下、Cu
、 Ta 1Mnをそれぞれ25%以下、Al、 Si
 、 Ti 。 Zr、Hf、Sn  +Sb+Ga+In+TlIZJ
Qd 、希土類元素、白金族元素をそれぞれ5%以下、
Be 、 A9. Sr 、 Baをそれぞれ8%以下
、Bを1チ以下の1種または2種以上の合計0.01〜
30%、少量の不純物とからなり、I KHzにおける
実効透硼率3000以上、飽和磁束密度4000G以上
で、且つ(110)<112〉+(811)<IIJ>
の再結晶集合組織を有する耐摩耗性高透磁率合金よりな
る磁気記録再生ヘッド。」2、明細書第7頁第16行、
第10頁第2〜3行、第7行及び第11〜12行、第1
1頁第4行、第5〜6行及び第15〜16行、第18頁
第18行、第14頁第4行、第7行及び第15行、第1
5頁第2行、第17頁第12行及び第20行・第18頁
第7行及び第10行、第26頁第1行及び第6行並びに
第27頁第7行及び第29行のr(110)<112〉
+(311)<112>Jをr(110)<112〉+
(811)<112>J と夫々訂正する。 &同第9頁第18行、第10頁第10行及び第16行、
第11頁第8行並びに第14頁第3行及び第6行の「(
100)」をr(100)Jと夫々訂正する。 像間第9頁第19行の「(110)」をr(110:)
Jと訂正する。 5、同第9頁第20行の「(811)」をr(+311
:)Jと訂正する。 6、同第10頁第11行の「組織は」を「組織の発達が
」と訂正する。 7、同第10頁第15行、第14頁第2行及び第171
頁第10〜11行のr(110)<112〉+(112
)<111>Jをr(110)<112〉+(112)
<111>Jと夫々訂正する。 8同第11頁第3行の「組織を」を「組織の発達を」と
訂正する。 9、同第12頁第1行の「合計に」を「合計」と訂正し
、 同頁第12行の「添加する。」の次に「また、鍛造性お
よび加工性を改善する為、必要に応じて脱酸剤として0
.OaSM9等を小量(各0.5チ以下)添加する。」
を加入し、 同頁第18〜19行の「必要ならば600”C以上の温
度で」を「また、必要ならば焼鈍する。」と訂正する。 10同第15頁第1行のr(112)Jをr(112)
Jと訂正し、 同頁第4〜5行の「合金番号10−−−一合金)」ヲr
 合金M 号7 (81,5%Ni−Fe −2%Nb
−0,155%P−0,022%S合金)」と訂正し、
同頁第15行の「耐摩耗量」を「摩耗量」と訂正し、 同頁第20行をrloチ以上では残留磁気が大きくなり
、帯磁ノイズが増大するので好」と訂正する。 11、同第16頁第14行の「5%以上」を削除する。 12、同第17頁第16行のr(110)<112>J
をr(110)<112〉+(811:)<112>J
と訂正する。 13、同第26頁第19行の、「希土類元素、BeJを
「希土類元素、白金族元素、BeJと訂正する。 14、同第28頁第4行の「電磁器構」を「電磁機器」
と訂正し、 同頁第16〜17行の「80%X1−−−一合金番号1
0)」をl’−81,5%y= −Fe −21%Nb
 −0,155チP−0,022%S合金(合金番号7
)」と訂正する。 15、図面中胃図を別紙訂正図のとおりに訂正する。 (訂正図) 第2図 二′             ;令聞77+]二等(
岬  ′(訂正図) 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重量比にてNi60〜90%、Nb0.5〜14%
    、PおよびSの合計0.001〜1%(但し、S0.1
    %以下)および残部Feと少量の不純物とからなり、1
    KHzにおける実効透磁率3000以上、飽和磁束密度
    4000G以上で、且つ(110)〈112〉+(31
    1)〈112〉の再結晶集合組織を有することを特徴と
    する耐摩耗性高透磁率合金。 2、重量比にてNi60〜90%、Nb0.5〜14%
    、PおよびSの合計0.001〜1%(但し、S0.1
    %以下)および残部Feを主成分とし、副成分としてC
    r、Mo、Ge、Auをそれぞれ7%以下、Co、Vを
    それぞれ10%以下、Wを15%以下、Cu、Ta、M
    nをそれぞれ25%以下、Al、Si、Ti、Zr、H
    f、Sn、Sb、Ga、In、Tl、Zn、Cd、希土
    類元素、白金族元素をそれぞれ5%以下、Be、Ag、
    Sr、Baをそれぞれ3%以下、Bを1%以下の1種ま
    たは2種以上の合計0.01〜30%、少量の不純物と
    からなり、1KHzにおける実効透磁率3000以上、
    飽和磁束密度4000G以上で、且つ(110)〈11
    2〉+(311)〈112〉の再結晶集合組織を有する
    ことを特徴とする耐摩耗性高透磁率合金。 3、重量比にてNi60〜90%、Nb0.5〜14%
    、PおよびSの合計0.001〜1%(但し、S0.1
    %以下)および残部Feと少量の不純物とからなる合金
    に加工率50%以上の冷間加工を施した後、900℃以
    上融点以下の温度で加熱し、ついで規則−不規則格子変
    態点以上の温度から100℃/秒〜1℃/時の組成に対
    応した適当な速度で常温まで冷却することにより、1K
    Hzにおける実効透磁率3000以上、飽和磁束密度4
    000G以上で、且つ(110)〈112〉+(311
    )〈112〉の再結晶集合組織を形成せしめることを特
    徴とする耐摩耗性高透磁率合金の製造法。 4、重量比にてNi60〜90%、Nb0.5〜14%
    、PおよびSの合計0.001〜1%(但し、S0.1
    %以下)および残部Feと少量の不純物とからなる合金
    に加工率50%以上の冷間加工を施した後、900℃以
    上融点以下の温度で加熱し、ついで規則−不規則格子変
    態点以上の温度から100℃/秒〜1℃/時の組成に対
    応した適当な速度で冷却し、これをさらに規則−不規則
    格子変態点以下の温度で1分間以上100時間以下の組
    成に対応した適当時間加熱し冷却することにより、1K
    Hzにおける実効透磁率3000以上、飽和磁束密度4
    000G以上で、且つ(110)〈112〉+(311
    )〈112〉の再結晶集合組織を形成せしめることを特
    徴とする耐摩耗性高透磁率合金の製造法。 5、重量比にてNi60〜90%、Nb0.5〜14%
    、PおよびSの合計0.001〜1%(但し、S0.1
    %以下)および残部Feを主成分とし、副成分としてC
    r、Mo、Ge、Auをそれぞれ7%以下、Co、Vを
    それぞれ10%以下、Wを15%以下、Cu、Ta、M
    nをそれぞれ25%以下、Al、Si、Ti、Zr、H
    f、Sn、Sb、Ga、In、Tl、Zn、Cd、希土
    類元素、白金族元素をそれぞれ5%以下、Be、Ag、
    Sr、Baをそれぞれ3%以下、Bを1%以下の1種ま
    たは2種以上の合計0.01〜30%、少量の不純物と
    からなる合金に加工率50%以上の冷間加工を施した後
    、900℃以上融点以下の温度で加熱し、ついで規則−
    不規則格子変態点以上の温度から100℃/秒〜1℃/
    時の組成に対応した適当な速度で常温まで冷却すること
    により、1KHzにおける実効透磁率3000以上、飽
    和磁速密度4000G以上で、且つ(110)〈112
    〉+(311)〈112〉の再結晶集合組織を形成せし
    めることを特徴とる耐摩耗性高透磁率合金の製造法。 6、重量比にてNi60〜90%、Nb0.5〜14%
    、PおよびSの合計0.001〜1%(但し、S0.1
    %以下)および残部Feを主成分とし、副成分としてC
    r、Mo、Ge、Auをそれぞれ7%以下、Co、Vを
    それぞれ10%以下、Wを15%以下、Cu、Ta、M
    nをそれぞれ25%以下、Al、Si、Ti、Zr、H
    f、Sn、Sb、Ga、In、Tl、Zn、Cd、希土
    類元素、白金族元素をそれぞれ5%以下、Be、Ag、
    Sr、Baをそれぞれ3%以下、Bを1%以下の1種ま
    たは2種以上の合計0.01〜30%、少量の不純物と
    からなる合金に加工率50%以上の冷間加工を施した後
    、900℃以上融点以下の温度で加熱し、ついで規則−
    不規則格子変態点以上の温度から100℃/秒〜1℃/
    時の組成に対応した適当な速度で冷却し、これをさらに
    規則−不規則格子変態点以下の温度で1分間以上100
    時間以下の組成に対応した適当時間加熱し冷却すること
    により、1KHzにおける実効透磁率3000以上、飽
    和磁束密度4000G以上で、且つ(110)〈112
    〉+(311)〈112〉の再結晶集合組織を形成せし
    めることを特徴とする耐摩耗性高透磁率合金の製造法。 7、重量比にてNi60〜90%、Nb0.5〜14%
    、PおよびSの合計0.001〜1%(但し、S0.1
    %以下)および残部Feと少量の不純物とからなり、1
    KHzにおける実効透磁率3000以上、飽和磁束密度
    4000G以上で、且つ(110)〈112〉+(31
    1)〈112〉の再結晶集合組織を有する耐摩耗性高透
    磁率合金よりなる磁気記録再生ヘッド。 8、重量比にてNi60〜90%、Nb0.5〜14%
    、PおよびSの合計0.001〜1%(但し、S0.1
    %以下)および残部Feを主成分とし、副成分としてC
    r、Mo、Ge、Auをそれぞれ7%以下、Co、Vを
    それぞれ10%以下、Wを15%以下、Cu、Ta、M
    nをそれぞれ25%以下、Al、Si、Ti、Zr、H
    f、Sn、Sb、Ga、In、Tl、Zn、Cd、希土
    類元素、白金族元素をそれぞれ5%以下、Be、Ag、
    Sr、Baをそれぞれ3%以下、Bを1%以下の1種ま
    たは2種以上の合計0.01〜30%、少量の不純物と
    からなり、1KHzにおける実効透磁率3000以上、
    飽和磁束密度4000G以上で、且つ(110)〈11
    2〉+(311)〈112〉の再結晶集合組織を有する
    耐摩耗性高透磁率合金よりなる磁気記録再生ヘッド。
JP59211504A 1984-10-11 1984-10-11 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法 Granted JPS6191340A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59211504A JPS6191340A (ja) 1984-10-11 1984-10-11 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59211504A JPS6191340A (ja) 1984-10-11 1984-10-11 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26270089A Division JPH0645849B2 (ja) 1989-10-07 1989-10-07 耐摩耗性高透磁率合金の製造法
JP1262701A Division JPH02138709A (ja) 1989-10-07 1989-10-07 耐摩耗性高透磁率磁気記録再生ヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6191340A true JPS6191340A (ja) 1986-05-09
JPH0310700B2 JPH0310700B2 (ja) 1991-02-14

Family

ID=16607029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59211504A Granted JPS6191340A (ja) 1984-10-11 1984-10-11 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6191340A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61174349A (ja) * 1985-01-30 1986-08-06 Res Inst Electric Magnetic Alloys 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法ならびに磁気記録再生ヘツド
CN106024257A (zh) * 2016-06-29 2016-10-12 无锡康柏斯机械科技有限公司 一种汽车点火线圈用软磁铁芯的制备工艺
CN106205928A (zh) * 2016-06-29 2016-12-07 无锡康柏斯机械科技有限公司 一种基于汽车点火线圈的软磁铁芯

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6024348A (ja) * 1983-07-21 1985-02-07 Res Inst Electric Magnetic Alloys 磁気記録再生ヘツド用耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法ならびに磁気記録再生ヘツド
JPS60224728A (ja) * 1984-04-19 1985-11-09 Res Inst Electric Magnetic Alloys 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6024348A (ja) * 1983-07-21 1985-02-07 Res Inst Electric Magnetic Alloys 磁気記録再生ヘツド用耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法ならびに磁気記録再生ヘツド
JPS60224728A (ja) * 1984-04-19 1985-11-09 Res Inst Electric Magnetic Alloys 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61174349A (ja) * 1985-01-30 1986-08-06 Res Inst Electric Magnetic Alloys 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法ならびに磁気記録再生ヘツド
JPH0545658B2 (ja) * 1985-01-30 1993-07-09 Denki Jiki Zairyo Kenkyusho
CN106024257A (zh) * 2016-06-29 2016-10-12 无锡康柏斯机械科技有限公司 一种汽车点火线圈用软磁铁芯的制备工艺
CN106205928A (zh) * 2016-06-29 2016-12-07 无锡康柏斯机械科技有限公司 一种基于汽车点火线圈的软磁铁芯
CN106024257B (zh) * 2016-06-29 2019-04-12 无锡康柏斯机械科技有限公司 一种汽车点火线圈用软磁铁芯的制备工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0310700B2 (ja) 1991-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910002868B1 (ko) 고투자률의 내마모합금과 그 제조방법
JP2777319B2 (ja) 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法ならびに磁気記録再生ヘッド
JPS63317627A (ja) 鉄損が低くかつ透磁率が高いセミプロセス無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JPS625972B2 (ja)
JP3294029B2 (ja) 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法ならびに磁気記録再生ヘッド
JPS58123848A (ja) 磁気記録再生ヘツド用耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法ならびに磁気記録再生ヘツド
JPS6191340A (ja) 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法
JP3251899B2 (ja) 耐摩耗性高透磁率合金および磁気記録再生ヘッド
KR102323332B1 (ko) 이방향성 전기강판 및 그의 제조방법
EP3733914A1 (en) Grain-oriented electrical steel sheet and manufacturing method therefor
JPH02138449A (ja) 耐摩耗性高透磁率合金の製造法
JPS60224728A (ja) 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法
JPH0645847B2 (ja) 耐摩耗性高透磁率合金の製造法
JPS6024348A (ja) 磁気記録再生ヘツド用耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法ならびに磁気記録再生ヘツド
JPH0377645B2 (ja)
JPH0377644B2 (ja)
JPH02153036A (ja) 磁気記録再生ヘッド用耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法ならびに磁気記録再生ヘッド
JPH02146704A (ja) 耐摩耗性高透磁率磁気記録再生ヘッド
JPS6134160A (ja) 磁気記録再生ヘッド用耐摩耗性高透磁率合金およびその製造法
JPH0645846B2 (ja) 耐摩耗性高透磁率合金の製造法
JPH07166281A (ja) 耐摩耗性磁性合金
JP2556571B2 (ja) 耐食性軟磁性鋼板の製造方法
KR20230094866A (ko) 이방향성 전기강판 및 그의 제조방법
JPH0645848B2 (ja) 磁気記録再生ヘッド用耐摩耗性高透磁率合金の製造法ならびに磁気記録再生ヘッド