JPS6188822A

JPS6188822A - 園芸用夜冷システム

Info

Publication number: JPS6188822A
Application number: JP59208930A
Authority: JP
Inventors: 久和内山
Original assignee: FUKUROI UCHIYAMA SHOKAI KK
Current assignee: FUKUROI UCHIYAMA SHOKAI KK
Priority date: 1984-10-04
Filing date: 1984-10-04
Publication date: 1986-05-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はハウス園芸において園芸作物の花芽の分化を人
工的に調節して行なわせるようにした夜冷システムに関
づるものである。

〔従来の技術及びその問題点〕

従来ハウス園芸においては日長を調節することにより園
芸作物の花芽の分化を行なわせているが、これと共に夜
温を調節する夜冷システムについては十分に効果のある
ものではなかった。

〔問題点を解決するための手段］本発明はこのような問題点に対処してなされたもので、
園芸作物花芽の分化を効果的に行なわせることのできる
夜冷システムを提供するものである。

即ち本発明の園芸用の夜冷システムは、園芸作物をハウ
ス内に出し入れして日長を調節することによりその花芽
の分化を行なわせるに際し、側壁及び屋根を断熱材外装
により遮光したハウス内に冷凍機を設置し、仮植した園
芸作物を載置した移動ベンチを昼間の所定時間の間該ハ
ウス外の野外に置いた後、夜間を含む１日の残余の時間
の間該ハウス内に収容し、該ハウスの天井部より前記冷
凍機からの所定温度の冷気を下降させて移動ベンチ上の
園芸作物を冷却し、その花芽の分化を人工的に調節して
行なわせるようにしたことを特徴とするものである。

〔実　施　例］以下図面に基いて実施例を説明する。

図において（１）はハウス本体で側壁フレーム（２）と
屋根フレーム（３）により開成され、それに沿っ−Ｃ外
側にはアルミ混入フィルム（４ａ）で被覆された断熱材
（４）が外装されており、これによりハウス（１）内は
遮光されて暗くなっている。（５）は天井部でプラスチ
ックフィルム等で形成されており、冷凍機（６）からの
冷気（７ａ）により屋根裏にできた冷気層（７ンから下
方の暗室（８）に冷気（７ｂ）をむらなく均等に下降さ
せるように孔（５ａ）が数多く設けられている。（９）
は移動ベンチで側枠（１０）に複数段（図では３段）の
棚板（１１ａ　）　、　　＜１１ｂ　）　、　　（１１
ｃ　）が架設されており、その脚部には移動用のキャス
ター（１２）が取付けられている。

このような構成においで花芽の分化を人工的に調節して
行なわせるに際しては、これら複数台の移動ベンチ（９
）の各棚板Ｎ１ａ＞。

（１１ｂ　）　、　　（１１ｃ　）上に園芸作物（１３
）を仮植した鉢（１４）を載置して昼間の所定時間の間
、第３図に示すようにハウス（１）外の野外に置いて日
光に当てた後、移動ベンチ（９）を移動して第１図及び
第２図に示すようにハウス（１）の暗室（８）内に収容
し、夜間を含む１日の残余の時間の間、冷凍機（６）か
らの所定温度の冷気（７ｂ）を矢印で示すように天井部
（５）の孔（５ａ）を通して暗室（８）内に下降させ、
移動ベンチ（９）上の園芸作物（１３）を所定温度に冷
却する。かくすることにより暗室（８）内はむらなく均
等に冷却され園芸作物（１３）の冷却を効果的に行なう
ことができる。なお、移動ベンチ（９）をハウス（１）
内に収容するに際しては、第４図示すようにハウス（１
）の両側壁フレーム（２）、’（２）の下部に移動用キ
ャスター（１５）、　　（１５）を適宜個数設けてハウ
ス（１）自体を移動可能な構造とし、移動ベンチ（９）
を移動させる代りにハウス（１）を移動させて移動ベン
チ（９）をハウス（１）内に収容することもできる。

次に第５図〜第７図に示すものは本発明の他の実施例を
示すもので、移動ベンチとしては一組に重ね合わせ可能
な、（Ｉｌ高ならびに横巾の異なる単段棚式の複数台（
図では３台）の移動ベンチ（９’　ａ　＞、　　（９’
　ｂ　）、　　（９’　Ｏ）を用い、昼間野外に置くと
きには、第７図のように夫々の移動ベンチ＜９’　ａ　
）、　　（９’　ｂ　＞。

（９’　Ｃ）を並べてその上に園芸作物（１３）を仮植
した鉢（１４）を多数載置して日光に当てるようにする
。かくすることにより園芸作物（１３）に対して日光を
均等に当てることができる。これら移動ベンチ（９’　
ａ　＞、　　（９’　ｂ　）。

（９’　Ｃ）をハウス（１）内に収容する際には第５図
及び第６図に承りようにそれらを重ね合わせることによ
りコンパクトに収容することができ、暗室く８）を有効
に使用しうる。昭空（８）に収容後は前記実施例と同様
にして、民芸作物（１３）を冷却づる。

（発明の効果）本発明においては以上のように断熱材の外装により遮光
したハウスを用いて保冷効果を高めると共に、冷気層を
上部の屋根裏に設けてそれより冷気を下方の暗室に下降
させるので温度ムラがなく均等に園芸作物を冷却するこ
とがＣきる。また移すＪベンチを三段可成や三段重ね可
成等の多段式にしたことにより暗室内のスペースを有効
に用いることができる。

本発明のこのような夜冷システムを用い、園芸作物を前
記のようにして必要回数繰り返しハウス内に出し入れす
ることにより、日長と夜温の効果的な調節が可能であり
、園芸作物の花芽の分化を人工的に調節して行わせるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の一実施例を説明（るもので、
第１図及び第２図はハウス内に移動ベンチを収容した状
態を示すもので、第１図は縦断正面図、第２図は縦断側
面図、第３図は移動ベンチを野外に置いた状態を示す図
、第４図はハウスを移動させてハウス内に移動ベンチを
収容した状態を示す縦断正面図、第５図〜第７図は本発
明の他の実施例を説明するもので、第５図及び第６図は
ハウス内に移動ベンチを収容した状態を示すもので第５
図は縦断正面図、第６図は縦断側面図、第７図は移動ベ
ンチを野外に置いた状態を示す図ぐある。１・・・ハウス本体２・・・　側壁フレーム３・・・　屋根フレーム４・・・　断熱材５・・・　天井部６・・・　冷凍機７・・・　冷気層７ａ　　、　　７ｂ　　・・・　　冷　　気８・・・　
　暗　　室９．９’　ａ、９’　ｂ、９’　ｃ−・・　移動ベンチ
１３・・・　園芸作、物１４・・・鉢第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）園芸作物をハウス内に出し入れして日長を調節す
ることによりその花芽の分化を行なわせるに際し、側壁
及び屋根を断熱材外装により遮光したハウス内に冷凍機
を設置し、仮植した園芸作物を載置した移動ベンチを昼
間の所定時間の間該ハウス外の野外に置いた後、夜間を
含む１日の残余の時間の間該ハウス内に収容し、該ハウ
スの天井部より前記冷凍機からの所定温度の冷気を下降
させて移動ベンチ上の園芸作物を冷却し、その花芽の分
化を人工的に調節して行なわせるようにしたことを特徴
とする園芸用夜冷システム。
（２）移動ベンチをハウス内に移動させるか、又は移動
ベンチのある場所にハウスを移動させて移動ベンチを該
ハウス内に収容した特許請求の範囲第（１）項記載の園
芸用夜冷システム。
（３）ハウスの天井部分を冷気が均等に下降しうるよう
に穿孔したプラスチックフィルムで形成した特許請求の
範囲第（１）項又は第（２）項記載の園芸用夜冷システ
ム。
（４）夫々の移動ベンチが３段棚式のものである特許請
求の範囲第（１）項から第（３）項までのいずれか１項
記載の園芸用夜冷システム。
（５）移動ベンチが３台一組として重ね合せうるような
棚高及び横幅の異なる単段棚式のものより構成されてい
るものである特許請求の範囲第（１）項から第（３）項
までのいずれか１項記載の園芸用夜冷システム。