JPS6188676A

JPS6188676A - 液晶テレビ装置

Info

Publication number: JPS6188676A
Application number: JP59209473A
Authority: JP
Inventors: Hideshi Ono; 大野　秀史; Akira Tsuzuki; 都筑　明; Toshiaki Oguchi; 小口　俊明; Shigeru Futagami; 茂二上; Masaru Yoshida; 勝吉田; Satoru Kimura; 哲木村; Hiroyuki Uematsu; 植松　宏之; Koichi Nakajima; 中島　康一; Osamu Matsumura; 修松村; Toshio Sakaguchi; 坂口　俊夫
Original assignee: Citizen Watch Co Ltd
Current assignee: Citizen Watch Co Ltd
Priority date: 1984-10-05
Filing date: 1984-10-05
Publication date: 1986-05-06
Also published as: US4646158A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、表示装置として液晶表示パネルを用いた液晶
テレビ装置、特に、液晶カラーテレビ装置の構造に関す
るものである。

〔従来の技術〕

高度情報化社会の到来が目前に迫った今日、テレビ受信
機はテレビ放送を受信する単一機能型から、多様な情報
媒体の受信端末装置としての役割を備えた多機能型に変
化している。

一方、情報の受信端末装置としての機能が重要になるに
つれ、いつでも、どこでも、必要な情報が即時に得られ
る個人レベルの携帯用情報機器の必要性が生じてくる。

この要求を満たすものが、液晶テレビ装置であると位置
付けられ、精力的な研究開発が行われた結果、既に白黒
表示式の携帯用液晶テレビ装置が商品化され、今後は液
晶カラーテレビ装置の実用化が注目されている。

携帯用液晶カラーテレビ装置は、各画素に対応した三原
色（赤、緑、青）のパターンを形成したカラーフィルタ
を密着挾持した液晶表示パネルの各画素の透過光量を液
晶層のシャッタ効果により制御して、種々の色を再現す
るものである。

それ故に、明るく、コントラストの優れた良好な画像品
質を得るためには、照明装置が必要である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、前述した照明装置の消費電力が大きく、
結果として液晶カラーテレビ装置の電池寿命が短く、実
用性に問題を有していた。

一方、電池寿命の問題を解決するには回路システムの低
電力化は当然として、容量の大きい電池を使用すること
、照明装置の輝度を低下させることが考えられるが、前
者は液晶カラーテレビ装置の小型、薄型化による携帯性
の向上の障害となるものである。又、後者は画像品質の
低下を招くことになり、いずれも望ましい方法とは云え
ないものである。

要するに、優れた画像品質を得ると共に、液晶カラーテ
レビ装置の低電力化が実用化に際しての技術的課題であ
った。

本発明の目的は、上述した技術的課題を解決し、いつで
も、どこでも、必要な情報を即時に得られる携帯用液晶
カラーテレビ装置の実用化の手段を提供するものである
。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の液晶カラーテレビ装置は、テレビ受信回路、発
音装置、操作機構及び電池等を収納した第１のハウジン
グと、液晶表示パネル、駆動制御回路を有するパネルブ
ロックと、収納する第１の　　　□ハウジング照明装置
を収納した照明ブロックを有する第３のハウジングの三
体構成とし、各々が相互に開閉可能な構造としたもので
ある。この構造により、液晶カラーテレビ装置に備えた
照明装置以外に、太陽光、屋内照明灯等の外光を積極的
、かつ、合理的に利用することが可能となり、照明装置
の使用頻度を低下させて低電力化を計り、技術的課題を
解決し妹もので１ある。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。

第１図、第２図は本発明による液晶カラーテレビ装置の
視聴状態及び携帯状態の外観を示すものである。１はハ
ウジングであり、合成樹脂を射出成形して得られた上枠
１０１と下枠１０２とで構成されている。上枠１０１の
ほぼ中央部には鏡１９が装着されている。上枠１０１の
右側上部には発音装置１６の放音部１０６が設けられ、
右側下□部には受信チャンネルを表示する選局表示部１
０４が設けられている。上枠１０１の左下端部には後述
する時計モジュール１７の時計表示部１０５が設けであ
る。又、時計表示部１０５の上側には後に詳述する操作
機構１８を構成する電源スイツチツマミ１８１が装着さ
れている。

選局表示部１０４の右側及び下側には各々選局ツマミ１
８２、音量調節ツマミ１８３と受信バンドの切替を行う
ためのバンド切替スイッチツマミ１８４、カラー調整用
ツマミ１８５．１８６が装着されており、これらのツマ
ミ類はテレビ装置を外部より操作するものである。１５
はテレビ放送電波を受信するロッドアンテナであり、ハ
ウジング１に収納可能な様に上部背面側に配置され、下
枠１０２に固定されている。この配置を採用することに
より、ロッドアンテナ１５の引出し、収納時の操作性が
向上すると共に、可動範囲も拡大できた。又、使用者が
手に載せて視聴する使用形態以外に、机上に最適な角度
をもって載置して視聴する場合でも、ロッドアンテナ１
５の可動範囲は制約を受けず操作性も制約はないもので
ある。

尚、実施例の液晶テレビ装置は、図示していないが机上
管に最適な角度で、かつ安定して載置できる様に、収納
、取出して容易なスタンドが下枠１０２に装着されてい
る。

２は後述する液晶表示パネル２１、駆動制御回路２２を
有するパネルブロックを収納するハウジングであり、ハ
ウジング１の上側に左端部を除いた全域を覆う様に配置
され、ハウジング１に対して開閉可能である。６は後述
する蛍光管３１、照明回路３２等を有する照明ブロック
を収納するハウジングであり、ハウジング２の上側に右
端部を除いた全域を覆う様に、かつ、ハウジング１のほ
ぼ中央部に対応する位置に配置され、ハウジング７に対
して開閉可能である。太陽光下、屋内照明灯下の様に十
分な明るさが候られる環境でテレビ放送を視聴する際に
は、ハウジング６を想像線で示す様に開き、ハウジング
２の背面側より外光を直接取入れることができる。

第３図、第４図、第５図は各々ハウジング１、ハウジン
グ２、ハウジング乙に収納された主要構成部品の配置を
示す平面図である。第３図に於いて、１１はテレビ受信
回路ブロックであり、チューナ１１１、第１１図に示す
映像及び音声の中間周波信号処理回路１１２、色信号再
生回路１１６、音声増幅回路１１８の他、選局表示機構
１２６、ジャック１２６．１２５等を基板１２９に実装
して成るもので、上枠１０１に固定されている。チュー
ナ１１１は基板１２９の左下端部に鏡１９と平面的に重
なる位置に配置しである。ジャック１２６は外部より映
像信号及び音声信号を入力するもので、例えばビデオカ
メラと接続してビデオモニターとしても使用できる。こ
の様に、携帯型の液晶テレビ装置とはいえ、多様な情報
媒体の受信端末装置として利用できる様に配慮しである
。

ジャック１２５は音声情報をイヤホン（図示せず）によ
って聴取するものであり、発音装置１６、音声増幅回路
１１８及び音量調節ツマミ１８３と近接して配置し、配
線の効率化による高密度実装と操作性の向上が可能とな
った。又、イヤホンと内蔵の発音装置１６はイヤホンの
プラグをジャック１２５に押抜することにより切替える
構成としであるので、混雑した環境に於いても他人に迷
惑をかげることなく視聴が可能であり、個人レベルの情
報機器としての機能に配慮しである。

選局表示機構１２６は第８図に詳述するが、選局ツマミ
１８６、バンド切替ツマミ１８４と近接さぜ、右下端部
に配置しである。この様に機能及び操作に於いて相互に
関連のある部品を近接配置することにより、操作性が向
上すると共に、ブロック化が可能となり、液晶テレビ装
置の小型化に有効な手段となっている。

又、第１０図に示す如く、基板１２９の右上端部には、
後述する駆動制御回路２２と電気的接続を行うための接
続用パターン１２９ａが設けである。

１６は電源回路であり、上枠１０１の左端部に収納され
ている。１６１は電源ジャックであり、内蔵した電池１
４以外の電源、例えば、バッテリ、＜ツク、ＡＣアダプ
タ、カーバッテリアダプタ等による使用も可能とし、電
源の多様化を計り、いつでも、どこでも視聴できる様に
考慮しである。

電池１４は後述する下枠１０２の左端部に設けた電池室
１０７に収納されており、交換時の操作性、液晶テレビ
装置の重量的なバランス、配置スペースの効率化等を考
慮して配置しである。１７は時計モジー−ルであり、上
枠１０１の左下端部に収納しである。時計モジュール１
７を備えた事により、液晶テレビ装置の視聴時間が把握
でき、電池を交換する時期の目安とし利用でき、利便性
が向上する。又、時計モジュール１７にアラーム機能を
付加してあれば、視聴したい番組を見逃がすことが防げ
、一層便利である。１７１．１７２は時計モジー−ル１
７の時刻修正等の操作を行うブツシュボタンである。

第４図に於いて、２１は液晶表示パネルであり、上透明
基板２１１と下透明基板２１２とを一定の間隙を保持し
て一体化し、この空隙に液晶物質を注入したものである
。下透明基板２１２は各画素に対応した赤、緑、青のパ
ターンを形成したカラーフィルタを極薄板ガラスで密着
挾持し、極薄板ガラス上に透明な走査電極が形成しであ
る。液晶表示パネル２１の上透明基板２１１と下透明基
板２１２が一体化されて、互いに突出した部分には各々
、信号電極駆動回路２１１ａ、２１１ｂ、２１１ｃ、２
１１ｄ、走査電極駆動回路２１２ａが実装されている。

液晶表示パネル２１はその表示領域が鏡１９と対応する
杼に、パネル枠２０１に収納、保持されている。２２は
駆動制御回路であり、制御用集積回路２２１及びその基
準振動源である水晶振動子の他チップ状のコンデンサ、
抵抗、トランジスタ（図示せず）等が基板２２９に実装
されている。１８７は輝度調整ツマミであり、基板２２
９の右上端部に装着されている。輝度調整ツマミ１８７
は基板２２９に実装された可変抵抗器２２５と一体化さ
れており、液晶表示パネル２１の印加電圧を変化させて
表示面の明るさを調整するものである。基板２２９は液
晶表示パネル２１の表示領域に対応する位置に窓２２９
ａが設けられ、光が透過できる構造となっている。又、
基板２２９の右上端部には、前述した受信回路１１と電
気的接続を行う接続用パタ一ン２２９ｂが設けである。

パネル枠２０１は左右端部にハウジング１に対する軸受
２０１ａが、又、照明ブロック乙に対する軸受２０１ｂ
がこれに対応する位置に設けである。

第５図に於いて３０１は照明枠であり、左右上端部には
各々軸受３０１ａが、中央下端には帯状の突起６０１ｂ
が設けられている。６１は丸形の蛍光管であり照明枠３
０１の中央に配置され、両端を弾性部材（図示せず）で
支持して照明枠６０１に収納、保持しである。６２は照
明回路であり、変圧器６２１の他トランジスタ、コンデ
ンサ、抵抗（図示せず）等から成り、基板６２９に実装
されて、照明枠６０１に保持されている。

６６は反射板であり、蛍光管３１０発する光を効率よく
液晶表示パネル２１に入射させ、がっ、液晶表示パネル
２１の表示領域を均一な明るさにするものである。１８
８は照明回路３２を制御して蛍光管３１０発光量を切替
える照明切替スイッチツマミであり、照明枠６０１の左
側面に装着されている。

第６図〜第９図はいずれも実施例の断面を示すものであ
り、各々第２図のＡ−Ａ、Ｂ−Ｂ、第３図のＣ−Ｃ断面
、及び、パネルブロック２、照明ブロック灸の回転機構
を示している。尚、前述した部品については同一番号が
附しである。

第６図に於いて、２３はパネル枠２０１に接着一体化し
た上風防である。２４は下風防であり、金属製のパネル
支持板２５に接着一体化されている。上風防２６、下風
防２４は乳白色の合成樹脂から成り、液晶表示パネル２
１の機械的保護と、パネルブロックλ内にゴミや埃りが
侵入するのを防止して耐環境性を向上させる他、外光利
用時（照明ブロック支を開いて視聴する場合）に、天井
や空が鏡１９に写る事象を防止するものである。

又、パネル支持板２５はパネルブロック２の蓋であり、
しかも剛性を向上させるための部材である。

液晶表示パネル２１と駆動制御回路２２はコネクタ２６
により電気的に接続されている。

３４は拡散板であり、照明枠支持板３５に接着一体化さ
れている。６６はフィルム状のライティングカーテンで
あり、蛍光管３１の近傍とその周辺部との明るさを均一
化するものである。

尚、実施例では丸形の蛍光管を使用した場合について説
明したが、面状の平面蛍光管或いは発光素子、例えば、
ニレクロルミネッセンス等を採用しても一部に支障はな
い。

第７図に於いて、１０８は時計風防であり、上枠１０１
の時計表示部１０５に装着されている。

１８９は電源スイツチレバーであり、電源スイツチツマ
ミ１８１とネジ結合され、かつ、電源スィッチ１６２と
係合している。電源スイツチレバー１８９は一部に円筒
状の突起１８９ａが設けてあり、視聴後にパネルブロッ
ク２を閉じれば、第６図に示すパネル枠２０１と第３図
に示す突起１８９ａが当接し、電源スイツチレバー１８
９を左方向に移動させ、自動的に電源スィッチ１６２を
ＯＦＦする機構となっている。

電源回路１３は変圧器１６６、コンデンサ１３４、トラ
ンジスタ１３５、抵抗１６６等で構成されている。これ
らの電子部品は前述した電源ジャック１３１　、華’源
スイッチ１６２と共に基板１６９に実装されている。１
６７．１６８はシールド板であり、電源回路１６から放
射される雑音を吸収し、受信回路１１との電気的な干渉
を防止するものである。

時計上ジュール１７は上枠１０１に収納され、下枠１０
２の電池室１０７の天井部分に設けた時計モジュール押
工部１０２ａにより、保持されている。１０２ｂは時計
モジー−ル１７の電池交換用の蓋である。１０６は電池
蓋であり、下枠１０２と弾性結合している。

又、１０２は外部アンテナジャックであり、ロッドアン
テナ１５で受信したテレビ信号と外部から入力する信号
（ＲＦ倍信号を切替え、るものであり、例えば、駅のホ
ームの様に混雑した場所で視聴する場合に、コンドアン
テナ１５０代わりに、ワイヤアンテナを外部アンテナジ
ャック１２０に挿入して使用するものである。

第８図に於いて、１０９は選局風防であり、上枠１０１
の選局表示部１０４に装着されている。

１８４ａはバンド切替スイッチ止メ板であり、バンド切
替スイッチツマミ１８４とネジ結合され、基板１２９に
実装したバンド切替スイッチ１２２と係合している。

１２６は選局表示機構であり、チャンネル位置を印刷等
の手段で設げた選局ドラム１２６ａ、支持枠１２６ｂの
他選局用ボリウム、選局車、減速車（図示せず）等で構
成されている。選局ドラム１２６ａは選局用ボリウムと
ネジ結合により一体化され、減速車と係合して、支持枠
１２６ｂに支持されている。選局車は選局ドラム１２６
２の内壁で支承され、減速車と係合している。一方、支
持枠１２６５は第１０図に示す音量用ポリウム１２４の
位置決め、支持も兼ねている。この様に支持枠１２６１
）は選局表示機構１２６の主要な構成部品であると共に
、操作機構１８の支持部材でもあり、選局表示機構１２
６、操作機構１８のブロック化に有効に寄与している。

以上、ハウジング１、パネルブロック２、照明ブロック
乙に収納された各構成部品の配置構造について説明した
が、ここで各々のブロックの相対的な関係を第９図に基
づき説明する。第９図に於いて、４０はパネル枠回転軸
であり、パネル枠２０１の軸受２０１ａと第３図に示す
上枠１０１に設げた軸受１０１ａに各々遊合しており、
図示しないがＣ−ＩＪングにより軸方向の位置が規正さ
れている。パネル枠２０１の軸受２０１ａの近傍には腕
部２０１ｃが設けられ、その一部には位置決め溝２０１
ｄが形成されている。一方、上枠１０１には位置決め溝
２０１ｄに対応する突起１０１ｂが設けられ、パネルブ
ロック２を開いた状態では、突起１０１ｂと位置決め溝
２０１ｄが係合し、第１図に示す様にパネルブロック２
０位置が保持される。又、携帯時には、上枠１０１の中
央下端に設けた第３図に示すフック１０１ｃとパネル枠
２０１の前縁部が係合しており、視聴時には、上枠１０
１に設けた押しボタン１０１ｄを押して、フック１０１
ｃとパネル枠２０１の係合を解除し、パネルブロック２
を開く構造となっている。パネル枠回転軸４０の位置は
前述した第６図の液晶表示パネル２１の収納位置、基板
２２９の形状、及び鏡１９の位置と密接な関係がある。

即ち、パネル回転軸４０を高い位置に設けると、鏡１９
に写された液晶表示パネル２１の画像は手前に形成され
、鏡１９０表面反射の影響で画像が見難く、可視範囲も
狭くなる。又、甚だしい場合には、画像が鏡１９の範囲
に収まらない。この問題を解決するには液晶表示パネル
２１を後方に配置する方法もあるが、基板２２９の窓２
２９ａ周辺の配線自由度を低下させ好ましくない。従っ
て、実施例では、液晶表示パネル２１をパネル枠２０１
の中央（前後方向で）に配置し、パネル回転軸４０を許
容されうる最も低い位置に設け、かつ、鏡１９はパネル
ブロック２を開いた状態で、パネル枠２０１の前縁によ
り遮光され、表面反射の影響を受は難い位置に配置しで
ある。

５０は照明枠回転軸であり、パネル枠２０１の軸受２０
１１）と照明枠６０１の軸受６０１ａに遊合しており、
パネル枠回転軸４０と同様の方法で軸方向の位置を規正
されている。又、照明枠回転軸５０は、パネル枠回転軸
４０の上部に設げである。照明ブロック６は、内蔵した
照明装置を使用する場合は第６図に示す様にパネル枠２
０１と照明枠６０１が係合しており、パネルブロック２
と一体である。又、外光を利用する場合は照明枠６０１
に設けた帯状の突起３０１１）に指を掛けて押し上げる
ことにより係合を解除し、照明ブロック６をパネルブロ
ック２に対して開くものである。

照明ブロック乙の開いた位置での保持はパネル枠２０１
と照明枠６０１の形状的な結合で行っている。

尚、実施例に於いては、パネルブロック２の開き角度は
水平方向に対して５００、照明プロック乙の開き角度は
、パネルブロック２に対して約９０°に設定しである。

これらの設定値は、外光を効率的に利用でき画像が最も
見易いこと、外光利用時に照明ブロック６が視野外に存
在すること等の条件を満たす様に、各種の実験により確
認して設定したものである。

更に、実施例では採用していないが、照明ブロック６を
開いた状態で照明装置の電源を自動的に切る機構を附加
すれば、電力の有効利用ができ一層便利である。

第１０図はハウジング１、パネルブロック２、照明ブロ
ック乙に各々収納された、電源回路１３、テレビ受信回
路１１、駆動制御回路２２及び照明回路６２の相互の結
線状態を示すものである。

電池１４から電源回路１６に供給された電力は、電源回
路１６で昇圧、定電圧化され、テレビ受信回路１１、照
明回路６２に分配され、テレビ受信回路１１から更に駆
動制御回路２２に分配される。

電源回路１６と照明回路６２の電気的接続はフィルム状
のフレキシブル回路基板で行なわれ、電源回路１６とテ
レビ受信回路１１は通常のジャンパ線で接続されている
。又、テレビ受信回路１１は駆動制御回路２２へ電力の
分配以外に、原色信号、映像信号等を供給しており、こ
れらはフレキシブル回路基板で行っている。

以上の説明により実施例の液晶カラーテレビ装置の構成
部品の平面的、断面的な配置構成と構造が理解されたと
考えられるので、本発明の構成によれば、何故に画像品
質に優れ、かつ低電力化した液晶カラーテレビ装置が実
現できるのかを説明する。

液晶表示パネル２１は各画素に対応する三原色（赤、緑
、青）のパターンを形成したカラーフィルタを挾持して
いるので、光の透過光量は低下し、必然的に画像表示面
は暗くなる。それ故に、良好な画像品質で視聴するには
照明装置を必要とする。

具体的には、スポーツのナイトゲーム観戦時、通勤、通
学途上の駅のホームの視聴時には照明装置を必要とする
場合が多いものである。

しかし、屋外での太陽光下、照明灯を備えた机上環では
照明装置がな（とも、十分な画像品質で視聴が可能であ
り、照明装置を使用せずに視聴できる周囲の明るさの限
界は、我々の実験によれば雲り日の窓際の明るさく約２
０００クルス）であった。この事実は消費電力の大きい
照明装置を使用せずに視聴できる機会が相当あることを
示しており、内蔵した照明装置と太陽光、屋内照明灯等
の外光とを併用する方式が、液晶カラーテレビ装置の低
電力化に対して極めて有効な手段であることが確認され
た。

しかしながら、いつでも、どこでも、必要な情報を即時
に得るためには照明装置を備えることが不可欠であり、
携帯用の液晶カラーテレビ装置に於いてはこの形態が非
常に重要な要素となる。

即ち、着脱可能な別体の照明装置とするか、一体型とす
るかにより、携帯性、デザイン性、操作性の良否を決定
するものである。本発明はこれらの要件の他、外光の採
光効率、画像品質、視聴可能条件、保守性等多面的な検
討を行い、一体型を採用したものである。この構成によ
れば、太陽光、゛屋内照明灯等の外光は液晶表示パネル
２１に直接入射されるので、他の反射部材を利用する方
法に対して極めて採光効率が高く、外光利用での視聴機
会が大幅に拡大でき、電池寿命も長くなって商品性が向
上する。

一方、液晶表示パネル２１の画像は鏡１９に写像される
構成であるので、鏡１９の周辺部はパネルブロック２で
遮光されており、鏡１９０表面部と周囲との明暗差が大
きくなり、しかも、鏡１９０表面反射の影響を受けない
ので良好な画像品質が得られるものである。

次に実施例の回路システムを第１１図に示すブロック図
面の簡単な説明する。１１２は映像中間周波増幅回路、
映像検波回路、映像増幅回路、ＡＧＣ回路の他、音声中
間周波増幅回路、音声検波回路、音声増幅回路等を集積
化した中間周波信号処理回路である。１１６は色信号再
生回路であり、帯域増幅回路１１４、色同期回路１１５
、色復調回路１１６、色信号増幅回路１１７が集積化さ
れたものである。１１８は音声増幅回路である。

１１９は選局ボリウム１２１、バンド切替スイッチ１２
２を含む選局制御回路であり、各々のチャンネルに対応
する選局電圧を作り出すものである。

１６は電源回路であり、昇圧回路、定電圧回路等で構成
され、電池１４の電圧を昇圧し、複数の安定化した定電
圧を供給する機能を有する。

２２１は駆動制御回路であり、Ａ／Ｄ変換回路２２２、
同期分離回路２２６、制御回路２２４で構成され、集積
化されている。

動作について説明すると、ロンドアンテナ１５で受信さ
れたテレビ放送信号は外部アンテナジャック１２０を介
してチューナ１１１に入力され、チューナ１１１と選局
制御回路１１９で所要のチャンネルに選択されるととも
に中間周波信号に周波数変換される。中間周波信号はＳ
ＡＷフィルタを介して中間周波信号処理回路１１２に入
力され、映像中間周波増幅回路で増幅された後、映像検
波回路で検波され、映像信号、が取り出される。映像信
号は映像増幅回路で増幅された後、Ａ　／　Ｖジャック
１２６を介して色信号再生回路１１６と駆動制御回路２
２１　Ｋ入力される。帯域増幅回路１１４は入力された
映像信号の中からカラーバーストを含んだ搬送色信号を
取り出し、色復調回路１１６に搬送色信号を、カラーバ
ーストを色同期回路１１５に出力している。色同期回路
１１５はカラーバーストを基準にして基準副搬送波を作
り出し、この安定した周波数の基準副搬送波は色復調回
路１１６に入力される。色復調回路１１６に入力された
搬送色信号は基準副搬送波を加えて信号処理され色差信
号に変換され、色信号増幅回路１１７に入力される。色
差信号は帯域増幅回路１１４で処理された輝度信号を加
えて原色信号に変換された後、増幅されて色信号増幅回
路１１７の出力となり、駆動制御回路２２１のＡ、　／
　Ｄ変換回路２２２に入力される。一方、Ａ／Ｖジャッ
ク１２６を介した映像信号は同期分離回路２２６に入力
され、同期信号の分離が行なわれる。制御回路２２４は
同期分離回路２２６で分離された同期信号と、システム
を動作させる同期信号が常に定められた関係を保持する
様に制御する。

Ａ／Ｄ変換回路２２２の出力信号は信号電極駆動回路２
１１ａ、２１１ｂ、２１１ｃ、２１１ｄに入力される。

制御回路２２４の出力信号は走査電極駆動回路２１２ａ
と信号電極駆動回路２１１ａ２１１　＋）、２１１ｃ、
２１１ｄに入力され、液晶表示パネル２１を駆動する。

依って、液晶表示パネル２１に映像情報が表示される。

一方、中間周波信号処理回路１１２の映像中間周波増幅
回路に入力された映像中間周波信号は増幅されて４．５
　Ｍ、Ｈｚ検波回路に入力される。４．、５ＭＩＩｚ検
波回路では映像と音声の中間周波信号のビート信号であ
る４−、５ＣＭ　Ｈｚ　：］の音声中間周波信号が取り
出され、音声中間周波増幅回路で増幅された後、音声検
波回路で検波され音声信号となる。この音声信号は音声
増幅回路で増幅された後、Ａ／Ｖジャック１２６を介し
音声増幅回路１１８に入力され、発音装置１６を駆動す
るのに十分な出力レベルに増幅される。増幅された音声
信号はイヤホンジャック１２５を介して発音装置１６に
入力され、発音装置１６を駆動することにより音声情報
が得られる。

〔発明の効果〕以上詳細に説明したが、ここで本発明の構成による液晶
テレビ装置の特徴をまとめてみる。

（１）鏡の周辺部はパネルブロックにより遮光されるの
で、鏡の表面反射の影響がなく、明るく、コントラスト
の良い画像品質が得られる。

（２）外光はパネルブロックに直接入射されるので、採
光効率が高く、優れた画像品質が得られ、しかも、外光
の利用頻度が高められ、液晶テレビ装置の長寿命化が実
現である。

（３）照明ブロックはパネルブロックに対して開閉可能
に一体化されているので、照明装置と外光との切替操作
が容易に行え、しかも、携帯性に優れている。

（４）　　回路システムをブロック化し、ハウジング、
パネルブロック、照明ブロックに各々分割して収納して
いるので、各回路間での電気的な干渉を防止でき耐雑音
性も向上する。又、組立、検査が容易になるばかりか、
保守、交換等のアフターサービス性に優れている。

（５）外部アンテナ端子、イヤホン端子を備えているの
で、ワイヤアンテナ、イヤホンが使用、でき、混雑した
場所でも視聴が可能であり、いつでも、どこでも、必要
な情報が即時に得られる。

（６）映像と音声信号の入力端子を備えているので、ビ
デオカメラのモニタとして利用できる等、他のビデオ機
器との接続が可能であり、多様な情報の受信端末装置と
して付加価値が高められている。

（７）操作機構は右端部に集中して配置しであるので、
操作性が優れている。

（８）液晶表示パネルに表示された画像情報は、ハウジ
ングの中央部に装置された鏡に写像される構成であるか
ら、鏡表面と鏡層辺部の明暗差が大きくなる。依って周
囲の明るさに対する依存度が小さくなり、前述した採光
効率の良さと相俟って照明装置の使用頻度が下がり、長
寿命化が可能である。

上述した様に本発明の構成による液晶テレビ装置に多く
の特徴を有するものであり、その実用土の効果は犬なる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は液晶テレビ装置の視聴状態、及び携帯
状態を示す外観図である。第３図〜第５図は各々ハウジ
ング、パネルブロック、照明ブロックの平面図である。第４図、第７図は第２図のＡ−Ａ、及びＢ−Ｂ断面を示
し、第６図はＡ−Ａ断面図、第７図はＢ−Ｂ断面図であ
る。第８図は第３図のＣ−Ｃ断面図である。第９図はパ
ネルブロック、照明ブロックの回転軸部を示す断面図で
ある。第１０図はテレビ受信回路、駆動制御回路、照明
回路、電源回路の相互の結線関係を示すブロック図であ
る。第１１図は回路システムを示すブロック図である。１・・・・・・ハウジング、１０１・・・上枠、１０２
・・・・・・下枠、２・・・・・・パネルブロック、６
照明ブロツク、１１・・・・・・テレビ受信回路、１３
・・・・・・電源回路、２２・・・・・・駆動制御回路
、６１・・・・・・蛍光管、６２・・・・・・照明回路
、１４・・・・・・電池、１６・・・・・・発音装置、
１８・・・・・・操作機構。特許出願人　シチズン時計株式会社第８図第９図７０＞

Claims

【特許請求の範囲】

チューナ、映像受信回路、音声受信回路を含むテレビ受
信回路と、音声受信回路の音声情報を出力する発音装置
と、テレビ受信回路を外部より操作する操作機構と、前
記テレビ受信回路の駆動源である電池等を収納した第１
のハウジングと、液晶表示パネルと、該液晶表示パネル
の駆動回路を制御する駆動制御回路とからなるパネルブ
ロックを収納した第２のハウジングと、蛍光管と、蛍光
管を駆動する照明回路から成る照明装置からなる照明ブ
ロックを収納した第３のハウジングとの三体から成り、
前記第１、第２、第３のハウジングは、相互に開閉可能
な構造に構成されていることを特徴とする液晶テレビ装
置。