JPS6187A - 非放射性生物学的プロ−ブ - Google Patents

非放射性生物学的プロ−ブ

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JPS6187A
JPS6187A JP60057667A JP5766785A JPS6187A JP S6187 A JPS6187 A JP S6187A JP 60057667 A JP60057667 A JP 60057667A JP 5766785 A JP5766785 A JP 5766785A JP S6187 A JPS6187 A JP S6187A
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BAIOTEKUNOROJII RESEARCH ENTAAPURAIZEZU ESU EI Pty Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • C12Q1/6813Hybridisation assays
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    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
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    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/531Production of immunochemical test materials
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は非放射性生物学的プローブ、それらの製法およ
びそのようなプローブを使用してポリヌクレオチドを検
出し、局在化し、単離する技術に関する。
バイオテクノロジーにおいては、標識された核酸プロー
ブは、特定の核酸配列の検出およびその場での局在化の
ための不可欠の手段である。これらのプローブは産業上
有意の効果金有しており、主たる用途は例えばヒト、動
物および植物の病気の診断である。
本質的に、核酸プローブは、重要な核酸の相補性配列と
ハイゾリツド化するように選択された核酸配列からなる
。このゾローメ配列はそれ自体便利で信頼性のある検出
方法および検定法を促進するように明確に標識できる基
に結合される。
しかしながら、先行技術においては、不利点が多い。従
来、核酸プローブは3H,32p、 14Cまたは12
5工のような放射性同位元素で標識されてきた。放射性
同位元素による標識は感度が非常に良いが、価格が高(
つき、安全性と安定性に問題があったので、もつと安く
もつと容易に行える標識方法の開発が急がれていた。そ
の結果、最近、ヌクレオチド配列がビオチン(ビタミン
H)に結合されたDNAプローズが入手できるようにな
った(例えば、J、 J、 Leary、 D、 J、
 Brigati and D、 G。
Ward、 1983. Proc、 Natl、 A
caa、 Set、 USA 8014045〜404
9参照)。ビオチンがプローブリガンドとして特に適し
ているのは、ビオチン化したプローブが研究しているポ
リヌクレオチドとハイブリダイゼーションをした後で、
酵素、螢光性分子または化学発光触媒のような指示薬が
アビジン全弁して容易に付加するからである。ここでア
ビジンとは、ビオチンと特異的且つ非常に強く結合する
ことが知られている卵白蛋白質である。別法として、ビ
オチン化した核酸は抗ビオチン抗体を使用して検出でき
る。分子生物学においてアビジンビオチン複合体を1道
具として使用する際の一般的知見は、E、 A、 Ba
yer and M、 Wilchek (1980)
Method8of Biochemical Ana
lyQis″26,1−45に記載されている。
そのようなプローブは特定゛の利点を有しているが、P
、 R,Langer、 A、 A、 Waldrop
およびり、 C。
Warcl (1981; Proc、 Natl、 
Acad、 Sci、 U SA 78゜6633−6
637 )、 D、 J、 Brigati、 D、 
Myerson。
J、 J−Leary、 B+5palho1z、 S
、 Z、 Travis、 C。
K、 Y、 Fong、 G、 D、 Hsiungお
よびD−0,Ward(1983,Virology 
126.32−50 )および、f、 J。
Leary、 D、 J、 Brigati D、 0
. Ward (1983,Proc。
Natl、 Acad、 Sci、 USA 80.4
045−4049)のような既知方法によるビオチン化
したDNAプローズの製造方法は、確立されたニック翻
訳反応(P−W、 J、 Rigby、 M、 Die
ckmann、 C,Rh0des andP、 Be
rg、 1977、 J、 Mo1. Biol、 1
13.237−251 )(基質として二本鎖DNA 
t−必要とする)または末端転移酵素を使用して3′−
エクステンションを一本鎖DNAに付加することによっ
て類似のビオチン化dUTPをDNAに酵素によって挿
入することを含む。
ビオチン化ヌクレオチトヲ核酸に酵素によって挿入する
のは不利な点が多い。この方法に使用される細菌のDN
Aポリメラーゼは相補性DNA鎖および二本鎖DNAを
鋳型として必要とするので一本鎖DNA6ニツク翻訳に
使用できない。いくつかの細菌、動物細胞および動物性
ウィルスのRNAポリメラーゼはビオチン化aUTP類
似体を基質として使用できるが、広く使用されているト
リウィルス(avian virus )逆転写酵素は
ビオチン化aUTP類似体を基質として使用できない(
Langeret al、 1981 )。さらに、ビ
オチン化UTP類似体は細菌のRNAポリメラーゼとは
低効率でしか作用せず、真核生物のRNAポリメラーゼ
(Langerら1981)によっては僅かしか利用さ
れず、或いは全く利用されない(Langerら198
1 )。さらに、診断用キット用にビオチン化DNAプ
ローズを大量(η景)に生産するには酵素を大量に反応
させる必要があるが、酵素および基質が高価である。
ビオチンはホルムアルデヒド9を使用して蛋白質チトク
ローム9を介してRNAに化学的に結合された( J、
 E、 Manning、 N、 D、 Hershe
y、 T、 R,Broker。
M、 Pellegrim、 H,K、 Mitche
ll and N、 Daria Son。
1975、 Chromosoma 53.1’07−
117 )。しかしこの方法には多くの不利益がある。
この方法は完了するのに2〜3日かかり、約5μ2未満
のRNAには適用が容易ではなく;チトクロームG −
RNA結合はハイブリダイゼーション条件下に不安定で
あり(Pellegrini、 D、 S、 Holm
es and J、 Manning。
1977、 Nucleic Ac1ds Res、 
4.2961−2973) ;RNAの特性は、130
個のヌクレオチド残基当り1個のがさぼるチトクローム
9が結合することによって有意に変化させて上記公開さ
れた方法に適合するようにできる。
従って、従来技術に関連した種々の困難の1つかそれ以
上全解消または少くとも軽減することが本発明の目的で
ある。
従って、本発明の第一の態様は式Iの化合物を提供する
ことである: 式に 4R3 (式中、Bは基Cとベンゼン環と全っな(”−NH−基
であって、アジド基に対してパラ位にあってもパラ位に
なくてもよく; Cは少なくとも5個の炭素原子を含むヒドロカルビルア
ミン部分であり; Dはリガンドまたはハプテンであり; R□〜R4は同一かまたは異なって、水素原子、炭素原
子数1〜5のアルキル基、ニトロ基、ハライド基、カル
ボン酸基またはアミン基から選択される) 式Iの新規化合物は核酸プローブの製造における中間体
として有用であることがわかった。
好ましくはBはアジド基に対してパラ位の−NH−基で
ある。より好ましくは、ヒドロカルビルアミン部分Cは
下記より選択される: であり; R5,R6,R7,R9,R10は同一かまたは異なっ
て、水素原子、炭素原子数1〜5のアルキル基またはハ
ライド基から選択され; nはO〜5の整数であり; mは1〜10の整数であり; pはOまたは1である) 好適なCは下記より選択されるニ ー (CH2)3− N −(CH2)3−NH−CH
3 −(C;H)3− N −(OH2)3− (NH−G
o−CH2)2−NH−CH3 −COH2)3−NH(CH2)、 −NH−−(OH
2)3−NH(CH2)4−NH−(OH2)3−NH
−。
好適具体例において、上記ハプテンまたは配位子りは、
核酸に結合したとぎ4ゾチド蛋白質または他の分子と検
出し得る複合体を形成することができる。或いは標識さ
れたポリヌクレオチド全未標識ポリヌクレオチドから選
択的に抽出できる部分である。部分りはビオチン、イミ
ノビオチンまたはジニトロツボノール(DNP)基、ま
たはそれらの誘導体から選択される。
一般に、高度に反応性の官能基を使用して核酸の安定な
化学的修飾を行う必要がある。これは2つの問題点を有
する。まず、試薬の合成のための必要条件が反応性基は
配位子(ビオチニル部分)と反応してはならず、従って
、該当する多くの高度に反応性の基が使用できなかった
と考えられる。
次に、非常に極性である以外の溶媒すべてに難溶の核酸
のカチオン塩は通常、高度に反応性の基の殆んどとの反
応のために核酸と激しく競合するとは考えられない水性
溶媒に溶解される。
本発明はアリールアジドについての最初の問題を克服す
る。アリールアジドは暗所で安定でその場で光活性化さ
れて高度に反応性の了り−ルニトレンを生成する。特に
、4−フルオル−3−ニトロフェニルア:)トは容易に
アミン(下記を参照)に結合して可視光線で光活性化で
き核酸プローブに損傷を与える紫外線による照射を避け
る。
本発明は、中性のpHでは正の電荷を有する塩基性第三
級アミン基を有するリンカ−を選択することにより上記
二番目の問題全克服するものである。これは試薬に高い
水溶性および核酸に対して静電的引力を与え、核酸に近
接して高度に局在化した濃度の試薬を使用することが可
能になる。ビオチン標識核酸のビオチニル基を効率よく
アビジン内のビオチン結合部位に浸透させるには長いリ
ンカ−が必要であることがわかった。従って、合成反応
に適した長い対称的トリアミンが好ましい。
式1 (R1〜R4は水素)の化合物が好ましい。他に
はR1,R2およびR4は水素で、R3は−NO2でも
よい。
特に好ましい式lの化合物は次の通りである。
便宜上、これらの化合物は、フォトビオチン14(ビオ
チン部分が核酸に14個の炭素の長さの鎖を介して結合
している)、フォトビオチン17、フォトビオチン20
、デニトローフォトビオチン14およびフォト−DNP
と各々称されている。フォトビオチン14、N−(4−
79)ゝ−2−二トロフェニル)−N’−(N−D−ビ
オチニル−3−アミノプロピル)−N′−メチ/I/−
1,3−プロパンジアミンは酢酸塩として水溶性であり
、光の不在下に水溶液中で安定であり、可視光線によっ
て急速に光分解されてアジド基が高度に反応性のニトレ
ンに転化し、これは核酸残基に対する安定な結合を形成
する。ニトレンも蛋白質や炭水化物のような他の重合体
物質に結合でき、そのような用途も本発明の範囲内にあ
る。
上記構造式において、−B−C−は四級アミン基を含む
水溶性対称性アミンの残基である。これは上記化合物に
親水性を付与し、ボリアニオニック核酸に対するイオン
不活性反応を促進する作用をする。式■および■に記載
されているようなグリシン残基が1つあるいはそれ以上
あると核酸と配位子またはハプテンとの間のリンカ−ア
ームを長くするように働く。
他のアミン、例えばスペルミジン、NF2.(CH2)
3NH(CH2)4NH2,およびスペルミン、NF2
(CH2)3NH(CH2)4NH(CH2)3NH2
を式lの−B−Cに使用してビオチンと核酸の間のリン
カ−アームを各々炭素数15個と19個にする。これら
のアミンは、式■と■の長くなったアミンおよび同様の
他のアミンと共に本発明の範囲に入る。
本発明は更に上記式Iの°化合物の酸付加塩を包含する
。水素酢酸塩および水素ギ酸塩が好ましい。
酸付加塩は暗所保存すれば長い貯蔵寿命を与えるので有
用な中間体である。
本発明の更に他の態様は、式I 4R3 (式中、Bは基C′f!−アジド基に関してパラ位にあ
ってもなくてもよいはンゼン環に結合スる一NH−基で
あり;Cは少(とも5個の炭素を有するヒドロカルビル
アミノ部分であり;Dは配位子またはハシテンであるが
Dはジニトロフェノール基ではなく;R1ないしR4は
同じまたは異なっており、H1炭素数1〜5のアルキル
、NO2ハラ−イト8基、カルボン酸基およびアミノ基
から選択される)の化合物およびその酸付加塩の製造方
法であって、式■ の化合物を式■ の化合物と反応させることからなる方法が提供される。
さらに他の態様において式 (式中Bは、基clアシド基に対してパラ位に存在して
も存在しなくてもよいベンゼン環に結合せしめる一NH
−基であり;Cは少なくとも5個の炭素原子金有するヒ
ト四カルビルアミン基であり;R□ないしR4は同じま
たは異なっており、Hs炭素数1〜5のアルキル、 N
O2.ハライド基、カルボン酸基またはアミン基である
)の化合物およびその酸の製造方法であって、 式■ (式中B、CおよびR1ないしR4は上記と同じ定義を
有する) の化合物を式 (式中Xはハライド基であり、R9はH2炭素数1〜5
のアルキルまたはノライド基であり、nは1ないし5の
整数である) の化合物と反応させることからなる方法を提供する。
好ましくは、式x■の化合物は式 を有する。
好ましくは、式■の化合物は式■ を有し、式X IR2 4R3 (式中りは脱離基である) の化合物金式X (式中R5,R6,R7,m、 nおよびpは上記定義
の通りである) の化合物と反応させることによって製造される。
更に好ましくは、式Xの化合物は4−フルオル−3−ニ
トロフェニルアジドおよびN−((4−アジド9ベンジ
ル)オキシ)サクシンイミドが選択される。
さらに好適具体例において式■の化合物は下記から選択
される: フォトビオチン14 (It)は第1図に示したようH
3 全盲する関連化合物は段階Bで4−フルオル−3−二ト
ロフェニルアジドの代りにN−(’(4−アジドインジ
ル)オキシ)サクシンイミドを使用することによって同
様の方法で製造できる。以上概略を述べた製造方法は本
発明の範囲内にある。
上述の反応工程は、本発明の範囲内と考えられる種々の
7オトビオチンの製造に適応する。例えば、アミン■の
代りにスはルミジン、スペルミンまたは他のジアミノ化
合物(4級アミン基があってもなくてもよい)を使用す
ることができる。更ニ、ビオチニル−N−ヒドロ・キシ
サクシンイミドエステル(■)の代りにビオチニル−グ
リシル−N−ヒドロキシサクシンイミドエステルまたは
ビオチニル−グリシル−グリシル−N−ヒドロキシサク
シンイミドエステルを使用してフォトビオチン17およ
び20(vおよび■)を各々生成できる。
更に、この工程によってビオチン以外のリガント9また
は上記工程(d)のハプテンの共有結合を行って核酸プ
ローブの製造に適した光活性化剤を生成することができ
る。
ハシテンまたは配位子が2.4−ジニトロフェノールで
ある別の態様においては、検出ステップ(3)には、 (a)ステップ(3)の生成物全2.4−ジニトロフエ
ノールに対して調製したモノクローン性またはポリクロ
ーン性抗体と反応させ、 (b)その生成物を抽出する。
ことも含まれる。このような検出法はビオチンプローブ
に関連して記載した方法に類似しており、標準的酵素結
合イムノソルベントアッセイ(ELISA)条件により
実施できる。
本発明のこの観点の好ましい態様においては、工程のス
テップ(1)は、 (a)  各化合物上のハシテンまたは配位子りの異な
る式店で表わされる少な(とも二種の化合物を準備する
ことを含み、 そしてステップ(3)は、 (a)  ステップ(2)のハイブリッド化生成物を一
つのハプテンまたは配位子についての第一抽出工程に付
し、そして (b)(a)の抽出生成物を次いで第二のハプテンまた
は配位子に特異的な検出工程に付すことを含む。
核酸プローブのうちの他方は、この工程の間、除去され
たプローブと同じ核酸配列にノ・イブリッド化していな
い限り、溶液中から除去されないことが理解されるであ
ろう。固体支持体に結合した他のクローンの存在は、次
いでその配位子またはハプテンに特異的な反応により検
出される。陽性反応は核酸テストサンプル中の標的核酸
の存在を示す。
本発8Aをより十分に説明゛するため、但し説明のため
にのみ、本発明の態様を以下に更に実際的に概説する。
病的状態に特異的な標的核酸の組換えDNAクローンは
、−重鎖ファージM13ベクター中に作成される。プロ
ーブとして使用される二つのクローンは、それらが標的
核酸の同一分子の異なる非重複区域へハイブリッド化す
るように作成される。
これら二つの区域は連続的である必要はないが、標的核
酸がハイブリッド化のために調製中またはハイブリット
9化反応の間に部分片断化を起す場合には、二つの区域
は相互に近接して存在することが好ましい。
二種の選択されたプローブは、一方はフォトビオチン(
I)そして他方はフオ) −DNP (n) ’t−使
用して、各DNA分子にハシテンの配位子が好ましくは
約30−50分子の多数で付着するように光化学的に標
識される。他の配位子またはハシテンの対を適宜使用す
ることもできる。
次いで、二種の標識プローブ当モル量を、標的核酸を検
出すべき核酸抽出物と混合し、混合物全単−相液体条件
下にハイブリッド化する。ハイブリッド化は二つのプロ
ーブにより、存在する如何なる標的核酸とのハイブリッ
ド化が完了またはほぼ完了することが保証される適当な
条件で継続する。プローブが標的核酸より十分過剰量で
あるときは、反応は実質的に擬−次反応であり、ハイブ
リッド化の速度はプローブの濃度によりコントロールで
きる。このことは標的配列の濃度が低い場合に、検出系
に高感度を与えるであろうから、重要な点である。
ハイブリッド化したクローンは、第2図に模式的に示す
タイプのハイズリラド構造として存在するであろう。こ
のハイブリッド化混合物を次いで固体支持体、例えば2
.4−ジニトロフェノールに対して調製された抗体(ポ
リクローン性またはモノクローン性)で予めコートされ
たプラスチック−r4クロタイタープレ=鼾のウニ)L
/(標準ELISAアッセイに使用される)中に添加す
る。規定された条件で経験的に定めた時間インキュベー
トすると、溶液から全部または殆んどのDNP−標識プ
ローブが吸着されるであろう。この吸着プローブには、
ハイメリット化しなかったプローブ及び標的核酸にハイ
ブリッド化したプローブが含まれる。
この条件下ではビオチニル化DNAプローブは、該プロ
ーブもまたDNP−標識プローブと同じ標的核酸片にハ
イブリッド化している場合を除き、溶液中から除去され
ることはないであろう。全ての未結合物質は、次いで十
分洗浄して除去する。
次のステップは、各ウェル中に存在するノ・・イブリッ
ド化されたビオチニル化DNAプローゾのいかなる存在
をも特異的に検出することである。
ELISAアッセイで広く用いられている検出系から類
推して、一つのアプローチは酵素へ共有結合したアビジ
ンまたはストレプトアビジンまたは酵素に結合した抗−
ビオテン抗体の使用である。適当な酵素の例は、アルカ
リホスファターゼおよび西洋ワサビペルオキシダーゼで
ある。従って、アビジン−ストレプトアビジン−または
抗体−酵素複合体を各ウェルに添加し、各ウェル中の結
合ビオチンへの結合を可能ならしめる規定された条件下
にインキュベートする。過剰の酵素試薬を除去するため
十分に洗浄した後、適当な基質を加えてiレー)’eイ
ンキュベートして発色させる。
結合標的配列が何れかのウェルに存在すれば、色の発生
により検出され、発色の強さが結合標的核酸の量に相関
する。発色強度はプリントレコーダーを具えた自動EL
’ISAプレート読取装置で測定できる。
本発明のこの態様での重要な要件は、異なるリガンドま
たはハプテンで標識され、同じ標的核酸片にハイブリダ
イズするが互いにはハイブリダイズしない。二種の非放
射標識生物学的プローブを使用する点にある。標的核酸
はヒト、動物または植物(植物とは全ての微生物も含む
ものとする)の特定の病的状態に特異的なものである。
本方法は上記の例におけるビオチンおよび2.4−′)
ニトロフェノールに限定されるものではない。何故なら
、これらは適当な検出システムを使用して検出可能な他
の配位子またはハプテンに置き換え可能だからである。
更に1上記の例において、マイクロタイタープレートを
抗−DNP抗体の代りにアビジンまたはストレプトアビ
ジンでコード口、結合標的配列の検出を適当な酵素にカ
ップリングさせた抗−DNP抗体を用いて行ってもよい
この好ましい態様で述べた一般的手法は、特定標的核酸
の検出および診断にハイブリダイゼーション法を使用す
る他の方法に比べて、多くの顕著な利点を有する。殆ん
どの先行技術の方法において、同相の使用は、ドットー
ノロシト法(aot −blotprocedure 
)およびその変法におげろように標的核□  酸全結合
させるためか、またはサンドイッチ・ハイブリダイゼー
ション法におけるようにDNAプローブの固定化のため
である。本発明の利点は次の通りである: 単一液相でのハイブリダイゼーションは、液体−同体支
持体での二相系におけるより約10倍速いことが認めら
れる。従って、単−液相系でのハイブリダイゼーション
時間は、二相システムで要する通常の「−夜jの時間を
数時間またはそれ以下に相当短縮されうる。理論上は、
二種のプローブの濃度を高めれば、ハイブリダイゼーシ
ョン時間は「分」の単位まで短縮できる筈である。この
点での実用上の限界は、コントロールサンプルのバック
グラウンド反応により定まると思われる。
ハイブリダイゼーション反応に、多量のテストサンプル
を使用可能である。例えば、ドツト−プロットアッセイ
では通常5μtでスポットされるのに比べ、本発明の単
−相システムでは100ないし200μtのテストサン
プルを用いることが可能である。このことは検出の感度
上昇をもたらすであろう。
最初のハイブリダイゼーション反応および固体支持体へ
の結合が完了すると、以後の手順は実質的にELISA
法の場合と同じであるから、種々の十分に確立された検
出法およびアプローチを用いることが可能である。
別の態様においては、一つのテストサンプル中の二種ま
たはそれ以上の標的核酸を検出できる。
ハイブリダイゼーション反応混合物は唯一種のみ調製す
るがしかし、引続く工程は二種またはそれ以上の標的核
酸の検出を可能ならしめる。このことは、各標的核酸に
対する適当なプローズ対を複数含む混合物でのハイブリ
ダイゼーションにより達成される。各対の一方のプロー
ブは、同じ配位子またはハプテン、例えばビオチンで標
識し、そして各対の他方のプローブは特異的検出系を有
する異なる配位子またはハプテン、例えば2,4−ジニ
トロフェノール(これに代るものはB、 F、 Erl
angθr。
1980、 Methoas Enzymol、 70
.85−104に記載されている)で標識する。次いで
、ハイゾリグイゼーション溶液を、アビジン(またはス
トレプトアビジン)でコートしたマイクロタイタープレ
ートの多数のウェルに加える。同じテストサンプルを含
有する異なるウェルについて、使用されたハプテン各々
に特異的な検出システム金剛いてスクリーニングする。
更に別の態様においては、逆のアプローチが好ましい場
合がありうる。即ち、各ウェルを上記例における同一物
質(アビジンまたはストレプトアビジン)の代りに各配
位子またはへブテンに対する異なる抗体でコートする。
従って、各ウェルは異なる標的核酸を選別するであろう
が、検出システムは結合ビオチニル化DNAプローブを
検出するので、各ウェルについて同一である。
更に別の本発明の観点においては、サンプル中の核酸、
蛋白または炭水化物配列の検出および/または同定のた
めの診断キットが提供され、このキットは次式刈: (式中、Pはポリヌクレオチド鎖、蛋白質または炭水化
物の残基であり、 BはC基を式中のベンゼン環に結合させる一NH基であ
り、アジド基に対してパラ位であっても)くう位でなく
てもよく、 Cは少なくとも5個の炭素原子を有するヒドロカルビル
アミン残基であり一 りは配位子またはハプテンであり、そしてR1ないしR
4は同一または異なって、H1炭素原子数1ないし5の
アルキル基、NO1、ノ・ライド基、カルボン酸基また
はアミン基である)の化合物またはその酸付加塩を含ん
でいる。
本診断キットは更に、アビジン−、ストレプトアビジン
−または抗体−酵素複合体も含みうる。
ストレプトアビジン、仔牛の腸アルカリホスファターゼ
のビオチニル化ポリマーまたはストレプトアビジン−ビ
オチニル化アシッドホスファターゼ複合体が使用できる
本診断キットは発色試薬も含みうる。この発色試薬には
、リン酸塩化合物および指示薬化合物を含みうる。□リ
ン酸塩化合物は、5−プロモー4−クロロ−3−インド
リルホスフェートおよびナフトールAs−MXホスフェ
ートから選択してよい。指示薬化合物は、ニトロブルー
テトラゾリウムおよびファーストバイオレットB塩から
選択してよい。
本発明の更に別の目的は、次式M: (式中、Pはポリヌクレオチド鎖、蛋白質または炭水化
物の残基である; Bは基C全ベンゼン環に結合する一NH−基であり、該
Bはア:)ド基に対してパラ位に位置することもできる
し、または、パラ位に位置していなくてもよい; Cは炭素原子を少なくとも5個有するヒドロカルビルア
ミノ基である; Dは配位子またはハシテンである; R1〜R4は同一であっても、或いは、異なってもよ<
、 H,C−Cアルキル、NO□ ハロゲン化物基、カ
ルボン酸基またはアミノ基である)。
の化合物およびその酸付加塩を提供することである。
好ましくは、Pは一本鎖または二本鎖デオキシリポ核酸
(DNA)またはリボ核酸(RNA)の残基である。式
刈り化合物類は非放射性生物学的プローブとしての機能
を果すことができる。
残基P=2選択することにより、被験サンプル中の相補
核配配列と検出可能な複合体を使用時に生成できる。残
基Pはクローニンブイフタ−であることもできる。この
クローニング(フタ−を修飾し、所望の核酸配列を含ま
せることもできる。この操作は公知の組み換えDNA技
法により実施できる。プラスおよびマイナス組み換えD
NAクローンを使用することもできる。残基Pはクロー
ン化されたインサートを含有する一本鎖バクテリオファ
ージM13DNAであることもできる。一本鎖の環状フ
ァージM13DNAゾローゾが好ましい。
その理由は次の通りである。(1)複製型のM13にク
ローン化すると挿入配列のどちらかの鎖の一本鎖化りロ
ーン金選別単離できる;(2)一本鎖化ゾロープは二本
鎖化プローブよりも一層効果的に相補配列にハイブリッ
ドする; (3J M 13ベクターはビオチンを標識
し、そして、アビジンコンジュゲートに結合させるため
の挿入配列の他に7200個のDNA残基残基金石ので
、プローブの検出感度が高まる;および(41M13ク
ローン類はジデオキシヌクレオチr鎖成長停止反応技法
によるDNAの配列化に広範に使用されている。
前記のような試薬を使用し、配位子(または]1ブテン
)をポリマーに化学的手段により共有結合させる方法は
、Langerら(1981) 、 Brigatiら
(1983)およびLearyら(1983)が既に報
告した酵素法を陵駕する多くの効果を有する。例えば、
話を簡単にするため特にホトビオチンについて述べる(
しかし、下記の効果を享受できる配位子またはハプテン
はビオチンだけではな(、例えば、イミノビオチンおよ
びジニトロフェノールなども享受できる)。
ホトビオチン化合物のような試薬の合成および該試薬の
一本鎖または二本鎖化核酸への共有結合は迅速で、しか
も、容易である。ビオチンの化学的結合は酵素によるヌ
クレオチド類似体の加入効率によって制限されない。全
ての核酸(DNAまたはRNA)’i標識するのに本質
的に一種類の方法を使用できる。かくして、種゛々な種
類の酵素類およびプライマー類全使用する必要はない。
多量の核酸を容易に、しかも、安価に標識できる。この
ことは、多量のプローブを必要とするような、診断用キ
ット用または液状ハイブリダイゼーション反応に使用す
るための生物学的プローブの製造にとって重要である。
ビオチンを一本鎖DNAに結合させる能力は、著しく高
い(実際上は無限界の)感度を有するプローブをもたら
すことができる。例えば、200個の核酸残基からなる
所望のDNAストランド″ヲ、およそ7.000個のヌ
クレオチド残基からなる一本鎖ファージM13イクター
DNA中に挿入することもできるであろう。ビオチンは
ベクター/インサート複合体に、例えば、200個のヌ
クレオチド残基あたりビオチン1個の比率で、結合され
る。この程度のインサートの標識化は相補核配配列にハ
イブリッドする能力を殆んど妨げないばかりか、検出用
に利用できるビオチンの数が、目的のDNAストランド
9しか使用しなかった場合に利用できるであろうビオチ
ンの数よりも35倍も高められた。
ハイブリダイゼーション後もビオチニル化核酸プローブ
の検出感度金更に高めることもできる。
例えば、分子量10 X 10  の二本鎖線状DNA
分子をホトビオチンで光分解し、残基300個あたりビ
オチン1個の割合で結合させた場合、DNA1個当り全
部で100個のビオチン残基が存在することになるであ
ろう(従って、核酸残基の数は全部で30,000にな
る)。ハイブリッド化されたビオチニル化核酸プローブ
の検出に使用される複合体は二本鎖DNAに結合された
ビオチン1個当りアビジン−アルカリ性ホスファターゼ
(またはイルオキシダーゼ)コンジュゲー)IP分子を
添加することによって調製される。アビジン1分子はビ
オチン4分子に結合することができるので、この大きな
線状DNA−ビオチン−アビジン−酵素複合体は、ハイ
ブリッド化されたビオチニル化核酸プローズ上のビオチ
ン残基に結合させるのに利用できる有効なビオチン結合
部位を極めて多量に有する。
従って、理論的には、こめ方法はハイブリッド化核酸プ
ローブの検出感度を更に100倍高めることができる。
この計算上の検出感度の向上について考えると、酵素的
方法により調製された単純な核酸プローブにより、また
、低分子量アビジン−酵素コンジュゲートの使用により
得られる検出感度を理論的に3500500倍高とがで
きる。実際上は、検出感度を相当なレベルKまで高める
ことができるが、理論値のレベルにまで高めることはで
きない。なぜなら、 ハイブリッド化されたビオチニル化核酸プローブへの巨
大な酵素複合体の接合性が立体的因子により制限される
からである。
一本鎖ゾローブは二本鎖プローグよりも好ましい、なぜ
なら、相補配列は溶液状で存在し、このような配列は配
列相互間で、ニトロセルロース上にスポットされた試験
サンプル中の相補配列よりも極めて迅速にハイズリラド
化するからである。
このことは、一本鎖化プロープに比べて二本鎖化プロー
ブを使用すると効率が低下することを意味する。
本発明の核酸プローブは次のような場合の診断用K特に
好ましい。
(i)  疾病因子が免疫学的方法によって検出できな
い場合。例えば、蛋白質コー)1−もたないRNA分子
であり、従って、非免疫原性である植物パイロイト9゜ L)免疫学的方法では検出が困難な疾病因子の場合。こ
のような因子は臨床および農業分野では多数存在し、こ
の分野で本発明の核酸プローグはまず最初に使用される
であろう。
(ホ)核酸プローズ法が現に使用されている免疫学的方
法よりも優れた方法をもたらす場合。
前記のような疾病因子には次のようなものがある。
(1)肺炎マイコプラスマ (Mycoplasma pneumoniae)(2
)  エプスタイン−パーウィルス(3)  サイトメ
ガロ ウィルス (4)B型肝炎 ウィルス (5)非培養性アデノウィルス(例えば、胃腸炎を起こ
す) (6)  ヒトT細胞リンパ腫ウィルス(カ クラミジ
ア 本発明の更に他の目的は、次式刈 (式中、P、 B、 G、 DおよびR1〜R4は前記
に定義した通りのものである) の化合物の製造方法を提供することであり、該方法は、 (1)  <a)次式I 4R3 (式中、B、 C,DおよびR1〜R4は前記に定義し
た通りのものである) の化合物、および (1))  核酸、炭水化物または蛋白質配列から選択
されるゾローブ配列、を用意し; (2)  (a)と(b)を混合し:そして、(3)工
程(2)の混合物を、(a)と(b)との間で反応を起
こさせるのに十分な時間にわたって電磁線源にさらす; ことからなる。
好ましくは、プローズ配列はデオキシリポ核酸(DNA
)またはリボ核酸(RNA)の一本鎖または二本鎖配列
である。好ましくは、工程(2)は(alおよび(b)
t−溶液状で混合することからなる。大体中性の溶液を
使用できる。溶液は任意の好適な溶剤で調製できる。エ
チレンジアミン四酢酸(EDTA)が好ましい。このよ
うにして調製された混合物は例えば毛細管のような適当
な容器中に密封しておくこともできる。
この混合物全低温で電磁線にさらすことができる。約5
℃未満の温度が好ましい。電磁線は可視光線の形であっ
てもよい。
本発明の方法の好ましい実施態様では、更に次の工程を
含む。
(4)未反応成分類を溶剤抽出により除去する。
アルコール溶剤抽出を実施できる。
溶剤としてブタン−2−オールを使用できる。
好ましくは、例えば、DNAおよびホトビオチンを希E
DTA−Na塩にとかして作った中性溶液に5℃未満の
温度で可視光線を照射することによって式Iの化合物を
プ四−プーDNA配列に結合させ、式刈の化合物を生成
できる。光分解ホトビオチンの場合、例えば、ブタン−
2−オールで抽出することにより、未反応成分類を除去
した後、特定の核酸配列の検出と局在化が求められる用
途において、従来のビオチニル化プローブと同様な方法
で使用できる。このような使用形態は本発明の別の目的
を構成するものと考えられる。
従って、本発明の別の目的は、核酸、蛋白質、または炭
水化物配列の検出および/または同定方法を提供するこ
とであり、該方法は、 (1)  (a)  被験サンプル、および(b)次式
 刈 (式中、P、 B、 C,DおよびR1〜R4は前記に
定義した通りのものである) の少なくとも1種類の化合物、 を用意し: (2)(a)と(b)との間で複合体を形成するのに好
適な条件下で、(a)および(b)’を接触させ;そし
て、(3)工程(2)の生成物にノーブテンまたは配位
子りの検出および/または抽出方法を適用する;ことか
らなる。好ましくは、検出および/または同定される配
列は核酸配列である。特定のDNAまたはRNA分子、
特に、例えば、細菌類、真菌類、ウィルス類、酵母、植
物または動物のような生物に由来する分子の存在を測定
できる。かくして、患者またはその他の生物中の核酸含
有病因物質を決定できる。本発明に従って選択された、
式■の化合物のプローブ配列tは一本鎖または二本鎖D
NAまたはRNA配列である。このような配列において
は、複合体形成工程(2)は、少なくとも一種類の核酸
プローブをサンプル中の相補核酸配列ヘハイプリダイゼ
ーションさせる工程である。相補核酸配列は適当な固体
支持体に結合させることもできる。この固体支持体とし
て硝酸セルロースのシートを使用できる。別法として、
ガラスピーズまたはポリスチレンビーズを固体支持体と
して使用することもできる。反応性アミノ基が付加され
たガラスピーズも使用できる。ポリスチレンビーズ(こ
れも反応性アミノ基を有する)はPierceOhθm
1ca1社(米国)から市販されている。
検出工程(3)は選択された。ハプテンまたは配位子に
左右される。ビオチン配位子が使用される場合、検出工
程(3)は、 (a)工程(2)の生成物を過剰量のアビジン−、スト
レゾトアビジンーまたは抗ビオチン抗体−酵素複合体と
反応させ;そして、 (b)その生成物を抽出する;ことからなる。前記の検
出方法は周知の酵素−結合免疫吸着効力検定(ELIS
A)試験法に類似している。検出工程(3)で使用でき
る適当な酵素は例えば、アルカリ性ホスファターゼおよ
び西洋ワサビペルオキシダーゼなどである。
本発明は添付の実施例を参照することにより更に詳しく
記述されるだろう。以下の記述は単に例示するためのも
のであって、先に述べた本発明の普遍性を何ら制限する
ものでないことを理解すべきである。
物質および方法 物質 アビジン、d−ビオチン、N−ヒドロキシスクシンイミ
ド、5−ブロム−4−クロル−3−インドリルホスフェ
ート、ニトロズルーテトラゾリウムおよびアビジン−ウ
シ腸アルカリ性ホスファターセ複合体(1モルのアビジ
ン当たり2,1モルのアルカリ性ホスファターゼ)はS
igma社から入手した。N、 N/−ジシクロへキシ
ルカルボジイミド9(DCC)はMa、nn Re5e
arch研究所から入手した。
4−フルオル−3−ニトロナニリンオヨヒN−(3−ア
ミノプロピル)−N−メチル−1,3−プロパンジアミ
ンCN、N−ビス(3−アミノプロピル)メチルアミン
〕はTokyo Kaeei社から入手した。キーゼル
ゲ# (Kieselgel) 60 F 254およ
びアルミニウムオキシ)s(aluminiumoxi
d) 60 F 254のTLCプレートはMBrck
社から入手した。ビオチン標識DNAを検出するための
キットはEnz。
Blochem社(Detek 1−ACP、 4p 
EBP −821)およびBethesda Re5e
arch研究所(BRL、  す8239SA)から入
手した。ピリジンはニンヒトゞリンから2回およびCa
 H2から1回蒸留した。−水銀M13mp 93 D
NAベクター内に全長挿入物を含むアボカド・サンプロ
ツチ・バイロイ)l’ (AS BV ) (1) 2
47残基からなる一本鎖RNAのプラスおよびマイナス
組み換えDNAクローンはBarkerらのJourn
axof Virolo3ical Methoas 
l Q (1985)に記載の方法により作製されかつ
精製された。
アリールアジドの生成および使用を伴う全ての反応は暗
所1で実施した。4−フルオル−3−二トロア x 二
# 7ジド(IV)はFleetらのBiochem、
 J。
128449〜508 (1972)に記載の方法によ
り合成した。但し、11の4−フルオル−3−ニトロア
ニリン当たり32dの濃HGt−水混合溶媒(5: 3
゜容量/容量)t−使用し、また最初の2画分は必要で
なかった。乾燥エーテル10コ中の4−フルオル−3−
二トロフェニルア:)ド0,91 ? (5,0ミリモ
ル)の溶液を、乾燥エーテル20m/中のN−(3−ア
ミノプロピル)−N−メチル−1,3−プロパンシフ 
ミ7 (V) 3.2m (20ミリモルンの溶液に攪
拌しながら加え、この混合物t30分攪拌した。メタノ
ールを用いたアルミナでのTLCは反応が完了したこと
を示した。溶媒を除去し、赤色油状物を水25−中に溶
解した。I M NaOH25m1t−加え、生成物は
酢酸エチル5o−ずつで2回抽出した。
水相はまだ暗赤色であったが、残存する生成物は5%よ
り少なかった。酢酸−水の混合溶媒(1:9゜容量/容
量)を用いたシリガゲルでのTLCによる抽出物の分析
は、アミン検出用のエンヒト9リンを使うことによりそ
の生成物が化合物(V) t−含まないことを示した。
プールした酢酸エチル抽出物はNa 2 S 04で乾
燥し、溶媒を除去して粗生成物を得、これは更に精製す
ることなく使用した。
■)の合成 d−ビオチニ/I/ −N−ヒトゝロキシスクシンイミ
トゝエステル(III)はBay6 rおよびWi、1
checkの” Methodsof Biochem
ical Analys工8”並+1〜45に記載のD
CC法によりd−ビオチン(1)から合成した。但しこ
のエステルはエーテルからの沈殿により単離し、これ以
上精製することなく使用した。N−(3−アミノプロピ
ル)−N’−(4−アジド9−2−二トロンエニル)−
N−メチル−1,3−フロパンジアミン(■;約5ミリ
モル)をピリジン−水の混合溶媒5゜rnt(7:3.
容量/容量)中のd−ビオチニル−N−ヒドロキシスク
シンイミドエステル1.7r(5,0ミリモル)含有溶
液に溶解し、この溶液を37℃で2時間インキュベート
した。テトラヒトゞロフランー水の混合溶媒(19:1
.容量/容量)を用いたアルミナでのTLOは反応が完
了したことを示した。溶媒を除去し、残留物f 0.5
 M NaHCO3100−と2−ブタノール100−
との混合物に溶解した。
2つの相の間の界面を肉眼で見えるようにするのに大容
量が必要であった。2−ブタノール相を取り出して順次
水100m/!および飽和NaCt100−で洗い、そ
の後エーテル900tntに徐々に添加した。
この懸濁液を攪拌し、赤色析出物を沈殿させ、上清はデ
カントした。この析出物をエーテル10〇−で洗い、真
空乾燥して生成物1.3.1’を得た(4−フルオ/l
/ −3−ニトロフェニルアジドからの収率50チ)。
融点114.5〜115℃(補正値)。元素分析(%)
;C23H35N904Sとしての計算値:C51,8
゜H6,6,N23.6実測値: C50,6,H6,
8,N23.4(Australian Minera
IDevelopment研究所)。メタノールを用い
たアルミナでのTLGはこの生成物がRfO975の単
一スボッ1であることを示した(化合物■および■から
生成された対称的なジ置換生成物はRf06であった)
。アセトニトリル−水の混合溶媒(19: 1.容量/
容量)を用いたシリカでのTLCは、ビオチン誘導体シ
υ検出用の −、>メチルアミノシンナムアルデヒドの
スプレーff1ffl用することによりこの生成物が化
合物1. IIおよび■を含まないことを示した。フォ
トビオチンは水に貧溶解性である。
1M酢酸0.30m/中のフォトビオチン0.114(
0,21ミIJモル)の溶液を凍結乾燥して過剰の酢酸
を除いた。得られた吸湿性の赤色固体は非常に水溶性で
あった。λmax(水)=261および473mm(M
= 19200および3900M  cm  、第3図
参照)。
フォトビオチン酢酸塩の水溶液は一15℃の暗所で少な
くとも5ケ月間安定である。
DNP)の合成 粗N−(3−アミノプロピル)−N’−(4−アジド−
2−二トロフェニル)−N−メチル−1,3−プロノξ
ンジアミン3001ng(約1ミリモル)を室温で攪拌
しながら70%ピリジン−水の混合溶媒5−に溶解した
。70%ピリジン−水の混合溶媒5−中の1−フルオル
−2,4−)ニトロベンゼン110■(1ミリモ/I/
)の溶液を攪拌しながら少量ずつ加えた。橙赤色析出物
がすぐに生成し始め、この反応混合物を室温で一晩攪拌
した。次にこの混合物全回転蒸発器で濃縮して油状物を
得、これは0H2C1□20−に溶解し、I M Na
、OH20mlで洗い、Na2SO4で乾燥し、回転蒸
発器で再び濃縮して油状固体を得た。最後の微量の溶媒
を油ポンプを使った排気によって室温で除き、橙赤色粉
末のフオ)−DNP’li7得た。収量は294■であ
り、融点は90〜95℃であった。ジクロルエタンを用
いたアルミナでのTLCはこの生成物がRoo、6の単
一スポットであることを示し、これらの条件下で出発ア
ミンは開始点に残った。
フォト−DNPギ酸塩の製造 フオ)−DNP9■は1Mギ酸200μtで処理した。
全部の固体が溶解したとき、この橙赤色溶液を回転蒸発
器で、次に油ポンプを使って蒸発させた。フオ) −D
NPギ酸塩の残留物を水9献に溶解して一15℃で保存
した。水中のλmaX−261および358nm0 DNA反応 0.1mM EDTA中の一本鎖M13 DNA 1μ
f/rstおよび7オ)−DNP O,5μf1mlを
ガラス毛細管に密封し、これに0℃で15分間可視光線
を照射した。この溶液を最終濃度が0.1M Na、、
CO8または0、1 M 、NaOHとなるように希釈
し、等容量の酢酸エチルで3回抽出した。水相は5M緩
衝液を用いて1M酢酸Na (pH5,2)となし、2
.5容量の冷エタノールを添加しかつ一20℃で2時間
冷蔵することKよりDNA’i沈殿させた。DNP−D
NAの赤色沈殿物は遠心分離により得た。対照実験は未
反応の光分解したフオ) −DNPがこの精製法によっ
て除かれたことを示した。
抗DNP抗体(ポリクローナル)の製造これらは標準方
法によってつくられた。DNP基をウシ血清アルブミン
へ1−フルオル−2,4−ジニトロベンゼンを経てカッ
プリングさせ、このDNP−蛋白質をウサギに注射した
。集めた血清は30%飽和硫酸アンモニウムを用いて分
画化し、脱塩後の沈殿物を抗体源として使用した。
フォトビオチン酢酸塩での核酸の標識化非常に弱い光線
のもとで、水1〜25μを中のフォトビオチン酢酸塩1
μf/111の溶液を水または中性0.1 mM ED
TA中の核酸1μ2/μtの溶液等容量に加えた。この
溶液をシリコン処理したガラス毛細管(Brandミク
ロピはット、5〜5011t)内に密封し、サンランプ
(Philips Ultraphil MLU300
W)から10cIn下の氷−水浴中で冷却し、15分間
照射した(第3図参照)。2μ2またはそれ以上の7オ
トビオチン酢酸塩を使用した場合には、窒素の気泡が発
生した。その後この溶液を0,1Mトリス−HGI (
pH9) 50μtに加え、水を加えて容量e100μ
tに増し、こめ溶液は2−ブタノール100μtずつで
2回抽出して濃縮した。水相の容量は水を加えて35μ
tに増し、次に1M酢酸ナトリウム15μtおよび冷エ
タノール125μtf加え、固体CO2中で15分間冷
却することによってビオチン標識核酸を沈殿させた。遠
心分離(Eppθnaorfミクロ遠心分離器、4℃、
15分)にかけて、肉眼で見たとき赤色のはレットを得
た。このベレットは70容量/容量チ冷エタノールで洗
い、真空乾燥し、0.1 mM EDTAに溶解シタ。
光分解に適することが見出された他のランプはPh1l
ipe HPL−N 400WおよびOsram MB
/U400Wであった。
ドツト−プロット(Dot−B10t)ハイブリダイゼ
ーションニトロセルロース1cIn当たり溶液約0.1
mg’i含むヒートシール可能なポリテンバックが全て
のインキュベーション工程のために使われた。ニトロセ
/l/ l:I−スフイルター(Sartorius、
孔寸法0.45μm)を水にひたし、続いて2o x 
880(SSC: 0.15MNaC2,0,015M
クエン酸ナトリウム)にひたした。
乾いたフィルターにQ、l mM EDTA 1〜2 
μL中の核酸全点在させ、乾燥し、真空下に80℃で2
時間ベーキングした。その後フィルターはプレハイブリ
ダイゼーション用緩衝液(50容量/容量チの脱イオン
ホルムアミド、5xSSC,5QmM燐酸ナトリウムp
H6,50,25■/−の超音波処理して変性したサケ
精子DNA、0.2%SDS、 5mMEDTAおよび
0.2 W/−ずつのウシ血清アルブミン、フィコール
400およびポリビニルピロリドンMr 40000 
)中で少な(とも4時間42℃においてプレハイブリッ
ド化させた。ハイブリダイゼーションはプレハイブリダ
イゼーション用緩衝液4容量、0.5f/rntナトリ
ウムデキストランサルフエート1容量および2Qny、
、7mgビオチン標識M13DNAプローブを含む緩衝
液中55℃で20時間振とう水浴を用いて実施した。そ
の後フィルターはたびたび攪拌しなから2xSSC,0
,1%5DS(3X15分、室温)およびo、1xSS
C,O,tチSDS (3×30分、55℃)で洗った
乾いたフィルターはウシ血清アルブミン30 q/mA
を含むSTMT緩衝液(IM NaC4,0,1M )
リス−HGL pH7,5,2mM MgCz20.0
5容量/容量チトライトンX−100)中42℃で30
分インキュベートした。乾かした後、このフィルターは
Sigma社製アビジン−アルカリ性ホスファターゼ1
μ2/−を含むSTMT緩衝液中室温で10分インキュ
ベートし、その後たびたび攪拌しなからSTMT緩衝液
(3X10分)およびSTM緩衝液(IM NaCt、
0.1Mトリス−HCtl)H9,5,5mM MrC
t2; 2X5分)で洗った。赤色のために、フィルタ
ーは基質溶液(0,331F/m二)0ブルーテトラゾ
リウム、0.17岬/ゴ5−ブロム−4−タ日々−3−
インドリルホスフェートおよび0.33容量/容量4 
N、 N−ジメチルホルムアミドを含むSTM緩衝液、
但しNactは0.1Mのみを含む)と共に暗所におい
て室温でインキュベートした。この反応はフィルター1
10mM )リス−HC4pH7,5,1mM EDT
Aで洗うことKより停止させた。
2、  BRL製キット ストレプトアビジン、ウシ腸アルカリ性ホスファターゼ
のビオチニル化重合物、5−ブロム−4−クロル−3−
インド9リルホスフエートおよびニトロブルーテトラゾ
リウムが本質的に製造者の使用説明書に従って用いられ
た。但し検出法の工程1〜10における緩衝液1〜3中
の0.1 M kJaGLの代りK I M NaC1
tが使われた。
3、  Enzo Biochem製キットストレプト
アビジン−ビオチニル化酸性ホスファターゼ複合体、ナ
フトールAS−MXホスフェートおよびファストバイオ
レットBベースが本質的に製造者の使用説明書に従って
用いられた。
ニトロセルロースフィルターへ結合したDNP−DNA
の検出 ファージM13−水銀DNP−DNAおよびDNP−ウ
シ血清アルブミンをニトロセルロースフィルター上へ点
在させ、このフィルターを真空下に80℃で1時間ベー
キングした。DNP基を含まない対照のDNAおよび蛋
白質も点在させた。緩衝塩溶液中の3%B5A1用いて
42℃で20分平衡化した後、このフィルターは燐酸緩
衝食塩水(PBS)−0,05%ツイーン20で2回洗
い、その後適当に希釈した抗DNP抗血清とともに室温
で1時間インキュベートした。このフィルターはPBS
−0,05チツイーン20で20分ずつ2回洗い、次に
西洋ワサビ(horse radish)ペルオキシダ
ーゼに結合したヤギー抗ウサギ抗体の市販品と共にイン
キュベートシた。室温で30分後、フィルターは再びP
BS−0,05チツイーン20で2回洗い、トリス−H
Ct (pH7,5)中の0.5 t+v/atジアミ
ノ(ンジジン、0.04%CoC1tz  O,1チH
20□の基質混合物を加えた。陽性の発色反応が10分
でおこり、フィルター上に点在させたDNP−DNAお
よびDNP−蛋白質のみが発色した。こうして、DNP
−蛋白質に対してつくられたDNP−抗体はフォト−D
NP 5用いてつ(られたDNP−DNAとも反応する
以下の記述は第3図〜第6図について説明する。
第3図 光分解前および光分解後のフォトビオチン酢酸
塩の吸収スペクトル。7オトビオチン酢酸塩の水溶液(
0,5μ2/μtr 20Pt)は光分解前(実線)お
よび光分解後(破線)のスペクトル分析のために水を用
いて1.21nlの容量に希釈した。
第4図 ニトロセルロースへ結合したビオチン標識DN
Aの3種の市販酵素複合体を用いた比色定量検出。(A
)検出感度を決定するためのスポット当たりのDNA量
の変化。一本領M13DNAはフォトビオチン酢酸塩で
標識し、ニトロセルロース上へ点在させ、ベーキングし
て検出した。ConはM13 DNA 128 pfの
対照である。検出系および反応時間は次の通りであった
。レーンl : Enz。
Biochem製ストレプトアビジン−ビオチニル化酸
性ホスファターゼ、−晩;レーン2 : BRL製スト
レゾトアビジンおよびビオチニル化アルカリ性ホスファ
ターゼ重合物、5時間;レーン3 : Sigma社製
アビジン−アルカリ性ホスファターゼ、5時間。(B)
検出の相対感度に対するDNAのビオチン標識化の程度
の影響。M13DNAは所定最終濃度のフォトビオチン
酢酸塩で標識した。各DNAのサンプル(20p?)は
ニトロセルロース上へ点在させてイーキングしくA)の
゛如く検出した。ただしレーン2での反応時間は一晩で
あった。
第5図 ニトロセルロースへ結合した標的核酸ヘハイズ
リダイズした後のビオチン標識D N’Aゾローゾの3
種の市販酵素複合体を用いた比色定量検出。(A)検出
感度を決定するためのスポット当たりのクローン化AS
BV  DNA量の変化。所定量の標的DNA挿入物ヲ
含むASBvの一本領Mx3DNAフラスクローンのサ
ンプルをニトロセルロース上へ点在させてベーキングし
た。ConはM 13 DNA1njの対照である。プ
ローグは所定最終濃度のフォトビオチン酢酸塩でASB
VのM13マイナスクローンを標識することによりつく
った。プレノーイブリダイゼーション、ハイブリダイゼ
ーションおよび検出は上述の通りであった。検出系およ
び反応時間は次の通りであった。レーンl : Enz
Biochem製酵素複合体、−晩; L/−y2: 
BRL製酵素複合体、5時間;レーン3〜5 : Si
gma社製酵素複合体、5時間。CB)検出感度全決定
するためのスポット当たりのASBV RNA量の変化
精製ASBVのサンプル(所定量)はニトロセルロース
上へ点在させてベーキングした。Conは酵母菌の低分
子量RNA512prの対照である。検出は(A)のレ
ーン1〜3と同じであった。
第6図 感染したアボカド葉の部分精製核酸抽出物中の
プラスASBV配列のNOrthθrnハイブリダイゼ
ーション分析。抽出物(レーン1,5μi)はグリオキ
サル化し、1.9%アガロースゲルによる電気泳動にか
け、ニトロセルロースへ移した。ノ1イブリダイゼーシ
ョンのためにAS、BVのビオチン標識M13DNAマ
イナスクローンを使用し、また比色定量による検出(2
時間反応)のためにSi gma社製酵素複合体を使用
した。顕著なバンドおよびマーカー色素の位置は標識さ
れる。
フォトビオチン酢酸塩での核酸の標識化通常、核酸は光
分解の間の紫外線による損傷の可能性を最小限に抑える
ためにガラス毛細管内に密封した。フォトビオチンでの
核酸の標識度を測定するために、14G−フォトビオチ
ン酢酸塩をMaterials and Method
sに記載の調製方法の微小規模での変法によりa−(*
ルボニルー C)ビオチン(58mOi/ミリモル; 
Amersham )から合成した。14C−フォトビ
オチン酢酸塩0.5μ2/μt2o、o5mMEDTA
5μを中の一本領77−ジM13DNA0.5μ2/μ
tとともに光分解しかつこのビオチン標識D N A 
f Materials and Methodsに記
載の如く精製した場合、1000個の残基当たり約7個
のビオチンが結合した。14(H−フォトビオチン酢酸
基金DNAとの混合以前に光分解する対照実験は、この
精製方法がDNAに結合せずに光分解された全てのフォ
トビオチンを除去することを示した。
アビジンに容易に結合しやすいDNA上のビオチンの数
は過剰のアビジンをビオチン標識M 13 DNA(ビ
オ−M13DNA)に加え、アビジン−ビオ−M 13
 DNA複合体を過剰のアビジンからゲルf過(I M
 Na0450 mM燐酸ナトリウムpH7で緩衝化し
たTSDK 3000 SWカラムによるHPLC)に
より分離し、そしてビオ−M13DNAおよびアビジン
画分の215nmでの吸光度の変化を測定することによ
って決定した。M 13 DNA 0.5μ2/μt’
fc O,05mM EDTA中0.125.0.5お
よび1μV/μtの濃度の7オトビオチン酢酸塩で標識
した場合、1000個の残基当たり約2.5.4.7お
よび10個のアビジンが結合した。これらの概算値はカ
ラムからの成分の不完全な回収のために近似すると考え
られた。ビオチン結合部位を4つ有する各アビジンがた
だ1個のビオチンに結合しかつ全てのビオチンが結合さ
れたと仮定すると、これらの概算値はDNAの1000
個の残基当たりに結合したビオチンの数に相当する。こ
の結果はエタノール沈殿後の赤色ビオ−M13 DNA
ペレットの相対的な色の濃さと一致し、また C−7オ
トビオチンで標識することKより得られた概算値と一致
した。
フォトビオチン酢酸塩の2μ2/μz(DNA残基、J
:す1.2モル過剰)またはそれ以上の最終濃度はフォ
トビオチンのDNA塩の沈殿を引き起こすので、フォト
ビオチン酢酸塩および核酸は双方ともプローブの慣例的
製造に対して0.5μ?、/1−11の濃度で用いられ
た。
この標識方法は1〜25μ2の一本鎖RNA DNAを
使用したが、更に大きな規模でのビオチン標識ゾロープ
の製造に適している。15μmまたはそれ以上のDNA
’i標識した場合、赤色Rレットはエタノール沈殿後、
明らかに肉眼で見ることができた。二本鎖DNAおよび
一本鎖RNAもまた赤色核酸啄レットの場合に示した方
法と同じ方法およびニトロセルロースフィルター上での
比色定量検出(下記参照)により効果的に標識された。
フォトビオチンでの一本領環状M13 DNAの標識化
は、電子顕微鏡写真によるDNAの本来の形態に殆んど
影響を及ぼさ−なかった。こうして、100チの環状分
子を含むDNAは70%の環状分子、25%の全長線状
分子および5%の全長より短い線状分子をもつビオチン
標識生成物を与えた。
M13 DNAとビオチンとの共有結合はニトロセルロ
ースへの固定化およびト9ットープロツ訃ハイブリダイ
ゼーション実験で示したハイブリダイゼーション反応の
ための普通の条件に対して安定であった。ビオ−M13
 DNAのサンプルはニトロセルロース上へ点在させ、
真空下80℃で0.5〜4時間ベーキングした。更に、
他のサンプルは2時間ベーキングした後にプレハイブリ
ダイゼーション用緩衝液中55℃で4時間、続いてハイ
ブリダイゼーション用緩衝液中65℃で20時時間イン
キュベートシ。これらのサンプルは全てSigma社製
アビジン−アルカリ〕生ホスファターゼ宅同じ着色応答
を与え(下記参照)、用いたどの条件下でもDNA結合
ビオチンの損失がなかったことを示した。ハイブリダイ
ゼーション実験(下記参照)は0.1mM EDTA中
リビオすM13 DNAプローブの溶液が一15℃で少
なくとも5ケ月間安定であることを示した。
ファー:)M 13一本領DNAに結合したビオチンの
安定性 標準方法によりつくられたビオチン標識M13DNAは
10mM ) リス−HCt、0.1mM EDTA(
pH8)中100℃で60分までの種々の時間の間加熱
するか、或いは0.5N NaOH中25℃で30分ま
での種々の時間インキュベートした。サンプル’kO,
IM酢酸ナトリウムで希釈し、種々のDNA濃度のサン
プル3μtはニトロセルムース上へ点在させた。
真空下80℃でベーキングしてDNAを固定した後Si
gma社製アビジンーアルカリ性ホスファターゼを使っ
てフォトビオチン環RDNAの比色定量による検出を実
施した。スポット当たり5μ?以上のサンプル中のDN
Aを検出する能力に差は全くなかった。それ故、DNA
へのビオチン結合は用いた条件下で安定であった。
ニトロセルロースへ点在させた7オトビオチン標識#醋
θ)L++糸cb JL l/レフ込山ニトロセルロー
スフィルターヘビオーM13 DNA全点在させてベー
キングし、その後プレハイズリダイゼーションおよびハ
イブリダイゼーションを経ることな(Material
s and Methodsに記載の3種の比色定量検
出法金行った。Sigma社製アビジン−アルカリ性ホ
スファターゼ複合体; BRL製ストレプトアビジン、
アビジン様蛋白質、およびビオチニル化アルカリ性ホス
ファターゼ重合物;ならびにEnzo Biochem
製ストレプトアビジン−ビオチニル化酸性ホスファター
ゼ複合体は全て約4p?(2xlOモル)のビオ−M1
3 DNAのより低い検出感度を与えた。アルカリ性ホ
スファターゼ複合体は酸性ホスファターゼ複合体(−晩
)よりも速く(5時間)最大感度に達した。
第4A図のレーン3の予期せぬ結果は、アビレフ1モル
当たりアルカリ性ホスファターゼ2.1モルを含みかつ
デオキシリボヌクレアーゼ活性(結果は示されない)を
有するSigma社製複合体がBRL製重合性酵素複合
体(第4A図、レーン2)と同じ感度であるということ
であった。しかしながら、3種の酵素複合体によるビオ
−M13 DNAの相対的検出感度はビオチンでのM1
3 DNAの標識化の程度に関係していた(第4B図)
。Ey)z。
Birchem製およびSigma a製の複合体(第
4B図、レーン1およびレーン3)にとって、色の濃さ
はビオ−M13 DNAftつ(るのに用いられたフォ
トビオチン酢酸塩の濃度に大よそ比例し、それ故ビオチ
ンでのDNAの標識化の程度に比例していた(上記参照
)。こうして、これらの2種の複合体を使用する場合、
rットープロット法はフォトビオチンでの核酸の標識度
を相対的に見積るのに有用であるだろう。対照的に、B
RL製重合性酵素複合体を使用した場合には、DNAの
ビオチン標識度にともなう色の濃さの変化が殆んど見ら
れなカッタ(第4B図、レーン2)。こうして、この酵
素複合体はビオチン標識化の程度が低いDNAの検出に
対して最高の感度をもつと思われる。
アビジンは非常に塩基性の蛋白質であるので、静電的に
核酸に引き寄せられる。それ故、イオンの相互作用全解
離することにより非特異性の基底色(backgrou
nd colour)を減するために比色定量用緩衝液
中には1MNactが必要とされた。Enz。
BiochθmおよびBRLからのキットはアビジンの
代りにビオチン結合蛋白質のストレットアビジンを使用
しており、このことはストレプトアビジンが酸性の等電
点をもつために静電的に核酸に引き寄せられないからで
ある。
Enzo Biochem製ストレプトアビジン−セイ
ヨウワサビベルオキシダーゼ複合体(Detek 1−
 hrp。
4EBP−820)は、本質的に製造者の使用説明書に
従って過酸化水素およびジアミノベンジジン基質を用い
たとき、30pt I) ヒ#−M 13 DNA ノ
より低い検出限度を有していた(結果は示されない)。
Sigma社製アビジン−被ルオキシダーゼ複合体(す
A3151)は、同じ条件下で用いたとき、更に低い感
度であったが検出限度は測定されなかった。これらの結
果はLearyらのものと合わせてアルカリ性ホスファ
ターゼ複合体が西洋ワサビイルオキシダーゼ複合体より
感度がよいということを示している。
固定した核酸へハイブリッド化した後の7オトビオニト
ロセルロースフィルターへASBVのM13DNAプラ
スクローンを点在させ、イーキングし、プレハイプリツ
ビ化させ、次にASBVのビオ−M13 DNAマイナ
スク目−ンとハイノリダイズさせた。3種の比色定量検
出法は全て標的ASBV配列約0.5 pr (6X 
10−18モル)の同様により低い検出感度を与えた(
第5A図、レーン1〜3)。アルカリ性ホスファタ〜ゼ
複合体(レーン2および3)は酸性ホスファターゼ複合
体(レーン1、−晩)よりも速く(5時間)最大感度に
達した。
0.125〜lμy/IItの濃度の7オトビオチン酢
酸塩で標識したビオーM13DNAプローブは、Sig
ma社製アビジン−アルカリ性ホスファターゼでもって
同様により低い検出レイル全厚えた(第5A図、レヘン
3・−6)。この結果はニトロセルロースへ直接点在さ
せたビオ−M13 DNAサンプルの検出に対して得ら
れた結果(第4B図、レーン3)からすると予期されな
いことであり、ビオチンでの標識度がより高いプローブ
を用いても感度の増加は得られないだろうということを
示唆している。
ビオ−M13 DNAマイナスプローブはまたニトロセ
ルロース上へ点在させたASBVのRNAサンプルにも
ハイブリダイズした(第5B図)。約4p?のASBV
のより低い検出感度は32pで標識した一本t[M13
 DNAプローブを用いて得た感度に等しい。アボカド
のASBVの診断にビオーM13DNAプローズを用い
る予備的試みは今までのところ成功していない。種々の
正常なアボカド葉の部分精製核酸抽出物を調製してBa
rkerら(1985)の方法でニトロセルロースへ点
在させた場合、いくつかのサンプルはハイブリダイゼー
ション中にビオ−M13 DNAプローブと結合して偽
陽性へと導いた。このプローブは精製したココナツト・
カダング・カダング・バイロイ)’ (100nf R
NA/スポット)、タノζコモザイクウィルスRNA(
5μり/スポット)、ヒヨコ胚ポリ(A)+RNA (
2,s /jr/スポット)またはせん断したサケ精子
DNAK結合しなかったので(結果は示されない)、偽
陽性は部分精製抽出物中の非核酸物質へのプローブの結
合によると推定された。
ビオ−M13 DNAプローブはNOrthern ハ
イブリダイゼーション分析による特異的なRNA配列の
検出に上首尾で用いられた(第6図)。ASBVに感染
したアボカド葉の部分精製核酸抽出物はグリオキサル化
し、アガp−スゲルの電気泳動にかケ、ニトロセルロー
スへ移し、ASBVのビオ−M13 DNAマイナスク
ローン金使って試験した。
Sigma社製酵素複合体での比色定量検出はモノマー
性の247個の残基からんるASBVのほかにオリゴマ
ー形(ダイマーからペンタマーまで)のパターンと、2
つの小さなバント9の標識されたX2およびX3ヲ示し
た。検出/モターンおよび検出感度は32pで標識した
一重鎖DNAプローブを用いて得たものに等しかった。
基底色の程度はハイブリダイゼーション混合物中の用い
られたビオ−M13 DNAプローブの濃度に依存して
いた。100〜1000nf/dのプローブ濃度は許容
し得ない基底色金示したが、プローブ濃度f20Qf/
ml/C低下させることによって有意に差のない基底色
が得られた。これらの基底色はビオチンで標識した二本
鎖DNAおよび一本@RNAプローゾが有意な基底色な
しに100nPAの濃度で用いられたのでM13 DN
Aの性質でありうる。
フォトビオチン酢酸塩での蛋白質の標識化アリールニト
レンは蛋白質の基を含む広範囲の官能基と反応すること
ができるので、フォトビオチンはビオチンでの蛋白質の
迅速な標識化のための有力な新しい試薬であると考えら
れた。5mMNaC4o、os mM Zn0tz 5
0μを中の7オトビオチン酢酸塩10μ2/μtおよび
ウシ腸アルカリ性ホスファターゼ(全蛋白質の85〜9
0%)とラフ血清7A/プミy (Sigma、すPO
655)1μ2/μtの混合物の溶液全ガラス毛細管の
中に密封し、核酸のところで述べた如(30分照射した
。2−メタノール50μt、続いて0.1M)リス−H
0I (pH9) 100μtf加え、水相は2−メタ
ノールで3回抽出した。先に述べたものと同様のゲルf
過検定は、アルカリ性ホスファターゼ(Mr 1000
00 ) 1分子当たりアビジンに容易に結合するビオ
チンが約5個存在することを示した。酵素活性はこの処
理により本質的に変わらなかった。トリス−クエン酸緩
衝塩は光生成したアリールニトレンのスキャベンジャ−
として作用すると思われたので、光分解に先だって透析
により市販の酵素からこれらt除(必要があった。
安定な非放射性ハイブリダイゼーションプローブの製造
に関してここで述べた方法は、従来技術の標識方法の欠
点の少なくともある面を克服する。
この方法は、迅速で、確実′でしかも安全であり、そし
て一本鎖または二本鎖DNAまたはRNAのビオチンで
の小規模もしくは大規模の安価な標識化を可能にする。
標識された核酸は結合しなかった試薬から簡単に精製さ
れ、そして標識化はフォトビオチン標識核酸が赤色であ
るので肉眼で監視することができる。一本鎖DNAはこ
の標識方法によって減成されずまた架橋されない。10
0〜400個の残基当たり1個のビオチンという程度の
核酸の推挙された標識度は、プローブによる相補的配列
の認識を妨害しないと思われる。ビオチン標識DNAプ
ローブは標準的なノ・イゾリダイゼーション条件下に安
定であり、少なくとも5ケ月間にわたってハイブリダイ
ゼーション反応で再現性のある結果をもたらす。
100〜400個の残基当たり1個のビオチンで標識さ
れた一本領M13 DNAプローブは、Sigma社、
BRLまたはEnzo Biochemから入手したア
ルカリ性または酸性ホスファターゼを使って、ニトロセ
ルロース上でのト9ットーブロットハイプリダイゼーシ
ョン反応において0.5p?(6X10  モル)とい
う少量の標的DNAを検出した(第5A図)。
ドツト−プロット法(第5B図)およびNOrther
nプロット法(第6図)での標的RNAの検出は放射性
同位元素を用いた方法と感度が同じであった。
Learyらの結果とは相違して、単純なアビジン−ア
ルカリ性ホスファターゼ複合体は重合性酵素複合体と同
程度の感度であることが見出された。
フォトビオチン標識プローブは植物や動物の病気の日常
的な診断、現場でのノ・イブリダイゼーシヨン、ハイブ
リッド選択による混合物からの特異な核酸の純化、およ
び特異な核酸結合蛋白質の純化に応用できる。この標識
方法は大量のプローブを必要とするハイブリッド選択反
応に%に適している。
フォトビオチン酢酸塩もまた蛋白質の標識試薬として使
用できる。これは水性有機溶媒中で使用される蛋白質の
ビオチン標識用の他の試薬の代りとなる。更に、H−ま
たは C−フォトビオチンはビオチン結合蛋白質の7オ
トアフイニテイーラベリングに使用しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図はフォトビオチンの合成経路を示す。 第2図はハイブリダイズしたプローブの7・イゾリツド
構造の模式図を示す。 第3図は光分解前および光分解後のフォトビオチン酢酸
塩の吸収スはクトルを示す。 第4図はニトロセルロースに固定したビオチン標識DN
Aの3種の市販酵素複合体を用いた比色定量による検出
結果を示す。 第5図はニトロセルロースに固定した標的核酸ヘハイブ
リダイズした後のビオチン標fiDNAプローブの3槌
の市販酵素複合体を用いた比色定量による検出結果を示
す。 第6図は感染したアボカド葉の部分精製核酸抽出物中の
プラスASBV配列のNOrthernハイズリダイゼ
ーション分析結果を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)式 I : ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Bは基Cとベンゼン環とをつなぐ−NH−基で
    あつて、アジド基に対してパラ位にあつてもパラ位にな
    くてもよく; Cは少なくとも5個の炭素原子を含むヒドロカルビルア
    ミン部分であり; Dはリガンドまたはハプテンであり; R_1〜R_4は同一かまたは異なつて、水素原子、炭
    素原子数1〜5のアルキル基、ニトロ基、ハライド基、
    カルボン酸基またはアミノ基から選択される) で表わされる化合物またはその酸付加塩。 (2)Bはアジド基に対してパラ位の−NH−基である
    、特許請求の範囲第1項記載の化合物。 (3)ヒドロカルビルアミン部分Cは次式の基:▲数式
    、化学式、表等があります▼ (式中、R_8は▲数式、化学式、表等があります▼ま
    たは▲数式、化学式、表等があります▼ であり; R_5、R_6、R_7、R_9、R_1_0は同一か
    または異なつて、水素原子、炭素原子数1〜5のアルキ
    ル基またはハライド基から選択され; nは0〜5の整数であり; mは1〜10の整数であり; pは0または1である) から選択される特許請求の範囲第2項記載の化合物。 (4)Cは次式の基: ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ −(CH_2)_3−NH(CH_2)_4−NH−−
    (CH_2)_3−NH(CH_2)_4−NH−(C
    H_2)_3−NH−から選択される特許請求の範囲第
    3項記載の化合物。 (5)Dは核酸に結合したときペプチド蛋白質または他
    の分子と検出可能な複合体を形成しうるか、または標識
    ポリヌクレオチドを未標識ポリヌクレオチドから選択的
    に抽出できるようにする部分である、特許請求の範囲第
    4項記載の化合物。 (6)Dはビオチン、イミノビオチンまたはジニトロフ
    ェニル(DNP)基もしくはその誘導体から選択される
    特許請求の範囲第5項記載の化合物。 (7)R_1〜R_4は各々水素原子である特許請求の
    範囲第6項記載の化合物。 (8)R_1、R_2およびR_4は水素原子であり、
    R_3は−NO_2である特許請求の範囲第7項記載の
    化合物。 (9)次式の化合物: ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ から選択される特許請求の範囲第1項記載の化合物。 (10)特許請求の範囲第1項記載の化合物の酢酸塩ま
    たはギ酸塩。 (11)式VII: ▲数式、化学式、表等があります▼(VII) (式中、B、CおよびR_1〜R_4は下記定義通りの
    意味を有する) で表わされる化合物を式VIII: ▲数式、化学式、表等があります▼(VIII) (式中、Dはリガンドまたはハプテンであり、R_9は
    水素原子、炭素原子数1〜5のアルキル基またはハライ
    ド基から選択され、nは0〜5の整数である) で表わされる化合物と反応させることからなる式 I : ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Bは基Cとベンゼン環とをつなぐ−NH−基で
    あつて、アジド基に対してパラ位にあつてもパラ位にな
    くてもよく; Cは少なくとも5個の炭素原子を含むヒドロカルビルア
    ミン部分であり; Dはリガンドまたはハプテンであるがジニトロフェニル
    基ではなく; R_1〜R_4は同一かまたは異なつて、水素原子、炭
    素原子数1〜5のアルキル基、ニトロ基、ハライド基、
    カルボン酸基またはアミノ基から選択される) で表わされる化合物またはその酸付加塩の製造方法。 (12)式VIIの化合物は式IX: ▲数式、化学式、表等があります▼(IX) で表わされ、式X: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Lは離脱基である) の化合物を式X I : ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_5、R_6、R_7は同一かまたは異なつ
    て、水素原子、炭素原子数1〜5のアルキル基またはハ
    ライド基から選択され、nは0〜5の整数であり、mは
    1〜10の整数である) の化合物と反応させることにより製造される、特許請求
    の範囲第11項記載の方法。 (13)式Xの化合物は4−フルオル−3−ニトロフェ
    ニルアジドおよびN−〔(4−アジドベンジル)オキシ
    〕スクシンイミドから選択される、特許請求の範囲第1
    2項記載の方法。 (14)式VIIIの化合物は次式の化合物: ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ から選択される特許請求の範囲第11項記載の方法。 (15)式VII: ▲数式、化学式、表等があります▼(VII) (式中、B、CおよびR_1〜R_4は下記定義通りの
    意味を有する) で表わされる化合物を式XIII: ▲数式、化学式、表等があります▼XIII (式中、Xはハライド基であり、R_9は水素原子、炭
    素原子数1〜5のアルキル基またはハライド基から選択
    され、nは0または1である) で表わされる化合物と反応させることからなる次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Bは基Cとベンゼン環とをつなぐ−NH−基で
    あつて、アジド基に対してパラ位にあつてもパラ位にな
    くてもよく; Cは少なくとも5個の炭素原子を含むヒドロカルビルア
    ミン部分であり; R_1〜R_4は同一かまたは異なつて、水素原子、炭
    素原子数1〜5のアルキル基、ニトロ基、ハライド基、
    カルボン酸基またはアミノ基から選択される) で表わされる化合物またはその酸付加塩の製造方法。 (16)式VIIの化合物は式IX: ▲数式、化学式、表等があります▼(IX) で表わされ、式X: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Lは離脱基である) の化合物を式X I : ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_5、R_6、R_7は同一かまたは異なつ
    て、水素原子、炭素原子数1〜5のアルキル基またはハ
    ライド基から選択され、nは0〜5の整数であり、mは
    1〜10の整数であり、pは0または1である) の化合物と反応させることにより製造される、特許請求
    の範囲第15項記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる特許請求の範囲第16項記載の方法。 (18)式XII: ▲数式、化学式、表等があります▼(XII) (式中、Pはポリヌクレオチド鎖、蛋白質または炭水化
    物の残基であり; Bは基Cとベンゼン環とをつなぐ−NH−基であつて、
    アジド基に対してパラ位にあつてもパラ位になくてもよ
    く; Cは少なくとも5個の炭素原子を含むヒドロカルビルア
    ミン部分であり; Dはリガンドまたはハプテンであり;そしてR_1〜R
    _4は同一かまたは異なつて、水素原子、炭素原子数1
    〜5のアルキル基、ニトロ基、ハライド基、カルボン酸
    基またはアミノ基から選択される) で表わされる化合物またはその酸付加塩。 (19)Bはアジド基に対してパラ位の−NH−基であ
    る、特許請求の範囲第18項記載の化合物。 (20)Cは次式の基: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_8は▲数式、化学式、表等があります▼ま
    たは▲数式、化学式、表等があります▼ であり; R_5、R_6、R_7、R_9およびR_1_0は同
    一かまたは異なつて、水素原子、炭素原子数1〜5のア
    ルキル基またはハライド基から選択され; nは0〜5の整数であり; mは1〜10の整数である) から選択される特許請求の範囲第19項記載の化合物。 (21)Dは核酸に結合したときペプチド、蛋白質また
    は他の分子と検出可能な複合体を形成しうるか、または
    標識ポリヌクレオチドを未標識ポリヌクレオチドから選
    択的に抽出できるようにする部分である、特許請求の範
    囲第20項記載の化合物。 (22)Pは一本鎖または二本鎖のデオキシリボ核酸(
    DNA)もしくはリボ核酸(RNA)の残基である、特
    許請求の範囲第21項記載の化合物。 (23)(i)(a)式 I の化合物: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、B、C、DおよびR_1〜R_4は下記定義通
    りである)、および (b)核酸、炭水化物または蛋白質配列から選択される
    プローブ、 を準備し; (ii)(a)および(b)を接触させ;そして(ii
    i)これらの間に反応を起こさせるのに十分な時間工程
    (ii)の混合物を電磁線源にさらす;ことからなる式
    XII: ▲数式、化学式、表等があります▼(XII) (式中、P、B、C、DおよびR_1〜R_4は特許請
    求の範囲第18項に定義した通りである) で表わされる化合物の製造方法。 (24)工程(ii)は、おおよそ中性のpHをもつ溶
    液中で(a)と(b)とを混合し、こうして生成した混
    合物を密封容器内に密封し、そしてこの混合物を低温で
    可視光線源にさらすことからなる、特許請求の範囲第2
    3項記載の方法。 (25)(i)(a)試験用サンプル、および(b)少
    なくとも1種の式XIIの化合物: ▲数式、化学式、表等があります▼(XII) (式中、P、B、C、DおよびR_1〜R_4は特許請
    求の範囲第18項に定義した通りである) を準備し; (ii)(a)と(b)との複合体を形成するのに適す
    る条件下で(a)と(b)とを接触させ;そして(ii
    i)工程(ii)の生成物をハプテンまたはリガンドD
    についての検出法および/または同定法にかける; ことからなる核酸、蛋白質または炭水化物配列の検出お
    よび/または同定方法。 (26)検出および/または同定しようとする配列は核
    酸配列である、特許請求の範囲第25項記載の方法。 (27)工程(ii)は少なくとも1種の核酸プローブ
    とサンプル中の相補的核酸配列とのハイブリダイゼーシ
    ョンを含む、特許請求の範囲第26項記載の方法。 (28)少なくとも2種の式XIIの化合物(ここで各化
    合物のハプテンまたはリガンドDは異なつている)を準
    備し、工程(iii)が (a)ハイブリダイゼーション生成物を一方のハプテン
    またはリガンドについての第一抽出にかけ;そして (b)(a)の抽出生成物を他方のハプテンまたはリガ
    ンドに特異的な検出法にかける; ことを包含する特許請求の範囲第27項記載の方法。 (29)式XII: ▲数式、化学式、表等があります▼(XII) (式中、Pはポリヌクレオチド鎖、蛋白質または炭水化
    物の残基であり; Bは基Cとベンゼン環とをつなぐ−NH−基であつて、
    アジド基に対してパラ位にあつてもパラ位になくてもよ
    く; Cは少なくとも5個の炭素原子を含むヒドロカルビルア
    ミン部分であり; Dはリガンドまたはハプテンであり;そしてR_1〜R
    _4は同一かまたは異なつて、水素原子、炭素原子数1
    〜5のアルキル基、ニトロ基、ハライド基、カルボン酸
    基またはアミノ基から選択される) で表わされる化合物またはその酸付加塩を含む、サンプ
    ル中の核酸、蛋白質または炭水化物配列を検定および/
    または同定するための診断用キット。 (30)キットは更にアビジン−、ストレプトアビジン
    −または抗体−酵素複合体および比色定量用試薬を含む
    、特許請求の範囲第29項記載のキット。
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