JPS6186059A

JPS6186059A - 遠心鋳造装置

Info

Publication number: JPS6186059A
Application number: JP20950284A
Authority: JP
Inventors: Masami Michihiro; 道広　正己
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-10-04
Filing date: 1984-10-04
Publication date: 1986-05-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は主として小物の中空製品を連続して遠心鋳造し
得る装置に関するものである。元来遠心鋳造法は鋳鉄管
の鋳造に利用されている如く、主として大型製品の特殊
鋳造法として知られている。

その特徴とするところは注湯溶湯の殆んどの量が製品と
なる製品歩留率の高さと、丸中子を使用せず中空部を有
する製品が得られる有利性、および遠心力効果により溶
湯中の非鉄介在物を排除した緻密な組織の良品が得られ
る等の利点を有する点にある。つまり遠心鋳造法は広く
鋳造品全般に亘って活用されるべき鋳造法であるが、こ
れが小物の量産品の鋳造法として利用されることが少な
いのは、小物製品を量産するための技術が開発されてい
ないからである。つまり小物製品を遠心鋳造する場合、
最も必要なことはそれが自動生産ライン化できるかどう
かということと、均一な製品ができるかどうかというこ
との２点である。この２点を解決し均一な製品が自動ラ
イン化できる遠心鋳造装置が完成されれば、前記の利点
を有する遠心鋳造法は小物量産品の分野にも広く活用さ
れ。

多大の経済効果をもたらすものと考えられるのである。

本発明はその点に着目して為されたものである。

以下図面により本発明の詳細な説明すると。

図はその一実施例を示す要部縦断面図であるが。

鋳型（］）は製品（２）の外周面と上面とを成形し得る
成型部（３）を内面に形成され、且つ上面中央部に製品
１２）の内径にほぼ等しい表面孔（４）を有する円形の
ものであり、−棒状に加工されている。この鋳型（１）
を積層して図のような積層鋳型（５）を構成するのであ
るが、この積層鋳型（５）における各鋳型（１）の嵌合
部（６）には内側インロー部に円形孔（７）が２箇所設
けられ、また外側インロー部には２箇所以上の円形孔若
しくは全周に亘る溝部（８）が設けられ、且つ内部のイ
ンロー部の円形孔（７）中には、一端を円形孔Ｃ７１中
に固定されたバネ（９）に取付けられたピン００）が収
納されているものである。

積層鋳型（５）の最下段には中央孔（１２）を有する底
板“、＋３）があり、この底板（１３）の下方にはベル
ト（１脅によって回転する回転板（１５）がある。そし
て、この底板ｔ、１３）と回転板（１５）とはポルｌ−
（１６ｊによって堅（係止されているものである。また
この回転板（１５）の中央部にも中央孔（１７）が設け
られており、この中央孔（１７）と底板４１３）の中央
孔９２）の中を貫通する形でシリンダー１１８）が設置
されている。このシリンダーμｓ）は必要に応じて回転
しながら積層鋳型（５）の各鋳型（１）の表面孔（４）
中を上昇および下降する構造で、その直径はその鋳型中
での上昇および下降を妨げない程度１乙鋳型（１）の表
面孔（４）の直径よりも僅かに小であるものとする。

次に上記装置の作用およびこの装置による中空製品の製
造方法の一例を説明する。先づ、駆動モーターを始動さ
せると回転板（１１）上の積層鋳型（５）が回転を始め
るが、その回転に伴い発生する遠心力により、鋳型の嵌
合部（６）の内側インロー部の円形孔（７）中のバネ（
９）が伸長されてピン００）が突出状となり、鋳型の回
転に伴い相接する鋳型（１）の上面と下面が摺動されて
外側のインロー部の円形孔（８）とピン（１０）の位置
が合致した時点で、ピン（１０）の先端が外側の円形孔
（８）中に挿入されて、各鋳型が完全に係止されるので
ある。また外側インロー部の円形孔（８）の代り１乙そ
の部分の全周に溝部（８）を設けた場合は、この溝部（
８）にピン（１０）の先端が嵌入されて鋳型（１）を上
下方向に係止するのである。その時点ではシリンダー（
１８）も第１図の如く、積層鋳型（５）の最下段部分に
その先端を位置する状態で別途に回転しているものであ
るが、その時点で積層鋳型（５）の最上段の表面孔（４
）から一定量の金属溶湯をシリンダー（１８）の先端上
面に注湯するのである。そしてこの注湯と同時にシリン
ダー（１８）を素早（上昇させるのである。注湯された
金属溶湯はシリンダーＩｌ＆上で遠心力を与えられて外
方へ跳ばされ、且つシリンダー（１８）が上昇すること
により下方の鋳型（１）から順次上方の鋳型（１）の内
面の成型部（３）に充填されるのである。そして、この
鋳型（１）内の金属溶湯は。

鋳型の回転による遠心力で鋳型（１）内の成型部（３）
に押し付けられて、製品（２）の外周面と上面および下
面を形成し、シリンダ−（１８１の外周面で製品（２）
の内周面を成形する。こうして回転しながら金属溶湯を
押し上げたシリンダー１１８）は第２図の如く、積層鋳
型（５）の最上段の鋳！、ｌ（Ｈの位置まで上昇して、
また素早く下降するのである。

そして鋳型（１）内の製品（２）が硬化した時点で積層
鋳型（５）とシリンダーリ８）の回転を止めるのである
。

すると鋳型の嵌合部（６）のピン００）がバネ（９）の
力により引き戻されて、外側インロー部の円形孔若しく
は溝部（８）から放れて各鋳型（１）の係止が開放され
るので、積層鋳型（５）が分解可能な状態となるのであ
る。

尚本実施例は図示する如（、積層鋳型（５）を直立させ
て回転する場合を示したが、この積層鋳型（５）を傾斜
若しくは水平状に倒した状態で回転させる方式を採用す
ることも自由であり、また本実施例では積層鋳型（５）
中をシリンダー１１８）が上昇および下降する場合を示
したが、積層鋳型（５）を上昇および下降させる方式を
採用することも自由である。

以上の如（本発明を実施すれば下記のような効果がある
。

（１）１回の注湯で複数個の均一な中空製品が製造でき
る。

（２）　　各鋳型の係止・分解が簡単であり、しかも積
層鋳型を直立・水平何れの状態で回転させても安全であ
る。

（３１（１１Ｆ２＋の効果により、均一な製品を能率よ
く遺産することができる。

要するに本発明により高品質で安価な中空製品を市場に
供給することができることになるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の注湯前の状態を示す要部縦
断面図、第２図は第１図のものに注湯後シリンダーを上
昇させた状態を示す要部縦断面図である。符号の説明１・・・鋳型　２・・・製品　３・・・成型部　４・・
・表面孔５・・・積層鋳型　６・・・嵌合部　７・・・
内側インロー部の円形孔　訃・・外側インロー部の円形
孔または溝部　９・・・バネ　１０・・・ピン　÷−→
←÷栃Ｉ２・・・底板の中央孔　１３・・・底板　１４
・・・ベルト１５・・・回転板１６・・・ボルト１７・
・・回転板の中央孔　１８・・・シリンダー〇

Claims

【特許請求の範囲】

（１）中空製品（２）を成形するための成型部（３）を
内面に有する鋳型（１）を積層した積層鋳型（５）と、
動力で駆動される回転板を連結し、且つこの積層鋳型（５）中をシリンダー（１８）が回転しなが
ら上昇および下降する状態に構成したことを特徴とする
遠心鋳造装置。
（２）鋳型（１）を積層した積層鋳型（５）の各鋳型（
１）の嵌合部（６）において、内側インロー部にバネ（
９）を有するピン（１０）を内蔵する円形孔（７）を設
け、外側インロー部に円形孔、若しくは溝部（８）を設
けてなることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
遠心鋳造装置における鋳型。