JPS6185447A - プラスチツク素材の付着性の改良方法 - Google Patents

プラスチツク素材の付着性の改良方法

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JPS6185447A
JPS6185447A JP20761684A JP20761684A JPS6185447A JP S6185447 A JPS6185447 A JP S6185447A JP 20761684 A JP20761684 A JP 20761684A JP 20761684 A JP20761684 A JP 20761684A JP S6185447 A JPS6185447 A JP S6185447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plastic material
ultraviolet rays
adhesion
chlorohydrocarbon
sample
Prior art date
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Pending
Application number
JP20761684A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimichi Sakurai
櫻井 巧理
Akira Koshiro
小城 暁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Publication of JPS6185447A publication Critical patent/JPS6185447A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプラスチック素材の付着性の改良方法に関する
(従来の技術) 従来、成形材料として例えば自動車のラジェーターグリ
ル、テレビキャビネット等にはスチレン系樹脂が広く使
われていたが、価格、供給安定性、軽量化等の面からポ
リオレフィン樹脂を利用することが多(なっている。
ポリオレフィン樹脂は低価格、軽量、成形が容易なと多
くの長所を有する半面、結晶化度が高く極性が低いため
、他の各種素材とのffi’J性に劣り、塗装、メッキ
、接着が困難であり、現在、一部のIft殊な専用塗料
などが実用化されているに過ぎない。そこでポリオレフ
ィン84脂の表面改質を行なうことにより、付着性を改
良する各種の改質技術が検討されている。
■一部または全部を塩素化することによる樹脂変性を行
なった塩素化ポリオレフィン樹脂を素材として用いる場
合、相応の密着性向上効果が認められるが、汎用性に欠
けまた耐候性等の性能面、コスト等で問題を生じる。
■サンディング、ブラッシングなどの機械的処理や、溶
剤による洗浄及び表面粗面化等の物理化学的処理は比較
的容易に実行できるが、表面処理効果は不十分で耐久性
ら劣る。
■火炎処理、酸処理、コロナ放電処理、グロー放電処理
、放射縁グラフト化処理などは優れた処理効果を示すも
のも有るが、設備コスト、大量生産が困難など、実用上
多くの問題点を残している。
■紫外線照射による表面処理は設備が比較的安価で取扱
いも容易であり無公害であるなど、多くの有利な面を持
つが、単純照射では改質効果は小さく実用化に至ってい
ない。
■特公昭56−29891及び同56−29892では
、ハロゲンガスまたは液体ハロゲン中のポリオレフィン
樹脂に光、通常は紫外線を照射してポリオレフィン樹脂
のハロゲン化を行ない、その後アリール化またはアルカ
リ処理を行うことによって表面を改質させ付着性を改良
させているが、この方法では有毒なハロゲンガスの使用
やハロゲン液体中に紫外線光源を位置させるなど作業上
の問題点を残し、さらに照射後に7リール化等の2次処
理が必要であるなど実用上不十分な点が多い。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的はハロゲンガス等の有害な気体を何ら使用
することなく、安全且つ容易な操作で行うことのできる
、実用性に優れたプラスチック素材の付着性の改良方法
を提供することにある。
また本発明の目的は処理効果が大で付着性、及びその耐
久性に優れたプラスチック素材を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明はプラスチック素材を塩素系炭化水素の蒸気及び
/又は液体に接触させた後、素材の表面部分を塩素系炭
化水素の残存する状態に保持して大気中で紫外線を照射
することを特徴とするプラスチック素材の付着性の改良
方法に係る。
本発明においてプラスチック素材としては好適にはポリ
オレフィン樹脂が用いられるが、その他の素材としてポ
リスチレン、A B S a(脂などのスチレン系樹脂
、ナイロンなどのポリアミド、ポリエチレンテレ7グレ
ートなどのポリエステル、ポリカーボネート、酢酸セル
ロース樹脂などのセルロース誘導体、ポリメチルメタク
リレートなどのアクリル樹脂等を使用することができる
ポリオレフィンの具体例としてはエチレン、プロピレン
、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチルペンテン−1
,1−オクテンなとのα−オレ7ンのホモポリマーまた
はコポリマー、またはそれらの塩素化物、更には上記α
−才しフィンと酢酸ビニル、スチレン、(メタ)アクリ
ル酸、(メタ)アクリル酸エステルなどのビニルモノマ
ーとのコポリマーを挙げることができる。ポリプロピレ
ンを例にとれば例えばアイソタクチックポリプロピレン
、アタクチックポリプロピレン、プロピレン−エチレン
ランダム共重合体、プロピレン−酢酸ビニル共重合体、
プロピレン−スチレン共重合体、プロピレン−アクリル
酸エステル共重合体、EPDM、塩素化ポリプロピレン
などが挙げられる。
塩素系炭化水素としては例えばテトラクロルエチレン、
トリクロルエチレン、ジクロルエチレン、ペンタクロル
エタン、1,1,2.2−テトラクロルエタンv1,1
.1− トリクロルエタン、1,1.2− )ジクロル
エタン、1,2−ジクロルエタン、テトラクロルメタン
、トリクロルメタン等を挙げることができる。
本発明では上記プラスチック素材を塩素系炭化水素の蒸
気及び/又は液体に接触させた後、素材の表面部分を塩
素系炭化水素の残存する状態に保持して大気中で紫外線
を照射することにより、プラスチック素材の付着性を改
良することができる。
紫外線としては各種の光源からの紫外線を利用すること
が可能で、例えば太陽光線、低圧、高圧もしくは超高圧
水銀灯、カーボンアーク灯、キセノンランプ、タングス
テンランプなどを使用できる。
紫外線の照射条件は広い範囲から選択できるが、例えば
500W高圧水銀灯で30cmの距離から0.5〜10
分間照射するのが好ましい、あまり長時間の紫外線照射
はプラスチック素材の劣化を招く恐れがあり好ましくな
い。
(発明の効果) 本発明の方法によれば簡単な処理により付着性が著しく
改良されたプラスチック素材が得られる。
この理由は十分には明らかでないが、プラスチック素材
の表面に塩素系炭化水素が残存する状態で大気中で紫外
線を照射することによって塩素ラジカル或いは酸素ラジ
カルが発生して樹脂表面で何らかの化学反応が起こり、
水酸基などの極性基が導入され、付着性の良好な表面に
改質されるものと推論される。
(実 施 例) 以下に実施例及び比較例を挙げて説明する。
実施例1 トリクロルエチレン500m lの入った3リットルの
ガラスビーカーをヒーターで加熱して沸騰させ常に十分
な蒸気が発生するように保持した。市販の51厚のポリ
プロピレン押出板を適゛にな大きさに切り出した試料を
上記ガラスビーカー内に入れ、試料表面のほぼ全面がト
リクロルエチレン蒸気に接触するようにして3分間保持
した後、直ちに紫外線を1分間照射して試料(A)を得
た。ここで用いた紫外線は500W高圧水銀ランプで3
0cmの距離から照射したものであり、試料が受けるエ
ネルギーは約10105O/am2である。
実施例2 トリクロルエチレン5001の入った3リツトルのプラ
スビーカーを用意し、市販の5 m+el!7のポリプ
ロピレン押出板をトリクロルエチレン中に浸漬して2分
間保持した後、取り出し実施例1と同様にして紫外線を
1分間照射して試料(B)を得た。
比較例1 紫外線を照射しない他は実施例1と同様にして試料(C
)を得た。
比較例2 紫外線を照射しない他は実施例2と同様にして試料(D
)を得た。
比較例3 実施例1で用いたポリプロピレン押出板にトリクロルエ
チレンを接触させずに、そのまま紫外線を照射して試料
(E)を得た。
比較例4 実施例2においてポリプロピレン押出板の浸漬終了後、
80℃で2時間乾燥し、次いで紫外線を2分間照射して
試料(F)を得た。
塗膜付着性試験 メチルエチルケトンを少量含ませた紙製ワイパーで試料
(A)から(F)の処理面を軽くふき、次に下記塗料(
N〜(IV)を塗布、硬化させて、各々のa膜と試料と
の付着性を比較した。結果を第1表に示す。
塗料(1)  日本油脂社製ハイツレクンN o、50
00クリヤー、主剤/硬化剤Aを混合して、シンナーで
50ωL%溶液にしだらの。
塗料(n)  板弁化学社製アクリルポリオールKX−
2007、インシアネート系硬化剤を混合して、シンナ
ーで30ωL%溶液にしたもの。
塗料(III)  日本ポリウレタン社製ポリエステル
ポリオール、デスモアエン1100に旭化成社製デュラ
ネー) 24A−100を混合して、シンナーで50ω
t%溶液にしたもの。
塗料(IV)  大日本インキ化学工業社製アクリルポ
リオール、アクリデックA301に旭化成社製デュラネ
ー) 24A−100を混合して、シンナーで50ωt
%溶液にしたもの。
付着性の比較は、塗膜面にIIIII11角の正方形を
100個、ゴバン目状にカッターナイフで切り込みを入
れ、その上にセロテープを貼付け、急激にはがして、全
くはがれない場合を○、50個以上残った場合をΔ、5
0個未満の場合を×で評価した。
第1表 (以 上)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プラスチック素材を塩素系炭化水素の蒸気及び/
    又は液体に接触させた後、素材の表面部分を塩素系炭化
    水素の残存する状態に保持して大気中で紫外線を照射す
    ることを特徴とするプラスチック素材の付着性の改良方
    法。
JP20761684A 1984-10-02 1984-10-02 プラスチツク素材の付着性の改良方法 Pending JPS6185447A (ja)

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JP20761684A JPS6185447A (ja) 1984-10-02 1984-10-02 プラスチツク素材の付着性の改良方法

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JPS6185447A true JPS6185447A (ja) 1986-05-01

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ID=16542739

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JP (1) JPS6185447A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4926791A (ja) * 1972-07-07 1974-03-09
JPS59207617A (ja) * 1983-05-10 1984-11-24 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 積層セラミツクコンデンサの製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4926791A (ja) * 1972-07-07 1974-03-09
JPS59207617A (ja) * 1983-05-10 1984-11-24 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 積層セラミツクコンデンサの製造方法

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