JPS6185180A - 落花生その他の豆類の外皮脱皮方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ６　　産業上の利用分野 本発明は落花生その他の豆類の取扱業界及びその生産農
業界が取扱う落花生その他の豆類の脱皮方法に関するも
のである。

ｂ、従来の技術 従来使用されている脱皮機は豆の種類によシ異るが、先
づ落花生の場合を説明すれば、第３図に示す如き機械を
用いている。即ち回転軸に取付けられた２個の車輪１１
のスポーク１２の先端と、それに対応するスポークの先
端な硬水の千木１３にて連結する。この回転体を包む円
筒形ケース１４の下部は格子１５になっている。

今原料入口１６から外皮付落花生を供給すれば、外皮付
落花生は平木１３と格子１５の間で圧迫され摩擦されて
、外皮は破壊され中身豆と分離されて格子１５の目から
一緒に落下し、風篩によシ中身豆のみ分離採取される。

次に大豆、小豆等については、外皮は落花生に比すれば
遥かに弱い構造をしているので容易に脱皮するが、その
場合に使用される機械は、ケースは上記の落花生脱皮機
と同型式であるが、回転部分は円筒体で、円筒面上に多
数の逆Ｕ字形丸鋼を取付けたものであシ、比較的高速で
回転させられる。

今原料入口より外皮付豆を供給すれば、逆Ｕ字形丸鋼に
よって打撃され、圧迫され、更に摩擦されて外皮は破壊
され、中身豆とともに格子目を通りて落下する。以下は
落花生と同様、風篩によって中身豆のみ採取される。

Ｃ０発明が解決しようとする問題点 落花生と他の豆類では問題点は幾らか異りている・先づ
落花生については従来の機械における平木と格子による
圧迫作用と摩擦作用は、その順序、強弱、回数が無秩序
に働くため、採取された製品は求められる完全な渋皮付
豆以外に渋皮に傷が付いたもの、傷が身の中まで達して
いるもの、豆が割れたもの等が混入し更に胚芽部は突出
しているため欠けたものが多く製品歩留は５０％に低下
する場合も少くない。

渋皮が傷付いた豆や傷が中身に達した豆はα化され易く
風味が劣化するため値が下がシ、破砕した豆の如きは商
品価値はゼロに等しい。従って業界では製品の歩留を上
げるため懸命の努力を払っているところである。

また大豆小豆については製品歩留は落花生はど悪くはな
いが、この場合は脱皮機の性能上比較的高速で使用しな
ければならないため、逆Ｕ字形丸鋼の衝撃によって、多
量の豆が破砕されている。

即ち落花生は勿論その他の豆類についても歩留の高い脱
皮方法が求められている現状である。

ｄ０問題点を解決するための手段 本発明においては、落花生その他の豆類を先づ２個の平
行で同速度のロールの間隙を通過せしめる・該ロールの
表面にはゴム層が貼付けられている。ゴムの硬さは取扱
われる豆によって選定されるが、一方のロールのゴムは
硬く、他方のものは軟くすることによ）種々の硬さの豆
を取扱うことが出来るし、更に豆のロール通過を円滑に
すると同時に外皮の破壊能率もよい。

次に上記ロール間課を通過したものは、全部平行で具速
度の２個のゴムベルトの間に入れられる。

該ゴムベルトの表面には多数の凸凹があ）、その巾及び
高低差を中身豆の直径よシ大きく作る。その凸凹は例え
ば突起の列を縦横に若しくは斜に交叉して設けたシ、あ
るいは溝をＩＩ！横に若しくは斜に交叉して掘ってもよ
いが、突起の列の間隙、高さあるいは溝の巾、深さを取
扱う中身豆の直径よ）大きく作る。

上記２伺のゴムベルトは突起の頂点ちるいはａ￥の上縁
同志の間隙が殆どゼロの状態で駆動される。

上記２工程によって落花生その他の豆の外皮脱皮は１０
０％近い歩留で行うことができる＠・０作用 落花生その他の豆類の外皮脱皮の機構を分析すると、圧
迫、摩擦、１＃撃等の鵡作用に分牌できるが、従来の脱
皮機の製品歩留が低い原因は、上記諸作用の順序、強弱
が無秩序でおり、更に作用回数も不必要に繰返されるた
め、中背豆の破壊を起しているものと考えられる。

従って本発明においては、衝撃作用を除去し、圧迫摩擦
作用の順序を定め、強弱を固定化し、更ｒ：ｔ にこれ等の作用が繰返し行われない様に頑伊に脱皮した
中身豆は圧迫、摩擦作用の圏外に出るように考慮されて
いる。

先づ、外皮付落花生その他の豆類は、２個のゴム層貼付
は同速度ロールの間隙を通過することによって、純粋な
圧迫作用のみを受け、中身豆に変化を起さず外皮のみに
亀裂または破壊を与える。

次に上記の外皮に亀裂または破壊を起したものは、平行
異速度のゴムベルトの間隙に引込まれ、僅かな圧迫作用
を含む摩擦作用を受けて外皮は脱皮し、分離された中身
豆はゴムベルトの凸凹の中に転落し上記作用の圏外に入
り、傷付くことなくゴムベルト間隙から出ることができ
る。

ｆ、実施例 本発明の一実施例として落花生についての一例を第１図
、第２図について説明する。

１は原料供給口で外皮付落花生を投入すれば、エレベー
タ−２によって上方の原料貯槽３に入れられる。原料貯
４ｖ３の下部には、２個のゴム貼付ロール４及び４′が
あって同速度で内側に回転しているので、外皮付落花生
はロール４及び４′の間隙に引込まれ圧迫作用を受ける
。然るにロール４及び４′の表面ゴムの硬度に差を付け
であるので、外皮付落花生は軟い方のゴムに、より深く
ａます込み、外皮は大きい歪を生じて亀裂を生じたシ破
壊したシするが、中身の渋皮付豆は変化はない。

次にロールの間隙を出た落花生は、シュート５によって
、水平で上下に接しているゴムベルト６及び６′の間隙
に送られる。これらの表面には第２図に示す如き突起６
ａの列が縦横に設けられ、互に突起６ａの頭を接しなが
ら異速度で移動している。尚突起６ａの列の間隙及び高
さは渋皮付豆の直径よｐ積大なる程度に作られている・
亀裂入シまたは破壊した外皮付落花生は上下の突起６ａ
の速度ずれによってＪ！Ａ擦作用を受けて外皮ははがれ
、分離した中身の渋皮付豆は突起６ａの間隙に落ち、他
の落花生が摩擦作用を受けている時に、その圏外に逃避
して何の損傷ｉ受げない。

外皮の破片と渋皮付豆はゴムベルト６及び６′の他端よ
り一緒に落下するが、落下の途中で風篩用ファン７の気
流によシ、外皮の破片は機外に吹飛ばされ、渋皮付豆の
み振動コンベヤー８に落下する。振動コンベヤー８の底
面は篩９になっており、渋皮付豆はふるわれて更に下方
の製品コンベヤー１０上に落下し、所定の位置まで運ば
れる。振動コンベヤー８に残ったものは時たま脱皮しな
かった外皮落花生のみであるから、エレベータ−２の下
部に送られ再び上記１穆を循環する。

かくして歩留１００％近くの渋皮付豆を採取することが
できる。

ｇ０発明の効用 本発明によって中身豆の採取量は著しく増加し、更にこ
の中身豆の胚芽は無傷であるため、これを植付けた場合
の発芽率は略１００％を確保でき、豆類取扱業界及びそ
の農業界の経済改善に大いに寄与するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る装置の側面断面図、 第２図はその中に使用されているゴムベルトの部分斜視
図、 第３図は従来の落花生の外皮脱皮機の側面断面図である
・ ３：原料貯槽、４及び４′：ゴム層貼り付ロール、６及
ヒ６′：ゴムベルト、７：風篩用ファン、８：振動コン
ベヤー、９：篩、１０：製品コンベヤー。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）外皮付落花生その他の豆類を、表面にゴム層を貼
   付け、平行且つ同速度で回転する２個のロールの間隙を
   通過せしめて、外皮のみに亀裂及び部分的破壊を起させ
   、次に平行且つ異速度で移動し、表面に凸凹あるゴムベ
   ルトの間隙を通過せしめて外皮と中身豆を分離し、同時
   に該中身豆を凹部に収容して保護することを特徴とする
   落花生その他の豆類の外皮脱皮方法。
2. （２）第１項のゴム層は一方のロールのものは硬く、他
   方のロールのものは軟いことを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の落花生その他の豆類の外皮脱皮方法。
3. （３）第１項の表面に凸凹あるゴムベルトは、表面に突
   起の列または溝を縦横に若しくは斜交叉して設け、上記
   突起の列の間隙、高さまたは上記溝の巾、深さを落花生
   その他の豆類の中身豆の直径より大にしたことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の落花生その他の豆類の
   外皮脱皮方法。