JPS6183510A - 光アンダ−カ−ペツトケ−ブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、主としてカーペットの下に配線される光ファ
イバを使用してなる光アンダーカーペットケーブルに関
するものである。

〔従来技術〕

従来より、ＯＡ（オフイイオートメーシ、ン）機器の普
及に伴ない、事務所内の床面上を、前記ＯＡ機器用配線
ケーブルが露出してはいまわるという問題に対し、極薄
で美観の面や足元の安全の面で優れ、足で踏れるなどし
ても充分耐え得る側圧特性を有し、かつ配線作業がやり
やすい等の特徴を持つ銅導体製のアンダーカーペットケ
ーブルと呼ばれるケーブルが穐々開発され、市販されて
いる。

ところが、近年の増大する情報量を処理したり、周囲の
雑音を防止したシするには、従来の銅導体製のアンダー
カーペットケーブルでは対応できなくなってきている。

そこで、光ファイバを用いてなる光アンダーカーペット
ケーブルが序々に使用されるようになってきた。しかし
、従来の銅導体のものと異なり、光ファイバを用いたも
のは、曲げや側圧等に著しく弱く、それ故、構造上の工
夫や補強線による機械強度の補強が必要である。

そこで、最近開発されたものとして、第５図のようなも
のがある。（実願昭５８−９７５７０号）これは、光フ
ァイバ１とその両端に設けてなる補強線２とを、各々保
護層５の中に設けてなる貫通孔４．５の内部に、ゆるい
状態で収納せしめてなるものである。そして、その特徴
は、薄いことはもちろんのこと、前述の如く光ファイバ
１及び補強線２が各々ゆるい状態で保護層つに収納され
ているので、平面上で曲げ易く、かつ曲げによる光ファ
イバ１の伝送損失増加も少なぐて済み、さらに両端に設
けた補強線２が外部からの力を支え、光ファイバ１への
外力の直接の負荷を防止するので側圧特性にも優れてい
る点にある。しかしながら、保護層５を押出被覆という
方法で設けるため、長手方向に亘って均一な径を有する
貫通孔４．５が得にりく、その結果、貫通孔４．５内で
光ファイバ１、補強線２が期待通９滑ってぐれない場合
がある。また、保護Ｉ＠５が図のように平型で、つ１り
単純ではあるが一種の異形押出の部類に入るため、肉厚
制御が難しく、その結果、どうしても全体が厚く、幅広
くなり易い。また、特に補強線２の両側の保護層５の肉
厚が厚くなってしまうと、平面上でこのケーブルを曲げ
る場合、曲げにくぐなるという間厘もある。

〔発明の目的〕

前記問題に鑑み本発明の目的は、薄いこと、側圧特性に
優れていること等はもちろんのこと、床面上で曲げ易い
という曲げ特性の点でより優れた光アンダーカーペット
ケーブルを提供することにある。

・　　〔発明の構成〕 前記目的を達成すべく本発明の光アンダーカーペットケ
ーブルは、パイプの中に光ファイバをゆるい状態で収納
している光ファイバ入りパイプ１乃至数本を、パイプの
中に補強線をゆるい状態で収納している補強線入りパイ
プ２乃至数本とを有し、前記補強線入りパイプが少なく
とも１本づつは両端にくるように前記光ファイバ入りパ
イプと前記補強線入りパイプとが平面状に並行に並べら
れ、しかも互いに連結していることを特徴とするもので
ある。

〔発明の実施例〕

本発明の実施例を図を参照して詳細に説明する。

第１図は本発明の光アンダーカーベントケーブルの一実
施例を示す。第１図が示すように、本発明のものは、パ
イプの中に光ファイバ１をゆるい状態で収納しているパ
イプ１０．１０と、同シくパイプの中に前記光ファイバ
１の外径より太いステンレス線等の金属線からなる補強
線２をゆるい状態で収納しているパイプ１１　、１１ト
カ、パイプｉｔ、１１が両端に位置するように各々を平
面状に、かつ並行に並べられ、しかも各パイプがその側
部で接着剤等で接着されて連結している。

このように、光ファイバおよび補強線ともにルーズにパ
イプ内に保持されている構造では、床面上で水平方向に
曲げるとき、曲げ半径の違いによって生じる長さの不揃
いを各々がケーブル軸方向に移動することによって吸収
できるだめ水平方向へ曲げやすい他、光ファイバに伸び
歪が加わらないだめ伸び歪に伴なう光ファイバの破断を
抑えられる利点がある。

尚、本発明の他の実施例として、第２図が示すように、
光ファイバ入シのパイプ１ｏ、１０の間、つまり光アン
ダーカーペットケーブルの中央部に金属線あるいはポリ
アラミド繊維等からなる補強部材１５を縦添えして接着
したもの、第５図のように、同じくパイプ１０，１０の
間の上下に補強部材１５を縦添えして接着したもの、さ
らに、第４図のようにケーブル中央部に位置するパイプ
１０の内面に補強部材１５を接着させて縦添えしたもの
がある。このように、ケーブルの中央部にケーブルに接
着した状態で補強部材１５を縦添えしておけば、ケーブ
ル長手方向の抗張力体として作用してぐれるので、ケー
ブルの引張強度向上がはがれる。何故ならば、第１図の
ものにあっては、補強線２，２がパイプ内にゆるく入っ
ているため、ケーブル上部からの負荷に対しては強いが
ケーブル長手方向の引張りに対しては、前記補強線２゜
２ばなんら補強効果を示さない。それ故、第２図、第う
図、第４図が示すように補強部材１５をパイプ１０に接
着して縦添えすると引張強度を高めるのに有効である。

しかもケーブル中央部に設けであるのでケーブルを床面
上で水平方向に曲げるとき支障になることもない。さら
に、本発明者らは研究を重ねた結果、前記本発明の光ア
ンダーカーペットケーブルにおいて、光ファイバ入りの
パイプ１０の硬さを、補強線入シのパイプ１１のそれよ
り軟かくしておくと、ケーブルの曲げによる光ファイバ
１の伝送損失の増加や、ケーブル同志を交差して布設し
、上部から側圧Ｐを加えた場合の光ファイバ１の伝送損
失増加が小さくなることを見い出した。例えば、パイプ
１０及びパイプ１１の硬さを共に１００％モジュラス２
．５　Ｋ９／−としたケーブルＡと、パイプ１０の硬さ
を１００チモジュラス１．３にり／−、パイプ１１の硬
さを１００係モジュラス２−３Ｋｙ／−としたケーブル
Ｂの２本のケーブルで、曲げによる側圧を加えた場合の
伝送損失増加量と、ケーブル交差上に側圧Ｐを加えた場
合の伝送損失増加量を調べた。結果は第６図、第７図が
示すようＫ、パイプ１０がパイプ１１よシ軟かいケーブ
ルＢの方が、いずれの場合においても伝送損失の増加が
小さかった。尚、１００％モジュラス値とは、パイプを
１００％伸ばすのに必要な応力値をいう。

以上述べたように本発明によれば、光ファイバ入りのパ
イプ１０及び補強線入りのパイプ１１を各々個々にパイ
プ押出被覆により製造するので、各パイプの寸法精度は
高い。それ故、パイプ内径も長手方向に均一であるから
各パイプ１０．１１内における光ファイバ１や補強線２
の滑シはよく、ケーブル曲げ時の動きが良好である。加
えて、パイプの肉厚も均一かつ薄くできるのでケーブル
を床面上で曲げ易くもなるし、ケーブル全体がさらに薄
くできる。さらにパイプ１０をパイプ１１より軟かぐし
てやると曲げや、交差布設に対する光ファイバ１の伝送
損失増加を小さくできるという効果もある。

〔発明の効果〕

以上のごとく本発明によれば、薄さ、側圧特性、曲げ易
さ等々で、従来の光アンダーカーペットケーブルよりも
さらに優れた特性を示す光アンダーカーペットケーブル
を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の光アンダーカーペットケー
ブルの一実施例及び他の実施例を示す横断面図、第５図
は従来の光アンダーカーペットケーブルの横断面図、第
６図は、本発明の光アンダーカーペットケーブルにあっ
て、光ファイバ入りのパイプと補強線入りのパイプの硬
さを同じくした場合と、光ファイバ入りのパイプの方を
軟かくした場合とで、曲げによる側圧荷重に対する光フ
アイバ伝送損失の増加を調べたグラフ、第７図は同じく
前記２種類のケーブルを各々交差状態で布設し、上部か
ら側圧を加えたときの光ファイバの伝送損失の増加を調
べたグラフである。 １・・・・・・光ファイバ　２・・・・・・補強線　１
０・・・・・・光ファイバ入りのパイプ　１１・・・・
・・補強線入りのパイプ１５・・・・・・補強部材 第１図 第２図　　　　　　第３図 第４図 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）パイプの中に光ファイバをゆるい状態で収納して
   いる光ファイバ入りパイプ１乃至数本と、パイプの中に
   補強線をゆるい状態で収納している補強線入りパイプ２
   乃至数本とを有し、前記補強線入りパイプが少なくとも
   １本づつは両端にくるように前記光ファイバ入りパイプ
   と前記補強線入りパイプとが平面状に並行に並べられ、
   しかも互いに連結してなることを特徴とする光アンダー
   カーペットケーブル。
2. （２）前記光ファイバ入りパイプのパイプの方が、前記
   補強線入りパイプのパイプより軟らかいことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の光アンダーカーペットケ
   ーブル。