JPS6182999A - 高周波加熱プレス装置用絶縁材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、高周波加熱プレス装置を用いて被加工物を加
圧、加熱加工する際に用いられる絶縁材に関する。

「従来の技術」 高周波加熱プレス装置にて、被加工物を加圧、加熱して
接着或いは成形等の加工を行なう場合、高周波を被加工
物に印加するための電極を接続し、被加工物の両面に直
接、若しくはパッドを介して被加工物の両面に当接せし
めた金属板とプレス台のプレス面との間は絶縁する必要
があり、この絶縁材として従来は例えば、木材、テフロ
ン、ベークライ１〜、アスベスト、ガラス板等の絶縁材
が用いられていた。

「発明が解決しようとする問題点Ｊ したがって、特に、被加工物の加圧に大きな圧力が必要
な場合には、絶縁材の強度を上げる必要があり、そのた
め、絶縁材を固める等の方法により強度を向上させて、
これに対応していた。また、被加工物の厚さが厚い場合
には、絶縁材の厚さも厚くする必要があるため、絶縁材
の重量が重くなり、絶縁材の取扱いが極めて困難であり
、また、絶縁材を介して被加工物は加圧されるので、被
加工物を均一に加圧するためには面精度に優れた絶縁材
が必要とされ、そのため、絶縁材の表面を機械加工等に
よって仕上げる等する必要があったため、絶縁材が高価
になるという欠点があった。

「問題を解決するための手段」 本発明は、上述の事情に鑑み、従来技術の上記問題点を
解決すべくなされたものであって、その要旨とするとこ
ろは、被加工物の両面に直接若しくはパッド等を介して
金属板を当接せしめて配設し、これらの金属板と両プレ
ス面間に絶縁材を介在せしめてセットし、前記金属板と
高周波発生装置を極板を介してそれぞれ接続し、前記被
加工物を加熱しつつ加圧して加工するよう構成された高
周波加熱プレス装置において、前記絶縁材を電気絶縁特
性を有する素材により前記被加工物を加圧する所定圧力
より強い圧縮強度を有するよう形−成されたハニカムコ
ア製の絶縁材によって構成してなるものである。

「作用」 絶縁材が、電気絶縁特性を有する素材により被加工物を
加圧する圧力より強い圧縮強度を有するよう形成された
平面精度に優れたハニカムコア製の絶縁材によって構成
されているので、任意の厚さの物が容易に製造可能であ
り、被加工物は均一に加圧されると共に、極めて軽量の
ために取扱いが容易であり、また、ハニカムコアは断熱
性に優れているため、高周波によって加熱された被加工
物の熱の放熱防止を図ることもできる。

「実施例」 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図は、高周波加熱プレス装置により本発明に係るハ
ニカムコア製の絶縁材を用いて被加工物を加圧、加熱加
工中の状態を示すもので、１は被加工物であり、この被
加工物１はバッド２．２、金属板３．３および例えば、
芳香族ポリアミド、プリプレグ材等の電気絶縁材特性を
有する素材により液力０工物１を加圧する所定圧力より
強い圧縮強度を有するよう形成された平面精度に優れた
ハニカム製の絶縁材４．４を順に介し、固定台５ａと昇
降動自在な圧縮台５ｂとを有するプレス５の圧縮台５ｂ
の台面上にセットされており、金属板３．３には、それ
ぞれ高周波発生装置６の十極板７および一極板８が接続
されている。したがって、被加工物１は高周波により加
熱されると共に、プレス５により絶縁材４．４を介して
加圧されカロ熱、加圧加工される。

上記、ハニカムコア製の絶縁材４．４は、第２図に示す
如く、帯状に形成された電気絶縁特性を有する各素材４
ａ、４ａ・・・を、交互に半ピツチずれた位置に所定幅
に塗布された接着剤４ｂ、４ｂ・・・を介して互いに接
着し、これを展張することにより略正六角形の中空柱状
の各セル４ｃ　、４ｃ・・・の平面集合体よりなるよう
構成されている。よって、絶縁材４の圧縮強度は、主と
して素材４ａの板厚、セルサイズＳによって決まるため
、これらを所定圧縮強度が得られるよう設定することに
より所望の圧縮強度を有する絶縁材４を形成することが
できる。また、圧縮強度の強い絶縁材４の場合であって
も重量の増加は極めて僅かである。

本発明に係る高周波加熱プレス装置用絶縁材は以上の如
き構成よりなるので、加工中の被加工物１は被加工物１
を加圧する所定圧力より強い圧縮強度を有する平面精度
に優れたハニカムコア製の絶縁材４．４を介して加圧さ
れるため、均一に加圧される。また、絶縁材４．４は極
めて軽量のため、取扱いが容易であり、さらには絶縁材
４．４は断熱性に浸れているため、高周波によって加熱
された被加工物１の熱の放熱防止を図ることができる。

「発明の効果」 以上、詳述した如く本発明によれば、高周波によって加
熱される被加工物とプレス面間に介在される絶縁材が、
電気絶縁特性を有するハニカムコアによって構成されて
いるので、極めて軽量であり、被加工物を加工する際、
極めて高い圧力を必要とする場合であっても、その圧力
より強い圧縮強度を有する絶縁材、或いは、被加工物の
厚さが厚く、厚さの厚い絶縁材であっても、僅かの重量
増加で製造することが可能なため、絶縁Ｈの取扱いが容
易であり、また、ハニカムコアは面積度に極めて優れた
特性を有づるので、特別な機械加工等が不要なため、絶
縁材が安価であり、ざらには、ハニカムコアは断熱性に
優れているため、高周波によって加熱される被加工物の
熱の放熱防止効果の向上を図ることができ、よって、作
業効率の向上を図ることが可能になる等、その発揮する
効果は、顕著にして大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は高周波
加熱プレス装置により被加工物を加工中の状態を示す要
部の縦断面説明図、第２図は絶縁材の要部の斜視図であ
る。 図中１は被加工物、２はパッド、３は金属板、４は絶縁
材、４ａは素材、４ｂは接着剤、４ｃはセル、５はプレ
ス、５ａは固定台、５ｂは圧縮台、６は高周波発生装置
、７は十極板、８は一極板、Ｓはセルサイズである。 特許出願人　　昭和飛行機工業株式会社代　　理　　人
　　　　　　　鴨　　下　　正　　己第２０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被加工物の両面に、直接若しくはパッド等を介して金属
   板を当接せしめて配設し、これらの金属板と両プレス面
   間に絶縁材を介在せしめてセットし、前記金属板と高周
   波発生装置を極板を介してそれぞれ接続し、前記被加工
   物を加熱しつつ加圧して加工するよう構成された高周波
   加熱プレス装置において、前記絶縁材を電気絶縁特性を
   有する素材により前記被加工物を加圧する所定圧力より
   強い圧縮強度を有するよう形成されたハニカムコア製の
   絶縁材によつて構成したことを特徴とする高周波加熱プ
   レス装置用絶縁材。