JPS6179862A - 高圧噴射ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明りよ、燃料噴射時におけるエロージョンを有効
に防止した高圧噴射ノズルに関するものである。

〔従来技術〕

一般ニ、ディーゼルエンジンの高圧噴射ノズルは、燃料
噴射時の衝撃圧力によって、ニードルバルブの摺動面や
、ノズルボディの内面にエロージョンが発生することが
知られでいる。

このエロージョンは、面圧噴射時における噴射（Ｉｉ撃
波や、キャビティ　（気胞）の破裂によってノズルボデ
ィの内面やニードルバルブの摺動面が浸触されるもので
、場合によってはノズ／Ｕ。

ボディの先端が破裂して欠落したり、穴が開いたりして
、エンジン破壊の要因となっていた。

そこで、従来では特開昭５３−３７２３１号公報並びに
実開昭５７−８３２６９号公報に開示されているように
、ニードルバルブの形状を変えたり、ニードルバルブと
ノズルヘッドの少なくとも一方に防振合圧を形成したも
のが提案されているが、いずれもエロージョンを有効に
防止できない上、加工に手間を要し、更にコストアップ
となる問題があった。

〔発明の目的〕

この発明は、係る従来の問題点に着目して案出されたも
ので、その目的とするところは従来の基本構造を変更す
ることなく、茄車な塗装処理のみでエロージョンの発生
を有効に防止できる商工噴射ノズルを提供するものであ
る。

〔発明の構成〕

この発明は、上記目的を達成するため、ノズルポディ内
面の少なくともエロージョンの発生しやすい部位及びニ
ードルバルブ外周面に、耐熱性及び弾性を有する塗料を
塗装したことを要旨とするものである。

〔発明の実施例〕

以下、添付図面に基づいてこの発明の詳細な説明する。

第１図において、１は高圧噴射ノズルのノズルボディ、
２はニードルハ”ルブであって、ノズルボディ１の非摺
動部３ａと、第２図に示すようにエロージョンの発生し
やすい部位３ｂとに、テフロン等の耐熱性及び弾性の優
れた塗料４が塗装されている。

また、ニードルバルブ２のｔＨ動郊外周面２ａも、上記
と同様な塗料４が塗装されている。

次に、塗装方法について説明すると、先ずノズルボディ
１の内面を塗装する場合には、最初に荒加工を行い、次
いで荒加工を行った内面の化学的処理、例えば加工した
内面に出来た凹部等を化学的に処理して平滑な面に仕上
げる。

そして、更に塗装を行なわない摺動部分の中間加工を行
って、化学的処理面を落す。

このような状態から、塗料４を溶射して焼付は塗装を行
な、最終の行程で摺動部３ａとバルブシート部３ｂとを
精密に切削したり、ランピングを行なって仕上げるもの
である。

またニードルバルブ２の覧装も同様に、化学的処理を行
った後に、摺動部を仕上げを行い、そして、溶融した上
記塗料４内にニードルバルブ２の先端部を浸して塗装し
、最後に精密加工やラフピングを行なって仕上げるもの
である。

以上のように構成することにより、エロージョンの発生
しやすい部位３ｂ等を、エツジのない滑らかな形状にす
ることができるとともに、塗料４の持つ弾性力等により
ｉＦｔ撃力を吸収することができる。

なお、上記のような塗料４は、ノズルホルダや、高圧パ
イプ等にも塗装することによって、同様の効果が期待で
きる。

〔発明の効果〕

この発明は、上記のようにノズルボディ内面の少なくと
もエロージョンの発生しやすい部位や、ニードルバルブ
外周面に、耐熱性及び弾性を有する塗料を塗装すること
によって、従来の高圧噴射ノズルの基本的構造を特に変
更することな（、簡単な塗装処理によりエロージョンの
発生をを効に防止できる。また処理加工に手間を要さな
いので、安価に製造できる効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を実施した高圧噴射ノズルの断面図、
第２図は第１図のＡ部に於ける拡大断面図である。 １・・・ノズルボディ、２・・・ニードルバルブ、３３
−・・非１ｇ動部、３ｂ・−・エロージョンの発生しや
すい部位、４・・・塗料。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ノズルボディ内面の少なくともエロージョンの発生し
   やすい部位及びニードルバルブ外周面に、耐熱性及び弾
   性を有する塗料を塗装して成る高圧噴射ノズル。