JPS6177763A - 自動試薬分注装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、自動試薬分注装置に関し、特に試薬の冷蔵
室を備えた自動試薬分注装置に関する。

（ロ）従来の技術 従来の自動試薬分注装置は、例えば、試薬容器と、往復
動但の試薬ポンプと、試薬供給チューブと、反応容器と
、分注チューブと、切換弁と、この切換弁及び試薬ポン
プの作動を指示する制御回路とを備えている。

しかるに試薬ポンプの往べ動によって、所定量の試薬が
分注チューブを通じて反応容器に分注入されるが、分注
チューブの反応容器側部分が冷蔵室外に位置している。

従って発注後分注チューブ内に残留する試薬は、欠の分
注時まで外気温度下に放置され、試薬ブランク吸光度の
変動あるいは試薬活性の劣化を起こすに至る。

（ハ）発明の目的 この発明は、以上の事情に鑑みなされたもので、主要な
目的の一つは、発注後分注チューブ内に残留する試薬を
冷蔵温度下に引きもどし、それによってその試薬ブラン
ク吸光度の変動および活性劣化を防止することにある。

に）発明の構成 この発明は、試薬容器と、往復動型の試薬ポンプと、試
薬容器から試薬を試薬ポンプへ供給するための試薬供給
流路と、反応容器と、試薬ポンプから試薬を反応容器へ
分注するための分注流路と、試薬ポンプの吸引・吐出口
と供給・分注流路との間に介接され、切換によって試薬
ポンプの吸引・吐出口を供給流路と分注流路のいずれか
一方に連通させる切換弁と、これらの構成要素を、分注
流路の反応容器側部分を除いて、収納する冷蔵室とを備
え、更に分よ披、分注流路内に残留する試薬のうち、少
なくとも冷・蔵室外に位置する試薬を冷蔵室内に位置す
るよう吸引すべく、試薬ポンプを俣、駆動させ、その後
分注時には冷蔵室内に位置するよう、吸引した試薬を元
の位置にもどすべく、往作動させ、次いで切換弁を試薬
ポンプの吸引口と供給流路とが連通ずる状態に切換えて
、所定量の試薬を吸引すべく、試薬ポンプを復作動させ
、更に切換弁を試薬ポンプの吐出口と分注流路とが連通
ずる状態に切換えて、吸引した所定量の試薬を分注すべ
く、試薬ポンプを往作動させ切換弁及び試薬ポンプに作
動を指示する制御手段とを備えてなる自動試薬分注装置
である。

（ホ）実施例 以下図に示す実施例に基づいてこの発明を詳述する。な
お、これによってこの発明が限定されるものではない。

まず第１図において、日勤試薬分注装置（１）は、試薬
容器（２）と、往復動型の試薬ポンプ（３）と、試薬供
給チューブ（４）と、反応容器（５）と、分注チューブ
（６）と、電磁切換弁（７）と、冷蔵呈傭）（８）と、
これらの各構成要素を制御する制御回路（９）とから主
として構成されている。

なお、αＧは試薬ポンプ（３）のピストン、Ｉはそのピ
ストンに設けたラック、■はそのラックに対応するピニ
オンであり、このピニオンはステッピングモータ（図示
省略）Ｋよって左・右回転駆動される。

次に以上の構成よりなる自動試薬分注装置（１）の作動
を説明する（第１図に加えて第２図参照）。

ます分注直後において、電磁切換弁（７）をそのまま、
つま）試薬ポンプ（３）の吸引・吐出口α３と分注チュ
ーブ（６）とを連通状態にして、ステッピングモータを
右回転駆動させ、ピニオンｌ及びラックαＤを介して試
薬ポンプ（３）のピストンＣＩＧを下の位置まで復、駆
動させる。これによって分注チューブ（６）内に残留し
、このままの状態では外気温度下にさらされることにな
る、冷蔵室（８）外に位置する試薬が冷蔵室（８）内に
位置するよう吸引され、従って試薬の活性劣化を防止で
きる。

次に分注する場合においては、電磁切換弁（７）をその
ｔまにして、試薬ポンプ（３）のピストンααを上の位
置まで逆に往枢動させ、分注直後において冷蔵室（８）
内に位置するよう吸引した試薬を元の位置にもどす。

次いで、電磁切換弁（７）を切換作動して、試薬ポンプ
（３）の吸引・吐出口ａ３と供給チューブ（４）とを連
通させ、試薬ポンプ（３）のピストンＧαを中の位置ま
で復駆動させる。これによって所定量の試薬が試薬容器
（２）から試薬ポンプ（３）内に供給される。

続いて電磁切換弁（７）を切換作動し、試薬ポンプ（３
）の吸引・吐ａ口Ｇ３＋と分注チューブ（６）とを連通
させ、試薬ポンプ（３）のピストン００を上の位置まで
往駆動させる。かぐして所定量の試薬が反応容器（５）
に分注される。分注後は上述の分注後の動作を繰り返す
ことになる。もちろん分析を目的とする試料反応容器が
連続して試薬の分注を受ける場合ば、分注ごとに分注チ
ューブ内の試薬を吸引する必要がなく、むしろ分注チュ
ーブ内に空間が生じないように試薬ポンプ、電磁切換弁
が制御される。

なお、ピストン０αの下の位置は、分注チューブ（６）
内の試薬先端部が試薬ポンプ（３）内に位置しないより
に設定し、試薬ポンプ（３）内に空間（気相部）を生じ
させることで吐出精度が悪くなるのを防止している。

以上のごとく、マイクロコンピュータよりなる制御回路
（９）によって、電磁切換弁（７）と、試薬ポンプ（３
）、つまりステッピングモータとの作動を制御し、それ
によって、分注直後から次の分注までの間、分注チュー
ブ（６）内に残留し、外気温度にさらされることになる
試薬を冷蔵保存できる。

特に分析試薬についてみれば、中性脂質、コレステロー
ル、尿素、尿酸、酵素測定の項目において、各々の分析
項目に応じた酵素を含有した液体試薬が多く用いられる
。これらの試薬は、他の試薬に比べて高価であり、安全
性に乏しく、長時間外気温度にさらすことは好ましくな
い。

しかるに上述のような制御回路を用いることによって、
試薬の安定性を確保でき、更に分析データの変動を小さ
くできると共に再現精度を高めることができる。もちろ
ん、外気温にさらされることによシ生じた活性劣化試薬
をすてることも少なくなり、分析時間の短縮にもなる。

なお、上記電磁切換弁（７）に別の２方向流路を形成し
て上述の分注後（分注前の待機時）に分注チューブ内に
純水を充填することによって、上述の方法で待期時（長
時間二数時間以上）に懸念される分析試薬成分のｃｋ縮
による結晶析出を防止することも可能である。この場合
、試薬分注時は、純水を純水供給側に引戻し、分注チュ
ーブ内に空間（気相部）を形成し、上述の方法通り分注
動作を行なうことになる。

（へ）発明の効果 この発明は、制御手段により、分注直後に、分注流路内
に残留することになる試薬を冷蔵室内に位置するよう引
き戻すことによって、試薬の安定性を確保し、分析精度
の維持を可能にする。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る自動試薬分注装置の一実施例を
示す機能説明図、第２図はその装置の電磁切換弁、ステ
ッピングモータ及びピストンのタイムチャートである。 （１）・・・自動試薬分注装置、（２）・・・試薬容器
、（３）・・・試薬ポンプ、　　　（４）・・・試薬供
給チューブ、（５）・・・反応容器、　　　　（６）・
・・分注チューブ、（７）・・・電磁切換弁、　　　（
８）・・・冷蔵室、（９）・・・制御回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、試薬容器と、往復動型の試薬ポンプと、試薬容器か
   ら試薬を試薬ポンプへ供給するための試薬供給流路と、
   反応容器と、試薬ポンプから試薬を反応容器へ分注する
   ための分注流路と、試薬ポンプの吸引・吐出口と供給・
   分注流路との間に介接され、切換によつて試薬ポンプの
   吸引・吐出口を供給流路と分注流路のいずれか一方に連
   通させる切換弁と、これらの構成要素を、分注流路の反
   応容器側部分を除いて、収納する冷蔵室とを備え、更に
   分注後、分注流路内に残留する試薬のうち、少なくとも
   冷蔵室外に位置する試薬を冷蔵室内に位置するよう吸引
   すべく、試薬ポンプを復駆動させ、その後分注時には冷
   蔵室内に位置するよう、吸引した試薬を元の位置にもど
   すべく、往作動させ、次いで切換弁を試薬ポンプの吸引
   口と供給流路とが連通する状態に切換えて、所定量の試
   薬を吸引すべく、試薬ポンプを復作動させ、更に切換弁
   を試薬ポンプの吐出口と分注流路とが連通する状態に切
   換えて、吸引した所定量の試薬を分注すべく、試薬ポン
   プを往作動させ切換弁及び試薬ポンプに作動を指示する
   制御手段とを備えてなる自動試薬分注装置。