JPS6176507A - 弗化ビニリデンポリマ−の改良型乳化重合 - Google Patents

弗化ビニリデンポリマ−の改良型乳化重合

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JPS6176507A
JPS6176507A JP16040485A JP16040485A JPS6176507A JP S6176507 A JPS6176507 A JP S6176507A JP 16040485 A JP16040485 A JP 16040485A JP 16040485 A JP16040485 A JP 16040485A JP S6176507 A JPS6176507 A JP S6176507A
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polymerization
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vinylidene fluoride
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monomer
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JP16040485A
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レナード・アロイシアス・バーバー
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Pennwalt Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 弗素化表面活性剤とフリーラジカル開始剤としての過酸
化二炭酸ジイソプロピル(以下、IPPと呼ぶ)とを用
いた弗化ビニ+7デンの中圧乳化重合が、1969年1
0月28日付の米国特許第& 475.396号に記載
されている。同特許には反応系中に連鎖移動剤が存在す
れば系中に必要な弗素化表面活性剤の量を減らすことが
できると記載されている。その方法は1974年12月
61日付の米国特許第3.857.827号に細かく記
載されており、そこには、アセトン(このアセトンは連
鎖移動剤として作用する)溶液中に溶解させたIPP開
始剤を使用することによって特に高分子量の生成物が比
較的早い反応で製造されると記載されている。その方法
は、1982年11月23日付の米国特許第4.360
.652号にさらに詳しく記載されており、そこには、
IPP(フルオルアルキル表面活性剤を使用した水性エ
マルジョンとして)、イソグロビルアルコール(以下、
IPAと呼ぶ;これは連鎖移動剤として使われる)及び
モルマーを別々にしかし同時に表面活性剤水溶液中に重
合サイクル中断続的に又は連続的に加えると高品質のポ
リマーが得られると記載されている。
本発明は、特に弗化ビニリデンのホモポリマーの場合に
おいて、重合工程にトリクロルフルオルメタン(以下、
TCFMと呼ぶ)を使用することによって、溶融物形成
工程において起こり得る高い温度(例えば5506F)
で空洞を形成する傾向が減少し、且つこのような温度に
おける耐変色性が大きい生成物が得られるという改良で
ある。開始剤の消費はTCFMの濃度には依存せず、T
CFMを使用することKよって本方法においては、開始
剤の必要性が減少する。連鎖移動剤としてのIPA若し
くは他の物質の必要は省除される。
〔発明の要旨〕
(1)  弗化ビニリデンモノマーと、工程中で使用さ
れる総モノマー1kl?につき約15〜6.0gの重合
開始剤と、工程中で使用されるモノマーの総重量を基に
して約0.05〜[1,5重量%の、重合期間中開始剤
と反応集合体との両方を乳化させることのできる水溶性
フルオルアルキル表面活性乳化剤と、少なくとも一種の
連鎖移動剤とを含む撹拌された水性反応媒質中で乳化重
合させ、そして追加のモノマーと開始剤とを添加しなが
ら実施することKよって高分子量の弗化ビニリデンポリ
マーを製造する方法において、連鎖移動剤として、工程
中で使用されるモノマーの総重量を基にして約Q、5〜
8.0モル%のトリクロルフルオルメタンを乳化重合工
程中に含有させることを特徴とする高分子量の弗化ビニ
IJデンポリマーの製造方法。
〔詳細な説明〕
重合工程 本発明は、第1図に示すフローシートを参照することに
よって理解できる。
このフローシートを参照して説明する。最初に、撹拌機
と熱調整手段とを備えた加圧重合反応器1に、慣用の水
溶性フルオル表面活性剤(米国特許第2.559.75
2号若しくは米国特許第3.259,970号に記載さ
れているようなもの;有用なフルオル表面活性剤の論議
については、米国特許第4、360.652号の第4欄
16−38行を参照せよ)を含有する脱イオンした水、
パラフィンワックス、モノマー及び随意としてTCFM
が装入される。水平の重合反応器は重合中に撹拌に上り
肪発される凝固を引き起こす傾向が少ないので、これを
使用することが望ましい。
最初の装入物、即ち、重合を開始させるための開始剤の
最初の添加の前の装入物におけるフルオル表面活性剤の
濃度は約0.05から0.5重量%(反応に使用される
モノマーの総重量を基にして)であり、望ましい濃度は
約0.1から0.2重量%である。パラフィンワックス
の濃度は約0.06から0.60重量%である。ワック
スの役割は反応器へのポリマーの付着を防止することで
あり、周知のことである。どの鎖長の飽和炭化水素ワッ
クス又は油でも使用することができる。
TCFMの全部又は一部を最初の装入物に加えてもよい
。TCFMの添加量は、工程中いつそれを加えるかに関
わらず、弗化ビニリデン及びどのコモノマーをも含めて
工程中で使用される総モノマー、反応生成物の所望の溶
融粘度及びIPAや他の使用される連鎖移動剤の濃度に
関係する。後記の実施例中の表に、反応工程におけるモ
ノマーの総使用量のモル%とじて表わしたTCFMの使
用量の代表的な数値を示す。一般的にモノマーの総量を
基にして約0.5からaOモル%(好ましくはt5から
6.0モル%)の量のTCFMが工程中に使用される。
重合反応器に水、表面活性剤、ワックス及び随意として
T CF Mを充填した後、重合器の雰囲気に一連の排
気と窒素パージを繰り返し行なって重・合のための無酸
素環境とし、系を密封し、撹拌して、所望の反応温度(
例えば約60〜90℃の間、好ましくは約70〜80℃
の間)にする。次いで、モノマー(弗化ビニリデン及び
あらゆる所望のコモノマー)を供給2から、所望の作動
圧力(約300〜1000 psig、  好ましくは
約400〜700 psig )  が得られるまで加
える。
最初の装入物にTCFMが含まれない時には、モノマー
の添加の後に3からのTCFMを反応中スツと維持すべ
きTCFM/モノマーの比率が得られるまで添加する。
〔操作を単純化するためには、TCFMを最初の装入物
に全部添加するか、又は最初の装入物の後に全部添加す
るかである。
しかし、同じ工程中に最初の装入及び最初の装入後の両
方にTCFMを添加してもよい。)IPAは、TCFM
と同時に添加してもよく、又は最初の装入後に添加して
もよく、一般的にはIPA対モノマーの比を一定に保つ
よ5に加えるが、しかし、好ましい条件下ではそれはこ
の工程から完全に省かれる。後記の例に、この操作にお
ける種々の濃度のIPAの効果を示す。
次の操作において原料4からの重合開始剤の装入物を断
続的に添加するか、又はモノマー、連鎖移動剤及び重合
開始剤の装入物若しくは供給物を断続的に若しくは連続
的に同時に添加することによって重合が開始する。好ま
しい開始剤は過酸化二炭酸ジイソプロピル(IPP)で
あり、これはモノマー1kgにつき約0.5〜&Og(
好ましくは約tO〜5.0 、@ )の量で使用する。
その後、モノマー、連鎖移動剤及び重合開始剤を一定の
比率で且つ重合器内でほとんど一定圧を与えるような速
度で同時に@続的又は連続的に供給する。重合が完結す
ると生成物が5でラテックスとして回収され、このラテ
ックスは一般的に約25〜35重量%の固形分を有し、
またこれはクリーム状に−jるか、又はフラッシュ蒸発
させることによって任意に濃縮することができるか、又
はこのラテックスは凝固させてポリマーを粉末として回
収できる。
連鎖移動剤 この反応における連鎖移動剤の役割については、米国特
許第4.360.652号、第4欄59−613行に記
載されている。TCFMを使用した場合、生成物の分子
量を調節する効果があるので、本発明の目的に対して連
鎖移動剤はT CF Mを含有するものとする(例10
〜14を見よ)。TCFMは、開始剤の消費の低下、ポ
リマーの空孔の減少及びポリマーの変色の減少の点で予
期しない利点をもたらし、これらの利点は他の連鎖移動
剤では得られないものである。他の連鎖移動剤は、生成
物の分子量を低下させるために増量しながら添加する時
には、開始剤の消費が多いために開始剤の使用量の増加
を要求するのに対して、TCFMは開始剤の9度を変え
る必要なく、分子量範囲の広い生成物を生成するよ5に
いろいろな濃度で添加することができる。これは、より
経済的であり且つ良質の生成物をもたらす。
高温による気孔形成と黄色度指数の試験試験するポリマ
ーの各々の試験片のために、上記の方法によって製造さ
れた粉末状のポリマーから、小さな板(代表的な寸法は
4インチ×2インチ×1A6 インチである)を圧縮成
形した。圧縮成形は232℃、2500 psig  
において5分間行った。成形した板の黄色度指数(AS
TMのD1008による)と比重(以下、Sp、Gr、
と記す。
水置換法によって測定した)とを測定した。このように
して得られた黄色度指数を「初期値」と呼び、比重を「
初期比重jと呼ぶ。
次いで、成形された板を空気中で288℃に10分間加
熱した。室温まで冷却した後、最終的な比重(「最終比
重」)と黄色度指数の「最終値」とを測定した。
288℃で熱処理した結果として起こった体積膨張は、
その処理によって起こった気孔形成の程度を定量するた
め(使用した。高温による気孔形成の百分率(以下、高
温気孔%と記す)は、次式で定義した。
ここで略して用いられている「弗化ビニリデンポリマー
」という語には、通常固体で高分子量のホモポリマーと
コポリマーとの両方をその意味の中に含む。このコポリ
マーは、テトラフルオルエチレン、トリフルオルエチレ
ン、クロルトリフルオルエチレン、ヘキサフルオルプロ
ペン、弗化ビニル、ペンタフルオルプロペン、及び他の
弗化ヒ二IJデンと容易に共重合するであろう他のあら
ゆるモノマーよりなる群から選ばれる少なくとも1種の
コモノマーと共重合した弗化ビニリデンを少なくとも5
0モル%含有するものを含む。特に好ましいものは、少
なくとも約70〜99モル%までの弗化ビニリデンとそ
れに相当して1〜30Xのテトラフルオルエチレンとか
らなるコポリマー(英国特許第827,308号に記載
)、そして約70〜99%の弗化ビニ17デンと1〜3
0Xのへキサフルオルプロペンとからなるコポリマー(
例えば、米国特許第3.17&399号を見よ)及び約
70〜99モル%の弗化ビニリデンと1〜50モル%の
トリフルオルエチレンとからなるコポリマーである。米
国特許第2.968.649号に記載されているような
弗化ビニリデンとへキサフルオルプロペンとテトラフル
オルエチレンとのターポリマーや弗化ビニリデンとトリ
フルオルエチレンとテトラフルオルエチレンとのターポ
リマーも、本発明の方法で5し造できる弗化ビニリデン
コポリマーの類の代表的なものである。
〔実施例〕
従来の技術 重合A 従来技術による中粘度(17525ポイズ)のポリマー 操作1: 2ガロンのステンVス鋼製の水平オートクレ
ーブ中に脱イオン水5115gと、ベルフルオルデカン
酸アンモニウム2.15g及びパラフィンワックス4g
とを室温において順次充填した。
そのオートクレーブを閉めて、排気して、撹拌しながら
約75℃に加熱した。次いで弗化ビニリデン(以下、V
DFと記す)モノマー約454gを装入して、圧力を約
650psigK−上昇させた。
操作2: 連鎖移動剤(以下、CTAと記す)溶液約3
2m1(これは最初のVDF454gの装入に比例する
)を添加した。この溶液(脱イオン水150m1中にI
PA12dを含有する)を重合中にVDFに対して一定
の比率で添加した。
操作3: 最初の装入におけるV D F 11c、q
に対してtsgに等し〜・程度で開始剤(IPP)を添
加することKよって重合を開始させた。これは、脱イオ
ン水にlPP2%及び乳化剤(ベルフルオルデカン酸ア
ンモニウム)0.15Xを含有する開始剤エマルジョン
約54m1を素早くポンプで注入することによって達成
した。
操作4:  VDF、IPP及びIPAを同時に且つほ
とんど一定の比率で約3.3時間以上かけて反応混合物
に添加した。VDFは毎時約5659の速度で添加した
。I PP (0,02fi /mlの濃度のもの)は
毎時約2−5gの速度で注入した。IPA(脱イオン水
中に約0.063 g/Tnlの濃度のもの)は毎時約
253gの速度で注入した。
操作5: 操作4の終了後に、約0.5時間以上かげて
その反応混合物の反応を完結させた。その反応完結時間
の終わりにあたって、オートクレーブを冷却し、通気孔
を開き、排水し、オートクレーブをあけた。ポリマー付
着物は無視できるように思われ、その付着物はラテック
スから濾過した凝固物と併せても装入した総モノマーの
約15%だった。次いで、回収したラテックス生成物(
約30%が固形分)を凝固させ、脱イオン水で洗浄し、
約110℃で乾燥させてラテックス生成物を粉末状にし
た。この回収されたラテックス粉末の一部から流動学的
特性を測定した。せん断速度1005ec−’の時の見
掛は溶融粘度は17.325ポイズ(標準誤差7%以内
)だった。
高温による気孔形成及び黄色度指数の試験結果は次Kま
とめた通りであった。
41         4.1       19  
  10   44従来の技術 重合B 従来技術による低粘度(10450ポイズ)のポリマー 次の点を除いて、重合Aの操作にほとんど従った。
IPAは重合Aで使用したのと同じ溶液状で加えたが、
添加した場合のIPAの添加量は、重合Aでの添加量の
約t73倍だった。
IPPも重合Aで使用したエマルジョン状で加えたが、
添加した場合のIPPの添加量は、重合Aで添加量の約
t44倍だった。
ラテックス生成物の見掛は溶融粘度は10450ボイズ
だった。
高温による気孔形成及び黄色度指数の試験結果は次にま
とめた通りであった。
実施例1〜4 た。
IPAとIPPは重合Aに記載したように添加したが、
IPAとIPPを添加した場合の添加量は、後記の試験
結果のまとめと重合AとにおけるIPPの濃度から計算
することができるような態様で調節した。〔例えば、実
施例2では、IPPの添加量は重合AでのIPPの使用
量の’L5/4.1倍だった。
さらに、T CF Mは、操作1においても(但し、モ
ノマーを添加した後)、また、操作4においても、いず
れもVDF、IPP及びIPAと同時に系に添加した。
それぞれの操作中において添加した’l’ CF MO
量は、その操作にお℃・て添加したVDFの量に比例し
、それぞれの実施例について後記の試験結果のまとめに
示した。
試験結果は、次にまとめた通りである。
実施例5〜9 次の点を除いて、重合への方法にほとんど従った。
IPAは使用しなかった。
IPPは、重合Aで使用したものと同じエマルジョン状
で添加したが、添加した場合のIPPの添加量は、実施
例2〜4に記載した計算方法によってイ希記の試験結果
のまとめから計算することができるような態様で調節し
た。
さらに、TCFMは、操作1においても(但し、モノマ
ーを添加した後)、また、操作4においても、いずれも
VDF及びIPPと同時に系に添加した。それぞれの操
作において添加したTCFMの量は、その操作において
添加したVDFの量に比例し、それぞれの実施例につい
て後記の試験結果のまとめに示した。
試験結果は、次にまとめた通りである。
実施例10〜14 次の点を除いて、重合への方法にほとんど従った。
IPAは使用しなかった。
IPPは、重合Aで使用したものと同じエマルジョン状
で添加したが、添加した場合のIPPの添加量は、実施
例1〜4に記載した計算方法によって後記の試験結果の
まとめから計算することができるような態様で調節した
さらに、ICFMは、工程1中はモノマーを添加した後
に系に添加した。TCFMの添加量はVDFの総使用量
(2300,9)に比例し、その比はそれぞれの実施例
について、後記の試験結果のまとめに示す。
試験結果は、次にまとめた通りである。
本発明の方法によって調製された弗化ビニリデンホモポ
リマーが上記の従来技術の重合A及び重合Bによって調
製されたポリマーと比較して、高温における気孔形成と
黄色度指数との両方に関してすぐれているということは
、実施例1〜14で得られた結果の考察から明らかであ
る。
次の例は、TCFMを連鎖移動剤として使用したコポリ
マー及びターポリマーの製造を示したものである。
実施例15 弗化ヒニリデンとヘキサフルオルプロペントノコポリマ
ー(88:12重置火)を製造した。
2ガロンのステンレス鋼製の水平オートクレーブ中に脱
イオン水4900 mlと、脱イオン水中忙ペルフルオ
ルデカン酸アンモニウムを1ifr%含有する溶液21
5d(脱イオン水を合計5115g装入したことになる
)と、パラフィンワックス4gとを室温において順次装
入した。そのオートクレーブを閉めて、排気して撹拌(
毎分72回転)しながら約75℃に加熱した。次いで、
VDFモノマー約5979とへキサフルオルプロペン(
以下HFPと記す)モノマー569とTCFMl 8g
とを装入してオートクレーブ中の圧力を約650psi
g  に上昇させた。このオートクレーブ中に開始剤エ
マルジョン(水中にI PP2重侶二%とベルフルオル
デカン酸アンモニウムQ、15]ii%トヲ含有するも
の)約50Mを添加したことによって重合を開始させた
。このオートクレーブ中にモノマーとTCFMとを、V
DF28.55.?につきT CF M約t2,9及び
HPF6,17という一定比率で、反応中ずつと添加し
た。このVDFは毎時約540Iの速度で3時間添加し
、最初の装入を含メルト、合計VDF 2027 g、
TCFM8 Bg(これは、総モノマーに対して193
モル%に相当する)及びHFP276.9を加えたこと
になった。追加の開始剤を、反応を継続させるのに充分
な匍゛で反応中にオートクレーブに添加した。最初の1
時間半に追加の開始剤エマルジョン約80dを添加した
。その後は重合を継続させるためにこのような添加は必
要なかったので開始剤の添加は中止した。開始剤の使用
量は、総モノマー1kgにつきtl 59だった。回収
されたラテックス中には3186重景%0固形分があっ
た。このラテックスを凝固させ、脱イオン水で洗浄し、
約110℃で乾燥させて粉末状のコボIJ −7−化合
物を得た。
このコポリマーの見掛は溶融粘度は22.125ポイズ
で、高温による気孔形成は125%だった。
連鎖移動剤としてTCFMの代わりKIPAを総モノマ
ーに対して121モル%使用した以外は上記の操作を繰
り返した。重合中ずっと開始剤を添加することが必要だ
った。開始剤の使用量は、総モノマー1kliiにつき
2.55g、即ち、実施例15で必要とした量の約2倍
だった。
実施例16 実施例15に記載した方法と同様の方法によって、弗化
ビニリデンとトリフルオルエチレンとのコポリマー(7
0:30重量X)を製造した。オートクレーブ中に脱イ
オン水49oomと、脱イオン水中にベルフルオルデカ
ン酸アンモニウムを1重量%含有する溶液215mjと
、パラフィンヮツクス1gとを装入し、そのオートクレ
ープヲ閉めて、排気し、撹拌(毎分72回転)しながら
約75℃に加熱した。次いで、VDFモノマー約255
gとトリフルオルエチレンモノマー1081とTCFM
l 4gとを装入して圧力を約650ps igに上昇
させた。この鍮初の装入をしたオートクレーブ中に開始
剤エマルジョン約85m1を添加したことによって、重
合を開始させた。モノマーとTCFMとを、VDF28
.35gにっきTCFM約t5,9及びトリフルオルエ
チレン12.9という一定比率で、反応中ずつと添加し
た。このVDFは毎時的540gの速度で約2時間40
分添加し、最初の装入を含めると、合計VDF1600
、litSTCFM88.li+(これは、総モノマー
に対して192モル%に相当する)及びl・リフルオル
エチレン690Iを添加したことになった。このオート
クレーブ中に追加の開始剤を、反応を継続させるに光分
な量で添加した。最初の45分間で追加の開始剤約35
dを添加した。その後は開始剤の添加は中止した。使用
したIPP開始剤の量は、総モノマー1kgにつきto
sgだった。回収されたラテックス中には固形分3o、
oZz量%があった。このラテックスを凝固させ、脱イ
オン水で洗浄し、約110℃で乾燥させてこのコポリマ
ー化合物を粉末状にした。このコポリマーの見掛は溶融
粘度は34.867ボイズだった。
実施例17 実施例15に記載した方法と同様の方法によって、弗化
ビニリデンとテトラフルオルエチレンとのコポリマー(
70:30重量%)を製造した。
オートクレーブ中に脱イオン水4900Trtlと、脱
イオン水中にベルフルオルデカン酸アンモニウムを1重
量%含有する溶液215Mと、パラフィンワックス1g
とを装入し、そのオートクレーブを閉めて、排気し、撹
拌(毎分72回転)しながら約75℃に加熱した。次い
で、このオートクレーブ中にVDFとテトラフルオルエ
チレン(以下、TFEと記す)とのモノマー90:10
重量%の混合物約227gとTCFM約9gとを装入し
て圧力を約400 psig  に上昇させた。このオ
ートクレーブ中に開始剤エマルジョン約37m1を添加
したことによって重合を開始させた。モノマー混合物と
TCFMとを、モノマー混合物28.55flにつきT
CFM約12gという一定の比率で、反応中ずつと添加
した。このモノマー混合物は、最初の1時間に540g
、次の1時間に794g、その次の1時間に680gを
添加し、最初の装入を含めると、合計モノマー混合物約
2300!!及びTCFM88g(これは、総モノマー
に対して2.02モル%に相当する)を添加したことに
なった。追加の開始剤を、反応を継続させるに充分な量
でオートクレーブ中に添加した。最初の1時間に開始剤
約63m1を添加した。その後は、重合を継続させるた
めに追加の開始剤を添加する必要はなかった。使用した
IPPの量は、総モノマー1kgにつきCL879に相
当した。回収されたラテックス中には、固形分3tO重
量%を含有していた。
このラテックスを凝固させ、脱イオン水で洗浄し、約1
10°Cで乾燥させてコポリマー生成物を粉末状にした
。このコポリマーの見掛は溶融粘度は16685ポイズ
で、高温による気孔形成は、189%だった。
実施例18 実施例15に記載した方法と同様の方法によって、弗化
ビニリデンとトリフルオルエチレンとテトラフルオルエ
チレンとのターポリマー(SO:33ニア重:1tX)
を製造した。オートクレーブ中に脱イオン水4900−
と、脱イオン水中にベルフルオルデカン酸アンモニウム
を1重量%含有する溶液215mJ!と、パラフィンワ
ックス4gとを充填し、そのオートクレーブを閉めて排
気した。
撹拌(毎分72回転)しながら約75℃に加熱した。次
いで、このオートクレーブ中KVDF及びTFEモノマ
ーの90:10重量にの混合物約284yと、トリフル
オルエチレン140.9と、TCFM約40.9とを装
入して、圧力を約650psig  に上昇させた。こ
れに開始剤エマルジョン約551rLlを添加したこと
によって重合を開始させた。モ/ −=r −トT C
F M トラ、VDF−TFE混合物28.551につ
きTCFM約4g及びトリフルオルエチレン14.9と
いう一定の比率で反応中を通じて添加した。最初の1時
間にVDF・T FE混合物約650g、次の1時間に
モノマー混合物的570Iを添加し、最初の装入を含め
ると、合計V D F −T F E混合物約1551
.@、)ljフルオルエチレン749ノ及びTCFM2
30.p(これは、総モノマーを基にして5.25モル
%に相当する)を添加したことになった。この反応中に
、追加の開始剤を、反応を継続させるに充分な量で添加
した。反応開始後の最初の45分間に追加の開始剤エマ
ルジョン約90RA’を添加した。その後は開始剤はも
う添加しなかった。IPP開始剤の使用量は、総モノマ
ー1に9につきtl 0gに相当した。回収されたラテ
ックス中には、固形分30重量%を含有していた。この
ラテックスを凝固させ、約110℃で乾燥させて粉末状
のターポリマー化合物を得た。このターポリマーの見掛
は溶融粘度は17500ボイズだった。
実施例15〜18で得られた結果が、開始剤の消費を減
じてコポリマー及びターポリマーを製造するための連鎖
移動剤としてのTCFMの有用性を示している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法の一具体例を示すフローシート
である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)弗化ビニリデンモノマーと、工程中で使用される
    総モノマー1kgにつき約0.5〜6.0gの重合開始
    剤と、工程中で使用されるモノマーの総重量を基にして
    約0.05〜0.5重量%の、重合期間中開始剤と反応
    集合体との両方を乳化させることのできる水溶性フルオ
    ルアルキル表面活性乳化剤と、少なくとも一種の連鎖移
    動剤とを含む撹拌された水性反応媒質中で乳化重合させ
    、そして追加のモノマーと開始剤とを添加しながら実施
    することによつて高分子量の弗化ビニリデンポリマーを
    製造する方法において、連鎖移動剤として、工程中で使
    用されるモノマーの総重量を基にして約0.5〜8.0
    モル%のトリクロルフルオルメタンを乳化重合工程中に
    含有させることを特徴とする高分子量の弗化ビニリデン
    ポリマーの製造方法。
  2. (2)重合開始剤が過酸化二炭酸ジイソプロピルである
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)イソプロピルアルコールとトリクロルフルオルメ
    タンとを重合サイクル中断続的に又は連続的にモノマー
    と共に系中に別々にしかし同時に加える特許請求の範囲
    第2項記載の方法。
  4. (4)トリクロルフルオルメタンが反応混合物中に存在
    する唯一の連鎖移動剤である特許請求の範囲第2項記載
    の方法。
  5. (5)トリクロルフルオルメタンを重合開始時にのみ加
    える特許請求の範囲第4項記載の方法。
  6. (6)トリクロルフルオルメタンを重合サイクル中断続
    的又は連続的に、モノマーと共に系中に別々にしかし同
    時に加える特許請求の範囲第4項記載の方法。
  7. (7)形成される弗化ビニリデンポリマーが弗化ビニリ
    デンのホモポリマーであるように弗化ビニリデンモノマ
    ーのみを使用したことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の方法。
  8. (8)フルオルアルキル表面活性剤を含有する水性エマ
    ルジヨンの乳化された成分として開始剤を加えることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。
  9. (9)少なくとも1個の弗素を含有するコモノマーが反
    応媒質中に存在することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の方法。
  10. (10)コモノマーがテトラフルオルエチレン、トリフ
    ルオルエチレン、クロルトリフルオルエチレン、ヘキサ
    フルオルプロペン、弗化ビニル及びペンタフルオルプロ
    ペンよりなる群から選択されたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
JP16040485A 1984-07-25 1985-07-22 弗化ビニリデンポリマ−の改良型乳化重合 Pending JPS6176507A (ja)

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