JPS6176475A - ポリアルキル−7−ヒドロキシ−4h−クロメンの製造方法 - Google Patents

ポリアルキル−7−ヒドロキシ−4h−クロメンの製造方法

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JPS6176475A
JPS6176475A JP19688084A JP19688084A JPS6176475A JP S6176475 A JPS6176475 A JP S6176475A JP 19688084 A JP19688084 A JP 19688084A JP 19688084 A JP19688084 A JP 19688084A JP S6176475 A JPS6176475 A JP S6176475A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はポリアルキル−2−(2,4−ジヒドロキシフ
エニル)−7−ヒドロキシクロマン(以後、オキシフラ
バンと言うことがある)の加熱分解反応副生物からポリ
アルキルーフ−ヒドロキシ−4H−クロメンを回収する
方法に関する。
〔産業−にの利用分野〕
ポリアルキル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンは農薬
、医薬、香料、樹脂用配合剤等の製造中間体あるいは重
合体の単量体成分として工業上重要な化合物である。
〔従来の技術〕
ポリアルキル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンの製造
方法に関する従来の方法としては、例えば特開昭56−
5475号公報には、オキシフラバンを種々の触媒の存
在下に熱分解する方法が提案されている。
この提案の具体例として無溶媒、減圧下のもとに塔底温
度200〜310℃でタラツキング蒸留してポリアルキ
ル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンとレゾルシンに加
熱分解して該クロメンを含む混合物を塔頂留出物として
回収し、これに1%重曹水とトルエンを加えて熔解させ
たのち油水分離して、油相から目的物のポリアルキル−
7−ヒドロキシ−4H−クロメンを析出させる方法(該
公報の実施例2)が開示されている。しかし、該方法で
はポリアルキル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンの単
離収率が低い上に純度が悪い。この原因としては次のこ
とが考えられる。すなわち、一般にオキシフラバンを加
熱分解する際には、ポリアルキル−7−ヒドロキシ−4
H−クロメン以外に該クロメンのオリゴマー等の重合物
が多量副生するため、通常の方法で単離したポリアルキ
ル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンの純度は低く、又
その収率も低い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者等はポリアルキル−7−ヒドロキシ−4H−ク
ロメンの従来の分離回収に関する技術が前記状況にある
ことを認知した−にで、これらを改良する方法について
検削した。
〔問題を解決するための手段〕
その結果、下記方法を採用すれば前記目的を達成できる
ことを見出し、本発明を完成するに到った。すなわち、
本発明によれば、ポリアルキル−2−(2,4−ジヒド
ロキシフエニル)−7−ヒドロキシクロマンを熱分解し
てポリアルキル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンを製
造する方法において、熱分解反応混合物から水可溶性成
分を除去して得た油溶性副生物を熱分解することを熱分
解するポリアルキル−7−ヒドロキシ−4H−クロメン
の製造方法が提供される。本発明の方法で加熱処理され
るオキシフラバンは、一般式(1) (式中、R1およびR2はそれぞれ任意の炭素数1ない
し、3の第一級アルキル基を示し、R3は水素または炭
素数1ないし2のアルキル基でありかつR2より炭素数
が小さいアルキル基を示す。)で表わされる化合物であ
り、具体的には2,4.4− )リメチル−1(2,4
−ジヒドロキシフエニル)−7−ヒドロキシクロマン、
2,4.4− )ジエチル−3−メチル−2−(2,4
−ジヒドロキシフエニル)−7−ヒドロキシクロマン、
2,4.4− )ジ−n−プロピル−3−エチル−2−
(2,4−ジヒドロキシフエニル)−7−ヒドロキシク
ロマンを例示できるが、本発明では2,4.4−)リメ
チル−2−(2,4−ジヒドロキシフエニル)−7−ヒ
ドロキシクロマンを用いることが好ましい。
〔オキシフラバンの熱分解反応混合物〕本発明の方法を
用いてポリアルキル−7−ヒドロキシ−41]−クロメ
ンを製造する際の原料として使用されるオキシフラバン
の加熱処理によって得られる熱分解反応混合物として具
体的には、以下に示す(1)および(2)の方法によっ
て得られる熱分解反応混合物を例示することができる。
(1)二液相法によるクラッキング オキシフラバンを水および水不溶性溶媒の存在下に水相
および油相からなる二液相混合物を形成させて加熱分解
する方法で、この場合には具液相反応混合物がオキシフ
ラバンの熱分解反応物に相当する。
(2)  クラッキング蒸留法 オキシフラバンをタラツキング蒸留して得られる留出物
を前記熱分解反応混合物として使用する方法。
先ず(1)の方法によって得られるオキシフラバン熱分
解反応混合物について詳述する。該方法では、オキシフ
ラバンに水及び水不溶性溶媒を加えて水相および油相か
らなる二液混合物を形成させて、無触媒あるいはモリブ
デン酸アンモニウムの如き触媒の存在下に通常は150
〜250℃、好ましくは170〜230℃の温度でオキ
シフラバンを加熱分解し、このとき生成するレゾルシン
を選択的に水相へ分配する一方、目的物のポリアルキル
−7−ヒl゛ロキシー4H−クロメンおよびポリアルキ
ル−2,7−シヒドロキシクロマンの如き油溶性副生物
を選択的に油相へ分配することによって、該クロメンと
レゾルシンとの再付加反応を抑制しながら加熱分解が行
われる。この場合の水および水不溶性溶媒の使用量とし
てはオキシフラバンの1電量部当たりそれぞれ通常は1
ないし10重量部である。該方法において用いられる水
不溶性溶媒としては例えばベンゼン、トルエン、キシレ
ン、メシチレン、エチルベンゼン、クメン、サイメン等
の芳香族炭化水素、シクロペンクン、シクロヘキサン、
メチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素、イソプロピ
ルエーテル等のエーテル類、メチルイソブチルカルビノ
ール等のカルビノール類を例示できるが、この中ではベ
ンゼン、トルエン、キシレン、サイメン、クメンを用い
ることが好ましい。また触媒を使用する場合にはその使
用量はオキシフラバンの100モル部当たり通常は0.
5ないし50モル部である。熱分解反応の終了後、水相
および油相よりなる二液相反応混合物が得られる。該油
相には前記水不溶性溶媒の他に目的物であるポリアルキ
ル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンの他にも該クロメ
ンの自己重合物(オリゴマーを含む)、該クロメンの水
和副生成分である2、4.4− )リアルキル−2,7
−シヒドロキシクロマンと少量のレゾルシンが含まれる
。また該水相にはオキシフラバンの熱分解生成物である
レゾルシン、未反応のオキシフラバン、2.4.4− 
)リアルキル−2,7−シヒドロジシクロマンおよび水
溶性触媒を用いた場合には該触媒が溶解している。  
   ・ 次に(2)の方法によって得られるオキシフラバンの熱
分解反応混合物について詳述する。該方法では、オキシ
フラバンを塔底温度200〜310℃ででクラッキング
蒸留してポリアルキル−7−ヒトロキシー4H−クロメ
ンとレゾルシンに加熱分解しながら塔頂より該クロメン
およびレゾルシンを含む混合物を回収し、これを本発明
の方法で呼称するところのオキシフラバンの熱分解反応
混合物として使用する。
本発明では、オキシフラバンの熱分解反応混合物から水
可溶性成分を除去して得た油溶性副生物が熱分解の原料
として用いられる。この除去操作は通常順次的に行われ
る。
水可溶性成分はそのほとんどがレゾルシンであるが、前
記熱分解反応混合物を得るに当たって二液相法によるク
ラッキング(1)の方法を採用した場合には、この熱分
解反応混合物中にはポリアルキル−7−ヒドロキシ−4
■−クロメンに水が付加した油溶性のポリアルキル−2
,7−シヒドロキシクロマンも若干水相に溶解し損失す
ることがある。水可溶性の成分を除去する操作は通常法
のようにして行われる。
(1)熱分解混合物を得るに当たって二液相法によるク
ラッキングの方法を採用した場合には、熱分解混合物の
二液相反応混合物中、既に水相に前記水可溶性成分が抽
出されているので、この場合にはデカンテーション等の
手段によって油水分離して油相が分離される。該油相に
は前記水不溶性溶媒と目的物のポリアルキル−7−ヒド
ロキシ−4旧りロメンおよび該クロメンの重合物、そし
てポリアルキル−2,7−シヒドロキシクロマンが含ま
れている。
(2)熱分解混合物を得るに当たって前記クラッキング
蒸留法を採用した場合には、熱分解反応混合物の塔頂留
出物100重量部当たり好ましくは前記水不溶性溶媒を
1000〜2000重量部、および水を500〜1oo
o重量部加えて、室温付近で溶解処理を行ってから油水
分離して油相を分離する操作を採用するのが好ましい。
以上のような方法で得られる水不溶性溶媒含有油相混合
物を蒸留して水不溶性溶媒を除去すると油溶性副生物が
得られる。溶媒除去のため蒸留は溶媒の種類によっても
異なるが通常70〜2−30℃の基低温度、圧力30〜
6Qmml1gの如き条件で行われるのが好ましい。
水不溶性溶媒の除去量としては、該溶媒を水不溶性溶媒
含有油相混合物から完全に除去しても良いし、又は次に
晶析処理するに際し都合の良い程度に残存させるように
適宜の量の水不溶性溶媒を除くこともできる。以下この
2つの方法について詳述する。
(1)水不溶性溶媒を完全に除去する方法を採用する場
合には通常次の方法によって行われることが好ましい。
すなわち、水不溶性溶媒含有油相混合物を基低温度が通
常150〜250°C1好ましくは170〜230°C
の条件で減圧蒸留して、該混合物に含まれるポリアルキ
ル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンの重合物をポリア
ルキル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンに分解しなが
ら、また、ポリアルキル−2,7−シヒドロキシクロマ
ンが存在する場合には該クロマンを脱水しながら塔上部
、例えばサイドカットによってポリアルキル−7−ヒド
ロキシ−4H−クロメンの含有量を高くして粗クロメン
として抜き出す方法を示すことができる。この場合、水
不溶性溶媒は粗クロメンとは別個に塔頂より抜き出され
、塔底からは高沸点物残査が抜き出される。水不溶性溶
媒を完全に除去する方法としてこれとは別に次の方法を
採用することもできる。すなわち、蒸留操作を二つに分
けて、初めの蒸留では塔底温度を通常70ないし100
°Cと低い温度で蒸留して水不溶性溶媒だけを除去した
後、次の蒸留塔で塔底温度を通常は150〜250℃、
好ましくは170〜230”cにして減圧蒸留によって
塔頂より粗クロメンを抜き出して油相混合物を得る方法
を示すことができる。
る。
(2)水不溶性溶媒を次の工程で晶析処理するのに都合
の良い程度に適宜の量除く方法としては、前記蒸留操作
において、塔底温度を例えば70〜100℃、圧力30
〜5(1+1)1gの塔頂より水不溶性溶媒を適宜量除
く方法を採用してもよいし、この場合該方法を連続式に
して塔底より水不溶性溶媒を含まない油相混合物を取り
出し、これに晶析溶媒を適宜量がえる方法を採ってもよ
い。
ポリアルキル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンの除去
は晶析によって行うことが好ましい。この場合の晶析処
理は次のようにして行われる。
油相混合物の100重量部当たり晶析溶媒が通常200
〜250重量部となるように必要であれば新たに添加し
て加熱して均一となし、30〜10”cに冷却すればポ
リアルキル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンが晶析す
る。晶析物は必要に応じて晶析溶媒で洗浄した後乾燥し
て製品となる。該晶析溶媒としては通常は前記水不溶性
溶媒を用いることが好ましいが、必要に応じてメタノー
ル等のアルコール類、クロロホルム等のハロゲン化炭化
水素類を用いても良い。この晶析処理によって晶析母液
が分離されるがこの晶析母液には、油状性で結晶化しに
くいポリアルキル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンの
重合物および、オキシフラバンの熱分解に当たって前記
した二液相法によるクラッキングの方法を採用し更に蒸
留操作において塔底温度を70〜b′  と低くして水
不溶性溶媒を除去するだけで晶析処理に供する前記油相
混合物を調製した場合には、ポリアルキル−2,7−シ
ヒドロキシクロマンの如き油溶性副生物が含まれている
が、前記の如き晶析処理を行うと、これらのポリアルキ
ル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンの重合物およびポ
リアルキル−2.7−シヒドロキシクロマンはポリアル
キル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンに比べて晶析溶
媒に対する溶解度が大きいためこのものの存在は晶析処
理を行うにあたって特に支障はなくポリアルキル−7−
ヒドロキシ−4H−クロメンを高い純度で分離すること
ができる。
かくしてポリアルキル−7−ヒドロキシ−4H−クロメ
ンを除去した油溶性副生物は、さらに該クロメンに変換
させて回収するために熱分解に供される。
熱分解温度としては好ましくは150〜250℃、とく
に好ましくは160〜230℃である。この熱分解に際
し−に記した水不溶性溶媒が含まれていても一向に差し
つかえないので前記の如き晶析母液をそのまま加熱処理
すれば良い。このような熱分解反応混合物からクロメン
を直接回収しても良いが、このような混合物を前記した
蒸留工程や晶析工程に送れば操作上有効である。前記油
溶性副生物の分解温度は、150℃以下の場合にはポリ
アルキル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンに変化する
量が少なく、又250’C以上の場合にはタール状物が
住成し易いので150〜250℃の範囲が好ましい。
〔工程図〕
本発明の方法を更に具体的に示す目的で、以下に本発明
の工程図を例示してこれについて説明を加えた。
月對1堤合 第1図に本発明の方法を実施するための工程図の一例を
示した。以下これについて説明する。
前記した水不溶性溶媒含有油相混合物は脱溶媒基1に送
られて、水不溶性溶媒はJ 富70〜100℃の塔底温
度、圧力30〜(iQmmllgの条件で蒸留除去され
る。次にこの塔底物は粗りロメン塔2で減圧蒸留にかけ
られて塔底より高沸点物を抜き出すと共に塔頂より粗ク
ロメンを取り出し、このものは晶析槽3に送られる。こ
の場合の減圧蒸留は通常、塔底温度を150ないし25
0℃にして行われる。この方法では粗りロメン塔の塔底
温度を150ないし250℃にすることによって、水不
溶性溶媒を除去した後の油に含まれるポリアルキル−7
−ヒドロキシ−4H−クロメンのオリゴマーの一部およ
び該クロメンとレゾルシンの付加物を蒸留時に熱分解し
、また該油相に含まれる副生成物の2.4.4− )リ
アルキル−2,7−シヒドロキシクロマンを脱水するこ
とによって目的物のポリアルキル−7−ヒドロキシ−4
H−クロメンの収量を高めることができる。この場合、
塔底温度が150℃以下ではオリゴマーの熱分解が起こ
りにくく、また250°C以上では高沸点物の生成量が
増加するので好ましくない。圧力については、前記塔底
温度で蒸留を行った場合に塔頂より粗クロメンが留出す
るような圧力が選ばれるが通常、該圧力は5ないし30
mm1)gの範囲にある。
また、減圧蒸留を行う際の水不溶性溶媒を除去した浦の
塔底部における平均滞留時間は塔底温度によって異なる
が通常は1ないし10時間であり、該滞留時間を椅<シ
過ぎた場合にはタール状の高沸点物の生成量か増加する
ので好ましくない。
晶析槽3では粗クロメンを晶析溶媒に熔解して晶析が行
われる。第1図では、晶析溶媒に前記水不溶性溶媒含有
浦和混合物に含まれる水不溶性溶媒と同じ溶媒が使用さ
れているが、本発明の方法l は、必ずしも第1図に示した方法に限定されるものでは
なく、この場合には、晶析溶媒として該水不溶性溶媒と
異なる溶媒を使用することも可能であり、該溶媒として
は前記水不溶性溶媒の他にもメタノール等のアルコール
類、クロロホルム等のハロゲン化物を単独あるいは混合
使用できる。脱溶媒基1で留去した水不溶性溶媒すの一
部はfとして水不溶性溶媒含有油相混合物を作る際の水
不溶性溶媒として使用することができる。
第1図において、先の晶析処理によって得られた晶出ク
ロメンは次の分離工程4で晶出母液dと湿潤クロメンに
分けられる。この際?A潤クロメンは先の水不溶性溶媒
と同じ晶出溶媒で適宜洗浄される。晶析母液dはヒータ
ー6で150ないし250℃、平均滞留時間1ないし0
.2時間の条件で加熱して該母液に含まれているポリア
ルキル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンのオリゴマー
等を熱分解し、該クロメンの含量を増してから再使用さ
れる。先の湿潤クロメンは乾燥工程5を経て製品eのポ
リアルキル−7−ヒドロキシ−4旧りロメンが得られる
エ 第2図に本発明の方法を実験するための工程図の一例を
示した。以下これについて説明する。
水不溶性溶媒含有油相混合物は脱溶媒基1に送られて、
第1図に示した工程図の場合と同様の条件で水不溶性溶
媒を適宜の量除去してから晶析槽3に送られて晶析が行
われる。晶出クロメンは次の分離工程4で晶出母液dと
湿潤クロメンに分けられる。この際湿潤クロメンは洗浄
溶媒で適宜洗浄されてから乾燥工程5を経て製品eとな
る。晶出母液dは一部を蒸留塔7に送って高沸点物を除
去して新鮮な溶媒を回収すると共に、他の晶出母液dを
ヒーター6で150ないし250°Cで加熱して該母液
に含まれるポリアルキル−7−ヒドロキシ−4H−クロ
メンのオリゴマー等を熱分解し、又ポリアルキル−2.
7−シヒドロキジクロマンを脱水することにより該クロ
メンの含量を増してから晶析槽3に送られて循環再使用
される。先の新鮮な回収した水不溶性溶媒はその1部を
fとして水不溶性溶媒含有浦和混合物をつくる際の水不
溶性溶媒とじ1日 て使用することができる。
〔発明の効果〕
本発明の方法を採用すればポリアルキル−7−ヒドロキ
シ−4H−クロメンの分離の際の純度が高く、又収量が
高くなるので産業上有用である。
〔発明の実施例〕
以下に本発明の内容を実施例によって具体的に説明する
実施例1 触媒を添加しないで2,4.4−トリメチル−2−(2
,4−ジヒドロキシフエニル)−7−ヒドロキシクロマ
ン30.0g (0,10モル)、トルエン180m1
、水180 mlを内容積500m1の5O3i!l耐
圧オートクレーブに入れ、窒素雰囲気下180℃で6時
間加熱して該クロマンの熱分解反応混合物を得、次にこ
れを60℃まで冷却後油水分離した。油相および水相を
液体クロマトグラフィーで分析した結果、油相には2,
4.4−1−リメチル−7−ヒドロキシ−4H−クロメ
ンが29.5モル%、2,4.4− )ツメチル−2,
フーシヒドロキシークロマンが8.0モル%の収率で得
られた。
一方、水相には2.4.4− トリメチル−7−ヒドロ
キシ−4H−クロメンが0.1モル%、2,4.4− 
トリメチル−2,7−シヒドロキシクロマンが2.8 
n+o1%であった。前記油相を60℃でリン酸ナトリ
ウム水溶液(I’l+=7)で洗浄した後、減圧下トル
エンを80℃の塔底温度で留去したところ黄色結晶物を
含む粘調油が得られた。この物を蒸留塔付き丸底フラス
コに入れ、加熱温度170〜230℃、圧力10〜30
龍1)gの条件で蒸留を行い、塔頂より淡黄色に着色し
た塔頂留出物として純度81wt%の2,4.4− )
リメチルー7−ヒ]−ロキシー4H−クロメンを回収率
96.8%(仕込み基準)で回収した。
次にこの塔頂留出物logにトルエン10m1を加え加
熱溶解した後30℃まで冷却して晶析を行ったところ白
色結晶物が析出した。固液分離後、結晶はトルエンでリ
ンスした後乾燥して回収した。該結晶は純度が99%以
上の2.4.4− トリメチル−7−ヒドロキシ−4H
−クロメンであることを確認した。一方晶析母液はSU
S製50m1耐圧オートクレーブに仕l ソ 込み、温度160℃で2時間加熱処理した。これに前述
の蒸留々出物10gおよびトルエン6.5gを追加して
加熱溶解後30℃まで冷却して晶析を行い同様に白色結
晶物を回収した。このようにして得られた晶析母液は、
再度160℃で2時間加熱処理し、蒸留々出物10gお
よび、結晶への同伴トルエン量を補充して加熱溶解後、
30℃で晶析を行う。一連の操作を5回繰り返したとこ
ろ、白色結晶物40.7gが得られた。このものは融点
(ml)が1)7〜1)8℃で純度99%以上の、2,
4.4− )リメチルー7−ヒドロキシー4■−クロメ
ンであることを確認した。
以上晶析における通算収率は99.5%であった。
実施例2 実施例1と同様にして得られた油相を減圧下にトルエン
を塔底温度約Bθ℃で蒸留除去して油相混合物を得た。
このものには2,4.4− )リメチルー7−ヒドロキ
シー4H−クロメン47.l騙t%、2,4.4− )
ジメチル−2,フーシヒドロキシクロマン17.0wt
%、2.4.4− )リメチル−2−(2,4−ジヒド
ロキシフエニル)−7−ヒ1゛ロキシクロマン2.9w
t%およびその他不純物として33.0wt%から成る
組成物であった。
この物275.7 gを丸底フラスコに入れ、塔底の加
熱温度170〜230℃、圧力10〜30龍1)gの条
件で留出開始時間から1.2時間かけて単蒸留を行い、
塔頂より淡黄色に着色した塔頂留出物(粗クロメン)と
して純度91.7騙t%の2.4.4− トリメチル−
7−ヒドロキシ−4H−クロメンを回収率129.9%
(仕込み基準)で回収した。なおこの時の該留出物中に
含まれる2、4.4−1−サメチル−2,フーシヒドロ
キシクロマン濃度は0.7wt%に減少し回収率2.9
%(仕込み基準)であり、2,4.4−1−リメチル−
2−(ジヒドロキシフェニル)−7−ヒドロキシクロマ
ンについては検出されなかった。
次にこの粗クロメン100gにトルエン溶媒を200g
加えて70°Cに加熱して溶解した後、冷却速度2℃/
n+inで30℃まで冷却して晶析を行い純度99%以
上の2.4.4− )リメチルー7−ヒドロキシー4■
−クロメンを得た。
実施例3 2,4.4− )リメチル−2−(2,4−ジヒドロキ
シフエニル)−7−ヒドロキシクロマン100g (0
,33モル)を蒸留塔付き200m1丸底フラスコに入
れ加熱温度300℃、圧力10mm1gの条件で熱分解
を行い、塔頂より185gの留出物を補集した。留出物
を液体クロマトグラフィーで分析した結果、2,4.4
− )リメチルー7−ヒドロキシー4H−クロメンが2
1.Omo1%の収率で得られた。
次にこの塔頂留出物10gに1%重曹水100m1、ト
ルエン200m lを加え、溶解させた後油水分離した
。トルエン相を100m1の水で3回洗浄し、硫酸ナト
リウムで乾燥した後、トルエンを留去した。
残留物とトルエン10m1をSUS製50m1耐圧オー
トクレーブに仕込み、温度160℃で2時間加熱理した
。冷却後、内容物を液体クロマトグラフィーで分析した
ところ、2,4.4−1−リメチルー7−ヒドロキシー
4■−クロメンが仕込み当たり238mo1%の収率で
得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はオキシフラバンを本発明の方法によ
って熱分解して得られる水不溶性溶媒含有油相混合物か
らポリアルキル−7〜ヒドロキシ−4]l−クロメンを
分離する工程の一例を示した工程図である。 1− 脱溶媒基   2− 粗りロメン塔3− 晶析槽
    4− 分離工程 5− 乾燥工程   6− ヒーター 7− 蒸留塔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリアルキル−2−(2,4−ジヒドロキシフエ
    ニル)−7−ヒドロキシクロマンを熱分解してポリアル
    キル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンを製造する方法
    において、熱分解反応混合物から水可溶性成分を除去し
    て得た油溶性副生物を熱分解することを特徴とするポリ
    アルキル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンの製造方法
  2. (2)該熱分解反応混合物から水可溶性成分を除去した
    水不溶性溶媒含有混合物を得た後、水不溶性溶媒を留去
    し、さらに晶析処理によつてポリアルキル−7−ヒドロ
    キシ−4H−クロメンを除去して得た油溶性副生物を熱
    分解する特許請求の範囲(1)記載の方法。
  3. (3)油溶性副生物の熱分解油を水不溶性溶媒の留去の
    工程又はポリアルキル−7−ヒドロキシ−4H−クロメ
    ンの晶析の工程に循環させることを特徴とする特許請求
    の範囲(2)記載の方法。
  4. (4)該水不溶性溶媒を留去した後、さらに蒸留によつ
    てポリアルキル−7−ヒドロキシ−4H−クロメンおよ
    び油溶性副生物を含む混合物を得、該混合物から晶析処
    理してポリアルキル−7−ヒドロキシ−4H−クロメン
    を除去して得た油溶性副生物を熱分解することを特徴と
    する特許請求の範囲(2)記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010097481A (ko) * 2000-04-24 2001-11-08 성재갑 새로운 구조를 갖는 cdk 저해제

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