JPS6174760A - 非酸化雰囲気中で結晶質ストリツプを直接鋳造する方法および装置 - Google Patents

非酸化雰囲気中で結晶質ストリツプを直接鋳造する方法および装置

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JPS6174760A
JPS6174760A JP60203252A JP20325285A JPS6174760A JP S6174760 A JPS6174760 A JP S6174760A JP 60203252 A JP60203252 A JP 60203252A JP 20325285 A JP20325285 A JP 20325285A JP S6174760 A JPS6174760 A JP S6174760A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1果上■剋朋光互 本発明は金属合金を溶湯から連続スl−’Jツブに直接
鋳造する方法および装置に関する。より詳細には、本発
明は鋳造容器の開放出口を通して溶湯を移動鋳造表面上
に供給して凝固し、所望の厚さの連続ストリップにする
ことに関する。
金属ストリップの在来の製造では、このような方法は溶
湯をインゴットまたはビレットあるいはスラブ形態に鋳
造する工程を含んでおり、代表的には所望のストリップ
厚さおよび品質をもたらすために工程の種々の段階のい
ずれかに1つまたはそれ以上の熱間圧延および冷間圧延
の段階、ならびに酸洗および焼なましの段階を含んでい
る。特にo、otoインチ乃至o、 t o oインチ
(0,0254釧乃至Q、254cra)の範囲の鋳放
し寸法の連続ストリップの製造コストは在来の方法の処
理工程のいくつかを省くことによって低減することがで
きる。鋳放しスl−IJツブを冷間圧延、酸洗および焼
なましによって在来法で処理して0.002インチ乃至
0.040インチ(0,00508cm乃至0.101
6ell)の最終寸法にすることができる。
直接鋳造ストリップを製造する種々の方法および装置が
知られている。このような方法の代表例を挙げると、溶
湯を計量オリフィスを通し、間隙を越えてホイールまた
は連続ベルトのような急速移動急冷表面にスプレーする
方法一回転急冷表面を溶湯プール中に部分的に沈める方
法;急冷基板として水平方向リンクベルトを使用し、こ
の基板上に溶湯を流して凝固させる方法;および溶湯ブ
ールを間に持つツイン鋳造ロールで鋳造する方法である
品質および組織の良好なストリップの量産のために、溶
湯をオリフィスを通して直接鋳造することが長い間試み
られてきた。1871年2月21日付けの米国特許第1
12,054号はオリフィスを通して回転鋳造面上に圧
送された溶湯から平らなはんだワイヤを製造する方法を
開示している。
同様に、1908年12月1日発行の米国特許第905
.758号は容器の下端の出口から鋳造面上に溶湯を引
出す方法を開示している。1910年10月24日付け
の英国特許第24,320号は移動鋳造面と接触してい
る少なくとも1つの側部を有する管チャンネルを通って
流れる溶湯からシートまたはストリップを製造する方法
を開示している。より最近の装置の代表例は1970年
8月4日発行のキング氏の米国特許第3,522,83
6号であり、この特許は凸状メニスカスがノズルから突
出したままにし、且つ表面をノズルオリフィス出口の前
を移動させて材料を連続的に引出し、連続製品として凝
固させる方法を開示している。溶融材料は出口で静止平
衡状態に維持されかつ移動表面と連続接触状態に重力で
維持される。1980年9月9日発行のナラシムハン氏
の米国特許第4.221,257号は溶湯を圧力下でス
ロット付きノズルを通して移動チルボディの表面上に圧
送する方法に関する。
オリフィス型鋳造装置は一般に厚さが通常約0.010
インチ(0,02540)未満程度の薄手の鋳放し材料
に制限される。このような装置は寸法が制限されると思
われ、というのは、移動急冷表面は溶湯がノズルオリフ
ィスから送り出されるとき凝固しかつ移送することがで
きるものに限定′されると思われるからである。かかる
装置は溶湯ポンプとして機能し、過剰の溶湯を適当なス
トリップを形成するために抽出することができる以上の
熱を有する溶融状態でオリフィスから急冷表面へ移送す
る。溶湯の送出し速度を減じることによって、および/
または急冷表面の速度を増すことによって、このような
状態を克服することができるが、結果的に厚さが減少す
ることになる。
オリフィス型鋳造装置と関連して高速度で結晶質ストリ
ップを製造しようとするとき、通常品質が悪くなる。溶
湯を高速冷却表面にスプレーしたり、低速移動している
水平方向ヘルド上に全幅にわたって流したりすると、溶
湯は部分的に溶融した状態で供給源から急速に離れる。
品質が悪化する場合がこの状態である。というのは、ス
トリップがその急冷表面側から急速に凝固して、収縮が
起こるからであり、この収縮は溶湯を新たに供給するこ
とによってのみ和らげることができる。このような溶湯
の新たな供給なしでは亀裂がストリップの組織内に急速
に発生し、その物理特性をかなり損なう。1981年6
月23日発行の米国特許第4,274,473号および
1981年9月23日発行の同第4,290,476号
に示すようなオリフィス型鋳造に関連した問題を解消す
るためにノズルの形状寸法を改良する試みがなされてき
た。オリフィス型鋳造の欠点としては、オリフィスがス
トリップの厚さを事実上尾める溶湯の量を計量すること
である。そのうえ、オリフィスに十分な溶湯を供給する
ために使用される比較的高い圧力水頭が用いられ、また
溶湯を収容するた、めの、鋳造ホイールからの比較的小
さい間隔によって、ストリップの厚さが限定される。
例えば、かなり厚いストリップを凝固させるために低速
回転急冷ホイールを静的に供給される溶湯中に浸漬する
ことによって、より厚いストリップを単一の急冷表面上
で製造することができる。
溶湯はこのホイールの表面で凝固し、この溶湯浴から出
るまで、あるいは表面から離れるまで、断定可能な速度
で厚(なり続ける。溶湯を新たに供給することにより、
オリフィス型鋳造におけるような一般に限定された層の
凝固に関連した亀裂の発生が回避される。そのうえ、こ
の溶湯プールと凝固前面との間の極めて険しい熱勾配は
より一様な内部構造をもたらし、かつ上面の品質が優れ
たものになる。このような浸漬装置の欠点は溶湯をわず
かに沈んだ急冷ホイールの縁部上で凝固させないように
することが難しいことや、チャンネル状構造体を鋳造す
る傾向をもつことが難しいことに起因している。さらに
、凝固しつつあるストリップと溶湯ブールに入るときの
急冷ホイールの表面との一様な接触を確保し難いことが
付は加えられ、ストリップの鋳造側の表面品質が悪くな
る。
このような問題点により、ストリップの厚さの変化が生
じ、密な接触が減じたり無くなったりしたところでは薄
い厚さ部分が生じる。
他の直接鋳造方法が提案されたが、実用的な方法へは発
展しなかった。例えば、溶湯を移動鋳造ホイールの頂部
へ注ぐと、厚さが一様でなり、縁部が弱くかつ品質が許
容できないストリップが製造される。1911年5月3
0日付けの米国特許第993904号は溶湯の湯位の下
の第2トレイ状容器の下部内に開口している重力吐出口
を備えた第1溶湯容器を有する装置を開示している。溶
湯は第2容器から溶湯を鋳造ホイールに送り出す溢流手
段を介して流出する。1968年5月7日発行の米国特
許第3381739号は湿潤した表面のまわりに液体を
流し、この液体を凝固させるための移動鋳造表面までの
間隔を液体で満たすことによってシートまたはストリッ
プ材料を形成する方法を開示している。
必要とされている方法は在来法で製造されたストリップ
に匹敵するかあるいはそれより良好な表面品質を有する
ストリップを直接鋳造する商業生産に有用な方法である
。直接鋳造する方法および装置はオリフィス型鋳造、な
らびに浸漬鋳造装置、水平方向リンクベルト急冷装置お
よびツイン鋳造ロールを含む他の公知の直接鋳造方法よ
りも優れたストリップを製造すべきである。この方法お
よび装置が公知の直接鋳造方法の欠点を解消することが
目的である。さらに、o、oioインチ(0,O254
cIm)以上で約0.100インチ(0,254cm)
またはそれ以下までの程度の比較的厚いストリップを直
接鋳造する方法および装置が必要とされている。ストリ
ップの表面品質および組織を改良するために、直接鋳造
ストリップの収縮および亀裂発生の一因となる要因を最
小にするかあるいは除去することが望ましい。さらに、
低コストでストリップを量産することや、新合金の製造
を容易にするのに適した方法および装置が望ましい。直
接鋳造ストリップは良好な表面品質、縁部および組織を
有しかつ在来の鋳造ストリップと少なくとも同じ位良好
な特性を有するべきである。
発J坏υ暖炙 本発明によれば、溶湯を連続した結晶質金属ストリップ
に直接鋳造する方法が提供される。この方法は鋳造容器
の出口端部の全体にU字形構造体から隣接した鋳造面に
溶湯を流すことを含み、この鋳造面は、鋳造面から所定
の距離にある鋳造容器の出口端部を越えてほぼ上方に移
動する。この方法はU字形構造体の幅にわたり且つ鋳造
面に隣接した、溶湯の上に形成された帯域に非酸化雰囲
気をつくることを含む。
また、移動鋳造面と、所定間隔で鋳造面に隣接した全体
にU字形の構造体の出口端部を持つ鋳造容器とを備えた
装置が提供され、この構造体は所定の距離で鋳造面と隣
接する。この装置は非酸化雰囲気を帯域につくる装置を
有している。
好ましい 施態様の詳細な説明 第1図は鋳造装置10を全体的に示しており、この鋳造
装置は移送容器12と、溶湯を鋳造面20上で直接鋳造
してストリップまたはシート状の連続製品15を製造す
るために鋳造容器18に溶湯を供給する供給タンディツ
シュ14を有している。溶湯19は在来の方法で容器1
2からタンディツシュ14、これから鋳造容器18へ供
給される。湯止棒16または他の適当な装置が例えばス
パウト17を通るような鋳造容器18への溶湯の流れを
制御するのがよい。鋳造容器18はほぼ水平に示され、
この鋳造容器18は受入れ端部および鋳造面20に隣接
して配設された出口端部を有している。
鋳造容器1iを介する溶湯19の供給は任意の適当な在
来の方法および例えば、容器、タンディツシュまたは溶
湯ポンプの装置によって達成される。容器12および供
給タンディツシュ14は公知の設計のものでよいが、急
冷ホイールでストリップを生成させるのに適切な量の溶
湯を鋳造容器に供給するのに適しているべきである。
また、鋳造面20は在来のものでよいが、連続ベルトま
たは鋳造ホイールの形態をとるのがよい。
好ましくは、鋳造ホイールを使用する。良好な結果をも
たらす鋳造面もあるが鋳造面の組成は本発明にとって重
大であるとは思われない。本発明の方法および装置では
銅、炭素鋼およびステンレス調の鋳造面を使用する。鋳
造面は一定速度で鋳造容器を通り過ぎることができ、溶
湯をストリ・7プ状に凝固するのに十分な熱を奪うため
に所望の急冷速度を与えることができるということが重
要である。鋳造面20は結晶質材料の量産に適した20
フイ一ト/分乃至500フイート(6,096m乃至1
52.4m)/分、好ましくは、50フイ一ト/分乃至
300フイー)(15,24m乃至91.44m)/分
(FPM)に及ぶ速度で鋳造容器18を通り過ぎること
ができる。鋳造面20は溶湯の急冷を行なって熱を溶湯
から奪い、結晶質形態のストリップを凝固するために十
分冷たいものであるべきである。装置10の鋳造面20
によって与えられる急冷速度はto、ooo°C/秒未
満、一般に好ましくは、2.000℃/秒未満である。
鋳造面の2つの重要な観点は、鋳造面が容器18の出口
端部の前を上方へ通過する方向をもっていることおよび
出口端部に自白表面溶湯プールを有していることである
。出口端部26の溶湯プールノ自由表面は鋳造ストリッ
プの良好な頂面品質の向上には不可欠である。「自由」
とは、頂面が構造によって制約されない、すなわち、容
器構遺体と接触していなく、かつ受は入れ部分22と出
口端部26との間のそれ自身のレベルを自由に求め得る
ことを意味している。一般に、流路は、出口端部のm 
湯の自白表面での金属の流れ方向と鋳造容器18の出口
端部の自由表面での鋳造面の移動方向との間で測定した
場合、金属流れ方向に水平線から約0″乃至135’の
傾斜角θで配向している。鋳造ホイールについては、鋳
造面の流路は容器18の出口端部の自由表面に接してい
る。
好ましくは、角度は水平線から0°と45°との間であ
る。鋳造ホイールについては、容器は溶湯の自由表面が
鋳造ホイールの頂部の近くにあり、角度が約O°の位置
にあるとき、ホイールの上四分円内の位置に隣接してい
る。
鋳造容器18は本発明の方法および装置には不可欠であ
り、容器18の立面図である第2図によく示されている
。鋳造容器18は鋳造面20に隣接して配置され、好ま
しくは、実質的に水平であり、下記の断熱性及び耐火性
の材料で構成されている。この構成は鋳造面20への均
一なかつ十分に形成された金属の所望の流れをもたらす
のに必要である。容器18は受入れ端部22を後方部分
に有しかつ出口端部26を有している。好ましくは、受
入れ端部22および出口端部26は実質的に同じ横断面
積を有するか、あるいは、受入れ端部22から出口端部
26への金属の流れ方向と直角に測定した場合、出口端
部26の方が大きい横断面積を有する。受入れ端部22
は例えば供給スパウト17からの溶湯19の受入れを容
易にしかつ出口端部26への溶湯の流れを形成するため
に出口端部26より深いものとして示されている。
容器18の出口端部26は第3図に示すように底壁部分
28および側壁部30によって形成された全体的にU字
形の構造体を有している。側壁部30は垂直の内壁内面
31を有するのがよく、好ましくは、U字形構造体の側
壁30の表面31は金属の流れを容易にするために上方
に開くように広がっている。このわずかなテーパは出口
端部26から金属の流れを良くする傾向があるが、テー
パが大きすぎると、表面張力の制御損失および溶湯の溢
流を引き起こしてしまう。−辺あたり10゜未満、好ま
しくは、1″乃至5°のテーパを設ける。
出口端部26は底壁28を有し、この底壁28は出口か
らのほぼ一様の金属の流れをもたらすのに十分な長さを
有する大体子らな内側部分を有している。好ましくは、
金属の流れの方向で測定した場合の平らな壁部分の長さ
は出口端部26に収容されるべき溶湯プールの深さに少
なくとも等しい。より好ましくは、長さ対深さの比は少
なくとも1:1またはそれ以上である。出口端部26は
、該端部に一様な横断面積を形成するために底壁部28
の平らな内面の長さ全体にわたって幅および高さの一様
な寸法を有している。溶湯プールの自由表面に沿う側壁
部30の内側間で測定した場合の出口端部26の幅は鋳
造すべきストリップとは゛  ぼ同じ幅である。好まし
くは、出口端部26は鋳造面20に隣接して位置決めさ
れており、U字形構造体を形成する側壁部30および底
壁部28の端部または縁部は鋳造面に実質的に平行であ
る。
受入れ部分22と出口端部26との間の転移流動を容易
にするには、出口端部26にほぼ一様な流れがあるよう
に受入れ部分22と出口端部26との間に通じる中間部
分24を設けるべきである。
好ましくは、中間部分24は受入れ部分22から出口端
部26までのその長さ全体にわたってほぼ一様な横断面
積を維持している。第3図に示す中間部分24は受入れ
部分22から出口端部26まで次第に増大する幅および
第2図に示すように、その長さ全体にわたってほぼ一様
な横断面積を維持するように次第に増大する深さを有し
ている。
中間部分24は受入れ部分22から出口端部26まで容
器18の深さを次第に増大させるテーパ底壁部32を備
えるのがよい。同様に、中間部分24は少なくとも1つ
の側壁34を存するのが良く、該側壁34は狭い受入れ
部分22から広い出口端部26までの次第に増大した幅
を与えるために外方に広がっている。第2図は中間部分
24の側壁34を示す鋳造容器18の平面図である。
また、第2図に一様な流れの形成をさらに容易にするた
めに鋳造容器18に、例えば、中間部分24あるいは部
分24が出口端部26に合体するところの近くに頭部す
なわち堰板36を使用するのがよいことを示している。
堰板36は溶湯による腐蝕にも耐える耐火性または耐熱
性の材料製であるべきである。希釈コロイド状シリカ懸
濁液で処理されたカオーウール(KaoWool)耐火
物ボードが良好であることがわかった。頭部36は鋳造
容器18の全幅にわたって延びてもよいし、その幅の一
部にわたって延びてもよい。第2図に示すように、好ま
しくは、鋳造容器18の受入れ端部22中の溶湯の湯位
は出口端部26の溶湯と約同じ湯位である。頭部36は
一様な、かつ十分に形成された流れの形成を容易にしか
つ表面酸化物およびスラグの移動を抑制するために流れ
を妨げたり押えたりするのに有用である。
第2a図および第2b図は鋳造されているストリップの
表面を形成するために流れている溶湯の表面張力を使用
した場合について示している。第2a図は鋳造面20に
隣接した出口端部26の部分横断面詳細立面図である。
出口端部26から流れている溶湯は、U字形構造体の底
壁部28の内面と鋳造面との間にメニスカス35を形成
しかつこれを維持する。メニスカス35を形成する表面
張力は鋳造されているストリップ15の底部を形成する
。出口端部26の溶湯ブールの自由表面の表面張力はス
トリップ製品を形成しているときU字形構造体内の溶湯
の頂部に曲線形部分39を形成する。
第2b図は鋳造面20に隣接した出口端部26を示し、
出口端部26の下から見てそれらの間に凝固しつつある
溶湯19を示している。溶湯19の表面張力は底壁部2
8の近くの側壁30の内面31に出口端部26と鋳造面
20との間に凸面すなわちメニスカス37を形成する。
鋳造容器18の好ましい具体例を第4図、第5図に夫々
立面図、平面図で示しである。金属製支持外筒38と、
耐火断熱材40と、ライナ42とを有する容器18が示
されており、ライナ42は鋳造容器18の内面を構成し
ており、鋳造中、溶湯と接触する。容器18は、断熱性
であり、かつ溶湯に対して耐腐食性である耐火材でつく
られるべきである。鋳造容器はこれを鋳造面すなわちホ
イール20上に所望の鋳造位置で配向させかつ位置決め
するためにある適当なテーブルまたは装置に固着される
のがよい。鋳造容器18の出口端部26は鋳造面の外形
に合ったU字形構造体を形成する側壁30および底壁2
8の前面すなわち縁部33を有するべきである。これは
鋳造面と容器組立体との間に保持される60ないし10
0グリッドシリコンカーバイド研削紙を使用し、この研
削紙で容器18をこすってホイールと平行な縁部を作る
ことによって行なうことができる。次いで、鋳造容器1
8の前面33にジルコニアセメントをブラシ塗りして鋳
造前に乾燥させる。
第4図および第5図は本発明の鋳造容器18の好ましい
具体例を示しており、この具体例は幅4インチ(10,
16CI11)および約13インチ(33,02c++
+)までの鋳造ストリップに有用であり、そして幅48
インチ(121,92an)までの鋳造ストリップにも
有用である。金属製支持筒38は断熱層40に使用され
る材料の種類により使用し得る。断熱層40は金属製支
持筒38のように外部支持体を必要とする発泡セラミッ
ク接合断熱材であるのがよい。変更例として、標準耐火
レンガまたはブロックを使用し、所望の形状に接合し、
次いで彫刻して所望の内外の寸法を達成する場合には外
筒38は必要でない。また、容器I8は鋳造可能なセラ
ミック材料から形成された一体形状のものであってもよ
い。鋳造容器18の内面に設けられたライナ42も溶湯
に耐性である断熱性耐火材製である。希釈コロイド状シ
リカ)該濁液に飽和し、鋳造容器18内で形成し、次い
で実際の使用に先立って乾燥した、ファイバーフランク
ス(F 1berf rax)の名の材料のような高ア
ルミナ繊維−シリケード組成の断熱プランケットが有用
であることがわかった。
また、第4図および第5図は後部溢流要素44を示して
おり、この溢流要素は鋳造容器18の内面から容器18
の底壁部まで延びる後方傾斜面45を有している。溢流
要素44の高さにより、受入れ端部22に収容される溶
湯の最大深さが定められ、従って、鋳造容器18の出口
端部26内の溶湯の深さが定められる。、溢流要素44
により、鋳造ストリップの厚さおよび品質管理に不可欠
である鋳造容器18内の溶湯の湯位の調節を容易にして
いる。
第4図には鋳造容器18も示されており、この鋳造容器
はその中間部分2−4の近傍にカバー組立体46を随意
有することができる。カバー46は底面52によって接
合された下方に延びる壁部48.50を有している。下
流に延びる壁部48.50は第2図に示す収部と類似し
ている。カバー46は一般に溶湯に対して耐性である耐
火断熱材で構成される。カバー46はライナ42と、耐
火断熱層40と、金属製外筒18とよりなり、鋳造容器
18と同様の構成を有する。カバーの存在は鋳造容器1
8内の溶湯の熱を保持するのに有用であるが、このカバ
ーの存在により、出口端部26内のプールの自由表面を
維持するために受入れ端部22および出口端部26内の
溶湯を接触させないことが重要である。また、カバーは
保護雰囲気を保つために後部受入れ部分22の一部また
は全体にわたって延びるのがよいつ 第6図は他の実施例を示しており、この実施例では、容
器18の出口端部26は鋳造面20に隣接して出口端部
のU字形構造体の幅にわたって溶湯の上に構成された帯
域内に非酸化雰囲気を形成する装置と、その帯域内の溶
湯を放射冷却する手段とを備えている。これら2つの構
成要素は別々に設けてもよく、或いは組合せて設けても
よい。
非酸化雰囲気を形成する装置は出口端部26のU字形構
造体内の溶湯のまわりの帯域に不活性ガスまたは還元ガ
スの保護カバーすなわちブランケットを与える。これら
のガスはスラグおよび酸化物(この酸化物は鋳造ストリ
ップ中に鋳込まれてしまう)が溶湯の頂面に形成するの
を最小にし、或いは阻止する。非酸化雰囲気は静止雰囲
気でもよいし、あるいは再循環雰囲気でもよい。好まし
くは、鋳造容器18の出口端部26の溶湯プールの上の
帯域にわたる非接触カバーおよび少なくと゛も1つのガ
スノズルまたは一連のノズル56が鋳造ストリップの方
向と反対方向の不活性または還元ガスの連続流を供給す
る。好ましくは、ガスはストリップが現われつつある溶
湯プールの頂部上の帯域で衝突するように導入される。
この実施例では、不活性ガスまたは還元ガスのブランケ
ットを保有する溶湯ブール上の帯域をシールする保護カ
バーを設けるのがよく、前記不活性ガスまたは還元ガス
は酸化物をストリップの成形から押し離すようにガスの
流れの中に差し向けられる。一連の細幅のガスノズル5
6は、ストリップが液プールから現われる帯域にガスの
流れまたは噴流が当たるように鋳造ストリップの幅にそ
って位置決めされている。ノズル56は成形ストリップ
の平面に対しである角度、好ましくは約20°乃至30
゜の角度でストリップの鋳造方向と反対方向に向けられ
ている。ガスブランケットは、鋳造中に形成される酸化
物を最小にするために水素、アルゴン、ヘリウムおよび
窒素よりなる群から選択されるガスであるのがよい。ノ
ズル56からのガスの速度は非常に小さくすべきである
。何故なら、高速度では溶融金属の上面に外乱を引き起
こし、鋳造ストリップを損傷させてしまうからである。
帯域内の溶融金属を放射冷却する手段は溶湯の頂面から
熱を奪うのを容易にするために帯域の近傍に冷却剤を供
給することを含むのがよい。冷却剤は放射熱を溶湯から
除くために溶融液の上に位置決めされた一連の管(チュ
ーブ又はパイプ)54によって供給されるのがよい。冷
却剤として水または他の流体を使用し得る。好ましくは
、耐火材およびセメントで鋳造容器の頂部にシールされ
た一連の水冷管54を有するカバーが設けられる。出口
端部26のU字形構造体から鋳造面上に流れ為ときの溶
湯の頂面の放射冷却は凝固しつつある溶湯の頂面の冷却
を向上させてストリップのデンドライト組織の成長を調
整することによって鋳放しストリップの頂面の品質およ
び組織を向上させる。
好ましくは、非酸化雰囲気を与える装置および放射冷却
手段は組合せて使用される。出口端部26の溶湯上の帯
域をシールする非接触カバーは溶湯から放射熱を除去す
る冷却手段および非酸化雰囲気装置を有する。好ましく
は、カバーは一連の水冷管54および一連のガスノズル
56を有する。この実施例における不活性ガスは放射熱
の除去をさらに容易にする管54によって冷却される。
冷却管54を含むカバーは帯域をシールしてストリップ
製品に付着する酸化物またはスラグの形成を低減する。
本発明の鋳造装置の作動にあたり、ストリップ材の製造
のために溶湯を鋳造容器内に導入するに先立って、容器
12、タンディ・ノシュ14および鋳造容器18を作業
温度に予熱する。在来の加熱装置はどれも適しており、
使用できる。受入れ端部22に位1決めされ、鋳造面2
0に隣接して設置される鋳造容器U字形構造体の前縁部
用の予熱前部カバーを構成する空気−アセチレンまたは
空気−天然ガス加熱ランスを使用する。溶融ステンレス
鋼を鋳造するための標準予熱温度は1900″F乃至2
000°F(1037,8℃乃至1093.3℃)程度
であるのがよい。所望の最小予熱レベルに達した後、加
熱ランスを取りはずし、容器18を例えば5ミル(0,
OL 27c111)と20ミル(0,0508cm)
との間の所定の間隔で鋳造面に隣接して位置決めする。
溶湯から連続ストリップへ合金を直接鋳造する方法を開
始するにあたり、溶湯19をバルク移送取渦すなわち容
器12から供給タンディツシュ14に供給し、その後、
はぼ水平に配向した鋳造容器18へ供給する。供給タン
ディツシュ14から鋳造容器18への溶湯の流れは鋳造
容器18の後部供給部分すなわち受入れ端部22へのス
パウト17を介して湯止棒16のような弁装置によって
調整するのがよい。容器18が溶湯でいっばいになり始
めると、溶湯は容器の出口端部に向かう方向に流れ始め
、そして第2図に示すように中間部分24および出口端
部26を通って流れる。鋳造容器18は溶湯をその出口
端部26に供給するように流すことができる。鋳造容器
18は出口端部26における一様なかつ十分に形成され
た流れを容易にするために溶湯19の流れを減速したり
妨げたすすべく第2図に示すような皿部36を有するの
がよい。溶湯は好ましくは受入れ端部22から出口端部
26を通る流れのほぼ一様な横断面積を維持する。一般
に、出口端部26は受入れ端部22より広く、U字形構
造体は鋳造すべきストリップの幅にほぼ等しい幅を有す
る。鋳造容器18はテーパしかつ広がった中間部分を持
つ鋳造容積を有する。鋳造容器18はその中の溶湯の交
差流を防ぐとともに、出口端部26におけるU字形構造
体の幅にわたって出口端部26からの一様な乱流を形成
するように設計されており、したがって十分に形成され
た流れが受入れ端部22から出口端部26への流れの方
向に種々の流線速度を有する。出口端部26の溶湯の湯
位は受入れ端部22での湯位とほぼ同じであるが、溶湯
の深さは ′出口端部では浅い。溶湯は、出口端部のU
字形構造体の幅にわたって溶湯のほぼ一様な流れが鋳造
面20にもたらされるように出口端部26から移動鋳造
面20上へ流れ続ける。出口端部26における溶湯は頂
部表面張力を有し、開口部から出る溶湯は縁表面張力を
有し、これらの張力により、夫々鋳造ストリップ15の
端および縁を部分的に形成する。底面はU字形構造体の
底内面と鋳造面との間のメニスカスの形態で表面張力か
ら形成される。
推測によれば、容器18の出口端部を去る溶湯の凝固は
溶湯が容器18の出口端部26のU字形開口部の底部を
去るときに鋳造面に接触することから始まると思われる
。ストリップ容器18の出口端部のところの鋳造面に利
用できる溶湯ブールから#固され、そして容器18の出
口端部26を去るまで凝固しつつあるストリップに過剰
量の溶湯で連続的に与えられる厚さが生じる。このよう
な溶湯プールは移動鋳造面20に接触するときにストリ
ップの厚さの可成りの部分を形成し、ストリップの厚さ
のほんの小部分は頂部曲線状表面張力部分39に隣接し
て容器18から引出されるときに凝固した溶湯から生じ
ると思われる。ストリツブの厚さの70%以上、おそら
く約80%以上がメニスカス35に隣接して供給される
溶湯プールから生じるものと推定される。溶湯は容器1
8の出口端部26のU字形構造体の底部から鋳造面に供
給される溶湯の底部から凝固する。
鋳造面20は出口端部26のU字形開口部の底部から開
口部の開放頂部へ上方向に鋳造容器18の前を通り過ぎ
る。
鋳造面20に対する容器18の位置および鋳造面の速度
は鋳造ストリップの品質および寸法を達成するために予
め定められたファクターである。
鋳造面20が鋳造ホイールである場合、容器18は好ま
しくは鋳造ホイールの上四分円上に位置決めされる。
本発明の方法により、いくつかのファクターの重要な調
整がなされ、それにより良好な表面品質、縁部および組
織を有する0、01乃至0.06インチ(0,0254
■乃至0.1524印)の範囲の所望寸法の金属ストリ
ップを鋳造することができる。
鋳造面上への溶湯の流量の調整、鋳造面の速度、溶湯プ
ールの底部からの凝固、および溶湯の表面張力を維持す
るために調整プール内の溶湯の深さの調整および鋳造面
からの間隔が重要な相関ファクターである。
本発明をより理解するために下記の実施例を呈示する。
実施例I 出口端部26の近くにたった1つの堰板36を有する以
外は全体的に第2図に示すような構造を有する鋳造容器
をアルミナ−シリカ組成の材料であるカオーウール耐火
物の硬化ブロックで構成した。この鋳造容器を、250
°F (12111111°C)で−晩乾燥し、次いで
大気中2000 ’ F (1093,3’c )で1
時間乾燥したコロイド状シリカ悲濁液で含浸した。容器
をホイールの外形に合わせて成形し、次いでU字形構造
体端部にジルコニアセメントの薄い層で被覆した。同様
な組成の頭部を使用した。
次いで、鋳造容器を空気−アセチレンランスで加熱した
。容器18は受入れ端部22から出口端部26までの長
さ約8.75インチ(22,225工)、受入れ端部2
2のところの幅約6.5インチ・ (16,51an)
および出口端部26の底壁部28のところの幅約4イン
チ(10,16cm)であった。
タイプ304の合金の溶融を1580℃で出湯させ、容
器18に供給し、そして受入れ端部22における深さ約
1.75インチ(4,445C1m)の湯位に維持し、
溶湯は容器18の出口端部26のU字形構造体における
深さ約0.75インチ(1,905cm)であった。鋳
造面はフインチ(17,78cm)の・深さおよび20
00’c/秒未満程度の冷却をなす約36インチ(91
,44cm)の直径を有する銅製鋳造ホイールであった
。この鋳造ホイールを容器18の出口端部の後方で約4
0°の角度で出口端部から約40ミル(0,127cm
)間隔をへだてて約250フイート/分乃至300フイ
一ト/分(76,2m/分乃至91.44m/分)の速
度で回転させた。容器のU字形構造体は上方に開放して
いる出口端部26の側壁30の末広がり又はテーパ内面
31を有していた。テーパは内面ごとに約3°程度であ
る。本発明により約100ポンド(45,359kg)
の溶湯25を鋳造し、その結果、約4インチ(10,L
6CI11)の幅および16ミル乃至18ミル(0,0
O4064a乃至0.04572an)の一様な厚さを
有し、平滑かつ一様な鋳放し上面および下面、および荒
さまたはカールの痕跡を示さない平らな縁部を有するス
トリップを製造することができた。
ス】1引ル 全体として第4図に示すような構造を有し、金属筒38
内にカオーウール耐火物/アルミナ発泡耐火断熱材40
を有する鋳造容器を構成した。希釈コロイド状シリカ懸
濁液で飽和し、次いで、使用に先立って乾燥したファイ
バフランクス材料でライナ42を8ポンド/立方フイー
ト(128,15kg / rr? )で厚さ0.5イ
ンチ(1,27an)ニ形成した。容器18の外寸法は
長さ約15インチ(38,1ω)および出口端部のとこ
ろで幅18インチ(45,72cm)であり、横断面積
が出口端部26までわずかに増大していた。堰板36を
実施例Iと同様に作って位置決めし、容器18の側壁間
に接合した。側壁30の内面31は1つあたり約3″程
度のテーバであり、かつ末広がりであった。
鋳造容器を鋳造ホイールの頂部近くにある溶湯の自由表
面について杓O°の角度で約35ミル(0,0889c
m)の間隔に設定した。本発明により、タイプ304の
溶湯の500ポンドラン84〜97を、外径 12.7
5インチC32,385ctn)、肉厚0.375イン
チ(0,9525an)および幅48インチ<121.
923)の低炭素鋼シームレス管の鋳造表面上で鋳造し
、そして内部で水スプレー冷却した。鋳造ホイールを鋳
造開始時、約200FPM (60,96m/分)で1
0乃至15秒間回転させて初めの湯の流れのフラフシン
グを容易にし、次いで流れの期間LOOFPM(30,
48m/分)まで減速した。溶湯を出口端部26で約2
インチ(5,08cm> 、受入れ端部22で2.75
インチ(198aa)の深さに維持した。
また、容器18は第6図に示すような放射冷却装置とヘ
リウム雰囲気付与装置とを持つカバーを有していた。外
径0.375インチ(0,9525CI11)の銅製配
管を通る約3ガロン(11,35591)7分での循環
水によって冷却を行った。
鋳放しストリップは幅約13インチ(33,02cm)
であり、約45ミル(114,3CI11)の一様な厚
さを有し、かつ一様、平滑で亀裂のない良好な上面品質
を有していた。次いで鋳放しストリップを硝酸/次亜フ
ッ素酸で酸洗し、約50%減縮に冷却圧延し、1950
’で5分間焼なましし、再び同様な方法で酸洗し、次い
で5ミル(0,O127cm)まで冷間圧延することに
よって在来法で処理し、そして焼なましした。焼なまし
された鋳放しサンプルの室温での機械特性を、在来法で
製造したタイプ304の焼なまし熱間圧延バンドの代表
的な特性と比較して以下に示す。
表土 L    LO4,644,652,02100,84
0,850,0 3100,840,849,0 4100,040,052,5 ?    102.8   42.0    55.0
8    LO2,042,057,591Q3.6 
  44.0    52.010   105.2 
  44.0    54.5在来法で製造されたタイ
プ304合金は引張強さ101.IKSI、耐力強さ4
3.8KSIおよび2インチ(5,08cm)での伸び
率57%の焼なまし熱間圧延バンドの代表的すなわち平
均室温機械特性を有している。
第7図はラン84〜52からの代表的な内部組織を示す
本発明の鋳放しストリップの顕微鏡写真である。タイプ
304合金は、100倍で示してあり、ストリップの厚
さの方向すなわち頂面から底面への方向に配向した小さ
い円柱状セルの代表的な鋳放し組織を示している。この
方向はストリップが凝固するとき、ストリップから熱を
奪う方向とほぼ一致する。本発明の方法および装置はス
トリップにおけるデンドライト組織の成長を調整して、
在来法で製造されたストリップ製品に匹敵するかあるい
はそれより良好な特性を有する完成ストリップに在来法
で処理することができる鋳放しストリップを製造する。
第8図はタイプ304合金の在来法で製造された熱間圧
延バンドの代表的な構造を100倍で示している。
本発明の方法および装置では、ストリップ製品の寸法が
増しかつストリップの幅が増すにつれ、ストリップの構
造および品質が一様に良好になることがわかる。4イン
チ乃至6インチ(10,160乃至15.24■)の幅
で鋳造されたストリップ製品における縁部のカール傾向
は13インチ(33,02an)までの広い幅ではもは
や存在しないと思われる。本発明の方法および装置は溶
湯から連続ストリップの結晶質金属ストリップまたはシ
ートを鋳造する簡単な直接方法をなす。有限のストリッ
プの凝固の収縮および亀裂の問題はなくなり、在来の製
造方法に匹敵するかあるいはそれより良好な品質の比較
的厚いストリップが得られる。
本方法および1ailZはステンレス鋼およびシリコン
鋼を含む種々の金属および合金に有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のストリップ鋳造装置の概略図;第2図
は本発明の鋳造容器の横断両立面図;第2a図は第2図
の詳細立面図;第2b図は第2図の別の詳細図;第3図
は第2図の鋳造容器の平面図;第3a図は第3図の鋳造
容器の端面図;第4図は本発明の鋳造容器の好ましい具
体例の横断両立面図;第5図は第4図の鋳造容器の好ま
しい具体例の平面図;第6図は本発明の鋳造容器の出口
端部の好ましい具体例の拡大立面図;第7図は本発明の
代表的なタイ1304合金鋳放しストリップの顕微鏡写
真;第8図は代表的なタイプ304合金の在来法で製造
された熱間圧延バンドの顕微鏡写真である。 10・・−・・−鋳造装置  12・・・・・・移送容
器14・・・・・・供給タンディツシュ  I6・・・
・・・湯止棒18・−・・・・鋳造容器  19・・−
・・・溶湯20・・・・・・鋳造面  22・・・・・
・受入れ端部24・・・・・・中間部分  26・・・
・・・出口端部28・・・・・・底壁部分  30・・
・・・・側壁部32・・・・・・テーバ底壁  36・
・・・・・収部38・・・・・・外筒  40・・・・
・・耐火断熱材42−・−・・・ライナ ]5石47 ]呵τ−8

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶湯を連続した結晶質金属ストリップに直接鋳造
    する方法において、 溶湯を鋳造容器の出口端部のほぼU字形の構造体からこ
    れと隣接した鋳造面上へ流し; 鋳造面を鋳造容器の出口端部から所定間隔でこの出口端
    部の前を上方に移動させ; U字形構造体の幅にわたり且つ、鋳造表面に隣接した、
    溶湯の上に形成された帯域に非酸化雰囲気をつくる、こ
    とよりなることを特徴とする方法。
  2. (2)非酸化ガス雰囲気がガスの流れを帯域中に差し向
    けることによってつくられることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)非酸化ガスの流れはストリップの幅に沿ってスト
    リップの鋳造方向と反応方向に差し向けられることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  4. (4)溶湯を連続した結晶質金属ストリップに直接鋳造
    する装置において、 可動鋳造面と; 溶湯を所定間隔で隣接した可動鋳造面上へ流すためのU
    字形構造体を備えた出口端部を持つ鋳造容器と; U字形構造体の幅にわたり且つ鋳造面に隣接した、溶湯
    の上に形成された帯域に非酸化雰囲気をつくる装置と、
    を備えていることを特徴とする装置。
  5. (5)非酸化ガスをストリップの移動方向と逆方向に差
    し向ける少なくとも1つのガスノズルを有することを特
    徴とする特許請求の範囲第4項に記載の装置。 6、一連のガスノズルが鋳造されているストリップの幅
    に沿って位置決めされていることを特徴とする特許請求
    の範囲第5項に記載の装置。 7、非酸化雰囲気を含む帯域を密封する装置を有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載の装置。
JP60203252A 1984-09-13 1985-09-13 非酸化雰囲気中で結晶質ストリップを直接鋳造する方法および装置 Expired - Lifetime JPH0641019B2 (ja)

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