JPS6174636A - スラリ−組成物 - Google Patents

スラリ−組成物

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JPS6174636A
JPS6174636A JP59195798A JP19579884A JPS6174636A JP S6174636 A JPS6174636 A JP S6174636A JP 59195798 A JP59195798 A JP 59195798A JP 19579884 A JP19579884 A JP 19579884A JP S6174636 A JPS6174636 A JP S6174636A
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JP
Japan
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dispersant
general formula
polymer
sulfonated
slurry composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP59195798A
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English (en)
Inventor
Hironobu Shinohara
弘信 篠原
Yasuo Hara
康夫 原
Yoshinori Yoshida
吉田 淑則
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、金属酸化物を水に分散させたスラリー組成物
に関する。
従来の技術 従来、例えばフェライトで代表される金属酸化物(セラ
ミックス)の成形方法としては、例えば金属酸化物の原
料を水と混合してスラリー組成物となしてボールミル、
ザンドミルなどの粉砕機で粉砕しく粉砕工程)、これを
噴霧乾燥しく噴霧乾燥工程)、次いでプレス成形して仮
焼しく仮焼工程)、更に水を加えてスラリー組成物とな
して粉砕機で粉砕してバインダーを加え(粉砕工程)、
噴霧乾燥して顆粒状としく噴霧乾燥工程)、最後にこれ
をプレス成形して焼結(焼結工程)する方法などが行わ
れている。
そして前記粉砕工程では、金属酸化物の水スラリー組成
物中には、各種の分散剤が併用されている。
発明が解決しようとする問題点 前記分散剤は、スラリー組成物の粘度を低下させること
を主目的としく即ち次工程である噴霧乾燥工程でのエネ
ルギー消費を抑えるためスラリー組成物の濃度を高める
と、その結果粘度が」二重する)、その他バインダーと
相溶性を有・し、またプレス成形する際に充填性を改善
し、更に焼結後は得られる最終成形物中に残存せず該成
形物の特性を悪化させない、例えばフェライトの場合は
磁気特性を悪化させないものであることが必要である。
しかしながら、従来のかかるスラリー組成物では、分散
剤として前記の如き組成物の粘度低下、相溶性、充填性
、最終成形物の特性悪化防止などの要請を十分満足する
ものは未だ得られていないのが現状である。
本発明は、かかる従来の技術的課題を背景としてなされ
たもので、その目的とするところは最終成形品の特性を
悪化させることなく、高濃度化スラリー組成物を提供す
ることにある。
問題点を解決するための手段 即ち本発明は、(A)トリシクロデカン骨格および/ま
たは1−リシクロデセン骨格を有し、かつスルホン基が
結合してなり、しかも該スルホン基がアンモニウム塩お
よび/またはアミン塩である化合物、および(B)ノル
ボルネン誘導体および/またはシクロヘキセン誘導体の
スルホン化物の重合体であり、かつ結合するスルホン基
がアンモニウム塩および/またはアミン塩である重合体
から選ばれた少なくとも1種を分散剤として、金属酸化
物を水に分散させたことを特徴とするスラリー組成物を
提供するものである。
本発明において、トリシクロデカン骨格またはトリシク
ロデセン骨格は、下記のように示される 〔(C)、 
(D)〕。
(即ちトリシクロ[5,2,1,02・6〕デカンまた
はデセン) 本発明に使用できる分散剤としては、次のような化合物
が挙げられる。
(共)重合体のスルホン化物のアンモニウム塩もしくは
アミン塩、または との化合物のスルホン化物の縮合体のアンモニウム塩も
しくはアミン塩。
またはこの縮合物。
(X、、Yは水素原子、アルキル基、−803であり、
X、Yの少なくとも一方は一3O2−nは1または2、
Mはアンモニウムもしくはアミンの残基) の(共)重合体。
(X’、Y’は水素原子、アルキル基、水酸基、または
−5O3であり、X′、Y′のうち一方は−SO3、n
は1または2、Mはアンモニウムもしくはアミンの残基
) (ニ)分子中に二重結合を2個含有する炭素数8〜12
のノルボルネン誘導体もしくはシクロヘキセン誘導体の
二重結合をスルホン化して得られた化合物を酸性化合物
触媒の存在下で重合して得られる重合体のアンモニウム
塩またはアミン塩。
本発明においては、これらの(A)化合物および(B)
重合体から選ばれた少なくとも1種を分散剤として使用
するが、これらの中では(ハ)および(ニ)が最も好ま
しいものである。
前記(イ)〜(ニ)の化合物について、更に具体的には
次のような化合物または重合体が挙げられる。
(1)特開昭58−152861号公報に示される如き
一般式(a)または(b)で表されるシクロペンタジェ
ンまたはシクロペンタジェン誘導体を重合して得られる
重合体をスルホン化して得られるスルホン化物のアンモ
ニウム塩またはアミン塩。
(式中、R3は水素原子または炭素数1〜3のアルキル
基を表す。) (式中、R2およびR1ば同一または異なり、水素原子
または炭素数1〜3のアルキル基を表す。) (11)特開昭58−152862号公報に示される如
き前記一般式(a)または一般式(b)で表されるシク
ロペンタジェンまたはシクロペンタジェン誘導体と一般
式(C)で表される化合物とを反応せしめて得られる反
応生成物混合体をスルホン化して得られるスルポン化物
または該スルポン化物の縮合物のアンモニウム塩または
アミン塩。
(式中、R4およびR5は同一または異なり、水素原子
または炭素数1〜6のアルキル基を表す。) (iii )特開昭58−152860号公報に示され
る如き一般式(d)で表されるシクロペンタジェン誘導
体スルホン化物を縮合して得られる縮合物のアンモニウ
ム塩またはアミン塩。
(式中、R6、R7およびR8は同一または異なり、水
素原子または炭素数1〜6のアルキル基を表し、R7お
よびR3oは同一または異なり、水素原子または炭素数
1〜3のアルキル基を表し、nは1または2、Mは水素
原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム
もしくはアミン類から選ばれたアンモニウムを表す。)
(iv )特開昭5!164608号公報に示される如
きジシクロペンタジェンのスルホン化物の重合体または
共重合体のアンモニウム塩またはアミン塩。
(V)特願昭58−437.29号明細書に示される如
き一般式(e)で表されるヒドロキシジシクロペンタジ
ェンのスルホン化物の重合体または共重合体のアンモニ
ウム塩またはアミン塩。
(式中、nとMは式(d)と同一である。)(vi )
特願昭58−42205号明細書に示される如き一般式
(f)で表されるジシクロペンタジェン誘導体のジスル
ホン化物を縮合して得られる縮合物のアンモニウム塩ま
たはアミン塩。
(式中、R1およびR1□は同一または異なり、水素原
子または炭素数1〜2のアルキル基を表し、nとMは式
(d)と同一である。)(■)特願昭59−13909
6号明細書に示される如き分子中に二重結合を2個含有
する炭素数9〜12のノルボルネン誘導体のノルボルネ
ン環の二重結合をスルホン化して得られた化合物を酸性
化合物触媒の存在下で重合して得られる重合体のアンモ
ニウム塩またはアミン塩。
(viii )特願昭541139097号明細書に示
される如き分子中に二重結合を2個有する炭素数8〜1
2のシクロヘキセン誘導体の二重結合をスルホン化して
得られた化合物を酸性化合物触媒の存在下で重合して得
られる重合体のアンモニウム塩またはアミン塩。
これら(i)〜(viii )の中で、前記(1v)、
(vii )および(vii)の化合物が特に好ましい
ものとして挙げられる。
前記(i)において一般式(a)または一般式(b)で
表わすことができる具体的な化合物としでは、例えばシ
クロペンタジェンの他、メチルシクロペンタジェン、エ
チルシクロペンタジェン、プロピルシクロペンタジェン
などのアルキルシクロペンタジェン、或いはこれらのう
ち任意にN、■合わせてなる二量体、例えばジシクロペ
ンタジェンなどを挙げることができ、好ましいものとし
てはシクロペンタジェン、ジシクロペンタジェン、或い
は両者の混合物があげられる。
前記(ii )において一般式(C)で表すことができ
る具体的な化合物としては、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン(o−、m−、p−)、エチルベンゼン、
n−プロビルベンゼン、1so−プロビルベンゼン、メ
チルエチルベンゼン(o −、m−、p −) 、n−
プチルヘンゼン、5ec−ブヂルヘンゼン、tert−
プチルヘンゼン、1so−プロピルトルエン(0−、m
 −、p −) 、アミルベンゼン、ヘキシルベンゼン
、アミルトルエン(O+ m +1’−)などのモノま
たはジアルキル置換ベンゼンなどのベンゼン誘導体が挙
げられ、特に好ましいものとしては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、プロビルベンゼン、プチルヘンゼンが挙
ケラれる。
次に本発明に使用される分散剤の製造法について説明す
る。
ただし前記(i)〜(viii )の分散剤の製造方法
については、それぞれ特開昭58−1528−61号公
報、特開昭58−152862号公報、特開昭58−1
52860号公報、特開昭59−64608号公報、特
願昭58−43729号明細書、特願昭5El−422
05号明細書、特願昭59−139096号明細書およ
び特願昭59−139097号明細書に詳細に記載され
ており、これらのスルホン基をアンモニウム塩またはア
ミン塩にすることにより得られる。
分散剤(1)の製造についての一例を説明する。
シクロペンタジェンまたはシクロペンタジェン誘導体〔
一般式(a)または(b)〕を、酸性化合物触媒(例え
ば、硫酸、リン酸、フッ化水素、三フッ化ホウ素および
その錯体、塩化アルミニウム、臭化アルミニウム、四塩
化錫、塩化亜鉛、三塩化チタンなどが挙げられる。)お
よび必要に応じて炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類な
どの溶媒の存在下、通常、反応温度−20〜150℃で
数時間に亘り重合反応せしめて重合体を得る。該重合体
を好ましくは無機酸化剤(例えば硝酸塩類、亜硝酸塩類
など)および溶剤(例えば、水、メチルアルコール、エ
チルアルコールなど)の存在下、通常反応温度50〜2
00℃で、常圧或いは加圧下で通常アルカリ金属の酸性
亜硫酸塩、メタ亜硫酸塩、或いは亜硫酸塩などのスルホ
ン化剤を単独または混合物として用いてスルホン化反応
を行い、スルホン化物が得られる。該重合体のスルホン
化の進行の容易さという点から好ましい数平均分子量は
10,000以下、特に好ましくは300〜5,000
である。該スルホン化物は、通常前記重合体における残
存二重結合の20〜100%がスルホン化されてなるも
のであり、このスルホン化の度合は、得られたスルホン
化物をイオン交換法により酸型に変換し、これをアルカ
リ滴定することにより求めることができる。該スルホン
化物は、イオン交換法或いは中和反応などによりアンモ
ニウム塩、アミン塩にすることができる。
以下分散剤(ii )〜(v皿)で製造した(共)重合
体または縮合物も同様にしてアンモニウム塩またはアミ
ン塩とすることができる。
次に分散剤(ii)の製造についての一例を説明する。
シクロペンタジェンまたはシクロペンタジェン誘導体〔
一般式(a)または(b)〕と一般式(C)の化合物を
前記の酸性化合物触媒および溶剤の存在下、反応温度通
常−20〜150℃で反応させて反応生成物混合体を得
る。該反応生成物混合体は、ジシクロペンタジェン類1
分子に前記一般式(c)で表わされる化合物1分子が付
加した反応生成物、ジシクロペンタジエン類2分子に前
記一般式(c)で表わされる化合物1分子が付加した反
応生成物などの数種の付加体の他、シクロペンタジェン
類および/またはジシクロペンタジェン類の重合体およ
びその重合体に前記一般式(C)で表わされる化合物が
付加した反応生成物など多種の化合物が混合したもので
ある。(該反応生成物混合体の数平均分子量は、後述す
るスルホン化反応の容易さの点から10.000以下が
好ましい。)かかる反応生成物混合体を前記分散剤(i
>の製法において記載した重合体のスルホン化方法と同
一の方法でスルホン化して、反応生成物混合体のスルホ
ン化物を得る。該スルホン化物を縮合用単量体として、
必要に応じてヘンゼン、トルエン、キシレン、フェノー
ルなどの他の縮合用単量体を併用して、酸触媒(例えば
硫酸)を縮合用単量体の全モル数に対し、通常0.00
01〜10倍のモル数使用し、アルデヒド(例えばホル
ムアルデヒドなど)により縮合することにより縮合物が
得られる。
該縮合物の数平均分子量は、金属酸化物の分散効果の点
から、好ましくは500〜 30.000である。
次に分散剤(iii )の製造についての一例を説明す
る。
下記一般式(g)で表わされる化合物(例えばヘンゼン
、トルエン、キシレン、プロビルヘンゼン、プチルヘン
ゼン、など)と一般式(h)で表わされる化合物(例え
ばシクロペンタジェン、メチルシルロベンタジエン、エ
チルシクロペンタジェンなどの二量体)とを触媒(例え
ば硫酸、リン酸、弗化水素、三弗化硼素およびその錯体
、塩化アルミニウム、臭化アルミニウムなど)の存在下
、好ましくは0〜100°Cで1〜5時間フリーデルタ
ラフ1−反応を行い、一般式(j)で表わされる化合物
が得られる。
(R6、R7、Reは、前記一般式(d)におけると同
一) (R7、Rloは、前記一般式(d)におけると同一) (R6、R7、R8、R1、R1゜は、前記一般式(d
)におけると同一) 一般式(i)で表される化合物を、分散剤(i)の製法
で説明した重合体のスルホン化方法と同一の方法でスル
ホン化を行い、その後アンモニウム、アミン類などを用
いてスルホン酸塩とする方法により、一般式(d)で表
されるシクロペンタジェン誘導体のスルホン化物が得ら
れる。該スルホン化物を分散剤(ii)の製法で説明し
た縮合物の製法と同一の方法で縮合反応させて縮合物を
得る。
前記一般式(d)において、Mが水素原子、アルカリ金
属、アンモニウムもしくはアミン類から選ばれたアンモ
ニウムのときは、n=1であり、Mがアルカリ土類金属
のときは、n=2である。
前記アルカリ金属としてはナトリウム、カリウムなどを
挙げることができ、アミンとしてはメチルアミン、エチ
ルアミン、プロピルアミン、ジメチルアミン、トリメチ
ルアミン、1−リエチルアミン、ブチルアミン、ジブチ
ルアミン、トリブチルアミンなどのアルキルアミン、エ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミンなどのポリアミン、モルボリン、ピペリジン
などを挙げることができ、アルカリ土類金属としてはカ
ルシウム、マグネシウム、亜鉛などを挙げることができ
る。またこれらのMは種々のイオン交換技法或いは中和
反応によりアンモニウム塩、またはアミン塩に交換する
ことが可能である。
次に分散剤(iv)の製造についての一例を説明する。
ジシクロペンタジェンを分散剤輸)の製法で説明した重
合体のスルホン化方法と同一の方法でスルホン化を行い
、その後必要に応じてスルホン酸塩とする方法により化
合物が得られる。
該化合物を分散剤(i)の製法で説明した重合体の製法
と同一の方法で重合反応を行い、重合体を得る。なお重
合反応において、オレフィン性二重結合を有する脂肪族
、脂環式、芳香族の炭化水素などの共重合単量体を存在
させれば、共重合体が得られる。
該重合体または共重合体の数平均分子量は金属酸化物の
分散効果の点から、好ましくは500以上、最も好まし
くは1,500〜50.000である。
次に分散剤(v)の製造についての一例を説明する。
分散剤(1v)の製造の出発原料であるジシクロペンタ
ジェンの代わりにヒドロキシジシクロペンタジェンを用
いる以外は分散剤(iv )の製造と同一である。
該重合体または共重合体の数平均分子量は金属酸化物の
分散効果の点から、好ましくは500以」二、最も好ま
しくば]、500〜50.000である。
次に分散剤(vl)の製造についての一例を説明する。
ジシクロペンタジェン類とベンゼンまたはヘンゼン誘導
体とを例えばBF、触媒の存在下、フリーデル・クラフ
ト反応によって反応せしめた反応生成物に、例えば亜硫
酸水素すトリウムを付加反応させ、必要に応じてスルホ
ン酸塩とする方法によって一般式(j)の化合物が得ら
れる (R,R2、Mは前記一般式(、f)におしノると同一
、nは1または2である。) 一般式N)の化合物を必要に応して有機溶媒を用いて、
硫酸、無水硫酸、発煙硫酸などの硫酸類と(硫酸類の使
用量は一般式輸)の化合物のモル数に対し好ましくは0
.1〜5倍のモル数)好ましくは50〜150℃で反応
させると一般式(f)のジスルホン化物が得られる。
該ジスルホン化物を分散剤(ii)の製造で説明した縮
合方法と同一の方法で縮合させて縮合物が得られる。
次に分散剤(vii)の製造についての一例を説明する
ジエン成分としてシクロペンタジェン、ジェノフィル成
分としてブタジェンなど炭素数4〜7のジエン化合物を
用いたディールスアルダー反応やナフサの熱分解などに
よりノルボルネン誘導体を製造し、分散剤(i)と同様
にしてスルホン化した後、硫酸などの酸性触媒で重合す
ることによって重合体が得られる。蔭重合体の分子量は
500以上であることが好ましく、更に好ましくは1.
OO’O以上、特に好ましくは2、QOO〜100.0
00である。
次に分散剤(viii )の製造についての一例を説明
する。
ジエン成分として1.3−ブタジェンなど炭素数4〜6
の共役ジエンを用い、ジェノフィルとして他の炭素数4
〜6のジエン化合物を用いてディールスアルダー反応を
行った生成物を分散剤(1)と同様にしてスルホン化し
た後、硫酸などの酸性触媒で重合することにより重合体
が得られる。
該重合体の好ましい分子量は分散剤(viii )と同
様である。
前記の分散剤は1種以上、必要に応して後記する界面活
性剤、添加剤などと併用して金属酸化物の分散剤として
使用される。
本発明のスラリー組成物に必要に応して使用される界面
活性剤としては、ポリカルボン酸系、ポリアクリルアミ
ド系、ポリエステル系などの他、表面張力を低下させる
ためノニオン系、アニオン系などの界面活性剤を併用す
ることもできる。ま・た必要に応じて消泡剤などを添加
することもできる。
前記(1)〜(viii )で示される分散剤のスラリ
ー組成物中への添加量は、後記金属酸化物の種類および
粒径にもよるが、該金属酸化物に対して0.01〜10
重量%、好ましくは0.1〜5重量%である。
前記分散剤の添加量が0.01重量%未満ではスラリー
組成物の粘度低下が十分でなく、一方10重量%を越え
ても粘度低下効果が比例的に大とはならず、しかも得ら
れる成形品の特性を低下させる恐れもある。
本発明」二に使用される金属酸化物としては、周期律表
第■〜■族、好ましくは周期律表第■、■および■族の
水に不溶もしくは難溶性の金属酸化物であり、この好ま
しい具体例を示ゼばFed、Fez 03、Mn01Z
nO,CaO、Ni01A7!2031.slo□、M
gO。
CaOなどの単品または混合物などであり、特に、M 
′O・F e203(M ’は2価金属で、例えばMn
、、Fe、Co、、NiXCu、、Znなど)で示され
るフェライトが好適なものとして挙げられる。
金属酸化物の粒径としては特に制限はないが、好ましく
は0.01〜500μm、更に好ましくは0.01〜3
0μm、特に好ましくは0.1〜10μmである。
かかる金属酸化物の濃度は、前記分散剤の添加によって
高めることができるが、通常スラリー組成物全体に対し
50〜90重量%、好ましくは60〜85重量%の範囲
である。
本発明のスラリーN1■成物は、前記分散剤、金属酸化
物および水を必須成分とし、これに必要に応し前記界面
活性剤、添加剤、更にバインダーなどの第3成分を含有
してなるが、その製造方法としては、分散剤水溶液中に
金属酸化物粉末を加えて攪拌する方法、或いは金属酸化
物粉末に少量の水を加えてゲーキ状とし、これに分散剤
の水溶液を加えて攪拌する方法などがあげられる。
作用 金属酸化物−水スラリー組成物中に本発明の分散剤が存
在すると、金属酸化物表面に該分散剤が吸着され、得ら
れる静電力と分散剤自体の比較的大きい立体障害により
金属酸化物相互の接近が妨げられ、その結果組成物の粘
度を低下させる。このスラリー組成物を噴霧乾燥し、焼
結すると、該分散剤は金属イオンを含有しない為焼却さ
れ、得られる成形品の特性、例えばフェライトの磁気特
性を悪化させることもない。
実施例 以下、実施例を挙げ本発明を更に詳細の説明する。
参考例1 ステンレス製30j2のオートクレーブにジシクロペン
タジェン3.000g、亜硫酸水素ナトリウム1,88
8g、硝酸カリウム91.7g1イソプロピルアルコー
ル121および蒸溜水3.000gを入れ、内部を窒素
で置換した後、110℃で5時間強攪拌下で混合しなが
ら反応させた。反応終了後、室温まで冷却して反応物を
抜き出し、反応物中に含まれる沈澱を濾別した。濾液を
蒸溜してイソプロピルアルコ−ルの大部分を除去し、蒸
溜水および石油エーテルを加えて抽出操作を行い、水層
に含まれるジシクロペンタジェンのスルホン化物および
無機塩を蒸発乾固して得た。これを氷酢酸に溶解し、無
機塩からなる酢酸不溶分を遠心分離機で分離した。得ら
れた酢酸可溶分を濃縮乾固し、アセトンで十分洗浄して
白色の固体2,800gを得た。
これをスルホン化物A このスルポン化物Aをイオン交換処理することにより、
アンモニウム塩を得た。
これをスルポン化物B 次いで還流冷却器および攪拌装置を備えたガラス製II
lの三ツロフラスコに、前記スルポン化物B150g、
硫酸70gおよび水45gを入れ、120℃で30時間
重合反応を行った。
反応終了後、硫酸を除去し水酸化アンモニウムで中和し
たところ、157gの固体骨が含まれる水?@液を得た
。この重合体の重量平均分子量は、14,800であっ
た。これを「サンプル1」とする。
参考例2 参考例1において、重合反応時間を5時間とした他は同
様に処理し、重合体の重量平均分子量が5,200のも
のを得た。これを1サンプル2」とする。
参考例3 還流冷却器および攪拌装置を備えたガラス製の17!の
三ツロフラスコにスルホン化物AI’50g、硫酸70
gおよび水30gを入れ、130℃で30時間重合反応
を行った。反応終了後、ライミングし次いでイオン交換
処理によりアンモニウム塩とし、132gの固体骨が含
まれる水溶液を得た。この重合体の重量平均分子量は、
16.000であった。これを「リーンプル3」とする
参考例4 還流冷却器および攪拌装置を備えたガラス製の1j!の
三ツロフラスコにスルホン化Th8100g、アクリル
酸50g、硫酸70gおよび水45gを入れ、120 
’Cで30時間重合反応を行った。反応終了後、硫酸を
除去し、水酸化アンモニウムで中和したところ、152
gの固体骨が含まれる水溶液を得た。この重合体の重量
平均分子量は、13,200であった。これを「サンプ
ル4」とする。
参考例5 サンプル1をイオン交換処理して酸型とし、次にエチレ
ンジアミンで中和した。これを「サンプル5」とする。
実施例1〜10、比較例1〜5 金属酸化物粉末、分散剤および水を表1に示す割合で5
00m#ポリエチレン製ラボカップに入れ、ホモディス
パー(特殊機化工業側型のミキサー)を用いて3.00
Or、p、m、の回転速度で3分間攪拌してフェライト
−水スラリー組成物を得た。
、このスラリー組成物の25℃における粘度をB L型
粘度計を用い、ローターM3.6゜r、p6m、にて測
定した。その結果は、表1の通りであった。
このスラリー組成物にポリビニルアルコール(平均重合
度1,000)を加えよく攪拌した後、噴霧乾燥(スプ
レードライ)処理し、平均粒径8μmの顆粒を得た。
この顆粒を型枠(直径20mm、深さ1o龍)ニ入し、
It/cJの加圧下でプレスし、空気雰囲気下]、20
0℃で焼結した。このソフトフェライトの25°Cおけ
る透磁率を10 K Hzの周波数で測定した。その結
果は表1の通りであった。
なお比較例1〜5中、使用された分散剤の種類(表1、
分散剤の種類の項参照)は、それぞれサンプル6はナフ
タレンスルホン酸とホルマリンとの縮合物のナトリウム
塩、サンプル7はリグニンスルホン酸のナトリウム塩、
サンプル8はナフタレンスルホン酸とホルマリンとの縮
合物のアンモニウム塩、サンプル9はポリカルボン酸の
アンモニウム塩である。
発明の効果 本発明のスラリー組成物は、その粘度を低下さ一已るこ
とができ、従って高濃度のスラリー組成物が得られ、最
終成形品の特性、例えばフェライトの場合、磁気特性を
悪化させることがない。また本発明のスラリー組成物は
、バインダーなどの添加剤と相溶性があり、プレス成形
する際の充填性も良好であるという作用効果を奏する。
ごのため本発明のスラリー組成物は、例えばアルミナな
どのセラミックス素材の粉末スラリーの場合には、その
ままであるいは処理をして成形、焼結して磁芯の成形や
磁気テープの製造に好適に利用することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、(A)トリシクロデカン骨格および/またはトリシ
    クロデセン骨格を有し、かつスルホン基が結合してなり
    、しかも該スルホン基がアンモニウム塩および/または
    アミン塩である化合物、および(B)ノルボルネン誘導
    体および/またはシクロヘキセン誘導体のスルホン化物
    の重合体であり、かつ結合するスルホン基がアンモニウ
    ム塩および/またはアミン塩である重合体から選ばれた
    少なくとも1種を分散剤として、金属酸化物を水に分散
    させたことを特徴とするスラリー組成物。
JP59195798A 1984-09-20 1984-09-20 スラリ−組成物 Pending JPS6174636A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005519761A (ja) * 2002-02-04 2005-07-07 ナノフェイズ テクノロジーズ コーポレイション 水性媒体中の安定なナノ粒子分散体

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