JPS6174527A

JPS6174527A - 動物飼育用造粒品

Info

Publication number: JPS6174527A
Application number: JP19449084A
Authority: JP
Inventors: 太郎小澤; 室屋　数盛; 江口　八郎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-09-17
Filing date: 1984-09-17
Publication date: 1986-04-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、動物飼育用の砂、所謂ｒ猫砂、に関するもの
である。

従来技術とその問題点犬や猫のような小動物を飼育するに際し、その飼育箱に
紙やワラ等で床を造ったり、床砂を敷いたりして飼育動
物の！！！尿による飼育箱の汚れを防止し、清掃及び環
境衛生の保持の便宜を図っている。そしてこのような床
砂のことは、特に犬や通用の床砂でなくても一般に「猫
砂」と呼ばれているので、以下、本発明の動物飼育用の
砂を便宜上「猫砂」と称する。

上記猫砂に関しては、前述のように単に紙やワラ、砂や
土などが使用されており、飼育動物の排泄物である糞尿
の脱臭を行うと共に、吸水能力をも兼ね備え、しかも、
飼育動物の排泄物により汚染された猫砂を簡単に′Ｉ？
Ｉ掃できるもの、例えば、そのまま水洗トイレに流せる
ような機能を有するものは、はとんど見当らないという
問題点を有していた。

そこで、本発明の出願人は、先に、水に短時間で崩壊、
分解、溶解するイオン交換性と吸着性を有する天然産沸
石の微粉末と脱臭及び吸水能の高い鉱物の微粉末とを混
練造粒した動物飼育川砂を提案しており（特願昭５７−
１３４９５９号）、これは水洗トイレに流しても配管系
を詰まらせることがなく、しかも無害で、汚水排水基準
の点でも問題の無いものであるが、更に、軽量で、脱臭
吸水能力に優れ、自己分解力の大なる猫砂の改良が望ま
れていたのである。

したがって、本発明は、前記従来技術に鑑み、飼育動物
の糞尿に対する悪臭と水分の吸収、吸着を行うと共に、
水に対する崩壊、分解又は溶解が迅速容易であり、取扱
いが簡単でトイレに流しても全く不都合を生じない、改
良された猫砂を提供することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段本発明の１ｔＭ砂は、沸石の微粉末と、吸水能力の高い
鉱物微粉末と、脱臭及び吸水能を有する植物性微粉末と
を混練造粒したらのである。

以下、本発明を具体的な実施例によって、詳細に説明す
る。

本発明の主要成分である沸石は、天然産のものにおいて
は、アルミノシリケート骨格、陽イオンを含む骨格に囲
まれた相互にｉ！！！している細孔部分および、水分子
の三つの部分に分けて考えることができ、この特異な構
造により、吸着特性、イオン交換特性、触媒作用特性を
有するのである。

吸水性の鉱物微粉末としては、高温に急激加熱して膨張
させたパーライトのようなガラス質の火山岩が好ましい
が、珪藻土やヘントナイト等の微粉末も有効である。

植物性の微粉末としてはアルファルファ等の牧草植物が
知られているが、日本茶や椿の葉なども優れた特性を有
している。

本発明の好ましい組成の一例としては、沸石微粉末　　
　　　　　５０％吸水性鉱物微粉末　　　　２０９６植物性微粉末　　　　　　３０”、５をｌＪ！練造形造粒して乾燥するのであるが、これらに
性能改良剤としての粘結剤や防黴剤をＩｔｆｆｉ添加す
る。

上記造粒品の特性は、破過特性によって、その性能の良
否を判断する。破過特性とは、第一図に示すような実験
方法によるものである。内径３０ｍ１１のガラス管ｌに
試料２を長さ５０＋＋＋ｍ（２７５ｇ＞と一定になるよ
うに充ｔｒ１．する。　右側のガスボンへ３から一定ｐ
ｉ度のアンモニアガス（ＮＨ３＝３．０７％）と８２ガ
スの混合ガスを流量計４を通して送入する。

ガス流量は１００ｃｃ／分と一定にし、砂（試料２）の
届を通過させ、ビーカーの吸収値５に導くようにする。

吸収液には水を用い、前出アンモニアガスを三方コツク
ロにより１０分毎に切換えて、１分間だけ吸収させ、Ｎ
１５Ｏ−１１ｃｌ溶液でＨＰメータを見ながら滴定し、
その滴定量からアンモニア濃度Ｃを求める。

最初のアンモニア濃度Ｃ９−３，０７で、得られたＣの
値を除し、Ｃ／Ｃｏを計算し、時間との関係を求めるの
である。

この時のＣ／Ｃ，が破過曲線として表わされるので、こ
れらの破過曲線から試料２のアンモニアガス吸着能力を
表わす７Ｌ４として破過時間、即ちＣ／Ｃ０＝０．１の
場合を破過点と定めて、そのときの時間を読み取るので
ある。

なお、８はＩＩＰ電極、９はビユレットである。

以上のような方法により、実験した本発明品のアンモニ
ア破過曲線は、第２図Ｂに示される。

これは縦軸に破過特性Ｃ／Ｃｏ、、横軸に破過時間（分
）をとったものでＣ／Ｃ０＝０．１となる破過時間は４
６０分である。これは、従来の沸石のみを用いた破過特
１’ｌ：Ａの破過時間１［１０分と比較して遥かに高い
吸着能を有することがわかる（破過時間の長い程吸着能
が優れている）。

なお、本発明に使用する沸石は、天然産でも合成品でも
良いが、塩基置換容ｆｆ１（ＣＥＣ）が１２０ｍｅ／　
１００ｇ以上のものが好ましく、なるべく細かいものが
良い。本例においては４４μ以下のものを使用した。

なお、前述した３種の微粉末の組成比は、製造装置の適
応性、特に造粒性、脱臭能及び水分散能、強度等により
決定される配合設計的なものであるが、植物性粉末は、
前述したアルファルファ−や椿の葉や日本茶以外にも、
単位ｆｆ１Ｍ当たりのアンモニア吸着能が沸石又は活性
炭より高く、且つ乾燥品は単位１１Ｊｔ当り高度の吸水
能を有するものも存在するので、必ずしも前述した３種
の微粉末を組合わせる必要はな（、使用目的に応じて適
当に２種の粉末を組合わせて混練造粒しても、充分本発
明の目的と効果を達する可能性がある。

発明の効果本発明は、沸石と鉱物性微粉末に加えて植物性の脱臭吸
水を有するａ２粉末を加えたしのであるから、発明品の
単位重量も鉱物微粉末のものだけに比較して３０〜４０
％ら軽くなる。更に、有利なことには、植物性の粉末は
有機物であり、主にＣ，Ｈ。

０、Ｎ、の元素から構成されているので、トイレに流し
てその途中に浄化槽等の停滞場所があってら、好気性又
は唆気性の菌により酸化又はぶ元分解作用を受けてＣＯ
２，）［２０，Ｎ：！＋アミン、アンモニア等に変化し
、ガス状態となって散逸するか排水中に溶解する。

しかしながら、本発明品は植物性微粉末、即ち有機物を
混合したものであるから、適当な温度と湿度の下では、
商品の保管中に黴が発する事が考えられるので、前述し
たように１ｆｆｉの防黴剤を混入することにより、容易
に、黴の発生を防止し得て飼育動物の猫砂として全く心
配のないものを得ることができるのである。

しかも、本発明による猫砂は、動物の糞尿の侵み込んだ
部分だけが団子状に塊りとなり、他の部分とは、明瞭に
分離される性質を有するので、猫砂の始末を行う場合、
団子状の塊りだけを取り出し、トイレに流すことにより
、極めて簡単に始末が出来ると共に、残りの猫砂に新た
に誠旦分を加えるだけで全（累積汚染が生じない優れた
効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の効果確認用実験装置の概略図、第２図
は破過曲線を示す図である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）沸石の微粉末と、吸水能の高い鉱物微粉末と、脱
臭及び吸水能を有する植物性微粉末との混練物より成る
動物飼育用造粒品。
（２）植物性微粉末はアルファルファーの粉末であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の動物飼育用
造粒品。
（３）植物性微粉末は椿の葉の粉末であることを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の動物飼育用造粒品。
（４）植物性微粉末は日本茶の粉末であることを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の動物飼育用造粒品。