JP2001181074A - 家畜糞肥料の製造方法、家畜糞肥料及び家畜糞処理剤 - Google Patents
家畜糞肥料の製造方法、家畜糞肥料及び家畜糞処理剤Info
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- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 家畜生糞を有効利用して、取扱いの容易な肥
料を製造する方法を提供する。 【解決手段】 家畜糞肥料の製造方法において、家畜生
糞を水分吸収性材料の存在下で細分割化することを特徴
とする家畜糞肥料の製造方法。
料を製造する方法を提供する。 【解決手段】 家畜糞肥料の製造方法において、家畜生
糞を水分吸収性材料の存在下で細分割化することを特徴
とする家畜糞肥料の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は家畜生糞を原料とす
る家畜糞肥料の製造方法、家畜糞肥料及び家畜糞処理剤
に関するものである。
る家畜糞肥料の製造方法、家畜糞肥料及び家畜糞処理剤
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家畜生糞は、悪臭を放散するとともに、
湿潤状態にあり、非常に処理しにくいものである。この
ような家畜生糞は、通常、堆肥原料として使用されてい
るが、悪臭を放散していることから、その貯蔵や持運び
に大きな困難がある。
湿潤状態にあり、非常に処理しにくいものである。この
ような家畜生糞は、通常、堆肥原料として使用されてい
るが、悪臭を放散していることから、その貯蔵や持運び
に大きな困難がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、家畜生糞を
有効利用して、取扱いの容易な肥料を製造する方法及び
それから得られる取扱いの容易な肥料を提供するととも
に、家畜糞処理剤を提供することをその課題とする。
有効利用して、取扱いの容易な肥料を製造する方法及び
それから得られる取扱いの容易な肥料を提供するととも
に、家畜糞処理剤を提供することをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに
至った。即ち、本発明によれば、家畜糞肥料の製造方法
において、家畜生糞を水分吸収性材料の存在下で細分割
化することを特徴とする家畜糞肥料の製造方法が提供さ
れる。また、本発明によれば、前記方法によって得られ
た家畜糞肥料が提供される。さらにまた、本発明によれ
ば、(i)2価鉄塩及び(ii)酸化カルシウム及び/又
は酸化マグネシウムからなる家畜糞処理剤が提供され
る。
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに
至った。即ち、本発明によれば、家畜糞肥料の製造方法
において、家畜生糞を水分吸収性材料の存在下で細分割
化することを特徴とする家畜糞肥料の製造方法が提供さ
れる。また、本発明によれば、前記方法によって得られ
た家畜糞肥料が提供される。さらにまた、本発明によれ
ば、(i)2価鉄塩及び(ii)酸化カルシウム及び/又
は酸化マグネシウムからなる家畜糞処理剤が提供され
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で原料として用いる家畜生
糞には、牛糞、豚糞、馬糞、鶏糞、羊糞等が包含され
る。その水分量は、通常、60%以上である。その上限
値は、通常、85%程度である。
糞には、牛糞、豚糞、馬糞、鶏糞、羊糞等が包含され
る。その水分量は、通常、60%以上である。その上限
値は、通常、85%程度である。
【0006】本発明の家畜糞肥料(以下、単に肥料とも
言う)の製造方法を実施するには、家畜生糞(以下、単
に生糞とも言う)を水分吸収性材料の存在下で細分割化
処理する。前記水分吸収性材料としては、水分を吸収し
得るものであればどのようなものでも使用可能である。
このようなものには、パルプ、木炭、活性炭、ゼオライ
ト、乾燥(焼成)土壌、酸化カルシウム、酸化マグネシ
ウム、フライアッシュ、シリカ、アルミナ、吸水性高分
子等が包含される。その他、各種のアルミノケイ酸塩
(粘土鉱物)、焼却灰等も使用可能である。これらのも
のは単独又は混合物の形態で用いることができる。
言う)の製造方法を実施するには、家畜生糞(以下、単
に生糞とも言う)を水分吸収性材料の存在下で細分割化
処理する。前記水分吸収性材料としては、水分を吸収し
得るものであればどのようなものでも使用可能である。
このようなものには、パルプ、木炭、活性炭、ゼオライ
ト、乾燥(焼成)土壌、酸化カルシウム、酸化マグネシ
ウム、フライアッシュ、シリカ、アルミナ、吸水性高分
子等が包含される。その他、各種のアルミノケイ酸塩
(粘土鉱物)、焼却灰等も使用可能である。これらのも
のは単独又は混合物の形態で用いることができる。
【0007】前記パルプには、木材パルプ及びバガスパ
ルプ(砂糖きびのしぼり粕から得られたパルプ)等が包
含される。このパルプは、粉体状、細片状、綿状、シー
ト状等の任意の形状で用いられる。これらのパルプは、
シート状であっても、生糞とともに、細分割化される。
本発明で用いる好ましいパルプは、吸水性に富むことか
ら、特に、バガスパルプである。木炭及び活性炭は、粉
体状やペレット状等の形状で用いられる。ゼオライト
は、粉体状や粒体状で用いられる。酸化カルシウム、酸
化マグネシウム、フライアッシュ及びシリカは、粉体状
や粒体状で用いられる。吸水性高分子は、その重量の少
なくとも10倍、好ましくは200倍以上、より好まし
くは500倍以上の水分を吸収して膨潤する性質を有す
るもので、従来公知の各種のものが用いられる。吸水性
高分子には、デンプン系、セルロース系、多糖類系、た
んぱく質系、ポリビニルアルコール系、アクリル系のも
の等が包含される。この吸水性高分子は、粉体状や粒体
状、繊維状で用いられる。
ルプ(砂糖きびのしぼり粕から得られたパルプ)等が包
含される。このパルプは、粉体状、細片状、綿状、シー
ト状等の任意の形状で用いられる。これらのパルプは、
シート状であっても、生糞とともに、細分割化される。
本発明で用いる好ましいパルプは、吸水性に富むことか
ら、特に、バガスパルプである。木炭及び活性炭は、粉
体状やペレット状等の形状で用いられる。ゼオライト
は、粉体状や粒体状で用いられる。酸化カルシウム、酸
化マグネシウム、フライアッシュ及びシリカは、粉体状
や粒体状で用いられる。吸水性高分子は、その重量の少
なくとも10倍、好ましくは200倍以上、より好まし
くは500倍以上の水分を吸収して膨潤する性質を有す
るもので、従来公知の各種のものが用いられる。吸水性
高分子には、デンプン系、セルロース系、多糖類系、た
んぱく質系、ポリビニルアルコール系、アクリル系のも
の等が包含される。この吸水性高分子は、粉体状や粒体
状、繊維状で用いられる。
【0008】水分吸収性材料の添加量は、相互に凝集し
にくい粒状物集合体、特に、さらさらとした流動性を有
する細分割化生成物が得られるような割合量であればよ
く、その具体的添加量は、水分吸収性材料の具体的種類
によって適宜選定すればよい。一般的には、生糞100
重量部当り、30重量部以上、好ましくは50重量部以
上、より好ましくは80重量部以上である。その上限値
は特に制約されないが、通常、150重量部程度であ
る。
にくい粒状物集合体、特に、さらさらとした流動性を有
する細分割化生成物が得られるような割合量であればよ
く、その具体的添加量は、水分吸収性材料の具体的種類
によって適宜選定すればよい。一般的には、生糞100
重量部当り、30重量部以上、好ましくは50重量部以
上、より好ましくは80重量部以上である。その上限値
は特に制約されないが、通常、150重量部程度であ
る。
【0009】本発明の方法を実施する場合、好ましくは
抗菌剤(殺菌剤及び静菌剤を含む)を存在させることが
できる。この場合、抗菌剤としては、安全性の高いもの
であればよく、食品用抗菌剤等として用いられている従
来公知の各種のものを用いることができる。このような
ものには、塩素化イソシアヌール酸(トリクロロイソシ
アヌール酸、ジクロロイソシアヌール酸ソーダ等)、2
−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、次
亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム、亜塩素酸
ナトリウム、エタノール、イソチオシアン酸アリルエス
テル、安定化二酸化塩素溶液又はこれを吸収させたゼオ
ライトやシリカ等の吸着剤、過酸化水素、過酸水素(又
は酸素)発生剤(過炭素ナトリウム、過ホウ酸ナトリウ
ム、過硫酸ナトリウム等)、ジエチルピロ炭酸塩(エタ
ノール発生剤)、クロラミンB又はT、グリオキザー
ル、グルタールアルデヒド等が挙げられる。酸化カルシ
ウムや酸化マグネシウム、フライアッシュ等のアルカリ
性物質も抗菌剤として用いることができる。これら抗菌
剤は、生糞中に存在する微生物を殺菌するか又は微生物
の増殖を抑制し、得られる細分割化生成物の腐敗を防止
する。その添加量は、生糞中に含まれる微生物の増殖を
制止し得る量であればよい。その具体的添加量は、その
抗菌剤の種類に応じて適宜選定する。
抗菌剤(殺菌剤及び静菌剤を含む)を存在させることが
できる。この場合、抗菌剤としては、安全性の高いもの
であればよく、食品用抗菌剤等として用いられている従
来公知の各種のものを用いることができる。このような
ものには、塩素化イソシアヌール酸(トリクロロイソシ
アヌール酸、ジクロロイソシアヌール酸ソーダ等)、2
−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、次
亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム、亜塩素酸
ナトリウム、エタノール、イソチオシアン酸アリルエス
テル、安定化二酸化塩素溶液又はこれを吸収させたゼオ
ライトやシリカ等の吸着剤、過酸化水素、過酸水素(又
は酸素)発生剤(過炭素ナトリウム、過ホウ酸ナトリウ
ム、過硫酸ナトリウム等)、ジエチルピロ炭酸塩(エタ
ノール発生剤)、クロラミンB又はT、グリオキザー
ル、グルタールアルデヒド等が挙げられる。酸化カルシ
ウムや酸化マグネシウム、フライアッシュ等のアルカリ
性物質も抗菌剤として用いることができる。これら抗菌
剤は、生糞中に存在する微生物を殺菌するか又は微生物
の増殖を抑制し、得られる細分割化生成物の腐敗を防止
する。その添加量は、生糞中に含まれる微生物の増殖を
制止し得る量であればよい。その具体的添加量は、その
抗菌剤の種類に応じて適宜選定する。
【0010】本発明の方法を実施する場合、脱臭剤、好
ましくは2価鉄塩を存在させることができる。2価鉄塩
としては、硫酸鉄、塩化鉄、乳酸鉄等が挙げられる。こ
れらの2価鉄塩は、生糞中に含まれる悪臭物質である有
機アミンと反応し、得られる細分割化生成物からの生糞
臭(有機アミン臭)の発生を防止する。2価鉄塩の添加
量は、得られる細分割化生成物からの生糞臭の発生を制
止し得る割合量であればよい。その具体的添加量は、生
糞100重量部当り、1〜50重量部、好ましくは5〜
20重量部の割合である。脱臭剤の他の例としては、亜
塩素酸ナトリウム、グリオキサール、ゼオライト、活性
炭等が挙げられる。
ましくは2価鉄塩を存在させることができる。2価鉄塩
としては、硫酸鉄、塩化鉄、乳酸鉄等が挙げられる。こ
れらの2価鉄塩は、生糞中に含まれる悪臭物質である有
機アミンと反応し、得られる細分割化生成物からの生糞
臭(有機アミン臭)の発生を防止する。2価鉄塩の添加
量は、得られる細分割化生成物からの生糞臭の発生を制
止し得る割合量であればよい。その具体的添加量は、生
糞100重量部当り、1〜50重量部、好ましくは5〜
20重量部の割合である。脱臭剤の他の例としては、亜
塩素酸ナトリウム、グリオキサール、ゼオライト、活性
炭等が挙げられる。
【0011】本発明において、生糞を水分吸収性材料の
存在下で細分割化する場合、水分吸収性材料としては、
粉体状、粒体状、綿状あるいは細片状のものを用いると
ともに、この水分吸収性材料に2価鉄塩を混合した混合
物又はこの混合物にさらに抗菌剤を混合した混合物の形
態で生糞に添加するのが好ましい。
存在下で細分割化する場合、水分吸収性材料としては、
粉体状、粒体状、綿状あるいは細片状のものを用いると
ともに、この水分吸収性材料に2価鉄塩を混合した混合
物又はこの混合物にさらに抗菌剤を混合した混合物の形
態で生糞に添加するのが好ましい。
【0012】本発明において生糞に水分吸収性材料を添
加する時機は、特に制約されるものではなく、生糞を細
分割化する以前、その細分割化開始時、その細分割化途
中において添加することができる。
加する時機は、特に制約されるものではなく、生糞を細
分割化する以前、その細分割化開始時、その細分割化途
中において添加することができる。
【0013】本発明において用いる細分割化装置は、生
糞を細分割化し得るものであればよく、従来公知の各種
のものを用いることができる。このようなものとして
は、高速回転刃を備えた粉砕機や、摩擦剪断力により充
填物を微細化する粉砕機等が包含される。
糞を細分割化し得るものであればよく、従来公知の各種
のものを用いることができる。このようなものとして
は、高速回転刃を備えた粉砕機や、摩擦剪断力により充
填物を微細化する粉砕機等が包含される。
【0014】本発明により得られる好ましい糞細分割化
生成物は、相互が凝固しにくい粒状物集合体であり、そ
の最長軸の長さが30mm以下、好ましくは10mm以
下、より好ましくは5mm以下である。その下限値は、
特に制約されないが、通常、1mm程度である。
生成物は、相互が凝固しにくい粒状物集合体であり、そ
の最長軸の長さが30mm以下、好ましくは10mm以
下、より好ましくは5mm以下である。その下限値は、
特に制約されないが、通常、1mm程度である。
【0015】本発明による好ましい肥料は、(i)糞細
分割化物、(ii)2価鉄塩及び(iii)カルシウム化合物及
び/又はマグネシウム化合物からなり、必要に応じ、
(iv)粉体状多孔性無機物(ゼオライト、フライアッシ
ュ、シリカ等)及び/又はパルプを含み、さらに、
(v)必要に応じての抗菌剤(塩化イソシアヌール酸、
イソチオシアン酸アリル等のイソチオシアン酸エステ
ル、次亜塩素酸塩、亜塩素酸塩等)を含む固相混合物で
ある。前記カルシウム化合物及び/又はマグネシウム化
合物は、酸化カルシウム及び/又は酸化マグネシウムが
生糞と接触反応した際に生じたもので、その少なくとも
一部は、水酸化カルシウム及び/又は水酸化マグネシウ
ムからなる。本発明による前記固相混合物からなる肥料
は、全体が相互に凝集しにくい粒状物の集合体からなる
もので、非常に取り扱い性の良いものである。
分割化物、(ii)2価鉄塩及び(iii)カルシウム化合物及
び/又はマグネシウム化合物からなり、必要に応じ、
(iv)粉体状多孔性無機物(ゼオライト、フライアッシ
ュ、シリカ等)及び/又はパルプを含み、さらに、
(v)必要に応じての抗菌剤(塩化イソシアヌール酸、
イソチオシアン酸アリル等のイソチオシアン酸エステ
ル、次亜塩素酸塩、亜塩素酸塩等)を含む固相混合物で
ある。前記カルシウム化合物及び/又はマグネシウム化
合物は、酸化カルシウム及び/又は酸化マグネシウムが
生糞と接触反応した際に生じたもので、その少なくとも
一部は、水酸化カルシウム及び/又は水酸化マグネシウ
ムからなる。本発明による前記固相混合物からなる肥料
は、全体が相互に凝集しにくい粒状物の集合体からなる
もので、非常に取り扱い性の良いものである。
【0016】本発明の肥料には、化学肥料を添加するこ
とができる。このような化学肥料には、石灰窒素、硫
安、硝安、石灰窒素、尿素等の窒素肥料の他、カリ肥
料、リン肥料等が包含される。本発明では、特に窒素肥
料の添加が好ましい。化学肥料の添加割合は、本発明の
肥料100重量部当り、5重量部以上、好ましくは20
重量部以上、より好ましくは50重量部以上である。そ
の上限値は特に制約されないが、通常、200重量部程
度である。
とができる。このような化学肥料には、石灰窒素、硫
安、硝安、石灰窒素、尿素等の窒素肥料の他、カリ肥
料、リン肥料等が包含される。本発明では、特に窒素肥
料の添加が好ましい。化学肥料の添加割合は、本発明の
肥料100重量部当り、5重量部以上、好ましくは20
重量部以上、より好ましくは50重量部以上である。そ
の上限値は特に制約されないが、通常、200重量部程
度である。
【0017】本発明による好ましい家畜糞処理剤は、
(i)2価鉄塩及び(ii)酸化カルシウム及び/又は酸
化マグネシウムとの固相混合物からなり、好ましくはパ
ルプ及び/又はゼオライトを含み、さらに、必要に応
じ、抗菌剤を含む。この固相混合物において、2価鉄塩
の割合は、酸化カルシウム及び/又は酸化マグネシウム
100重量部当り、2〜80重量部、好ましくは5〜5
0重量部である。パルプ及び/又はゼオライトを含む場
合、そのパルプ及び/又はゼオライトの割合は、酸化カ
ルシウム及び/又は酸化マグネシウム100重量部当
り、5〜150重量部、好ましくは50〜100重量部
の割合である。本発明の家畜糞処理剤は、抗菌剤を含む
ことができるが、この抗菌剤の割合は、酸化カルシウム
及び/又は酸化マグネシウム100重量部当り、1〜3
0重量部、好ましくは2〜15重量部の割合である。本
発明の処理剤は、家畜糞100重量部に対し、5〜15
0重量部、好ましくは10〜100重量部、より好まし
くは20〜50重量部の割合で用いられる。
(i)2価鉄塩及び(ii)酸化カルシウム及び/又は酸
化マグネシウムとの固相混合物からなり、好ましくはパ
ルプ及び/又はゼオライトを含み、さらに、必要に応
じ、抗菌剤を含む。この固相混合物において、2価鉄塩
の割合は、酸化カルシウム及び/又は酸化マグネシウム
100重量部当り、2〜80重量部、好ましくは5〜5
0重量部である。パルプ及び/又はゼオライトを含む場
合、そのパルプ及び/又はゼオライトの割合は、酸化カ
ルシウム及び/又は酸化マグネシウム100重量部当
り、5〜150重量部、好ましくは50〜100重量部
の割合である。本発明の家畜糞処理剤は、抗菌剤を含む
ことができるが、この抗菌剤の割合は、酸化カルシウム
及び/又は酸化マグネシウム100重量部当り、1〜3
0重量部、好ましくは2〜15重量部の割合である。本
発明の処理剤は、家畜糞100重量部に対し、5〜15
0重量部、好ましくは10〜100重量部、より好まし
くは20〜50重量部の割合で用いられる。
【0018】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。
する。
【0019】実施例1 生鶏糞(水分約80%)50gを、酸化カルシウム10
g及び硫酸第1鉄・7水和物(FeSO4・7H2O)5
gとともにコーヒミルに充填し、細分割化処理(粉砕処
理)した。このようにして得られた細分割化生成物は、
非凝集性の粒状物集合体からなり、流動性の良いもので
あり、また、生糞臭の殆んど感じられない取り扱い性に
すぐれたものであった。
g及び硫酸第1鉄・7水和物(FeSO4・7H2O)5
gとともにコーヒミルに充填し、細分割化処理(粉砕処
理)した。このようにして得られた細分割化生成物は、
非凝集性の粒状物集合体からなり、流動性の良いもので
あり、また、生糞臭の殆んど感じられない取り扱い性に
すぐれたものであった。
【0020】実施例2 実施例1において、パルプ粉末5gを添加した以外は同
様にして実験を行った。得られた細分割化生成物は、流
動性の良いもので、生糞臭の殆んど感じられない取り扱
い性のよいものであった。
様にして実験を行った。得られた細分割化生成物は、流
動性の良いもので、生糞臭の殆んど感じられない取り扱
い性のよいものであった。
【0021】実施例3 実施例1において、亜塩素酸ナトリウム1gを添加した
以外は同様にして実験を行った。得られた細分割化生成
物は、流動性の良いもので、また、生糞臭の殆んど感じ
られないものであった。
以外は同様にして実験を行った。得られた細分割化生成
物は、流動性の良いもので、また、生糞臭の殆んど感じ
られないものであった。
【0022】実施例4 実施例1において、ゼオライト5gを添加した以外は同
様にして実験を行った。得られた細分割化生成物は、流
動性の良いもので、また生糞臭の殆んど感じられないも
のであった。
様にして実験を行った。得られた細分割化生成物は、流
動性の良いもので、また生糞臭の殆んど感じられないも
のであった。
【0023】実施例5 実施例1において、酸化カルシウム10g及びFeSO
4・7H2O5gの代りに、ゼオライト10gと吸水性高
分子(スミカゲル、住友化学社製)2gと亜塩素酸ナト
リウム1gとの混合物を用いた以外は同様にして実験を
行った。得られた細分割化生成物は、流動性の良いもの
であり、また、生糞臭の殆んど感じられないものであっ
た。
4・7H2O5gの代りに、ゼオライト10gと吸水性高
分子(スミカゲル、住友化学社製)2gと亜塩素酸ナト
リウム1gとの混合物を用いた以外は同様にして実験を
行った。得られた細分割化生成物は、流動性の良いもの
であり、また、生糞臭の殆んど感じられないものであっ
た。
【0024】実施例6 実施例1において、酸化カルシウム10gの代わりに酸
化マグネシウム10gを用いた以外は同様にして実験を
行った。得られた細分割化生成物は、流動性の良いもの
であり、また、生糞臭のないものであった。
化マグネシウム10gを用いた以外は同様にして実験を
行った。得られた細分割化生成物は、流動性の良いもの
であり、また、生糞臭のないものであった。
【0025】実施例7 実施例6において、ジクロロイソシアヌール酸ソーダ1
gを添加した以外は同様にして実験を行った。得られた
細分割化生成物は流動性の良いものであり、また、生糞
臭のないものであった。
gを添加した以外は同様にして実験を行った。得られた
細分割化生成物は流動性の良いものであり、また、生糞
臭のないものであった。
【0026】実施例8 パルプ粉末10g、硫酸第1鉄・7水和物5g、酸化カ
ルシウム5g及び亜塩素酸ナトリウム1gからなる粉体
混合物を調製した。コーヒミルに、前記混合物21gと
鶏糞50gを入れ、細分割化処理した。得られた細分割
化生成物は、さらさらとした流動性の良いものであり、
また、生糞臭のないものであった。このものは、殺菌剤
として亜鉛素酸ナトリウムを含むことから、長期保存性
の良いものであった。
ルシウム5g及び亜塩素酸ナトリウム1gからなる粉体
混合物を調製した。コーヒミルに、前記混合物21gと
鶏糞50gを入れ、細分割化処理した。得られた細分割
化生成物は、さらさらとした流動性の良いものであり、
また、生糞臭のないものであった。このものは、殺菌剤
として亜鉛素酸ナトリウムを含むことから、長期保存性
の良いものであった。
【0027】実施例10 実施例1で得た細分割化生成物100重量部に対して尿
素20重量部を混合して尿素を含有する家畜糞肥料を得
た。この場合、その微細化生成物と尿素との混合は、非
常に容易で、通常の攪拌混合機により混合することがで
きた。
素20重量部を混合して尿素を含有する家畜糞肥料を得
た。この場合、その微細化生成物と尿素との混合は、非
常に容易で、通常の攪拌混合機により混合することがで
きた。
【0028】
【発明の効果】本発明の肥料は、そのままあるいはこれ
に化学肥料等を混合して、田や畑等の土壌中に添加する
肥料として用いることができる。本発明の肥料におい
て、塩化イソシアヌール酸や亜塩素酸ナトリウム等の抗
菌剤を含むものや、酸化カルシウム、酸化マグネシウ
ム、フライアッシュ等のアルカリ性の水分吸収性材料を
含むものは、微生物の増殖の抑制されたものであり、長
期保存性のすぐれているものである。また、2価鉄塩や
亜塩素酸ナトリウム等の脱臭剤を含むものは、生糞臭の
発生が効果的に制止されたものである。
に化学肥料等を混合して、田や畑等の土壌中に添加する
肥料として用いることができる。本発明の肥料におい
て、塩化イソシアヌール酸や亜塩素酸ナトリウム等の抗
菌剤を含むものや、酸化カルシウム、酸化マグネシウ
ム、フライアッシュ等のアルカリ性の水分吸収性材料を
含むものは、微生物の増殖の抑制されたものであり、長
期保存性のすぐれているものである。また、2価鉄塩や
亜塩素酸ナトリウム等の脱臭剤を含むものは、生糞臭の
発生が効果的に制止されたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H011 AA02 BB18 DD07 DG06 4H061 AA01 AA02 BB01 BB21 BB31 CC36 DD07 DD20 EE01 EE12 EE13 EE14 EE16 EE35 EE42 EE44 EE64 GG13 HH28 HH42 HH44 KK01 KK02
Claims (13)
- 【請求項1】 家畜糞肥料の製造方法において、家畜生
糞を水分吸収性材料の存在下で細分割化することを特徴
とする家畜糞肥料の製造方法。 - 【請求項2】 該水分吸収性材料が、パルプ、木炭、活
性炭、ゼオライト、乾燥土壌、酸化カルシウム、酸化マ
グネシウム、フライアッシュ、シリカ、アルミナ及び吸
水性高分子の中から選ばれる少なくとも1種である請求
項1の方法。 - 【請求項3】 2価鉄塩を存在させる請求項1又は2の
方法。 - 【請求項4】 抗菌剤を存在させる請求項1〜3のいず
れかの方法。 - 【請求項5】 家畜糞肥料の製造方法において、家畜生
糞を(i)2価鉄塩及び(ii)酸化カルシウム及び/又
は酸化マグネシウムの存在下で細分割化することを特徴
とする家畜糞肥料の製造方法。 - 【請求項6】 パルプを存在させる請求項5の方法。
- 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかの方法で得られ
た家畜糞肥料。 - 【請求項8】 抗菌剤を含む請求項7の家畜糞肥料。
- 【請求項9】 該抗菌剤が、亜塩素酸ナトリウムである
請求項8の家畜糞肥料。 - 【請求項10】 化学肥料を含む請求項7〜9のいずれ
かの家畜糞肥料。 - 【請求項11】 (i)2価鉄塩及び(ii)酸化カルシ
ウム及び/又は酸化マグネシウムからなる家畜糞処理
剤。 - 【請求項12】 パルプ及び/又はゼオライトを含む請
求項11の家畜糞処理剤。 - 【請求項13】 抗菌剤を含む請求項11又は12の家
畜糞処理剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36265399A JP2001181074A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 家畜糞肥料の製造方法、家畜糞肥料及び家畜糞処理剤 |
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JP36265399A JP2001181074A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 家畜糞肥料の製造方法、家畜糞肥料及び家畜糞処理剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001181074A true JP2001181074A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18477411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP36265399A Pending JP2001181074A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 家畜糞肥料の製造方法、家畜糞肥料及び家畜糞処理剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001181074A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2829489A1 (fr) * | 2001-09-07 | 2003-03-14 | Yves Gregoire | Procede de fabrication d'engrais organo-mineral |
JP2004075437A (ja) * | 2002-08-14 | 2004-03-11 | Otsuka Chemical Holdings Co Ltd | 肥料 |
CN104860738A (zh) * | 2014-02-26 | 2015-08-26 | 上海孚祥生物科技有限公司 | 一种生物质炭基育苗基质及其制备方法 |
KR200484792Y1 (ko) * | 2016-04-25 | 2017-10-26 | 하용수 | 소 분뇨 처리 장치 |
KR101795489B1 (ko) * | 2015-04-14 | 2017-11-10 | 주식회사 대웅 | 고함수 상태의 슬러지 및 토양용 급속 탈수 처리재 |
JP2020503238A (ja) * | 2016-12-22 | 2020-01-30 | ズドロイエ ゼメ アー.エス.Zdroje Zeme A.S. | バイオカーボン再生及び/又は肥料基質 |
CN111876159A (zh) * | 2020-08-05 | 2020-11-03 | 益阳市农业科学研究所 | 一种可提高水稻产量和品质的土壤改良剂 |
-
1999
- 1999-12-21 JP JP36265399A patent/JP2001181074A/ja active Pending
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JP2020503238A (ja) * | 2016-12-22 | 2020-01-30 | ズドロイエ ゼメ アー.エス.Zdroje Zeme A.S. | バイオカーボン再生及び/又は肥料基質 |
JP7122323B2 (ja) | 2016-12-22 | 2022-08-19 | ズドロイエ ゼメ アー.エス. | バイオカーボン再生及び/又は肥料基質 |
CN111876159A (zh) * | 2020-08-05 | 2020-11-03 | 益阳市农业科学研究所 | 一种可提高水稻产量和品质的土壤改良剂 |
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