JPS6173666A - ポリウレタン又はポリウレタンウレアからなる抗血栓性材料及びその製造方法 - Google Patents
ポリウレタン又はポリウレタンウレアからなる抗血栓性材料及びその製造方法Info
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- JPS6173666A JPS6173666A JP59195918A JP19591884A JPS6173666A JP S6173666 A JPS6173666 A JP S6173666A JP 59195918 A JP59195918 A JP 59195918A JP 19591884 A JP19591884 A JP 19591884A JP S6173666 A JPS6173666 A JP S6173666A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は優れた力学的性質と優れた抗血栓性を兼ね備え
た新しいポリウレタン及びその製造方法に関し、血液接
触医療器に用いられるものである。
た新しいポリウレタン及びその製造方法に関し、血液接
触医療器に用いられるものである。
従来抗血栓エラストマーとしてポリエーテル系のセグメ
ントポリウレタン(たとえば米国エチコン社のバイオマ
ー)、シリコーン樹脂、あるいはポリシロキサンとポリ
ウレタンとのブロック共重合体(たとえば米国コントロ
ン社のカルディオサン)、へ、バリン化ポリウレタン(
特公昭55−13729)などが知られている。これら
公知のエラストマーは実用的にみて抗血栓性が未だ不充
分である。たとえば公知のセグメント化ポリウレタンは
抗血栓性に一段の改良が望まれているし、ヘパリン化ポ
リウレタンは短時間でヘパリンが流出して抗血栓の持続
時間が極端に短くしかも、生理活性なヘパリンを用いる
ことから成形や滅菌が煩雑であり、従ってコストが高い
難点がある。又ポリシロキサンとポリウレタンが窒素と
珪素で直接結合したブロック共重合体(米国特許3,5
62゜352)は架橋性の反応基を存する反応性物質で
あって経時安定性が悪い上に、抗血栓性の発現が貯蔵条
件、成形条件によって大巾に変動し、一定の優れた抗血
栓性を与える血液接触面を生成させるための厳重な工程
管理をもってしても非常に難しい。
ントポリウレタン(たとえば米国エチコン社のバイオマ
ー)、シリコーン樹脂、あるいはポリシロキサンとポリ
ウレタンとのブロック共重合体(たとえば米国コントロ
ン社のカルディオサン)、へ、バリン化ポリウレタン(
特公昭55−13729)などが知られている。これら
公知のエラストマーは実用的にみて抗血栓性が未だ不充
分である。たとえば公知のセグメント化ポリウレタンは
抗血栓性に一段の改良が望まれているし、ヘパリン化ポ
リウレタンは短時間でヘパリンが流出して抗血栓の持続
時間が極端に短くしかも、生理活性なヘパリンを用いる
ことから成形や滅菌が煩雑であり、従ってコストが高い
難点がある。又ポリシロキサンとポリウレタンが窒素と
珪素で直接結合したブロック共重合体(米国特許3,5
62゜352)は架橋性の反応基を存する反応性物質で
あって経時安定性が悪い上に、抗血栓性の発現が貯蔵条
件、成形条件によって大巾に変動し、一定の優れた抗血
栓性を与える血液接触面を生成させるための厳重な工程
管理をもってしても非常に難しい。
又、セグメント化ポリウレタンで、親水性のポリウレタ
ンは抗血栓性に優れているが、この親水性の故に血液に
接触すると、血液中の水分を吸って膨潤し、体積変化を
おこし、しかも水に一部溶は出すことがあり、吸水によ
って機械的性質が急激に劣化し、とうてい実用に供する
ことは出来ない。このように、好ましい力学的性質と優
れた抗血栓性を兼ね備えたエラストマーが血液接触医療
器の開発に不可欠であるにもかかわらず実在せず、その
開発がつよく望まれている。
ンは抗血栓性に優れているが、この親水性の故に血液に
接触すると、血液中の水分を吸って膨潤し、体積変化を
おこし、しかも水に一部溶は出すことがあり、吸水によ
って機械的性質が急激に劣化し、とうてい実用に供する
ことは出来ない。このように、好ましい力学的性質と優
れた抗血栓性を兼ね備えたエラストマーが血液接触医療
器の開発に不可欠であるにもかかわらず実在せず、その
開発がつよく望まれている。
本発明者はポリエーテル系のセグメントポリウレタンで
ポリテトラメチレンオキシドを分子鎖中にをするものが
機械的に掻めて優れていることに着目し、この機械的性
質を損なうことなしにこのポリウレタンを親水化する方
法について種々検討したところ、ポリエーテル部分がポ
リテトラメチレンオキシドである疎水性ポリウレタンと
、ポリエーテル部分がポリアルキレンオキシド(アルキ
レンの炭素数が2及び/又は3)である親水性ポリウレ
タンとを混合する方法では、如何に混合比、混合方法を
変えても機械的性質は向上しないことを知った。本発明
者は極めて特殊な方法によって同一主鎖中に前記のポリ
テトラメチレンオキシド(−C)1!−C)+2−CH
2−CH2−0÷n とポリアルキレンオキシド(−C
HR−CHz−0−)n (但し、R=H又は(:H
:l)を含有させた親水性のセグメントポリウレタンが
・機械的性質と優れた抗血栓性を兼ね備えることを見出
し本発明に到達したものである。
ポリテトラメチレンオキシドを分子鎖中にをするものが
機械的に掻めて優れていることに着目し、この機械的性
質を損なうことなしにこのポリウレタンを親水化する方
法について種々検討したところ、ポリエーテル部分がポ
リテトラメチレンオキシドである疎水性ポリウレタンと
、ポリエーテル部分がポリアルキレンオキシド(アルキ
レンの炭素数が2及び/又は3)である親水性ポリウレ
タンとを混合する方法では、如何に混合比、混合方法を
変えても機械的性質は向上しないことを知った。本発明
者は極めて特殊な方法によって同一主鎖中に前記のポリ
テトラメチレンオキシド(−C)1!−C)+2−CH
2−CH2−0÷n とポリアルキレンオキシド(−C
HR−CHz−0−)n (但し、R=H又は(:H
:l)を含有させた親水性のセグメントポリウレタンが
・機械的性質と優れた抗血栓性を兼ね備えることを見出
し本発明に到達したものである。
セグメントポリウレタンのソフトセグメント部分のポリ
エーテルがポリアルキレンオキシド(但しアルキレンの
炭素数は2及び/又は3)、具体的にポリエチレンオキ
シド、ポリプロピレンオキシド、エチレンオキシド−プ
ロピレンオキシドランダム共重合体1、ポリエチレンオ
キシド−ポリプロピレンオキシドブロック共重合体、(
A−B型、A −B −A型、B −A −B型など)
であるとき、これらのポリウレタンは親水性に冨み、水
との接触によって極端に吸水膨潤し、一部は水に可溶で
あり、力学的性質は極めて劣悪であるが、前記ポリアル
キレンオキシドとポリテトラメチレンオキシドを同一主
鎖中に含有するものは機械的性質が向上して充分に実用
に供しうる上、抗血栓性においても従来品に比べて飛躍
的に向上することを見出したものである。
エーテルがポリアルキレンオキシド(但しアルキレンの
炭素数は2及び/又は3)、具体的にポリエチレンオキ
シド、ポリプロピレンオキシド、エチレンオキシド−プ
ロピレンオキシドランダム共重合体1、ポリエチレンオ
キシド−ポリプロピレンオキシドブロック共重合体、(
A−B型、A −B −A型、B −A −B型など)
であるとき、これらのポリウレタンは親水性に冨み、水
との接触によって極端に吸水膨潤し、一部は水に可溶で
あり、力学的性質は極めて劣悪であるが、前記ポリアル
キレンオキシドとポリテトラメチレンオキシドを同一主
鎖中に含有するものは機械的性質が向上して充分に実用
に供しうる上、抗血栓性においても従来品に比べて飛躍
的に向上することを見出したものである。
本発明のポリウレタンの製造方法としては両末端水酸基
のポリアルキレングリコール(但しアルキレンの炭素数
は2及び/又は3)、すなわち具体的には両末端水酸基
のポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
、エチレングリコール−プロピレングリコール共重合体
、ポリプロピレングリコール−ポリエチレングリコール
ブロック共重合体からなる群から選ばれた少なくともひ
とつとジイソシアネートとを反応させて得られるプレポ
リマー(I)と、両末端水酸基のポリテトラメチレング
リコールとジイソシアネートとを反応させて得られるプ
レポリマー(II)とを混合した組成物にジオール、ジ
アミン、水で鎖延長して得られる。この場合、プレポリ
マー(I)及び/又は(rl)を鎖延長するに際して、
予め前記(I)及び/又は(II)を独立に鎖延長剤の
一部と反応させておき、これらの部分的反応物をプレポ
リマーとして用い、更に鎖延長を行う方法も本発明に含
まれる。
のポリアルキレングリコール(但しアルキレンの炭素数
は2及び/又は3)、すなわち具体的には両末端水酸基
のポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
、エチレングリコール−プロピレングリコール共重合体
、ポリプロピレングリコール−ポリエチレングリコール
ブロック共重合体からなる群から選ばれた少なくともひ
とつとジイソシアネートとを反応させて得られるプレポ
リマー(I)と、両末端水酸基のポリテトラメチレング
リコールとジイソシアネートとを反応させて得られるプ
レポリマー(II)とを混合した組成物にジオール、ジ
アミン、水で鎖延長して得られる。この場合、プレポリ
マー(I)及び/又は(rl)を鎖延長するに際して、
予め前記(I)及び/又は(II)を独立に鎖延長剤の
一部と反応させておき、これらの部分的反応物をプレポ
リマーとして用い、更に鎖延長を行う方法も本発明に含
まれる。
本発明に用いられるポリウレタンは、鎖延長剤としてジ
アミン又は水を用いたときウレア結合を生じてポリウレ
タンウレアとなるがこのポリウレタンウレアも本発明は
でいうポリウレタンの中に含まれるものとする。
アミン又は水を用いたときウレア結合を生じてポリウレ
タンウレアとなるがこのポリウレタンウレアも本発明は
でいうポリウレタンの中に含まれるものとする。
本発明のポリウレタンの親水性のポリエーテル(前記ポ
リアルキレンオキシド)と疎水性のポリエーテル(前記
ポリテトラメチレンオキシド)の重量構成比は本発明の
力学的性質と抗血栓性を発揮するためには重要であって
、全ポリエーテル中の、前記親水性ポリエーテルの含量
が1.0〜60重量%、好ましくは2〜30重量%であ
る。
リアルキレンオキシド)と疎水性のポリエーテル(前記
ポリテトラメチレンオキシド)の重量構成比は本発明の
力学的性質と抗血栓性を発揮するためには重要であって
、全ポリエーテル中の、前記親水性ポリエーテルの含量
が1.0〜60重量%、好ましくは2〜30重量%であ
る。
親水性ポリエーテルの含量が60重量%をこえると吸水
性のための膨潤が大きく、一部水に可溶となる上、力学
的性質が実用に耐えられず、一方親水性ポリエーテルの
含量が1.0重量%未満では抗血栓性の発現が不充分で
ある。親水性ポリエーテルの分子量は100以上、好ま
しくは200〜3.000、更に好ましくは300〜2
.000である。
性のための膨潤が大きく、一部水に可溶となる上、力学
的性質が実用に耐えられず、一方親水性ポリエーテルの
含量が1.0重量%未満では抗血栓性の発現が不充分で
ある。親水性ポリエーテルの分子量は100以上、好ま
しくは200〜3.000、更に好ましくは300〜2
.000である。
本発明に用いられる疎水性のポリエーテル(ポリテトラ
メチレンオキシド)の分子量は200〜3.000の間
で用いられ、更に好ましくは300〜2,000である
。
メチレンオキシド)の分子量は200〜3.000の間
で用いられ、更に好ましくは300〜2,000である
。
本発明のポリウレタンの製造方法の特徴は、親水性ポリ
エーテルと疎水性のポリエーテルを、プレポリマーの段
階で混合し、これを鎖延長するところにあり、プレポリ
マーは予め鎖延長剤の一部と反応させて同種のポリエー
テル部分を連鎖させたのち、混合して、更に鎖延長させ
てもよい。これを今少し詳しく説明すると、合成された
前記親水性ポリエーテルのプレポリマー(I)と前記疎
水性ポリエーテルのプレポリマー(n)を)客演の状態
で、目的に応じた所定の比率に混合し、必要に応じ溶媒
で希釈し、これに鎖延長剤を添加して反応させてポリウ
レタン又はポリウレタンウレアを製造する。得られたエ
ラストマーでは同一分子鎖中に同種のソフトセグメント
が偏在した構造になる。上述のように予め合成された両
末端にイソシアネート基を含有する親水性ポリエーテル
と、同じく両末端イソシアネートの疎水性ポリエーテル
を混合して、これに鎖延長剤を加えて一段で反応させて
もよいが、鎖延長剤を反応させるときに、両末端イソシ
アネートの親水性ポリエーテル及び/又は疎水性ポリエ
ーテルに鎖延長剤の一部を予め加えである程度鎖延長し
ておき、これら予め所望の鎖延長を行った両成分を混合
して、これらのブロックを更に鎖延長剤でつなぎ高分子
化してもよい。このとき親水性ポリエーテル部、あるい
は疎水性ポリエーテル部に予め反応させる鎖延長剤の割
合を変化させて親水性ポリエーテルブロック、疎水性ポ
リエーテルブロックの連鎖の長さを調節してもよい。こ
のようにして合成したポリウレタン又はポリウレタンウ
レア中間−分子中の同種のセグメントの全長を変えて偏
在させることが出来る。
エーテルと疎水性のポリエーテルを、プレポリマーの段
階で混合し、これを鎖延長するところにあり、プレポリ
マーは予め鎖延長剤の一部と反応させて同種のポリエー
テル部分を連鎖させたのち、混合して、更に鎖延長させ
てもよい。これを今少し詳しく説明すると、合成された
前記親水性ポリエーテルのプレポリマー(I)と前記疎
水性ポリエーテルのプレポリマー(n)を)客演の状態
で、目的に応じた所定の比率に混合し、必要に応じ溶媒
で希釈し、これに鎖延長剤を添加して反応させてポリウ
レタン又はポリウレタンウレアを製造する。得られたエ
ラストマーでは同一分子鎖中に同種のソフトセグメント
が偏在した構造になる。上述のように予め合成された両
末端にイソシアネート基を含有する親水性ポリエーテル
と、同じく両末端イソシアネートの疎水性ポリエーテル
を混合して、これに鎖延長剤を加えて一段で反応させて
もよいが、鎖延長剤を反応させるときに、両末端イソシ
アネートの親水性ポリエーテル及び/又は疎水性ポリエ
ーテルに鎖延長剤の一部を予め加えである程度鎖延長し
ておき、これら予め所望の鎖延長を行った両成分を混合
して、これらのブロックを更に鎖延長剤でつなぎ高分子
化してもよい。このとき親水性ポリエーテル部、あるい
は疎水性ポリエーテル部に予め反応させる鎖延長剤の割
合を変化させて親水性ポリエーテルブロック、疎水性ポ
リエーテルブロックの連鎖の長さを調節してもよい。こ
のようにして合成したポリウレタン又はポリウレタンウ
レア中間−分子中の同種のセグメントの全長を変えて偏
在させることが出来る。
各プレポリマーの製造は溶媒の不在下で行うことができ
るが、溶媒の存在下に行うことが好ましい。
るが、溶媒の存在下に行うことが好ましい。
好ましい溶媒としてはジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、N−メチルピロリドンなど及びこれ
らを主体とする混合溶媒が挙げられる。
アセトアミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、N−メチルピロリドンなど及びこれ
らを主体とする混合溶媒が挙げられる。
イソシアネート化合物との反応は無触媒で加熱によって
反応させてもよいが、触媒を用いて行ってもよい。触媒
としては公知のウレタン合成に使用されるものが使用で
きるが、トリエチレンジアミン、ジアザビシクロウンデ
センなどが精製の過程で除去し易いので特に医療用の点
から好ましい。
反応させてもよいが、触媒を用いて行ってもよい。触媒
としては公知のウレタン合成に使用されるものが使用で
きるが、トリエチレンジアミン、ジアザビシクロウンデ
センなどが精製の過程で除去し易いので特に医療用の点
から好ましい。
用いるイソシアネート化合物は、従来ポリウレタンの生
成に用いられているジイソシアネートがすべて使用でき
る。好ましいジイソシアネートの例としては、4,4′
−ジフェニルメタンジイソシアネート、1.4−フェニ
レンジイソシアネート、4,4′−ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、2.4−1−リ
レンジイソシアネート、2.6−1−リレンジイソシア
ネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネー);
2.4−トリレンジイソシアネートと2゜6−トリレ
ンジイソシアネートの混合物、キシリレンジイソシアネ
ート、1,3−フェニレンジイソシアネート、ナフタレ
ン−1,5−ジイソシアネート等が挙げられ、単独ある
いは混合物として用いられる。
成に用いられているジイソシアネートがすべて使用でき
る。好ましいジイソシアネートの例としては、4,4′
−ジフェニルメタンジイソシアネート、1.4−フェニ
レンジイソシアネート、4,4′−ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、2.4−1−リ
レンジイソシアネート、2.6−1−リレンジイソシア
ネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネー);
2.4−トリレンジイソシアネートと2゜6−トリレ
ンジイソシアネートの混合物、キシリレンジイソシアネ
ート、1,3−フェニレンジイソシアネート、ナフタレ
ン−1,5−ジイソシアネート等が挙げられ、単独ある
いは混合物として用いられる。
鎖延長剤としては、2官能性のイソシアネート基と反応
する活性水素基を有する鎖延長剤、例えばエチレンジア
ミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、ヘキサ
メチレンジアミン等の脂肪族ジアミン:シクロヘキサン
ジアミン、ベピラジン、キシレンジアミン等の脂環式、
脂肪香族酸ジアミン頻;トリレンジアミン、フェニレン
ジアミン、4.4′−ジフェニルメタンジアミン等の芳
香族ジアミン、ヒドラジン類、エチレングリコール、1
.4−ブタンジオール等のグリコール類、及び水などが
用いられる。
する活性水素基を有する鎖延長剤、例えばエチレンジア
ミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、ヘキサ
メチレンジアミン等の脂肪族ジアミン:シクロヘキサン
ジアミン、ベピラジン、キシレンジアミン等の脂環式、
脂肪香族酸ジアミン頻;トリレンジアミン、フェニレン
ジアミン、4.4′−ジフェニルメタンジアミン等の芳
香族ジアミン、ヒドラジン類、エチレングリコール、1
.4−ブタンジオール等のグリコール類、及び水などが
用いられる。
このようにして合成したポリウレタンは、合成溶液の状
態で、あるいは生成ポリウレタンを沈澱剤、たとえば水
、アルコール等に析出させ、水やエタノール等で十分洗
浄を行い、又所望によっては再沈澱を繰り返して不純物
を除去した後、乾燥して使用する。
態で、あるいは生成ポリウレタンを沈澱剤、たとえば水
、アルコール等に析出させ、水やエタノール等で十分洗
浄を行い、又所望によっては再沈澱を繰り返して不純物
を除去した後、乾燥して使用する。
また本発明のポリウレタンは、溶液としてコーティング
法、ディッピング法、キャスティング法で成形できると
共に、ペレ・7トとし、これから通常の熱可塑性合成樹
脂の成形方法、例えば押出成形、射出成形、プレス成形
等を用いて成形することができる。またこのポリウレタ
ンは乾燥したベレット状態ではもちろんのこと、溶液状
態で保存しても非常に安定で、水分の影響で分子崩壊が
全く生じないので取り扱いが容易で再現性がよく抗血栓
性を発現出来るすぐれた性質を有している。
法、ディッピング法、キャスティング法で成形できると
共に、ペレ・7トとし、これから通常の熱可塑性合成樹
脂の成形方法、例えば押出成形、射出成形、プレス成形
等を用いて成形することができる。またこのポリウレタ
ンは乾燥したベレット状態ではもちろんのこと、溶液状
態で保存しても非常に安定で、水分の影響で分子崩壊が
全く生じないので取り扱いが容易で再現性がよく抗血栓
性を発現出来るすぐれた性質を有している。
抗血栓性ポリウレタンとしての力学的性質は一般に抗張
力が100kg/c+d以上、伸びが300〜500%
以上であれば良いと言われているが、本発明のポリウレ
タンは100〜5001qr/cfflの抗張力と30
0%以上の伸びがあり、優れた力学的性質を有している
。
力が100kg/c+d以上、伸びが300〜500%
以上であれば良いと言われているが、本発明のポリウレ
タンは100〜5001qr/cfflの抗張力と30
0%以上の伸びがあり、優れた力学的性質を有している
。
本発明のポリウレタンは同−主鎖中に親水性ポリエーテ
ルセグメントと疎水性ポリエーテルセグメントを含み、
ポリウレタン結合、ポリウレタンウレア結合の部分は共
通しており、したがってポリウレタンのハードセグメン
トの構造に乱れがな(強固であって、ソフトセグメント
のドメインが存在し、力学的性質は疎水性ポリエーテル
が受持ち、親水性ポリエーテルが水によって膨潤して血
液接触部の抗血栓性に寄与するものである。
ルセグメントと疎水性ポリエーテルセグメントを含み、
ポリウレタン結合、ポリウレタンウレア結合の部分は共
通しており、したがってポリウレタンのハードセグメン
トの構造に乱れがな(強固であって、ソフトセグメント
のドメインが存在し、力学的性質は疎水性ポリエーテル
が受持ち、親水性ポリエーテルが水によって膨潤して血
液接触部の抗血栓性に寄与するものである。
これらの結果から本発明の抗血栓性エラストマーは、血
液と直接接触する医療用用具の血液接触面に好適に用い
ることができる。これらの具体的用途としては、人工心
臓、補助循環装置用のポンピングチェンバー、バルーン
ポンプ、人工肝臓や人工心肺等の補助循環装置用の体外
循環回路、血液ハング、カテーテル等がある。
液と直接接触する医療用用具の血液接触面に好適に用い
ることができる。これらの具体的用途としては、人工心
臓、補助循環装置用のポンピングチェンバー、バルーン
ポンプ、人工肝臓や人工心肺等の補助循環装置用の体外
循環回路、血液ハング、カテーテル等がある。
以下、実施例によって本発明を説明する。
実施例1
充分乾燥させた反応容器中にポリエチレングリコール(
分子fi800)を入れ、90°C10・lmHg以下
の減圧下で5時間脱水した。温度を45°Cに下げ、こ
れに4倍量の、水分を5 ppm以下に脱水したジメチ
ルアセトアミドを加えた後、常法によって4.4゛−ジ
フェニルメタンジイソシアネートを加え攪拌反応させた
。触媒としてジアザビシクロウンデセンを、用いたイソ
シアネートに対して0.03%加え、2時間反応させプ
レポリマーを作った。これをプレポリマー(I)とした
。
分子fi800)を入れ、90°C10・lmHg以下
の減圧下で5時間脱水した。温度を45°Cに下げ、こ
れに4倍量の、水分を5 ppm以下に脱水したジメチ
ルアセトアミドを加えた後、常法によって4.4゛−ジ
フェニルメタンジイソシアネートを加え攪拌反応させた
。触媒としてジアザビシクロウンデセンを、用いたイソ
シアネートに対して0.03%加え、2時間反応させプ
レポリマーを作った。これをプレポリマー(I)とした
。
これとは独立に前記と同様にして、別の反応容器中で末
端が水酸基のポリテトラメチレングリコール(分子量1
850)と4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネー
トとを脱水ジメチルアセトアミド中で反応させてプレポ
リマー([1)を作った。
端が水酸基のポリテトラメチレングリコール(分子量1
850)と4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネー
トとを脱水ジメチルアセトアミド中で反応させてプレポ
リマー([1)を作った。
上記のプレポリマー(I)とプレポリマー([[)・を
(I)/ (n)が重量比で3/7になるように7R合
L、これに1.4−ブタンジオールを加え50°Cで3
時間攪拌下に反応させポリウレタンを合成した。
(I)/ (n)が重量比で3/7になるように7R合
L、これに1.4−ブタンジオールを加え50°Cで3
時間攪拌下に反応させポリウレタンを合成した。
ポリウレタンの精製は、上記反応生成物にメタノールを
加えてポリウレタンを沈澱させ、これをジオキサン−ジ
メチルアセトアミド(7:3重量比)の混合溶媒に再び
溶解し、メタノールを加えて沈澱させる操作を3回繰り
返してポリウレタンを精製し、減圧下に乾燥させた。
加えてポリウレタンを沈澱させ、これをジオキサン−ジ
メチルアセトアミド(7:3重量比)の混合溶媒に再び
溶解し、メタノールを加えて沈澱させる操作を3回繰り
返してポリウレタンを精製し、減圧下に乾燥させた。
実施例2
実施例1と同様の条件で調製した末端イソシアネートの
ポリエチレングリコール(分子量900のポリエチレン
グリコールを使用)プレポリマー(+)と同じ〈実施例
1と同じ条件で調節した末端イソシアネートのポリテト
ラメチレングリコールプレポリマー(n)を鎖延長する
に際し、所用量のブタンジオールの20%を夫々側々に
上記プレポリマーと予め50℃で2時間反応させた上で
両者を混合し、残りのブタンジオールをこの混合物に追
加して50℃で更に3時間撹拌下に反応させた。あとの
処理方法は実施例1と同じである。
ポリエチレングリコール(分子量900のポリエチレン
グリコールを使用)プレポリマー(+)と同じ〈実施例
1と同じ条件で調節した末端イソシアネートのポリテト
ラメチレングリコールプレポリマー(n)を鎖延長する
に際し、所用量のブタンジオールの20%を夫々側々に
上記プレポリマーと予め50℃で2時間反応させた上で
両者を混合し、残りのブタンジオールをこの混合物に追
加して50℃で更に3時間撹拌下に反応させた。あとの
処理方法は実施例1と同じである。
実施例3
実施例1と同様にして末端水酸基のポリテトラメチレン
エーテルグリコール(分子Ht6oo)、末端が水酸基
のポリプロピレングリコール(分子i550)をそれぞ
れ別々に4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネート
と反応させ常法でプレポリマーを作った。これらのプレ
ポリマーを8:2で混合し鎖延長剤としてエチレングリ
コールを用いてポリウレタンを合成した。実施例1と同
様にして精製したポリウレタンを得た。
エーテルグリコール(分子Ht6oo)、末端が水酸基
のポリプロピレングリコール(分子i550)をそれぞ
れ別々に4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネート
と反応させ常法でプレポリマーを作った。これらのプレ
ポリマーを8:2で混合し鎖延長剤としてエチレングリ
コールを用いてポリウレタンを合成した。実施例1と同
様にして精製したポリウレタンを得た。
実施例4
エチレンオキシド(EO)とプロピレンオキシド(PO
)のブロックコーポリ−エーテルジオール HO−(EO)a −(PO)b−(80)a −
011a;b=1:2、 分子11200 を用い、溶媒としてジメチルスルホキシドを使って、こ
れと4,4゛−ジフェニルメタンジイソシアネートを反
応させて末端ジイソシアネートのプレポリマー(I)を
作った。
)のブロックコーポリ−エーテルジオール HO−(EO)a −(PO)b−(80)a −
011a;b=1:2、 分子11200 を用い、溶媒としてジメチルスルホキシドを使って、こ
れと4,4゛−ジフェニルメタンジイソシアネートを反
応させて末端ジイソシアネートのプレポリマー(I)を
作った。
これとは独立に、両末端水酸基のポリテトラメチレング
リコール(分子量1500)と4.4′−ジフェニルメ
タンジイソシアネートを反応させて末端イソシアネート
のプレポリマー(n)を調製した。触媒としてジアザビ
シクロウンデセンを、用いたイソシアネートに対して0
.04%用いた。
リコール(分子量1500)と4.4′−ジフェニルメ
タンジイソシアネートを反応させて末端イソシアネート
のプレポリマー(n)を調製した。触媒としてジアザビ
シクロウンデセンを、用いたイソシアネートに対して0
.04%用いた。
プレポリマー(I)と(II)を混合して、鎖延長剤と
してエチレンジアミンを用いてポリウレタンウレアを合
成した。これにメタノールを加えてポリウレタンを析出
させ、ジメチルアセトアミド−メタノール系で再沈澱を
3回繰り返し、更にソックスレーでエタノール抽出を行
って乾燥した。
してエチレンジアミンを用いてポリウレタンウレアを合
成した。これにメタノールを加えてポリウレタンを析出
させ、ジメチルアセトアミド−メタノール系で再沈澱を
3回繰り返し、更にソックスレーでエタノール抽出を行
って乾燥した。
このポリウレタンをジメチルアセトアミドに溶解して溶
液とし、ガラス板上に流延してフィルムを作成した。こ
のフィルムは着色もなく透明で走査型電子顕微鏡や光学
顕微鏡下での観察では極めて平滑であった。このフィル
ムの引張り試験を行い引張り強さと破断時の伸びを求め
たところ、引張りの強さは0.69kg/mm 、破断
伸度は650%であり充分の力学的性質を有しているこ
とが示された。抗血栓性の目安としてリーホワイト試験
を行ったところ90分であり、市販のバイオマーが55
分であるのと比べて飛躍的に向上していることが示さ1
れた。
液とし、ガラス板上に流延してフィルムを作成した。こ
のフィルムは着色もなく透明で走査型電子顕微鏡や光学
顕微鏡下での観察では極めて平滑であった。このフィル
ムの引張り試験を行い引張り強さと破断時の伸びを求め
たところ、引張りの強さは0.69kg/mm 、破断
伸度は650%であり充分の力学的性質を有しているこ
とが示された。抗血栓性の目安としてリーホワイト試験
を行ったところ90分であり、市販のバイオマーが55
分であるのと比べて飛躍的に向上していることが示さ1
れた。
比較例1 ′
ポリテトラメチレングリコール(分子11600)とポ
リプロピレングリコール(分子i550)の混合物(混
合比8:2)をジメチルアセトアミドに溶解し、常法で
4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートとを、ジ
アザビシクロウンデセンを触媒として加え、50℃で攪
拌下1時間反応させプレポリマーを合成した。これに鎖
延長剤としてエチレングリコールを加えて1時間鎖延長
反応を行い、ポリウレタンとした。実施例1と同様にし
て精製ポリウレタンを得た。
リプロピレングリコール(分子i550)の混合物(混
合比8:2)をジメチルアセトアミドに溶解し、常法で
4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートとを、ジ
アザビシクロウンデセンを触媒として加え、50℃で攪
拌下1時間反応させプレポリマーを合成した。これに鎖
延長剤としてエチレングリコールを加えて1時間鎖延長
反応を行い、ポリウレタンとした。実施例1と同様にし
て精製ポリウレタンを得た。
比較例2
両末端水酸基のポリエチレングリコール(分子量800
)、両末端が水酸基のポリテトラメチレングリコール(
分子121850)を3ニアの混合比でジメチルアセト
アミドに)容解し、この溶?夜に4.4′−ジフェニル
メタンジイソシアネート17部とジアザビシクロウンデ
センo、oos部を加え、50℃で攪拌反応させ、ひき
つづいて常法によって1,4ブタンジオールを鎖延長剤
として用いてポリウレタンを合成した。
)、両末端が水酸基のポリテトラメチレングリコール(
分子121850)を3ニアの混合比でジメチルアセト
アミドに)容解し、この溶?夜に4.4′−ジフェニル
メタンジイソシアネート17部とジアザビシクロウンデ
センo、oos部を加え、50℃で攪拌反応させ、ひき
つづいて常法によって1,4ブタンジオールを鎖延長剤
として用いてポリウレタンを合成した。
実施例1と同様にして精製ポリウレタンを得た。
実施例5
実施例1.2及び3並びに比較例1及び2によって合成
したポリウレタンを溶媒に溶解し、ガラス板に流延して
フィルムを作成した。このフィルムは無色透明で、光学
顕微鏡及び走査型電子顕微鏡で観察したところ極めて平
滑であった。又このフィルムの引張り試験を行い引張り
強さ及び破断時の伸びを求めた。
したポリウレタンを溶媒に溶解し、ガラス板に流延して
フィルムを作成した。このフィルムは無色透明で、光学
顕微鏡及び走査型電子顕微鏡で観察したところ極めて平
滑であった。又このフィルムの引張り試験を行い引張り
強さ及び破断時の伸びを求めた。
抗血栓性の測定は、上記ポリマー溶液を試験管に2回コ
ーティングし、充分に溶媒を蒸発させて形成した被膜を
内面に有する試験管(内径1011、長さ100m)と
し、リー・ホワイト法(金井泉、金井正光編著:臨床検
査法提要、Vl−81、金原出版株式会社、昭和45年
)により血液凝固時間を測定した。又市販のポリウレタ
ン(バイオマー:エチコン社製品ハイオマ一二力ルディ
オサン51:コントロン社製高力ルディオサン51)に
ついても試験した結果も含めて、結果を次表にまとめた
。
ーティングし、充分に溶媒を蒸発させて形成した被膜を
内面に有する試験管(内径1011、長さ100m)と
し、リー・ホワイト法(金井泉、金井正光編著:臨床検
査法提要、Vl−81、金原出版株式会社、昭和45年
)により血液凝固時間を測定した。又市販のポリウレタ
ン(バイオマー:エチコン社製品ハイオマ一二力ルディ
オサン51:コントロン社製高力ルディオサン51)に
ついても試験した結果も含めて、結果を次表にまとめた
。
第 1 表
実施例1 92 0.67 62
0実施例2 98 0.62 6
30実施例3 95 0.65
645比較例1 82 0.21
850比較例2 78 0.19
760バイオマー 55 0.5
9 610ポリ工−テル成分としてポリアルキレン
グリコールのみを用いたポリウレタンは引張り強度が0
゜0.02kg/ mg+2程度で全く実用に供し得す
、又水との接触によって著しく吸水して膨潤し、部分的
に水にとけて到底実用化は無理と考えられた。
0実施例2 98 0.62 6
30実施例3 95 0.65
645比較例1 82 0.21
850比較例2 78 0.19
760バイオマー 55 0.5
9 610ポリ工−テル成分としてポリアルキレン
グリコールのみを用いたポリウレタンは引張り強度が0
゜0.02kg/ mg+2程度で全く実用に供し得す
、又水との接触によって著しく吸水して膨潤し、部分的
に水にとけて到底実用化は無理と考えられた。
実施例6
実施例1,2及び3の本発明のポリウレタンを用いて直
径4. msのチューブを−+ (−、、た。
径4. msのチューブを−+ (−、、た。
これらのチューブと、比較のためにバイオマーのチュー
ブとを雑種成人の大腿動脈に端に結合し3ケ月後の開存
虹調へたところ、実施例1.2及び3によるポリウレタ
ンチューブはいずれも開存していたが、市販のバイオマ
ーのチューブは1ケ月後には完全に閉塞していた。
ブとを雑種成人の大腿動脈に端に結合し3ケ月後の開存
虹調へたところ、実施例1.2及び3によるポリウレタ
ンチューブはいずれも開存していたが、市販のバイオマ
ーのチューブは1ケ月後には完全に閉塞していた。
本発明は力学的性質を充分維持し、しかも親水性を付与
した全く新しいポリウレタンであって、新規な、実用的
な抗血栓性材料として優れたもので、血液接触医療器の
発展に寄与するものである。
した全く新しいポリウレタンであって、新規な、実用的
な抗血栓性材料として優れたもので、血液接触医療器の
発展に寄与するものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、同一主鎖中にポリテトラメチレンオキシドとポリア
ルキレンオキシド(但しアルキレンの炭素数は2及び/
又は3)とを有するポリウレタン又はポリウレタンウレ
アで血液接触面が形成されていることを特徴とする血液
接触医療器。 2、両末端水酸基のポリアルキレングリコール(但しア
ルキレンの炭素数は2及び/又は3)とジイソシアネー
トとからつくられたプレポリマー( I )と、両末端水
酸基のポリテトラメチレングリコールとジイソシアネー
トとからつくられたプレポリマー(II)とを混合したの
ち、鎖延長剤を作用させて合成することを特徴とする抗
血栓性ポリウレタン又はポリウレタンウレアの製造方法
。 3、両末端水酸基のポリアルキレングリコール(但しア
ルキレンの炭素数は2及び/又は3)とジイソシアネー
トとからつくられたプレポリマー( I )と、両末端水
酸基のポリテトラメチレングリコールとジイソシアネー
トとの反応によつてつくられたプレポリマー(II)とを
用い、前記プレポリマー( I )及び(II)の少なくと
もひとつを予め鎖延長剤で反応させて鎖延長させたのち
混合し、この混合物に更に鎖延長剤を作用させることを
特徴とする抗血栓性ポリウレタン又はポリウレタンウレ
アの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59195918A JPS6173666A (ja) | 1984-09-19 | 1984-09-19 | ポリウレタン又はポリウレタンウレアからなる抗血栓性材料及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59195918A JPS6173666A (ja) | 1984-09-19 | 1984-09-19 | ポリウレタン又はポリウレタンウレアからなる抗血栓性材料及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6173666A true JPS6173666A (ja) | 1986-04-15 |
JPH0585190B2 JPH0585190B2 (ja) | 1993-12-06 |
Family
ID=16349145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59195918A Granted JPS6173666A (ja) | 1984-09-19 | 1984-09-19 | ポリウレタン又はポリウレタンウレアからなる抗血栓性材料及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6173666A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018530654A (ja) * | 2015-12-17 | 2018-10-18 | カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド | ポリイソブチレン−ポリウレタンおよびそれを含む医療デバイス |
US11174336B2 (en) | 2009-01-12 | 2021-11-16 | University Of Massachusetts Lowell | Polyisobutylene-based polyurethanes |
US11472911B2 (en) | 2018-01-17 | 2022-10-18 | Cardiac Pacemakers, Inc. | End-capped polyisobutylene polyurethane |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111471184B (zh) * | 2020-05-08 | 2021-04-27 | 中国科学院长春应用化学研究所 | 一种改性聚氨酯及其制备方法、医用导管及其制备方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS588700A (ja) * | 1981-07-08 | 1983-01-18 | 株式会社リコー | ペン書き記録装置 |
JPS58109062A (ja) * | 1981-12-23 | 1983-06-29 | 鐘淵化学工業株式会社 | 医療用材料 |
-
1984
- 1984-09-19 JP JP59195918A patent/JPS6173666A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS588700A (ja) * | 1981-07-08 | 1983-01-18 | 株式会社リコー | ペン書き記録装置 |
JPS58109062A (ja) * | 1981-12-23 | 1983-06-29 | 鐘淵化学工業株式会社 | 医療用材料 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11174336B2 (en) | 2009-01-12 | 2021-11-16 | University Of Massachusetts Lowell | Polyisobutylene-based polyurethanes |
JP2018530654A (ja) * | 2015-12-17 | 2018-10-18 | カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド | ポリイソブチレン−ポリウレタンおよびそれを含む医療デバイス |
US11472911B2 (en) | 2018-01-17 | 2022-10-18 | Cardiac Pacemakers, Inc. | End-capped polyisobutylene polyurethane |
US11851522B2 (en) | 2018-01-17 | 2023-12-26 | Cardiac Pacemakers, Inc. | End-capped polyisobutylene polyurethane |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0585190B2 (ja) | 1993-12-06 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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