JPS6172846A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

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JPS6172846A
JPS6172846A JP19617084A JP19617084A JPS6172846A JP S6172846 A JPS6172846 A JP S6172846A JP 19617084 A JP19617084 A JP 19617084A JP 19617084 A JP19617084 A JP 19617084A JP S6172846 A JPS6172846 A JP S6172846A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/30Controlling fuel injection
    • F02D41/38Controlling fuel injection of the high pressure type

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、負荷率が増大したときの内燃機関の動作の不
安定性をなくすようにした内燃機関の制御装置に関する
ものである。
〈従来の技術〉 一般に、内燃機関は定格回転数より低い回転数で最大軸
l・ルクが得られるような軸1−ルク特性を有しており
、このピークトルク回転数以下での運転の場合には、負
荷が増大すると回転数が下がり、回転数が下がると軸ト
ルクが低下するため益々回転数が下がるという悪循環が
生ずる可能性があるため、ピークトルク回転数以下の領
域は基本的には不安定な領域であると言える。
ところで、農業機械や建設機械などにおいては、種々の
周辺機器を取付けることによって同一の作業機を多種の
作業に用いることが一般に行われているが、作業形態は
多様で負荷率は作業内容により異なり上記の不安定値域
で運転されることも多く、また作業によっては一時的に
大きな負荷がかかるような使われ方も少なくない。
これらの作業機の原!JI機として用いられる内燃機関
には、一般に機械式あるいは電子制御式ガバナが用いら
れているが、適度の速度変動率を有するように調整され
たいわゆるオールスピードガバナど称されるものが多く
用いられており、上記の不安定領域で使用された場合に
おける動作の不安定さをなくす機能は特には備えていな
い。
〈発明が解決しようとする問題点〉 f、Y−って、ピーク1ヘルク回転数以下での運転時に
負荷が急増すると、機関回転数が大幅に低下したり、極
端な場合には機関が停+Lしてしまうという事態を防1
1−できず、作業性が低下するとともに操1     
作フィーリングが悪くなり、また機関に無理な運転を強
いるような結果となることが多かった。
本発明(J上述のような問題点に着目し、作業中に負荷
が急増したような場合には、自動的に回転数の設定値を
高めて回転数を上げることによって負荷の増加に対処し
、操作フィーリングの悪化や作業性の低下を防止できる
内燃機関の制御装置を提供することを目的としてなされ
たものである。
〈問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するために、本発明は、機関回転数の
実際値を検出する機関回転数検出手段と、機関回転数の
設定値を検出する設定回転数検出手段と、負荷率が許容
値を超えたか否かの判定基準として用いられる回転数と
負荷率との関係を記憶する記憶手段と、負荷率が許容値
を超えた場合における回転数の設定値の増加量を規定す
る増加量設定手段と、検出された機関回転数の実際値と
設定値との差から負荷率を算出し、前記記憶手段の記憶
データにより負荷率が許容値を超えているか否かを判定
し、超えた場合には前記増加量設定手段による増加量を
加えた設定値に対応した目標燃料供給量を決定して制御
出力を出す演算手段と、演算手段の制御出力により燃料
供給量を調整する燃料制御手段、とを備えたことを特徴
としている。
〈作用〉 本発明の内燃機関の制御装置は上述のように構成されて
おり、算出された負荷率に応じて回転数の設定値が増加
されて負荷の増大に対処し、例えば同一の作業機を広範
囲な作業に用いても常に安定した運転状態が得られるの
である。
〈実施例〉 以下、ディーゼルエンジンの制御に関する図示の一実施
例により本発明を具体的に説明する。
[A’l全体の構成と基本的な制御 第1図の概念系統図において、(1)は機関、(2)は
燃料噴射ポンプ、(3)はラック用アクチュエータ、(
4)はタイマ用アクチュエータ、(5) (6)は各ア
クチュエータ用の位置センサ、(7)は回転数センサ、
(8)はアクセル位置センサ、(9)はアクセルである
機関(1)は、燃料噴射ポンプ(2)の噴射量及び噴射
時期ならびに機関回転数によって機関出力とトルクが決
定される。燃料噴射量は、燃料ラック(第1図には図示
せず)を噴射量調整レバー(10)を介してリニアソレ
ノイド、ステッピングモータ等を用いたアクチュエータ
(3)によって移動させることにより調整される。また
噴射時期は、プリストロークの変更やカム位相の変更に
より調整され、これらの変更は機械的にあるいは油圧を
利用し、タイミング調整レバー(11)を介してリニア
ソレノイド、ステッピングモータ、電磁弁等を用いたア
クチュエータ(4)により行なう。機関回転数の検出は
、例えばカム軸に取付けた磁性回転体(12)の凹溝(
13)の動きを電磁ピックアップからなる回転数センサ
(7)で検出することにより行われ、また燃料噴射量は
、予めラック位置と機関回転数による噴射量を測定して
おくことにより、アクチュエータ(3)の作動位置を差
動トランス等の位置センサ(5)で検出し、同時に機関
回転数を検出することにより知ることができる。(14
)はノズルを示す。
(20)は制御部であり、オペレータの指示に従い機関
の運転状態を制御する。この制御部としてはマイクロコ
ンピュータが用いられており、各種入出力信号のA/D
及びD/A変換、パルスカウント、パルス出力等への変
換を行うI10制御ROM(21)、制御演算及び入出
力指示を与えるCPU(22)、CPU(22)の制御
演算に使用されるRAM(23) 、制御プログラムを
記憶しているプログラムROM(24)、後述の速度変
動率特性など制御演算に必要な諸データを記憶している
データROM(25)等で構成されている。
第2図は上述のラック用アクチュエータ(3)等を含む
ガバナ部分の具体的な構成の一例を示したものであり、
燃料噴射ポンプ(2)のガバナケース(31)内に突出
した燃料ラック(32)の一端に、連結部(33)を介
してリニアソレノイド式のラック用アクチュエータ(3
)と差動トランス式の位置センサ(5)が同軸的に連結
され、またカム軸(34)に磁性回転体(12)が取付
けられ、そのフランジ状端縁に複数個の凹溝(13)が
形成されている。アクチュエータ(3)は作動コイル(
35)、固定コア(36)、シャツ!−(37)に取付
けられた可動コア(38)等からなり、位置センサ(5
)は複数個のコイルからなる検出コイル(39)、シャ
フト(37)に取付けられた可動コア(40)等からな
っている。回転数センサ(7)は電磁ピックアップであ
って磁性回転体(12)に接近して配置され、凹溝(1
3)の通過に伴う磁気の変化回数から回転数を検知する
ようになっている。
データROM(25)には、オペレータが自分の意思で
操作するアクセルの位置によって任意に設定される機関
回転数の設定値と、負荷に応じて実際の回転数(実際値
)がどうなるかという速度変動率特性を、要求される速
度変動率特性が異なる作業内容ごとに演算式または数表
の形でそれぞれ記憶させである。以下数表の場合につい
て説明する。表1はi番目の数表(以下ドループ率マツ
プという)の例であり、設定値N5etと実際値Nac
tの交点のDiはそれぞれの場合のドループ係数を示し
ている。
このほか、設定値N5et、に対応する無負荷時のアイ
ドリング回転数N1dlと、これに対するラック位置す
なわち無負荷相当ラック位置Ridlの関係を定めた表
2に示す無負荷相当ラック位置マツプと、各回転数にお
ける最大噴射量を制限するた一7= めに定められた表3に示す最大ラック位置マツプがそれ
ぞれデータROM(25)に記憶されている。
なお、上記の表2におけるN1dlはN5et、と、ま
た表3におけるNll1axはNactとそれぞれ置き
換えて考えても実質的には同じである。
上述のように、ドループ率マツプは速度変動率特性の異
なる複数の制御モードごとにそれぞれ作成されているが
、以下説明を簡単にするために、i=1及びi=2、す
なわち制御モード1及び制御モード2の二つのマツプが
用いられている場合について述べる。第1図において、
(27)はこれらの複数のモードのうちから所定のもの
を選択するためのモード選択スイッチであり、選択指示
はスイッチのオンオフ状態により認識し、制御プログラ
ム上の論理判断により行われ、常にいずれかのモード一
つを選択する機能を有している。
第3図は、これらのマツプによる機関回転数と機関の軸
トルク及びラック位置の関係を例示したものであり、表
にない中間値は補間法により求められる。第3図におい
て、A、及びA2はそれぞれ表1による特性を示し、ま
たBは表2による無負荷相当ラック位置を、Cは表3に
よる最大ラック位置をそれぞれ示している。
また、噴射時期を決定するタイミング特性等の他の制御
用データもデータROM (25)に記憶されているが
1本実施例に直接の関係がないので説明は省略する。
次に、第4図に示す制御フローチャートを参照しながら
動作を説明する。
機関の状態を認識するための各種の信号はI10制御R
OM(21)に管理され、認識可能な信号に変換されて
CPU(22)に入力される。そしてCPU (22)
は、所定のプログラムに従って制御演算を行い、各種の
制御信号を出力する。
速度変動率については、第4図のようにまず機関回転数
の設定値N5etと実際値N actを認識し、また表
2より無負荷相当ラック位置Ridlを読出し、次いで
オペレータによって設定されたモード選択スイッチ(2
7)の状態を読取り、モードに応じてi=1あるいはi
=2のドループ率マツプにより設定されるべき目標ラッ
ク位置Rsetを計算する。
この目標ラック位置Rsetは、機関回転数の設定値N
 setに対する所定の実際値N act、を得るため
の目標燃料供給量に対応するものであって、検出された
N set、及びNactから表1により求められるド
ループ係数Diと表2を用い1次のような演算式%式% 続いて、表3から最大ラック位置Rmaxを読出して今
求めたRsetと比較し、もしRset> Rmaxで
なければ、実際のラック位置RactをR55tにする
ための制御信号がCPU(22)からラック用アクチュ
エータ(3)に対して出力され、またR set ) 
Rwaxであれば、回転数が許容値を越えないようにす
るためにRset= Rmaxに修正し、実際のラック
位置Ract、を修正後の目標ラック位置Rse七にす
るための制御信号がCPU(22)からラック用アクチ
ュエータ(3)に対して出力される。こうして燃料ポン
プ(2)のラック位置が自動的に調整され、所定の速度
変動率による運転が行われるのである。
以上の説明における複数の速度変動率特性は作業内容に
応じて選定されるものであり、第3図では、制御モード
2を速度変動率が零の特殊なケース、すなわち定速度制
御特性とした場合を示している。このような定速度制御
は、ロータリー、プへ11− ラウ、芋掘り等のように定速度運転の必要な作業の場合
に用いられる。
このように制御モードの一つを定速度特性とする場合、
前記の表1に示すマツプの一つを速度変動のない定速度
特性のものとしてもよいが、次に補正係数N 5ift
を用いる例について述べる。
第5図は制御モードの選択手順を示したものであって、
定速度制御はオペレータがアクセルを操作していないこ
とが前提となるので、モード選択スイッチ(27)がモ
ード2となっている時には、アクセルが固定されている
か否かがまずチェックされ、アクセルが固定されている
場合にのみモード2が選択され、アクセルが加減速され
ていれば、モード選択スイッチ(27)に関係なくモー
ド1のドループ制御が選択される。
モード2が選択された場合には、第6図に示すようにま
ず設定値N5etと実際値Nactとを比較し、補正設
定値N5et’が次の演算式 %式% によって求められる。補正係数N 5iftは機関の構
造や定格等に応じて予備実験により予め設定される数値
である。次いで目標ラック位置Rsetの演算が第4図
の場合に準じて行われるが、N5et、’が求められた
時にはアクセルによって設定された設定値N5etの代
りにこのN5et’ が用いられる。
こうしてラックは補正された設定値に基づく目標ラック
位置まで動かされ、定速度制御が行われるのである。
(B)本発明による制御 さて1以上のような手順によってドループ制御あるいは
定速度制御が行われている時に負荷が増加したとする。
その時の回転数が、第3図に示すピークトルク回転数N
pと定格回転数Nrの間にあれば、負荷の増加によって
回転数が下がると軸トルクは逆に大きくなるので、回転
数と軸トルクがバランスできる範囲の負荷であれば、回
転数がある程度低下して負荷とバランスする位置で運転
が継続される。しかし、負荷が小さい作業内容の場合で
ピークトルク回転数Npより低い回転数で運転されてい
る時に負荷が増加すると、回転数が下がるとともに最大
トルク線(最大ラック線)までは軸トルクが上がるが、
負荷が更に加わり、最大トルク線(最大ラック線)の制
約を受けると、軸トルクは急激に低下し、それに伴い回
転数は急激に低下して安定した運転ができなくなってし
まう。
このような現象を本実施例では次のようにして防止して
いる。
第3図において、Dは負荷率が許容値を超えたか否かの
判定基準線、Eは負荷率が許容値内に戻ったか否かの判
定基準線であり、次の表4に示すような回転アップ負荷
率マツプ、及び表5に示すような回転復帰負荷率マツプ
としてそれぞれデータROM (25)に記憶させであ
る。また図には示されていないが、表6の回転アップ量
マツプもROM(25)に記憶させてあり、これらの各
マツプを用いて次のような制御が行われる。
まず、第7図(a)に示すように機関回転数の実際値N
actと実際のラック位@Rac七を認識し、表2及び
表3から無負荷相当ラック位置Ridl及び最大ラック
位[Rmaxを計算し、次の式でその時の負荷率L a
ctが求められる。
なお表2及び3の中間値は次のような補間計算を行う。
次に、第7図(b)に示すように回転数の実際値Nac
tを表4に適用し、その時の回転数に対する負荷率が許
容値を超えたか否かの判定基準となる負荷率い】pを求
める。表の中間値は次の補間計算を行う。
また、第7図(c)に示すように回転数の設定値N5e
l:を表6に適用し、設定値をどれだけ増加させるかと
いうアップ量N nupを求める。表の中間値は次の捕
間計算を行う。
こうして求められたLact、 L口p、 Nnupを
用いて、第8図(a)に示す手順で回転数の設定値が制
御される。すなわち、その時の負荷率Lactを今求め
た基準値Lupと比較し、Lact>Lupとなった場
合には、アクセルよって設定されている設定値N5et
、にアップ量Nnupを加えたN5ej2が計算される
。そしてこの補正設定値N 5et2に対応する目標ラ
ック位置Rs牡が第4図の場合と同様に計算されて制御
信号が出力され、例えば制御モード2の定速度制御の状
態から自動的に回転数が」二かり、動作点が第1図中の
線Fに沿って移動して負荷の一時的な増加に対処した運
転が行われるのである。
なおL act > L upでない場合には、N 5
et2 = N set。
として設定値は変更されない。
こうして一時的に回転数を増加させた場合には、第7図
(d)に示すように回転数の実際値Nact、を表5に
適用して、その時の回転数に対する負荷率が許容値内に
戻ったか否かの判定基準となる負荷率L downが計
算される。表の中間値は次の補間計算を行う。
こうして求められたL downと先のLact、Nn
upとを用いて、第8図(b)に示す手順で回転数を元
に戻す制御がなされ−る。すなわち、その時の負荷率L
 acシを今求めた基準値L downと比較し、動作
点が線Gに沿って移動してLact<Ldoνnとなっ
た場合には、補正設定値N5et2を本来の設定値N 
setとし、この設定値に見合う制御信号が出力される
。従ってラックは元の位置に戻って動作点は線ト■に沿
って移動し、機関はアクセルによって設定されている設
定値N setの回転数で運転される。なおL act
 < L downにならず大きな負荷が引続きかかっ
ている■寺には、Nse七2=Nse七十N nupの
ままで設定値は高い状態に保持される。
なお、前記表4及び5におけるNup及びN down
はN actと、また表6におけるN supはN5e
tとそれぞれ置き換えて考えても実質的には同じである
また、上記の実施例では、回転アップ量Nnupの設定
をROM(25)に記憶させた表6を用いた演算によっ
て行っているが、これは例えば外部設定ボリュームのよ
うな別の増加量設定手段によることもできる。
」二連のように、本発明は、負荷率が大きくなった場合
に自動的に機関回転数を高くして出力を大きくすること
により、一時的な負荷の増加に耐えq     得るよ
うにするものであって、負荷変動に対する余裕度が大き
くなるため、全体としては運転状態が安定して作業能率
を向上することが可能となり、特にピークトルク回転数
より低い回転数での運転の際には大きな効果が得られる
。このようにオペレータのアクセル操作によ″らないで
回転数を高めることは、自動車の場合には非常に危険で
あるので避けなければならないが、トラクターなどの作
業機の場合には特に危険性はなく、制御特性を知って操
作すれば極めて良好な操作性が得られるのである。なお
、上記の実施例のように、本発明は例えばドループ制御
や定速度制御が行われている機関に実施できるが、負荷
が変動しても回転数を一定に保とうとする定速度制御の
場合には、負荷がかかった時の速度の低下を防ぐ意味で
特に効果が大きいと考えられる。
〔C〕実施例の変形例 上述の実施例は、負荷率の増加を検出して回転数を上げ
るものであるが、場合によってはそこまでの制御が不要
なこともある。次にそのような場合に適した例について
述べる。
第9図は、フルスロットル作業の場合を線FSで、ハー
フスロットル作業の場合を線H8でそれぞれ示した運転
状態の例示図である。前述したように、ピークトルク回
転数NPより低い回転数の領域で運転されている時には
、出力の限界に達した後はトルクの低下により急激に回
転数が下がり、一方、回転数Npより高い領域では、出
力の限界に達した後回転数Npまではトルクが上がるが
、回転数がNp以下になると上記と同様に回転数は急激
に低下するので、オペレータは通常この急激な回転数の
低下で過負荷状態を判定している。第10図は、機関回
転数に対する燃料噴射量(Q)、燃料ラック位置(R)
、軸出力(Ps)の関係をそれぞれ示す図である。
これに対してこの変形例では、表7のような過負荷判定
負荷率マツプ、あるいは表8のような過負荷判定ラック
位置マツプをROM(25)に記憶させておき、これを
用いて過負荷を検出し、負荷を軽くする等の処置を促す
ための警報をオペレータに対して発するのである。第9
図の線Jは表7あるいは8に対応する過負荷判定線であ
り、斜線部分は過負荷警報ゾーンを示す。
表7を用いる場合について説明すると、まず、第7図(
a)に示した手順により実負荷率L actを求め、次
にその時の回転数の実際値N actを表7に適用して
判定基準となる負荷率L overを求め、第11図(
a)に示すようにL actとL overとを比較し
、L Bc−t>L overの時にCPU(22)よ
り過負荷警報信号を出力するのである。第1図の(28
)はこの信号で作動する表示灯、ブザー等の警報手段で
ある。
また表8を用いる制御では、まず第11図(b)に示す
ように機関回転数の実際値Nactと実際のラック位置
Rac七を認識し、次に表8からその時の回転数に対す
るラック位置Roverを求める。そしてRactとR
overとを比較し、Ract) Roverの時にC
PU(22)より過負荷警報信号を出力するのである。
以」二の実施例は機関がディーゼルエンジンの場合であ
るが、本発明による制御は機関の種類に応じた修正を加
えることによって、例えばガソリンエンジンに対しても
同様に実施することが可能であり、この場合にはスロッ
トル開度が実施例におけるラック位置に相当することに
なる。
〈発明の効果〉 以上の説明から明らかなように、本発明は、負荷の増加
時に回転数を高めて出力を大きくすることによって、一
時的な負荷の増加に耐えて運転を継続することができる
ようにしたものであり、負荷率変動に対する余裕度が大
きくなって運転状態が安定するため、個々の作業におけ
る作業性が向上するとともに作業機の操作フィーリング
が良好となり、また機関に無理な運転を強いて燃費や機
関寿命に悪影響を与えるような可能性も少なくなり、更
に一台の作業機を各種の作業に用いて効率よく稼動させ
ることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明の一実施例を示すもので、第1
図は概念系統図、第2図(a)及び(b)はガバナ部分
の構成を例示する一部破断側面図及び正面図、第3図は
機関回転数とラック位置及び軸トルクの関係を示す特性
図、第4図乃至第6図は基本的な制御のフローチャート
、第7図(a)〜(d)及び第8図(a)(b)は本発
明による制御のフローチャートである。また、第9図は
機関回転数と軸1〜ルク及び軸出力の関係を示す特性図
、第10図は機関回転数と燃料噴射量、燃料ラック位置
及び軸出力の関係を示す特性図、第11図(a) (b
)は実施例の変形例の制御のフローチャートである。 (1)・・・機関、(2)・・・燃料噴射ポンプ、(3
)・・・ラック用アクチュエータ、(7)・・・回転数
センサ、(8)・・・アクセル位置センサ、(9)・・
・アクセル、(20)・・・制御部、(22)・・・c
pu、(25)・・・データROM。 特許出願人 ヤンマーディーゼル株式会社代 理 人 
弁理士  篠  1)  實第11図(a) 第11図(b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)機関回転数の実際値を検出する機関回転数検出手
    段と、 機関回転数の設定値を検出する設定回転数検出手段と、 負荷率が許容値を超えたか否かの判定基準として用いら
    れる回転数と負荷率との関係を記憶する記憶手段と、 負荷率が許容値を超えた場合における回転数の設定値の
    増加量を規定する増加量設定手段と、検出された機関回
    転数の実際値と設定値との差から負荷率を算出し、前記
    記憶手段の記憶データにより負荷率が許容値を超えてい
    るか否かを判定し、超えた場合には前記増加量設定手段
    による増加量を加えた設定値に対応した目標燃料供給量
    を決定して制御出力を出す演算手段と、 演算手段の制御出力により燃料供給量を調整する燃料制
    御手段、 とを備えたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
JP19617084A 1984-09-19 1984-09-19 内燃機関の制御装置 Granted JPS6172846A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19617084A JPS6172846A (ja) 1984-09-19 1984-09-19 内燃機関の制御装置

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JPH0580584B2 JPH0580584B2 (ja) 1993-11-09

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