JPS6172073A - さび転化塗料及びその製造方法 - Google Patents

さび転化塗料及びその製造方法

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JPS6172073A
JPS6172073A JP60194985A JP19498585A JPS6172073A JP S6172073 A JPS6172073 A JP S6172073A JP 60194985 A JP60194985 A JP 60194985A JP 19498585 A JP19498585 A JP 19498585A JP S6172073 A JPS6172073 A JP S6172073A
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acid
rust
water
film
rust conversion
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Application number
JP60194985A
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English (en)
Inventor
アーパツド エム・マギヤー
ジエイムス ジー・ニユーサム
ダレル ダブリユ・パツトン
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PennzEnergy Co
Original Assignee
Pennzoil Co
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C22/00Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals

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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 茨五公団 本発明は、アルカンポリオールとポリヒドロキシ安息香
酸との反応生成物、これに水および被膜形成重合体を組
み合わせて成るさび転化(さび消し)塗料およびその製
造方法に関する。本発明品をさびた金属表面に適用する
と、さびを安定な、鉄含有醋体に変えることができる。
また、この塗料を除去することにより、さびのない金属
表面とし、あるいはそのまま表面に残しておき防温およ
び防食性を付与することができる。
背景技術 従来、ヒドロキシ安息香酸を成分として含有する腐食抑
制組成物および添加剤が知られている。
例えば、Zecherの米国特許第4.014.814
号はポリヒドロキシ安息香酸とリン酸塩との反応生成物
から成る腐食抑制組成物を開示しているa Pearl
manの米国特許第3,578,508号はクロム鉄鉱
を没食子酸で処理して得られた溶液による鉄鋼の防食に
関する組成物とその方法を開示している。Loweの米
国特許第3,245.909号は腐食抑制として2,4
−ジヒドロキシ安息香酸を含有する腐食抑制−潤滑組成
物を開示した。最後に、米国特許第4.24LO11号
で代表される広澤らの発明になる一連の特許は、不凍液
組成物を含有するアルカリ金属硅酸塩のpull衝剤お
よび防食抑制剤としてヒドロキシ安息香酸を使用するこ
とが開示されている。
ま−た、先行技術の中には、アルキレングリコール成分
を含有する腐食抑制組成物がある。その一つであるBa
rtholdらの米国特許第4 、324 、675号
は、腐食抑制剤を含有する不凍液組成物を開示しており
、アルキレングリコールをベースとする冷却液は安息香
酸の核置換体のような抑制剤を含有している。Ta t
eの米国特許第4.240,925号はポリアミン類と
同時に使用可能なグリコールを含をする腐食抑制組成物
を開示している。このような組成物は、陰極および陽極
腐食抑制剤を含有している。
先行技術には、また、さび転化組成物があり、その一つ
はHengelhaptらの米国特許第4,086.1
82号に開示されているように重合体を芳香族カルボン
酸と酸無水物又は置換酸無水物との反応生成物と共に分
散又は乳濁したものである。
発明の要約 本発明の目的は、改良したさび転化組成物を提供するこ
とにある。
本発明の他の目的は、改良したさび転化組成物の製造方
法を提供することにある。
本発明の別の目的は、さび転化組成物の使用により金属
表面からさびを除去する方法を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、本発明によるさび転化組成物
の使用によりさびた表面に防食および防湿性を付与する
方法を提供することにある。
本発明の他の目的および利点は以下の記載により明らか
となる。
前記目的を達成する本発明のさび転化組成物は、ポリヒ
ドロキシ安息香酸とアルカンポリオールとの反応生成物
、被膜形成重合体および水から成る。
これはさびた鉄含有表面に適用され、耐湿、耐食性の保
護層を形成する。また、乾燥した組成物を表面から除去
し、さびのない表面とすることもできる。
さび転化塗料は、アルカンポリオールをポリヒドロキシ
安息香酸と共に芳香族系溶媒中で触媒を使用して高温に
加熱すると得られる。縮合により生じた水、芳香族系溶
媒および未反応のアルカンポリオールを除去し、生成物
を水に溶かし、これを被膜形成重合体の分散液と混合す
るのである。
ユ里亘圧狙呈星双 本発明は、アルカンポリオールとポリヒドロキシ安息香
酸との反応生成物、これに被膜形成重合体および水を組
み合わせてなる新規なさび転化組酸物を提供するもので
ある。この組成物をさびた表面に適用し、乾燥すると耐
湿、耐食性の被膜を形成する。この組成物は、自己進行
型のさびた表面を転化し、中和し、不活性な物質に変え
ることにより腐食の進行を停止しまたは遅くする作用が
ある。
構成成分であるポリヒドロキシ安息香酸は、通常のもの
であればよく、例えば3,4−ジヒドロキシ安息香酸、
4,5−ジヒドロキシ安息香酸、3.4,5−1−ジヒ
ドロキシ安息香酸(没食子酸)がある。ポリヒドロキシ
安息香酸は次の一般式で示される。
ここで、nは2〜5の整数である。上記のヒドロキシ安
息香酸は例として示したもので、これらのものに限定さ
れない。
アルカンポリオールの成分は、炭素原子数7までの、2
〜3個の水酸基を有するものであればよい。好ましい例
として、エチレングリコール、プロピレングリコール、
ソルビトール、ペンタエリスリトール、テトラエチレン
グリコールが挙げられる。また、これらの混合物はもち
ろん置換アルカンポリオールも使用することができる。
ポリヒドロキシ安息香酸とアルカンポリオールとの反応
生成物は、アルコキシ−エーテル結合を有するオリゴマ
ー化合物であり、その代表的な構造は次のとおりである
ここで、mは1〜5の整数、n、pおよびqは5以下の
整数である。
上記一般式から、ポリヒドロキシ安息香酸とアルカンポ
リオールの反応は安息香酸とポリオールのアルコール部
分とのエステル生成のみならず安息香酸の水酸基が次々
に重合して水酸基置換基上でエーテル生成の起ることも
わかる。
このさび転化組成物を調製するには、はじめにアルカン
ポリオールを芳香族系溶媒中で酸性触媒の存在下に高温
でヒドロキシ安息香酸と反応させる。次いで、縮合によ
り生じた水を共沸蒸留で除去した後、芳香族系溶媒を傾
潟して除き、未反応のアルカンポリオールを減圧留去す
る。得られる生成物は褐色の粘性のある物質である。反
応に際し、過剰のアルカンポリオールを使用して所望の
反応を促進させるようにするのが好ましい。この重合体
型物質の最終構造は、各反応物の量を注意深くコントロ
ールすることにより決めることができる。反応は高めら
れた温度で、好ましくは使用した芳香族系溶媒の沸点で
行なわれる。一般に、温度範囲は75°Cから溶媒の沸
点の間である。好ましい溶媒は、ベンゼン、m−9p−
および0−キシレン、トルエンなどの芳香族炭化水素と
クロロベンゼンの如き塩素置換誘導体である。他の溶媒
としてはジメチルスルホキシドと、上記のものとの混合
物がある。好ましい溶媒はキシレンである。反応は触媒
の存在下で、好ましくは有機酸性触媒、とくにp−+−
ルエンスルホン酸の存在で行なわれる。
反応中、縮合により水が生成するから、除去しなければ
ならない。水は使用した溶媒により共沸蒸留により除去
するのが好ましい。これは通常の方法により薫留塔から
捕集される。反応が完結すると一般に粘性のある生成物
が得られるが、これは本発明のさび転化塗料を製造する
のに適している。
上記のように、さび転化塗料はこの反応生成物を水溶液
中の被膜形成重合体と組み合わせて使用する。この被膜
形成重合体は水溶性の被膜を形成する重合体であって、
商業的に入手できる。本発明では、アクリル酸重合体ラ
テックスがとくに使用するのに適している。これらのラ
テックスは、ローブレックス(Rhopleχ)および
アクリソール(Acrysol )  (Rohm &
 Hass社の商標名)として市販されている。これら
の物質はアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルの
混合物の水溶液である。その一つは^crysol  
I −62であって、微酸性の乳化剤を含むアクリル酸
樹脂ラテックスの分散液であって、アルカンポリオール
−ポリヒドロキシ安息香酸反応生成物と併用できる。要
求される他の物理的性質例えば形成される被膜のたわみ
性、耐衝撃性などによって、重合体および共重合体の種
類と組合わせはその併用性と保存安定性が満足される限
り種々変えることができる。
さび転化塗料の形成に際し、アルカンポリオールとポリ
ヒドロキシ安息香酸の反応生成物を水に溶かして40〜
50重景%の反応生成物を含有する製品溶液を得る。こ
の溶液を被膜形成重合体の分散液と混合する。この製品
は被膜形成分散液中に5〜20重量%の反応生成物を含
有する。
得られた溶液の粘度を調整することは望ましいことであ
り、これは当該分野で知られた増粘剤を常法により添加
することで達成される。適当な増粘剤としては、ユニオ
ンカーバイド社の商品名Po1yoxとUcarがある
得られる製品溶液は、一般に白色の、好ましくは粘性の
ある水溶液であるが、この粘度は、もちろん増粘剤を使
用して調整可能である。本発明による溶液はかくしてさ
び転化塗料としてそのまま使用することができる。この
溶液を鉄さびを含んだ表面に塗ると、赤さびが固体の黒
い被膜に変ることが見出された。この被膜をさびた表面
に残しておくと、乾燥後は防湿、防錆塗料となるが、こ
れを表面から除去すると実質的にさびのない表面が与え
られる。本発明の組成物をさびに対して充分な量用いる
と、鉄の上にさびを含んで被膜を形成し、乾燥する迄さ
びた表面にそのまま残る。
この転化塗料は、自己進行型のさびた表面を転化し、中
性化し、不活性な物質に変えることにより、さびた表面
の腐食の進行を停止しまたは遅らせるものと考えられる
。この転化過程の化学については充分に解明されていな
い。また、出願人はこの考え方にとられれておらず、ポ
リヒドロキシ安息香酸とアルカンポリオールとの反応生
成物がFe(II[)をFe(II)に還元し、またF
e(II)イオンとキレートをつくり、これによりこれ
らのイオンを不動化し、安定な錯体を形成すると考えら
れる。Fe(ff)19体は次いで酸化されてより安定
なFe(I[I)錯体となる。
さび転化塗料組成物については、種々の使い方がある。
この組成物は、車体の処理に使用することができる。即
ち、既にさびた車体あるいは標準的な防錆操作の前に行
なう車体のプリコートにも使用することができる。自動
車その他の車両の、拾い塗または塗装表面の仕上げ塗り
に先立って行なうさび中和剤としてエーロゾルタイプの
製品を使用することができる。腐食過程を不活性にする
ために、“液体サンドブラスト”型の製品も種々の表面
に使用することができる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではない。
実施例1 3.4.5−トリヒドロキシ安息香酸(没食子酸’I 
 100gと1.2エタンジオール(エチレングリコー
ル)をキシレン75gと共に触媒として1)−トルエン
スルホン酸0.5gの存在において還流した。生成した
水をDean 5tark トラップで捕集した。反応
温度が約130℃になったときに、共沸蒸留および水分
除去を容易にするためキシレンを追加した。トラップか
ら4つの両分にわけて、全量91.8 gの留出物が得
られた。それぞれの水分をカールフィッシャー滴定によ
り求めた。5時間の反応後、縮合により生じた水は全部
で39.3gであった。これはエチレングリコールと縮
合した没食子酸1モル当り、3.7モルの水が生じたこ
とになる。
除熱後、反応混合物を室温に冷却した。生成物は二層に
はっきり分かれ、主にキシレンを含む上層を傾潟した。
次に、70〜75℃、41mHgで減圧蒸留し、過剰の
エチレングリコールを除いた。
反応生成物を減圧下で冷却し、褐色、粘稠性の物質12
3.9gを得た。これは水に易溶であった。
縮合生成物の5%水溶液(重量)は、スチールパネルの
赤さびを黒色に変える。また、没食子酸−エチレングリ
コール縮合生成物はポリアクリル酸樹脂うテンクス懸濁
液(Acrysol  I −62、Rohm and
 Hassカンパニー)と共存し得ることが判明し、さ
びた金属表面で黒色の転化被膜を形成した。
減圧蒸留による縮合生成物の赤外線分析を行なった。そ
のスペクトルは5.9および9.0μ付近で強い吸収ハ
ンドを示した。5.9μの吸収ハンドはカルボン酸エス
テル官能基の特徴であり、この官能性はと(にその遊離
の酸性度が僅かに0.72mgKOH/gであって、残
存p−1−ルエンスルホン酸触媒に対応するところから
、上記カルボン酸エステル官能基に対応するものである
。9.0μの吸収バンドはエーテル官能基の特徴であり
、これは二つの反応体の間でエーテル結合の生成を通じ
て縮合と重合が同時に起るという理論の裏付けとなる。
ゲル浸透クロマトグラフィー分析の結果、分子量488
〜910の化合物が存在することがわかった。これは大
半の縮合生成物が2〜4個の没食子酸と7個またはそれ
以上のエチレングリコールとの反応により生じることを
暗示している。
実施例2 ’l X 41nchの金属片をASTM  B  1
17の試験室に入れて5%食塩水を噴霧し、さびた試験
片をつくった。Acrysol  I −62(90g
)と実施例1の没食子酸−エチレングリコール縮合生成
物およびPo1yox−WSR−N−750濃厚化剤(
ユニオンカーバイド社製)0.5gを予め水(5g)に
溶かしたものの混合物を調製し、さびた試験片に使用し
た。赤さびはすぐに黒色の転化被膜に変化した。約1時
間乾燥後、硬いアクリル酸樹脂被膜が得られた。これに
Pennzoil P Z −300防錆剤(ベンゾイ
ル カンパニー社製)を上塗りした。
この試験片を3.024時間ASTM  B  117
の食塩水噴霧試験を行なった。試験期間に取出した試験
片の上塗り層には全くさびはみられなかった。一方、転
化被膜は黒く、へらを使って掻き落したが金属表面には
さびが認められなかった。
実施例3 実施例1に従って実験を行なった。没食子酸200gと
エチレングリコール400gをP−1−ルエンスルホン
酸の存在において反応させた。反応時間は13時間に延
長し、全部で93gの水を捕集した。これは没食子酸1
モル当り約4.4モルの水が住じたことになる。生成物
は実施例1よりも粘度が高いが、依然として水溶性であ
り、エステルおよびエーテル特有の赤外線吸収バンドを
示し、さびた鉄片に使用した結果、黒色の転化被膜を形
成した。ゲル浸透クロマトグラフィーによる分析結果、
平均分子量は643で、最大は1142であった。
実施例4 実験は実施例1に従って行なった。実施例1の反応を行
ない、没食子酸1モル当り水3.7モルを生した。反応
中、窒素パージを行なって反応生成物が得られた。これ
は実施例1のものと同様の特性を示した。
実施例5 自動車に拾い塗ペイントを施すに先立って使用すべき転
化塗料プライマーを得るための実験を行なった。製品は
エーロゾルコンテナーに容れる。
没食子酸−エチレングリコール縮合生成物と非水溶性ア
クリル酸樹脂との種々のブレンド品を調製した。得られ
たブレンド品にυcar  SCT〜100 (ユニオ
ンカーバイド社製)を加えて濃厚化し、垂直な金属表面
に被膜を形成するのに充分な粘度の製品を調製した。そ
の代表的なものは、AcrysolI−62、Rhop
lex LC−67またはその混合物を94〜95重量
%含有する。このブレンド品は実施例4の転化用添加物
5重量%と濃厚化剤0.4重量%を含んでいる。この製
品を軽(ブラシをかけたさびた鉄板に噴霧した。これに
市販の拾い塗ペイント、例えばKrylon、、Dup
licolor (いずれも商品名)でトップコートを
施した。乾燥した鉄板をASTM  B  117の食
塩水噴霧試験にかけた。それぞれ1264時間および1
600時間の5%食塩水噴霧試験後に鉄板を取り出した
。トップコート拾い塗ペイント表面には亀裂が生じてい
、たが、添加被膜は完全であり、金属表面はしっかり保
護されていた。
実施例に の実験の目的は、没食子酸−エチレングリコ−ル生酸物
の自動車用アクリル系ラッカーペイントとの両立性を試
験することである。アクリル系う・7カー(デュポン社
の380  S  Lucite C1earCoat
 Lacquer )をアクリル系ラッカーシンナー(
シュポン社の“Mid−Temp”アクリルシンナー6
3重量%)に)容かし、これにエチレングリコール−没
食子酸縮合生成物(6重量%)を添加した。
また、転化用添加物を含まないブランクのう・ツカ−を
容ン夜を調製した。さびた鉄板をワイヤーフ′ラシでみ
がき、水で洗い乾燥した。次いで、鉄板にアクリル系ラ
ッカー溶液を塗り、乾燥後自動車用スプレーペイント(
Duplicolor Blue )を塗装した。
この1失板を、12月から2月までの3月間、ルイジア
ナ州5hreve portのビルの屋上に放置してお
いた。3ケ月後、転化用添加物を含まないLucite
溶液を塗った鉄板は、ひび割れができてさびがDupl
icolor )フプコートまで浮き出ていたが、エチ
レングリコール−没食子酸転化用塗料添加物の入ったL
ucite溶液を塗った方は実質的にさびがなかった。
この大気露出試験では被膜にひび割れが生じなかった。
実施例7 この実施例は没食子酸と2,2′−オキシジェタノール
(ジエチレングリコール)の反応生成物を得るのが目的
である。実験方法は実施例1に記載したのと同様である
。没食子酸35.2g(0,21モル)とジエチレング
リコール87.6g(0,83モル)をp−)ルエンス
ルホン酸0.5gの存在においてキシレン150g中で
還流した。還流温度を12時間の反応中137℃に保っ
た。縮合により生じた水をDean 5tark )ラ
ンプで捕集し、その重量を測り、カールフィッシャー滴
定により求めた。反応混合物に追加触媒として濃硫酸1
m1lJを加えた。3〜4時間の還流に続いて減圧蒸留
した結果、没食子酸1モル当り4.5モルの水が得られ
た。減圧蒸留の前に過剰のキシレンを傾潟した。
生成物は粘稠性で、水溶性の物質であった。生成物を重
合体ラテックス例えばAcrysol  r −62と
混合して、さびた鉄板に塗ったところ特徴のある黒色の
転化被膜が形成された。
生成物の赤外線スペクトルは、それぞれ5.9゜9.0
μ付近でエステルとエーテル特有の吸収バンドを示した
。ゲル浸透分光分析の結果は、分子量313〜1365
で、平均分子量785の化合物の存在を示した。
実施例8 没食子酸42.7g(0,25モル)と1,3−プロパ
ンジオール76.7g(1,03モル)をキシレン約2
00g中で還流した。触媒としてp−)ルエンスルホン
酸0.55 gを用いた。還流温度は8時間の反応巾約
135℃に保った。カールフィッシャー滴定により捕集
した水は全部で13.0 gであり、没食子酸1モル当
り2.9モルに相当する。
過剰のキシレンを傾潟して、反応混合物を減圧蒸留した
。生成物は粘稠性の水溶性物質で、^crysolI−
62と混合してさびた鉄板に塗ると、特徴のある黒色の
転化被膜となった。
赤外線スペクトルはエステルおよびエーテル特有の吸収
ハンドを示し、またゲル浸透分光写真は分子量341〜
1456の化合物の存在を示した。
実施例9 ここでは、没食子酸と1.2−プロパンジオール(プロ
ピレングリコール)の縮合生成物を調製した。没食子酸
36.14(0,21モル)とプロピレングリコール6
3.6 g (0,84モル)をp−トルエンスルホン
酸0.68 gの存在においてキシレン約150g中で
還流した。12時間の反応中、温度は132℃に保った
。捕集された水は全部で18、4 gであり、没食子酸
1モル当り4.9モルに相等する。減圧蒸留によりさら
に水0.56 gが得られた。生成物は粘性があり、僅
かに水に溶ける。
さびた鉄の表面に塗ると特徴のある黒色の転化被膜を形
成する。赤外線スペクトル分析の結果、5゜9および9
.0μ付近に吸収ハンドがあり、ゲル浸透クロマトグラ
フィー分析では分子量352〜1456であった。
実施例10 この実験では、没食子酸とソルビトールの反応生成物を
得る。没食子酸42.6g(0,25モル)とソルビト
ール182.6 g (1,0モル)をp−トルエンス
ルホン酸0.5gの存在においてキシレン300g中で
還流した。反応により生じた水を共沸蒸留により除去す
るためにキシレン150gを追加した。還流温度は13
.5時間の反応中135℃に保った。生じた水をDea
n 5tark )ラップで捕集し、秤量した。留出物
中の水分をカールフィッシャー滴定により求めた。還流
により得られた水の合計はI 4. Ogであり、没食
子酸1モル当り3゜1モルに相当する。反応混合物を減
圧蒸留してキシレンとジメチルスルホニ 圧蒸留により更に2.1gの水が捕集され、水は全部で
16.1g(没食子酸1モル当り3.6モルに相当)に
なった。生成物は暗色で粘性を帯び水に溶ける。これを
Acrysol  I − 6 2に溶かすと特徴のあ
る黒色の転化用塗料になる。ゲル浸透クロマトグラフィ
ーの結果、分子量291〜1469の化合物の存在する
ことがわかった。
実施例11 この実験の目的は、没食子酸と2,2−ビスヒドロキシ
−メチル−1,3−プロパンジオール(ペンタエリスリ
トール)の反応生成物を調製することである。没食子酸
42.8g(0.25モル)とペンタエリスリトール1
38g(1モル)を溶媒としてジメチルスルホキシド3
06およびキシレン150中でp−1−ルエンスルホン
酸0.5gの存在において還流した。還流温度を20時
間の反応中135℃に保った。縮合により生じた水をD
eanStark )ラップで捕集して秤量し、水分を
カールフィッシャー滴定により求めた。還流蒸気は、キ
シレン、水およびジメチルスルホキシド共沸物の混合物
であって、凝縮後二層に分かれた。還流により得られた
水は1 5. 4 gであって、没食子酸1モル当り3
.4モルに相当する。反応混合物を減圧蒸留してジメチ
ルスルホキシドとキシレンを除いた。減圧蒸留により、
さらに2.8gの水が捕集され、その全量は1 8. 
2 gとなった。没食子酸1モル当り4.0モルに相当
する。蒸留により除去された物質の全重量は267gで
あった。生成物は暗色、粘性を帯び、完全に水に溶ける
。生成物をAcrysol  I − 6 2と混合し
、さびた鉄板に塗ると特徴的な黒色の転化被膜が形成さ
れた。赤外線分光分析の結果、エステル基の存在が示さ
れたが、エーテル基の存在は明確でなかった。ゲル浸透
クロマトグラフィー分析の結果、分子量387〜129
3の化合物の存在がわかった。
実施例12 この実験では、テトラエチレングリコールと没食子酸を
縮合する。没食子酸(0.25モル)とテトラエチレン
グリコール(1.0モル)をp−トルエンスルホン酸の
存在においてキシレン中で還流した。還流温度は約14
5℃で、12.5時間の反応中一定に保った。縮合反応
により生じた水は14、3gであり、没食子酸1モル当
り3.2モルに相当する。反応中、六時間還流後、濃硫
酸1m,Qを反応混合物に添加した。キシレンを傾潟し
、反応混合物を減圧蒸留して未反応のテトラエチレング
リコールを除いた。生成物は粘性を帯び、僅かに水に溶
ける。Acrysol  I − 6 2と混合してさ
びた鉄板に塗ったところ黒色の転化被膜を形成した。ゲ
ル浸透クロマトグラフィーによる分子量は218〜10
69であった。赤外線スペクトルはエステル基の存在を
示したが、エーテル基については確認はされなかった。
実施例13 この実験の目的は、没食子酸と1.2.3−プロパント
リオール(グリセリン)の縮合生成物を調製することで
ある。没食子酸(0.5モル)とグリセリン(2モル)
をp−)ルエンヌ、ルホン曲究0。
5を用いてキシレン150’g中で還流した。還流温度
は約125°Cであった.縮合により生じた水を捕集し
たところ40gであった。水分は75.2重量%であっ
た。従って、水の全重量は3 0. og(1.67モ
ル)であり、没食子酸1モル当り3.3モルに相当する
。キシレンを傾潟し、残ったキシレンは温めて窒素を吹
込んで除去した。生成物は、暗色で粘性を帯び水に完全
に溶ける。この生成物をAcrysol  I − 6
 2に溶かしてさびた鉄板に塗ったところ、特徴のある
黒色の転化被膜が形成された。赤外線分析の結果、エス
テル基の存在とエーテノL;基存在の可能性が示された
。ゲル浸透クロマトゲラフイー分析の結果、分子量21
2〜1140の化合物のあることがわかった。
以上例をあげて本発明を説明したが、当業技術者であれ
ば種々の改変を加えうろことは明らかであり、本発明が
ここに記載のものに限定されるべきでないことが理解さ
れる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の成分から成るさび転化塗料。 (a)アルカンポリオールとポリヒドロキシ安息香酸と
    の反応生成物、 (b)被膜形成重合体、および (c)水。 2、アルカンポリオールが炭素原子数7までであって、
    2〜3個の水酸基を含む特許請求の範囲第1項に記載の
    さび転化塗料。 3、ポリヒドロキシ安息香酸が次の式で示される特許請
    求の範囲第1項に記載のさび転化塗料。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 4、ポリヒドロキシ安息香酸が没食子酸である特許請求
    の範囲第3項に記載のさび転化塗料。 5、アルカンポリオールがエチレングリコールである特
    許請求の範囲第2項に記載のさび転化塗料。 6、被膜形成重合体がアクリル酸重合体である特許請求
    の範囲第1項に記載のさび転化塗料。 7、5〜10重量%のポリヒドロキシ安息香酸とアルキ
    レングリコールとの反応生成物、被膜形成重合体および
    調整水から成るさび転化組成物。 8、アルカンポリオールとポリヒドロキシ安息香酸を芳
    香族系溶媒中で酸性触媒の存在下において反応させ、縮
    合により生じた水を除去し、芳香族系溶媒と未反応のア
    ルカンポリオールとを減圧蒸留して除去し、得られた反
    応生成物を水および被膜形成重合体と混合して成るさび
    転化塗料組成物の製造方法。 9、芳香族系溶媒としてキシレンを使用する特許請求の
    範囲第8項に記載の方法。 10、ポリヒドロキシ安息香酸として没食子酸を使用す
    る特許請求の範囲第8項に記載の方法。 11、アルカンポリオールとしてエチレングリコールを
    使用する特許請求の範囲第8項に記載の方法。 12、被膜形成重合体としてポリアクリル酸を使用する
    特許請求の範囲第8項に記載の方法。 13、さびた表面にさび転化塗料を適用して、乾燥によ
    り硬い被膜表面を形成するさびた鉄含有表面からさびを
    除去する方法。 14、硬い被膜表面を除去し、さびのない鉄含有表面と
    する特許請求の範囲第13項に記載の方法。
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