JPS6167378A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、１フィールドの映像信号を複数のトラックに
分割して記録し、再生するヘリカルスキャン型磁気記録
再生装置に関し、特に、テレビ画面に現われる部分の映
像信号の接続を良好に行なう磁気記録再生装置に関する
。

〔従来の技術〕

従来、ヘリカルスキャン型磁気記録再生装置（以下ＶＴ
Ｒと記ず）、特に民生用ＶＴＲにおいては、ｌフィール
ドの映像信号を１本のトラックに記録する方式が採用さ
れている。ＶＴＲの小型化を考えるとき、ヘッドと磁気
テープのｔ口封速度を変えない、即ち記録再生特性を変
えないことを条件とすると、例えばへ・シトが搭載され
ている回転ドラムの回転数を２倍にし、回転ドラムの径
を１／２に縮小、する方式が考えられる。この方式によ
ると、ｌフィールドの映ＩｆＪ、信号が２本のトラック
に分割されて記録されるので、１フィールドに２個の信
号継目が存在することになり、一方の継目を従来の１フ
ィールド・１トラツクの場合と同様に垂直帰線肋間に置
くと、他方は画面中央に来る。

従ワて、この方式を実現するには画面中央における映像
信号の接続を良好に行なう必要があるが、これは容易で
はない。このことを以下で説明する。

今、２１ＦＩｉのヘッドでそれぞれ画面の上半分と下半
分とを記録、再生するものとする。この時、記録時と再
生時とでテープテンションに差があると、ヘッド切換位
置に時間の不連続が生じ、いわゆるスキューが発生する
。このことを第３図を用いて説明する。

第３図ｆａ）において、２は磁気テープ、３ａ、３ｂは
それぞれヘッドｌａ、ｌｂにより記録されたトラックで
ある。再生時、ヘッド１ａがヘット切換点Ａに来たとき
に、ヘッド１ｂが位置Ａと同時に記録された位置Ｂに来
ていれば、画面中央における信号の接続は良好に行なわ
れる。この様子を第３図山）に示す。なお、図中Ｐは画
面継目を表わしている。ところが、テープのテンション
変動により位置Ｂが８１にずれると、第３図（Ｃ１に示
すように、Ｂ、Ｂ１間の信号が欠落してしまう。また、
位置ＢがＢ２にずれると、第３図（ｄ）に示すように、
Ｂ２，８間の信号が繰り返し再生されることになる。な
お、第３図（ｃｌ、　（ｄｌは、説明のためにスキュー
量を誇張して示している。実際のＶＴＲでは、スキュー
量は１水平期間以下であり、家庭用受像機で受けた場合
は内部同期のＡＦＣ回路により第３図ｔｐ＋に示すよう
に画面の曲がりとして現われる。

いずれにせよスキューが発生すると、画面中央における
継目を意識させ、視覚上好ましくない。

しかるに、ヘリカルスキャン型ＶＴＲにおいてスキュー
を発生させないことは極めて困烈であり、このことがフ
ィールド分割型ＶＴＲの実現を妨げていた。

ここで、近年、半導体技術の進歩に伴うｒｃＯ高集稍化
、低価格化により、ＶＴＲにディジタル式時間軸補正器
（以下ＤＴＢＣと記す）を持たせて、スキューやジッタ
を補正することが可能になりつつある。例えば特開昭５
８−１２４３８５号公報に示されるＤＴＢＣでは、入力
映像信号の時間軸変動量（時間軸誤差）の検出は、所定
方式のテレビジョン映像信号と局内標準クロック信号と
の間に存在する所定の位相関係に基づき、入力映像信号
を標準クロック信号にてサンプリングし、そのサンプル
位相と所定位相とのずれに基づいて行なうようにしてい
る。またその補正は、入力映像信号の時間軸誤差を、サ
ンプリングクロック周期を単位とする大きい誤差成分と
、１サンプリングクロック周期以下の小さい誤差成分と
に区分し、前者をシフトレジスタからの読出しタイミン
グを適切に調整することによって補正するとともに、後
者の精密な補正は、補正出力映像信号を取出すＤ／Ａ変
換器の、あるいは入力側Ａ／Ｄ変換器の駆動用クロック
信号を、標準同期信号にロックしたクロック信号にその
時間軸誤差に応じた位相変調を与えた信号とすることに
より行なうようにしている。

しかし、このような装置におむくで、単純に記録。

再生を行なったのでは、第３図にて説明したように、画
面中央でスキューによって信号の欠落や重複が起こって
しまう、特に、欠落の場合はＤＴＢＣによっても補正不
可能である。この問題点を解決する方式として、既に知
られている方式を以下に説明する。

第４図は、従来知られている方式の原理を説明する図で
ある。この方式は、同図（ａ）に示すように、記録時に
は、画面の上半分と下半分の映像信号を時間軸圧縮して
それぞれのトラックに記録し、再生時には、時間軸伸長
を行なって元に戻すようにするものである。同図（′ｂ
）は、磁気テープ２上のトラックパターンを示したもの
で、時間軸圧縮された映像信号は、トラック４ａ、４ｂ
の斜線部Ｅに線部ｒ心とが交わらないよう記録時の圧縮
率を過当に設定することにより、再生信号の欠落や重複
を避けることができる。

〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上記従来の方式では、約１／２フィールドもの
大容量のメモリを必要とし、さらにクロック周波数も異
なるものが２系統必要であるなど、回路規模が大きくな
るという欠点があった。

この発明は、上記のような従来のものの欠点を除去する
ためになされたもので、大規模な回路を用いることなく
画面中央の継目部において欠落のない再生信号をＤＴＢ
Ｃへ入力でき、再生画面における歪を確実に補正するこ
とのできるＶＴＲを提供することを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係るＶＴＲは、回転ドラムに略１８０゜の角
間隔で第１．第２の回転へノドを設けるとともに、この
第２の回転ヘッドに近接して該ヘッドと同一アジマスを
有する第３の回転ヘッドを設けたものである。

〔作用〕

この発明においては、第１の回転ヘッドで１フィールド
の前半あるいは後半の映像信号を記録再生するとともに
、第２の回転ヘッドで１フィールドの後半あるいは前半
の映像信号を記録し、第３の回転ヘッドで該映像信号を
再生する。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図について説明する。

第１図ｆａ）は本発明の一実施例によるＶＴＲのヘット
配置を示す図であり、図において、ｌａ、ｌｂ。

ｌｃば回転ドラム５に取付けられたヘッドであり、ヘッ
ド１ｂは回転ドラム５の回転平面上においてヘッドｌａ
と１８０’の角間隔をもって取付けられている。またへ
ノドＩＣは、へ７ド１ｂよりも角度θだけ回転ドラム５
の回転方向とは逆方向にずれた位置に取付けられており
、該ヘッドＩＣのアジマスは上記へノド１ｂのアジマス
と同じである。

また、２は磁気テープであり、回転ドラム５に（１８０
＋２α）°巻イ寸けられている。

この第１図＋ａ）は、フィールド分割点部分を記録ある
いは再生するときの様子をも示しており、記録時はへノ
ド１ａとヘッド１ｂとが使用される。

そしてヘッドｌａはＩフィールドの前半（画面の上半分
に相当）を、ヘット１ｂは１フィールドの後半（画面の
下半分に相当）をそれぞれ記録するように設定されてい
る。

また第１図（′ｂ）は本実施例のＶＴＲによって記録さ
れたテープパターンを示す図であり、図中、６ａ、６ｂ
はそれぞれヘッドｌａ、ｌｂによって記録されたトラッ
クである。また、Ｃ，Ｄ、Ｆで示す位置はそれぞれ同図
（ａ）の同一記号の位置に対応している。従って、トラ
ック６ａ上のＣ位置に記録されている情報と、トラック
６ｂ上のＤ位置に記録されている情報とは同一のもので
ある。また図中、距離Ｌαは同図（ａｌに示す角度αに
、距ｔ９Ｌは角度θに対応している。

第２図は本実施例のＶＴＲの記録系、再生系の信号処理
の概略構成例を示し、図において、７は人力映像信号ｒ
をＦＭ変調するＦＭ変調器、３ａ。

８ｂはヘッドｌａ、ｌｂに対応して設けられた記録アン
プであり、これらの記録アンプ８ａ、８ｂの出力がそれ
ぞれ上記ヘッドｌａ、ｌｂに供給される。また、９ａ、
９ｂはそれぞれヘッドｌａ。

１ｃの再生信号を増幅する再生アンプ、１０は該再生ア
ンプ９ａ、９ｂの出力を回転ドラム５０回転に同期して
切換えて出力する切換回路、１１はこの切換回路１０の
出力をＦＭ復調するＦＭｆ夏関器である。１２は各再生
信号の時間軸の変動を検出し、これを補正して時間軸変
動のない映像信号Ｓを出力するＤＴＢＣであり、これは
、例えば前述した特開昭５８−１２４３８５号公報等に
示されるようにして構成可能である。

次にｍ１作について説明する。

入力映像信号ｒはＦＭ変調器７でＦＭ変調され、記録ア
ンプ８ａ、８ｂを介してへ・ノドｌａ、ｌｂに供給され
、該へノドｌａ、ｌｂにより１フィールドの映像信号が
トラ・ツク５ａ、５ｂに記録される。

次に再生時には、ヘッド１ａとヘッドＩＣとが使用され
、ヘッド１ａによって記録されたトラック６ａがヘッド
１ａにより、またヘッド１ｂによって記録されたトラッ
ク６ｂがヘッドＩＣにより再生される。

フィールド分割点部分を再生するときの様子を第１図（
ｂｌを用いて説明する。へ７ド１ａがトラック６ａ上の
位置Ｃの部分を再生するときには、ヘット１ｃはトラッ
ク６ｂ上のＦの位置にある。即ち、ヘッドＩＣにより再
生される信号は、ヘッド１ａにより再生される信号と比
較して、トラノク上での距１ｉ５１ｔＬ（回転ドラ１．
５の回転角ではθ）に相当する時間Ｔ（以下、遅延時間
Ｔと記す）遅れたものである。この遅延時間Ｔをヘッド
切換時に予想される最大時間軸変動量よりも大きく設定
しておけば、画面中央におけるヘッド切換時に信号が欠
落することはない。

従って、各ベッドｌａ、ｌｃにより再生された信号を再
生アンプ９ａ、９ｂ、切換回路１ｏ、及びＦＭｉｆｉ調
器１１を通して時間軸補正器１２に入力し、ヘッド１ａ
により再生される画面の上半分の信号を所定時間遅延し
、ヘッド１ｃにより再生される画面の下半分の信号につ
いては、画面中央におけるヘッド切換時の時間軸変動量
を検知し、その検知結果に応じて遅延時間が変化する可
変遅ｌ！！：線を通せば、時間軸変動を補正することが
できる。

このような本実施例では、回転ヘッド１ｂで記録された
画面の後半（又は前半）の映像信号を、上記ヘッド１ｂ
に近接して配置されたヘッド１ｃで再生ずるようにした
ので、ヘッド切換時に再生ｈ３　’；ｊが欠ｆ′ｈする
ことを無くすことができる。従って、該百ηニ信号を入
力とするＤＴＢＣ１２では時間軸変動を確実に補正する
ことができ、継目にスキューの発生するのを防止するこ
とができる。また、本実施例では従来のように大容量の
メモリ等も不要となり、装置を安価にできる。

また本実施例においては、ヘッドｌｂ、ｌｃのアジマス
とヘッド１ａのアジマスを異ならせること、いわゆるア
ジマス記録（ガードパンドレス記録）が可能であり、高
密度記録が実現できる。

なお、上記実施例では、１フィールドの後半を近接して
配置された２個のヘッドにより記録、再生するものを示
したが、上記２個のヘッドで１フィールド′の前半を記
録再生するようにしてもよく、上記実施例と同様の効果
が得られる。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば、１フィールドの映像ｆ
Ｂ号を複数のトラックに分割して記録するＶＴＲにおい
て、回転ドラム上に略１８０°の角間隔で第１．第２の
回転ヘッドを設けるとともに、この第２の回転ヘッドの
近傍に該へノドと同一アジマスを有する第３の回転ヘッ
ドを設け、上記近接して配置した第２．第３の回転ヘッ
ドの一方を記録専用、他方を再生専用としたので、大規
模な回路を用いることなく画面中央において欠落のない
再生信号をＤＴＢＣへ入力することができ、安価な装置
で再生画面における歪を確実に無くすことができる効果
がある。また本発明の構成によれば、アジマス記録を行
なうことができ、高密度記録が実現できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるＶＴＲのヘッド配置及
び動作を説明するための図、第２図は本発明の一実施例
によるＶＴＲの記録系、再生系の概略構成図、第３図は
ＶＴＲにおける時間軸変動の影響を説明するための図、
第４図は従来のＶＴＲにおける時間軸変動の補正方式を
説明するための図である。 ｌａ、　　Ｉ　ｂ、　　１　ｃ−・・第１．第２．第３
の回転へノド、５・・・回転ドラム、６ａ、６ｂ・・・
映像信号トラック、１２・・・ディジタル式時間軸補正
器（ＤＴＢＣ）。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）１フィールドの映像信号を２本のトラックに分割
   して記録するヘリカルスキャン型磁気記録再生装置にお
   いて、１フィールドの前半（あるいは後半）の映像信号
   を記録再生する第１の回転ヘッドと、回転ドラムに対し
   上記第１の回転ヘッドと略１８０°の位置に配置され１
   フィールドの後半（あるいは前半）の映像信号を記録す
   る第２の回転ヘッドと、該第２の回転ヘッドに近接して
   設けられ該第２の回転ヘッドにより記録された映像信号
   を再生する第３の回転ヘッドと、上記第１、第３の回転
   ヘッドの再生信号を入力とし画面の継目における各再生
   信号の時間軸の変動を検出してこれを補正する時間軸補
   正器とを備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。