JPS6165402A - 感熱抵抗性導電性材料およびその製法 - Google Patents
感熱抵抗性導電性材料およびその製法Info
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- JPS6165402A JPS6165402A JP18646384A JP18646384A JPS6165402A JP S6165402 A JPS6165402 A JP S6165402A JP 18646384 A JP18646384 A JP 18646384A JP 18646384 A JP18646384 A JP 18646384A JP S6165402 A JPS6165402 A JP S6165402A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は感熱抵抗性導電性材料およびその製法に関し、
詳しくは常温での電気抵抗値が小さく、かつ特定温度領
域での抵抗増大倍率が大きい感熱抵抗性導電性材料およ
びその製法に関する。
詳しくは常温での電気抵抗値が小さく、かつ特定温度領
域での抵抗増大倍率が大きい感熱抵抗性導電性材料およ
びその製法に関する。
感熱抵抗性導電性材料は、特定の温度領域に達するとそ
の電気抵抗値が急激に増大する特性を有するもので、従
来より種々のものが知られている(特公昭36−163
38号、同50−33707号、同56−10352号
など)。
の電気抵抗値が急激に増大する特性を有するもので、従
来より種々のものが知られている(特公昭36−163
38号、同50−33707号、同56−10352号
など)。
しかしながら、これら従来の材料は室温での抵抗値がか
なり高く、また特定温度領域に到達した際の抵抗増大倍
率も充分に高いとはいい難いという問題があった。
なり高く、また特定温度領域に到達した際の抵抗増大倍
率も充分に高いとはいい難いという問題があった。
本発明者らは上記従来の問題点を解消すべく種々検討を
重ねた結果、導電性充填材として粒子径を異にする2種
以上の導電性粒子の混合物であって、かつ平均粒子径が
特定範囲の導電性粒子混合物を用いることにより、室温
での電気抵抗値が小さく、かつ特定温度領域に到達した
際の抵抗増大倍率の大きい感熱抵抗性導電性材料が得ら
れることを見出し、この知見に基いて本発明を完成する
に到った。
重ねた結果、導電性充填材として粒子径を異にする2種
以上の導電性粒子の混合物であって、かつ平均粒子径が
特定範囲の導電性粒子混合物を用いることにより、室温
での電気抵抗値が小さく、かつ特定温度領域に到達した
際の抵抗増大倍率の大きい感熱抵抗性導電性材料が得ら
れることを見出し、この知見に基いて本発明を完成する
に到った。
すなわち本発明は第1に結晶性高分子重合体と導電性充
填材よりなる架橋化組成物であって、前記結晶性高分子
重合体100重量部に、前記導電性充填材として粒子径
10〜35mμの導電性粒子の1種以上と粒子径35〜
200mμの導電性15〜50mμである導電性粒子混
合物を40〜150重量部配合してなる感熱抵抗性導電
性材料を提供するものであり、第2に結晶性高分子重合
体100重量部に、粒子径10〜35mμの導電性粒子
の1種以上と粒子径35〜200mμのぶ電性粒子の1
種以上との粒子径を異にする2種以上か導電性粒子の混
合物からなり、かつ平均粒子径(数平均)が15〜50
mμである導電性粒子混合物を40〜150重量部配合
し、次いで前記結晶性高分子重合体の融点以上の温度で
混練した後、混練物を架橋化処理することを特徴とする
感熱抵抗性導電性材料の製法を提供するものである。
填材よりなる架橋化組成物であって、前記結晶性高分子
重合体100重量部に、前記導電性充填材として粒子径
10〜35mμの導電性粒子の1種以上と粒子径35〜
200mμの導電性15〜50mμである導電性粒子混
合物を40〜150重量部配合してなる感熱抵抗性導電
性材料を提供するものであり、第2に結晶性高分子重合
体100重量部に、粒子径10〜35mμの導電性粒子
の1種以上と粒子径35〜200mμのぶ電性粒子の1
種以上との粒子径を異にする2種以上か導電性粒子の混
合物からなり、かつ平均粒子径(数平均)が15〜50
mμである導電性粒子混合物を40〜150重量部配合
し、次いで前記結晶性高分子重合体の融点以上の温度で
混練した後、混練物を架橋化処理することを特徴とする
感熱抵抗性導電性材料の製法を提供するものである。
本発明において用いる結晶性高分子重合体としては特に
制限はなく様々なものを挙げることができるが、通常は
高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−プロピレンコポリマーなどのポリオレ
フィン、オレフィン系共重合体、各種のポリアミド、ポ
リエステルあるいはフッ素系重合体さらにはこれらの変
性物などである。
制限はなく様々なものを挙げることができるが、通常は
高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−プロピレンコポリマーなどのポリオレ
フィン、オレフィン系共重合体、各種のポリアミド、ポ
リエステルあるいはフッ素系重合体さらにはこれらの変
性物などである。
次に、本発明においては導電性充填材として、粒子径1
0〜35mμの導電性粒子の1種以上と粒子径35〜2
00mμの導電性粒子の1種以上との粒子径を異にする
2種以上の導電性粒子の混合物からなり、かつ平均粒子
径が15〜50mμである導電性粒子混合物を用いる。
0〜35mμの導電性粒子の1種以上と粒子径35〜2
00mμの導電性粒子の1種以上との粒子径を異にする
2種以上の導電性粒子の混合物からなり、かつ平均粒子
径が15〜50mμである導電性粒子混合物を用いる。
ここで導電性粒子としては種々のものを使用することが
できる。具体的には例えはオイルファーネスブラック、
サーマルブラック、アセチレンブラック等のカーボンブ
ラック;グラファイト;金属粒子あるいはこれらの混合
物などが挙げられ、特にカーボンブラック、グラファイ
トおよびこれらの混合物が好適である。
できる。具体的には例えはオイルファーネスブラック、
サーマルブラック、アセチレンブラック等のカーボンブ
ラック;グラファイト;金属粒子あるいはこれらの混合
物などが挙げられ、特にカーボンブラック、グラファイ
トおよびこれらの混合物が好適である。
本発明で用いる導電性粒子混合物は、粒子径を異にする
2種以上の導電性粒子からなるものであって粒子径10
〜35mμ、好ましくは16〜30mμの導電性粒子の
1種以上と、粒子径35〜200mμ、好ましくは40
〜100r−1μの導電性粒子の1種以上との混合物か
らなるものである。
2種以上の導電性粒子からなるものであって粒子径10
〜35mμ、好ましくは16〜30mμの導電性粒子の
1種以上と、粒子径35〜200mμ、好ましくは40
〜100r−1μの導電性粒子の1種以上との混合物か
らなるものである。
しかも、本発明で用いる導電性粒子混合物は平均粒子径
が15〜50mμ、好ましくは20〜40mμのもので
ある。
が15〜50mμ、好ましくは20〜40mμのもので
ある。
ここで導電性粒子混合物の平均粒子径が15mμ未満で
あると、得られる感熱抵抗性導電性材料の特定温度領域
に到達した際の抵抗増大倍率が充分でない。一方、平均
粒子径が50mμを超えたものであると、得られる感熱
抵抗性導電性材料の室温での電気抵抗値が大きくなるの
で好ましくない。
あると、得られる感熱抵抗性導電性材料の特定温度領域
に到達した際の抵抗増大倍率が充分でない。一方、平均
粒子径が50mμを超えたものであると、得られる感熱
抵抗性導電性材料の室温での電気抵抗値が大きくなるの
で好ましくない。
上記の粒子径が10〜35mμの導電性粒子の1種以上
と、粒子径が35〜200mμの導電性粒子の1種以上
との混合割合は、得られる導電性粒子混合物の平均粒径
が15〜50mμとなる割合であればよく特に制限はな
いが、通常前者と後者との比が0.1〜4、好ましくは
0.3〜2.5のものを用いる。
と、粒子径が35〜200mμの導電性粒子の1種以上
との混合割合は、得られる導電性粒子混合物の平均粒径
が15〜50mμとなる割合であればよく特に制限はな
いが、通常前者と後者との比が0.1〜4、好ましくは
0.3〜2.5のものを用いる。
また、上記結晶性高分子重合体と導電性粒子混合物の配
合比は、前者100重量部に対し、後者40〜150重
量部、好ましくは45〜120重量部である。ここで導
電性粒子混合物の配合量が上記割合より少ないと、得ら
れる感熱抵抗性導電性材料の室温における電気抵抗値、
すなわち初期抵抗値が大きくなり、逆に上記割合より多
ずぎると、特定温度FJ域での抵抗値の上昇率が低下す
る。
合比は、前者100重量部に対し、後者40〜150重
量部、好ましくは45〜120重量部である。ここで導
電性粒子混合物の配合量が上記割合より少ないと、得ら
れる感熱抵抗性導電性材料の室温における電気抵抗値、
すなわち初期抵抗値が大きくなり、逆に上記割合より多
ずぎると、特定温度FJ域での抵抗値の上昇率が低下す
る。
本発明の第1の感熱抵抗性導電性材料は上記の如き結晶
性高分子重合体と導電性充填材よりなる架橋化組成物で
ある。
性高分子重合体と導電性充填材よりなる架橋化組成物で
ある。
叙上の如き本発明の第1の感熱抵抗性導電性材料は様々
な方法により製造することができるが、特に好適な製法
を提供するのが本発明の第2である。
な方法により製造することができるが、特に好適な製法
を提供するのが本発明の第2である。
すなわち、まず結晶性高分子重合体100重量部に、粒
子径10〜35mμの導電性粒子の1種以上と粒子径3
5〜200mμの導電性粒子の1種以上の混合物からな
り、かつ平均粒子径が15〜50mμである導電性粒子
混合物を40〜150重量部配合する。
子径10〜35mμの導電性粒子の1種以上と粒子径3
5〜200mμの導電性粒子の1種以上の混合物からな
り、かつ平均粒子径が15〜50mμである導電性粒子
混合物を40〜150重量部配合する。
次いで、この配合物を前記結晶性高分子重合体の融点以
上の温度、好ましくは該融点より30℃以上高い温度、
より好ましくは該融点より35〜150℃高い温度で混
練する。具体的には用いる結晶性高分子重合体の種類に
よって異なり一義的に定めることはできないが、通常1
40〜200℃程度の温度である。ここで混練温度が上
記範囲外であると、室温での電気抵抗値が大きくなるの
で好ましくない。
上の温度、好ましくは該融点より30℃以上高い温度、
より好ましくは該融点より35〜150℃高い温度で混
練する。具体的には用いる結晶性高分子重合体の種類に
よって異なり一義的に定めることはできないが、通常1
40〜200℃程度の温度である。ここで混練温度が上
記範囲外であると、室温での電気抵抗値が大きくなるの
で好ましくない。
また、混練時間としては上記混練温度、すなわち用いる
結晶性高分子重合体の融点以上の温度に達してからの混
練時間が5分間以上であれば十分である。なお、この混
練はバンバリーミキサ−。
結晶性高分子重合体の融点以上の温度に達してからの混
練時間が5分間以上であれば十分である。なお、この混
練はバンバリーミキサ−。
ミキシングロールなどの混線機を用いて行なえばよい。
この混練後、混練物を架橋化処理する。架橋化処理は様
々な手段により行なうことができ、例えば有機パーオキ
サイドなどの架橋剤を加えて行なう方法、オゾンを用い
る方法、電子線等の活性エネルギー線を照射する方法な
どを挙げることができる。ここで有機パーオキサイドと
しては、ヘンシイルバーオキサイド、t−ブチルパーオ
キシベンゾエート ジクミルパーオキサイド、t−ブチ
ルクミルパーオキサイド、t−ブチルパーオキサイド、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ
)ヘキシン−3などを例示することができる。
々な手段により行なうことができ、例えば有機パーオキ
サイドなどの架橋剤を加えて行なう方法、オゾンを用い
る方法、電子線等の活性エネルギー線を照射する方法な
どを挙げることができる。ここで有機パーオキサイドと
しては、ヘンシイルバーオキサイド、t−ブチルパーオ
キシベンゾエート ジクミルパーオキサイド、t−ブチ
ルクミルパーオキサイド、t−ブチルパーオキサイド、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ
)ヘキシン−3などを例示することができる。
上述の架橋の程度は、用いる結晶性高分子重合体に対し
てゲル分率が20〜55重量%、好ましくは30〜50
重量%となるような範囲に調節すべきである。ゲル分率
が20重量%未満では、得られる感熱抵抗性導電性材料
の正温度係数特性が充分なものとならず、また55重量
%を超えると、特定温度領域における抵抗値の上昇倍率
が低下乙の範囲に調節するには、架橋反応の際の温度1
時間あるいは架橋剤等の使用量などを適宜定めることに
より行なうことができる。例えば高密度ポリエチレンに
架橋剤として有機パーオキサイドを用いる場合には、こ
の有機パーオキサイドの使用量を高密度ポリエチレンに
対して0.05〜0.30重M % トt、、温度16
0〜I 80 ’cニテ0.5〜5分間程度混、練し、
成形時に190 ’C前後で5〜15分間程度加熱すれ
ば、所望する範囲に架橋が進む。
てゲル分率が20〜55重量%、好ましくは30〜50
重量%となるような範囲に調節すべきである。ゲル分率
が20重量%未満では、得られる感熱抵抗性導電性材料
の正温度係数特性が充分なものとならず、また55重量
%を超えると、特定温度領域における抵抗値の上昇倍率
が低下乙の範囲に調節するには、架橋反応の際の温度1
時間あるいは架橋剤等の使用量などを適宜定めることに
より行なうことができる。例えば高密度ポリエチレンに
架橋剤として有機パーオキサイドを用いる場合には、こ
の有機パーオキサイドの使用量を高密度ポリエチレンに
対して0.05〜0.30重M % トt、、温度16
0〜I 80 ’cニテ0.5〜5分間程度混、練し、
成形時に190 ’C前後で5〜15分間程度加熱すれ
ば、所望する範囲に架橋が進む。
なお、有機パーオキサイドを用いて架橋化する場合、有
機パーオキサイドの発火点と、導電性充填材を含む樹脂
組成物の混練温度との温度差が小さいため、有機パーオ
キサイドの発火を招きやずい。このため、有機パーオキ
サイドの樹脂組成物への添加は、予め常温において有機
パーオキサイドをポリエチレンなどの結晶性高分子重合
体の一部と混合しておいたものを混練機に供給すること
によりjテなうことが好ましい。また、混練機内部は窒
素ガス、アルゴンガス、炭酸ガスなどの不活性ガスを導
入して、0□濃度を10%以下としておくことが好まし
いにのように、有機パーオキサイドなどの架橋剤を用い
る場合、架橋剤と結晶性高分子重合体の一部とを予め混
合したものを用いて行なうことが好ましく、さらに不活
性ガスの存在下に1テなうことがより好ましい。
機パーオキサイドの発火点と、導電性充填材を含む樹脂
組成物の混練温度との温度差が小さいため、有機パーオ
キサイドの発火を招きやずい。このため、有機パーオキ
サイドの樹脂組成物への添加は、予め常温において有機
パーオキサイドをポリエチレンなどの結晶性高分子重合
体の一部と混合しておいたものを混練機に供給すること
によりjテなうことが好ましい。また、混練機内部は窒
素ガス、アルゴンガス、炭酸ガスなどの不活性ガスを導
入して、0□濃度を10%以下としておくことが好まし
いにのように、有機パーオキサイドなどの架橋剤を用い
る場合、架橋剤と結晶性高分子重合体の一部とを予め混
合したものを用いて行なうことが好ましく、さらに不活
性ガスの存在下に1テなうことがより好ましい。
また、オゾンを用いて架橋を行なう場合は、オゾンを0
.5〜20容量%含むガスに0.5〜8時間曝露したの
ち、ジヒニルヘンゼンなどの架橋助剤を高密度ポリエチ
レン100重量部に対して0.5〜10重量部、好まし
くは1〜5重量部加えて混練することにより架橋か進む
。
.5〜20容量%含むガスに0.5〜8時間曝露したの
ち、ジヒニルヘンゼンなどの架橋助剤を高密度ポリエチ
レン100重量部に対して0.5〜10重量部、好まし
くは1〜5重量部加えて混練することにより架橋か進む
。
さらに、電子線を用いて架橋を行なう場合には、高密度
ポリエチレンに2〜15メガラド程度の線量を照射すれ
ばよい。
ポリエチレンに2〜15メガラド程度の線量を照射すれ
ばよい。
叙上の如き操作により得られる本発明の感熱抵抗性導電
性材料は室温での電気抵抗値が低い。
性材料は室温での電気抵抗値が低い。
しかも、本発明の感熱抵抗性導電性材料は特定温度領域
に到達した際の抵抗増大倍率も大きく、感熱抵抗性導電
i生材料としてきわめて有利な特性を示す。
に到達した際の抵抗増大倍率も大きく、感熱抵抗性導電
i生材料としてきわめて有利な特性を示す。
まfこ、本発明の方法によれば上述の特性を有する感熱
抵抗性導電性材料を効率よく製造することができる。
抵抗性導電性材料を効率よく製造することができる。
したがって、本発明は怒熱抵抗素子、自己温度制御発熱
体などに有効に利用することができる。
体などに有効に利用することができる。
次に、実施例により本発明を説明する。
実施例1
結晶性高分子重合体として融点128℃の高密度ポリエ
チレン(出光石油化学■製、出光ポリエチレン550
B) 100重量部を用い、導電性充填材として粒子
径21mμのカーホンブラック(三菱化成工業り株製、
タイヤブラックI)49重量部と粒子径80mμのカー
ボンブラック(三菱化成工業■製、ダイヤブラックG)
33重量部との混合物(数平均粒子径21.7mμ)を
用いて、両者をトライブレンドしてからラボプラストミ
ルに供給し、170℃において20分間混練を行ない、
さらに架橋剤として2,5−ジメチル−2゜5−ジ(t
−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3を0.5重量部添加
して2分間混練して架橋化処理を行なった。
チレン(出光石油化学■製、出光ポリエチレン550
B) 100重量部を用い、導電性充填材として粒子
径21mμのカーホンブラック(三菱化成工業り株製、
タイヤブラックI)49重量部と粒子径80mμのカー
ボンブラック(三菱化成工業■製、ダイヤブラックG)
33重量部との混合物(数平均粒子径21.7mμ)を
用いて、両者をトライブレンドしてからラボプラストミ
ルに供給し、170℃において20分間混練を行ない、
さらに架橋剤として2,5−ジメチル−2゜5−ジ(t
−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3を0.5重量部添加
して2分間混練して架橋化処理を行なった。
得られた組成物を熱プレス成形機によりシートに成形し
、シート両面に銅箔を圧着して肉厚11重のシートを得
た。このシートから1辺がl cmの正方形の試験片を
切り出し、25℃における電気抵抗値ならびに150℃
に昇温した際の抵抗増大倍率(25℃における抵抗値に
対する倍率)を測定した。結果を第1表に示す。
、シート両面に銅箔を圧着して肉厚11重のシートを得
た。このシートから1辺がl cmの正方形の試験片を
切り出し、25℃における電気抵抗値ならびに150℃
に昇温した際の抵抗増大倍率(25℃における抵抗値に
対する倍率)を測定した。結果を第1表に示す。
実施例2
実施例1において、導電性充填材として粒子径21mμ
のカーボンブラック(実施例1と同じもの)27重量部
と、粒子径76mμのカーホンブラック(旭カーボン0
菊製、アサヒカーボンH3−500)40重量部との混
合物(数平均粒子径22.7mμ)を用いたこと以外は
実施例1と同様にして組成物を得、測定を行なった。結
果を第1表に示す。
のカーボンブラック(実施例1と同じもの)27重量部
と、粒子径76mμのカーホンブラック(旭カーボン0
菊製、アサヒカーボンH3−500)40重量部との混
合物(数平均粒子径22.7mμ)を用いたこと以外は
実施例1と同様にして組成物を得、測定を行なった。結
果を第1表に示す。
実施例3
実施例1において、導電性充填材として粒子径21mμ
のカーボンブラック(実施例1と同じもの)37重量部
と、粒子径80mμのカーボンブラック(実施例1と同
じもの)55重量部との混合物(数平均粒子径22.6
mμ)を用いたこと以外は実施例1と同様にして組成物
を得、測定を行なった。結果を第1表に示す。
のカーボンブラック(実施例1と同じもの)37重量部
と、粒子径80mμのカーボンブラック(実施例1と同
じもの)55重量部との混合物(数平均粒子径22.6
mμ)を用いたこと以外は実施例1と同様にして組成物
を得、測定を行なった。結果を第1表に示す。
実施例4
実施例1において、導電性充填材として粒子径21mμ
のカーボンブラック(実施例1と同じもの)29重量部
と、粒子径43mμのカーボンブラ・7り(三菱化成工
業(掬製、ダイヤブラックE)43重量部との混合物(
数平均粒子径24.3mμ)を用いたこと以外は実施例
1と同様にして組成物を得、測定を行なった。結果を第
1表に示す。
のカーボンブラック(実施例1と同じもの)29重量部
と、粒子径43mμのカーボンブラ・7り(三菱化成工
業(掬製、ダイヤブラックE)43重量部との混合物(
数平均粒子径24.3mμ)を用いたこと以外は実施例
1と同様にして組成物を得、測定を行なった。結果を第
1表に示す。
実施例5
実施例1において、導電性充填材として粒子径30mμ
のカーボンブラック (ライオン(株製、ケッチェンブ
ランク)10重量部と、粒子径43mμのカーボンブラ
ック(三菱化成工業圏製、ダイヤブラックE)57重量
部との混合物(数平均粒子径38.’6mμ)を用いた
こと以外は実施例1と同様にして組成物を得、測定を行
なった。結果を第1表に示す。
のカーボンブラック (ライオン(株製、ケッチェンブ
ランク)10重量部と、粒子径43mμのカーボンブラ
ック(三菱化成工業圏製、ダイヤブラックE)57重量
部との混合物(数平均粒子径38.’6mμ)を用いた
こと以外は実施例1と同様にして組成物を得、測定を行
なった。結果を第1表に示す。
比較例1
実施例1において、導電性充填材として粒子径21mμ
のカーボンブラック(実施例1と同しもの)67重量部
を単独で用いたこと以外は実施例1と同様にして組成物
を得、測定を行なった。結果を第1表に示す。
のカーボンブラック(実施例1と同しもの)67重量部
を単独で用いたこと以外は実施例1と同様にして組成物
を得、測定を行なった。結果を第1表に示す。
比較例2
実施例1において、導電性充填材として粒子径80mμ
のカーボンブラック(実施例1と同しもの)82重量部
を単独で用いたこと以外は実施例1と同様にして組成物
を得、測定を行なった。結果を第1表に示す。
のカーボンブラック(実施例1と同しもの)82重量部
を単独で用いたこと以外は実施例1と同様にして組成物
を得、測定を行なった。結果を第1表に示す。
第 1 表
Claims (4)
- (1)結晶性高分子重合体と導電性充填材よりなる架橋
化組成物であって、前記結晶性高分子重合体100重量
部に、前記導電性充填材として粒子径10〜35mμの
導電性粒子の1種以上と粒子径35〜200mμの導電
性粒子の1種以上との粒子径を異にする2種以上の導電
性粒子の混合物からなり、かつ平均粒子径が15〜50
mμである導電性粒子混合物を40〜150重量部配合
してなる感熱抵抗性導電性材料。 - (2)導電性粒子がカーボンブラックまたはグラファイ
トである特許請求の範囲第1項記載の感熱抵抗性導電性
材料。 - (3)結晶性高分子重合体100重量部に、粒子径10
〜35mμの導電性粒子の1種以上と粒子径35〜20
0mμの導電性粒子の1種以上との粒子径を異にする2
種以上の導電性粒子の混合物からなり、かつ平均粒子径
が15〜50mμである導電性粒子混合物を40〜15
0重量部配合し、次いで前記結晶性高分子重合体の融点
以上の温度で混練した後、混練物を架橋化処理すること
を特徴とする感熱抵抗性導電性材料の製法。 - (4)混練温度が結晶性高分子重合体の融点より30℃
以上高い温度である特許請求の範囲第3項記載の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18646384A JPS6165402A (ja) | 1984-09-07 | 1984-09-07 | 感熱抵抗性導電性材料およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18646384A JPS6165402A (ja) | 1984-09-07 | 1984-09-07 | 感熱抵抗性導電性材料およびその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6165402A true JPS6165402A (ja) | 1986-04-04 |
JPH0342483B2 JPH0342483B2 (ja) | 1991-06-27 |
Family
ID=16188906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18646384A Granted JPS6165402A (ja) | 1984-09-07 | 1984-09-07 | 感熱抵抗性導電性材料およびその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6165402A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63181401A (ja) * | 1987-01-23 | 1988-07-26 | 日本メクトロン株式会社 | Ptc組成物の製造法 |
CN108955928A (zh) * | 2018-05-17 | 2018-12-07 | 浙江欧仁新材料有限公司 | 一种柔性温度传感器及其制备方法 |
-
1984
- 1984-09-07 JP JP18646384A patent/JPS6165402A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63181401A (ja) * | 1987-01-23 | 1988-07-26 | 日本メクトロン株式会社 | Ptc組成物の製造法 |
CN108955928A (zh) * | 2018-05-17 | 2018-12-07 | 浙江欧仁新材料有限公司 | 一种柔性温度传感器及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0342483B2 (ja) | 1991-06-27 |
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