JPS6163259A - 調味料包装体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 サラダは、生野菜を主とし、これに調味料をかけ混ぜて
食する。このサラダ用調味料の標準的なものはマヨネー
ズとトレン・／ングとに大別される。

マヨネーズは卵・油・酢・塩・砂糖・香辛料が基礎材料
であり、ドレッシングは油・酢・塩香辛料が基礎材料で
ある。

マヨネーズは上記基礎材料が良く混合乳化された状態で
市販されているが、ドレッシングは上記基礎材料が良く
混合乳化された状態のものと、所謂セパレート・タイプ
と言って、油が分離して液体調味料の上層を形成し、他
の成分から遊離した状態で同一容器に入っており、使用
者が使用時に容器を良（振盪して、一時的に混合した後
直ちに使用するものとの二つに細分される。

本発明は、主としてドレッシングの中、特に所謂セパレ
ート・タイプに類する思想に関するものである。

従来、ドレッシングの油とじては、植物油のみが専用さ
れ、動物油、魚油は全く使用されていなかった。

魚油は、常温で液状であるのに何故ドレッシング等調味
料の油として使用されないのか主として二つの理由があ
る。

１　魚油特有の生茶き香味を有すること。

２、　魚油の主成分たるグリセライドの構成成分の脂肪
酸群中に、二重結合５以上の高度不飽和脂肪酸を多く含
み、酸化され易（過酸化物も生成するので生食用には不
適と考えられてきた。

所が、十年程前から、先ず欧米、次いで日本の医学界に
おいて疫学的および臨床的研究により魚油およびそれに
含まれる高度不飽和脂肪酸、特にエイコサ・ペンタエン
酸およびドコサ・ヘキサエン酸が血栓性、疾患に有効で
あることが続々と報告され、世界的規模で幾多の学問的
研究や治療効果を示す実例が提出されるに及び、日本国
内でも数年前から抽出精製魚油をカプセルに入れた健康
補助食品が製品化され市販されるに至っている。この市
販品の中には魚油臭を残置しているものが多く、過酸化
物除去の不充分なものもあるが、中には全くと言ってい
い稚魚油臭がなく、殆んど無臭の高品質の魚油や、エス
テルもある。

本発明の調味料に使用されるものは、この後者のような
無臭で過酸化物の殆どない、しかも溶剤・重金属・熱媒
体・ＰＣＢ−ＤＤＴ等有害物質を含まない優秀な品質規
格の二重結合が５以上の高度不飽和脂肪酸を含むエステ
ルを主とする第一成分と、同じく優良な品質規格の少（
とも酢よりなる第二成分を対象として選定し食用に供す
るものであることは勿論である。

この第一成分は、製造直後は全（無臭であるが、空気中
に開放され放置されると、高度不飽和脂肪酸が空気中の
酸素により酸化されて酸化物が出来、更には過酸化物が
生成され、酸敗臭が発生し、味も変化する。そこで、本
発明では、これを防止するための適当な包装体を適用し
、使用時速品質保持を可能にした。

即ち、製造直後、無臭、無酸化の状態で容器に入れ、不
活性ガスを注入して酸素と置換し不活性ガス雰囲気下に
容器を密閉し、使用時速保有するのである。又、製造直
後、−回分の使用量を予め計量して脱気密封包装し、空
気に触れぬ状態で使用時速保有するのである。

斯くすれば、製造時の無臭、無酸化の状態が使用時運継
続維持されて、その侭の高品質を保持したま〜、該第二
成分と摂食時に始めて混合され、直ちに食用に供される
ので全く問題がない。斯くて、従来全（考えられなかっ
た二重結合が５以上の高度不飽和脂肪酸を含むエステル
を主とする第一成分と、少くとも酢よりなる第二成分と
の組合せにより調製される新規な調味料誕生が可能とな
ったのである。

以下実施例に基き本発明を更に詳細に説明する。

実施例１ 至極く新鮮なイワシ牛油を原料とし、これを特殊分子蒸
溜法にてエイコサペンタエン酸およびドコサヘキサエン
酸のグリセライドを主体とした油脂となるよう分溜して
得られた無臭油脂（付表第１表、第２表にその品質の一
例を示す）を金に４容器に収容し、窒素ガスを注入して
油脂内に溶存混入する空気および容器内空隙にある空気
と置換せしめた後密封し、使用時速保有する。使用に当
っては内容物が空気と接触せぬよう一回の使用量のみを
取り出して、ボウルに受は第一成分とし、これに対応す
る量の酢・食塩・香辛料を混合した第二成分を予め作っ
ておいて、ボウルに受けた第一成分に直ちに混入せしめ
てドレッシングを調製した。

一方植物性サラダ油を、該第一成分と同量他のボウルに
受け、該第二成分と同量の第二成分を混入せしめてドレ
ッシングを調製し対照とした。用意した同じ材料の野菜
サラダに上記本発明のドレッシングをふりかげ混合した
ものと、対照の従来ドレッシングをふりかけ混合したも
のとを併列し対比して食用に供した。その結果、試食者
から本発明ノドレッシングは好評を得た。

第−表 分析試験結果 第二表 分析試験結果 実施例２ 実施例１と同方法で製造された無臭油脂を第一成分とし
て一回の使用量のみをアルミ箔容器に脱気密封し、一方
これに対応する量の酢・塩・香辛料を混合した第二成分
を他のアルミ箔容器に脱気密封した。対照として第一成
分に植物性サラダ油、これに対応する上記第二成分を各
別のアルミ箔容器にそれぞれ脱気密封した。密封を終え
てから三箇月を経て、（三箇月を経た過酸化物価〆封入
時と比べ変化がなかった）用意し−た同じ材料の野菜サ
ラダに上記本発明の第一成分、第二成分を開封して適当
に両成分が混ざるよう夫々全内容量放出しながらふりか
けた。対照の第一成分、第二成分も同様にして用意した
同じ材料の野菜サラダにふりかけた。本発明のドレッシ
ングを用いたものと対照の従来成分のドレッシングを用
いたものと対比して食用に供した。その結果、試食者か
ら本発明のドレッシングは好評を得た。

実施例３ 実施例１と同方法で製造された無臭油脂を第一成分とし
、これに対応する量の該第二成分とを夫々−回の使用量
に応じて仕切られた各別の収容部に保有するように形成
された一つの密封包装となした。密封終了後三箇月を経
過してから（三箇月を経た過酸化物価は封入時と比べ変
化がなかった）実施例２と同じ手法で対照の従来成分の
ものと対比して食用に供した。その結果、試食者から本
発明のトレノン／グは実施例１．２と同様に好評を得た
。

本発明は、以上述べたようにしたから、二重結合が５以
上の高度不飽和脂肪酸を含むエステルを主とする第一成
分と、少くとも酢より成る第二成分との全く新しい組合
せにより調製される調味料を提供することができた。第
一成分と第二成分を予め混合して保存し、使用時に開放
して食卓に供する方法も勿論可能であるが、混合の際に
特別の装置を準備しない限り空気を導入するので本発明
のように第一成分と第二成分を各別にして使用時に始め
て混合した方が酸化防止の完璧を期し得る点でより安全
である。

本発明の包装体を用いて調製された新調法科によれば、
血清中フレステルール値の高騰に悩む各年齢層に亘る国
民の血栓性疾患の予防と治療に役立ち、広い範囲で健康
増進に寄与する効果がある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、二重結合が５以上の高度不飽和脂肪酸を含むエステ
   ルを主とする第一成分と、少くとも酢より成る第二成分
   との組合せにより調製される調味料包装体。 ２、該第一成分を容器に入れて不活性ガスを注入し、更
   に空隙を不活性ガスで満して保有し、使用時に必要量の
   み取り出し、該第二成分と組合せ混合して調製される特
   許請求の範囲１の調味料包装体。 ３、該第一成分と該第二成分とを一回の使用量に応じて
   各別の密封包装となし、使用時にそれぞれを開封して組
   合せ、混合して調製される特許請求の範囲１の調味料包
   装体。 ４、該第一成分と該第二成分とを一回の使用量に応じて
   仕切られた各別の収容部に保有するように形成された一
   つの密封包装となし、使用時にそれぞれを開封して組合
   せ混合して調製される特許請求の範囲１の調味料包装体
   。 ５、該高度不飽和脂肪酸の一つがエイコサ・ペンタエン
   酸である特許請求の範囲１の調味料包装体。 ６、該高度不飽和脂肪酸の一つがドコサ・ヘキサエン酸
   である特許請求の範囲１の調味料包装体。 ７、該第一成分が魚油である特許請求の範囲１の調味料
   包装体。