JP2008110163A - バレーボールのブロック体 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のブロック体では、実際の選手の掌、腕などの硬さに比べて、ボールを当てた際の跳ね返りにバラツキがあり、特に、表面がかまぼこ状になっているものでは、ボールがかまぼこ状の頂上に当たる場合と、かまぼこ状の谷間に当たる場合等で、跳ね返りの強さや方向が実戦とは異なることとなり、実際の練習の場合との差異が大きい不具合を有する。本発明では、上記不具合を解消することを目的として、実践のブロックに近い反発力となるブロック体を開発することにある。
【解決手段】ブロック体として、バレーボールが当たる表面層として、比較的反発性に優れた第1層11か、衝撃吸収性に優れた第2層12のいずれか一方を用い、他方をその表面層の後側に重ねて配設し、さらに裏側にベース板材を第3層13として積層した構造とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、バレーボールのアタック等の練習やブロックされたボールを拾う練習等の際に使用するバレーボールのブロック体に関する。
従来、バレーボ−ルのブロックの練習には、長方形の枠体にネットを張った部材とか椅子の背の部分などが使用されていた。これらの部材を、例えば、バレーボールのコ−チが、前記ネット部分や椅子の背の部分がバレーボ−ルのネットから若干上に出るように支持し、選手たちは、ボ−ルを前記ネットや椅子の背の部分に打ち付け、前記ネットや椅子の背によってブロックされて、跳ね返ってくるボ−ルの処理の練習をしていた。
このようなブロック部材では、次のような欠点があった。
(1)前記ブロック部材が、選手の掌、腕などの硬さに比べ、硬いので、跳ね返りのボ−ルのスピ−ドが速く過ぎて、実際の局面に合った練習ができない。
(2)前記ブロック部材の角などにボ−ルが当たると、実戦とは全く違った方向にボ−ルが飛んでいき、実際の局面に合った練習ができない。
(3)前記ブロック部材を手で支持するので、支持する人が疲れる。
上記欠点を解消するものとして、例えば、バレーボール用のブロックマットとして形成されたものが知られている(特許文献1)。このブロックマット100は、図7及び図8に示すように、左右側面及び上面を連続的にファスナ111で結合し、前面112と空気抜き穴を設けた背面114を、適宜間隔を設けて隔壁材115で結合して区切り、背面114に、下方が開放し、下縁部に適宜間隔をおいてはと目を設けた袋体117を取付けてなる帆布などの布地からなる箱状部材Aと、上部を袋体117に挿入装着したとき、袋体117の下縁よりも若干下側に横桟を設けてなる支持部材Bとの組合せからなり、実施に際しては、空間部に発泡ポリスチロ−ル板119とウエス120などを詰めた箱状部材Aの袋体117に支持部材Bを挿入装着して使用するようになっている。
また、別のバレ−ボ−ル用のブロックマットとして、左右側面及び上面を連続的にファスナで結合し、背面を、適宜間隔を設けて隔壁材で結合して区切り、隔壁材で仕切られた空間部に、上面と前後左右の側面に丸味を付けた略かまぼこ状の発泡ポリスチロ−ルからなる上部材を前面側に位置するように装着し、残余の空間部に、複数枚の板状の発泡ポリスチロ−ルからなる下部材を充填した箱状部材と硬質ポリエチレンパイプからなる軽量な支持部材とから構成されたものが知られている(特許文献2)。
実用新案登録第3061872号公報 実用新案登録第3104000号公報
特許文献1に示すものでは、仕切の空間部でボールが当たる前面部にウエスを充填しているので、跳ね返りの方向が実戦と異なる。また、ウエスの充填状態によって跳ね返り方にバラツキが生じ、ウエスが吸湿し重くなるなどの不具合を有する。
特許文献2に示すものでも、表面がかまぼこ状になっているために、ボールがかまぼこ状の頂上に当たる場合と、かまぼこ状の谷間に当たる場合等で、跳ね返りの強さや方向が実戦とは異なることとなり、実際の練習の場合との差異が大きい不具合を有する。
本発明では、上記従来技術の不具合を解消するために、実際のバレーボールを選手の手でブロックした際の跳ね返り強さを測定し、この測定値に近いブロック体について、種々なものをテストした。その結果、比較的反発性に優れたものと、衝撃吸収性に優れたものとを重ねて、一方をバレーボールが当たる表面層とし他方をその裏側に重ねて使用して、反発性と衝撃吸収性とのバランスを取り、更にその裏側にベース板材を配設することで、実際の練習に近い反発性を有するものを見い出した。
具体的には、請求項1の発明は、バレーボールのブロック体において、該ブロック体が高反発性部材からなる第1層と、クッション性を備えた衝撃吸収部材からなる第2層と、ベース板材からなる第3層とからなることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のバレーボールのブロック体において、該第1層の後側に第2層が配設され、該第2層の後側に第3層が配設されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載のバレーボールのブロック体において、該第1層が100mm〜200mmのリバウンド性を備え、該第2層は該第1層のリバウンド性よりも低くて150mm以下のリバウンド性を備え、該第3層が220mm〜320mmのリバウンド性を備え、該第1層、該第2層及び該第3層を積層した際のリバウンド性が100mm〜220mmであることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1つに記載のバレーボールのブロック体において、該第1層又は第2層のいずれか一方がブロック体の表面層になり、他方が該表面層の後側に配設され、該表面層の表面がフラット面からなることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれか1つに記載のバレーボールのブロック体において、該ブロック体がカバーで覆われて、該カバーの表面部分が中央部分と周辺部分とで別色に形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5記載のバレーボールのブロック体において、該カバーに、該ブロック体を支持するフレームが着脱自在に配設されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6記載のバレーボールのブロック体において、該フレームは該ブロック体の位置から下方に伸びる2本の支柱を有し、該支柱の下方部分にグリップ部を備え、該クリップ部に衝撃吸収材が設けられていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項5ないし7のいずれか1つに記載のバレーボールのブロック体において、該第2層の下端面が該第1層の下端面よりも窪んで形成され、該窪みに該ネットの上端部が位置し、該第1層、該窪み及び該フレームとで該ネットの該上端部を跨いで配置可能となっていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、実際のバレーボールの跳ね返り状態に近いものが得られ、アタックの練習やブロックされたボールを拾う際の練習等に好適である。
請求項2の発明によれば、実際のバレーボールの跳ね返り状態に近いものが得られ、アタックの練習やブロックされたボールを拾う際の練習等に好適である。
請求項3の発明によれば、実際のバレーボールの跳ね返り状態に近いものが安定して生産性良く得られる。
請求項4の発明によれば、ボールの当たる位置による跳ね返りのバラツキを無くすことができる。
請求項5の発明によれば、表面部分の中央部分と周辺部分とが別色になっているので、中央部分に当てることや周辺部分に当てることの練習を効果的に行うことができる。
請求項6の発明によれば、安定してブロック体を確実に保持できる。
請求項7の発明によれば、ボールがブロック体に当たった際に持つ人の衝撃を低減できる。
請求項8の発明によれば、ブロック体を持つ人の負担を軽減できる。
一般的に、スパイクしたボールが人の手に当たった時、人の手はスパイクの衝撃によって、少し後に押される。後に押されても、ブロックした人の力により、その力を跳ね返そうとする力が生まれる。それぞれの力の強弱により、ボールが鋭く跳ね返ったり、ゆっくり返ったり、衝撃に負けて後に飛んでいったりする。即ち、ボールが手に当たった時、そこには反発力・吸収力の力関係がある。
このことを踏まえて、本発明では、実際に人がスパイクして、それを人が手で受ける状態を再現して、スパイク力とブロック力とを数値で表わすようにした。バレーボールとして、直径210mm、重量270g、内圧0.32hpaの5号球を使用した。このバレーボールを使用して、アタッカーの平均的なスパイク速度を調査した結果、平均速度は時速60kmであった。そのために、このスピードでバレーボールを人の手の当てて、その跳ね返り距離を実際に計測し、100回繰り返した。その結果、跳ね返り距離の平均値は60.45cmであった。この計測結果から、発明者はブロック時の理想的な跳ね返り距離を60cmと設定した。そして、図1に示すように、跳ね返り距離が60cmになるブロック体10について、種々のタイプをテストした。その結果、本発明では、上記の跳ね返り距離を得られるブロック体として、図3に示すように、ボールBが当たる表面には高反発性を備える第1層11、その後側に配設した衝撃吸収性を備える第2層12、その後側に配設したベース板材13からなるブロック体10とすると、上記跳ね返り距離となり、実際に人が手で受ける際のブロックに近似していることが判った。なお、第1層と第2層とを逆にしても、上記と同様な結果が得られることも判明した。
第1層11は、ボールBが手に当たった時の跳ね返り距離を再現するために使用されるもので、反発力の強い素材で、ボールBが当たった際の耐磨耗性を有するものが好適である。例えば、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタン等の発泡樹脂材で高反発力を有するもの、天然皮革、合成皮革などの皮革材、エラストマー等のゴム材等である。
また、第1層11のみではボールBが壁に当てた時のように大きく跳ね返るので、第2層12は、第1層11の反発性を和らげるもので、クッション性のある素材、即ち衝撃吸収性のある素材を使用することが好適である。例えば、ウレタンスポンジ等の低反発性の発泡樹脂材、シリコーンゲル、中空体、エアキャップ等である。
第1層11及び第2層12は、柔軟性に富んでおり形状維持性が低いので、第1層11と第2層12のみではボールBが当たった際に、当たったところが窪んでしまい、反発力が不足する結果となる。この場合の形状維持性を強化し、ブロック体10が窪むことを低減して反発性を維持するために、第3層13として、硬い板材を使用することが好ましい。特に、ボールBが当たった際に強く跳ね返す強度を備えるものを使用することが好ましいが、ボールが当たった際に少し撓って、元の形状に戻ろうとするもの、即ち強度と少しの撓み性を備える素材がさらに好ましい。例えば、発泡ポリプロピレンなどの発泡樹脂板材、樹脂板材、木板材、金属板材等である。
第1層11の厚さt1、第2層12の厚さt2及び第3層13の厚さt3の関係は、以下の関係とすることが好ましい。第2層12は衝撃吸収性が要求されるので、その厚さt2は一番厚く設け、第3層13は強く跳ね返すことができて且つ軽量であることが好ましいので、薄い板材で良く、その厚さt3は一番薄くて良く、第1層11の厚さt1はボールBが直接当たるときの高反発性と耐磨耗性を備えることが要求されるので、第2層12の厚さt2よりも薄くて、第3層13の厚さt3よりも厚いものが好ましい。その結果、第1層11、第2層12及び第3層13の厚さは、t2≧t1>t3の厚さ関係にあることが好ましい。
第1層11、第2層12及び第3層13が、上述したように、それぞれの機能を満足するための特性について調査した。その中で、特に、ボールBを当てた際の跳ね返り特性が大きく影響するので、本発明では、この跳ね返り特性をリバウンド性として、第1層11、第2層12及び第3層13について、それぞれ実験して調査した。
本発明で使用するブロック体10のリバウンド性について詳細に説明する。ブロック体10をカバー15で包んで、フレーム16と組み合わせた。なお、ブロック体10やカバー15については後で詳細に説明する。この状態で、図2に示すように、カバー15の表面15aを上に向けた状態で、フレーム16を地面に接した状態で、フレームと組み合わせた状態でブロック体を横倒わせる。そして、カバー15の表面15aより2m上方からバレーボールBを自然落下させ、その時のリバウンド距離を測定し、このリバウンド距離を本発明ではリバウンド性とした。バレーボールBは、図1と場合と同様に、直径210mm、重量270g、内圧0.32hpaの5号球を使用した。
上述したように、第1層11、第2層12及び第3層13がそれぞれの機能を満足するためには、第1層11が100mm〜200mm、特に115mm〜180mmのリバウンド性を備え、第2層12が第1層11のリバウンド性よりも低くて且つ150mm以下、特に130mm以下のリバウンド性を備え、第3層13が220mm〜320mm、特に240mm〜300mmのリバウンド性を備え、第1層11、第2層12及び第3層13を積層した際のリバウンド性が100mm〜220mm、特に125mm〜185mmであることが好ましい結果となった。また、第1層11と第2層12を積層した際のリバウンド性が90mm〜170mm、特に110mm〜150mmであることが好ましい結果となった。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図3ないし図6に基づいて、実施形態1を説明する。バレーボールのブロックやアタックの練習時に使用するブロック体10が図3に示されている。このブロック体10は略矩形状であって、表面の高反発性部材からなる第1層11と、第1層11の後側に配設され、クッション性を備えた衝撃吸収部材からなる第2層12と、第2層12の後側に配設され、形状維持性に優れたベース板材からなる第3層13とからなっている。
第1層11の表面はフラット面であって、バレーボールBが当たった際に跳ね返りのばらつきが生じないように形成されている。第2層12の下端面12a及び第3層13の下端面13aが、第1層11の下端面11aよりも窪んで窪み14として形成されている。
ブロック体10は、図4及び図5に示すように、取替え可能なカバー15で覆われている。図示は省略するが、カバー15は、ファスナーやマジックテープ(登録商標)等で開閉可能になっており、ブロック体10を出し入れ可能に形成されている。カバー15の表面15aは第1層11の表面に合わせてフラット面に形成され、この表面15aは、図6に示すように、中央部分15aaとその両側15abとに横方向に3つの領域に区分され、中央部分15aaと周辺部分15abとで別色に形成されている。このことにより、意図的に中央部分15aaを狙ってアタックしたり、周辺部分15abを狙ってアタックしたりする練習が効果的に実践できる。この区分の形成は、3区分に限られるものでは無く、左右2区分でも良く、また3区分よりも多くしても良い。また、上下方向に、例えば、3区分としても良い。更には、左右の区分と上下の区分とを組み合わせて、例えば3区分ずつで合計9区分としても良い。
図5に示すように、カバー15の裏面15bには、フレーム16と組立・分離可能な取付部20が設けられている。取付部20の詳細は後で説明する。フレーム16は、カバー15の裏面15bの両側面に対応する位置(即ち、ブロック体10の両側面に対応する位置)から下方に向かって伸びる2本の支柱17と、この支柱17の上端部(ブロック体10の上端部に対応する位置)と中間部(ブロック体10の下端部に対応する位置)でそれぞれ横に連結する2本の横バー18を有する。支柱17の上方部分17aと横バー18とで、略ブロック体10の矩形形状に対応する矩形状を形成し、ブロック体を支えるようになっている。この支柱17の下方部分17bの下端部にゴム材などの衝撃吸収材からなるグリップ部19が被せてあり、ブロック時に人の掌にかかる衝撃や振動等を軽減するようになっている。
取付部20は、図5に示すように、カバー15の裏面15bの両側部に支柱17の上方部分17aを覆うような布製シート21が設けられている。この布製シート21の外側端部がカバー15の裏面15の両側部に縫製等で取付けられ、布製シート21の内側端部にマジックテープ(登録商標)等の接合部が設けられ、該接合部が、裏面15bに設けられた被接合部22に接離可能になっている。カバー15の裏面15の上下端部には、横バー18に対応する部分に、支柱17の上方部分17aと同様な布製シート23が設けられている。この詳細構造は省略するが、例えば、布製シート23が上下に2部材からなり、これら上下2部材が、フック等で接合・分離可能な構造となっている。
次にブロック体10の使用状態について説明する。使用時には、ブロック体10をカバー15に収納した状態で、カバー15にフレーム16を組付けた状態とする。そして、図4に示すように、窪み14をネットNの上端部に位置させるようにして、ネットNの一方側に第1層11の下端面11aが位置し、第2層12の下端面12a及び第3下端面13aがネットNの上端部の上方に位置し、支柱17がネットNの他方側に位置するようにして、即ち、第1層11、窪み14及び支柱17とでネットNの上端部を跨いだ状態で配置される。このような状態で、コーチ等の人が支柱17のグリップ部19を持つようになっている。このようにネットNの上端部に持たれかけることで、人がブロック体10を支えている時の負担が軽減される。
なお、上記実施形態では、窪み14を第2層及び第3層で形成しているが、第2層のみで窪みを形成し、第3層は第1層と同じ下端面に形成するようにしても良い。
実施例1
本発明に関わる実施形態1の構成のブロック体10について、ブロック時の跳ね返り距離をテストした。第1層として、20mmの厚さで、135mmのリバウンド性からなるポリエチレンフォーム、第2層として25mmの厚さで、115mmのリバウンド性からなるウレタンスポンジ、第3層として3mmの厚さで、270mmのリバウンド性からなる発泡ポリプロピレンを使用した。第1層と第2層とを合わせた際のリバウンド性が130mm、第1層、第2層及び第3層とを合わせた際のリバウンド性が145mmであった。
このブロック体10について、図1に示すように、直径210mm、重量270g、内圧0.32hpaの5号球のバレーボールを、時速60kmのスピードでブロック体10に当てて、その跳ね返り距離を100回計測した。その結果、平均は60.22cmであった。目標とする60cmに近いブロック体10が得られた。
実施例2
実施例1に対して、第1層の厚さを25mmの厚さとし、145mmのリバウンド性からなるポリエチレンフォームとした。このブロック体10について、実施例1と同様にテストした。その結果、平均は60.55cmであった。目標とする60cmに近いブロック体10が得られた。
実施例3
実施例1に対して、第2層の厚さを35mmの厚さとし、100mmのリバウンド性からなるウレタンスポンジとした。このブロック体10について、実施例1と同様にテストした。その結果、平均は59.85cmであった。目標とする60cmに近いブロック体10が得られた。
比較例1
特許文献1に示す内容に類似した構造のものを作成した。具体的には、布製の袋体内部が隔壁材で3つの空間に仕切られ、各空間に発泡ポリスチロール板を3枚重ね、この発泡スチロール板の上側にウエスを2〜3枚重ねたものを作成し、塩ビパイプ製のフレームで支える構成とした。隔壁材としては、縫製で前面と背面とを縫いつけて、発泡スチロールが別の空間に移動しないようにした。発泡スチロール3枚を重ねた厚さは75mmとした。袋体の大きさは、縦:500mm、横700mmで、表面のかまぼこ状の山谷の距離差は10mmとした。
そして、実施例1〜3と同様に、図2に示すようなバレーボールの落下テストを行った。
その結果、リバウンド性が、山部分:390mm、谷部分:320mm、両者の間部分:350mmであった。この結果から解かるように、明らかにリバウンド性が高すぎた。このリバウンド性であると、図1に示すような、跳ね返り距離を測定するテストを行うと、60cmを大きく超えて跳ね返る結果となるのは明らかであり、敢えて図1に示すテストは行わなかった。また、バレーボールが当たる位置によってバラツキが大きくて、実際のブロックとの違いが大きくて実践に使用できないことが判明した。
以上説明したように、本発明に関わるブロック体は、バレーボールのブロック、アタックなどの練習用に使用可能である。
バレーボールの跳ね返り距離を測定するテスト状態を説明する図である。 バレーボールのリバウンド性を測定するテスト状態を説明する図である。 実施形態1に係わり、ブロック体の斜視図を示す。 実施形態1のブロック体を用いて、使用状態を説明する図である。 実施形態1に関わり、カバーとフレームの組み付け状態を説明する背面斜視図を示す。 実施形態1に係わり、カバーの表面斜視図を示す。 従来技術のブロック体及びカバーの断面図を示す。 図7の側面図を示す。
符号の説明
B バレーボール
10 ブロック体
11 第1層
12 第2層
13 第3層
14 窪み
15 カバー
16 フレーム
17 支柱
18 横バー
19 グリップ部
20 取付部

Claims (8)

  1. バレーボールのブロック体において、該ブロック体が高反発性部材からなる第1層と、クッション性を備えた衝撃吸収部材からなる第2層と、ベース板材からなる第3層とからなることを特徴とするバレーボールのブロック体。
  2. 請求項1記載のバレーボールのブロック体において、該第1層の後側に第2層が配設され、該第2層の後側に第3層が配設されていることを特徴とするバレーボールのブロック体。
  3. 請求項1又は2記載のバレーボールのブロック体において、該第1層が100mm〜200mmのリバウンド性を備え、該第2層は該第1層のリバウンド性よりも低くて150mm以下のリバウンド性を備え、該第3層が220mm〜320mmのリバウンド性を備え、該第1層、該第2層及び該第3層を積層した際のリバウンド性が100mm〜220mmであることを特徴とするバレーボールのブロック体。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1つに記載のバレーボールのブロック体において、該第1層又は第2層のいずれか一方がブロック体の表面層になり、他方が該表面層の後側に配設され、該表面層の表面がフラット面からなることを特徴とするバレーボールのブロック体。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つに記載のバレーボールのブロック体において、該ブロック体がカバーで覆われて、該カバーの表面部分が中央部分と周辺部分とで別色に形成されていることを特徴とするバレーボールのブロック体。
  6. 請求項5記載のバレーボールのブロック体において、該カバーに、該ブロック体を支持するフレームが着脱自在に配設されていることを特徴とするバレーボールのブロック体。
  7. 請求項6記載のバレーボールのブロック体において、該フレームは該ブロック体の位置から下方に伸びる2本の支柱を有し、該支柱の下方部分にグリップ部を備え、該クリップ部に衝撃吸収材が設けられていることを特徴とするバレーボールのブロック体。
  8. 請求項5ないし7のいずれか1つに記載のバレーボールのブロック体において、該第2層の下端面が該第1層の下端面よりも窪んで形成され、該窪みに該ネットの上端部が位置し、該第1層、該窪み及び該フレームとで該ネットの該上端部を跨いで配置可能となっていることを特徴とするバレーボールのブロック体。
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