JPS6161635B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6161635B2
JPS6161635B2 JP56168869A JP16886981A JPS6161635B2 JP S6161635 B2 JPS6161635 B2 JP S6161635B2 JP 56168869 A JP56168869 A JP 56168869A JP 16886981 A JP16886981 A JP 16886981A JP S6161635 B2 JPS6161635 B2 JP S6161635B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
watch
axis
wristwatch
weight
Prior art date
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Expired
Application number
JP56168869A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57100367A (en
Inventor
Gurimu Moorisu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebauchesfabrik ETA AG
Original Assignee
Ebauchesfabrik ETA AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebauchesfabrik ETA AG filed Critical Ebauchesfabrik ETA AG
Publication of JPS57100367A publication Critical patent/JPS57100367A/ja
Publication of JPS6161635B2 publication Critical patent/JPS6161635B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B5/00Automatic winding up
    • G04B5/02Automatic winding up by self-winding caused by the movement of the watch
    • G04B5/04Automatic winding up by self-winding caused by the movement of the watch by oscillating weights the movement of which is limited
    • G04B5/08Automatic winding up by self-winding caused by the movement of the watch by oscillating weights the movement of which is limited acting in both directions

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動巻き腕時計、特に(限定するもの
ではないが)極薄形の、即ちケースの裏板とガラ
スの間の距離が可能な限り小さいような、腕時計
に関するものである。
自動巻き腕時計は以前より知られている。これ
らは腕時計の裏板に垂直な枢軸的な軸に関して振
動運動するように取り付けられた巻上げウエート
と、巻上げウエートの振動によつて発生したエネ
ルギーをスプリングバレルに伝達する歯車列とを
有する点で通常の腕時計と異なるものである。
例えば、スイス特許第610178号および第198991
号明細書はこのような腕時計を記載している。こ
れら2つの場合、腕時計は通常の機械式腕時計の
ムーブメントの通常パーツを載せるプレートと、
このプレートの下側に設けられた巻上げウエート
とを有している。スイス特許第610178号の場合に
は、巻上げウエートは、巻上げウエートに固定さ
れたピボツトピンに旋回運動可能なように取り付
けられている。スイス特許第198991号の場合には
巻上げウエートの旋回軸はムーブメントのサポー
トプレートとケースの裏板との間に取付けられて
いる。これら2つの場合、巻上げウエートは腕時
計指針の軸と合致する軸のまわりを振動する。こ
のため、腕時計の通常のムーブメントの上、およ
びその旋回ムーブメントの中に重ね合わされた形
で巻上げウエートが腕時計ケースの内容積の大部
分を占めることとなる。この結果として同型式の
通常の腕時計が有する厚さに比して自動巻き腕時
計の厚さは実質的に増加する。共通プレートにム
ーブメントと巻上げウエートを並置することも知
られている。しかし、巻上げエネルギーが弱く、
また平面図に腕時計の寸法が目に見えて大きくな
る。
さて、時計製造における今日の風潮が、比較的
フラツトでしかも薄い腕時計の製造にあることは
明らかである。事実、腕時計の厚さを減少させる
ため、近年多くの設計者によりかなりの努力が、
電子式腕時計ならびに機械式腕時計に対してなさ
れている。さらに、電子式腕時計の目ざましい進
展によつて、ユーザが毎日彼の腕時計を巻上げる
必要のないことに慣れてしまつたことも、同様に
明らかである。こうして、極めて薄い自動巻き機
械式腕時計を作ることが、極めて興味深い問題と
なつている。
本発明は特に、薄形の、例えば2mm以下の厚さ
の、しかも平面的に見て妥当な寸法範囲にあるよ
うな自動巻き腕時計を提供するという目的を持つ
ものである。
本発明の他の目的はその巻上げウエートが、こ
の腕時計の通常使用において十分な量のエネルギ
ーを蓄積できるような自動巻き腕時計を提供する
ことである。
本発明の他の目的は、その厚さを減じることに
よつてその外観が変更されることのない自動巻き
腕時計を提供することである。
本発明によれば、裏板を持つケースの中に、裏
板に垂直な第1軸に関して回転するアナログ時刻
表示装置と、腕時計指針軸に平行な軸に関して枢
軸的に振動し、振動質量およびアームを持つ巻上
げウエートと、巻上げウエートの運動によつて生
ずるエネルギーを受けるスプリングバレル(バネ
胴)と、スプリングバレルと相互的に連結されて
駆動される脱進バランスホイールユニツトおよび
1連の可動部の部材列と、時刻表示装置および脱
進バランスホイールユニツトとを有し、巻上げウ
エートの旋回軸が第1軸に関してオフセツトさ
れ、巻上げウエート上のポイントから旋回転まで
の最大距離は前記オフセツトよりも大きく、また
巻上げウエートのすべては、裏板に関してスプリ
ングバレルと同レベルに設けられるような自動巻
き腕時計が提供される。
前記最大距離は、ケースの最大寸法の半分より
も大きいことが望ましい。これにより最も大きな
部品の重なり合いが、これら部品の後に説明され
る分離によつて、なくなる。例えば、腕時計指針
軸上に設けられたホイールは巻上げウエートのベ
アリングに関してオフセツトされ、その旋回軸に
設けられたホイールと結合される。同様に、巻上
げウエートと、スプリングバレルのような大きな
部品との間の重なり合いはなくなる。このため、
腕時合の厚さは実質的に減少する。最後に、巻上
げウエートが、旋回軸から離れている腕時計指針
軸の側面にまで伸びているため、巻上げウエート
の慣性モーメントは増加し、1方同時に、腕時計
の平面領域は納得できる限界内に収まるものであ
る。
巻上げウエートが、旋回軸に関しての枢軸的運
動のために取付けられたアームの終端に固定され
た振動質量から構成されるという事実によつて、
振動質量は腕時計の外装(ケーシング)の1部を
占め、1方他の大きな部品、例えばスプリングバ
レルおよび脱進機構など、は腕時計外装の第2部
分の中に配置される。振動質量の運動範囲の減少
は慣性モーメントの増加によつて補償される。さ
らに振動質量はアームの長さ軸の1方の側に総て
設けられることが望ましい。こうして、アームの
みが腕時計指針軸の近傍に存在する。これによつ
て、そのムーブメントの総ての範囲にわたつて、
腕時計バンドや連結ホイールなどの軸によつて占
められる総てのスペースを完全に明らかとするよ
うな、特殊形状を与えることが容易となる。
最後に、腕時計の外装の厚さをさらに減少させ
るため、ケースの裏板は歯車列および他の機構の
ための取付けプレートとして用いられ、またアナ
ログ時刻表示装置は、これが中央部を占めている
腕時計のケースの中に押し下げられて設けられ
る。振動質量の最も厚い部分はスプリングバレル
や脱進機構と同様に、この中央部の外側の外周域
に設けられる。
本発明は添付図面を参照しながら実施例によつ
てさらに詳しく説明される。
これらの説明は、時刻表示が2つの指針、即ち
時針と分針、によつて行なわれる場合に関するも
のである。時刻表示が、それぞれ時間スケールお
よび分スケールを示す2つの重ね合わせられたデ
イスクによつて実現されるものであることは良く
知られている。これらデイスクは、スプリングバ
レルよつてそれら自身が駆動されるホイールとか
み合う歯を持つ周辺セツトによつて、これらの外
周において回転的に駆動される。本発明は、本明
細書に従うことにより、当業者の能力範囲内の変
更によつて、この種のアナログ表示方法に等しく
適用可能なものである。
第1図および第2図は、腕時計の1般的配置を
示し、平面(第1a図および第1b図)および、
腕時計の厚さ方向の構成部品配列を示すため垂直
断面(第2図)を示している。第1a図はダイヤ
ルおよび上側ブリツジプレートを取り去つたムー
ブメントを示し、第1b図はそのガラスと上側ブ
リツジプレートを取付けた腕時計を示す。
腕時計のケースは時計ガラス4に適合した厚い
外枠材2によつて構成され、ガラスはケースの前
面を覆い、またケースは裏板6によつて閉じられ
る。ケースは、裏板(裏部6)、フロントプレー
ト(ガラス4および枠材2の1部)および垂直壁
(枠材2の1部)によつて定められる内部スペー
スを規定する。ケースについて見れば、前面およ
び後面のプレートは実質的にフラツト(平坦)で
しかも平行であり、これらが腕時計の平面を規定
する。
平面図において腕時計を見れば、この腕時計は
腕時計平面に垂直な旋回軸Y,Y′(第3a図、
第3b図)に関して枢軸運動するように取付けら
れた巻上げウエート10を有している。巻上げウ
エートの振動は後に説明されるダブルポール(2
重づめ)装置を介して歯つきリング12に伝達さ
れる。リング12の回転は巻上げ歯車のホイール
16および18によりラチエツトホイール14に
伝達され、ホイール18はピニオン18aおよび
ギヤホイール18bを有している。スプリングバ
レル(胴)20はホイール22によりホイール2
4を駆動可能なように接続され、24の回転は分
センターホイール26および、分針と時針それぞ
れを載せている時キヤノンホイール28にかみ合
う。これら2つのホイールは、この場合、時刻表
示装置がこれらに関して回転する幾何学的軸とみ
なされる時計軸X−X′を規定する。表示が指針
により行なわれるこのような場合、これはキヤノ
ンホイールとセンターホイールの幾何学的軸に相
当する。時刻表示デイスクの場合、これはデイス
クの中心を通る幾何学的延長軸に相当する。デイ
スクによる表示のある種の構成形態では、この時
計指針軸は何の機械部分によつても構成されない
ということは、良く知られている。ホイール24
は、各々がギヤホイールとピニオンを有するホイ
ール32,34および36によつて構成される最
終歯車列により脱進バランスホイールユニツト3
8,30を、駆動可能なように接続される。
第1図および第2図の説明は、本発明の独創性
を明らかにする。まず第1に、軸X,X′および
Y,Y′は互いに他に対し整列されている。旋回
軸Y,Y′は距離Lだけ腕時計指針軸X,X′に関
してオフセツトされており、巻上げウエートは実
質的に、最も大きな素子であるスプリングバレル
と同等の厚さを占有する。さらに旋回軸Y,
Y′がこの軸から最も遠い巻上げウエート上のポ
イントから離れている最大距離L′はオフセツト距
離Lよりも大きい。さらに特定化すれば、巻上げ
ウエートの最大距離L′はケースの最大寸法の半分
よりも大きい。説明されている特定例では、この
後者の最大寸法とは、ケースの対角線である。他
の場合では、この距離はケースの直径である。さ
らにまた、巻上げウエート10は1方ではアーム
10aを、他方では振動質量10bを有してい
る。振動質量10bはアーム10aの1端に固定
され、このアームの他端は旋回軸Y,Y′に関し
て旋回運動できるように取付けられる。アーム1
0aは腕時計平面の内では、振動質量10bに比
較すれば極めて小さな厚みを有している。加え
て、振動質量10bのほとんど総ては、巻上げウ
エート10のアーム10aの長さ方向軸の1方の
側に設けられる。良く知られているように、巻上
げウエートは全体として腕時計に与えられた運動
の作用の下で軸X−X′に関して振動する。振動
質量10bの運動の延長はケースの外壁に固定さ
れた2つのスプリング40および40′によつて
制限される。例えば、これらのスプリングはリー
フスプリング(板バネ)である。1方ではこれら
のスプリングは、振動質量とケースとの間の衝突
によるシヨツクを防ぎ、他方では巻上げウエート
10による衝突の間に、これらに蓄積されたエネ
ルギーの1部を振動質量に戻しやる働きをなす。
図示された実施例では、振動質量の運動角度範囲
は中心から30゜である。
加えて、腕時計平面において第1a図の平面A
−A′に関する種々の異なる部品の分割配分が、
単に振動質量10bとまた明らかに時刻表示ホイ
ールの半分(即ちセンターホイールの半分と時キ
ヤノンホイールの半分)のみを含むものであるこ
とは極めて重要なことである。こうして、振動質
量は実質的な厚さを得ることが可能となる。平面
A−A′より上の領域は大きな機構、即ちスプリ
ングバレル20と脱進機構30とを有する。この
領域はまた、ギヤトレインないし歯車列の総てと
最終的に巻上げウエート10の旋回軸Y−Y′を
有する。
振動質量が単に腕時計ムーブメントの表面部の
小部分に相当する事実から得られる結果としての
エネルギー減少は、その旋回軸Y−Y′からウエ
ートの大部分の質量が離れていることによつて得
られる慣性モーメントの増加によつて部分的に補
償されることもまた、明らかである。反面、これ
は巻上げウエートの旋回軸Y−Y′の偏心および
巻上げウエートの伸長によるものである。このエ
ネルギー減少はまた、振動質量が実質的に増加さ
れた厚さである事実によつても補償される。これ
は、スプリングバレル、脱進装置および歯車列が
第1図の上側領域に位置している結果である。さ
らに、振動質量はプラナーイリジウム合金のよう
な、極めて比重の大きな合金によつて構成される
のが望ましい。加えて、アーム10aの存在およ
び、振動質量10bがアームの長さ方向軸の1方
の同じ側、第1a図では左側、に完全に設けられ
ている事実は、巻上げウエート10がギヤホイー
ル24,26および28を避けることができ、1
方同時に十分に大きな角度運動範囲、例えば中心
から30゜、を与えられる結果をもたらす。また、
アーム10aおよび振動質量10bには、腕時計
ムーブメントの異なる種々の部品から避けるため
に、きり欠き41a,41bおよび41dが設け
られる。さらにスプリングバレル20と、指針搭
載ホイールを駆動するホイール24との間の駆動
結合は比較的大径の単に1つのホイールからなる
可動部22によつて行なわれる。ピニオンのな
い、単に1つのホイールであるため、厚さを減ず
ることができる。こうして、ホイール22と24
との軸間には、アームのための望ましいクリアラ
ンスを提供する十分な空間を残すことが可能であ
る。43(第2図)のようなガイドローラは、振
動質量10bの下側表面上に設けられる。さらに
正確に述べるならば、アーム10aが通過する裏
板の範囲は、ホイールの軸とは無関係である。こ
の範囲はホイール22および24,26および2
8の軸によつて限定される。さらに振動質量10
bがアーム10aの長さ方向軸の1方の同じ側に
設けられるため、振動質量の振動の振幅は実質的
に腕時計外装の「幅」に等しい。しかし、巻上げ
ウエートのアームは時計指針軸の軸XX′とは重な
らない。
特に第2図によれば、腕時計の厚さをさらに減
少させることが可能な特殊な構成を見ることがで
きる。実際、1方ではケースのベース6は腕時計
ムーブメントのためのマウントプレートとして働
き、また他方では腕時計のダイヤル42は皿状の
形をなし、ムーブメント内に沈み込んでいる。ダ
イヤルは、ダイヤルプロパーを形成する平坦円形
部42aを有している。この円形部42aは、同
様に平担な外側部分42bに、円錐台部42cに
よつて接続される。円形および円錐台部はガラス
4と共に、その中に指針が配置される表示域44
を、後に説明されるように、規定する。第2図
は、アーム10aがダイヤル42の後部および腕
時計の中央に設けられたホイール24,26およ
び28の後部を通り得るような減ぜられた厚さe
を持ち、またダイヤル42の円錐台部42cの外
側で最大厚さEを持つことを示している。振動質
量がEに等しい厚さを持つ外側域では、振動質量
は、ガラス4と裏板6との間の時計の厚さ
E′の、実質的にすべてを占めるものである。
しかし、巻上げウエート10の特性は、2つの
プレートによつて取り付けられて、ケースから独
立しているような通常のムーブメントを有する機
械式腕時計のケースにも十分に適用できるもので
あることを指摘せねばならない。このような場
合、実際に、これまで明らかにした特性は常にス
ペースを削減するために不可欠なものであつた。
腕時計の中央の可動部が避けられるなら、巻上げ
ウエートの旋回軸を置きかえるのに有用である。
同様な理由によつて、スプリングバレルと脱進機
構を外周に近く位置させ、最終ギヤトレインのホ
イールを、巻上げウエートのアームが通過する範
囲の外側に設けることが不可欠である。
さらに、この実施例では、ダイヤル42は3つ
のネジ52,54および56、これは外側部42
bを通して伸び、底部6に固定されているフツテ
イング(基台)52′,54′および56′にねじ
込まれる、によつて裏板6に固定される。美感上
の理由から、ダイヤル42の円錐台部42cと境
をなすガラス4の部分にはメタリツクコーテイン
グ58が改善的に施されてもよい。このメタリツ
クコーテイングの内側エツジは第1b図におい
て、1点鎖線で表わされている。ダイヤルの外側
部分42bおよびダイヤルによつて覆われない機
構部を隠すことは、このようにして可能である。
しかしまた、メタリツクコーテイングされない窓
60が、振動質量の厚い部分10bの上に配置さ
れ、腕時計が動作している時に振動質量を見るこ
とができるようにすることも可能である。
第2図、第3a図、第3b図および第4図は、
腕時計のある可動部のマウンテイング例の詳細を
示すものである。第3a図および第3b図は特に
巻上げウエートの、その枢軸ピンへの取付け状態
を示す。枢軸ピンは、裏板6の1部として形成さ
れる凹部のある突起70により構成される。この
突起の周りには、2つのベアリングブツシユ72
および72′が取付けられる。スリーブ10cの
外側表面10dはリング12のためのベアリング
として働くように仕上げられ、リング12の上部
には、ホイール16とかみ合う歯のセツト12a
が形成される。リング12はまたラチエツト歯1
2bを持ち、これは2つの非逆転ポール74およ
び74′にかみ合わされる。ポール74はアーム
10aの末端に枢軸的に取付けられ、1方ポール
74′はケースの裏板に取付けられる。これらポ
ールはリターンスプリング76および76′と結
合している。アーム10aは、凹部突起70を通
して貫通されるコツターピン(割りピン……示さ
れていない)によつて保持される頭つきスタンド
78によりその軸に枢軸的に支えられる。
巻上げウエートが第1方向に旋回する時、ポー
ル74はラチエツト歯12bとかみ合い、1方ポ
ール74′はかみ合わない。アームはリング12
を回転させまた、スプリングバレルのラチエツト
ホイール14を回転させる。巻上げウエートが他
の方向に旋回する時、ポール74′はラチエツト
歯12bとかみ合い、ポール74はかみ合わな
い。こうして巻上げウエートはリング12を駆動
しないが、リングはポール74′により固定的に
保たれ、このためスプリングバレルのラチエツト
ホイール14が回転することを阻止する。
第2図は同様に、キヤノンホイール28とセン
ターホイール26との取付けを図示している。裏
板6と1本化して形成された突起80は、枢軸的
穴80aと、正確に調整されたその上側表面8b
とを有している。穴80aの中にはピン82が取
付けられる。分針を載せているセンターホイール
26は、ピン82上に回転可能なように取付けら
れる。時針を載せているキヤノンホイール28
は、ホイール28のための放射状表面を持つセン
ターホイール26に回転可能なように取付けられ
る。センターホイール26に関しては、これは突
起80の調整された表面80b上に支持されてい
る。キヤノンホイールとセンターホイールとは、
ダイヤル42の穴42dを通して表示域44に伸
びる。この図から判るように、腕時計指針軸の範
囲においては、アーム10aはその最小厚さeを
持ち、eは突起80の高さよりも少さなものであ
る。こうして、アーム10aはホイール26およ
び28の後部を通過する。
第4図は、指針搭載ホイールを駆動するホイー
ル24の取付け例を示すものである。ケースの裏
板と1体に形成された突起90はピン92の支持
基台としての働きとなす。このピンの上に平面ベ
アリング94が、例えば調整されて取付けられ
る。このベアリングの上に、歯96aを有するピ
ニオン96が回転可能な形で取付けられる。ピニ
オン96の本体上に、ホイール98が圧入されて
係合する。可動部のオーバーハング取付けは、こ
のように実施される。同様な取付けはホイール2
2にも用いられる。
第1a図および第1b図は、下側ブリツジプレ
ート100と上側ブリツジプレート102との間
に取付けられた、脱進ホイール38を含む最終歯
車列のホイール32から38が、2組のねじ台脚
101,101′および103,103′によつて
相互的に接続されることを示したものである。同
様にそのスパイラルスプリングと共にバランスホ
イール30は、裏板6と脱進ブリツジプレート1
04との間に取付けられ、104はベース上にネ
ジ式台脚105,105′および位置決めピン1
06,106′の組立て機構によつて、固定的に
取付けられる。スプリングバレル20ならびに可
動部16および18については、これらは裏板6
とダイヤルの外側部分との間に回転可能なように
取付けられる。
この時計は、明らかに時刻セツト装置と、もし
望まれるならば手動巻上げ装置とを有するもので
あるが、これらは本発明の部分を構成しないため
説明されない。
これまでの説明から、本発明は振動質量によつ
て占められるケースの領域と、他の大きな素子に
よつて占められる領域とを分配することを配慮す
ることによつて極めて薄い、自動巻き腕時計が提
供されることが知れる。加えて、ケースの裏板を
ムーブメントのプレートの1つとして用いること
により、腕時計の総てを含む厚さが減少される。
最後に、時刻表示装置をムーブメントに引込ませ
ることにより、腕時計の全体の厚さはさらに減少
される。例えば、ガラス前面と裏板の後面との間
の実測厚さを、2mm以下とすることができ、1方
同時に腕時計の他の寸法は許容できる値を維持す
る。腕時計外装の厚さは、スプリングバレルの厚
さによつて決定されることは明らかである。巻上
げウエート(即ち振動質量およびアーム)は外装
の厚さを増加させない。
例として、このような時計の1つは、次のよう
な特性をもつて作り得る。
振動質量の重さは2.75gであり、その旋回半径
は14.65mmである。結果としての慣性モーメント
は40.29g・mm2である。スプリングバレルは200
g/mmの力を有する。バランスホイールは2〜
2.5g・cm2の慣性モーメントを持つ。巻上げ機構
とスプリングバレルとによつて得られる力の比は
20:1から27:1の間にある。この結果は、良好
な自動巻上げ機能を有し、良好な調整安定性を得
るに十分な1定のパワーを有する腕時計である。
【図面の簡単な説明】
第1a図および第1b図は、巻上げウエートが
ケースと結合する所定の態様を示す本発明の腕時
計の実施例の平面略図、第2図は、巻上げウエー
トの振動質量がケースのある範囲内において、腕
時計の完全な厚さを占める状態を示す第1a図の
線−による腕時計半分の、振動質量がその上
側位置にある際の断面図、第3a図は巻上げウエ
ートの枢軸的取付け状態を示す第1a図の詳細な
平面図、第3b図は第3a図の断面線により断
面に示す垂直断面図、第4図は分針を駆動する可
動部の取付け状態を示す第1a図および第1b図
の線−上の部分垂直断面図である。 2……枠材、4……ガラス、6……裏板、10
……巻上げウエート、12……歯つきリング、1
4……ラチエツトホイール、16,18……ホイ
ール、20……スプリングバレル、24……ホイ
ール、26……センターホイール、28……キヤ
ノンホイール、30……脱進機構、32〜36…
…歯車列、38……脱進機構、40……スプリン
グ、41……きり欠き、43……ガイドローラ、
52,54,56……ネジ、58……コーテイン
グ、74,74′……ポール、100,102…
…ブリツジプレート、101,103……台脚,
104……ブリツジプレート、105……台脚、
106……ピン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自動巻き腕時計において、裏板を持つケース
    の中に、裏板に垂直な第1軸に関して回転するア
    ナログ時刻表示装置と、腕時計指針軸に平行な旋
    回軸に関して振動する、アームおよび振動質量を
    含む巻上げウエートと、巻上げウエートの運動に
    よつて生ずるエネルギーを受けるスプリングバレ
    ルと、スプリングバレルに相互的に接続されて駆
    動される脱進バラシスホイールユニツトおよび可
    動部の部材列と、時刻表示装置および脱進バラン
    スホイールユニツトと、第1軸に対してオフセツ
    トされている巻上げウエートの旋回軸とを有し、
    旋回軸と巻上げウエート上のポイントとの最大距
    離が前記オフセツトよりも大きく、また巻上げウ
    エートは全体として裏板に関してスプリングバレ
    ルと同レベルに設けられることを特徴とする、自
    動巻き腕時計。 2 前記最大距離がケースの最大寸法の半分より
    も大きいような、特許請求の範囲第1項記載の腕
    時計。 3 振動質量が実質的に総て、平面図におけるア
    ームの長さ方向軸の1方の側にあるような、特許
    請求の範囲第1項および第2項のいずれかに記載
    の腕時計。 4 スプリングバレル、脱進バランスホイールユ
    ニツトおよび巻上げウエートの旋回軸が、第1軸
    を含む平面により境界分けされたケースの第1領
    域に設けられ、また振動質量が実質的に総て、前
    記平面によつて境界分けされたケースの第2領域
    内に含まれるような、特許請求の範囲第1項から
    第3項までのいずれかに記載の腕時計。 5 前記アームが振動時に1つの範囲をスイープ
    レ、前記範囲が時刻表示装置の、および可動部分
    の旋回軸に関して自由であるような、特許請求の
    範囲第3項または第4項に記載の腕時計。 6 付加的に、振動質量のための接合点を形成す
    るためケースに固定された2つの変形的な素子を
    有するような、特許請求の範囲第1項から第5項
    までのいずれかに記載の腕時計。 7 ケースが、腕時計ガラスを含む前プレートお
    よび後プレートと、前プレートが後プレートから
    隔る距離に実質的に等しい厚さを持つ振動質量の
    少なくとも1部とを有するような、特許請求の範
    囲第2項から第6項のいずれかに記載の腕時計。 8 後プレートがケースの裏板であるような、特
    許請求の範囲第7項記載の腕時計。 9 時刻表示装置が指針であり、またガラスと共
    に、指針を含む領域を規定する皿状ダイヤルと、
    ダイヤルおよび後プレートとの間の範囲の外側に
    配置されたスプリングバレルおよび脱進機構とを
    有するような、特許請求の範囲第7項または第8
    項記載の腕時計。 10 振動ウエートの1部が、ダイヤルと後プレ
    ートの間の範囲の外側に設けられるような、特許
    請求の範囲第9項記載の腕時計。
JP56168869A 1980-10-24 1981-10-23 Automatically winding wrist watch Granted JPS57100367A (en)

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