JPS6161509B2 - - Google Patents

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JPS6161509B2
JPS6161509B2 JP23859483A JP23859483A JPS6161509B2 JP S6161509 B2 JPS6161509 B2 JP S6161509B2 JP 23859483 A JP23859483 A JP 23859483A JP 23859483 A JP23859483 A JP 23859483A JP S6161509 B2 JPS6161509 B2 JP S6161509B2
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JP
Japan
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coil
mandrel
support shaft
diameter
fixing member
Prior art date
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JP23859483A
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English (en)
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JPS60130091A (ja
Inventor
Masaaki Ishida
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ISHIKI SANGYO KK
Original Assignee
ISHIKI SANGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明に誘導加熱コイル等単層空心のコイルを
形成するコイルの成形方法及びその成形方法に用
いられるマンドレルに関し、特に寸法誤差の少な
いコイル製品を製造することができるようにした
コイルの成形方法及びその成形方法に用いられる
マンドレルを提供しようとするものである。
背景技術 従来高周波コイルその他の単層空心のコイルを
形成する場合は、線材をマンドレルの外周に所定
のピツチで巻き付けてコイル状に形成した後、こ
れをマンドレルから抜き取り、所定長さのコイル
に切断し、各コイルターンを熱可塑性部材により
保持し、加熱にて該部材をコイルターンに溶着す
ることでコイル製品としていた。
しかし、上記のような従来のコイルの成形方法
は、マンドレルに巻かれたコイルをマンドレルか
ら取り外すとき、コイル径は線材のスプリングバ
ツクによりマンドレル外径より大きくなるほか、
各コイルターンの径にバラツキが生じ、さらにコ
イルピツチも多少変化してしまう。また、コイル
ターンを熱可塑性部材により保持した後加熱する
と、熱可塑性部材の変形及びコイルターンの歪に
より、コイルピツチ、コイルターンの径にバラツ
キが生じて製作誤差の大きいコイル製品となつて
しまい、さらに線材に施したメツキが加熱により
変質してしまうなどの欠点があつた。
発明の目的 本発明は上記従来に問題を解決したもので、そ
の目的とするところはコイルピツチ、コイルター
ンの径にバラツキのない高精度のコイル成形を可
能にした新規なコイルの成形方法及びその成形方
法に用いられるマンドレルを提供するにある。
発明の概要 上記目的を達成するために本発明のコイルの成
形方法は、外面にコイルの軸心方向に沿つてコイ
ルターン固定部材が着脱自在に取着された巻芯胴
を中空支持軸のまわりに径可変に取り付けると共
に上記中心支持軸内にロツドを挿入して拡径状態
のマンドレルを構成し、該マンドレルの巻芯胴に
線材を巻回し、該巻回された線材を前記コイルタ
ーン固定部材に固着してコイル成形を行い、前記
ロツドを中心支持軸から抜き取ることによりマン
ドレルを縮径状態にし、その後コイルターン固定
部材が固着された成形コイルを縮径状態のマンド
レルから抜き取ることを特徴とするものであり、
また、当該コイルの成形方法に用いられる本発明
マンドレルは、中空支持軸の外側に径可変に保持
される巻芯胴と、前記中空支持軸内に抜き入れ可
能に挿着されて上記巻芯胴の径を変化させるロツ
ドと、から成り、前記巻芯胴は円周方向に複数に
分割された巻芯部材から構成され、該巻芯部材の
外周面には長手方向に溝が形成されており、該溝
にはコイルターンを固定し、所定のコイルピツチ
を決定するコイルターン固定部材が嵌合され得る
ようにされたことを特徴とするものである。
実施例 以下、本発明のコイルの成形方法及びその成形
方法に用いられるマンドレルを図面に示す実施例
に従つて説明する。
第1図乃至第3図は本発明のコイル成形に使用
されるマンドレル1の一例を示すものであり、該
マンドレル1は成形コイル長及びコイル径に対応
した円筒状の巻芯胴2を備え、該巻芯胴2は円周
方向に複数分割、例えば4分割された巻芯部材3
a〜3dから構成されている。
上記巻芯部材3a〜3dは中央部が外方に僅か
に脹らむ弧状をなしているとともに、両端面には
係合穴4,5が形成されており、該係合穴4,5
は巻芯胴2の両端に取着されるフランジ6,7に
形成された突起8,9が係合されるようになつて
いる。そして、フランジ6,7の前記突起8,9
が各巻芯部材3a〜3dの係合穴4,5に係合さ
れることにより、各巻芯部材3a〜3dはフラン
ジ6,7間に筒状に配列され、保持されることと
なる。また、上記巻芯部材3a〜3dからなる巻
芯胴2の中心軸穴内には中空の支持軸10が挿通
され、その一端は一方のフランジ6の略中央部に
固着され、また、他端は他方のフランジ7の中心
穴7aに着脱可能に嵌合され、さらに支持軸10
内には巻芯胴2を(後述するように)拡径するロ
ツド11が着脱可能に挿入されている。
上記巻芯胴2を拡径するために、各巻芯部材3
a〜3dの内面にその長さ方向に沿つて複数個の
突部12が形成され、この各突部12はこれに対
向して上記中空軸10に穿設された穴13から支
持軸10内に突出され、支持軸10内に挿入され
た上記ロツド外周面に当接するようにされてい
る。したがつて、ロツド11を支持軸10内に挿
入すれば、各巻芯部材3a〜3dは突部12を介
してロツド11の径に応じ拡径方向に移動される
ことになり、この拡大された巻芯胴の外径がコイ
ル径となる。また、ロツド11を支持軸10から
抜き取れば、巻芯胴2の外径は縮小され、後述す
るコイルの巻芯胴2からの抜き取りを容易にす
る。
上記巻芯胴2を構成する巻芯部材3a〜3dの
外面にはその長手方向に沿つて溝14が形成され
ており、該溝14には合成樹脂製のコイルターン
固定用部材15が着脱可能に装着されている。該
コイルターン固定部材15は巻芯部材3a〜3d
と略同じ長さで、かつ、溝14に嵌入されたとき
にその上部が溝14から突出するように形成され
ている。そして、その突出部分にはコイルターン
が嵌合される係合溝16が全長に亘り形成されて
いる。また、17はフランジ6側に配置され、コ
イルターン固定部材15を押える押えリングであ
る。なお、上記巻芯部材3a〜3dに設けた突部
12のロツド係合面は摩耗しないように金属片を
埋込むなどの処理が施されている。
第4図は上記マンドレル本体1に線材を巻付け
てコイルを成形するための巻線装置の一例を示す
もので、20は固定ブラケツト、21は該固定ブ
ラケツト20に対向して基台22上に移動可能に
取り付けられた可動ブラケツトであり、上記マン
ドレル本体1の支持軸10の一端は上記固定ブラ
ケツト20に回転可能に軸着され、支持軸10の
他端は上記可動ブラケツト21に回転可能にかつ
軸方向にスライド可能に枢支されている。そし
て、固定ブラケツト20側の持軸10には歯車2
3が固着され、該歯車23は固定ブラケツト20
に軸24を介して回転可能に枢着した駆動歯車2
5に噛合されている。また、上記駆動歯車25の
軸24に取り付けたプーリー26と電動機27の
プーリー28間にはベルト29が掛け渡され、電
動機27の回転を駆動歯車25に伝達することが
できるようになつている。
30は上記マンドレル本体1と並行に配置した
コイル単層巻き用の送りねじであり、該送りねじ
30は上記固定ブラケツト20とブラケツト31
との間に回転可能に軸着され、そして送りねじ3
0の固定ブラケツト20側にに取り付けた歯車3
2が上記駆動歯車25に噛合されている。また、
上記送りねじ30にはナツト部材33が係合さ
れ、このナツト部材33は送りねじ30と並列に
配設したガイドロツド34にその軸線方向にスラ
イド可能に支持されているとともに、ナツト部材
33には線材ガイド35が取り付けられている。
次に上記のように構成されたマンドレル及び巻
線装置を用いてコイルを形成する場合の動作につ
いて説明する。
コイルターン固定部材15をセツトして第1図
に示す如く組立てたマンドレル本体1のフランジ
6側に線材36の巻き始め端を固着し、電動機2
7を起動する。電動機27が起動されると、その
回転はプーリー28、ベルト29、プーリー26
を介して駆動歯車25に伝達され、さらに駆動歯
車25の回転は歯車23及び32を介してマンド
レル本体1及び送りねじ30に伝達され、それぞ
れ歯車比に応じて回転させる。
マンドレル本体1が回転されることにより、線
材36は巻芯胴2の外周にコイルターン固定用部
材15の溝16に沿つて巻かれるとともに、送り
ねじ30が回転されることにより、ナツト部材3
3及び線材ガイド35がねじピツチに応じて第4
図の矢印X方向に移動される。このとき、マンド
レル本体1が1回転すると、ナツト部材33及び
線材ガイド35は1ピツチ分移動する。
このようにしてマンドレル本体1のほぼ全長に
亘り線材36が単層に巻かれたならば、電動機7
を停止し、マンドレル1のフランジ7側において
線材36を切断する。しかる後、可動ブラケツト
21を矢印A方向に後退させて、線材36が巻回
されたマンドレル本体1を巻線装置から取り外
す。取り外したマンドレル本体1の線材36が嵌
め込まれたコイルターン固定部材15の溝16に
接着剤37を塗布することで、コイルターン固定
部材15に線材36を一体的に固着する。次にマ
ンドレル本体1からフランジ7を取り外し、ロツ
ド11を支持軸10から引き抜く。すると、巻芯
胴2は縮径され、コイルターン固定部材15付の
コイル38を容易に巻芯胴2から抜き取ることが
でき、コイルは完成される。第5図はこのときの
コイル38を示すものである。
また、次のコイルを成形する場合は、新たにコ
イルターン固定部材15を各巻芯部材3a〜3d
の各溝14にセツトし、フランジ7を取り付けた
後、ロツド11を支持軸10内に差込み、当該巻
線装置にこのマンドレル本体1を装着し、可動ブ
ラケツト21を前進して支持軸10を支持させ
る。そして、線材36の一端をマンドレル本体1
の巻き始め端に固定し電動機27を起動すれば、
線材36は巻芯胴2の外周に自動的に巻かれ、巻
付け終了後は上記と同様な操作を行うことにより
コイルターン固定部材付コイルが成形されること
になる。
上記のような本実施例によれば、縮径可能な巻
芯胴2にコイルターン固定部材15をセツトした
マンドレル本体1のコイルターン固定部材15の
溝16に線材36を嵌合させながら巻付け、そし
て、コイルターン固定部材15と線材36とを接
着剤により接着した後、巻芯胴2を縮径せしめ、
コイル38から抜き取るという方式としたので、
従来のようにコイルピツチ、コイルターンの径が
変化したりすることがなくマンドレルに応じた加
工精度の高いコイルを成形することができる。し
かも、各コイルターン間のブリツジに際しても加
熱しないためコイルターンが熱変形したり変質す
るおそれもなく、誘導加熱コイルに好適なものと
なる。
なお、径及びピツチの異なるコイルを成形する
場合はマンドレル本体を希望のものに交換する。
また、巻線装置は実施例のものに限定されない。
発明の効果 以上に説明したとおり本発明は、外面にコイル
の軸心方向に沿つてコイルターン固定部材が着脱
自在に取着された巻芯胴を中空支持軸のまわりに
径可変に取り付けると共に上記中心支持軸内にロ
ツドを挿入して拡径状態のマンドレルを構成し、
該マンドレルの巻芯胴に線材を巻回し、該巻回さ
れた線材を前記コイルターン固定部材に固着して
コイル成形を行い、前記ロツドを中心支持軸から
抜き取ることによりマンドレルを縮径状態にし、
その後コイルターン固定部材が固着された成形コ
イルを縮径状態のマンドレルから抜き取ることを
特徴とするものであるから、コイルピツチ及びコ
イルターンの径にバラツキのない装品精度の高い
コイルを成形することができ、また、本発明コイ
ルの成形方法に用いられるコンドレルは、中空支
持軸の外側に径可変に保持される巻芯胴と、前記
中空支持軸内に抜き入れ可能に挿着されて上記巻
芯胴の径を変化させるロツドと、から成り、前記
巻芯胴は円周方向に複数に分割された巻芯部材か
ら構成され、該巻芯部材の外周面には長手方向に
溝が形成されており、該溝にはコイルターンを固
定し、所定のコイルピツチを決定するコイルター
ン固定部材が嵌合され得るようにされたことを特
徴とするものであるから、コイルターン固定部材
を装着したコイルをマンドレルから抜き取ること
ができ、高精度のコイル製品の成形に寄与するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコイル成形に用いられるマン
ドレル機構の一例を示す正面図、第2図はその分
解斜視図、第3図は第1図の−線に沿う拡大
断面図、第4図は本発明マンドレルの実施の一例
を示す平面図、第5図は成形コイルの正面図であ
る。 符号の説明、1……マンドレル本体、2……巻
芯胴、3a〜3d……巻芯部材、10……支持
軸、11……ロツド、14……溝、15……コイ
ルターン固定部材、36……線材、38……コイ
ル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外面にコイルの軸心方向に沿つてコイルター
    ン固定部材が着脱自在に取着された巻芯胴を中空
    支持軸のまわりに径可変に取り付けると共に上記
    中心支持軸内にロツドを挿入して拡径状態のマン
    ドレルを構成し、該マンドレルの巻芯胴に線材を
    巻回し、該巻回された線材を前記コイルターン固
    定部材に固着してコイル成形を行い、前記ロツド
    を中心支持軸から抜き取ることによりマンドレル
    を縮径状態にし、その後コイルターン固定部材が
    固着された成形コイルを縮径状態のマンドレルか
    ら抜き取ることを特徴とするコイルの成形方法。 2 中空支持軸の外側に径可変に保持される巻芯
    胴と、前記中空支持軸内に抜き入れ可能に挿着さ
    れて上記巻芯胴の径を変化させるロツドと、から
    成り、前記巻芯胴は円周方向に複数に分割された
    巻芯部材から構成され、該巻芯部材の外周面には
    長手方向に溝が形成されており、該溝にはコイル
    ターンを固定し、所定のコイルピツチを決定する
    コイルターン固定部材が嵌合され得るようにされ
    たことを特徴とするコイルの成形方法に用いられ
    るマンドレル。
JP23859483A 1983-12-16 1983-12-16 コイルの成形方法及びその成形方法に用いられるマンドレル Granted JPS60130091A (ja)

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JPH04298664A (ja) * 1991-03-26 1992-10-22 Aisan Ind Co Ltd 内燃機関の吸気量調整装置

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