JPS6161143B2 - - Google Patents

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JPS6161143B2
JPS6161143B2 JP53071193A JP7119378A JPS6161143B2 JP S6161143 B2 JPS6161143 B2 JP S6161143B2 JP 53071193 A JP53071193 A JP 53071193A JP 7119378 A JP7119378 A JP 7119378A JP S6161143 B2 JPS6161143 B2 JP S6161143B2
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tlb
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Kanji Kubo
Mamoru Hinai
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS54161846A publication Critical patent/JPS54161846A/ja
Publication of JPS6161143B2 publication Critical patent/JPS6161143B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は情報処理装置に関し、詳しくは、多重
仮想記憶方式をとる情報処理装置における高速ア
ドレス変換バツフア装置のパージ処理に関するも
のである。
周知のように、仮想記憶方式の情報処理装置に
おいては、命令フエツチ及び命令で示されるオペ
ランド・フエツチのアドレスは実記憶装置に対応
しない仮想アドレスとして認識される。従つて、
記憶装置の参照にあたつては、仮想アドレスを実
記憶装置に1対1に対応する実アドレスに変換す
る必要があるが、この変換操作は一般に主記憶装
置上の変換テーブルを参照して行われるため多大
の時間を要する。この解決策として普通、高速ア
ドレス変換バツフア装置が具備される。即ち、こ
の高速アドレス変換バツフア装置に、一度主記憶
装置を参照して求められた仮想アドレス/実アド
レスの変換対を記憶しておき、次に同じ仮想アド
レスの記憶装置参照が生じた時、該アドレス変換
バツフア装置から対応する実アドレスを求めるこ
とによつてアドレス変換操作によるオーバヘツド
の減少を図つている。
ところで、仮想空間は一般に無限個あり、すな
わち計算機システムで使用可能なタスクは無限個
あり、それらを適宜切り換えて多重処理すれば、
計算機システムの一資源である上記アドレス変換
バツフア装置の効率的な利用が実現できる。これ
が、いわゆる多重仮想記憶方式の基本的な考えで
ある。この場合、高速アドレス変換バツフア装置
は仮想アドレス/実アドレスの変換対に加えて、
その変換対の仮想空間を表すコード(以下アクト
コードという)が格納可能な構造になつており、
あるタスクの仮想アドレスによる主記憶装置の参
照時、その仮想アドレスとともに該当アクトコー
ドがアドレス変換バツフア装置に登録されている
か否かが調べられる。そして、登録されていれ
ば、該アドレス変換バツフア装置から対応する実
アドレスを読み出し、登録されていなければ、変
換テーブルを参照して求め、求まつた仮想アドレ
ス/実アドレスの変換対をアクトコードとゝもに
アドレス変換バツフア装置へ登録する。第1図は
このような多重仮想記憶方式をとるアドレス変換
バツフア(TLB)の構造例で、0〜255の計256
カラムからなるTLBを一面だけ有する場合を示
したものである。図中、Aはアクトコード、Lは
仮想アドレス、Rは実アドレス、Vは該当変換対
及び仮想空間が有効であるか否かを示すフラグ・
ビツトである。
以上、多重仮想記憶方式をとる情報処理装置の
アドレス変換バツフア装置について概略を説明し
たが、この種のアドレス変換バツフア装置におい
ては、新しい仮想空間が起動されると、予め定め
られたリプレースメント・アルゴリズムに従つて
前の古い仮想空間に関する全ての情報をキヤンセ
ルする必要がある。このキヤンセル動作を仮想空
間パージ(つまり、アクトパージ)と呼んでい
る。従来、このアクトパージは、高速アドレス変
換バツフア装置内の全てのエントリーに対して該
当するアクト・コードAが登録されているか否か
を、0カラムから順に調べていき、登録されてい
れば該当有効性フラグ・ビツトVを0にして、そ
のエントリーを無効としていた。しかし、近年ア
ドレス変換操作時間による電子計算機システムの
オーバヘツドを軽減するため、高速アドレス変換
装置のエントリー数(カラム数)を増大せしめる
傾向にあり、前記従来のアドレス変換バツフア装
置内の全てのエントリーを逐一チエツクする方式
は、アクトパージ実行に多大の時間を要する点で
問題があつた。
これの解決策として、アドレス変換バツフア装
置内の全エントリー対応する比較回路を設け、該
当アクトコードが登録されているか否か全エント
リーについて並列にチエツクすることが考えられ
るが、エントリー数の増大にしたがつて極めて大
きな物量を必要とする点で問題がある。
本発明は上叙の事情に鑑みなされたもので、物
量の増加を最少限にとどめてパージ実行時間の短
縮を図り、もつて該パージによるシステムのオー
バヘツドを減らす効果をもたらす情報処理装置を
提供することにある。
しかして、本発明の特徴とするところは同一内
容のTLBを複数個設けて、パージを行うとき、
各々のTLBにより異なるカラムを同時にサーチ
してパージ実行のTLBサーチ時間を短縮するこ
とである。
第2図は本発明の原理構成図で、便宜上、
TLBの数が2の場合を示す。図において、1
1,12はアドレス変換バツフア装置(TLB)
であり、第1図と同様に、各TLBは0〜255カラ
ムが一面構造をとるとする。TLB11,12の
対応するカラムには同一内容のものが登録され
る。一方のTLB11に対応するものとして、ワ
ーキングレジスタ13、インクリメンタ15、選
択回路17、TLBアドレスレジスタ19、アク
トコード比較器21があり、同様に、他方の
TLB12に対してもワーーキングレジスタ1
4、インクリメンタ16、選択回路18、TLB
アドレスレジスタ20、アクトコード比較器22
がある。
アクトパージの動作開始に先立ち、信号線10
を通してワーキングレジスタ13には0を、又、
ワーキングレジスタ14には128を初期値として
セツトする。信号線23にはリプレースすべき仮
想空間に対応するアクトコードを乗せる。インク
リメンタ15,16はアクトパージ動作モード指
定でワーキングレジスタ13,14の内容を次々
に+1するものである。このうち、インクリメン
タ15の歩進動作の都度、ワーキングレジスタ1
3の内容を選択回路17を通してTLBアドレス
レジスタ19に転送し、TLB11のエントリー
をカラム0から順に読み出す。同様にして、イン
クリメンタ16の歩進動作の都度、ワーキングレ
ジスタ14の内容を選択回路18を通してTLB
アドレスレジスタ20に転送し、TLB12のエ
ントリーをカラム128から順に読み出す。インク
リメンタ15,16の歩進動作は、それぞれワー
キングレジスタ13の内容が127、ワーキングレ
ジスタ14が255になつたら停止せしめる。すな
わち、TLB11は0〜255カラムのうち、前半の
0〜127カラムのエントリーのサーチを受け持
ち、TLB12は後半128〜255カラムのサーチを
受け持つ。このTLB11,12のサーチ動作は
同時に実行されるため、例えばTLB11のみ1
個だけとし、それをカラム0から順にサーチする
のに比べて、サーチ時間が1/2に短縮される。
比較器21,22はTLB11,12にエント
リーされているアクトコードのうち、信号線23
のそれと一致するものをチエツクするためのもの
である。この比較器21,22のいずれかでアク
トコードの一致が検出されると、インクリメンタ
15,16の歩進動作を一時中断し、次のように
して、TLB11,12における該当カラムのエ
ントリーをキヤンセルする。すなわち、例えば比
較器21で一致が検出された場合は、そのときの
TLBアドレスレジスタ19で指定されるTLB1
1の該当カラムの有効性フラグ・ビツト(Vビツ
ト)を0にする。同時に、ワーキングレジスタ1
3の内容(これはTLBアドレスレジスタ19と
同じデータである)を選択回路18を通して
TLBアドレスレジスタ20に取り込み、TLB1
2における該当カラムのVビツトを0にして、
TLB11との同一性を保持する。比較器22で
一致が検出された場合は、そのときのワーキング
レジスタ14の内容を選択回路17を通して
TLBアドレスレジスタ19に転送すればよく、
それ以外の動作は上記と同じである。又、比較器
21,22の両方で同時に一致が検出された場合
は、2サイクルかけ、初めは例えば比較器21で
一致が検出された場合のキヤンセル処理を、次は
比較器22で一致が検出された場合のキヤンセル
処理を行えばよい。キヤンセル処理が終了したら
インクリメンタ15,16の歩進動作を再開せし
め、TLB11,12の以後のカラムのサーチ動
作を続行する。このようにして、TLB11の0
〜127カラム及びTLB12の128〜255カラムのサ
ーチを同時に全て達成し、所定仮想空間のアクト
パージ処理が終了となる。
以上、本発明の概略を説明したが、次に第3図
の実施例について詳細に説明する。
第3図は第2図の構成を発展させた本発明の一
実施例で、同一内容のTLBは同じく2個用いる
が、各TLBは0ローと1ローの2面構造をとる
場合を示す。
通常、アクトコードラツチ300には現在使用
中の仮想空間を示すアクトコードがラツチされて
いる。又、信号線304には主記憶装置参照要求
が、信号線305には主記憶装置参照論理アドレ
スが乗る。TLB使用優先順位決定回路122,
222は信号線304が“1”のとき、アクトパ
ージ要求ラツチ121,221がセツトされてい
なければ信号線305上の主記憶装置参照論理ア
ドレスを選択するように選択回路104,204
を制御する。これにより、信号線305の主記憶
装置参照論理アドレスがそれぞれ選択回路10
4,204を通つて論理アドレスレジスタ10
5,205にセツトされる。これら論理アドレス
レジスタ105の予め定められたビツト位置によ
りTLB100,200の該当同一カラムの内容
が読み出される。比較回路106,108,20
6,208は、それぞれTLB100,200か
ら読み出されたアクトコードAと信号線301上
のアクトコードとが一致しているか否かを各コー
ドごとに比較するものである。同様に、比較回路
107,109,207,209は、TLB10
0,200から読み出された論理アドレスLと論
理アドレスレジスタ105,205の上位ビツト
とを各ローごとに比較するものである。選択回路
110は比較回路106,107,108,10
9の出力及びVビツト出力により、TLB100
から読み出されたロー0もしくは1の実アドレス
Rを選択し、実アドレスレジスタ111の上位ビ
ツトとする。実アドレスレジスタ111の下位ビ
ツトには、論理アドレスレジスタ105の下位ビ
ツトがそのまゝ格納される。TLB200に対応
する選択回路210、実アドレスレジスタ211
の動作も同様である。実アドレスレジスタ11
1,211のいずれの実アドレスを用いて主記憶
装置あるいはバツフア記憶装置を参照するかは任
意である。
以上が、通常の主記憶装置参照要求が発生した
場合の概略動作であるが、これは本発明の要旨と
直接関係するところではないので、これ以上の詳
細な説明は省略する。
さて、アクトパージ要求が発生すると、リプレ
ースすべき仮想空間に対応するアクトコードがラ
ツチ300にセツトされる。又、信号線302、
選択回路101を通してワーキングレジスタ10
2にはオール0が、同様に、選択回路201を通
してワーキングレジスタ202には128が初期値
としてセツトされる。更に、信号線303が
“1”となり、アクトパージ要求制御部120,
220にアクトパージ要求が発生したことを知ら
せる。各アクトパージ要求制御部120,220
は、信号線303が“1”になるとアクトパージ
要求ラツチ121,221をセツトする。TLB
使用優先順位決定回路122,222は、それぞ
れアクトパージ要求ラツチ121,221が
“1”のときワーキングレジスタ102,202
の出力を選択するように選択回路104,204
を制御する。これにより、ワーキングレジスタ1
02の出力は選択回路104を通つて論理アドレ
スレジスタ105の所定ビツト位置を転送され、
同様に、ワーキングレジスタ202の出力も選択
回路204を通つて論理アドレスレジスタ205
の所定ビツト位置に転送される。同時に、ワーキ
ングレジスタ102,202の出力はインクリメ
ンタ103,203でそれぞれ+1され、その出
力データレジスタ部に一時保持される。
一方、TLB使用優先順位決定回路122,2
22はアクトパージ要求ラツチ121,221の
出力を選択する該ラツチ121,222をリセツ
トするとゝもに、所定の時間経過後(ワーキング
レジスタ102,202のデータが論理アドレス
レジスタ105,205に転送される時間経過
後)、TLB起動ラツチ123,223をセツトす
る。該ラツチ123,223は例えば単安定マル
チで構成されており、その動作時間はTLB10
0,200の読出し時間に対応して設定される。
該ラツチ123,223がセツト状態からリセツ
ト状態に復旧し、そのとき後述の信号線306が
“0”であると、選択回路101,201はそれ
ぞれインクリメンタ103,203の出力を選択
してワーキングレジスタ102,202の内容を
更新する。なお、上記信号線306が“1”の場
合は、それが“0”になるのをまつてワーキング
レジスタ102,202の内容を更新する。
TLB起動ラツチ123,223の出力はアクト
パージ要求制御部120,220にも取り込まれ
ている。従つて、アクトパージ要求制御部12
0,220は、ラツチ123,223がセツト状
態からリセツト状態に復旧し、そのとき信号線3
06が“0”であると、次のアクトパージ要求を
TLB使用優先順位決定回路122,222に通
知すべくアクトパージ要求ラツチ121,221
をセツトする。以後の動作は前と同じである。
以上、信号線306が“0”のとき、ワーキン
グレジスタ102,202の内容はインクリメン
タ103,203で順次+1され、それが選択回
路104,204を通つて論理アドレスレジスタ
105,205の所定ビツト位置に転送される動
作が繰り返される。このようにして、論理アドレ
スレジスタ105の所定ビツト位置は0から順に
歩進され、論理アドレスレジスタ205は128か
ら順に歩進される。
TLB100,200はTLB起動ラツチ12
3,223がセツトされることにより起動がかゝ
り、それぞれ論理アドレスレジスタ105,20
5の所定ビツト位置で指定されたカラムの内容が
読み出される。この時、比較回路106,108
はTLB100における該当カラムのロー0,1
に登録されているアクトコードAを信号線301
上のリプレース対象アクトコードと比較し、一致
すれば、アンドゲート112,113を通してア
クトコード一致表示ラツチ114,115のうち
の対応するものをセツトする。比較回路206,
208についても同様であり、TLB200にお
ける該当カラムのロー0,1に登録されているア
クトコードAが信号線301上のリブレース対象
アクトコードと一致すれば、アクトコード一致表
示ラツチ214,215のうちの対応するものを
セツトする。なお、アクトパージの動作時、比較
回路107,109、選択回路110、実アドレ
スレジスタ111は不使用であり、同様に、比較
回路207,209、選択回路210、実アドレ
スレジスタ211も不使用である。
上記論理アドレスレジスタ105,205の所
定ビツト位置で指定される各TLB100,20
0の該当カラムのいずれにもリプレースすべきア
クトコードが登録されていず、アクトコード一致
表示ラツチ114,115,214,215がい
ずれもセツトされない場合、オアゲート119の
出力信号線306は0のまゝである。この場合は
前に述べた様に、TLB起動ラツチ123,22
3がリセツト状態に復旧するタイミングでワーキ
ングレジスタ101,201が更新し、その後、
各ワーキングレジスタ101,201の内容の論
理アドレスレジスタ105,205への転送、
TLB起動ラツチ123,223の再セツトなど
の動作が続き、TLB100,200の次のカラ
ムへサーチが進むことになる。一方、アクトコー
ド一致表示ラツチ114,115,214,21
5のいずれか1つでもセツトされると、オアゲー
ト116あるいは218の出力が“1”になり、
信号線306も“1”になる。この場合、上記ワ
ーキングレジスタ101,201の更新が一時中
断され、次のようにしてTLB100,200に
おける該当カラム、該当ローのエントリーの無効
化処理が実行される。
まず、TLB100側のアクトコード一致表示
ラツチ114のみがセツトされたとする。この
時、ノアゲート117の出力は“0”である。従
つて、TLB100においては、そのときの論理
アドレスレジスタ105の所定ビツト位置で指定
される該当カラムをアクセスし、そのロー0のV
ビツトにノアゲート117の出力すなわち“0”
を書き込む。一方、ラツチ114がセツトされる
とオアゲート116の出力は“1”となる。この
状態の時、選択回路204はワーキングレジスタ
102を選択して、その内容を論理アドレスレジ
スタ205の所定ビツト位置にセツトする。従つ
て、TLB200においては、該論理アドレスレ
ジスタ205の所定ビツト位置で指定される該当
カラムをアクセスし、そのロー0のVビツトに、
同じくノアゲート117の“0”出力を書き込
む。この時、ワーキングレジスタ102と論理ア
ドレスレジスタ105には同一データが格納され
ており、そのため、レジスタ100と200は同
じカラムがアクセスされ、そのロー0のエントリ
ーがキヤンセルされることになる。同様に、アク
トコード一致表示ラツチ115がセツトされた場
合は、TLB100,200における該当カラム
のロー1のエントリーがキヤンセルされ、又、ア
クトコード一致表示ラツチ114,115がとも
にセツトされた場合は該当カラムのロー0,1の
エントリーがいずれもキヤンセルされる。
次に、TLB200側のアクトコード一致表示
ラツチ214のみがセツトされた場合について説
明する。この場合、アクトコード一致表示ラツチ
114,115はいずれもリセツト状態にあると
いうことでノツト回路219の出力は“1”であ
り、従つて、アンドゲート216の出力が
“1”、ノアゲート117の出力は“0”である。
TLB200は、そのときの論理アドレスレジス
タ205の内容をそのまゝ用い、該当カラムのロ
ーのVビツトにノアゲート117の“0”出力を
書き込む。一方、アンドゲート216の出力が
“1”ということで、オアゲート218の出力は
“1”である。この状態の時、選択回路104は
ワーキングレジスタ202を選択し、その内容を
論理アドレスレジスタ105の所定ビツト位置に
セツトする。従つて、TLB100においては、
該論理アドレスレジスタ105の内容で指定され
る該当カラムのロー0のVビツトに同じくノアゲ
ート117の“0”出力を書き込む。この場合
も、ワーキングレジスタ202と論理アドレスレ
ジスタ205のデータは同じであり、TLB10
0,200の同じカラムのエントリーがキヤンセ
ルされる。アクトコード一致表示ラツチ215が
セツトされた場合、及び両ラツチ214,215
がともにセツトされた場合の動作は、前と同じで
あるので省略する。
上記アクトコード一致表示ラツチ114,11
5,214,215は例えば単安定マルチで構成
され、所定の時間経過するとリセツト状態に復旧
するようになつている。これらラツチ114,1
15,214,215がリセツト状態に復旧する
とオアゲート116,218の出力は“0”とな
り、このため信号線306も“0”になる。これ
によりワーキングレジスタ102,202の内容
が+1され、それまで中断していたサーチ動作が
再開されることになる。
次に、両方のTLBに対応する例えば114と
215のアクトコード一致表示ラツチがともにセ
ツトされた場合について説明する。この場合、ラ
ツチ114のセツト状態によりオアゲート116
の出力は“1”、ノアゲート117の出力は
“0”である。一方、オアゲート116の“1”
出力はノツト回路219で反転され、アンドゲー
ト216,217の付勢を禁止するため、ラツチ
215のセツト状態にかゝわらず、オアゲート2
18の出力は“0”、ノアゲート118の出力は
“1”である。従つて、TLB100においては、
まずそのときの論理アドレスレジスタ105の内
容をそのまゝ用い、該当カラムのロー0のVビツ
トにノアゲート117の“0”出力を書き込む。
一方、TLB200においては、オアゲート11
6の出力が“1”ということでワーキングレジス
タ101の内容を論理アドレスレジスタ205に
取り込み、TLB100と同じ該当カラムのロー
0のVビツトにノアゲート117の“0”出力を
書き込む。この動作の後、ラツチ114はリセツ
ト状態に復旧し、オアゲート116の出力は
“0”、ノアゲート117の出力は“1”となる。
上記ラツチ114がセツト状態にあるとき、オ
アゲート116の“1”出力がラツチ215にセ
ツト・トリガ信号として印加されているため、ラ
ツチ114がリセツト状態に復旧した後も、ラツ
チ215は所定時間セツト状態を続ける。一方、
オアゲート116の出力が“0”になるとノツト
回路219の出力は“1”となり、このためアン
ドゲート217が動作して、オアゲート218の
出力は“1”、ノアゲート118の出力は“0”
となる。従つて、次にTLB200においては、
ワーキングレジスタ202の出力を選択回路20
4を通してそのまゝ論理アドレスレジスタ205
に受け取り、該当カラムのロー1のVビツトにノ
アゲート118の“0”出力を書き込む。TLB
100においては、オアゲート218の出力が
“1”ということでワーキングレジスタ202の
内容を論理アドレスレジスタ105に取り込み、
上記TLB200と同じ該当カラムのロー1のV
ビツトにノアゲート118の“0”出力を書き込
む。このようにしてラツチ215もリセツト状態
に復旧すると、オアゲート119の出力信号線3
06が“0”になる。
上記以外の114と214、115と215、
あるいは、114,115と214,215など
のアクトコード一致表示ラツチの組がセツトされ
た場合も同様にして、両TLBにおける同一カラ
ム、同一ローのエントリーの無効化が達成され
る。
以上の説明から明らかな如く、本発明によれ
ば、一般に同一内容のTLBをm個設けることに
より、アクトパージのサーチ時間をほゞ1/mに
短縮することができる。
更に、各TLBには同一内容が格納されている
ため、TLB本来の動作は、TLBが1個の場合と
同様の制御で実現できる利点がある。なお、本発
明の場合、同一構成のTLBをm個必要とする
が、これは一般のランダムアクセスメモリで構成
すればよいから高価につくことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は多重仮想記憶方式をとるアドレス変換
バツフアの構造例を示す図、第2図は本発明の原
理構成図、第3図は本発明の一実施例を示す具体
的構成図である。 11,12…アドレス変換バツフア(TLB)、
13,14…ワーキングレジスタ、15,16…
インクリメンタ、17,18…選択回路、19,
20…TLBアドレスレジスタ、21,22…比
較回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 各カラムに仮想アドレスと実アドレスの変換
    対とその変換対の仮想空間を表すコードを保持す
    るアドレス変換バツフア装置を有し、主記憶装置
    の参照にあたり、上記アドレス変換バツフア装置
    に該当仮想アドレスとともに該当コードが登録さ
    れているか否かチエツクして目的の実アドレスを
    得る情報処理装置において、上記アドレス変換バ
    ツフア装置として同一内容のものを複数個設け、
    指定された上記コードを保持するエントリを無効
    にする際、各々のアドレス変換バツフア装置に互
    いに重複しない異なるカラムアドレスを順次歩進
    して与えてその内容をを並行して読出し、各々独
    立に上記指定されたコードと比較し、一致してい
    ればそのカラムアドレスをアドレス変換バツフア
    装置間で交換し、各アドレス変換バツフア装置の
    上記カラムアドレスに対応するカラムのエントリ
    ーを無効にすることを特徴とする情報処理装置。
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