JPS6160529B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6160529B2
JPS6160529B2 JP55087182A JP8718280A JPS6160529B2 JP S6160529 B2 JPS6160529 B2 JP S6160529B2 JP 55087182 A JP55087182 A JP 55087182A JP 8718280 A JP8718280 A JP 8718280A JP S6160529 B2 JPS6160529 B2 JP S6160529B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
carbon
contact
amount
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55087182A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5711434A (en
Inventor
Mitsuaki Kawai
Shinzo Sakuma
Hifumi Yanagisawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP8718280A priority Critical patent/JPS5711434A/ja
Publication of JPS5711434A publication Critical patent/JPS5711434A/ja
Publication of JPS6160529B2 publication Critical patent/JPS6160529B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
  • Contacts (AREA)
  • Manufacture Of Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は真空しや断器の接点に関するもので、
従来のものに比べ、しや断容量が大きく、しかも
低い截断レベルが維持でき、耐溶性、通電効率の
改善された材料に係わるものである。 真空しや断器においては真空中で電流の開閉を
行うため、接点開極の際、電流截断により異常電
圧を発生しやすく、特に開閉回路内に誘導性の負
荷または容量性の負荷が存在する場合に、截断が
高いレベルで行われると負荷の絶縁破壊が起るた
め、例えば高圧モーター開閉用の真空しや断器で
は、より低いレベルでの截断のできる材料の開発
が望まれてきた。 この願望をある程度満たす材料としてAg−WC
系の材料が低サージ型の真空しや断器接点として
実用化されているが、この種の用途のしや断容量
が増すにつれて接点としても電導性の高いものが
望まれるようになつて来ている。Ag−WC系で電
気伝導度を上げるためには、単純にAg量を増や
せばよいが、この考え方だけでは、第1図Cに示
すように電気伝導度に比例して截断レベルも上
り、しかも材料の耐溶着性も劣つてくるため、低
截断レベルと耐溶着性を維持しながら、しや断容
量の向上を図ることはできない。 ちなみに、現状のAg−WC系接点材料の截断レ
ベルは平均1A程度であり、そのバラツキ巾を考
慮すると最大2Aとなり、まだまだ高いレベルに
ある。またWCを主成分としているため、電極の
硬度がビツカース硬度で250〜300程度と非常に高
いため、接触抵抗が高くなり、通電効率が悪いこ
とと材料が難切削性となつて加工費のかさむ欠点
がある。本発明は炭化タングステン50重量%以
下、残部銀の主成分に対し、カーボンまたはこれ
にかわる炭素成分を1重量%未満含有せしめるこ
とによつて、上述の種々の欠点を改善したAg−
WC−C系真空接点材料を提供するものである。 なおこゝで言うAg−WC系接点材料は粉末冶金
法によつて製造されるもので、Ag粉末およびWC
粉末を所定量秤量、混合した後プレス等により押
し固めて一定形状にし、加熱、焼結工定を経て得
られるものである。 このようなAg−WC系接点材料の接点性能につ
いてはすでに一部説明したが、第1図A〜Cで示
される。第1図Aにおいて、縦軸Isはしや断電流
(KA)を、横軸は材料の電気伝導度(%IACS)
を表わす。また第1図Bにおいて、縦軸はIs、横
軸は材料の直径を示している。 さらに第1図Cにおいて、縦軸Icは截断電流(A)
を示し、横軸は材料の電気伝導度(%IACS)で
ある。これよりAg量の増大による電導度増加に
伴い、しや断レベルの領域を拡大させることがで
き、最大8KA程度までのしや断が可能となる。
また同時に硬度が低くなり、接触抵抗が下つて通
電効率の向上も図れるが、その反面、材料の耐ア
ーク熱性の低下による溶着現象および前述の電導
度上昇に伴う截断値の増大が問題となることが示
され、また接点の直径を大きくしてしや断容量を
向上させることも考えられるが、これはしや断器
の大型化、接点材料の大型化によるコストアツプ
となり問題である。ところで、Ag−WCでの截断
現象については、しや断時にアークスポツトが形
成されると接点材料表面が加熱され、低融点の
Agが気化して開極間隙にAgの気体状導電層が形
成されるため、アークが電流のゼロ点附近で持続
して流れるメカニズムが考えられる。このことは
Agの理論的截断レベルが15A程度でWのそれが
20Aであるにもかかわらず、Ag−WCでは数A程
度まで截断レベルが下つていることからも裏付け
られるが、更にしや断時にWCも数1000度の高温
にさらされ、これによつてWCが分解してカーボ
ンが遊離することも考えられる。 本発明者らは粉末冶金法によつて予め微量のフ
リーカーボンを混入均一分散させる方法によつ
て、Ag−WC−C系接点材料を試作し、截断特
性、しや断特性、耐溶着性をAgの広い組成範囲
にわたつて調べたところ、第1表の試料A〜Nに
よつて明らかなように、カーボンの添加によつて
截断レベルが大巾に減少し、耐溶着性の向上、硬
度の低下が認められた。ただし、第1表において
試料B、C、E、Fはカーボンの添加による上記
効果があまり顕著でなく、H以下の試料の合比に
よるものの方が顕著である。 またカーボンが1%以上になると接点の電気伝
導度が低下し、通電時のジユール熱による発熱が
大きくなる欠点があるが、カーボン量が1%未満
であれば、電気伝導度の低下は少なく、通電時の
発熱を低く抑えられる。 本発明はこれらの点に着目したもので以下実施
例について説明する。 実施例 1 重量比でAg40〜80、WC20〜60の割合で調合し
た混合紛末およびこれらを主成分とし、従成とし
てグラフアイトを重量で0〜5%追加混合した粉
末を作つた。 これらを型内にて25φ×5程度のペレツトに固
め、熱処理を施し、合金化した。合金の比重は10
〜13、電気伝導度は26〜73%IACS、硬度はビツ
カースで58〜300であつた。 この合金より製作した接点について、多頻度開
閉レベルの変化を実測した。これらの結果の代表
例はすでに説明した第1表の試料D〜Nとして示
し、さらに第2図Aに截断電流のC量による変化
グラフを示し、第2図Bにフリーカーボンと耐電
圧との関係のグラフを示す。第2図Aより明らか
なように、カーボン量の増量による截断値の低下
が認められ、特にAgの多いもの程、カーボン量
の増加による截断値低下の効果は顕著であり、カ
ーボン量が0.5〜1の辺りまでは急激に低下し、
低値となつた。カーボン量を1%以上としても若
干電気伝導度が下るのみで、技術的意義がない。 また第2図Bに示すようにカーボンの添加によ
りしや断時のしや断器内接点間の耐電圧特性が低
下するような影響は極めて小さい。 以上説明したように本発明はAg−WCに対しカ
ーボンを1重量%未満添加することにより、截断
レベルが小さく、耐溶着性が向上し、硬度も低く
抑えることができるのと同時にしや断電流および
導電率が一段と向上した真空しや断器用接点材料
を得ることができる。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図A,B,CはAg−WC系真空しや断器用
接点材料の一般特性を示すグラフであり、第2図
Aは本発明の真空しや断器用接点材料を含む截断
電流値と添加カーボン量(重量%)との関係を示
すグラフであり、Bはカーボン量の増加による真
空しや断器内接点間の耐電圧特性を示したグラフ
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 WC50重量%以下、残部Agよりなる主成分と
    主成分に対しカーボンを重量で1%未満添加させ
    たことを特徴とするAg−WC−カーボン系真空し
    や断器用電気接点材料。
JP8718280A 1980-06-25 1980-06-25 Contact material for vacuum breaker Granted JPS5711434A (en)

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JP8718280A JPS5711434A (en) 1980-06-25 1980-06-25 Contact material for vacuum breaker

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Publication Number Publication Date
JPS5711434A JPS5711434A (en) 1982-01-21
JPS6160529B2 true JPS6160529B2 (ja) 1986-12-22

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