JP2003223834A - 電気接点部材とその製法 - Google Patents

電気接点部材とその製法

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JP2003223834A
JP2003223834A JP2002022657A JP2002022657A JP2003223834A JP 2003223834 A JP2003223834 A JP 2003223834A JP 2002022657 A JP2002022657 A JP 2002022657A JP 2002022657 A JP2002022657 A JP 2002022657A JP 2003223834 A JP2003223834 A JP 2003223834A
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菊池  茂
Masaya Takahashi
雅也 高橋
Masahito Kobayashi
将人 小林
Yasuaki Suzuki
安昭 鈴木
Noboru Baba
馬場  昇
Takashi Sato
隆 佐藤
Yoshio Koguchi
義雄 湖口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遮断性能と耐電圧特性を維持しつつ、耐溶着性
に優れ、生産性の良い電気接点部材とその製法を提供す
ること。 【解決手段】電気接点部材として、高導電性金属からな
るマトリックス中に耐火性金属粉が分散し、かつ微量の
低融点金属を含む組織を有する。 【効果】良好な導電率を有し、安定した遮断性能を確保
することができ、耐電圧特性を低下することなく、耐溶
着性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空遮断器,真空
開閉器等に用いられる真空バルブ用電気接点部材とその
製法に関する。
【0002】
【従来の技術】真空遮断器等に設置される真空バルブ内
の電極構造は、一対の固定側電極及び可動側電極から成
っている。真空バルブ内の電極に関連する文献として、
例えば、特開平11−102629号公報や特開平11
−25814号公報等がある。上記固定側及び可動側電
極の構造は、電気接点と該電気接点に連なる電極棒から
なり、該電気接点の裏面にはしばしばステンレス等の板
が補強板として設けられる。
【0003】大電流,高電圧遮断用電気接点部材として
は、Cr−Cuの複合金属材料が多く用いられる。
【0004】この電気接点の製造方法は、各成分の金属
粉末あるいはこれらの混合粉を所定の組成で、例えば円
板等の単純形状に成形後、焼結するいわゆる粉末冶金法
により製造された電気接点部材を、更に機械加工して所
定形状とする。なお、電気接点には発生したアークに駆
動力を与えて、アークを一箇所に停滞させずに電極の外
周部へ移動させるための3本以上のスリット溝が設けら
れ、羽根型に分離された形状を有する。また、電気接点
の中央でアークが発生して停滞しないように、電気接点
の中央には凹部が設けてある。
【0005】上述した電気接点は、高電圧,大電流を開
閉遮断するために直接アークにさらされる。電気接点に
要求される特性は、遮断容量が大きいこと,耐電圧値が
高いこと,耐溶着性に優れることなどが挙げられるが、
これらの特性を全て満足することは困難であって、一般
には用途に応じて特に重要な特性を重視した材料が用い
られる。
【0006】例えば、Cr−Cuの複合金属材料におい
て、遮断容量を大きくするためには導電率が大きいこと
が必要であり、Cuを多くした組成とすることで対処で
きるが、耐電圧性能を上げる成分であるCrが減るため
耐電圧値は低くなり、耐溶着性も低下する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】年々、配電の高電圧化
が進む中、真空遮断器あるいは真空開閉器等において
も、大電流遮断と高耐電圧特性及び耐溶着性能の両立が
求められるようになった。例えばCr−Cu複合金属材
料を電気接点に用いる場合には、Cr量を多くすること
で耐電圧値と耐溶着性を向上させることができる。しか
し、Cr量を多くすると導電率は低下し、遮断性能が不
十分となり、大電流遮断性能と高耐電圧特性及び耐溶着
性能を両立するのは極めて困難であった。
【0008】本発明者らは、電気接点部材に低融点金属
を微量添加することにより、材料強度が著しく低下し、
電気接点の溶着時に開離しやすくなることを見出した。
【0009】本発明の目的は、遮断性能と耐電圧特性を
維持しつつ、耐溶着性に優れ、生産性の良い電気接点部
材とその製法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電気接点部材
は、高導電性金属からなるマトリックス中に耐火性金属
粉が分散し、かつ微量の低融点金属を含む電気接点部材
において、前記耐火性金属粉はCr,W,Mo,Ta,
Nb,Be,Hf,Ir,Pt,Zr,Ti,Si,R
h及びRuの1種又は2種以上の混合物あるいはこれら
の化合物からなり、前記高導電性金属はCu,Agまた
はAuあるいはこれらを主にした合金からなり、前記低
融点金属はTeであり、15〜40重量%の前記耐火性
金属粉と60〜85重量%の前記高導電性金属の合計量
に対して、0.01 重量%以上,0.05重量%未満の
Teを含むものである。
【0011】また、本発明の電気接点部材は、含有酸素
量が2500ppm 以下であり、比抵抗は5.5μΩ・cm
以下を有するものである。
【0012】本発明の電気接点部材の製法は、前記耐火
性金属粉と前記高導電性金属からなる粉末との混合粉末
を、120〜500MPaで加圧成形して成形体を作製
し、該成形体を真空中または不活性雰囲気中において前
記高導電性金属の融点以下で焼結するものである。
【0013】本発明の電気接点部材の製法において、前
記高導電性金属からなる粉末の粒径は80μm以下とす
るものである。
【0014】本発明の電気接点部材は、真空バルブにお
ける一対の固定側電極及び可動側電極を構成する部材と
して用いられ、この真空バルブは真空遮断器,真空開閉
器等に用いられるものである。
【0015】本発明の電気接点部材は、高導電性金属か
らなるマトリックス中に耐火性金属粉が分散し、かつ微
量の低融点金属を含む組織を有するものである。ここ
で、耐火性金属粉はCr,W,Mo,Ta,Nb,B
e,Hf,Ir,Pt,Zr,Ti,Si,Rh及びR
uの1種又は2種以上の混合物あるいはこれらの化合物
であることが望ましい。これらの比較的高融点の金属粉
が分散することにより、電気接点部材に耐電圧性能を持
たせることができる。また、高導電性金属はCu,Ag
またはAuあるいはこれらを主にした合金であることが
望ましい。これにより、良好な導電率を有し、安定した
遮断性能を確保することができる。さらに、低融点金属
としてTeを微量含むことにより、耐電圧特性を低下す
ることなく、耐溶着性を向上させることができる。
【0016】耐火性金属粉と高導電性金属との配合比
は、耐火性金属粉を15〜40重量%、高導電性金属を
60〜85重量%とすることで、遮断性能及び耐電圧特
性のバランスを保ち、健全な材料組織をもつ電気接点部
材が得られる。また、耐火性金属粉と高導電性金属の合
計量に対して、0.01重量%以上,0.05重量%未満
のTeを含むことにより、耐溶着性を向上させることが
できる。Teの量が0.01重量%より少ないと焼結組織内
へのTeの均一分散が難しく、耐溶着性向上に対する効
果が小さくなり、0.05 重量%以上になると耐電圧特
性が大幅に低下する。
【0017】この電気接点部材の含有酸素量は2500
ppm 以下とすることで、電流遮断時のガスの放出を抑制
し、ガスを介したアーク持続による遮断不能を防止する
ことができる。
【0018】また、この電気接点部材の比抵抗は5.5
μΩ・cm 以下であることが望ましく、この比抵抗値を
有することで、良好な遮断性能を維持することができ
る。
【0019】電気接点部材の製法は、耐火性金属粉と高
導電性金属からなる粉末との混合粉末を、圧力120〜
500MPaで加圧成形して成形体を作製し、この成形
体を真空中または不活性雰囲気中において高導電性金属
粉の融点以下で焼結することが望ましい。成形圧力が1
20MPaより小さいと成形密度が小さくなり成形体が
崩れやすく、500MPaより大きいと金型寿命が短く
なり生産性も低下する。また、真空中または不活性雰囲
気中において焼結することにより、健全な焼結組織と適
正なガス含有量が得られる。
【0020】上記の高導電性金属からなる粉末の粒径
は、80μm以下とすることが望ましい。高導電性金属
粉末の粒径がこれより大きいと、耐火性金属粉が凝集す
る傾向にあり、均一に分散させることが困難になる。ま
た、高密度が得られず、比抵抗が大きくなる。
【0021】なお、焼結後の電気接点部材を成形過程と
同方向に圧力400MPa以上で加圧することも可能
で、これにより電気接点部材が緻密化され、電極性能の
安定化につながる。
【0022】また、高導電性金属粉末にアトマイズ粉末
を用いることも可能で、これにより流動性に優れた原料
粉末が得られ、生産性が向上する。
【0023】
【発明の実施の形態】実施例1 本発明に関する実施例1として、耐火性金属粉にCr,
高導電性金属にCuを用い、耐火性金属粉と高導電性金
属との配合比を重量比で25:75とし、耐火性金属粉
と高導電性金属の合計量に対して、0〜1.0 重量%の
Teを添加した電気接点部材を作製した。この電気接点
部材の製造方法は次の通りである。
【0024】用いたCr粉末には酸素が1100ppm 、
Alが800ppm、Siが440ppm含まれており、粒径
は104μm以下である。Cu粉末としては、粒径が8
0μm以下及び80μm以上の2種類の電解粉を用い
た。Te粉末には、粒径が143μm以下のものを用い
た。
【0025】まず、上記のCr粉末,Cu粉末およびT
e粉末とを、CrとCu(重量比25:75)の合計量
に対してTeが0〜1.0 重量%の割合になるように秤
量し、これらをV型混合器で混合した。次にこの混合粉
を、直径60mmの金型に充填し、油圧プレスにより25
0MPaの圧力を直径60mmの円面にかけて加圧成形し
た。成形体の寸法は直径60mm×厚さ12mmで、相対密
度はいずれもおよそ73%であった。これを6.7×1
-3Pa 以下の真空中で1050℃×120分間加熱
し、電気接点部材を作製した。得られた電気接点部材の
含有酸素量は、いずれも2000〜2300ppm であっ
た。
【0026】得られた電気接点部材の密度,比抵抗及び
引張強さの測定結果を表1に示す。Teの添加量が多く
なるにしたがって密度は低下し、それに伴い比抵抗は大
きくなり、引張強さは減少する。これは、焼結過程にお
いて、Teが原料粉末粒子間に溶融して浸入し、焼結の
進行を妨げるためである。また、試料B1,B2に見ら
れるように、Teを0.02 重量%添加しただけでも引
張り強さは大きく減少するため、Teの微量添加により
溶着した電極の開離が容易になり、耐溶着性が大きく改
善されることがわかる。
【0027】
【表1】
【0028】Cuの粒径が80μm以上では、得られる
接点部材の密度が低くなる傾向にあり、導電率も低下す
ることから遮断性能の低下,不安定化が危惧される。従
って、高導電性金属粉末の粒径は80μm以下が望まし
いことが証明された。
【0029】なお、以上の傾向は、耐火性金属がCr以
外のW,Mo,Ta,Nb,Be,Hf,Ir,Pt,
Zr,Ti,Si,Rh及びRuの1種又は2種以上の
混合物あるいはこれらの化合物であり、高導電性金属が
Cu以外のAgまたはAuあるいはこれらを主にした合
金である場合にも同様であることを確認した。
【0030】実施例2 本発明に関する実施例2として、実施例1で作製した電
気接点部材を用いて、真空バルブに適用するための電極
を作製した。図1は、作製した電極の構造を示す図であ
る。図1において、1は電気接点、2はアークに駆動力
を与えて停滞させないようにするためのスパイラル溝、
3はステンレス製の補強板、4は電極棒、5はろう材で
ある。
【0031】電極の作製方法は次の通りである。実施例
1で作製した電気接点部材を機械加工により、所望形状
に加工して電気接点1を得る。電極棒4を無酸素銅で、
また、補強板3をSUS304であらかじめ機械加工に
より作製しておき、電気接点1及び補強板3の中央孔と
電極棒4の凸部とを、ろう材5を介して嵌め合わせ、ま
た電気接点1と補強板3との間にもろう材5を載置し、
これを8.2×10-4Pa以下の真空中で980℃×8
分間加熱し、図1に示す電極を作製した。なお、この電
極は定格電圧7.2kV ,定格電流600A,定格遮断
電流20kA用の真空バルブに用いられる電極である。
【0032】実施例3 本発明に関する実施例3として、実施例2で作製した電
極を搭載した真空バルブを作製した。真空バルブの仕様
は、定格電圧7.2kV ,定格電流600A,定格遮断
電流20kAである。
【0033】図2は、本実施例に係わる真空バルブの構
造を示す図である。図2において、1a,1bはそれぞ
れ固定側電気接点,可動側電気接点、3a,3bは補強
板、4a,4bはそれぞれ固定側電極棒,可動側電極棒
で、これらをもってそれぞれ固定側電極6a,可動側電
極6bを構成する。可動側電極6bは、遮断時の金属蒸
気等の飛散を防ぐ可動側シールド8を介して可動側ホル
ダー12にろう付け接合される。これらは、固定側端板
9a,可動側端板9b、及び絶縁筒13によって高真空
にろう付け封止され、固定側電極6a及び可動側ホルダ
ー12のネジ部をもって外部導体と接続される。絶縁筒
13の内面には、遮断時の金属蒸気等の飛散を防ぐシー
ルド7が設けられ、また、可動側端板9bと可動側ホル
ダー12の間には摺動部分を支えるためのガイド11が
設けられる。可動側シールド8と可動側端板9bの間に
はべローズ10が設けられ、真空バルブ内を真空に保っ
たまま可動側ホルダー12を上下させ、固定側電極6a
と可動側電極6bを開閉させることが出来る。本実施例
では、固定側電極6a及び可動側電極6bに、実施例2
で作製した図1に示す構造の電極を用いて、図2に示す
真空バルブを作製した。
【0034】実施例4 本発明に関する実施例4として、実施例3で作製した真
空バルブを真空遮断器に組み込んで、各種性能試験を実
施した結果、表2に示す結果を得た。なお、表2におけ
るそれぞれの性能は、試料番号A1(組成:25Cr−
75Cu、Cu粒径:80μm以下)の値を1として相
対比較して表した。
【0035】
【表2】
【0036】高導電性金属であるCuの粉末の粒径が8
0μm以上の場合、粒径80μm以下の場合に比べて耐
溶着性能は高くなるが、遮断性能及び耐電圧性能は低く
なる。これは、密度が低く,比抵抗が大きいためであ
る。従って、高導電性金属の粉末粒径は80μm以下が
望ましい。
【0037】Teを0.02 重量%添加すると、遮断性
能及び耐電圧性能を維持しつつ、耐溶着性能は大きく向
上する。これは、微量なTe添加で引張強さが低下する
ためである。しかし、Teの添加量が0.05 重量%以
上になると、遮断性能及び耐電圧性能が低下する。これ
は、電流遮断時のアーク加熱により、含まれるTeが揮
散するためである。よって、Teの添加量はできるだけ
少ない方がよく、0.05重量%以上では遮断性能及び耐電
圧性能が低下するため、添加量は0.01 重量%以上,
0.05重量%未満とするのが望ましい。
【0038】以上から、本発明に係わる電気接点部材
は、遮断性能,耐電圧特性を維持しつつ、耐溶着性能を
向上させるために有益であることが実証された。
【0039】
【発明の効果】本発明による電気接点部材は、高導電性
金属からなるマトリックス中に耐火性金属粉が分散し、
かつ微量の低融点金属を含む組織を有することにより、
良好な導電率を有し、安定した遮断性能を確保すること
ができ、耐電圧特性を低下することなく、耐溶着性を向
上させることができる。
【0040】また、本発明による製法によれば、上記の
材料組織をもつ電気接点部材が効率よく大量生産できる
ため、製造コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例2に係わる電極の構造を表す
図。
【図2】本発明の実施例3に係わる真空バルブの構造を
表す図。
【符号の説明】
1…電気接点、1a…固定側電気接点、1b…可動側電
気接点、2…スパイラル溝、3,3a,3b…補強板、4
…電極棒、5…ろう材、6a…固定側電極、6b…可動
側電極、7…シールド、8…可動側シールド、9a…固
定側端板、9b…可動側端板、10…ベローズ、11…
ガイド、12…可動側ホルダー、13…絶縁筒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 1/02 H01H 1/02 A C D (72)発明者 小林 将人 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所電機システム事業部内 (72)発明者 鈴木 安昭 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所電機システム事業部内 (72)発明者 馬場 昇 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 佐藤 隆 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 (72)発明者 湖口 義雄 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所電機システム事業部内 Fターム(参考) 4K018 AA02 AA04 BA01 BA02 BA20 BB04 DA31 KA34 5G026 BA04 BB12 BB14 BB15 BB16 BB17 BB18 BC09 5G050 AA01 AA03 AA06 AA12 AA13 AA17 AA20 AA25 AA27 AA36 AA38 AA39 AA43 AA46 AA47 AA48 AA51 AA54 BA05 DA03 EA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高導電性金属からなるマトリックス中に耐
    火性金属粉が分散し、かつ微量の低融点金属を含む電気
    接点部材において、前記耐火性金属粉はCr,W,M
    o,Ta,Nb,Be,Hf,Ir,Pt,Zr,T
    i,Si,Rh及びRuの1種又は2種以上の混合物あ
    るいはこれらの化合物からなり、前記高導電性金属はC
    u,AgまたはAuあるいはこれらを主にした合金から
    なり、前記低融点金属はTeであり、15〜40重量%
    の前記耐火性金属粉と60〜85重量%の前記高導電性
    金属の合計量に対して、0.01重量%以上,0.05重
    量%未満のTeを含むことを特徴とする電気接点部材。
  2. 【請求項2】含有酸素量が2500ppm 以下であること
    を特徴とする請求項1に記載の電気接点部材。
  3. 【請求項3】比抵抗が5.5μΩ・cm 以下であることを
    特徴とする請求項1及び2に記載の電気接点部材。
  4. 【請求項4】前記耐火性金属粉と前記高導電性金属から
    なる粉末とTe粉末との混合粉末を、120〜500M
    Paで加圧成形して成形体を作製し、該成形体を真空中
    または不活性雰囲気中において前記高導電性金属の融点
    以下で焼結することを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載の電気接点部材の製法。
  5. 【請求項5】前記高導電性金属からなる粉末の粒径は8
    0μm以下であることを特徴とする請求項4に記載の電
    気接点部材の製法。
  6. 【請求項6】真空容器内に固定側電極と可動側電極とを
    備えた真空バルブと、該真空バルブ内の前記固定側電極
    と可動側電極との各々に前記真空バルブ外に接続された
    絶縁ロッドを介して前記可動側電極を駆動する開閉手段
    とを備えた真空遮断器であって、前記固定側電極及び可
    動側電極に請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電
    気接点部材を使用した真空遮断器。
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