JPS6160398B2 - - Google Patents

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JPS6160398B2
JPS6160398B2 JP56168973A JP16897381A JPS6160398B2 JP S6160398 B2 JPS6160398 B2 JP S6160398B2 JP 56168973 A JP56168973 A JP 56168973A JP 16897381 A JP16897381 A JP 16897381A JP S6160398 B2 JPS6160398 B2 JP S6160398B2
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JP
Japan
Prior art keywords
waste gas
absorption tank
water
mist
gas
Prior art date
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Expired
Application number
JP56168973A
Other languages
English (en)
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JPS5870198A (ja
Inventor
Satoru Sasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP56168973A priority Critical patent/JPS5870198A/ja
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  • Gas Separation By Absorption (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (1) 発明の技術分野 本発明は、たとえば原子力プラントの使用済燃
料の再処理時に脱硝反応によつて生成される、
Pu―Uのミストを含むNO/NO2成分よりなる放
放射性廃ガスを処理する放射性廃ガス処理装置に
関する。
(2) 従来技術 原子力プラントの使用済燃料の再処理時におい
て、まず硝酸ウラニル及び硝酸プルトニウムを含
む混合溶液が得られる。
そこで、第1図の如く上記混合溶液1は、皿状
の容器2に入れてマイクロ波加熱器3内に収容さ
れ、マイクロ波発振器4よりマイクロ波を照射さ
れて加熱脱硝される。
このとき、マイクロ波加熱器3の内部にはPu
―Uのミストを含むNO/NO2成分よりなる放射
性廃ガスが生成されるので、この廃ガスを放射性
廃ガス処理装置5へ導いて放射性物質及び人体に
有害なNOガスを除去する必要がある。
従来の放射性廃ガス処理装置5は、第1図に示
すように第1、第2の吸収槽6A,6Bを直列に
接続して構成され、各吸収槽6A,6Bの外部に
は循環ポンプ7A,7Bが装備されている。
また、各吸収槽6A,6Bの内部には、底部に
NO2ガス吸収用の水8A,8Bが収容され、その
上方位置には陶製ラシヒリング9A,9Bが収容
されている。
そして、前記マイクロ波加熱器3と第1の吸収
槽6Aの上端との間はガス配管10Aにて接続さ
れ、また第1の吸収槽6Aの周壁中間部位と第2
の吸収槽6Bの上端との間はガス配管10Bにて
接続されている。
また、第1の吸収槽6Aの周壁底部と周壁上部
との間は前記ポンプ7Aを介して水配管11Aに
て接続されている。同様に、第2の吸収槽6Bの
周壁底部と周壁上部との間は前記ポンプ7Bを介
して水配管11Bにて接続されている。
前記第2の吸収槽6Bの周壁中間部位には排気
管12が接続され、この排気管12の途中には廃
ガス中のPu―Uのミストを捕捉するミストキヤ
ツチヤー13が介挿されている。
そこで、前記マイクロ波加熱装置3内に生成さ
れた廃ガスはガス配管10Aを介して第1の吸収
槽6A内にその上端より導入される。そしてラシ
ヒリング9Aを透過した後、ガス配管10Bを介
して第2の吸収槽6B内にその上端より導入され
る。さらにラシヒリング9Bを透過した後、排気
管12より排出され、廃ガス二次処理系へ向う。
一方、第1の吸収槽6Aにおいてはポンプ7A
により槽6A内の水8Aが槽内上部へ汲上げら
れ、ラシヒリング9Aに上方より散水されてい
る。同様に、第2の吸収槽6Bにおいてはポンプ
7Bにより槽6B内の水8Bが槽内上部に汲上げ
られ、ラシヒリング9Bに上方より散水されてい
る。
そこで、第1の吸収槽6A内に導入された廃ガ
スはラシヒリング9Aを透過する際、水と接触
し、廃ガス中のNOガスの一部は水中の酸素と反
応してNO2ガスとなり、水に吸収される。また第
2の吸収槽6B内のラシヒリング9Bを透過する
際、再度、水と接触して廃ガス中のNOガス成分
はさらに減少する。
そして第2の吸収槽6Bより排出された廃ガス
はミストキヤツチヤー13によりPu―Uのミス
トを捕捉され、廃ガス二次処理系へ向うことにな
る。
(3) 従来技術の問題点 第1、第2の吸収槽6A,6B内に収納された
ラシヒリング9A,9Bは頻繁に交換しなければ
ならない。よつてメンテナンスが困難である。
また廃ガスと水との接触面積を拡大することに
よりNOガスの除去率を高めることができるが、
上記接触面積を拡大するには吸収槽を大きくしな
ければならず、設備を大形化することなしにNO
ガスの除去率を高めるるには限界がある。よつて
NOガスの除去率向上はあまり望めない。
(4) 発明の目的 メンテナンスが容易であり、また小形で、しか
もNOガス除去率を高めうる放射性廃ガス処理装
置を提供することを目的とする。
(5) 発明の構成 吸収槽の内底部にはNO2ガス吸収用の水、吸収
槽内上部にはミストキヤツチヤーが収容され、吸
収槽の上端には排気口が設けられる。
また吸収槽内の水を循環ポンプにより汲上げ
て、スプレーノズルにより吸収槽内の散布する。
また廃ガスには吸収槽内に導入される前に予備
反応器においてO2が混入され、廃ガス中のNOガ
スの一部にO2を反応させてNO2ガスとし、その廃
ガスを吸収槽内の水中へ導入するように構成され
る。
そこで、廃ガス中のNOガスは、予備反応器に
おいてNO2ガスとなり、吸収槽内の水及びスプレ
ーノズルより散布される水粒子に十分接触し、 3NO2+H2O=2HNO3+NO なる反応により水中に吸収除去されることにな
る。
そしてさらに吸収槽内を上昇する放射性廃ガス
は、ミストキヤツチヤーを通過する際に放射性物
質であるPu―Uのミストを捕捉されて、吸収槽
の外部へ排出されることになる。
(6) 発明の効果 廃ガスには吸収槽へ導入される前にO2が混入
され、NOガスは水溶性のNO2となるので、廃ガ
ス中のNOガスは効率よく除去される。
また吸収槽内にはラシヒリングを収容しないの
で、メンテナンスが容易である。
またミストキヤツチヤーは吸収槽内に収容され
るので、ミストキヤツチヤーにより滴下する放射
性物質を含んだ水は吸収槽の内底部で受けられ
る。よつてミストキヤツチヤー用の水受けは格別
必要でなく、構成が簡単になる。
(7) 発明の実施例 第2図に示す如く、吸収槽21は、内底部に
NO2ガス吸収用の水22を収容し、上端に排気口
23、下端にドレン口24を有している。
また吸収槽21内の上部にはミストキヤツチヤ
ー25が収容されている。このミストキヤツチヤ
ー25は、たとえばステンレス鋼製の複数枚の金
網を積層して形成されるものである。
前記吸収槽21の両側には、1対のヘツダー2
3A,26Bが配設され、各ヘツダーには多数の
スプレーノズル27A…、27B…が接続されて
いる。これらのノズルは吸収槽21の周壁を貫通
し、吸収槽21内において上下方向に配列されて
いる。
前記排気口23には排気管28が接続されてい
る。また前記ドレン口24にはドレン管29が接
続されている。そして、このドレン管29の途中
には給水管30の一端が接続され、同給水管30
の他端は2本に分岐して(分岐管30A,30
B)、それぞれ前記各ヘツダー26A,26Bの
上端に接続されている。
前記給水管30の途中には、ドレン管29側よ
りヘツダー26A,26B側へ向けて循環ポンプ
31及び逆止弁32が順次介挿され、逆止弁32
の両側には圧力計33及び流量計34がそれぞれ
接続されている。なお、循環ポンプ31は吸収槽
21内の水22を汲上げて両ヘツダー26A,2
6Bへ供給するためのものであり、逆止弁32は
その逆止弁32はその逆流を防止するためのもの
である。また各分岐管30A、,30Bにはそれ
ぞれ流量調節弁35A,35Bが介挿されてい
る。なお、前記ドレン管29には、給水管30の
接続部より下流側にドレン弁36が介挿されてい
る。
図中37は両端を上方へ向けて配設されたU字
形ジヤケツトで、このU字形ジヤケツト37の一
端には前記排気管28が接続されている。
また図中38は流入側を下方に向けて配設され
たミストセパレータで、このミストセパレータ3
8の流入口は排気管39を介して前記U字形ジヤ
ケツト37の他端に接続されている。
そして、この排気管39の最低部と前記吸収槽
21の周壁下部との間はドレン管40にて接続さ
れている。このドレン管40は排気管39側より
吸収槽21側へ向つて漸次下り傾斜となつてお
り、その上端部には吸収槽21より排気管39へ
の逆流を防止する逆止弁41が介挿されている。
また前記U字形ジヤケツト37の最低部はドレン
管40の途中に別のドレン管42を介して接続さ
れ、このドレン管には吸収槽21よりU字形ジヤ
ケツト37への逆流を防止する逆止弁43が介挿
されている。
前記ミストセパレータ38の上端に設けられた
流出口には排気管44が接続され、この排気管4
4には排気ブロア45が介挿されている。
また吸収槽21の内部には、その周壁下部を貫
通して廃ガス導入管46が導入されている。この
廃ガス導入管46の導入端は下方へ屈曲し、吸収
槽21内の水中に開口させてある。
廃ガス導入管46の途中には予備反応器47が
介挿されている。そして、この予備反応器47に
は酸素供給管48を介して酸素供給源(たとえば
酸素ボンベ)49が接続され、酸素供給管48の
途中には酸素濃度計50が接続されている。
以上の装置において、マイクロ波加熱器内で生
成された放射性廃ガスは、まず廃ガス導入管46
を通して予備反応器47へ導かれる。また酸素供
給管48を通して酸素供給源49よりO2が導か
れる。そこで予備反応器47では 2NO+O22NO2 なる反応が起り、廃ガス中のNOガスは減少す
る。
次に予備反応器47を通過した廃ガスは吸収槽
21内に収容された水中へ導入され、 3NO2+H2O=2HNO3+NO の反応により廃ガス中に含まれているNO2ガスは
水22中に吸収される。なお吸収槽21内の水2
2は、後にドレン弁36を開弁して排出される。
さらに水中より脱した廃ガスは吸収槽21内を
上昇するが、このときスプレーノズル27A…,
27B…より散布される直径1200μ以下の水粒子
の雰囲気中を通過する。そこで吸収槽21内を上
昇する廃ガスは水の微粒子に十分接触し、ここで
も 3NO2+H2O=2HNO3+NO の反応によりNO2が水によつて吸収除去される。
かくして、NOガスを除去された廃ガスは、ミ
ストキヤツチヤー25を通過する際に法射性物質
であるPu―Uのミストを除去されて、排気管2
8よりU字形ジヤケツト37内へ導入され、さら
に排気ブロア45に引かれて排気管39よりミス
トセパレータ38を通過し、排気管を通して廃ガ
ス二次処理系(図示せず)へ送出される。ここ
で、吸収槽21より廃ガス二次処理系へ向う廃ガ
スは、U字形ジヤケツト37を通過する際、及び
ミストセパレータ38を通過する際に水分を除去
される。また廃ガスより除去された水分はドレン
管40を通して吸収槽21内へ戻される。
以上の如く、マイクロ波加熱装置3にて生成さ
れた放射性廃ガスは、まず予備反応器において
NOガスをNO2とされ、そのNO2ガスは吸収槽2
1の内底部に収容された水22及びスプレーノズ
ル27A…,27B…より散布される水粒子によ
り吸収除去される。したがつて、廃ガス中のNO
ガス成分の除去率は飛躍的に向上する。
また従来装置のようにラシヒリングを使用しな
いので、メンテナンスが容易になり、しかも吸収
槽を多段に接続する必要がないので装置の小形化
が図られる。
またミストキヤツチヤー25を吸収槽21内に
配置したことにより、構成の簡略化が図られると
ともに、ミストキヤツチヤー用の水受けを省略で
きる効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は放射性廃ガス処理装置の従来例を示す
系統図、第2図は本発明の一実施例を示す系統図
である。 21……吸収槽、22……水、23……排気
口、25……ミストキヤツチー、27A,27B
……スプレーノズル、31……循環ポンプ、47
……予備反応器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Pu―Uのミストを含むNO/NO2成分よりな
    る放射性廃ガスを処理する放射性廃ガス処理装置
    において、内底部に水を収容し上端に排気口を有
    する吸収槽と、この吸収槽の上記水中に廃ガスを
    導入する廃ガス導入管に介挿され廃ガス中にO2
    を混入して前記吸収槽内の水中へ導入する予備反
    応器と、前記吸収槽内の水を汲上げる循環ポンプ
    と、前記吸収槽の側壁を貫通し上下方向に複数配
    置されるとともに給水管を介して前記循環ポンプ
    の吐出側に接続され循環ポンプに吸い上げられた
    水を吸収槽内に散布するスプレーノズルと、前記
    吸収槽内であつて前記スプレーノズルの内最高位
    に位置するスプレーノズルより更に上方に吸収槽
    内を上昇する廃ガスの流路を遮断するように配置
    され廃ガス中のPu―Uのミストを捕捉するミス
    トキヤツチヤとを具備したことを特徴とする放射
    性廃ガス処理装置。 2 前記ミストキヤツチヤは、複数枚の金網を積
    層して形成されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の放射性廃ガス処理装置。
JP56168973A 1981-10-22 1981-10-22 放射性廃ガス処理装置 Granted JPS5870198A (ja)

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JP56168973A JPS5870198A (ja) 1981-10-22 1981-10-22 放射性廃ガス処理装置

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JP56168973A JPS5870198A (ja) 1981-10-22 1981-10-22 放射性廃ガス処理装置

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JPS5870198A JPS5870198A (ja) 1983-04-26
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JP56168973A Granted JPS5870198A (ja) 1981-10-22 1981-10-22 放射性廃ガス処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017035275A (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 株式会社クボタ 空気清浄装置

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JP2017035275A (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 株式会社クボタ 空気清浄装置

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JPS5870198A (ja) 1983-04-26

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