JPS6157696B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6157696B2 JPS6157696B2 JP53156142A JP15614278A JPS6157696B2 JP S6157696 B2 JPS6157696 B2 JP S6157696B2 JP 53156142 A JP53156142 A JP 53156142A JP 15614278 A JP15614278 A JP 15614278A JP S6157696 B2 JPS6157696 B2 JP S6157696B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- melt
- crystal substrate
- crystal
- heating furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 20
- 239000000155 melt Substances 0.000 claims description 17
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 10
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- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims 1
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 15
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Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Thin Magnetic Films (AREA)
- Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は液相エピタキシヤル成長法の、特にデ
イツピング法による液相エピタキシヤル成長法の
改良に関するものである。
イツピング法による液相エピタキシヤル成長法の
改良に関するものである。
一般に半導体結晶、磁気バブル結晶等はデイツ
ピング法と称される液相エピタキシヤル成長法に
よつて作成される。
ピング法と称される液相エピタキシヤル成長法に
よつて作成される。
デイツピング法による結晶育成装置は第1図に
示すような構造となつている。図において1は抵
抗加熱用コイル、2は加熱炉、3は白金ルツボ、
4は白金よりなる熱反射板、5は回転しながら下
降上昇するつり下げ治具、6は結晶基板、7は育
成温度制御用の温度検知器、例えば熱電対であ
る。
示すような構造となつている。図において1は抵
抗加熱用コイル、2は加熱炉、3は白金ルツボ、
4は白金よりなる熱反射板、5は回転しながら下
降上昇するつり下げ治具、6は結晶基板、7は育
成温度制御用の温度検知器、例えば熱電対であ
る。
磁気バブル磁性膜を結晶基板上に育成する場合
について説明する。先ず白金ルツボ3の中にガー
ネツトを含んだフラツクスを入れ、飽和点より50
〜100℃上の温度で十分に溶解してメルトを作
る。このときルツボ3の上から白金板でかく拌し
完全な溶解を助けることもしばしば行なわれる。
次にこの白金板を取り除いた後ルツボ3内のメル
トの保持温度を下げて過冷却状態とする。尚この
ときルツボ3の上の温度分布を均一にするため、
白金の熱反射板(バツフル)4が加熱炉2の内壁
に形成されている。結晶基板6は、つり下げ治具
5により加熱炉2内に回転しながら下降せられル
ツボ3内の過冷却されたメルトに入れられ、基板
6上に磁性膜を育成させる。基板6は水平に保持
され、育成される膜厚の均一性を良好なものとす
るために回転しながらデイツピングされる。磁性
膜を育成したのち基板6をルツボ3内のメルトか
ら引き上げ、つり下げ治具を介して基板6を高速
回転させ以て基板6上に残留するフラツクスを振
り切る。
について説明する。先ず白金ルツボ3の中にガー
ネツトを含んだフラツクスを入れ、飽和点より50
〜100℃上の温度で十分に溶解してメルトを作
る。このときルツボ3の上から白金板でかく拌し
完全な溶解を助けることもしばしば行なわれる。
次にこの白金板を取り除いた後ルツボ3内のメル
トの保持温度を下げて過冷却状態とする。尚この
ときルツボ3の上の温度分布を均一にするため、
白金の熱反射板(バツフル)4が加熱炉2の内壁
に形成されている。結晶基板6は、つり下げ治具
5により加熱炉2内に回転しながら下降せられル
ツボ3内の過冷却されたメルトに入れられ、基板
6上に磁性膜を育成させる。基板6は水平に保持
され、育成される膜厚の均一性を良好なものとす
るために回転しながらデイツピングされる。磁性
膜を育成したのち基板6をルツボ3内のメルトか
ら引き上げ、つり下げ治具を介して基板6を高速
回転させ以て基板6上に残留するフラツクスを振
り切る。
しかし従来の結晶育成装置の構造では、特につ
り下げ治具にホールドされた結晶基板の熱反射率
が大きい場合、結晶基板を炉内に挿入した際炉内
の温度分布が変化し結晶育成時に必要な所定温度
からメルト温度が変動してしまう。従つて育成さ
れた後の結晶の特性がバラツキ易いという欠点を
有する。
り下げ治具にホールドされた結晶基板の熱反射率
が大きい場合、結晶基板を炉内に挿入した際炉内
の温度分布が変化し結晶育成時に必要な所定温度
からメルト温度が変動してしまう。従つて育成さ
れた後の結晶の特性がバラツキ易いという欠点を
有する。
本発明は上述の欠点に鑑みなされたもので、結
晶育成に際してメルト温度を高精度に所定温度に
保持できる。従つて再現性の良好な液相エピタキ
シヤル成長法を実現することを目的とする。
晶育成に際してメルト温度を高精度に所定温度に
保持できる。従つて再現性の良好な液相エピタキ
シヤル成長法を実現することを目的とする。
本発明の目的は、加熱されたメルトを有する加
熱炉内につり下げ治具により保持された結晶基板
を下降させて該結晶基板上に結晶を成長させるデ
イツピング法によるエピタキシヤル成長法におい
て、上記結晶基板上の上記つり下げ治具に加熱炉
内径よりわずかに小さい熱反射板をほぼ水平状態
に固定して取付け、前記メルトの温度を検出しな
がら該検出温度に応じて前記結晶基板の下降スピ
ードを制御することにより前記メルトを所定温度
に維持させ、この状態で結晶成長を行う液相エピ
タキシヤル成長法により達成することができる。
熱炉内につり下げ治具により保持された結晶基板
を下降させて該結晶基板上に結晶を成長させるデ
イツピング法によるエピタキシヤル成長法におい
て、上記結晶基板上の上記つり下げ治具に加熱炉
内径よりわずかに小さい熱反射板をほぼ水平状態
に固定して取付け、前記メルトの温度を検出しな
がら該検出温度に応じて前記結晶基板の下降スピ
ードを制御することにより前記メルトを所定温度
に維持させ、この状態で結晶成長を行う液相エピ
タキシヤル成長法により達成することができる。
以下本発明を図面により説明する。
第2図は本発明にかかる液相エピタキシヤル成
長法にて使用される結晶育成装置の構造を示す。
長法にて使用される結晶育成装置の構造を示す。
図において、第1図と同一箇所には同一番号を
付し、8はつり下げ治具5の回転軸にその中心が
固定された円板状の白金からなる第1の熱反射
板、9は加熱炉2の内壁に貼付けられた白金板か
らなる第2の熱反射板である。
付し、8はつり下げ治具5の回転軸にその中心が
固定された円板状の白金からなる第1の熱反射
板、9は加熱炉2の内壁に貼付けられた白金板か
らなる第2の熱反射板である。
第2図の第1図に示す結晶育成装置と異なると
ころは、第1図の熱反射板4に代えて、結晶基板
6直上のつり下げ治具5に加熱炉2の内径よりわ
ずかに小さい白金板の第1の熱反射板8、及び加
熱炉2の内壁の全周にわたつて貼付けられた白金
からなる第2の熱反射板9を配備したことであ
る。
ころは、第1図の熱反射板4に代えて、結晶基板
6直上のつり下げ治具5に加熱炉2の内径よりわ
ずかに小さい白金板の第1の熱反射板8、及び加
熱炉2の内壁の全周にわたつて貼付けられた白金
からなる第2の熱反射板9を配備したことであ
る。
第3図は本発明にかかる温度制御回路を示す。
図中10はメルト温度を順次プロツトする記録
計、11は予め設定された基準値と、熱電対7に
よる実測値との偏差を求めてメルト温度を常に一
定に保つべく結晶基板すなわちこれと一体となつ
ている熱反射板の下降スピードを制御する制御回
路、12は制御回路11からの制御信号のもとに
所定の熱反射板下降スピードを設定する昇降機駆
動回路、13は昇降機である。
図中10はメルト温度を順次プロツトする記録
計、11は予め設定された基準値と、熱電対7に
よる実測値との偏差を求めてメルト温度を常に一
定に保つべく結晶基板すなわちこれと一体となつ
ている熱反射板の下降スピードを制御する制御回
路、12は制御回路11からの制御信号のもとに
所定の熱反射板下降スピードを設定する昇降機駆
動回路、13は昇降機である。
メルト温度の制御は次のようにして行なわれ
る。
る。
第2図における熱電対7から得られる検出出力
は記録計10に入力されてその温度を紙面にプロ
ツトする一方、この検出出力は制御回路11に入
力され、該出力が基準値より大きければ(記録計
10内のの状態)熱反射板8の下際スピードが
遅くなるように昇降機駆動回路12を制御し、該
出力が基準値より小さければ(記録計10内の
の状態)熱反射板8の下降スピードが速くなるよ
うに昇降機駆動回路12を制御する。熱反射板8
の下降スピードが速いと該熱反射板8によりふた
をされた状態の炉内の体積は速く小さくなり、当
然炉内の温度は上昇し、メルト温度もこれに伴い
上昇することになる。
は記録計10に入力されてその温度を紙面にプロ
ツトする一方、この検出出力は制御回路11に入
力され、該出力が基準値より大きければ(記録計
10内のの状態)熱反射板8の下際スピードが
遅くなるように昇降機駆動回路12を制御し、該
出力が基準値より小さければ(記録計10内の
の状態)熱反射板8の下降スピードが速くなるよ
うに昇降機駆動回路12を制御する。熱反射板8
の下降スピードが速いと該熱反射板8によりふた
をされた状態の炉内の体積は速く小さくなり、当
然炉内の温度は上昇し、メルト温度もこれに伴い
上昇することになる。
第2図、第3図により説明した方法によると第
1図に示す装置を用いた時に比べ温度偏差△Tを
大幅に小さくすることができ、従つてメルト温度
をさらに精度良く目標値に維持することが可能と
なる。
1図に示す装置を用いた時に比べ温度偏差△Tを
大幅に小さくすることができ、従つてメルト温度
をさらに精度良く目標値に維持することが可能と
なる。
尚、熱電対7の出力をコイル1に電流を供給す
る電流供給回路に帰還して、コイル1に供給する
電流値を制御し、これを併用することによりさら
に高精度な温度制御を行なうことができる。
る電流供給回路に帰還して、コイル1に供給する
電流値を制御し、これを併用することによりさら
に高精度な温度制御を行なうことができる。
尚第2図におて熱電対7の取付け位置が第1図
の場合と異なるが、第2図のものは温度検知素子
を被測定物であるメルトにできる限り近接し且つ
温度変動の最も少ない位置であるルツボ3の底部
に設けている。
の場合と異なるが、第2図のものは温度検知素子
を被測定物であるメルトにできる限り近接し且つ
温度変動の最も少ない位置であるルツボ3の底部
に設けている。
以上説明したように本発明によれば、メルト温
度を高精度に所定温度に維持することができる。
度を高精度に所定温度に維持することができる。
第1図は従来の結晶育成装置を示し、第2図は
本発明に適用される結晶育成装置を示す。第3図
は第2図の結晶育成装置に接続される温度制御回
路示す。 図において、1はコイル、2は加熱炉、3はル
ツボ、5はつり下げ治具、6は結晶基板、8,9
は熱反射板である。
本発明に適用される結晶育成装置を示す。第3図
は第2図の結晶育成装置に接続される温度制御回
路示す。 図において、1はコイル、2は加熱炉、3はル
ツボ、5はつり下げ治具、6は結晶基板、8,9
は熱反射板である。
Claims (1)
- 1 加熱されたメルトを有する加熱炉内につり下
げ治具により支持された結晶基板を下降させて該
結晶基板上に結晶を成長させるデイツピング法に
よるエピタキシヤル成長法において、上記結晶基
板上の上記つり下げ治具に加熱炉内径よりわずか
に小さい熱反射板をほぼ水平状態に固定して取付
け、前記メルトの温度を検出しながら該検出温度
に応じて前記結晶基板の下降スピードを制御する
ことにより前記メルトを所定温度に維持させ、こ
の状態で結晶成長を行なうことを特徴とする液相
エピタキシヤル成長法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15614278A JPS5582434A (en) | 1978-12-15 | 1978-12-15 | Method of epitaxial growth at liquid phase |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15614278A JPS5582434A (en) | 1978-12-15 | 1978-12-15 | Method of epitaxial growth at liquid phase |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5582434A JPS5582434A (en) | 1980-06-21 |
JPS6157696B2 true JPS6157696B2 (ja) | 1986-12-08 |
Family
ID=15621233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15614278A Granted JPS5582434A (en) | 1978-12-15 | 1978-12-15 | Method of epitaxial growth at liquid phase |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5582434A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60235792A (ja) * | 1984-05-04 | 1985-11-22 | Hitachi Cable Ltd | 液相成長装置 |
JPS62197393A (ja) * | 1986-02-24 | 1987-09-01 | Hitachi Cable Ltd | 液相エピタキシヤル成長方法 |
JP3250365B2 (ja) * | 1994-04-07 | 2002-01-28 | 株式会社村田製作所 | 液相エピタキシャル成長装置 |
JP4807914B2 (ja) * | 2001-09-26 | 2011-11-02 | シャープ株式会社 | シリコンシートとそれを含む太陽電池 |
CN103985657A (zh) * | 2014-05-19 | 2014-08-13 | 上海先进半导体制造股份有限公司 | 桶式炉和半导体制造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4919767A (ja) * | 1972-06-14 | 1974-02-21 | ||
JPS5166498A (ja) * | 1974-12-04 | 1976-06-09 | Fujitsu Ltd | Ekisoepitakisharuseichosochi |
-
1978
- 1978-12-15 JP JP15614278A patent/JPS5582434A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4919767A (ja) * | 1972-06-14 | 1974-02-21 | ||
JPS5166498A (ja) * | 1974-12-04 | 1976-06-09 | Fujitsu Ltd | Ekisoepitakisharuseichosochi |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5582434A (en) | 1980-06-21 |
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